JPH10113382A

JPH10113382A - 袋入芳香又は消臭材

Info

Publication number: JPH10113382A
Application number: JP8289269A
Authority: JP
Inventors: Yoji Fujiura; 洋二藤浦; Yukio Zenitani; 幸雄銭谷
Original assignee: Sanyo Chemical Industries Ltd
Current assignee: Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority date: 1996-10-11
Filing date: 1996-10-11
Publication date: 1998-05-06
Also published as: EP0835666A2; EP0835666A3; US5904028A

Abstract

(57)【要約】【課題】工業的に生産が容易で、ユーザーの使い勝手
のよい、水膨潤性吸水性樹脂を利用した袋入り芳香又は
消臭剤を提供する。【解決手段】芳香及び／又は消臭成分を含有する水性
液が、透水性部分を有する耐水性の袋中に封入された水
膨潤性吸水性樹脂に吸収され、該袋中で膨潤した該樹脂
のゲルに芳香及び／又は消臭成分が担持されたものであ
る袋入芳香又は消臭材。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術】本発明は、水膨潤性吸水製樹脂を
利用した芳香又は消臭材に関する。さらに詳しくは、低
コストで容易に大量生産でき、使用方法も簡単で、且つ
芳香又は消臭効果の持続性の良い芳香又は消臭材に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、水膨潤性吸水製樹脂を利用した芳
香又は消臭材としては、プラスチックやガラス等の容器
に、芳香又は消臭成分を含浸した水膨潤性吸水製樹脂を
入れたもの、芳香組成物と吸水性樹脂を別容器に充填し
たものをユーザーが好みの容器で混合するもの（特公平
６−３８８４７号公報）、粉末状香料と吸水性樹脂の粉
末に水を加えてゲルを形成させて、好みの容器に入れる
もの（特公昭６１−４７５４５号公報）等が知られてお
り、水膨潤性吸水性樹脂を利用した、芳香又は消臭効果
の持続性に優れ、インテリアとしての機能も有した芳香
又は消臭材が得られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プラス
チックやガラス等の容器に吸水性樹脂を入れたものは、
容器が倒れたりした時にゲル粒子がこぼれるという問題
がある。また、ゲル状の水膨潤性吸水性樹脂は、粒子同
士の粘着性があるため工業的な取り扱いが容易でなく、
これを使用し工業生産しようとするとコストが高くな
る。これを避けるためには、ユーザーで芳香組成物と水
膨潤性吸水性樹脂を配合したり、水を加えたりする必要
があり、ユーザーに余計な手間をかけてしまうという問
題がある。さらに、インテリア性を重視するあまり、芳
香又は消臭機能以外の容器の形状等に力が入れられ、必
要以上にゴミが増えるなど、エコロジーの観点からも好
ましくないものとなっている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題点を改良した芳香又は消臭材を得るべく鋭意検討した
結果、工業的には容易に低コストで生産でき、芳香又は
消臭機能のみを追求したシンプルな、更にユーザーに余
計な手間をかけない、いわば「樟脳」や「ナフタリン」
を使う感覚で使えるような芳香又は消臭材を見いだし本
発明に到達した。すなわち本発明は、芳香及び／又は消
臭成分を含有する水性液が、透水性部分を有する耐水性
の袋中に封入された水膨潤性吸水性樹脂に吸収され、該
袋中で膨潤した該樹脂のゲルに芳香及び／又は消臭成分
が担持されてなる袋入芳香又は消臭材である。

【０００５】

【作用】本発明の袋入芳香又は消臭材は、該水性液が該
袋中に封入された水膨潤性吸水性樹脂に吸収され、該樹
脂が膨潤したゲルが形成されたものである。このため、
ゲル粒子がこぼれることが無く、また、ゲル化させてか
ら容器に入れる場合のようにゲルを直接取り扱うことが
無いため、工業的な生産が容易である。さらに、ユーザ
ーに配合したり水を加えたりするような大きな手間をか
けることが無く、表面が湿っていないので置く場所を選
ばないため、使い勝手が非常に良い。

【０００６】

【発明の実施の形態】本発明で用いられる水膨潤性吸水
性樹脂の例としては、デンプンまたはセルロースとカル
ボキシル基、スルホン酸基などの親水基を含有する水溶
性単量体および／または加水分解により水溶性となる単
量体と、架橋剤とを必須成分として重合させ、必要によ
り加水分解を行うことにより得られる吸水性樹脂が挙げ
られる。この吸水性樹脂の製造法及び具体例は、特開昭
５２−２５８８６号、特公昭５３−４６１９９号、特公
昭５３−４６２００号及び特公昭５５−２１０４１号公
報に記載されている。

【０００７】水膨潤性吸水性樹脂の他の例としては、デ
ンプン−アクリロニトリルグラフト重合体の加水分解
物、セルロース−アクリロニトリルグラフト重合物の加
水分解物、カルボキシメチルセルロースの架橋物、架橋
ポリアクリルアミドの部分加水分解物、架橋されたアク
リル酸−アクリルアミド共重合体、架橋されたスルホン
化ポリスチレン、特開昭５２−１４６８９号及び特開昭
５２−２７４５５号公報で開示されているビニルエステ
ル−不飽和カルボン酸共重合体ケン化物、架橋されたポ
リアクリル酸（塩）、架橋されたアクリル酸−アクリル
酸エステル共重合体、架橋されたイソブチレン−無水マ
レイン酸共重合体及び架橋されたカルボン酸変性ポリビ
ニルアルコール、自己架橋型ポリアクリル酸塩などが挙
げられる。又、以上例示した吸水性樹脂は２種以上併用
してもよい。

【０００８】該水膨潤性吸水性樹脂の純水に対する吸水
性能は、充分な保水性能を得るために、好ましくは５０
ｇ／ｇ以上であり、特に好ましくは１００〜１，０００
ｇ／ｇである。また、水膨潤性吸水性樹脂の形状につい
ては特に限定はなく、粒子状もしくは繊維状のいずれも
が好適に使用できるが、好ましくは粒子状（例えば、粉
砕粒子状、顆粒状、造粒状、リン片状、パール状など）
である。吸水性樹脂が粒子状である場合の粒子の粒度分
布についても特に限定はないが、好ましくは１〜１，０
００ミクロン、特に好ましくは５０〜８５０ミクロンの
粒子の含有量が９５質量％以上である。

【０００９】本発明において、水性液に用いられる芳香
及び／又は消臭成分としては、芳香性、消臭性又は芳香
兼消臭性を有する物質として一般的に使用されているも
のでよく、特に制限されない。芳香性を有する物質とし
ては、例えば合成香料や天然香料が挙げられ、これらは
水溶性のものであればその水溶液、非水溶性のものであ
れば水と乳化剤、必要により水溶性可溶化剤などからな
る水性エマルジョンとすることができる。ここで、芳香
性を有する物質はマスキング効果を兼備するため、実用
上消臭性を有するとも言えることがある。消臭性を有す
る物質としては、例えばイネ、松、ヒノキ、笹等の植物
からの抽出物質、酸又はアルカリ性の水性液、粉末活性
炭等もあり、このものを水又は一部溶剤を含んだ水溶液
で希釈した水性液とすることができる。また、上記のよ
うな水性エマルションとして用いても良い。これらのう
ちでは、水性エマルションとして用いる方法が、種類が
豊富な油溶性の芳香及び／又は消臭成分を使用できるた
め好ましい。

【００１０】上記の芳香及び／又は消臭成分を含有する
水性液が、透水性部分を有する耐水性の袋中に封入され
た水膨潤性吸水性樹脂に吸収され、該袋中で膨潤した該
樹脂のゲルが形成され、ゲルに芳香及び／又は消臭成分
が担持されることによって、本発明の袋入芳香又は消臭
材が得られる。

【００１１】上記の水性液を袋入の吸水性樹脂に吸収さ
せる方法としては、充分に含水ゲルが形成される方法で
あれば特に限定されないが、例えば水性液の袋に袋ごと
浸漬する方法、水性液を袋上からスプレーして袋内に浸
透させる方法が挙げられる。本発明の袋入芳香又は消臭
材において、水膨潤性吸水性樹脂に吸収される芳香及び
／又は消臭成分を含有する水性液の量は、該水性液を水
膨潤性吸水性樹脂が吸収できる範囲であれば特に制限は
無い。この範囲を超えると、使用時に吸水性樹脂から水
性液が染みだし、接触面を汚してしまうことがある。水
膨潤性吸水性樹脂が水性液を吸収する量は、例えば浸漬
法であれば浸漬時間、スプレー法であれば噴霧時間を増
減することにより、調整することができる。また、封入
された水膨潤性吸水性樹脂に対する袋の容積を調整し、
浸漬により袋が最大限の容積となるまで水性液を吸収さ
せることにより、調整することもできる。

【００１２】

【実施例】以下、本発明の袋入芳香又は消臭材の一実施
例を示す図に基づいて本発明を説明するが、本発明はこ
れに限定されるものではない。図１は袋中に水膨潤性吸
水性樹脂が封入されたものの一例を示す斜視図である。
図２は本発明の袋入芳香又は消臭材の一例を示す断面図
である。図１、図２において、１は不織布、２はポリエ
チレンシート、３は水膨潤性吸水性樹脂が膨潤したゲル
である。また、図１において、４は水膨潤性吸水性樹脂
封入部分、５はヒートシール部分である。

【００１３】図１で、該袋は不織布（１）とポリエチレ
ンシート（２）とがヒートシール部分（５）でヒートシ
ールされたものである。袋中の水膨潤性吸水性樹脂が、
芳香及び／又は消臭成分を含有する水性液を吸収する
と、本発明の袋入芳香又は消臭材が得られる。図２で
は、水膨潤性吸水性樹脂が水性液を吸収しゲル状となっ
ている状態を示している。

【００１４】該袋は、水膨潤性吸水性樹脂の含水ゲルが
封入された状態で保管されるため、破れや穴開きが生じ
ないよう、上記の不織布やポリエチレンシートのよう
な、耐水性の材料が用いられる。また、図１における不
織布（１）は透水性を有し、これを通じて水膨潤性吸水
性樹脂が、芳香及び／又は消臭成分を含有する水性液を
吸収できる。図１では袋の片面すべてが不織布となって
いるが、不織布のような透水性を有する材料を用いた部
分は少なくとも一部あればよい。透水性を有する材料と
しては、透水性があって、且つ該袋が水性液に浸漬され
たり、該吸水性樹脂が吸水膨潤した時においても破れが
生じない程度の、湿潤強度及び湿潤状態での柔軟性を有
する素材であることが好ましい。このため布帛又はメッ
シュフィルムが好ましく、図１における不織布（１）は
布帛の例である。布帛としては、上記の湿潤強度がある
ものであれば特に限定は無く、任意の合成繊維（ポリエ
ステル、ポリアミド、アクリル繊維など）、半合成繊維
（アセテート、レーヨンなど）、天然繊維（綿、絹、羊
毛など）、これらの混合品（混紡品など）などすべての
繊維素材が適用できる。また織物であっても不織布であ
ってもよい。また、メッシュフィルムとしては、ポリエ
チレン、ポリプロピレン等のシートに微細な穴を数多く
開けたもの等が挙げられる。これらのうちでは、加工の
容易さや表面の触感から、図１で用いた不織布が特に好
ましい。

【００１５】また、該袋には図１のポリエチレンシート
（２）のような透水性を有しない部分があってもよい。
この部分に用いられる素材としては耐水性のあるもので
あれば特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプ
ロピレンのフィルム等のヒートシール性を有するものが
好適に使用できる。なお、本発明の袋入芳香又は消臭材
の使用時に、置かれた面を濡らすことは、吸水性樹脂が
充分保水しているためほとんど起こらないが、より確実
にするためには、図１で片面がポリエチレンシートとな
っているように、物との接触面が透水性を有しないこと
が好ましい。

【００１６】図１では、該袋は一辺が１０ｃｍ以下のシ
ート状となっており、この程度の大きさがユーザーでの
使い易さから好ましいが、袋の形状については特に限定
されない。また、袋が複数個連なった状態であって、必
要によりミシン目がはいって切り離し易くなっており、
使用時に個々に分断して用いられるものであってもよ
い。図１の（５）の部分はヒートシール部分であり、不
織布（１）とポリエチレンシート（２）の間に水膨潤性
吸水性樹脂が挟み込まれた状態で、該部分がヒートシー
ルされたものである。該袋の形成方法としては、この方
法に限らず、水膨潤性吸水性樹脂が洩れないように封入
されれば特に限定されないが、少なくとも２層のシート
間に吸水性樹脂が挟み込まれた状態で、開口部が接合さ
れることが好ましい。なお、少なくとも２層のシートの
素材は、図１では１層が不織布（１）、１層がポリエチ
レンフィルム（２）というように異なっているが、同一
であってもよい。

【００１７】２層のシートの接合の方法は、用いる材質
に応じて工夫する必要がある。図１のように少なくとも
１層にポリエチレン等の熱可塑性の樹脂を用いればヒー
トシールできる。また、図１で不織布にヒートシール性
のある材料を用いれば、２層共不織布としてヒートシー
ルすることができるし、ポリエチレンフィルムに代えて
１層に他の材料を用いることもできる。２層共ヒートシ
ール性が無い場合は、熱可塑性樹脂のフィルムを挟んで
ヒートシールする方法、縫製による方法、ホットメルト
等の接着剤を使用する方法、及び開口部をフィルム状の
もので挟み、上記のヒートシールや、接着剤で固着する
方法等で接合できる。これらの方法の中では、大量に低
コストで連続生産できることから、熱可塑性の樹脂を用
いてヒートシールする方法が好ましい。

【００１８】図３は本発明の袋入芳香又は消臭材の一例
を示す断面図である。図３において、１は不織布、２は
ポリエチレンシート、３は水膨潤性吸水性樹脂が膨潤し
たゲル、６はエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂
フィルムである。

【００１９】図３は、図２に示す袋入芳香又は消臭材
を、更にエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂フィ
ルム（６）で密封したものである。図３のように包装材
料で密封された本発明の芳香又は消臭材は、ユーザーが
使用するまでは、水分が蒸発して芳香及び／又は消臭成
分が揮散しない。密封の方法としては、他にはシール付
きプラスチック容器、蓋付ガラス瓶等の容器に入れ密閉
して保管し、使用時に必要個数取り出す方法もあるが、
好ましい形態は、図３のような非透水性プラスチックフ
ィルム及び／又は金属フィルム製の包装材料で個別に密
封されたものである。上記の包装材料を用いることによ
って、ユーザーが手、はさみ等で必要な個数だけ包装材
料の封を切り、袋を取り出すことにより、手軽に使用す
ることが可能になる。

【００２０】非透水性プラスチックフィルム及び／又は
金属フィルム（６）は、芳香及び／又は消臭成分がほと
んど透過しないように、酸素の透過係数が、１×１０¹⁰
ｃｍ³ （ＳＴＰ）・ｃｍ／ｃｍ² ・秒・ｃｍＨｇ以下で
あることが好ましい。このような包装材料の材質として
は、ポリ塩化ビニリデン樹脂、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体樹脂及びアルミニウム等が挙げられる。

【００２１】以下更に、本発明の袋入芳香又は消臭材を
作成した実施例により本発明を説明するが、本発明はこ
れに限定されるものではない。以下、部は質量部を表
す。実施例１〔１〕芳香成分を含有する水性液の作成芳香性を有する物質として合成香料を用い、次の配合比
率で混合、十分撹拌して芳香液を作成した。テルペン系合成香料１部エタノール５部ノニポール１２０３部水９１部注）ノニポール１２０：ポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル系非イオン界面活性剤、三洋化成工業
（株）製〔２〕水膨潤性吸水性樹脂封入袋の作成ポリエステル製の不織布と、ポリエチレンフィルムを各
々５ｃｍ×７ｃｍにカットし、この間にアクリル系水膨
潤性吸水性樹脂を１ｇ挟み込んで重ね、外周を５ｍｍ巾
でヒートシールした。注）アクリル系水膨潤性吸水性樹脂：平均粒径２０〜５
０μｍ、吸水性能４００ｇ／ｇ〔３〕袋入芳香剤の作成上記〔２〕の水膨潤性吸水性樹脂封入袋を〔１〕の芳香
成分を含有する水性液中に３０秒間浸漬した後に引き上
げ、軽く水をきって本発明の袋入芳香剤を得た。水性液
の吸収量は樹脂重量の３０倍量であった。

【００２２】試験例１上記〔３〕で得た袋入芳香剤を２０〜２５℃の室内に１
カ月放置した。１カ月経過後も充分な匂いだちが得られ
た。

【００２３】

【発明の効果】本発明の袋入芳香又は消臭材は、水性液
を吸収したゲル状の水膨潤性吸水性樹脂が、外部に触れ
ることが無いため、工業的に容易に生産できる。そのた
め、大量生産が可能となり、コスト的にも好ましいもの
である。またユーザーでの使用時においても、容器から
取り出したり、開封するだけで容易に使用でき、場所も
取らないため、部屋・事務所の片隅、タンスの中、押入
の中、灰皿の中、ゴミ箱の中、靴の中、げた箱の中、ト
イレ、冷蔵庫等置く場所を選ばず任意の所に、必要数だ
け置くことができる。このように従来の水膨潤性吸水性
樹脂を用いた芳香又は消臭材には無かった手軽さを提供
するとともに、優れた芳香又は消臭効果の持続性を維持
するため、芳香又は消臭材として有用である。さらに無
駄な機能を持たず、必要量だけ使えるのでゴミの発生が
少なく、環境保全、資源保護の面からも有用である。

【図面の簡単な説明】

【図１】袋中に水膨潤性吸水性樹脂が封入されたもの
の一例を示す斜視図である。

【図２】本発明の袋入芳香又は消臭材の一例を示す断
面図である。

【図３】本発明の袋入芳香又は消臭材の一例を示す断
面図である。

【符号の説明】

１不織布２ポリエチレンシート３水膨潤性吸水性樹脂が膨潤したゲル４水膨潤性吸水性樹脂封入部分５ヒートシール部分６エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂フィルム

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】芳香及び／又は消臭成分を含有する水性
液が、透水性部分を有する耐水性の袋中に封入された水
膨潤性吸水性樹脂に吸収され、該袋中で膨潤した該樹脂
のゲルに芳香及び／又は消臭成分が担持されてなる袋入
芳香又は消臭材。
【請求項２】該袋の透水性部分が不織布である請求項
１記載の芳香又は消臭材。
【請求項３】該封入の手段がヒートシールである請求
項１又は２記載の芳香又は消臭材。
【請求項４】該水性液が油溶性の芳香及び／又は消臭
成分を含有するエマルションである請求項１〜３のいず
れか記載の芳香又は消臭材。
【請求項５】該袋中で該ゲルが形成されたものが、更
に非透水性プラスチックフィルム及び／又は金属フィル
ム製の包装材料に密封されてなる請求項１〜４のいずれ
か記載の芳香又は消臭材。
【請求項６】該包装材料の酸素の透過係数が、１×１
０¹⁰ｃｍ³ （ＳＴＰ）・ｃｍ／ｃｍ² ・秒・ｃｍＨｇ以
下である請求項５記載の芳香又は消臭材。