JPH10114450A - ウエブ接合方法および装置 - Google Patents

ウエブ接合方法および装置

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JPH10114450A
JPH10114450A JP26897996A JP26897996A JPH10114450A JP H10114450 A JPH10114450 A JP H10114450A JP 26897996 A JP26897996 A JP 26897996A JP 26897996 A JP26897996 A JP 26897996A JP H10114450 A JPH10114450 A JP H10114450A
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tape
roll
adhesive
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Minoru Araki
実 荒木
Susumu Sato
佐藤  進
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単かつコンパクトな構成で、粘着テープを所
望の位置に高位置決め精度を有して貼り付けることがで
き、接合作業全体の効率化を容易に遂行可能にする。 【解決手段】第1ウエブ16aの後端を保持する接合台
60と、第2ウエブ18aの先端を保持する第2端末保
持台58と、第1ウエブロール16から繰り出されて切
断された前記第1ウエブ16aの後端と第2ウエブロー
ル18から引き出された前記第2ウエブ18aの後端と
を突き合わせた状態で、該第1および第2ウエブ16
a、18aに粘着テープ24を一体的に貼り付けるテー
プ貼付機構26とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1ウエブの後端
と前記第1ウエブに代えて使用される第2ウエブの先端
とを互いに突き合わせて接合するウエブ接合方法および
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、巻芯にロール状に巻回された長
尺フイルム等のウエブを、ウエブロールから繰り出して
所定の寸法毎に裁切断した後、複数枚ずつ遮光性を備え
た内装体に収納する作業が行われている。この種の作業
では、多量のウエブを効率的に送り出すために、ウエブ
が繰り出されているウエブロールの残量が少なくなる
と、このウエブと新たなウエブロールから引き出された
ウエブとを接合し、前記新たなウエブロールを介してウ
エブ繰り出し動作を継続する必要がある。
【0003】このため、種々のウエブ接合装置が使用さ
れており、例えば、特公平8−25676号公報に開示
されている装置が知られている。これは、突き合わせ溶
接方法に関するものであり、この継ぎ方法は、磁気テー
プ等の比較的薄いウエブや、コーター等を使用する際の
ように間隙の狭い部分を通過させる必要がある場合等に
用いられている。
【0004】この装置では、ターレット盤上に、2本の
巻出軸に装着された各シートロールのシートを把持する
第1のシート把持装置が配設される一方、巻出し位置か
ら巻出されて次工程に向かう走行シートの走行ライン上
に、前記シートを把持して前記巻出し位置近傍と退避位
置との間を往復移動する第2のシート把持装置と、該第
2のシート把持装置の巻出し位置側の端部に位置して切
断装置および粘着テープ貼付装置とを一体的に設けて構
成されている。
【0005】このような構成において、先ず、巻出し位
置で終端したシート(以下、先行シートという)が第1
および第2のシート把持装置で把持された後、切断装置
を介して前記先行シートが切り離される。次いで、第2
のシート把持装置が先行シートの後端を把持したまま退
避位置に移動すると、ターレット盤が180°旋回して
先行シートの位置に対し接合される新たなシート(以
下、後続シートという)が配置される。
【0006】そこで、第2のシート把持装置が先行シー
トの後端を把持したまま巻出し位置近傍に移動し、新た
な第1のシート把持装置に把持されている後続シートの
先端と前記先行シートの後端とが突き合わされ、該突き
合わせ部位に粘着テープ貼付装置により一体的に粘着テ
ープが貼り付けられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、第2のシート把持装置が、切断された先
行シートの後端を把持したまま往復移動し、この先行シ
ートの後端を第1のシート把持装置に把持されている後
続シートの先端と突き合わせている。このため、前記往
復移動に時間がかかってしまい、接合作業の効率化が容
易に遂行されないという問題が指摘されている。しか
も、先行シートの把持不良が発生し易くなり、また、前
記先行シートに弛みやパス経路内でのずれ等が惹起し易
いとともに、この先行シートの後端と後続シートの先端
との突き合わせ精度が低下するおそれがある。
【0008】さらに、第2のシート把持装置に切断装置
および粘着テープ貼付装置が一体的に設けられており、
これら設備全体が往復移動している。これにより、移動
構造全体が複雑化かつ大型化するとともに、設備移動用
スペースが相当に拡大するという問題がある。
【0009】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、簡単かつコンパクトな構成で、粘着テープを所望
の接合部位に高位置決め精度を有して貼り付けることが
でき、接合作業全体の効率化を容易に遂行することが可
能なウエブ接合方法および装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明は、第1ウエブの後端を切断して保持する
第1接合台と第2ウエブの先端を保持する第2接合台と
が相対的に近接変位され、前記第1ウエブの後端と前記
第2ウエブの先端とが互いに突き合わされる。この状態
で、粘着テープを接合部位に対応する寸法に切断して保
持しているテープ貼付部材が、第1および第2接合台に
対して相対的に近接変位され、前記粘着テープが第1ウ
エブの後端と第2ウエブの先端とに一体的に貼り付けら
れる。
【0011】これにより、第1接合台または第2接合台
は、第1ウエブまたは第2ウエブを保持した状態で一方
向にのみ移動するだげであり、前記第1接合台または前
記第2接合台が往復移動するものに比べ、移動構造自体
を簡素化することができるとともに、粘着テープを所望
の接合部位に自動的かつ高位置決め精度を有して貼り付
けることが可能になる。
【0012】また、多角形状のテープ貼付部材の多角形
面に粘着テープの非粘着面を吸着させ、このテープ貼付
部材をその周方向に回転させると、前記粘着テープがテ
ープロールから繰り出されて該多角形面に巻き付けられ
る。次いで、例えば、テープ貼付部材の多角形面の各稜
辺に沿って粘着テープが所定の長さ毎に切断され、第1
ウエブの後端と第2ウエブの先端とに一体的に接着され
る。このため、粘着テープを所望の寸法毎に高精度に切
断することができ、ウエブ接合作業が高品質に行われ
る。
【0013】その際、多角形面の各面毎に、それぞれ独
立したサクションチャンバに連通する吸着用孔部が形成
されている。従って、粘着テープの吸着保持作用と、切
断された粘着テープの貼り付けおよび位置決め作用と
が、確実に遂行される。
【0014】また、粘着テープを切断する切断手段と、
第1ウエブの後端または第2ウエブの先端を切断する切
断刃とが一体的に移動することにより、切断作業全体の
効率化が図られる。
【0015】さらにまた、第2ウエブロールは、ウエブ
供給ステーションに配置されて第2ウエブの先端が第2
接合台に保持された状態で、前記第2接合台と一体的に
前記ウエブ供給ステーションからウエブ繰り出しステー
ションに移動される。従って、接合時の第2ウエブの引
き出し長さが一挙に短尺化され、この第2ウエブに損傷
や蛇行が発生することを阻止して前記第2ウエブと第1
ウエブとを円滑かつ効率的に接合することが可能にな
る。
【0016】ここで、第1および第2ウエブロールが旋
回テーブルに装着され、この旋回テーブルの旋回作用下
に前記第1および第2ウエブロールがウエブ繰り出しス
テーションとウエブ供給ステーションとに交互に入れ替
わる。従って、第1および第2ウエブロールの着脱作業
が一挙に簡素化される。
【0017】また、旋回テーブルは、ウエブ供給ステー
ションとウエブ繰り出しステーションとに交互に入れ替
わる第1および第2ウエブ装着軸が設けられる一方、前
記ウエブ供給ステーションおよび前記ウエブ繰り出しス
テーションには、それぞれ第1および第2回転駆動源が
固定されている。そして、第1および第2ウエブ装着軸
は、旋回テーブルの旋回作用下に、第1および第2回転
駆動源に対応して交互に配置される際、第1および第2
伝動手段が該第1および第2回転駆動源に連結される。
これにより、第1および第2ウエブ装着軸に装着された
第1および第2ウエブロールは、ウエブ供給ステーショ
ンとウエブ繰り出しステーションとに交互に入れ替わる
際、それぞれ所望の第1回転駆動源および第2回転駆動
源に連結されて所定の作業が円滑に遂行される。
【0018】さらにまた、第1ウエブの後端を互いに離
間する第1および第3接合台で固定した状態で切断し、
この第3接合台から突出する残存ウエブの端部がクラン
プ機構で把持されて引き出され搬出される。従って、第
1ウエブロールの残存ウエブを自動的にかつ確実に処理
することができ、ウエブ接合作業全体の自動化が遂行さ
れる。
【0019】また、片面に粘着部分と非粘着部分とを有
したテープ部材が用意され、このテープ部材の粘着部分
が第2ウエブの先端と第2ウエブロールの外周面とに一
体的に接着される。次いで、テープ部材の非粘着部分が
クランプ機構で把持され、このクランプ機構が所定の方
向に移動することによって、前記テープ部材の粘着部分
が第2ウエブロールの外周面から剥離して第2ウエブを
引き出すことができる。
【0020】そして、テープ部材が接着されている第2
ウエブが所定の長さだけ引き出されて切断され、このテ
ープ部材を含む前記第2ウエブの先端側が廃棄される一
方、切断端部が第1ウエブの後端と接合されるべく保持
される。これにより、第2ウエブの接合準備作業が自動
的に遂行される。
【0021】その際、テープ部材に接着された第2ウエ
ブロールを回転させ、センサによりこのテープ部材を検
出した位置で前記第2ウエブロールを停止させることに
より、クランプ機構を介して該テープ部材の非粘着部分
を一層確実に把持することが可能になる。
【0022】さらに、クランプ機構は、第2ウエブロー
ルの外周面を検出した位置で停止され、吸着手段により
テープ部材の非粘着部分が持ち上げられた後、クランプ
爪手段でこの非粘着部分が把持されて所定の方向に移動
し、前記第2ウエブを円滑かつ確実に引き出すことがで
きる。次いで、テープ部材と一体的に引き出された第2
ウエブが切断されて、このテープ部材を含む前記第2ウ
エブの先端側が搬送手段を介して排出される。
【0023】また、テープ部材と一体的に引き出された
第2ウエブを搬送手段に送り出す途上で、パスローラが
移動してこの第2ウエブの引き出し経路が強制的に変更
され、例えば、前記第2ウエブの先端部を保持する第2
接合台に沿った経路に変更される。これにより、第2ウ
エブの切断端部が第2接合台に確実に保持される。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
ウエブ接合装置10の概略正面説明図である。
【0025】ウエブ接合装置10は、基台12を備え、
この基台12上に本体フレーム14が鉛直方向に延在し
て固定される。基台12上には、第1ウエブロール16
および第2ウエブロール18を装着してこれらをウエブ
繰り出しステーションST1およびウエブ供給ステーシ
ョンST2に交互に配置するための移送機構20と、前
記ウエブ供給ステーションST2に配置された第2ウエ
ブロール18から第2ウエブ18aを引き出すためのウ
エブ引き出し機構22と、前記第1ウエブロール16か
ら繰り出されて切断された第1ウエブ16aの後端と前
記第2ウエブロール18から引き出された第2ウエブ1
8aの先端とを突き合わせた状態で粘着テープ24を貼
り付けるテープ貼付機構26とが配設される。
【0026】図1および図2に示すように、移送機構2
0は、基台12上に水平方向に指向して装着された旋回
モータ28を備え、この旋回モータ28の回転軸28a
にギヤトレイン30を介して旋回軸32が連結される。
旋回軸32は、旋回テーブル34の中央部に固着される
とともに、この旋回テーブル34には、前記旋回軸32
を挟んで互いに対称となる位置に第1ウエブ装着軸36
と第2ウエブ装着軸38とが回転自在に装着される。
【0027】第1および第2ウエブ装着軸36、38
は、シリンダ40を介して駆動が解除されるブレーキ手
段42を備えるとともに、前記第1および第2ウエブ装
着軸36、38に、第1および第2伝動手段として同一
の歯数でかつ同一のモジュールに設定された歯車44、
46が軸着される。
【0028】本体フレーム14には、ウエブ繰り出しス
テーションST1およびウエブ供給ステーションST2
に対応して第1回転駆動源48と第2回転駆動源50と
が固定される。第1回転駆動源48は、ACサーボモー
タであり、第1ウエブロール16または第2ウエブロー
ル18を回転させるとともに、第1ウエブ16aまたは
第2ウエブ18aを一定の速度でアンワインドさせる機
能を有するものであり、さらにストップ時の急激なウエ
ブ供給停止にも追随する必要から、高パワーが要求され
ている。このため、第1回転駆動源48に必要な特性と
しては、精密速度制御が可能でかつ高パワーである。一
方、第2回転駆動源50は、ACサーボモータであり、
後述するテープ部材の引き剥がしや端末ウエブの引き出
しのため、低トルクから高トルクまでのトルク制御が要
求されている。
【0029】第1および第2回転駆動源48、50の回
転軸48a、50aには、駆動歯車52、54が固着さ
れる。この駆動歯車52、54は、旋回テーブル34が
180°ずつ旋回される際に、第1および第2ウエブ装
着軸36、38の歯車44、46に交互に噛合して第1
および第2回転駆動源48、50の駆動力を伝達可能に
構成されている。
【0030】旋回テーブル34には、第1および第2ウ
エブ装着軸36、38に装着された第1および第2ウエ
ブロール16、18から引き出される第1および第2ウ
エブ16a、18aの端末を吸着保持する第1端末保持
台(第3接合台)56および第2端末保持台(第2接合
台)58が、シリンダ等のリニアアクチュエータ(図示
せず)を介して鉛直方向(矢印A方向)および水平方向
(矢印B方向)に進退自在に装着される。第1および第
2端末保持台56、58は、その内部にサクションチャ
ンバを有しており、図示しない真空発生源にそれぞれ連
通する。
【0031】図1に示すように、第1ウエブロール16
から繰り出される第1ウエブ16aの後端を保持するた
めの接合台(第1接合台)60が、本体フレーム14に
配設される。この接合台60は、図示しないが、その内
部に真空発生源に連通するサクションチャンバを有して
おり、変位手段として、図示しないアクチュエータを介
し鉛直方向(矢印A方向)に進退自在である。接合台6
0の上方には、テープ貼付機構26が装着される。
【0032】テープ貼付機構26は、図1および図3に
示すように、多角形状、例えば、断面正方形状のテープ
貼付部材62を備える。このテープ貼付部材62の各面
64a〜64dには、それぞれ複数の吸着用孔部66a
〜66dが形成されるとともに、前記孔部66a〜66
dは、それぞれ独立したサクションチャンバ67a〜6
7dに連通する。サクションチャンバ67a〜67d
は、図示しない真空発生源に連通する。テープ貼付部材
62の各稜辺には、該テープ貼付部材62の中心に指向
して溝部68a〜68dが所定の深さまで形成されてい
る。
【0033】テープ貼付部材62は、回転手段として、
図示しない回転駆動源に連結されて90°ずつ矢印C方
向に回転駆動され、さらに変位手段70を構成する昇降
ブラケット71に装着されて鉛直方向(矢印A方向)に
進退自在である。
【0034】昇降ブラケット71には、テープ貼付部材
62の各面64a〜64dに吸着された粘着テープ24
を所定の長さに切断する切断手段72と、接合台60に
保持される第1ウエブ16aの後端を切断する切断機構
74とが同一の駆動手段(図示せず)を介して一体的に
水平移動可能に装着される。切断手段72は、テープ貼
付部材62の各溝部68a〜68dに案内されて粘着テ
ープ24を切断するテープカッタ78を備える一方、切
断機構74は、第1ウエブ16aの後端を切断する円形
刃であるフイルムカッタ(切断刃)80を備える。
【0035】図3に示すように、テープ貼付機構26
は、テープ送り出し部82を備え、このテープ送り出し
部82を構成する送り出し軸84には、粘着テープ24
が巻回されたテープロール86が装着されている。この
テープロール86の引き出し側前方には、パスローラ8
8、90が配設され、このパスローラ90は、昇降ブラ
ケット71に配設されるとともに、前記パスローラ88
を支点にして揺動自在に構成される。この昇降ブラケッ
ト71が昇降すると、パスローラ90がパスローラ88
を支点にして揺動し、粘着テープ24の経路長を一定に
維持している。
【0036】テープ貼付部材62の各面64a〜64d
は、その長さおよび幅が予め設定されている。具体的に
は、図4および図5に示すように、切断後の粘着テープ
24aは、長さがL3に設定されており、第1ウエブ1
6aの後端と第2ウエブ18aの先端との間に僅かな隙
間L0を設けて前記第1および第2ウエブ16a、18
aにそれぞれ長さL1、L2にわたって貼り付けられ
る。粘着テープ24aの幅はW0に設定されており、第
1および第2ウエブ16a、18aの幅方向両端からそ
れぞれ距離W1、W2だけ内方に配置されている。
【0037】ウエブ引き出し機構22は、図6および図
7に示すように、第2ウエブ18aの先端を第2ウエブ
ロール18の外周面に固定するためのテープ部材120
と、このテープ部材120を前記第2ウエブロール18
の外周面から剥離して前記第2ウエブ18aを引き出す
クランプ機構122とを備える。
【0038】テープ部材120は、第2ウエブ18aの
先端および第2ウエブロール18の外周面に一体的に接
着される粘着部分124と、この第2ウエブロール18
の外周面から突出する非粘着部分126とが一方の面に
設けられている。このテープ部材120は、図8に示す
ように、長尺なテープ原反128を用意し、このテープ
原反128の幅方向を2分割して一方に粘着性の糊を塗
布する糊塗着部分130aを設け、他方に糊のない非塗
着部分130bを設け、ロール状に巻回されている。テ
ープ原反128は、その幅方向(矢印E方向)に切断さ
れることにより、テープ部材120が得られる。
【0039】クランプ機構122は、図6および図9に
示すように、テープ部材120の非粘着部分126を吸
着する吸着盤(吸着手段)132と、この吸着盤132
で吸着されて第2ウエブロール18の外周面から持ち上
げられた前記非粘着部分126を把持するクランプ爪手
段134と、前記非粘着部分126を把持したこのクラ
ンプ爪手段134を旋回させる旋回モータ(旋回手段)
136と、前記テープ部材120の粘着部分124を前
記第2ウエブロール18の外周面から剥離して第2ウエ
ブ18aを引き出すために、前記クランプ爪手段134
を所定の方向に移動させる移動手段138とを備える。
【0040】図1に示すように、移動手段138は、矢
印B方向に延在するX軸レール140に沿って進退自在
な自走式スライドユニット142と、このスライドユニ
ット142に支持されて矢印A方向に延在するZ軸レー
ル144に沿って昇降自在な昇降ユニット146とを備
え、この昇降ユニット146に旋回モータ136が装着
される。旋回モータ136に旋回ベース148が固着さ
れ、この旋回ベース148には、図示しない真空発生源
に連通する吸着盤132が装着される。
【0041】図6、図9および図10に示すように、吸
着盤132の両側には、巻径検出用センサ150と、テ
ープ端末検出用センサ(テープ検出センサ)152とが
装着され、このセンサ150、152は、ファイバ式光
電スイッチで構成されている。図10に示すように、吸
着盤132に近接して検出ロッド154が配設され、こ
の検出ロッド154は、ばね156を介して常時下方向
に付勢されている。検出ロッド154の上端側には、ド
グ158が設けられ、このドグ158の上昇端位置に対
応して光電センサからなる外周面検出用センサ160が
配設される。
【0042】クランプ爪手段134は、旋回ベース14
8に固定される固定クランプ爪161と、ロータリアク
チュエータ163を介して旋回自在な可動クランプ爪1
65とを備える(図6参照)。図1に示すように、第2
端末保持台58の下流側には、テープ部材120と一体
的に引き出された第2ウエブ18aを排出する搬送手段
162と、この搬送手段162よりも排出方向上流側に
配設され、前記第2端末保持台58との共働作用下に前
記テープ部材120を含む前記第2ウエブ18aの先端
側を切断する切断手段としてのカッタローラ164とが
設けられる。
【0043】搬送手段162は、駆動ローラ166と、
この駆動ローラ166に対し進退自在なニップローラ1
68とを備える。第2ウエブ18aの第2ウエブロール
18から搬送手段162に至る引き出し経路上には、こ
の第2ウエブ18aの引き出し経路を強制的に変更させ
るための進退自在なパスローラ170が配設されてい
る。
【0044】ウエブ供給ステーションST2側には、使
用済みの巻芯を第1ウエブ装着軸36または第2ウエブ
装着軸38から取り外すためのコア取出手段172が配
設される一方、テープ貼付機構26側には、ダンサロー
ラ174を含む複数のパスローラ176が配設されてい
る。
【0045】このように構成されるウエブ接合装置10
の動作について、以下に説明する。
【0046】先ず、本実施形態に係るウエブ接合方法に
ついて、以下に概略的に説明する。
【0047】図11は、通常運転中の状態を示してお
り、第1端末保持台56および接合台60が走行中の第
1ウエブ16aから離間して配置されており、一方、第
2端末保持台58では、新たなウエブである第2ウエブ
18aが端末処理が行われて吸着保持されている。第1
ウエブ装着軸36に装着されている第1ウエブロール1
6は、第1回転駆動源48の作用下に駆動歯車52に噛
合する歯車44を介してアンワインド方向に回転され、
第1ウエブ16aを一定速度で走行させている。
【0048】次いで、図12に示すように、ウエブ繰り
出しステーションST1側の第1ウエブロール16から
所定量の第1ウエブ16aが繰り出されると、この第1
ウエブ16aの繰り出し作業が停止される。この停止時
には、下流工程での作業が停止され、またはダンサロー
ラ174で引き出されている第1ウエブ16aを使用し
て運転が継続されている。
【0049】そこで、接合台60および第1端末保持台
56が上昇し、前記接合台60および前記第1端末保持
台56の吸引作用下に第1ウエブ16aが吸引固定され
る。その際、接合台60と第1端末保持台56とが所定
の間隔だけ離間している。この状態で、切断機構74を
構成するフイルムカッタ80が接合台60に沿って走行
し、この接合台60の上流側端面に設けられた下刃面と
の共働作用下に第1ウエブ16aが切断される。このた
め、第1ウエブ16aの切断端面は、第1端末保持台5
6の端面から所定の長さだけ突出している。
【0050】さらに、図13に進んで、旋回テーブル3
4が旋回モータ28の駆動作用下に旋回軸32を中心に
180°回転し、第2ウエブ装着軸38に装着されてい
る第2ウエブロール18がウエブ繰り出しステーション
ST1に配置される一方、使用済みの第1ウエブロール
16がウエブ供給ステーションST2に配置される。
【0051】次に、図14に示すように、接合台60が
第1ウエブ16aの後端を吸着保持した状態で、第2ウ
エブ18aの先端を吸着保持している第2端末保持台5
8が前記接合台60側に移動される。これにより、接合
台60に吸着固定されている第1ウエブ16aの後端と
第2端末保持台58に吸着固定されている第2ウエブ1
8aの先端とが突き合わされる。
【0052】そして、図15に示すように、テープ貼付
機構26の作用下に、所定の長さに切断された粘着テー
プ24aが供給され、この粘着テープ24aが、第1ウ
エブ16aの後端と第2ウエブ18aの先端とに一体的
に貼り付けられ、前記第1および第2ウエブ16a、1
8aが互いに接合される。
【0053】第1ウエブ16aの後端と第2ウエブ18
aの先端とが接合された後、図16に示すように、接合
台60および第2端末保持台58が吸着状態を解除して
所定の待機位置に復帰する。一方、ウエブ供給ステーシ
ョンST2に配置されている第1ウエブロール16に残
存する第1ウエブ16aが廃棄された後、この第1ウエ
ブ16aが巻回されていた巻芯が第1ウエブ装着軸36
から取り出される(図17参照)。
【0054】ウエブ供給ステーションST2側では、第
1ウエブ装着軸36に新たなウエブロールとして第2ウ
エブロール18が装着されるとともに、ウエブ繰り出し
ステーションST1に配置された第2ウエブロール18
は、ウエブ繰り出し側ロールである第1ウエブロール1
6として第1ウエブ16aを下流の工程へと送り出す
(図18参照)。さらに、図19に示すように、ウエブ
供給ステーションST2に配置された新たな第2ウエブ
ロール18は、第2ウエブ18aの端末処理が施された
後、第1端末保持台56に吸着固定されている。
【0055】次に、本実施形態に係るウエブ接合方法の
要部について、詳細に説明する。
【0056】図3に示すように、テープ送り出し部82
に配置されたテープロール86から引き出された粘着テ
ープ24は、先ず、テープ貼付部材62の面64aに吸
着される。そこで、テープ貼付部材62が90°ずつ矢
印C方向に回転することにより、このテープ貼付部材6
2の各面64a〜64cにわたって粘着テープ24が吸
着され、この粘着テープ24がテープロール86から引
き出される。
【0057】テープ貼付部材62の面64aが第1ウエ
ブ16aに対向する位置に配置されると、接合台60お
よび第1端末保持台56が上昇してこの接合台60およ
びこの第1端末保持台56で前記第1ウエブ16aが吸
着される。この状態で、切断手段72を構成するテープ
カッタ78および切断機構74を構成するフイルムカッ
タ80が第1ウエブ16aの幅方向に移動する。このた
め、テープカッタ78は、テープ貼付部材62の溝部6
8bに沿って移動して粘着テープ24を切断するととも
に、フイルムカッタ80は、接合台60および第1端末
保持台56に吸着されている第1ウエブ16aを切断す
る。
【0058】一方、ウエブ供給ステーションST2側で
は、第2ウエブロール18から引き出された第2ウエブ
18aが端末処理を施されて第2端末保持台58に吸着
保持されている。そこで、旋回テーブル34が180°
旋回され、第2ウエブ装着軸38に装着されている第2
ウエブロール18がウエブ繰り出しステーションST1
に配置された後、図20に示すように、第2端末保持台
58が接合台60側に移動する。
【0059】これにより、接合台60に吸着保持されて
いる第1ウエブ16aの後端と第2端末保持台58に吸
着保持されている第2ウエブ18aの先端とが突き合わ
される。次いで、昇降ブラケット71が直線駆動アクチ
ュエータ(図示せず)により下降し、テープ貼付部材6
2の面64aに吸着されている切断された粘着テープ2
4aが、接合台60に吸着されている第1ウエブ16a
の後端と第2端末保持台58に吸着保持されている第2
ウエブ18aの先端とに一体的に押し付けられる。
【0060】ここで、テープ貼付部材62の下降が停止
されるとともに、サクションチャンバ67aによる吸引
作用が解除される。これにより、切断された粘着テープ
24の粘着面が第1ウエブ16aの後端面と第2ウエブ
18aの先端面とに一体的に接着され、前記第1および
第2ウエブ16a、18aが突き合わせ接合されること
になる。
【0061】次に、昇降ブラケット71と一体的にテー
プ貼付部材62が上昇し、このテープ貼付部材62がさ
らに90°だけ矢印C方向に回転し、面64b〜64d
にわたって粘着テープ24を吸着保持しておく。この場
合、粘着テープ24は、テープ貼付部材62の面64a
の長さに対応して切断されるとともに、接合台60と第
2端末保持台58(または第1端末保持台56)とは、
機械的に、常時、一定の位置関係を保つことができる。
このため、第1および第2ウエブ16a、18aを高精
度に突き合わせた状態で、切断された粘着テープ24a
を所望の接合部位に確実かつ精度よく貼り付けることが
可能になる。特に、写真フイルムの加工機に用いられる
比較的幅狭(100mm以下程度)のロールフイルムで
は、具体的には、図4および図5に示すように、隙間L
0を0〜0.2mm以内に収めることが可能であり、長
さL1、L2およびL3、W0を一定の範囲内(±0.
1mm以内程度)に高精度に維持することができ、しか
も距離W1、W2を0〜0.2mm以内に収めることが
できる。
【0062】ここで、隙間L0の精度が低下すると、粘
着テープ24aの粘着面がローラやシュート面等の他の
部材に接着したり、走行不良やジャミングが発生し易
い。また、距離W1、W2の精度が低下すると、ウエブ
走行中に第1および第2ウエブ16a、18aの接合部
位が継ぎ目等に引っ掛かってジャミングの原因となって
しまう。これに対して、本実施形態では、この種の不具
合を有効かつ確実に回避することが可能になるという効
果が得られる。
【0063】また、本実施形態では、テープ貼付機構2
6と切断機構74と接合台60とがそれぞれ個別に移動
自在に構成されるとともに、この接合台60は、第1ウ
エブ16aの後端を切断吸着した状態で停止されてお
り、第2ウエブ18aの先端を吸着保持した第2端末保
持台58が水平方向の一方(図20中、矢印B1方向)
にのみ移動する。
【0064】これにより、接合台60が第1ウエブ16
aの後端を吸着した状態でテープ貼付機構26および切
断機構74と一体的に水平方向に往復移動するものに比
べ、前記接合台60の移動構造自体を一挙に簡素化する
とともに、設備移動スペースを有効に狭小化することが
可能になる。従って、ウエブ接合装置10全体の小型化
が有効に図られるとともに、切断された粘着テープ24
aを所望の接合部位に自動的かつ高位置決め精度を有し
て貼り付けることが可能になるという利点がある。
【0065】さらに、本実施形態では、テープ貼付部材
62の各面64a〜64dに粘着テープ24を巻き付
け、各稜辺に形成された溝部68a〜68dに沿って切
断手段72を構成するテープカッタ78を移動させるだ
けで、前記粘着テープ24を所定の寸法に正確に切断す
ることができる。
【0066】さらにまた、第2ウエブ装着軸38に第2
ウエブロール18が装着されて、第2ウエブ18aが第
2端末保持台58に保持された状態で、旋回テーブル3
4が旋回モータ28の駆動作用下に180°だけ旋回さ
れて前記第2ウエブロール18がウエブ繰り出しステー
ションST1側に配置される。従って、接合時に引き出
される第2ウエブ18aの長さが一挙に短尺化され、こ
の第2ウエブ18aと第1ウエブ16aとを円滑かつ効
率的に接合することができる。
【0067】その際、第1および第2ウエブロール1
6、18は、旋回テーブル34の旋回作用下にウエブ繰
り出しステーションST1とウエブ供給ステーションS
T2とに交互に入れ替わる。このため、使用後の第1ウ
エブロール16または第2ウエブロール18の着脱作業
が一挙に簡素化されるという利点が得られる。
【0068】また、ウエブ繰り出しステーションST1
およびウエブ供給ステーションST2には、それぞれ所
定の機能を有した第1回転駆動源48と第2回転駆動源
50が本体フレーム14を介して固定されている。すな
わち、第1回転駆動源48は、精密速度制御が可能で、
かつ高パワーが要求される一方、第2回転駆動源50
は、高トルクから低トルクまでトルク制御が可能なこと
が要求されている。
【0069】そこで、本実施形態では、第1および第2
回転駆動源48、50をそれぞれ本体フレーム14に固
定し、旋回テーブル34に装着されている第1および第
2ウエブ装着軸36、38に同一の歯数でかつ同一のモ
ジュールを有する歯車44、46を設け、前記旋回テー
ブル34が180°ずつ旋回される毎に、この歯車4
4、46が第1回転駆動源48の駆動歯車52と第2回
転駆動源50の駆動歯車54とに噛合可能に構成されて
いる。さらに、第1および第2ウエブ装着軸36、38
には、それぞれブレーキ手段42が設けられており、旋
回テーブル34が回転する際には前記ブレーキ手段42
が作用して前記第1および第2ウエブ装着軸36、38
が固定状態となる一方、第1および第2回転駆動源4
8、50がトルク制御に切り替えられて小さな摩擦力と
なっており、歯車44、46と駆動歯車52、54との
噛合が円滑に遂行される。これにより、例えば、旋回テ
ーブル34に多数のモータや多機能を有する高価なモー
タを装着する必要がなく、簡単かつ安価な構成で、所望
の機能を有するという利点が得られる。
【0070】次に、ウエブ引き出し機構22による動作
について、詳細に説明する。
【0071】先ず、第2ウエブ装着軸38に装着された
新たなウエブロールである第2ウエブロール18の端末
処理について説明する。すなわち、クランプ機構122
を構成する移動手段138の作用下に、昇降ユニット1
46がウエブ供給ステーションST2に配置されている
第2ウエブロール18上に配置された後、下方向に移動
する。そして、巻径検出用センサ150が第2ウエブロ
ール18の外周を検出すると、昇降ユニット146が減
速しながらさらに下降する。
【0072】そこで、吸着盤132の近傍に設けられて
いる検出ロッド154が、第2ウエブロール18の外周
面に接触して相対的に上昇し、ドグ158により外周面
検出用センサ160がONされると、昇降ユニット14
6の下降が停止され、この昇降ユニット146が一定の
距離だけ上昇して前記昇降ユニット146と前記第2ウ
エブロール18の外周面との間に一定の間隔が確保され
る。この位置で、第2回転駆動源50を介して第2ウエ
ブ装着軸38と一体的に第2ウエブロール18が、図2
1中、矢印F方向に回転される。その際、テープ端末検
出用センサ152が、第2ウエブロール18の外周に接
着されているテープ部材120のテープ端126aを既
知の検出手段により検出すると、この第2ウエブロール
18の回転が停止される。
【0073】昇降ユニット146が、横方向(矢印X0
方向)および下方向(矢印Z方向)に移動し、図22に
示すように、吸着盤132によりテープ部材120の非
粘着部分126が吸着され、旋回モータ136の作用下
に旋回ベース148が90°だけ旋回される。これによ
り、吸着盤132に吸着されている非粘着部分126
は、第2ウエブロール18の外周面から外方に持ち上げ
られる。
【0074】この状態で、図23に示すように、ロータ
リアクチュエータ163の作用下にクランプ爪手段13
4を構成する可動クランプ爪165が180°回転し、
非粘着部分126をこの可動クランプ爪165と固定ク
ランプ爪161とで挟持する。この姿勢のまま、クラン
プ機構122が横方向(矢印X1方向)に移動し、テー
プ部材120の粘着部分124を第2ウエブロール18
の外周面から剥離する。その際、第2ウエブロール18
の回転軸(図示せず)は、ブレーキにより固定されてお
り、クランプ機構122が移動することによってテープ
部材120の剥離作業が円滑に遂行される。
【0075】図24に示すように、クランプ機構122
は、テープ部材120の非粘着部分126を把持したま
ま、横方向(矢印X2方向)、下方向(矢印Z方向)お
よび横方向(矢印X3方向)に移動し、互いに離間して
いる搬送手段162を構成する駆動ローラ166とニッ
プローラ168の間を通ってホッパーHPの直前まで移
動する。その際、クランプ機構122が矢印Z1方向に
移動した時点で、パスローラ170が矢印Y方向に移動
する。これにより、図25に示すように、第2ウエブロ
ール18から引き出される第2ウエブ18aのパス経路
が強制的に変更され、第2端末保持台58に沿った経路
となる。
【0076】次に、ニップローラ168が下降して、第
2ウエブ18aの端末がこのニップローラ168と駆動
ローラ166に挟持される(図26参照)。さらに、ク
ランプ機構122による把持作用が解放され、このクラ
ンプ機構122が所定の退避位置に上昇して停止する一
方、駆動ローラ166が回転され、テープ部材120が
接着された第2ウエブ18aの端末がホッパーHP内に
排出される。その際、第2ウエブ装着軸38は、第2ウ
エブ18aを繰り出し可能に回転自在となっている。
【0077】第2ウエブ18aが、品質保証上の理由に
より第2ウエブロール18からその外周1周分だけホッ
パーHP側に排出されると、図27に示すように、駆動
ローラ166の回転が停止され、第2端末保持台58が
上昇して第2ウエブ18aを吸着する。この状態で、カ
ッタローラ164が走行し、このカッタローラ164と
第2端末保持台58の側面とで第2ウエブ18aが切断
される。その後、カッタローラ164がもとの位置に待
機する一方、図28に示すように、駆動ローラ166が
再度回転され、テープ部材120を含む切断された第2
ウエブ18aの先端側がホッパーHP側に排出される。
第2ウエブ18aの端部は、第2端末保持台58に吸着
された状態で待機している。
【0078】この場合、本実施形態では、テープ部材1
20の片面に粘着部分124と非粘着部分126とが設
けられ、この粘着部分124が第2ウエブ18aの先端
と第2ウエブロール18の外周面とに一体的に接着さ
れ、前記非粘着部分126がこの外周面から突出してい
る。このため、クランプ機構122を構成する吸着盤1
32により非粘着部分126を吸着して持ち上げた後、
クランプ爪手段134で前記非粘着部分126を把持す
ることができ、次いで、前記クランプ機構122を所定
の方向に変位させるだけで、テープ部材120を第2ウ
エブロール18の外周面から自動的かつ確実に剥離する
ことが可能になる。
【0079】さらに、クランプ機構122によりテープ
部材120と一体的に第2ウエブ18aを引き出す際、
パスローラ170を移動させてこの第2ウエブ18aの
引き出し経路を第2端末保持台58に沿った経路に変更
する。これにより、第2ウエブ18aの切断後の端部
を、第2端末保持台58に対し確実に吸着保持させるこ
とができる。
【0080】これにより、第2ウエブロール18の外周
面からテープ部材120を剥離した後、第2ウエブ18
aの端末を処理するまでの作業を自動化することが可能
になり、ウエブ接合作業全体の効率化が容易に遂行され
るという効果が得られる。
【0081】次いで、ウエブ繰り出しステーションST
1で繰り出された第1ウエブ16aが終了した後、この
第1ウエブ16aをウエブ供給ステーションST2に配
置して廃棄する作業について、以下に説明する。
【0082】先ず、図29に示すように、クランプ機構
122は、水平方向および鉛直方向に移動して第1端末
保持台56に吸着保持されている第1ウエブ16aの端
部を把持する。ここで、図3に示すように、第1ウエブ
16aが切断される際、この第1ウエブ16aの端部が
第1端末保持台56から前方に所定の長さだけ突出して
いる。従って、図29に示すように、クランプ機構12
2を介して第1ウエブ16aの突出する端部を確実に把
持することができる。
【0083】この状態で、第1端末保持台56が吸着を
解除して下降するとともに、図30に示すように、クラ
ンプ機構122がホッパーHP側に移動し、第1ウエブ
16aを引き出す。次に、図31に示すように、ニップ
ローラ168が下降してこのニップローラ168と駆動
ローラ166で第1ウエブ16aの端部を把持するとと
もに、クランプ機構122がクランプ作用を解除して所
定位置に待機する。そして、駆動ローラ166の回転作
用下に巻芯に巻かれた残存する第1ウエブ16aが全て
ホッパーHP側に排出され(図32参照)、第1ウエブ
装着軸36に残った巻芯がコア取出手段172を介して
取り出される。
【0084】このように、使用済みの第1ウエブ16a
を確実かつ自動的にホッパーHP側に排出することがで
き、ウエブ着脱作業を含めたウエブ接合作業全体が自動
化されるとともに、該ウエブ接合作業全体の効率化が容
易に達成されるという効果が得られる。
【0085】なお、接合される第1および第2ウエブ1
6a、18aが幅広な場合、すなわち、図4中、W0>
L3の場合には、テープ貼付機構26を、図3中、鉛直
軸回りに90°だけ回転させることができる。特に、W
0が10cm以上の場合には、このW0を幅寸法とする
粘着テープ24の供給が困難であるために、テープ貼付
機構26を90°だけ回転した状態に設置すればよい。
その際、テープカッタ78とフイルムカッタ80との移
動方向が異なり、それぞれ個別の駆動手段を用いる必要
がある。
【0086】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るウエブ接合
方法および装置では、第1ウエブの後端と第2ウエブの
先端とを突き合わせた状態で、前記第1および第2ウエ
ブを粘着テープを介して一体的に接合することができ
る。これにより、第1ウエブの後端と第2ウエブの先端
とを高精度に突き合わせて接合することが可能になり、
しかも粘着面が他の部材に接触することがない。また、
第1ウエブと第2ウエブの接合部位が継ぎ目等に引っ掛
かってジャミングが発生することを確実に阻止すること
が可能になる。
【0087】さらに、第1接合台または第2接合台は、
第1ウエブまたは第2ウエブを保持した状態で一方向に
のみ移動するだけであり、前記第1接合台または前記第
2接合台が往復移動するものに比べ、移動構造自体を簡
素化することができるとともに、粘着テープを所望の接
合部位に自動的かつ高位置決め精度を有して貼り付ける
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るウエブ接合装置の概略
構成説明図である。
【図2】前記ウエブ接合装置を構成する旋回テーブルお
よび移送機構の一部断面平面図である。
【図3】前記ウエブ接合装置を構成するテープ貼付機構
の概略構成説明図である。
【図4】前記テープ貼付機構により接合されたウエブの
平面図である。
【図5】前記テープ貼付機構により接合されたウエブの
側面図である。
【図6】前記ウエブ接合装置を構成するウエブ引き出し
機構の要部斜視説明図である。
【図7】前記ウエブ引き出し機構の概略側面図である。
【図8】前記ウエブ引き出し機構に使用されるテープ部
材の作成説明図である。
【図9】前記ウエブ引き出し機構の要部正面説明図であ
る。
【図10】図9の側面説明図である。
【図11】通常運転時の正面説明図である。
【図12】繰り出し側ウエブの端末を切断する際の説明
図である。
【図13】旋回テーブルを180°旋回させる際の説明
図である。
【図14】ウエブの端末同士を突き合わせる際の説明図
である。
【図15】前記突き合わせた端末同士を接合する際の説
明図である。
【図16】前記接合処理後の説明図である。
【図17】使用済みのウエブの処理説明図である。
【図18】新たなウエブを配置した状態の説明図であ
る。
【図19】新たに配置されたウエブの端末処理後の説明
図である。
【図20】前記テープ貼付機構の動作説明図である。
【図21】新たなウエブロールのテープ部材を検出する
際の説明図である。
【図22】前記テープ部材をクランプ機構で吸着する際
の説明図である。
【図23】前記テープ部材を吸着した後、このテープ部
材を持ち上げる際の説明図である。
【図24】前記テープ部材をウエブロールの外周面から
剥離した後の動作説明図である。
【図25】前記ウエブを引き出す際の経路変更の説明図
である。
【図26】前記引き出されたウエブを所定長さだけ排出
する際の説明図である。
【図27】前記所定長さだけ排出されたウエブを切断す
る際の説明図である。
【図28】前記切断後のウエブの保持状態の説明図であ
る。
【図29】使用済みのウエブをクランプ機構で把持する
際の説明図である。
【図30】前記使用済みのウエブを把持したクランプ機
構を移動する際の説明図である。
【図31】前記使用済みのウエブを搬送手段に受け渡す
際の説明図である。
【図32】前記搬送手段に受け渡されたウエブを全て排
出した際の説明図である。
【符号の説明】
10…ウエブ接合装置 14…本体フレ
ーム 16、18…ウエブロール 16a、18a
…ウエブ 20…移送機構 22…ウエブ引
き出し機構 24…粘着テープ 26…テープ貼
付機構 28、136…旋回モータ 34…旋回テー
ブル 36、38…ウエブ装着軸 48、50…回
転駆動源 56、58…端末保持台 60…接合台 62…テープ貼付部材 64a〜64d
…面 66a〜66d…孔部 67a〜67d
…サクションチャンバ 68a〜68d…溝部 70…変位手段 71…昇降ブラケット 72…切断手段 74…切断機構 82…テープ送
り出し部 120…テープ部材 122…クラン
プ機構 124…粘着部分 126…非粘着
部分 132…吸着盤 134…クラン
プ爪手段 138…移動手段 150、15
2、160…センサ 161…固定クランプ爪 165…可動ク
ランプ爪 170、176…パスローラ

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1ウエブの後端と前記第1ウエブに代え
    て使用される第2ウエブの先端とを、互いに突き合わせ
    て接合するウエブ接合方法であって、 前記第1ウエブの後端を第1接合台に保持して切断する
    工程と、 前記第2ウエブの先端を第2接合台に保持する工程と、 粘着テープを接合部位の形状に対応する寸法に切断した
    状態でテープ貼付部材に保持する工程と、 前記第1接合台と前記第2接合台とを相対的に近接変位
    させて前記第1ウエブの後端と前記第2ウエブの先端と
    を互いに突き合わせる工程と、 前記第1および第2接合台と前記テープ貼付部材とを相
    対的に近接変位させることにより、該テープ貼付部材に
    保持されている前記粘着テープで前記第1ウエブの後端
    と前記第2ウエブの先端とを一体的に接合する工程と、 を有することを特徴とするウエブ接合方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のウエブ接合方法において、
    多角形状の前記テープ貼付部材の多角形面に、前記粘着
    テープの非粘着面を吸着する工程と、 前記テープ貼付部材をその周方向に回転させることによ
    り、前記多角形面に前記粘着テープを巻き付けて該粘着
    テープをテープロールから繰り出す工程と、 前記粘着テープを所定の長さに切断し、前記切断された
    粘着テープの粘着面を前記第1ウエブの後端と前記第2
    ウエブの先端とに一体的に貼り付ける工程と、 を有することを特徴とするウエブ接合方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載のウエブ接合方法において、
    前記テープ貼付部材の多角形面の各稜辺に沿って前記粘
    着テープを切断することを特徴とするウエブ接合方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載のウエブ接合方法において、
    前記第1ウエブを巻回した第1ウエブロールがウエブ繰
    り出しステーションに配置されるとともに、前記第2ウ
    エブを巻回した第2ウエブロールがウエブ供給ステーシ
    ョンに配置される工程と、 前記第1接合台に前記第1ウエブの切断された後端が保
    持される一方、前記第2接合台に前記第2ウエブの先端
    が保持された状態で、前記第2ウエブロールが前記第2
    接合台と一体的に前記ウエブ繰り出しステーションに移
    動される工程と、 を有することを特徴とするウエブ接合方法。
  5. 【請求項5】請求項4記載のウエブ接合方法において、
    前記第1および第2ウエブロールが装着された旋回テー
    ブルの旋回作用下に、該第1および第2ウエブロールが
    前記ウエブ繰り出しステーションと前記ウエブ供給ステ
    ーションとに交互に入れ替わることを特徴とするウエブ
    接合方法。
  6. 【請求項6】請求項1記載のウエブ接合方法において、
    前記第1ウエブの後端を互いに所定の間隔だけ離間する
    前記第1接合台と第3接合台で固定する工程と、 前記第1ウエブの後端を前記第3接合台から所定の長さ
    だけ突出した位置で切断する工程と、 前記第3接合台から突出する残存ウエブの端部をクラン
    プ機構で把持した状態で、前記クランプ機構を移動させ
    ることによって前記残存ウエブを排出する工程と、 を有することを特徴とするウエブ接合方法。
  7. 【請求項7】請求項1記載のウエブ接合方法において、
    片面に粘着部分と非粘着部分とを有したテープ部材を用
    意する工程と、 前記テープ部材の粘着部分を前記第2ウエブの先端と該
    第2ウエブを繰り出す第2ウエブロールの外周面とに一
    体的に接着する工程と、 前記テープ部材の非粘着部分をクランプ機構で把持する
    工程と、 前記クランプ機構を所定の方向に移動させることによ
    り、前記テープ部材の粘着部分を前記第2ウエブロール
    の外周面から剥離して前記第2ウエブを引き出す工程
    と、 を有することを特徴とするウエブ接合方法。
  8. 【請求項8】請求項7記載のウエブ接合方法において、
    前記テープ部材と一体的に所定の長さだけ引き出された
    前記第2ウエブを切断し、該第2ウエブの前記テープ部
    材を含む先端側を排出する一方、該第2ウエブの切断端
    部を前記第2接合台で保持する工程を有することを特徴
    とするウエブ接合方法。
  9. 【請求項9】請求項7記載のウエブ接合方法において、
    前記テープ部材が接着された前記第2ウエブロールを回
    転させ、センサにより前記テープ部材を検出した位置で
    前記第2ウエブロールを停止させた後、前記テープ部材
    の非粘着部分をクランプ機構で把持する工程を有するこ
    とを特徴とするウエブ接合方法。
  10. 【請求項10】請求項7記載のウエブ接合方法におい
    て、前記クランプ機構を前記第2ウエブロールの外周面
    側に移動させ、前記外周面を検出した後に該クランプ機
    構を停止させる工程と、 前記テープ部材の非粘着部分を前記クランプ機構の吸着
    手段で吸着して持ち上げる工程と、 前記持ち上げられた非粘着部分を前記クランプ機構のク
    ランプ爪手段で把持し、前記クランプ爪手段を所定の方
    向に移動させることにより、前記テープ部材の粘着面を
    前記第2ウエブロールの外周面から剥離して前記第2ウ
    エブを引き出す工程と、 を有することを特徴とするウエブ接合方法。
  11. 【請求項11】請求項7または10記載のウエブ接合方
    法において、前記テープ部材と一体的に引き出された前
    記第2ウエブを搬送手段に送り出し、前記クランプ機構
    による把持作用を解除する工程と、 前記搬送手段よりも排出方向上流側で前記第2ウエブを
    切断する工程と、 前記テープ部材を含む前記第2ウエブ先端側を、前記搬
    送手段の作用下に排出する工程と、 を有することを特徴とするウエブ接合方法。
  12. 【請求項12】請求項11記載のウエブ接合方法におい
    て、前記テープ部材と一体的に引き出された前記第2ウ
    エブを搬送手段に送り出す途上で、パスロールを移動さ
    せて該第2ウエブの引き出し経路を強制的に変更させる
    ことを特徴とするウエブ接合方法。
  13. 【請求項13】第1ウエブの後端と前記第1ウエブに代
    えて使用される第2ウエブの先端とを、互いに突き合わ
    せて接合するウエブ接合装置であって、 前記第1ウエブの後端を切断保持する第1接合台と、 前記第2ウエブの先端を保持する第2接合台と、 前記第1ウエブの後端と前記第2ウエブの先端を互いに
    突き合わせるために、前記第1接合台と前記第2接合台
    とを相対的に近接変位させる変位手段と、 粘着テープを接合部位の形状に対応する寸法に切断した
    状態で保持するとともに、前記第1ウエブの後端と前記
    第2ウエブの先端とに前記粘着テープを一体的に貼り付
    けるテープ貼付機構と、 を備えることを特徴とするウエブ接合装置。
  14. 【請求項14】請求項13記載のウエブ接合装置におい
    て、前記テープ貼付機構は、前記粘着テープの非粘着面
    を吸着保持する多角形面が設けられた多角形状のテープ
    貼付部材と、 前記多角形面に前記粘着テープを巻き付けて該粘着テー
    プをテープロールから繰り出すために、前記テープ貼付
    部材をその周方向に回転させる回転手段と、 前記粘着テープを所定の長さに切断する切断手段と、 前記切断された粘着テープを前記第1ウエブの後端と前
    記第2ウエブの先端とに一体的に貼り付けるために、前
    記テープ貼付部材を進退させる変位手段と、 を備えることを特徴とするウエブ接合装置。
  15. 【請求項15】請求項14記載のウエブ接合装置におい
    て、前記テープ貼付部材の多角形面各稜辺には、前記切
    断手段を案内するための溝部が形成されることを特徴と
    するウエブ接合装置。
  16. 【請求項16】請求項14記載のウエブ接合装置におい
    て、前記切断手段は、前記第1ウエブの後端または前記
    第2ウエブの先端を切断する切断刃と一体的に移動可能
    に構成されることを特徴とするウエブ接合装置。
  17. 【請求項17】請求項14記載のウエブ接合装置におい
    て、前記テープ貼付部材は、各面に吸着用孔部を有する
    とともに、内部に前記各面の孔部毎に連通する独立した
    サクションチャンバを有することを特徴とするウエブ接
    合装置。
  18. 【請求項18】請求項13記載のウエブ接合装置におい
    て、前記第1ウエブを巻回した第1ウエブロールが配置
    されるウエブ繰り出しステーションと、 前記第2ウエブを巻回した第2ウエブロールが配置され
    るウエブ供給ステーションと、 前記第1接合台に前記第1ウエブの切断された後端が保
    持される一方、前記第2接合台に前記第2ウエブの先端
    が保持された状態で、前記第2ウエブロールを前記第2
    接合台と一体的に前記ウエブ繰り出しステーションに移
    動させる移送機構と、 を備えることを特徴とするウエブ接合装置。
  19. 【請求項19】請求項18記載のウエブ接合装置におい
    て、前記移送機構は、回転駆動源の作用下に旋回自在な
    旋回テーブルと、 前記旋回テーブルに設けられ、前記第1および第2ウエ
    ブロールが回転自在に装着されるとともに、該旋回テー
    ブルが所定の角度だけ旋回する際に前記ウエブ繰り出し
    ステーションと前記ウエブ供給ステーションとに交互に
    入れ替わる第1および第2ウエブ装着軸と、 を備えることを特徴とするウエブ接合装置。
  20. 【請求項20】請求項19記載のウエブ接合装置におい
    て、前記ウエブ供給ステーションに対応して固定される
    第1回転駆動源と、 前記ウエブ繰り出しステーションに対応して固定される
    第2回転駆動源と、 前記第1および第2ウエブ装着軸に設けられ、前記第1
    および第2回転駆動源のいずれにも連結自在な第1およ
    び第2伝動手段と、 を備えることを特徴とするウエブ接合装置。
  21. 【請求項21】請求項13記載のウエブ接合装置におい
    て、前記第1ウエブの後端を前記第1接合台から所定間
    隔離間して固定する第3接合台と、 前記第3接合台と共働して前記第1ウエブの後端を前記
    第1接合台から所定の長さだけ突出した位置で切断する
    切断機構と、 を備えることを特徴とするウエブ接合装置。
  22. 【請求項22】請求項21記載のウエブ接合装置におい
    て、前記第1接合台から突出する残存ウエブの端部を把
    持し、前記残存ウエブを引き出して排出するためのクラ
    ンプ機構を備えることを特徴とするウエブ接合装置。
  23. 【請求項23】請求項13記載のウエブ接合装置におい
    て、前記第2ウエブの先端および前記第2ウエブが繰り
    出される第2ウエブロールの外周面に一体的に接着され
    る粘着部分と該第2ウエブロールの外周面から突出する
    非粘着部分とが設けられたテープ部材と、 前記テープ部材の非粘着部分を把持し、前記テープ部材
    の粘着部分を前記第2ウエブロールの外周面から剥離し
    て前記第2ウエブを引き出すクランプ機構と、 を備えることを特徴とするウエブ接合装置。
  24. 【請求項24】請求項23記載のウエブ接合装置におい
    て、前記クランプ機構は、前記テープ部材の非粘着部分
    を吸着する吸着手段と、 前記吸着手段で吸着されて前記第2ウエブロールの外周
    面から持ち上げられた前記非粘着部分を把持するクラン
    プ爪手段と、 前記非粘着部分を把持したクランプ爪手段を旋回させる
    旋回手段と、 前記テープ部材の粘着面を前記第2ウエブロールの外周
    面から剥離して前記第2ウエブを引き出すために、前記
    クランプ爪手段を所定の方向に移動させる移動手段と、 を備えることを特徴とするウエブ接合装置。
  25. 【請求項25】請求項23または24記載のウエブ接合
    装置において、前記クランプ機構は、前記テープ部材を
    検出するテープ検出センサを備えることを特徴とするウ
    エブ接合装置。
  26. 【請求項26】請求項23または24記載のウエブ接合
    装置において、前記クランプ機構は、前記第2ウエブロ
    ールの外周面を検出する外周面検出センサを備えること
    を特徴とするウエブ接合装置。
  27. 【請求項27】請求項23記載のウエブ接合装置におい
    て、前記テープ部材と一体的に引き出された前記第2ウ
    エブを排出する搬送手段と、 前記搬送手段よりも排出方向上流側に配設された前記第
    2接合台との共働作用下に前記テープ部材を含む前記第
    2ウエブ先端側を切断する切断手段と、 を備えることを特徴とするウエブ接合装置。
  28. 【請求項28】請求項27記載のウエブ接合装置におい
    て、前記テープ部材と一体的に引き出された前記第2ウ
    エブを搬送手段に送り出す途上で、該第2ウエブの引き
    出し経路を前記第2接合台に沿った経路に強制的に変更
    させる進退自在なパスロールを備えることを特徴とする
    ウエブ接合装置。
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