JPH07494A - 消臭剤 - Google Patents

消臭剤

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JPH07494A
JPH07494A JP5179733A JP17973393A JPH07494A JP H07494 A JPH07494 A JP H07494A JP 5179733 A JP5179733 A JP 5179733A JP 17973393 A JP17973393 A JP 17973393A JP H07494 A JPH07494 A JP H07494A
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deodorant
absorbent
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resin
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Tomoji Tanaka
友爾 田中
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の吸水樹脂を含水せしめて、これに消臭
剤を加えた脱臭剤はその水分の蒸発によって30〜60
日が限度で消臭効果を発揮するものを90日以上消臭効
果を持続せしめる消臭剤の開発を目的とする。 【構成】 一定量の入った含水樹脂容器の中央に垂直に
毛管吸収体を架設し、その容器の下部に嵌着する別容器
を設置し、これに水又は、消臭芳香液を嵌挿して毛管吸
収体で上面の吸水樹脂と接触せしめて、下部液を上部吸
水樹脂に接触せしめて水を補給し、吸水樹脂の含水物が
空気中に拡散蒸発する量を補う事により、吸水樹脂の乾
燥を防ぎ消臭効果を持続せしめる事を特徴としたもので
ある。 【結果】 この毛管吸収体による消臭液の補給によって
補給吸水樹脂ゲル化物はいつまでも蒸発性を持続し、そ
の結果、乾燥物とならないから従来の吸水樹脂消臭剤の
持続性は2〜3倍に増大し、下部の消臭液の補給がいつ
でも出来るので、吸水樹脂の乾燥による消臭性の消滅を
防ぎ長期間使用に耐えると共に、選択的消臭剤の応用が
可能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、従来公知の吸湿性消臭剤が吸収樹脂を主体
としたもので、含水した水分が蒸発して吸収樹脂が粉末
から含水ゲル化物に、そして、塊状乾燥粉末に変化する
過程で速やかな蒸発が行われる事によって消臭効果が失
われる欠点を、ゲル上の消臭剤に別個に作られた水の入
った水槽蜜封容器を取付け、この上部に毛管吸収体や多
孔質体を嵌着して、この毛管吸収体や多孔質体により水
槽内の水分をゲル状消臭剤に補給して、ゲル状消臭剤へ
の水分の補給を行い、必要に応じて消臭剤液の水分を補
給して、消臭い効果を持続せしめる事を特徴とした消臭
剤の開発にかかるもので、更に、この外筐容器に各社の
宣伝文章、絵書、紫外線を施した消臭剤の開発にかかる
内容である。従来のゲル状消臭剤の多くは80cc〜3
00ccの容器内に香料、消臭剤吸収樹脂とを入れて水
分を後に添加して、ゲル化せしめたものを作り、この容
器の多孔質面や開放面からゲル状消臭剤の水分と消臭剤
香料の発散によって消臭を試みた商品が多く、このゲル
化材として、ゼラチンや寒天、海藻類が別に使用されて
いた。しかし、この容器ではゲル化物の水分蒸発が極め
て速やかで20〜40日位で乾燥し、その乾燥に比例し
て脱臭効果は低下した。その理由は、ゲル化物上面から
揮散する水蒸気が室内の対流を作るので、水蒸気が多い
程、その脱臭効果も又増大し、水蒸気との蒸発量が少な
くなれば脱臭効果も減少する性質があった。従って、蒸
発を高めて脱臭効果を高めるには、消臭剤自身の使用時
間が短いほど有効性は高くなり、実用的使用には寿命が
短くなる欠点があった。そして、消臭剤の短命による取
替えの手間やコスト高に対しても問題があった。しか
も、これらの消臭剤の多くは全てが非生産性である為
に、ややもすれば需要者側には経費の上昇の為に使用範
囲や期間に制限があり、特に業務用に於いて、例えば、
冷凍倉庫や食堂や宴会場、劇場、大衆便所に於いてはコ
スト高となり、取扱上不便であった。又、最近、紫外線
ランプによる殺菌灯やオゾンガス発生による殺菌法によ
る消臭器が利用されているが、紫外線の常時使用はオゾ
ンガス使用と共に人体に悪影響を及ぼし、これを防ぐに
は、含水性ゲル状消臭剤の併用によって人体への間接的
照射や間接的吸収によってその量的制限を加えながら、
消臭効果を発揮せしめる事は、より人体への影響を少な
くし、又、ラヂエーション性物質の放射を緩和せしめ
て、殺菌性を保持する作用を利用する事は、より新企性
があり、本願はこれに適応した内容のものである。そこ
で、本発明は、このゲル化物に別個に具備せしめ、水分
を補給する事によって持続性を増大せしめる様にする事
により、経済性を高めると共に消臭剤の性能を高め、
又、その消臭成分の選別を水液中の消臭剤の改善によっ
て変更せしめ、宣伝用を具備せしめ、宣伝効果を高める
と共に従来使用された紫外線、オゾンガス発生器の有害
性を緩和せしめ、即効性を持続せしめる効果が具備さ
れ、特に、水産物加工や畜産物加工、冷凍倉庫、糞尿汚
泥物や産業廃棄物等の外、有害ガス吸着除去に役立ち、
医療に於いても殺菌剤の持続的発散に役立つから産業上
有用な発明である。この水槽容器とゲル状消臭剤容器と
の区別にはそり選択に於いて自由に選ぶ事が出来るが、
2ツの容器を積み重ねる方式や多孔質容器と水タンクと
の組合せ等や毛管吸収体の集束繊維による吸収や多孔質
のセラミックやプラスチックス、焼結多孔体等によって
ゲル状消臭剤との組合せは自由である。そして、多孔プ
ラスチックス袋に消臭剤ゲル化物を入れて密封した袋状
を水槽容器中に浸漬して、多孔質袋表面の多孔面から水
分の蒸発を行う方法も、この構造中に含まれ、常に、水
分や消臭液を補給してゲル化物や多孔質体を以って蒸発
面として、空気に接触せしめて水分の蒸発によって消臭
効果を発揮せしめる方法もこの消臭器内に包まれるか
ら、水槽内の水液の補給によっていつまでも消臭が持続
され、アミン系の悪臭には、これを吸収する消臭剤を
又、酪酸や吉草坂の様な有機酸の悪臭物に対しては、こ
れを吸収する消臭剤を又、メルカプタンの様な、硫化物
を吸収する消臭剤を選別的に区別し消臭する効果も二液
性や一液性のゲル化物と水液の組合せによって作られる
ので、悪臭に応じてこれを選別的に区別吸収する事も出
来る。この発明の実施要領を図面によって説明すると、
次の如くである。
【図1】は、宣伝用外筐体(1)の内部下段に水の入っ
た水槽(2)を嵌挿し、その中央に毛管吸収体の集束繊
維(3)又は、セラミック多孔質やプラスチックス多孔
体(3)を嵌挿しこの多孔体の吸収体の先端(A)より
突出せしめて、上面のゲル状消臭剤や多孔質スポンジ成
型体(4)を入れた容器(5)を上段に嵌挿し、容器
(5)の中央下部の水槽タンクの吸収体(3)と上部の
吸収体(6)とを接触せしめる。これを、吊り具(7)
で吊下げ止めして静置する時は、外筐(1)の上部に嵌
着した多孔質面(8)、蓋板(9)の多孔質面(8)か
ら消臭剤蒸気が上部に発散して拡散し、空気に接触し消
臭い作用を呈して悪臭を吸収して包埋吸着して消臭後の
水蒸後は室内に拡散する。そして、ゲル化物(10)の
水分は徐々に外部に拡散した後乾燥し、固形縮合物に変
化すると消臭効果は消滅するが、下段に水槽(2)を架
設したものは、吸収体(3)によって水を上部に移動せ
しめ、上段のゲル化物容器(5)の下部中央の吸収体
(6)によって、下段の吸収体(3)と接触して下段の
水液を上部吸収体(6)によって吸収されて、蒸発した
ゲル状樹脂の水分量だけを水槽から分配し上昇せしめて
ゲル状物と水分を供給してゲル化物の急速な乾燥状態を
湿潤化せしめるから、下段の水槽(2)の水液(B)が
無くなるまで吸収媒体(3)を通じて水液が上段のゲル
化吸収体(10)に吸収体(6)を通じて水が補給され
る。そして、吸収体(10)のゲル化物は上面では蒸発
を繰返し行い、下部からは水の補給が行われるから、下
部の水が常に水槽上部の補給管(11)から補充されれ
ば、いつまでも蒸発が持続されるばかりでなく水の補給
が消臭液に切り替わる時は、消臭液は上昇してゲル化物
(10)を消臭液によって湿潤するので、消臭の活性度
は常に上昇される。その
【図2】の側面図の正面図を
【図4】に示す。
【図3】は、ゲル化物を入れた上段の蒸発器(4’)
(4”)を示す側面図である。
【図4】は下部に据付けられる水槽(2’)(2”)を
示す側面図である。この槽内の水液は消臭液(B’)と
(B”)がそれぞれ異質のものとして混合されたもの
で、その配合例を示すと次の如くである。
【例1】 硫化物の吸収媒体 水 97.8% グリオキザール 10% 香料 1% 界面活性剤 1% 竹油又は 豆油 0.1% その他 0.1%
【例2】 有機酸吸収剤 水 92.8% グリオキザール 1% トリエタノールアミン 10% 界面活性剤 1% 香料 0.1% 植物乾溜物 0.1% アルコール 5%
【例3】 アミン吸収剤 水 93.0% 塩化銅又は 塩化鉄 1% フミン酸又は 酵母 3% その他 9.4% 香料 1% 植物乾溜物 0.1% 界面活性剤 1% 過酸化物 0.5% この配合液の入った複数の水槽容器(2’)(2”)を
悪臭ガスに応じて蒸発せしめる時は、自由に吸着除去が
出来る。特に、畜産加工の脂肪酸の分解液や蛋白質の分
解物、例えば、核酸やホルモン、トリブシンやペプシン
等の酵素臭にはそれぞれ別の消臭剤を作らないと消臭が
得られず、CLO2やBrO2、JO2やモノクロール
酢酸、硼酸、塩化鉄、塩化銅、塩化銀等が使用され、グ
ライコールの添加は蒸発速度を緩和する。
【図2】の外筐(−1)の表面には、サントリー等の宣
伝文が印刷され、又、印刷したラベルを圧着糊で張り合
わせたものを表面に提示する時は、その薬効以外に各社
の宣伝材料にも供せられ、大衆便所や会議室、駅室の
外、保冷庫用にも利用される時は、ノーベルテとして販
売が可能となる。次に、
【図5】は多孔質ビニールフィルム袋(13)内にゲル
化物(10)を入れた袋(13)を下部水槽容器(1
4)の上部にパッキン(15)で嵌着し、水槽容器(1
4)内の上部にゲル化多孔袋(13)を接触せしめる。
即ち、このゲル化多孔袋(13)の一部を浸積せしめ
る。しかる時は、液(B)上の多孔袋面に於いて水分が
蒸発し、蒸発した水分の補給を下部の浸積した消臭液
(B)に於いて、吸収が行われるから下部の水槽中の水
液が無くなるまで消臭効果が持続し、水液の補充によっ
て消臭と蒸発が持続する。
【図6】は、浮子(19)(19’)(19”)の側面
に嵌着した消臭ゲル化物容器(15)(15′)(1
5”)の下部中央に小管(16)(16’)(16”)
が接続されて、ゲル化樹脂の導入後、消臭剤液を導入し
多孔栓を嵌着し、毛管繊維束(18)(18’)(1
8”)がその中芯として延長した状態で嵌着されてい
て、この消臭剤ゲル化物容器(15)(15’)(1
5”)の上面を熱シールプラスチックスフィルム(1
7)が融着されて、容器(15)(15’)(15”)
に固着し、使用時にこのフィルム(17)を剥離してゲ
ル化樹脂を露呈し、蒸発面を形成せしめる。この消臭剤
容器(15)(15’)(15”)を数種類組合せて水
槽(20)内の水液(B)に浮上せしめ、水液(B)に
毛管繊維束(18)(18’)(18”)を浸漬して、
毛管繊維束(18)(18’)(18”)を以て毛管吸
収せしめる時は、異種の消臭剤の入ったゲル化樹脂(2
2)(22’)(22”)は常に湿潤して、消臭剤液容
器(15)(15’)(15”)から蒸発を続ける。こ
の水槽容器(20)の水(B)は、一般水でも良い。C
LO2BrO2JO2、香料、アルコールの入った物で
も良く、界面活性剤の入った水液でも良い。この容器
(15)(15’)(15”)内には異種類の消臭剤が
粉末状で予め、導入されていて水を入れる事によってゲ
ル化する様にしてあり、異なった悪臭に対して選択的消
臭が行われる。このゲル化容器(15)(15’)(1
5”)の側面には、発泡樹脂の浮子(19)(19’)
(19”)が嵌着されている。この様な複数型の消臭器
【図7】に側面図として示している。この消臭器は、複
数の異種の悪臭に対して有効に作用する。例えば、(2
2)は硫化物脱臭液粉とし、(22)はアンモニア、ア
ミン類の吸収用、(22”9は有機酸ニコチンタール用
粉として配合してある。又、
【図5】の多孔質袋の内部の蒸発面コントロールの構造
は、発泡スチロール粉体(13a)を上部又は下部に混
合する事によって、蒸発量を制限し、下部に嵌挿する時
は、水液(B)面を浮上する度合いが変化する。この多
孔質プラスチックスフィルムは、塩化ビニールと酢酸ビ
ニール共重合樹脂やポリアクリルニトリル樹脂やポリエ
チレン、ポリプロピレンやポリエチレン酢酸ビニール混
合樹脂に尿素エステルや硼酸エステル、オキシ安息酸エ
ステルにグライコールを混合したものや、発泡剤のジア
ゾ系発泡剤やミネラル粉が混合され、フイルムに延伸加
工したものが多孔質材として使用され、酸性水や煮沸水
で処理され多孔化される。そして、この
【図6】の消臭容器(15)(15’)(15”)に予
め嵌挿せしめた消臭剤は粉末の吸水樹脂とマイクロカプ
セル化した香料、界面活性剤、過酸化物が混合された粉
末(B’)として密封されていて、使用時に水を入れて
ゲル化せしめるので耐久性の消臭剤が得られ、多孔体
(D)は差し込みによって取外しが出来る様にしてある
が、ゲル化物は逆にしても漏れる事は無い。この粉末消
臭剤は次の配合による。
【例4】 水 300部 吸水樹脂、ポリアクリル酸ビニール共重合 10部 界面活性剤カプセル粉 0.1部 マイクロカプセル香料 1.2部 過酸化物マイクロカプセル 2部 豆、竹乾溜油マイクロカプセル 0.1部 顔料 0〜0.1部 この粉末配合体を
【図3】の容器(4)(4’)に入れて密封し、毛管吸
収体(6)管を容器(4)(4’)の下部の中央突出口
(6’)(6”)に嵌挿し、その吸収体の底面をフィル
ム(6a)(6a’)で圧着して密封し、使用に際して
これを剥離して吸着体(6)を取り出し突出口(6’)
(6”)から水を入れ膨潤しゲル化せしめる。そして、
吸着体(6)を突出口(6’)(6”)に嵌着して、こ
の吸収体(6)が下段の水槽(2)の上部中央の毛管繊
維束(3)に接触し、水液(B)が上部ゲル化物(1
0)に毛管接触する様にしたものである。毛管吸収体の
構造については、
【図8】の(3a)(6b)(6c)の如く、ゲル化物
が深く入った(6a)型のものや
【図2】の水槽(2)に延長された毛管吸収繊維(3)
を取付けた
【図9】の如く、上部をフェルトと毛管吸収繊維(3)
を延長したものも使用される。
【図10】は底部中央に短い吸収繊維束(6)を示した
もので水槽の毛管吸収繊維(3)とは切り離して接触に
よって水液を上昇せしめるものである。
【図8】
【図9】
【図10】は消臭剤容器(5a)(5b)(5c)の側
面図を示している。しかし、水液の量を増大せしめるに
は、
【図11】の側面図に示す如く、逆U字状の毛管吸収体
(3b)をゲル状消臭剤中に深く差し込み、水槽(2
d)を並行して設置して、深く浸漬した逆U字状毛管吸
収体(3b)の他の端を持って水液(B)を毛管吸収作
用によってゲル化物(10d)に補吸せしめる。この水
液の移行速度は大きさによって異なるが、5粍径のガラ
ス繊維束、又は、綿繊維束では、逆U字では30日間で
ゲル化物300gに対して水300gが補給され常にゲ
ル化物を湿潤の状態を保持している。
【図8】のものでは水液が100gが30日で吸収上昇
され、
【図9】では、120g
【図10】では80gの水液が上昇する。いづれの構造
でも使用される。この水槽無いの水液は、常に減少すれ
ば補給する事によって6ケ月間の使用に耐え、又、水液
中にラヂエーション性の鉱物を予め入れると、水は6分
子〜4分子の縮合水として上昇し、バクテリアの発生は
少なく又、殺菌剤の添加も同様の効果がある。このゲル
化物をフェルトやガラス繊維、ポリウレタン、発泡樹脂
成型体で代用する時は、下段の水液の消臭剤で溶解した
液として毛管吸収すれば、この方法でも蒸発消臭が行わ
れる。
【図12】は紫外線灯(1E)器の側面図を示し、その
紫外線灯(IE)を固定するカバー器(2E)に取付
け、カバー器の下部に空気の吸入溝(3E)が作られ
て、紫外線で照射された脱臭空気(K)はカバー器(2
E)の上部に接合された空気の出口溝(4E)から排出
する如く、その紫外線をカバーする正面、表面に消臭液
の入った水槽板(5E)螺着して、上部にゲル化物消臭
器(6E)を接合して、毛管吸収体(6a)(6b)
(6c)を接触せしめて、毛管吸収を行わしめると共
に、紫外線の遮光体とする。この様に紫外線と消臭剤と
の組合せは、悪臭ガスの消臭作用を即効性とする効果が
発揮される。この水液の補給は、側面の架設された管
(7E)によってゴム管(8E)にポンプで水液を補給
せしめる。オゾン発生器もこの装置に類似の構造体で消
臭器と併用されるが、オゾン空気ガス以外にこの水槽の
水液を5〜10%のオゾン水として、毛管吸収せしめる
方法も利用する事が出来る。この多孔質ポリオレフィン
系樹脂フィルム袋は、ティパックの様な無織布袋や植物
繊維と合成樹脂や合成繊維と混合した瀘布タイプのもの
でも差支えが無い。このティパックは吸収性が高く、工
場や倉庫内の脱臭用に利用される。又、オゾンガス発生
器によって発生するオゾンガスは水に10%溶解したも
のを使用したものは、人体への影響も少ないので、この
オゾン水を蒸発吸収させる時は、便所の悪臭も少なくな
る。いづれにしても、吸収樹脂を使用したゲル化消臭剤
は、液から毛管吸収繊維を通じて直接蒸発せしめるもの
よりも3分の1以下に蒸発が抑えられるので、より持久
性に有利であり、このゲル化物に悪臭ガスが吸着される
事も少ない。又、この液体直接蒸発の場合は、ポレウレ
タンの様なスポンヂ樹脂ブロックを吸収樹脂の代用ゲル
化物として使用する時は、ゲル化物消臭剤の蒸発より高
いからゲル化物の方が持久性がある。又、水槽の位置や
毛管吸収繊維の構造は、植物繊維、合成繊維、ガラス繊
維、金属繊維等のいづれも使用されるが、セラミック多
孔捧や多孔ガラス棒も使用される。この消臭器は空気の
湿度調整と消臭にも利用され、パチンコ屋の室内浄化に
も利用され。一般のゲル状消臭剤が、一回で1〜2ケ月
の効力に対して、水槽付のゲル状消臭剤は6ケ月の使用
に耐えながら長期消臭し、老人ホームに便利であり、消
臭液の過酸化水素、過塩素酸水の外、二酸化塩素の持続
的消臭作用に利用する事も出来る。自動車の便所では、
【図5】の多孔質プラスチックスフィルム袋の消臭剤を
袋状として水槽上面に嵌着したものは、漏水性がないの
で振動にも強く、
【図2】の様な外筐の把手によって吊り下げて、固定す
る事が出来るので便利である。特に、本発明の消臭器の
消臭性は脱臭剤の効用以外に、水の蒸発による水分子群
の吸着によって脱臭する効果が多く、特にラヂエーショ
ン性の縮合した6分子水や5分子水、4分子水の形成
は、バクテリアの繁殖を抑えるので、モナズ石、ザクロ
石、大理石等の鉱物質が水槽に混入される。一般の活性
炭や酵素ゲル化物の様に悪臭を自ら吸収する為に生ずる
ゲル化物自体の悪臭化はない。この様にこの発明はゲル
化物の消臭剤が300ccの容量でプラスチックス容器
に入れて、上部から水蒸気を発生せしめ、この気化水蒸
気によって悪臭ガスを包着脱臭する時、そのゲル化物の
持久性が短いのでこれを改善する為、別に、水槽を設け
た。蒸発した水蒸気分量を毛管吸収体で補給せしめると
共に、複数の吸収体を悪臭ガスの種類に応じて選別せし
めて、併用する事によって脱臭効果をより高めたもので
その持久性は、連続6ケ月以上に高める事が可能とな
る。又、簡便性を高めるには、消臭器の側面に浮子を嵌
着させ、水液面に浮遊せしめて自動的に水液を毛管吸収
せしめる
【図7】の方法を行う時は、任意のガスの消臭に選択的
方法で脱臭が行われ、取扱上便利である。特に、マイク
ロカプセル化によって粉末消臭剤が使用されるので、重
量の減少となり保存性が高く、又、水槽の併用による持
続性によって水産加工場の脱臭や畜産加工場のだっしゅ
うや冷凍庫無いの脱臭、食堂、会議室内、便所内の脱臭
が行われ、大型業務用にも使用されるので産業上有用な
発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 水槽付消臭剤器の正面図
【図2】 その側面図
【図3】 消臭剤の入った容器の側面図
【図4】 下段の水槽容器のの側面図
【図5】 多孔質プラスチックス袋を水槽中に浸積せし
めた消臭器の側面図
【図6】 毛管吸収体を吊下げた消臭剤粉の入った容器
の側面図
【図7】 水槽中に異種類の消臭剤粉の入った消臭剤器
の側面図
【図8】 消臭剤ゲル化物の中央に毛管吸収体が深く入
った側面図
【図9】 消臭剤ゲル化物と水液とを毛管吸収体で連接
せしめ水面に浮上せしめた消臭剤器の側面図
【図10】消臭ゲル化物の底面のみの毛管吸収体を示す
側面図
【図11】逆U字状毛管吸収体を使用した消臭剤器の側
面図
【図12】紫外線とオゾンガスとの併用の消臭剤器の側
面図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 後文記載の如く、プラスチックス、ガラス、セラミック
    容器の上部や底部に水の入った水槽容器を作り、その上
    部に毛管吸収体の集束体又は、セラミックやプラスチッ
    ク多孔体を嵌着して、水液やその水蒸気をゲル状消臭媒
    体に送り、ゲル化消臭剤の水分の蒸発分を吸着毛管媒体
    に補給して乾燥を防ぎ、又、その蒸発したゲル状物から
    出る水分によって空気の対流を起こし、消臭効果を発揮
    せしめる。表面に宣伝ポスター、プラモデルを印刷せし
    める事を特徴とした持続性消臭剤。
JP5179733A 1993-06-10 1993-06-10 消臭剤 Pending JPH07494A (ja)

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JP5179733A JPH07494A (ja) 1993-06-10 1993-06-10 消臭剤

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JP (1) JPH07494A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5904028A (en) * 1996-10-11 1999-05-18 Sanyo Chemical Industries, Ltd. Fragrance and deodorant materials

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5904028A (en) * 1996-10-11 1999-05-18 Sanyo Chemical Industries, Ltd. Fragrance and deodorant materials

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