JP3391103B2 - テキスト合成装置 - Google Patents

テキスト合成装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テキスト合成装置に関
し、特に、ワードプロセッサ、あるいは文書処理機能を
もつワークステーションの文書処理装置において電子文
書に対する処理を行う際、その電子文書のテキスト中の
各領域に設定されている属性値を整合して複数のテキス
トを合成するテキスト合成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、文書処理装置においては、キーボ
ード装置から入力された一連の文字列の一まとまりをテ
キストとして処理し、所望の文書を作成して、印刷など
の出力処理を行い、最終的な文書を得る。この場合、文
書としての形式を整えるため、書式等の設定を行い、ま
た、テキストの文字列に対しては、その文字列の各々の
文字に対し、その大きさ(ポイント),書体(明朝体,
ゴシック体),表示位置(上つき,下つき)などの表示
形式を様々に変化させ、様々な表示形態の文書が作成可
能なように、各々のテキスト中の文字列(領域)対して
は、文字属性が付加される。
【0003】なお、このような文字属性は、文字の表示
様式を示すために、テキスト中の文字列(領域)の文字
に付加する属性情報であり、例えば、文字形式に関する
属性としては、「フォント」,「ポイント」,「ボール
ド体」、「イタリック体」、「上つき(肩文字)」、
「下つき(足文字)」、「下線」、「ストライクアウト
(中線;削除を示す線)」などがある。また、更に、フ
ォントの種類、文字の大きさも含めて文字属性と称する
ものとする。ここでの文字属性の値とは、文書属性の特
徴量を表すものであり、一例としては「フォントの種類
(名前)」,「ポイント数」などがある。
【0004】また、近年においては、電子文書の増大に
ともない、電子文書をデータベースで管理するデータベ
ースシステムの開発が行われている。このようなデータ
ベースは、文書データベースと呼ばれる。文書データベ
ースを用いることにより、過去に作成した文書を取り出
して、当該文書の再利用を行うことが可能となる。つま
り、文書データベースに登録されている既存の文書また
はその文書の一部(文書部品と呼ぶことにする)を、新
たに作成する文書に取り込んだり、既存の文書と適当な
文書部品を組み合せて新たな文書を作成することが容易
に可能となる。
【0005】このため、このような状況において、複数
の文書および文書部品のいくつかを1つにまとめて1つ
の文書にする(これを合成と呼ぶ)場合、最終的な文書
の体裁をいかにして整えるかが問題となる。すなわち、
この場合の文書作成においては、様々な体裁で記述され
た文書および文書部品のいつかを合成し、統一された体
裁により読み易い文書を生成するという作業を行うこと
になる。
【0006】このような作業は煩雑な工程の作業となる
が、これを解決する1つの手段として、文書の論理構造
と体裁情報を分離し、論理構造を文書データベースで管
理しておき、その論理構造を用いて、文書および文書部
品の合成を行う試みがある。例えば、文書の中の要素
(文書部品)に対する特性として「強調」という論理要
素を用意し、分離された体裁情報により、その「強調」
部分に対しては、その体裁をボールドにすることが指定
できるようにする。なお、文書および文書部品の合成を
行う場合は、合成後に「強調」部分の体裁を新たに指定
する。
【0007】このような文書内容の論理構造を念頭にお
いた構造化文書アーキテクチャとしては、例えば、SG
ML(ISO8879, Standard Gene
ralized Markup Language)の
提案がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
ら存在する多くの文書アーキテクチャは、例えば、RT
F(Microsoft. Rich Text Fo
rmat)のように、文書内容に対する論理構造は持た
ず、体裁の指示は文書データに埋めこまれた形式となっ
ている。つまり、個々の文書に対して、文書属性,頁属
性,文字属性などの属性により個別に体裁を指定する形
式となっている。このため、現在の多くの一般の文書ア
ーキテクチャによる文書および文書部品を合成する場合
には、構造化文書アーキテクチャの手法を用いることは
できない。
【0009】このように、従来から存在する多くの文書
アーキテクチャによる文書作成システムでは、複数の文
書および文書部品を合成する場合、合成後の文書の体裁
を整えるための何らかのツールが提供されているものは
なく、すべて手操作で行わなければならなかった。この
ため、その作業が煩雑なものとなり、能率が悪いという
問題があった。
【0010】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、本発明の目的は、複数の文書お
よび文書部品を合成して1つの文書にする場合に、煩雑
な作業を行うことなく、その文書のテキストの体裁を、
例えば文字属性を、合成後の文書で統一されたテキスト
の体裁にすることができるテキスト合成装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するため、本発明によるテキスト合成装置は、入力され
た複数のテキスト中の各領域に設定された属性から、各
力テキスト全体の共通の属性を示すデフォルト属性値
を抽出するデフォルト抽出手段と、前記各入力テキスト
中のデフォルト属性値と異なる値の属性が設定されてい
る領域を抽出する領域抽出手段と、前記デフォルト抽出
手段で抽出されたデフォルト属性値と、前記領域抽出手
段で抽出されたデフォルト属性値と異なる値の属性が設
定された領域の属性値との差分を求める差分抽出手段
と、前記領域抽出手段抽出された領域について、所定
のデフォルト属性値に前記差分抽出手段により求められ
た差分を加え、前記複数のテキストを合成するテキスト
合成手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】また、本発明によるテキスト合成方法にお
いては、入力された複数のテキスト中の各領域に設定さ
れた属性から、各入力テキスト全体の共通の属性を示す
デフォルト属性値を抽出する第1ステップと、前記各入
力テキスト中のデフォルト属性値と異なる値の属性が設
定されている領域を抽出する第2ステップと、前記デフ
ォルト抽出手段で抽出されたデフォルト属性値と、前記
領域抽出手段で抽出されたデフォルト属性値と異なる値
の属性が設定された領域の属性値との差分を求める第3
ステップと、前記領域抽出手段で抽出された領域につい
て、所定のデフォルト属性値に前記差分抽出手段により
求められた差分を加え、前記複数のテキストを合成する
第4ステップとを備えたことを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明によるテキスト合成装置においては、デ
フォルト抽出手段が、入力された複数のテキスト中の各
領域に設定された属性から、各入力テキスト全体の共通
の属性を示すデフォルト属性値を抽出すると、領域抽出
手段が、前記各入力テキスト中のデフォルト属性値と異
なる値の属性が設定されている領域を抽出する。その場
合に、差分抽出手段が、前記デフォルト抽出手段で抽出
されたデフォルト属性値と、前記領域抽出手段で抽出さ
れたデフォルト属性値と異なる値の属性が設定された領
域の属性値との差分を求めるので、テキスト合成手段
が、前記領域抽出手段で抽出された領域について所定
のデフォルト属性値に前記差分抽出手段により求められ
た差分を加え、前記複数のテキストを合成する。つま
り、各々の入力テキストにおけるデフォルト属性値と異
なる領域の属性はそのまま残し、各入力テキストのデフ
ォルト属性値を所定のデフォルト属性値(共通のデフォ
ルト属性値)に統一する変換を行い、複数のテキストを
合成する。これにより、煩雑な作業を行うことなく、複
数のテキストを合成でき、合成された複数のテキスト
は、その属性の値が統一されたものとなり、体裁が整え
られたものとなる。
【0014】すなわち、本発明によると、複数のテキス
トの中から合成対象となるテキストの文字に対するデフ
ォルト属性値を求め、そのデフォルト属性値と異なる値
の属性を有する領域の属性値とデフォルト属性値に対す
る差分を抽出しておき、テキストの合成を行う際に設定
する合成後の文字のデフォルト属性値に対して、予め抽
出しておいた差分に応じた変更を行い、文書の合成後も
合成前の文書の作成者の意図に近い形で表現できるよう
にする。このように、複数のテキストを合成する場合に
も、属性値の差分を加えるのみで、その属性の値が統一
されたものとなり、体裁が整えられたものとなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は、本発明の一実施例にかかるテキスト合
成装置の要部の構成を示すブロック図である。なお、こ
の実施例のテキスト合成装置における処理要素の各ブロ
ックは、文書処理機能をもつワークステーションで実施
される場合、ハードウェア装置は中央処理装置およびメ
モリ等が利用され、ソフトウェアとしては文書エディタ
などを利用して文書処理を行われる。その場合、その文
書編集処理の中の一部の処理要素として実現される。
【0016】図1において、複数のテキストを1つに合
成する場合、対象の第1の入力テキスト100と第2の
テキスト101とをデフォルト抽出部102に入力す
る。デフォルト抽出部102は、第1の入力テキスト1
00と第2の入力テキスト101をそれぞれ読み込み、
テキストの各々の領域に設定された文字列の文字属性の
設定を見つけると、文字属性が設定されている対象とな
っている文字列の文字数を文字属性ごとに数える。そし
て、対象の文字数が最も多い文字属性の値をデフォルト
文字属性値として抽出する。
【0017】領域抽出部103は、デフォルト抽出部1
02により抽出されたデフォルト文字属性値を受け付
け、更に、第1の入力テキスト100および第2の入力
テキスト101を入力して、第1の入力テキスト100
および第2の入力テキスト101のそれぞれのテキスト
において、デフォルト文字属性値以外の値の文字属性が
設定されている領域と、必要であれば、それらの文字属
性値とデフォルト文字属性値との差分を抽出する。
【0018】テキスト合成部104は、領域抽出部10
3により抽出された領域に対して、当該領域以外の部分
の文字属性値を、デフォルト設定部105により与えら
れた出力テキストのデフォルト文字属性値とし、上記領
域の部分の文字属性値をそのままの値で合成し、出力テ
キスト106を出力する。また、領域抽出部103によ
り抽出された領域に対して、出力テキストのデフォルト
文字属性値を設定する場合、当該領域の部分の文字属性
値を、デフォルト設定部105により与えられた出力テ
キストのデフォルト文字属性値に、抽出した文字属性値
の差分を加えた値に設定して、出力テキスト106に合
成して出力する。
【0019】次に、異なる文字属性値が設定されいる
2つのテキストを合成する場合の具体例について説明す
る。図2は、テキスト中のいくつかの領域に文字属性が
設定されている2つのテキストを合成する場合の第1の
具体例を説明する図である。図2において、200は第
1の入力テキスト、201は第2の入力テキスト、20
2は合成された出力テキストである。第1の入力テキス
ト200には、文字列「OSF」の領域以外の部分の文
字属性値(デフォルト文字属性値)が「明朝,12ポイ
ント」となっており、文字列「OSF」の領域の文字属
性値は、「明朝,12ポイント,ボールド」に設定され
ている。また、第2の入力テキスト201は、文字列
「OSF」の領域以外の部分の文字属性値が「ゴシッ
ク,12ポイント」となっており、文字列「OSF」の
領域の文字属性値は、「ゴシック,12ポイント,ボー
ルド」に設定されている。
【0020】なお、ここでのテキストとテキスト中の領
域に設定された文字属性値を表現するデータ構造は周知
の技術を用いればよいので、そのデータ構造の説明は省
略するが、例えば、特開平4−229364号公報の中
で説明されているような各種のデータ構造を用いれば良
い。
【0021】図2に示すような第1の入力テキスト20
0と第2の入力テキスト201とを合成する場合、デフ
ォルト抽出部102は、第1の入力テキスト200を読
み込むと、最初の文字に設定された文字属性から、その
文字属性値が「明朝,12ポイント」であることを識別
し、この文字属性値と同じ文字属性値が設定されている
文字につていては、順次にその文字数を数える。つま
り、文字列「The」の領域の3つの文字数をカウント
する。
【0022】更に、読み進んでいくと、次の文字列「O
SF」の領域の部分で、設定されている文字属性値が
「明朝,12ポイント,ボールド」と変化するので、そ
の文字属性値についての文字数を“3”と数える。この
ようにして、テキストの文字列の領域の最後まで来る
と、文字属性値が「明朝,12ポイント」となっている
文字数が“61”とカウントされ、また、文字属性値が
「明朝,12ポイント,ボールド」となっている文字数
が“3”とカウントされる。この結果、第1の入力テキ
スト200におけるデフォルト文字属性値として、設定
された文字数の多い文字属性値「明朝,12ポイント」
が抽出される。
【0023】ここで抽出されたデフォルト文字属性値
「明朝,12ポイント」が、領域抽出部103に供給さ
れると、領域抽出部103は、第1の入力テキスト20
0を読み込み、文字属性が設定されたテキストの各々の
領域から、デフォルト文字属性値以外の文字属値が設定
されている文字列「OSF」の領域を抽出する。更に、
デフォルト文字属性値「明朝,12ポイント」と、抽出
した領域における文字属性値「明朝,12ポイント,ボ
ールド」との差分「ボールド」を得る。
【0024】これらのデフォルト抽出部102および領
域抽出部103は、第2の入力テキスト201に対して
も、同様に処理を行い、デフォルト文字属性値の抽出
と、デフォルト文字属性値と異なる文字属性値が設定さ
れている領域の抽出と行う。この結果、第2の入力テキ
スト201に対しては、デフォルト文字属性値「ゴシッ
ク,12ポイント」が抽出され、デフォルト文字属性値
以外の文字列「OSF」の領域が抽出される。また、デ
フォルト文字属性値「ゴシック,12ポイント」と抽出
した領域における文字属性値「ゴシック,12ポイン
ト,ボールド」との差分「ボールド」が得られる。
【0025】デフォルト設定部105では、出力テキス
トとする合成後のテキストのデフォルト文字属性値を指
定する。ここでは、デフォルト設定部105により出力
テキストのデフォルト文字属性値として「明朝,12ポ
イント」を指定したとする。
【0026】デフォルト設定部105により出力テキス
トとするデフォルト文字属性値を設定すると、テキスト
合成部104は、第1の入力テキスト200および第2
の入力テキスト201に対して、元のデフォルト文字属
性値が設定されていた領域の文字属性値を、デフォルト
設定部105により与えられたデフォルト文字属性値
「明朝,12ポイント」に設定する。つまり、第1の入
力テキスト200のデフォルト文字属性値「明朝,12
ポイント」を、デフォルト設定部105により与えられ
たデフォルト文字属性値「明朝,12ポイント」に設定
し(ここでは同じ文字属性値なので変わらない)、第2
の入力テキスト201のデフォルト文字属性値「ゴシッ
ク,12ポイント」を、デフォルト設定部105により
与えられたデフォルト文字属性値「明朝,12ポイン
ト」に設定する(ここではフォントがゴシックから明朝
に変わる)。
【0027】第1の入力テキスト200のデフォルト文
字属性値「明朝,12ポイント」以外の文字属性値の設
定されている文字列「OSF」の領域は、デフォルト設
定部105により与えられたデフォルト文字属性値「明
朝,12ポイント」に、抽出した差分「ボールド」を加
えた文字属性値「明朝,12ポイント,ボールド」に設
定する。
【0028】同様にして、第2の入力テキスト201の
デフォルト文字属性値「ゴシック,12ポイント」以外
の文字列「OSF」の領域は、デフォルト設定部105
により与えられた「明朝,12ポイント」に、更に抽出
した差分「ボールド」を加えて「明朝,12ポイント,
ボールド」に設定する。そして、これらの新たな文字属
性値が設定された2つのテキストを合成し、出力テキス
ト202として出力する。この結果、出力テキスト20
2では、第1の入力テキスト200と第2の入力テキス
ト201では異なる文字属性値が、統一された文字属性
値となって、2つのテキストの体裁が整えられて合成さ
れる。
【0029】図3は、テキスト中のいくつかの領域に文
字属性が設定されている2つのテキストを合成する場合
の第2の具体例を説明する図である。図3において、3
00は第1の入力テキスト、301は第2の入力テキス
ト、302は合成された出力テキストである。第1の入
力テキスト300は、テキスト全体の文字属性値(デフ
ォルト文字属性値)として「明朝,10ポイント」が定
義され、文字列「OSF」の領域の文字属性値が更に
「明朝,12ポイント」と再定義されている。また、第
2の入力テキスト301は、テキスト全体の文字属性値
として「明朝,12ポイント」が定義され、文字列「O
SF」の領域の文字属性値は「明細,14ポイント」に
再定義されている。
【0030】この場合においても、まず、デフォルト抽
出部102は、第1の入力テキスト300を読み込み、
デフォルト文字属性値を抽出する。つまり、デフォルト
抽出部102は、テキスト全体の文字属性値が「明朝,
10ポイント」と定義されていることを識別し、更に読
み進み、文字列「OSF」の領域の部分で文字属性値が
「明朝,12ポイント」と再定義されていることを識別
する。したがって、この場合、デフォルト文字属性値と
しては、テキスト全体の文字属性値の「明朝,10ポイ
ント」が抽出される。
【0031】デフォルト文字属性値が抽出されると、領
域抽出部103は、前述の場合と同様にして、入力テキ
スト300を読み込み、デフォルト文字属性値以外の文
字列「OSF」の領域を抽出すると共に、当該領域の文
字属性値「明朝,12ポイント」とデフォルト文字属性
値「明朝,10ポイント」との差分「+2ポイント」を
得る。
【0032】同様にして、デフォルト抽出部102およ
び領域抽出部103は、第2の入力テキスト301に対
しても、デフォルト文字属性値「明朝,12ポイント」
と、デフォルト文字属性値以外の文字列「OSF」の領
域と、当該領域の文字属性値「明朝,14ポイント」と
デフォルト文字属性値「明朝,12ポイント」との差分
「+2ポイント」を得る。
【0033】次に、デフォルト設定部105で、出力テ
キストに合成する場合の出力テキストのデフォルト文字
属性値を指定する。ここでは、例えば、このデフォルト
文字属性値として「明朝,12ポイント」を指定したと
する。
【0034】テキスト合成部104では、第1の入力テ
キスト300と第2の入力テキスト301に対して、元
のデフォルト文字属性値が設定されていた領域の文字属
性値を、デフォルト設定部105で与えられた文字属性
値「明朝,12ポイント」に設定する。つまり、第1の
入力テキスト300のデフォルト文字属性値「明朝,1
0ポイント」を、デフォルト設定部105により与えら
れたデフォルト文字属性値「明朝,12ポイント」に設
定し直し、第2の入力テキスト301のデフォルト文字
属性値「明朝,12ポイント」を、デフォルト設定部1
05により与えられたデフォルト文字属性値「明朝,1
2ポイント」に設定し直す。
【0035】次に、入力テキスト300のデフォルト文
字属性値以外の文字列「OSF」の領域は、デフォルト
設定部105により与えられた文字属性値「明朝,12
ポイント」に差分「+2ポイント」を加えて「明朝,1
4ポイント」に設定する。同様に、第2の入力テキスト
301のデフォルト文字属性値以外の文字列の「OS
F」の領域にも、デフォルト設定部105により与えら
れた文字属性値「明朝,12ポイント」に差分「+2ポ
イント」を加えて「明朝,14ポイント」に設定し、新
たな文字属性値が設定されたテキストを合成して、出力
テキスト303として出力する。これにより、合成され
た出力テキストは文字属性値が統一され、その体裁が整
えられたものとして出力される。
【0036】以上に説明したように、本実施例のテキス
ト合成装置においては、各入力テキストから、テキスト
全体に関する文字属性の省略値を示すデフォルト文字属
性値を抽出し、更に、入力テキスト中のデフォルト文字
属性値と異なる値の文字属性の設定されている領域を抽
出し、抽出された領域についてのみ上記領域の文字属性
値を有するような出力テキストを生成する。また、異な
る値の文字属性値とデフォルト文字属性値との差分を求
め、設定した合成後のデフォルト文字属性値にその差分
を加えて、得られた新たな文字属性値を抽出された領域
の文字属性値とするような出力テキストに合成する。こ
れにより、合成された出力テキストの文字属性値は統一
され、体裁が整なったものとなる。
【0037】このように、本実施例においては、デフォ
ルト文字属性値を抽出し、それと異なる部分にのみ、そ
の文字属性を設定するので、合成語のデフォルトの文字
属性値は統一することができ、また、デフォルト文字属
性値との差分を求めておくので、合成後の文書のデフォ
ルト文字属性値にその差分を加えることにより、文字属
性値を補正することができる。
【0038】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のテキス
ト合成装置によれば、複数の文書および文書部品を合成
する場合に、合成後の文書でデフォルト文字属性値が適
切に設定されて体裁が整う。また、差分による補正を行
うことにより、合成前の文書および文書部品の作成者の
意図に近い属性値で表現できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施例にかかるテキスト合
成装置の要部の構成を示すブロック図、
【図2】 図2はテキスト中のいくつかの領域に文字属
性が設定されている2つのテキストを合成する場合の第
1の具体例を説明する図、
【図3】 図3はテキスト中のいくつかの領域に文字属
性が設定されている2つのテキストを合成する場合の第
2の具体例を説明する図である。
【符号の説明】
100…第1の入力テキスト、101…第2の入力テキ
スト、102…デフォルト抽出部、103…領域抽出
部、104…テキスト合成部、105…デフォルト設定
部、106…出力テキスト、200…第1の入力テキス
ト、201…第2の入力テキスト、202…出力テキス
ト、300…第1の入力テキスト、301…第2の入力
テキスト、302…出力テキスト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−177901(JP,A) 特開 平4−247561(JP,A) 特開 昭60−110031(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/21 - 17/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された複数のテキスト中の各領域に
    定された属性から、各入力テキスト全体の共通の属性を
    示すデフォルト属性値を抽出するデフォルト抽出手段
    と、前記各 入力テキスト中のデフォルト属性値と異なる値の
    属性が設定されている領域を抽出する領域抽出手段と、前記デフォルト抽出手段で抽出されたデフォルト属性値
    と、前記領域抽出手段で抽出されたデフォルト属性値と
    異なる値の属性が設定された領域の属性値との差分を求
    める差分抽出手段と、 前記領域抽出手段で抽出された領域について所定のデ
    フォルト属性値に前記差分抽出手段により求められた差
    分を加え、前記複数のテキストを合成するテキスト合成
    手段とを備えたことを特徴とするテキスト合成装置。
  2. 【請求項2】入力された複数のテキスト中の各領域に設
    定された属性から、各入力テキスト全体の共通の属性を
    示すデフォルト属性値を抽出する第1ステップと、 前記各入力テキスト中のデフォルト属性値と異なる値の
    属性が設定されている領域を抽出する第2ステップと、 前記デフォルト抽出手段で抽出されたデフォルト属性値
    と、前記領域抽出手段で抽出されたデフォルト属性値と
    異なる値の属性が設定された領域の属性値との差分を求
    める第3ステップと、 前記領域抽出手段で抽出された領域について、所定のデ
    フォルト属性値に前記差分抽出手段により求められた差
    分を加え、前記複数のテキストを合成する第4ステップ
    とを備えたことを特徴とするテキスト合成方法。
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