JPH10115653A - 導通検査装置及びその検査方法及びその検査プローブ - Google Patents

導通検査装置及びその検査方法及びその検査プローブ

Info

Publication number
JPH10115653A
JPH10115653A JP8272155A JP27215596A JPH10115653A JP H10115653 A JPH10115653 A JP H10115653A JP 8272155 A JP8272155 A JP 8272155A JP 27215596 A JP27215596 A JP 27215596A JP H10115653 A JPH10115653 A JP H10115653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
inspection
continuity
probe
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8272155A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3285499B2 (ja
Inventor
Hideji Yamaoka
秀嗣 山岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OKANO HIGHTECH KK
Original Assignee
OKANO HIGHTECH KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OKANO HIGHTECH KK filed Critical OKANO HIGHTECH KK
Priority to JP27215596A priority Critical patent/JP3285499B2/ja
Publication of JPH10115653A publication Critical patent/JPH10115653A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3285499B2 publication Critical patent/JP3285499B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置決めが容易で、汎用性に優れた導通検査
装置及びその検査方法及びその検査プローブの提供。 【解決手段】 プローブ1を基板10のパターン102
に接触させ、スイッチ回路6の接続を切り換え、例えば
導体#1に電圧を印加し、その印加した電圧が検出され
た他の導体を検出することにより、どの導体がどのパタ
ーンと接触しているかを関連付ける。導通検査は、関連
付け情報に基づいて、から順に交流電圧を印加し、非
接触センサ2により電圧の有無を検出する。プローブ1
の導体間隔は、1本のパターン102上にプローブ1の
導体が少なくとも1本接触する間隔とし、且つ前記複数
の検出導体それぞれの導体幅が、前記複数の導体パター
ンにおける隣り合う2本のパターンの間隔より狭い幅と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導通を検査する装
置及びその検査方法に関し、特にプリント基板上のパタ
ーンの導通検査を行う導通検査装置及びその検査方法及
びその検査プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板上にプリントされた導体パ
ターンや、その導体パターンに半田付けされた部品を含
めた導通検査の手法が、従来より提案されている。例え
ば、特開平6−213955号には、部品を半田付けさ
れたプリント基板を、触針(プローブ)がマトリックス
状に複数配置された基板の上に該プリント基板のパター
ン面が接するように載せ、更に該プリント基板の部品上
に、非接触センサが配置されたプレート状の検査プロー
ブを載せ、その検査プローブと各触針との間に形成され
る容量性結合を測定し、所定値と比較することにより、
半田付け不良や断線等を検出する手法が開示されてい
る。また、例えば、特開平4−244976号には、プ
リント基板の一方の端部にその基板の導体パターンと等
間隔に配列された複数のピン状の検査プローブを接触さ
せ、もう一方の端部の該導体パターンの末端部分に接続
されたコネクタの上部に導通チェック治具を載せ、容量
結合させることにより、非接触で各導体パターンの導通
を検査する手法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、前者の場合、触針(プローブ)が2次
元方向に複数配置されているため、検査対象であるプリ
ント基板に全ての触針が適切に接触しているかを適時確
認する必要がある。また、触針の先端部分が細い形状を
しているので、プリント基板の接触部分に傷を付けない
ように、且つ該触針自体を曲げないように取り扱う必要
がある。また、後者の場合、前記の等間隔に配列された
複数のピン状の検査プローブを、プリント基板の導体パ
ターンの所定位置に接触させる必要があるため、検査す
べきプリント基板が小型・高密度化するほど位置決めが
困難となる。更に、上記の何れの場合も触針またはピン
状の検査プローブが、検査対象であるプリント基板の導
体パターンと等間隔で配置されているため、導体パター
ンの間隔が異なるプリント基板への応用が困難である。
【0004】そこで本発明は、位置決めが容易で、汎用
性に優れた導通検査装置及びその検査方法及びその検査
プローブの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の導通検査装置は以下の構成を特徴とする。
【0006】即ち、基板上に形成されている複数の導体
パターンに検査プローブを接触させ、その複数の導体パ
ターンの導通を検査する導通検査装置であって、前記複
数の導体パターンの一方の端部に前記検査プローブを接
触させた際、前記複数の導体パターンにおける各導体パ
ターンに、少なくとも1つ接触する間隔で配置され、且
つそれぞれの導体幅が、前記複数の導体パターンにおけ
る隣り合う2本のパターンの間隔より狭い間隔で配置さ
れたところの、前記検査プローブが有する複数の検出導
体のうちのある検出導体に、第1の所定電圧を印加した
結果、その電圧が検出された前記ある検出導体以外の検
出導体と前記ある検出導体とを、前記複数の導体パター
ンのうちのある導体パターンとして関連付ける関連付け
手段と、その関連付け手段により得られた関連付け情報
に基づいて前記複数の導体パターンをそれぞれ選択し、
導通を検査する検査手段と、を備えたことを特徴とす
る。これにより、導通検査前の検査プローブの高精度な
位置決めを廃止する。
【0007】また、好ましくは前記複数の検出導体の最
少導体本数は、前記検査プローブを前記基板に接触させ
た際、前記複数の導体パターンのそれぞれに、前記複数
の検出導体の何れかが接触する本数とするとよい。複数
の導体パターンを検査プローブにより一括して把握し、
且つ、検査プローブに汎用性を持たせるためである。
【0008】また、例えば前記関連付け手段では、前記
関連付け情報に複数の検出導体が関連付けられており、
その複数の検出導体がそれぞれ有する導体番号情報が連
番でない場合には、対象としている基板が短絡している
と判断することを特徴とする。
【0009】また、例えば前記検査手段は、前記関連付
け情報に基づいて前記複数の導体パターンからある導体
パターンを選択し、その導体パターンの一方の端部に第
2の所定電圧を印加した結果、その導体パターンのもう
一方の端部で該第2の所定電圧に関する値を検出した回
数と予め登録された前記複数の導体パターンの本数とを
比較することにより導通を検査することを特徴とする。
【0010】更に、好ましくは前記第2の所定電圧は、
交流電圧であって、その交流電圧を非接触センサにより
検出することにより、電圧の検出端の高精度な位置決め
をも廃止する。
【0011】また、上記の目的を達成するため、本発明
の導通検査方法は以下の構成を特徴とする。
【0012】即ち、基板上に形成されている複数の導体
パターンに検査プローブを接触させ、その複数の導体パ
ターンの導通を検査する導通検査方法であって、前記複
数の導体パターンの一方の端部に前記検査プローブを接
触させる接触工程と、前記複数の導体パターンにおける
各導体パターンに、少なくとも1つ接触する間隔で配置
され、且つそれぞれの導体幅が、前記複数の導体パター
ンにおける隣り合う2本のパターンの間隔より狭い間隔
で配置されたところの、前記検査プローブが有する複数
の検出導体のうちのある検出導体に、第1の所定電圧を
印加する電圧印加工程と、前記第1の電圧が検出された
前記ある検出導体以外の検出導体と前記ある検出導体と
を、前記複数の導体パターンのうちのある導体パターン
として関連付ける関連付け工程と、その関連付け工程に
より得られた関連付け情報に基づいて前記複数の導体パ
ターンをそれぞれ選択し、導通を検査する検査工程と、
を備えたことを特徴とする。これにより、導通検査前の
検査プローブ高精度な位置決めを廃止する。
【0013】また、上記の目的を達成するため、本発明
の検査プローブ及び上記の構成を備える導通検査装置の
検査プローブは以下の構成を特徴とする。
【0014】即ち、基板上に形成されている複数の導体
パターンに接触させ、その複数の導体パターンの導通を
検査する検査プローブであって、前記検査プローブの有
する複数の検出導体が、前記複数の導体パターンにおけ
る各導体パターンに、少なくとも1つ接触する間隔で配
置されており、且つ前記複数の検出導体それぞれの導体
幅が、前記複数の導体パターンにおける隣り合う2本の
パターンの間隔より狭いことを特徴とする。
【0015】好ましくは、前記複数の検出導体の最少導
体本数は、前記検査プローブを前記基板に接触させた
際、前記複数の導体パターンのそれぞれに、前記複数の
検出導体の何れかが接触する本数とするとよい。複数の
導体パターンを検査プローブにより一括して把握し、且
つ、検査プローブに汎用性を持たせるためである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。はじめに、本発明に係る導通検査
装置の全体の構成について図1及び図2を参照して説明
する。
【0017】図1は、本発明の一実施形態としての導通
検査装置のシステム構成図である。
【0018】図中、1は検査プローブ(詳細は後述す
る)であり、検査対象である基板10上の導体パターン
102の一方の端部にあるコンタクト101Aに接触さ
せる。3は制御装置であり、検査装置全体の動作を制御
する(動作については後述する)。6はスイッチ回路で
あり、好ましくは複数の半導体素子により構成されたス
イッチング素子を備える。5はDC電源であり、スイッ
チ回路6の駆動のために供給される。7はAC電源であ
り、制御装置3の指令に基づいてスイッチ回路6が選択
した回路に供給される。8はドライバ・レシーバ回路で
あり、プローブ1とスイッチ回路6及び/または制御装
置3との間の電圧のインタフェースを行う。2は非接触
センサであり、導体パターン102のもう一方の端部に
あるコンタクト101Bの近傍に配置される。この非接
触センサ2は、ドライバ・レシーバ回路8とプローブ1
とを介して、ある導体パターン102に供給されるAC
電源7からの交流信号を検出する、所謂交流電圧の印加
による非接触検査を行うための非接触センサである。9
は波形処理装置であり、非接触センサ2で検出された交
流信号に応じてアナログ信号を生成する。4はアナログ
/デジタル(以下、A/D)コンバータであり、波形処
理装置9からのアナログ出力電圧をデジタル信号に変換
して制御装置3に入力する。尚、交流信号を非接触セン
サにより検出する手法は一般的なため、詳細な説明は省
略する。
【0019】好ましくは、基板10の所定位置へのセッ
ト及びそのセットされた基板10へのプローブ1及び非
接触センサ2の移動は、不図示の工業用ロボット及びス
テージ等により自動化されているものとする。
【0020】尚、以下の説明において、基板10のパタ
ーン102は図示の如く導体が平行に配置された形状の
プリント基板やフレキシブル基板とする。
【0021】図2は、本発明の一実施形態としての制御
装置のブロック構成図である。
【0022】図中、制御装置3は、例えばパーソナルコ
ンピュータであり、21はプログラムに従って導通検査
装置を制御するCPU、22は表示手段であるCRT、
23は入力手段であるキーボード、24はブートプログ
ラム等を記憶しているROM(リードオンリメモリ)、
25は各種処理結果を一時記憶するRAM、26はCP
U21で使用するプログラム等を記憶するハードディス
クドライブ(HDD)等の記憶装置、27はA/Dコン
バータ4からのデジタル信号が入力される入力インタフ
ェース、そして28はスイッチ回路6及び7に動作制御
信号を出力する出力インタフェースを備える。これらの
各構成は、内部バス29を介して接続されている。
【0023】ここで、上記の構成を備える導通検査装置
の動作の概要を述べれば、制御装置3は、まず、スイッ
チ回路6にAC電源7またはDC電源5を印加し、スイ
ッチ回路6の接続を順次切り換えることによりプローブ
1とコンタクト101Aの接触状態を判断(詳細は後述
する)する。次に、制御装置3は、パターン102にA
C電源7の電圧を順次印加するため、該判断結果に基づ
いてスイッチ回路6を切り換え、非接触センサから得ら
れる交流信号を波形処理装置9を介してA/Dコンバー
タ4で変換し入手する。これによりパターン102の導
通検査を行う。
【0024】次に、本実施形態の導通検査の手法につい
て述べる。
【0025】図3は、本発明の一実施形態としてのプロ
ーブと基板の関係を説明する図である。
【0026】図中、基板10は、M本の導体パターン
(#1〜#M)を有する。一方、プローブ1はN本の導
体(#1〜#N)を有する。プローブ1の導体に要求さ
れる条件を述べれば、 1)プローブ1の導体間隔:プローブ1を基板10に接
触させた際、1本のパターン102上にプローブ1の導
体が少なくとも1本接触する間隔とする。
【0027】2)プローブ1の導体幅:隣り合う2本の
パターン102の間隔より狭いとする。これは、プロー
ブ1のある導体が、隣り合う2本のパターン102を跨
ぐように(短絡するように)位置することにより、その
隣り合う2本のパターン102を制御装置3が1本のパ
ターン102と判断することを防ぐためである。
【0028】3)プローブ1の最少導体本数:プローブ
1を基板10に1回接触させれば、基板10のM本の導
体パターンのそれぞれに、プローブ1のN本の導体の何
れかが接触する本数とする。これは、1枚の基板10の
導通検査の途中に、プローブ1を基板10の短手方向に
移動させることを無くすためである。
【0029】この関係を有するプローブ1により、ま
ず、プローブ1の各導体と、基板10の各パターン10
2の接触状態を判定する。即ち、制御装置3により、ど
のプローブ1の導体と、どのパターン102が接触して
いるかを割り付ける(関連付ける)。この割り付け処理
から導通検査処理までの流れを図4及び図8を参照して
説明する。
【0030】図4は、本発明の一実施形態としての基板
上のパターンのショートを示す図である。
【0031】図8は、本発明の一実施形態としての割り
付け処理/導通検査処理を示すフローチャートである。
【0032】図中、ステップS1からステップS6は、
プローブ1の導体と、パターン102との割り付けルー
チン(このとき、非接触センサ2は動作させない)であ
る。制御装置3は、キーボード23からの検査開始指令
により、カウンタを初期化し(ステップS1)、スイッ
チ回路6を動作させて導体Iを選択し、AC電源7また
はDC電源5の電圧を印加(ステップS2)する。そし
て、制御装置3は、ステップS2で印加した電圧が検出
できる導体I以外のプローブ1の導体をスイッチ回路6
を動作させて検索し、その電圧を検出した全ての導体
を、ある1本のパターン102として割り付ける(ステ
ップS3)。例えば、Iが1の場合、図4ではプローブ
1の導体#1に電圧が印加される。この時、スイッチ回
路6が導体#2から導体#Nを順次選択すると、プロー
ブ1が基板10に接触しているので、導体#1の印加電
圧がパターン102の#1を介して導体#2に印加され
ると共に、パターン102の#1と#2とがショートし
ているため、導体#4にも印加される。この電圧を制御
装置3が検出することにより、ある1本のパターンとし
てプローブ1の導体#1、#2、そして#4が関連付け
られることになる。そして、制御装置3は、ステップS
3でプローブ1の複数の導体が関連付けられたが、その
導体の導体番号が連番であるかを判断する(ステップS
4)。連番でない場合は、基板10に図4に示すような
パターンのショート箇所が有ると判断し、現在対象とし
ている基板10の導通検査を終了する。一方、連番の場
合は、プローブ1のN本の導体についての割り付け処理
が終了したかを判断する(ステップS5)。この処理を
プローブ1の導体#1から導体#Nまで順次行えば、基
板10のM本のパターンとプローブ1のN本の導体が関
連付けされる。そして、ステップS5でプローブ1のN
本の導体が関連付けされた場合は、導通検査処理(詳細
は図9に示す)に進む。
【0033】尚、プローブ1の導体の間隔に応じて、印
加された電圧が検出される導体が多くなることは言うま
でもない。また、印加電圧を検出された導体は、それ以
降の割り付け処理から除外することにより、処理の高速
化を図ってもよい。
【0034】次に、関連付け情報に基づいて行う導通検
査処理を、図5〜図7、図9を参照して説明する。尚、
基板10のパターン数Mは、予め制御装置3に登録して
おくものとする。また、本実施形態において基板10上
の各パターン102は、100ミクロンオーダーの間隔
に位置しているため、個々パターン102からの信号を
検出する分解能を非接触センサ2により得ることは困難
なため、信号検出面は1枚のプレート状となっている。
そのため、予め登録したパターン数Mと、非接触センサ
から信号を検出した回数とを比較することにより良品/
不良品判断を行う。
【0035】図5は、本発明の一実施形態としての関連
付け情報に基づいて行う導通検査処理の様子を説明する
図である。
【0036】図6は、本発明の一実施形態としての関連
付け情報に基づいて行う導通検査処理の様子を説明する
図である(パターンに断線がある場合)。図7は、本発
明の一実施形態としての関連付け情報に基づいて行う導
通検査処理の様子を説明する図である(隣り合う2本の
パターンがショートしている場合)。
【0037】図9は、本発明の一実施形態としての導通
検査処理の詳細を示すフローチャートである。
【0038】図中、ステップS11からステップS16
までは、各パターン102の導通検査ルーチンであり、
ステップS17からステップS19までが良品/不良品
判断ループである。
【0039】制御装置3は、カウンタを初期化し(ステ
ップS1)、スイッチ回路6を動作させることにより導
体#Iに交流電圧を印加する(ステップS12)。この
とき、前述のステップS3の結果として1つの関連付け
情報に複数の導体が関連付けられている場合は、何れか
1つの導体に電圧を印加する。そして、印加した交流電
圧の信号を非接触センサ2により検出できるかを判断す
る(ステップS13)。図5は、関連付け情報に基づい
て、プローブ1の導体にから順番に電圧を印加してい
く様子と、その印加電圧信号を非接触センサ2により検
出している様子とを示している。ここで、パターン10
2に接触していないプローブ1の導体(#3、#5等)
にも電圧を印加しているのは、制御装置3にとって図8
で得られた関連付け情報だけではパターン102上に1
つだけプローブ1の導体が接触しているのか、或は導体
#3、#5等のようにパターン102と接触していない
のかが判断できないためである。ステップS13で検出
できた場合は、カウンタJを1加算する(ステップS1
4)。一方、検出できない場合は、プローブ1の導体#
Nまで導通検査を行ったかを判断する(ステップS1
5)。この処理をプローブ1の導体#1から導体#Nま
で順次行う。そして、予め登録したパターン102の本
数Mと、非接触センサから信号を検出したカウンタJの
数値とを比較(ステップS17)し、等しい場合は良品
と判定し(ステップS18)、等しくない場合は不良品
と判断する(ステップS19)。ここで、J≠Mとなる
場合を述べれば、例えば、図6に示すようにパターン1
02の#Mが断線している場合や、図7に示すように隣
り合う2本のパターン102がショートしている場合が
挙げられる。これらの場合はJ=M−1となり不良品と
判断される。
【0040】次に、プローブ1の構造について図10及
び図11を参照して説明する。
【0041】図10は、本発明の一実施形態としての検
査プローブの斜視図である。
【0042】図11は、本発明の一実施形態としての検
査プローブの構造説明図である。
【0043】図10及び図11において、プローブ1の
検査対象との接点を形成するフレキシブル基板51は、
図11に示すようにゴム55を貼り付けられたプローブ
ボディ54に取り巻くようにしてプローブボディカバー
56により固定されている(一部接着している)。フレ
キシブル基板51の一端は、コネクタ52及び平型のリ
ード線53を介してドライバレシーバ回路8に接続され
る。フレキシブル基板51のN本の導体は、接点Pの部
分が基板10の各パターン102と接触する。このと
き、弾性材としてのゴム55の性質と、フレキシブル基
板51の接点Pの部分の形状により、基板10及びパタ
ーン102を傷つけることなく、且つ各パターン102
に適当な圧力で接触させることができる。尚、リード線
53の役割をフレキシブル基板自身に持たせコネクタ5
2を省略したプローブ1Aを図12に示す。
【0044】図12は、本発明の一実施形態の変形例と
しての検査プローブの斜視図であり、フレキシブル基板
51A自体をドライバ・レシーバ回路に接続すること以
外は図10及び図11のプローブ1と同様のため説明を
省略する。
【0045】<本実施形態の効果> (1)プローブ1が、プローブ1の導体に要求される条
件1)〜3)を満足することにより、プローブ1をある
基板専用の治具ではなく、汎用性のある治具とすること
ができた。 (2)検査対象である基板10それぞれに対して割り付
け処理(図8)を行うことにより、プローブ1を基板1
0の短手方向に高精度に位置決めすることを不用とし
た。これにより、小型・高密度化された基板の導通検査
であってもリードタイムを削減することができる。 (3)割り付け処理(図8)により1つの関連付け情報
に複数の導体が関連付けられている場合には、何れか1
つの導体に電圧を印加する導通検査処理(図9)により
得られたカウンタJの値と、予め登録されたパターン1
02の本数Mとを比較することにより、パターンが断線
している基板(図6)及び/または隣り合う2本のパタ
ーン102がショートしている基板(図7)を検出する
ことができた。 (4)割り付け処理(図8)において、関連付けられた
プローブ1の複数の導体番号が連番でない場合、短絡し
ていると判断し、それ以降の導通検査処理を中止したこ
とにより、リードタイムを削減することができる。 (5)検出部がプレート状の非接触センサ2を使用する
ことにより、基板10の短手方向に高精度に位置決めす
ることを不用とした。これにより、小型・高密度化され
た基板の導通検査であってもリードタイムを削減するこ
とができる。
【0046】尚、前記の1)〜3)の条件を満足するプ
ローブを用いてこの割り付け処理を行えば、パターン1
02が等間隔で並んでいない基板の導通検査も行える。
【0047】また、本導通検査装置は、AC電源7、非
接触センサ2、そして波形処理装置9による検出方法に
限られるものではなく、パターン102と等間隔で配置
されたピンプローブや、コネクタを使用してもよいこと
は言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
位置決めが容易で、汎用性に優れた導通検査装置及びそ
の検査方法及びその検査プローブの提供が実現する。
【0049】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての導通検査装置のシ
ステム構成図である。
【図2】本発明の一実施形態としての制御装置のブロッ
ク構成図である。
【図3】本発明の一実施形態としてのプローブと基板の
関係を説明する図である。
【図4】本発明の一実施形態としての基板上のパターン
のショートを示す図である。
【図5】本発明の一実施形態としての関連付け情報に基
づいて行う導通検査処理の様子を説明する図である。
【図6】本発明の一実施形態としての関連付け情報に基
づいて行う導通検査処理の様子を説明する図である(パ
ターンに断線がある場合)。
【図7】本発明の一実施形態としての関連付け情報に基
づいて行う導通検査処理の様子を説明する図である(隣
り合う2本のパターンがショートしている場合)。
【図8】本発明の一実施形態としての割り付け処理/導
通検査処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態としての導通検査処理の詳
細を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施形態としての検査プローブの
斜視図である。
【図11】本発明の一実施形態としての検査プローブの
構造説明図である。
【図12】本発明の一実施形態の変形例としての検査プ
ローブの斜視図である。
【符号の説明】
1 検査プローブ 2 非接触センサ 3 制御装置 4 A/Dコンバータ 5 DC電源 6 スイッチ回路 7 AC電源 8 ドライバ・レシーバ回路 9 波形処理回路 10 基板 21 CPU 22 CRT 23 キーボード 24 ROM 25 RAM 26 記憶装置 27 入力インタフェース 28 出力インタフェース 29 内部バス 51,51A フレキシブル基板 52 コネクタ 53 リード線 54 プローブボディ 55 ゴム 56,56A プローブボディカバー 101A,101B コンタクト 102 導体パターン #1〜#N プローブ1の導体番号 #1〜#M 基板10の導体パターン番号

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成されている複数の導体パタ
    ーンに検査プローブを接触させ、その複数の導体パター
    ンの導通を検査する導通検査装置であって、 前記複数の導体パターンの一方の端部に前記検査プロー
    ブを接触させた際、前記複数の導体パターンにおける各
    導体パターンに、少なくとも1つ接触する間隔で配置さ
    れ、且つそれぞれの導体幅が、前記複数の導体パターン
    における隣り合う2本のパターンの間隔より狭い間隔で
    配置されたところの、前記検査プローブが有する複数の
    検出導体のうちのある検出導体に、第1の所定電圧を印
    加した結果、その電圧が検出された前記ある検出導体以
    外の検出導体と前記ある検出導体とを、前記複数の導体
    パターンのうちのある導体パターンとして関連付ける関
    連付け手段と、 その関連付け手段により得られた関連付け情報に基づい
    て前記複数の導体パターンをそれぞれ選択し、導通を検
    査する検査手段と、を備えたことを特徴とする導通検査
    装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の検出導体の最少導体本数は、
    前記検査プローブを前記基板に接触させた際、前記複数
    の導体パターンのそれぞれに、前記複数の検出導体の何
    れかが接触する本数とすることを特徴とする請求項1記
    載の導通検査装置。
  3. 【請求項3】 前記関連付け手段では、前記関連付け情
    報に複数の検出導体が関連付けられており、その複数の
    検出導体がそれぞれ有する導体番号情報が連番でない場
    合には、対象としている基板が短絡していると判断する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の導通検
    査装置。
  4. 【請求項4】 前記検査手段は、前記関連付け情報に基
    づいて前記複数の導体パターンからある導体パターンを
    選択し、その導体パターンの一方の端部に第2の所定電
    圧を印加した結果、その導体パターンのもう一方の端部
    で該第2の所定電圧に関する値を検出した回数と予め登
    録された前記複数の導体パターンの本数とを比較するこ
    とにより導通を検査することを特徴とする請求項1乃至
    請求項3の何れかに記載の導通検査装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の所定電圧は、交流電圧であっ
    て、その交流電圧を非接触センサにより検出することを
    特徴とする請求項4記載の導通検査装置。
  6. 【請求項6】 基板上に形成されている複数の導体パタ
    ーンに検査プローブを接触させ、その複数の導体パター
    ンの導通を検査する導通検査方法であって、 前記複数の導体パターンの一方の端部に前記検査プロー
    ブを接触させる接触工程と、 前記複数の導体パターンにおける各導体パターンに、少
    なくとも1つ接触する間隔で配置され、且つそれぞれの
    導体幅が、前記複数の導体パターンにおける隣り合う2
    本のパターンの間隔より狭い間隔で配置されたところ
    の、前記検査プローブが有する複数の検出導体のうちの
    ある検出導体に、第1の所定電圧を印加する電圧印加工
    程と、 前記第1の電圧が検出された前記ある検出導体以外の検
    出導体と前記ある検出導体とを、前記複数の導体パター
    ンのうちのある導体パターンとして関連付ける関連付け
    工程と、 その関連付け工程により得られた関連付け情報に基づい
    て前記複数の導体パターンをそれぞれ選択し、導通を検
    査する検査工程と、を備えたことを特徴とする導通検査
    方法。
  7. 【請求項7】 前記関連付け工程では、前記関連付け情
    報に複数の検出導体が関連付けられており、その複数の
    検出導体がそれぞれ有する導体番号情報が連番でない場
    合には、対象としている基板が短絡していると判断する
    ことを特徴とする請求項6記載の導通検査方法。
  8. 【請求項8】 前記検査工程では、 前記関連付け情報に基づいて前記複数の導体パターンか
    らある導体パターンを選択し、 その導体パターンの一方の端部に第2の所定電圧を印加
    し、 その導体パターンのもう一方の端部で該第2の所定電圧
    に関する値を検出した回数と予め登録された前記複数の
    導体パターンの本数とを比較することにより導通を検査
    することを特徴とする請求項6または請求項7記載の導
    通検査方法。
  9. 【請求項9】 基板上に形成されている複数の導体パタ
    ーンに接触させ、その複数の導体パターンの導通を検査
    する検査プローブであって、 前記検査プローブの有する複数の検出導体が、前記複数
    の導体パターンにおける各導体パターンに、少なくとも
    1つ接触する間隔で配置されており、且つ前記複数の検
    出導体それぞれの導体幅が、前記複数の導体パターンに
    おける隣り合う2本のパターンの間隔より狭いことを特
    徴とする検査プローブ。
  10. 【請求項10】 前記複数の検出導体の最少導体本数
    は、前記検査プローブを前記基板に接触させた際、前記
    複数の導体パターンのそれぞれに、前記複数の検出導体
    の何れかが接触する本数とすることを特徴とする請求項
    9記載の検査プローブ。
  11. 【請求項11】 前記複数の検出導体を、フレキシブル
    基板により作成したことを特徴とする請求項10記載の
    検査プローブ。
  12. 【請求項12】 前記フレキシブル基板における前記複
    数の導体パターンとの接触部分を、弾性材により支持し
    たことを特徴とする請求項11記載の検査プローブ。
JP27215596A 1996-10-15 1996-10-15 導通検査装置及びその検査方法及びその検査プローブ Expired - Fee Related JP3285499B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27215596A JP3285499B2 (ja) 1996-10-15 1996-10-15 導通検査装置及びその検査方法及びその検査プローブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27215596A JP3285499B2 (ja) 1996-10-15 1996-10-15 導通検査装置及びその検査方法及びその検査プローブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10115653A true JPH10115653A (ja) 1998-05-06
JP3285499B2 JP3285499B2 (ja) 2002-05-27

Family

ID=17509865

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27215596A Expired - Fee Related JP3285499B2 (ja) 1996-10-15 1996-10-15 導通検査装置及びその検査方法及びその検査プローブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3285499B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000346894A (ja) * 1999-03-26 2000-12-15 Fujitsu Ltd 配線板の検査装置および検査方法
WO2001088556A1 (fr) * 1998-11-19 2001-11-22 Oht Inc. Procede et appareil destines a un test de continuite sur plaquette de circuit imprime, auxiliaire pour ce test et support d'enregistrement
US6825673B1 (en) 2000-05-19 2004-11-30 Oht Inc. Method and apparatus for circuit board continuity test, tool for continuity test, and recording medium
US6947853B2 (en) 2002-05-23 2005-09-20 Oht, Inc. Apparatus and method for inspecting electrical continuity of circuit board, jig for use therein, and recording medium thereon
JP2011112615A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Nidec-Read Corp 基板検査装置
CN104950484A (zh) * 2014-03-25 2015-09-30 夏普株式会社 基板检查探测装置和基板检查方法
CN105204198A (zh) * 2015-10-15 2015-12-30 武汉华星光电技术有限公司 一种显示面板及显示面板测试***

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001088556A1 (fr) * 1998-11-19 2001-11-22 Oht Inc. Procede et appareil destines a un test de continuite sur plaquette de circuit imprime, auxiliaire pour ce test et support d'enregistrement
JP2000346894A (ja) * 1999-03-26 2000-12-15 Fujitsu Ltd 配線板の検査装置および検査方法
US6825673B1 (en) 2000-05-19 2004-11-30 Oht Inc. Method and apparatus for circuit board continuity test, tool for continuity test, and recording medium
US6947853B2 (en) 2002-05-23 2005-09-20 Oht, Inc. Apparatus and method for inspecting electrical continuity of circuit board, jig for use therein, and recording medium thereon
JP2011112615A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Nidec-Read Corp 基板検査装置
CN104950484A (zh) * 2014-03-25 2015-09-30 夏普株式会社 基板检查探测装置和基板检查方法
CN104950484B (zh) * 2014-03-25 2018-05-11 夏普株式会社 基板检查探测装置和基板检查方法
CN105204198A (zh) * 2015-10-15 2015-12-30 武汉华星光电技术有限公司 一种显示面板及显示面板测试***

Also Published As

Publication number Publication date
JP3285499B2 (ja) 2002-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3080595B2 (ja) 基板検査装置および基板検査方法
JP3165056B2 (ja) 基板検査装置および基板検査方法
KR20020001752A (ko) 검사 장치 및 검사 방법, 검사 유닛
US6462556B2 (en) Circuit board testing apparatus and method
TW200809226A (en) Substrate inspecting apparatus and substrate inspecting method
US6995566B2 (en) Circuit pattern inspection apparatus, circuit pattern inspection method, and recording medium
JP3285499B2 (ja) 導通検査装置及びその検査方法及びその検査プローブ
US20160054366A1 (en) Inspection apparatus and inspection method
TWI243249B (en) Circuit pattern inspection device and pattern inspection method
CN109188143B (zh) 一种检测电容式触摸屏功能片的方法及***
KR102260861B1 (ko) 인쇄회로기판의 검사장치 및 그 제어방법
JP2000221227A (ja) 導電パターン検査装置及び方法
JP2001242211A (ja) 回路基板検査装置
JPH09230005A (ja) 回路基板検査装置
WO2007138831A1 (ja) 基板検査方法及び基板検査装置
JPH04207047A (ja) プローブ検査装置
JP3285496B2 (ja) 導通検査装置及びその検査方法及びその検査プローブ
JP2003279624A (ja) 電子部品試験装置
WO2008001651A1 (fr) Procédé d'inspection de carte et dispositif d'inspection de carte
JP2001235505A (ja) 回路基板検査装置
JP2000002739A (ja) 導電ファインパタ−ン検査装置
JP3361311B2 (ja) 基板検査装置および基板検査方法
JP2000074975A (ja) 基板検査装置および基板検査方法
KR101376841B1 (ko) 기판 검사 장치 및 기판 검사 방법
JPH10221365A (ja) プローブカードの検査方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020129

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110308

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees