JPH10112632A - ディジタルフィルタ - Google Patents

ディジタルフィルタ

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JPH10112632A
JPH10112632A JP26640296A JP26640296A JPH10112632A JP H10112632 A JPH10112632 A JP H10112632A JP 26640296 A JP26640296 A JP 26640296A JP 26640296 A JP26640296 A JP 26640296A JP H10112632 A JPH10112632 A JP H10112632A
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data
clock
filter
shift registers
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JP26640296A
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Akiyoshi Kawahashi
明世志 川橋
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタルフィルタ演算を高速にする。 【解決手段】 シフトレジスタ11−i(i=1〜M)
は、クロックs2の立上がりのタイミングでラッチし
て、入力データs1をクロックs2の毎に1ビットシフ
ト動作する。ROM回路14には、シフトレジスタ11
−iの出力SHR#iをアドレスとした時の、そのアド
レス領域にSHR#iとフィルタ係数との積和結果が格
納されている。ROM14は、シフトレジスタ11−i
の出力SHR#iをアドレスとして、そのアドレス領域
のデータをクロックに同期して、出力する。これによ
り、M個のタップ数のフィルタ演算結果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信の変調装
置等に使用する符号分割多元接続(以下、CDMA)通
信などにおけるディジタルフィルタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば、次のような文献に記載されるものがあった。 文献1;日経エレクトロニクス社、1993年10月、
Jurg Hinderling 他著、「データ圧縮とディジタル変
調」、P.253−264 移動通信のディジタル変調装置で使用されるCDMA方
式は、前記文献1に記載されているように、10KHz
の符号化した音声信号の畳み込み符号化処理、インター
リーブ、スクランブル、スペクトル拡散処理、インター
リーブ、スクランブル、スペクトル拡散処理、バースト
・ランダマイズ処理等を順次行った後、ディジタルフィ
ルタを用いて、送信データとして用いる1.25MHz
帯域幅以外の帯域成分のカットを行うものである。この
ディジタルフィルタの役割は変調されたベースバンドの
信号は動作クロック周波数以上の帯域を有するため、サ
イドローブが発生するため、これを抑え、帯域が広がら
ないような目的でローパスフィルタを通して、高周波成
分を取り除くことにある。この目的のフィルタは隣接す
る帯域へ信号を出さないようにする必要があり、送信信
号は位相情報を用いて伝送するので、直線位相の特性が
必要であるために、急崚な遷移域の特性を持つFIR型
ディジタルフィルタが必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、急崚な
遷移域の特性を有するフィルタをFIR型のディジタル
フィルタで実現する場合、膨大なフィルタの係数タップ
用の乗算器とフィルタのタップ分の加算器(2入力加算
器を組み合わせて多入力加算器を構成するため、m入力
に対してm−1個の2入力加算器が必要)が必要にな
る。図2は、Mタップの係数を有する従来のディジタル
フィルタの構成例を示す機能ブロック図である。図2に
示すように、Mタップ係数を有する従来のディジタルフ
ィルタは、M個のシフトレジスタ1−i(i=1〜M)
とシフトレジスタ1−iの出力とフィルタ係数とを掛け
算するM個の乗算器2−iと乗算器2−iの乗算結果を
加算する加算器3から構成される。そして、このディジ
タルフィルタは、シフトレジスタ1−1に入力データを
入力して、クロックに同期して、1ビットずつシフトレ
ジスタ1−iでシフトして、乗算器1−iでタップ係数
とシフトレジスタ1−iの出力とを掛け算して、加算器
3でM個の乗算器2−iの出力を加算して、出力すると
いうものである。この時、入力データを入力してから加
算器2−1の乗算器の動作クロック周期+加算器3の段
数×加算器3の動作クロック周期後に出力されることに
なる。このような構成のハードウェアを製作する場合、
膨大なハード量と演算量を必要とする問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のディジタルフィルタでは、入力データと同
じ周波数のクロックで動作するM(M≧1の整数)個の
シフトレジスタと、前記各シフトレジスタに対応するフ
ィルタ係数とそのシフトレジスタから出力される値との
積和結果を予め、そのM個のシフトレジスタの出力をア
ドレスとした時のそのアドレス領域に記憶し、前記M個
のシフトレジスタの出力をアドレスとして入力し、その
アドレス領域に格納されたデータを出力するメモリとを
備えている。以上の様に発明を構成したので、各シフト
レジスタの値をアドレスとしてメモリの内容を読み出す
と、メモリには各シフトレジスタの値とフィルタ係数と
の積和演算した結果が格納されているので、その各シフ
トレジスタの値におけるディジタルフィルタ演算結果が
加算器を用いずに得られることになる。
【0005】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態のディジタルフィルタ
を示す機能ブロック図である。本第1の実施形態のディ
ジタルフィルタが従来のディジタルフィルタと異なる点
は、乗算器と加算器とを無くして、その代わりにフィル
タ演算結果をシフトレジスタ11−iの出力をアドレス
として、そのアドレス領域に記憶するROM回路14を
設けたことである。即ち、本第1の実施形態のディジタ
ルフィルタは、フィルタ係数の個数に等しいM個のシフ
トレジスタ11−i(i=1〜M)とROM回路14と
を備えている。シフトレジスタ11−i(i=1〜M−
1)のQ端子からの出力SHR#iはROM回路14の
iビット目のアドレス端子及びシフトレジスタ11−
(i+1)のデータを入力するD端子に接続されてい
る。シフトレジスタ11−1のD端子は、1ビットの入
力データs1が接続されている。シフトレジスタ11−
MのQ端子からの出力SHR#MはROM回路14のM
ビット目のアドレス端子に接続されている。シフトレジ
スタ11−i(i=1〜M)のCP端子は、クロックs
2が接続されている。ROM回路14はMビットのアド
レス端子を有し、アドレス端子に入力されたアドレスに
従って、そのアドレスに格納された値を出力するもので
ある。
【0006】図3は、図1中のROM回路14の内容を
示す図である。図3に示すように、ROM回路14には
M個のシフトレジスタ11−iの出力SHR#iをアド
レスとして、そのアドレス領域には、次式(1)に示さ
れるデータ値が記憶されている。
【数1】 ここで、Fiはフィルタ係数であり、SHR#iは1
(“H”)、又は−1(“L”;アドレス値では、
“0”としている)である。
【0007】図4は、図1のタイムチャートである。s
1は、入力データであり、s1−1,s1−2は、各入
力データを示し、この間の入力データは同じ値である。
s2は、シフトレジスタ11−iのクロックであり、入
力データの周期と同じクロック周波数である。s2−
1,s2−2は、各クロックを示している。s12は、
シフトレジスタ11−iの出力データであり、s12−
1,s12−2は、クロックs2−1,s2−2におけ
る出力データを示している。s13は、ROM14の入
力データであり、s3はROM回路14の動作クロック
であり、シフトレジスタ11−iと同じクロック周波数
である。s13−1,s13−2は、クロックs3−
1,s3−2におけるROM回路14の入力データであ
る。s14はROM回路14の出力データであり、s1
4−1,s14−2は、クロックs3−1,s3−2に
おけるROM回路14の出力データである。
【0008】以下、図4を参照しつつ、図1の動作の説
明をする。入力データs1は、クロックs2に同期して
シフトレジスタ11−1に入力される。シフトレジスタ
11−i(i=1〜M)は、クロックs2の立上がりに
同期して、D端子に入力されたデータを出力することに
より、クロックs2毎に1ビットシフト動作をする。こ
の結果、M個のシフトレジスタ11−iからの出力SH
R#iはM個の入力データの時系列データとなる。クロ
ックs2−1,s2−2のシフトレシスタ11−iの出
力s12−1,s12−2は、ROM回路14のアドレ
ス端子に順次出力される。ROM回路14は、アドレス
端子に入力される入力データs13−1,s13−2を
順次入力して、クロックs3−1,s3−2にそれぞれ
同期して、そのアドレス領域のデータを読み出して、出
力データs14−1,s14−2として出力する。RO
M回路14には、図3に示すように、SHR#1,…,
SHR#Mとフィルタ係数の積和結果が、SHR#1,
…,SHR#Mをアドレスしてそのアドレス領域に格納
されているので、ROM回路14からはM個の入力デー
タの時系列データのフィルタ演算結果が出力されること
になる。
【0009】以上説明したように、第1の実施形態によ
れば、1ビット入力データのディジタルフィルタの処理
において、1タップ毎にフィルタ係数を乗算器、加算器
を用いて計算せず、全てのタップをアドレスとしてRO
M回路14に入力し、その入力に対応したフィルタ計算
をROM回路14の出力s14として得るようにしたの
で、入力データと同時にフィルタ演算結果が出力され
て、高速動作が可能となる。また、ディジタルフィルタ
の伝達関数は、図2の従来のディジタルフィルタのもの
と同じであるため、フィルタの性能はまったく変わらな
いという特徴を持つ。
【0010】第2の実施形態 図5は、本発明の第2の実施形態のディジタルフィルタ
を示す機能ブロック図である。本第2の実施形態のディ
ジタルフィルタは、第1の実施形態のディジタルフィル
タと異なる点は、零補間による8倍オーバサンプリング
された信号のディジタルフィルタ演算処理を8×M個の
シフトレジスタ31−(8j+i)(i=1〜8,j=
0〜M−1)と8個のROM回路35−i(i=1〜
8)と選択回路(以下、MUXと呼ぶ)38とにより行
う点である。シフトレジスタ31−1のD端子は1ビッ
トの入力データs21が接続される。シフトレジスタ3
1−(8j+i)(i=1〜8,j=0〜M−1、但
し、j=M−1の場合は、i=8は除く)のQ端子は、
シフトレジスタ31−(8j+i+1)のD端子及び及
びROM回路35−iのアドレス端子が接続されてい
る。シフトレジスタ31−8MのQ端子は、ROM回路
35−8のアドレス端子に接続されている。シフトレジ
スタ31−(8j+i)(i=1〜8,j=0〜M−
1)のCP端子には、クロックs22が接続されてい
る。
【0011】図6は、図5中のROM回路35−iの内
容を示す図である。図6に示すように、ROM回路35
−iには、ROM回路35−iのシフトレジスタ31−
(8j+i)(j=0〜M−1)の出力信号SHR#8
j+iをアドレスとして、次式(2)で示される値Ka
(i)が格納されている。
【数2】 ここで、Fj+iは、補間により8倍にオーバサンプリ
ングした時の、8×M個のフィルタ係数のうち、シフト
レジスタ31−(8j+i)が出力するとした場合のそ
のタップに掛けるフィルタ係数である。
【0012】図7は、図5のタイムチャートである。図
7中のs21は、1ビットの入力データであり、s21
−1−1〜s21−1−8は、オーバサンプル前の入力
データの周期(この周期を以下1周期と呼ぶ)の間に入
力される入力データであり、この期間は、同じ入力デー
タがシフトレジスタ31−1に入力されるものとする。
s22は、シフトレジスタ31−(8j+i)(i=1
〜8,j=0〜M−1)のクロックであり、そのクロッ
ク周波数は、8倍オーバサンプル周波数である。s22
−1−1〜s22−1−8は、入力データs21−1が
入力される期間における、シフトレジスタ31−(8j
+i)(i=1〜8,j=0〜M−1)のクロックであ
る。s32は、シフトレジスタ31−(8j+i)(i
=1〜8,j=0〜M−1)の出力であり、s33は、
ROM回路35−i(i=1〜8)の入力データであ
る。s32−1−1〜s32−1−8、s33−1−1
〜s32−1−8は、クロックs22−1−1〜s22
−1−8におけるシフトレジスタ31−(8j+i)の
出力データである。s37は、MUX38の入力データ
であり、s24は、MUX38のクロックであり、RO
M回路35−iのクロックs23と同じ周期である。s
37−1−1〜s37−1−8、s38−1−1〜s3
8−1−8は、各クロックs24−1−1〜s24−1
−8における、MUX38の入力データ、出力データで
ある。
【0013】以下、図7を参照しつつ、図5の動作の説
明をする。入力データs21は、シフトレジスタ31−
1のD端子に入力される。この入力データs21の周波
数は、8倍オーバサンプリング周波数であるが、1周期
の間は、同じ入力データがシフトレジスタ31−1に入
力される。例えば、s21−1−1〜s21−1−8
は、同じ入力データである。補間による8倍オーバサン
プリングデータは、オーバサンプリング前の入力データ
の後に、同じ入力データを7個挿入したものとなってい
る。この8個の同じ入力データのうち8倍オーバサンプ
リング信号における補間データ以外の入力データに対応
する先頭の入力データを実データと呼ぶ。シフトレジス
タ31−(8j+i)(i=1〜8,j=0〜M−1)
は、クロックs22の立上がりのタイミングでD端子の
データをラッチすることにより、クロックs22毎に1
ビットシフト動作をすることになる。入力データs21
は、8倍オーバサンプリング周波数のクロックで入力さ
れるが、8個は同じ入力データであるので、シフトレジ
スタ31−(8j+i)は、実データを入力してから、
クロックs22の8クロックの期間は、同じデータを出
力することになる。
【0014】1周期毎に実データs21が入力されるの
で、シフトレジスタ31−(8j+i)は、8個置きに
同じタイミングで実データを出力する。従って、M個の
実データの時系列データがシフトレジスタ31−(8j
+i)(j=0〜M−1)より1周期(i=1〜8)で
順次出力されることになる。ROM回路35−iは、ク
ロックs23に同期して、シフトレジスタ31−(8j
+i)(j=0〜M−1)からの入力データs33をア
ドレスとして、そのアドレス領域に記憶された図6に示
すフィルタ演算結果のデータを読み出す。この時、RO
M回路35−iは、シフトレジスタ31−(8j+i)
(j=0〜M−1)から実データに対するフィルタ演算
結果が出力されてから1周期の間は、同じ値を出力する
ことになる。
【0015】MUX38は、例えば、クロックs24の
立上がりで8値カウンタでカウントアップして、そのカ
ウンタ値をデコーダによりデコードして、そのカウント
値に応じて、実データに対するフィルタ演算結果を出力
するROM回路35−iの出力s35−iを選択して、
出力信号s38として外部に出力する。例えば、カウン
タ値=0の時に、ROM回路35−1より実データに対
するフィルタ演算結果が出力されると、ROM回路35
−1の出力が選択され、その出力がs38−1−1であ
るとすると、s38−1−2〜s38−1−8は、RO
M回路35−2〜ROM回路35−8の出力がそれぞれ
選択されることなる。s38−1−1〜s38−1−8
は、同じM個の入力データのフィルタ演算結果であっ
て、そのフィルタ係数を変えたものであり、実データの
フィルタ演算結果が出力されるので、MUX38の出力
s38は、入力データの8倍オーバサンプル信号のフィ
ルタ演算結果が得られることになる。
【0016】以上説明したように、第2の実施形態によ
れば、第1の実施形態と同様の利点がある上に、補間に
よる8倍オーバサンプリングされたデータのフィルタ処
理を、1タップ毎にフィルタ係数を乗算器、加算器を用
いて計算せず、実データが存在するところのみのタップ
をアドレスとしてROM回路35−1〜35−8に入力
して、その入力されたROM回路35−1〜35−8を
MUX38で選択することにより入力に対応したフィル
タ計算を得るようにたので、第1の実施形態よりもアド
レスの数を少なくすることにより回路構成を縮小するこ
とができる。
【0017】第3の実施形態 図8は、本発明の第3の実施形態のディジタルフィルタ
を示す機能ブロック図である。本第3の実施形態のディ
ジタルフィルタは、第2の実施形態のディジタルフィル
タと異なる点は、8倍にオーバサンプリングされる前の
入力データをその周期で入力して、8倍のオーバサンプ
リングされたデータに対するディジタルフィルタ処理を
行うために、M個のシフトレジスタ51−j(j=1〜
M)と8個のROM回路54−i(i=1〜8)とMU
X56で構成したことである。シフトレジスタ51−j
(j=1〜M−1)のQ端子は、シフトレジスタ51−
(j+1)のD端子及びROM回路54−i(i=1〜
8)のアドレス端子に接続されている。シフトレジスタ
51−1のD端子は、入力データs41が接続されてい
る。シフトレジスタ51−MのQ端子は、ROM回路5
4−i(i=1〜8)のアドレス端子に接続されてい
る。シフトレジスタ51−j(j=1〜M)のCP端子
は、クロックs42が接続されている。ROM回路54
−iの出力s54−iは、MUX56が接続されてい
る。
【0018】図9は、図8中のROM回路54−iの内
容を示す図である。図9に示すように、ROM回路54
−iには、そのMビットのアドレスSHR#1〜SHR
#Mで示されるアドレス領域に次式(3)で示されるデ
ータ値Ka(i)が格納されている。
【数3】 ここで、F8(j−1)+iは、8倍オーバサンプリン
グ信号をフィルタ演算する場合における実データが存在
する(8倍オーバサンプリング信号における補間データ
以外の入力データ)ディジタルフィルタのフィルタ係数
である。
【0019】図10は、図8のタイムチャートである。
s41は、入力データ、s42は、シフトレジスタ51
−jのクロックであり、入力データs41の周期であ
る。s41−1は、クロックs42−1の期間での入力
データであり、この期間は同じ入力データが入力される
ものとする。s52は、M個のシフトレジスタ51−j
の出力である。s53は、ROM回路54−iの入力デ
ータ(アドレス)、s43は、ROM回路54−iのク
ロックであり、シフトレジスタ51−jのクロックs4
2と同じである。s54−1はクロックs43−1で
の、ROM回路54−iの出力である。s55は、MU
X56の入力データであり、s55−1は、クロックs
43−1でのその入力データである。s44は、MUX
56のクロックであり、シフトレジスタ55−jのクロ
ックs52の8倍のクロック周波数(入力データの8倍
オーバサンプリング周波数)である。s44−1−1〜
s44−1−8は、クロックs43−1における、クロ
ックs44の8個の各クロックである。s56は、MU
X56の出力であり、s56−1〜s56−8は、クロ
ックs44−1−1〜s44−1−8の各クロックにお
けるMUX56の出力である。
【0020】以下、図10を参照しつつ、図8の動作の
説明をする。シフトレジスタ51−1には、入力データ
s41がD端子に入力される。シフトレジスタ51−j
は、クロックs42の立上がりのタイミングでデータを
ラッチすることにより、1クロック毎に1ビットシフト
動作をする。その結果、シフトレジスタ51−jからは
M個の入力データs41の時系列データが出力されるこ
とになる。このシフトレジスタ51−jの出力は、クロ
ックs52の1クロックの間は同じ値が保持される。例
えば、s52−1は、この期間は、同じデータとなる。
ROM回路54−iは、クロックs43に同期して、シ
フトレジスタ51−j(j=1〜M)からの入力データ
s53をアドレスとして、そのアドレス領域に記憶され
た図9に示すデータを読み出して、出力データs54と
して出力する。入力データs53−1の間は同じアドレ
スが入力されるので、s53−1の間は、同じデータが
出力される。この結果、ROM回路54−i(i=1〜
8)からの出力は、M個の入力データの同じ時系列デー
タのフィルタ係数を変えたフィルタ演算となる。補間に
より8倍オーバサンプリング信号のディジタルフィルタ
演算は、M個のオーバサンプリング前の入力データのフ
ィルタ係数を8倍オーバサンプリング周波数の周期で順
次変更してフィルタ演算するものであり、M個の同じ時
系列データが8回用いられることになる。つまり、RO
M回路54−iの出力は、その8回のフィルタ演算結果
の1回を示すものである。
【0021】MUX56は、例えば、クロックs44の
立上がりで8値カウンタでカウントアップして、そのカ
ウンタ値をデコーダによりデコードして、そのカウント
値に応じて、ROM回路54−iの出力を選択して、出
力s38する。例えば、カウンタ値=0の時に、クロッ
クs44−1−1において、ROM回路54−1の出力
を選択するとすれば、カウンタ値=i−1の時に、クロ
ックs44−1−iにおいて、ROM回路54−iの出
力を選択する。これは、入力データの8倍オーバサンプ
リング信号の8×Mタップのフィルタ演算と同じ結果で
あり、しかも入力データs41−1と同時にその入力デ
ータs41−1をタップとしたフィルタ演算結果s56
−1−1〜s56−1−8が得られることになる。
【0022】以上説明したように、第3の実施形態によ
れば、1ビット入力データの零補間による8倍オーバサ
ンプリング信号のFIRフィルタの処理において、1タ
ップ毎にフィルタ係数を乗算器、加算器を用いて計算せ
ず、1つのタップよりオーバサンプリングの8だけタッ
プ出力を設け、それぞれのタップ出力をアドレスとし
て、ROM回路54−1〜54−8に入力し、オーバサ
ンプリング時に入力値が存在するタイミングで8つのう
ち、ROM回路54−1〜54−8から1つを選択する
ことにより入力に対応したフィルタ計算を得るようにし
たので、第1及び第2の実施形態よりもシフトレジスタ
51−1〜51−M及びROM回路54−1〜54−8
の動作速度を入力データと同じ速度に落として処理する
ことが可能となる。
【0023】第4の実施形態 図11は、本発明の第4の実施形態のディジタルフィル
タを示す機能ブロック図である。本第4の実施形態のデ
ィジタルフィルタが、第1、2、3の実施形態のディジ
タルフィルタと異なる点は、第1の実施形態(第2の実
施形態、又は第3の実施形態)のフィルタ演算部71−
i(i=1〜Nstage )のシフトレジスタをNstage
(Nstage ≧2)段カスケード接続して、そのフィルタ
演算部71−iの出力側にROM回路73を設けたこと
である。フィルタ演算部71−iは、第1〜第3の実施
形態のいずれか1つのディジタルフィルタで構成され、
複数ビットのシフトレジスタとROM回路(第2、第3
の実施形態の場合は、MUX)とを有している。フィル
タ演算部71−1の入力側は、1ビットの入力データが
接続されている。フィルタ演算部71−i(i=1〜N
stage −1)の出力側は、フィルタ演算部71−(i+
1)の入力側、及びROM回路73が接続されている。
フィルタ演算部71−Nstage の出力側は、ROM回路
73が接続されている。フィルタ演算部71−iが有す
るシフトレジスタのクロック端子には、クロックs62
が接続されている。
【0024】図12は、図11中のROM回路73の内
容を示す図である。図12に示すように、ROM回路7
3には、フィルタ演算部71−i(i=1〜Nstage )
の出力s71−iをアドレス信号として、そのアドレス
領域には、フィルタ演算部71−iの出力s71−iの
加算結果が格納されている。図13は、図11中のRO
M回路73のタイムチャートである。s63は、ROM
回路73のクロックであり、フィルタ演算部71−iの
ROM回路のクロックと同じ周波数である。s72は、
ROM回路73の入力データであり、ROM回路73の
1クロックs62−1の間は、同じデータ値である。以
下、図13を参照しつつ、図11の動作の説明をする。
フィルタ演算部71−1には、入力データs61が入力
される。フィルタ演算部71−i(i=1〜Nstage )
は、そのフィルタ演算部71−iが有するシフトレジス
タのクロックs62の立上がりのタイミングでデータを
ラッチして、クロックs62毎に1ビットシフト動作す
る。
【0025】そして、フィルタ演算部71−iは、その
フィルタ演算部71−iが有する図示しないROM回路
に予め記憶させておいたフィルタ演算結果を、シフトレ
ジスタの出力をアドレスして、そのアドレス領域のデー
タを読み出して、出力する。そして、フィルタ演算部7
1−iを第2、又は第3の実施形態のディジタルフィル
タで構成した場合は、図5又は図8中のMUX38,5
6で上述したROM回路の出力を選択して、フィルタ演
算結果を出力する。この結果、各フィルタ演算部71−
i(i=1〜Nstage )のタップをnj (ここで、j=
1〜M)とすると、タップnj のフィルタ演算結果が得
られることになり、これらNstage 個のフィルタ演算結
果を加算することにより、n1 +…+nM×Nstageのタ
ップのディジルタフィルタ演算結果が得られることにな
る。ROM回路73は、フィルタ演算部71−iから入
力される入力データs61をアドレスとして、クロック
s63に同期して、そのアドレス領域に記憶された図1
2に示すデータを読み出して、出力データs73として
出力する。ROM回路73には、フィルタ演算部71−
iのNstage 個の加算結果が記憶されているので、n1
+…+nM×Nstageのタップのディジルタフィルタ演算
結果s73−1が得られることになる。
【0026】以上説明したように、本第4の実施形態に
よれば、第1〜第3の実施形態のフィルタ演算部71−
1〜71−Nstage のシフトレジスタをカスケードに接
続し、そられの全ての出力をアドレスとしてROM回路
73に入力し、その入力に対応した加算値をROM回路
73の出力として得るようにしたので、第1〜第3の実
施形態より長いフィルタを第1〜第3の実施形態のフィ
ルタと同等の回路素子の組み合わせによる構成が可能で
あり、かつ第1〜第3のフィタル構成の速度と同等の動
作を得ることができる。
【0027】第5の実施形態 図14は、本発明の第5の実施形態のディジタルフィル
タを示す機能ブロック図であり、図11中の要素に共通
する要素には共通する符号を付してある。本第5の実施
形態のディジタルフィルタが第4の実施形態のディジタ
ルフィルタと異なる点は、フィルタ演算部71−i(i
=1〜Nstage )の出力側にROM回路73の代わり
に、加算器93を設けたことである。フィルタ演算部7
1−iは、第1〜第3の実施形態のいずれか1つのディ
ジタルフィルタで構成され、複数ビットのシフトレジス
タとROM回路(第2、第3の実施形態の場合は、更に
MUX38,56)とを有している。フィルタ演算部7
1−1の入力側は、1ビットの入力データが接続されて
いる。フィルタ演算部71−i(i=1〜Nstage −
1)の出力側は、フィルタ演算部71−(i+1)の入
力側、及び加算器93が接続されている。フィルタ演算
部71−Nの出力側は、加算器93が接続されている。
フィルタ演算部71−iが有するシフトレジスタのクロ
ック端子には、クロックs62が接続されている。
【0028】図15(a)、(b)は、図14中の加算
器93の構成例を示す図であり、特に同図(a)は、ト
ーナメント方式に加算する加算器の構成例であり、同図
(b)は、シーケンシャル方式に加算する加算器の構成
例である。図15(a)に示すように、例えば、フィル
タ演算部71−iの個数Nstageを8個とすると、トー
ナメント方式に加算する加算器では、7個の加算器11
0−1〜110−4、111−1〜111−2、112
を有している。1段目の加算器110−iの入力側は、
フィルタ演算部71−iの出力側に接続されている。8
個のフィルタ演算部71−i(i=1〜8)の出力s1
00−j−1,s100−j−2(j=1〜4)は、加
算器110−jの入力側に接続されている。加算器11
0−1、110−2の出力信号s110−1、s110
−2は、加算器111−1の入力側に接続されている。
加算器110−3、110−4の出力信号s110−
3、s110−4は、加算器111−2の入力側に接続
されている。加算器111−1、111−2の出力信号
s111−1、s111−2は、加算器112の入力側
に接続されている。
【0029】図15(b)に示すように、例えば、フィ
ルタ演算部71−iの個数Nstageを8個とすると、シ
ーケンシャル方式に加算する加算器では、7個の加算器
122−1〜122−7を有している。加算器122−
i(i=1〜Nstage −1)の出力側は、加算器122
−(i+1)の一方の端子に接続されている。加算器1
22−1の入力側は、フィルタ演算部の出力s121−
1,s121−2が接続されている。加算器122−
(i+1)(i=1〜6)の他方の端子は、フィルタ演
算部の出力s121−(i+1)が接続されている。そ
して、加算器122−7の出力が演算結果となる。以
下、図13の動作の説明をする。
【0030】フィルタ演算部71−1には、入力データ
s61が入力される。フィルタ演算部71−i(i=1
〜Nstage )は、そのフィルタ演算部71−iが有する
シフトレジスタのクロックs62の立上がりのタイミン
グでデータをラッチして、クロックs62毎に1ビット
シフト動作する。そして、フィルタ演算部71−iは、
そのフィルタ演算部71−iが有する図示しないROM
回路に予め記憶させておいたフィルタ演算結果を、シフ
トレジスタの出力をアドレスして、そのアドレス領域の
データを読み出して、出力する。そして、フィルタ演算
部71−iが、第2、又は第3の実施形態のディジタル
フィルタで構成した場合は、MUX38,56でROM
回路35−1〜35−8,54−1〜54−8の出力を
選択して、フィルタ演算結果を出力する。この結果、各
フィルタ演算部71−i(i=1〜Nstage )のタップ
数をnj(ここで、j=1−M)とすると、タップnj
の各フィルタ演算結果が得られることになり、これらN
stage 個のフィルタ演算結果を加算器93で加算するこ
とにより、n1 +…+nM×Nstageのタップのフィルタ
演算結果が得られることになる。
【0031】ここでは、Nstage =8の場合、加算器が
トーナメント方式の構成の場合とシーケンシャル方式の
構成の場合について、図15のタイムチャートである図
16(a),(b)を参照しつつ、その動作の説明をす
る。 (a) トーナメント方式の場合 図16(a)は、図15(a)に示すトーナメント方式
の場合の加算器のタイムチャートである。図16(a)
中のs100は、フィルタ演算部71−i(i=1〜
8)の出力から出力される図15(a)中の1段目の加
算器110−1〜110−4の入力データである。s9
0は、加算器110−1〜110−4,111−1,1
11−2が動作するクロックであり、そのクロック周波
数は、入力データs100と同じ周波数である。s90
−1−1,s90−1−2,s90−1−3は、クロッ
クs90の各クロック期間を示す。s100−1,s1
00−2,s100−3は、各入力データを示し、その
間は同じ値である。s112は加算器112の出力であ
り、s112−1〜s112−3は、入力データs10
0−1,s100−2,s100−3の加算結果であ
る。
【0032】以下、図16(a)を参照しつつ、図15
(a)の動作の説明をする。加算器110−i(i=1
〜4)は、クロックs90に同期して、入力データs1
00を加算して、その加算結果s110−iを加算器1
11−1、111−2に出力して、加算器111−1,
111−2は、クロックs90に同期して、加算結果s
110−iを加算して、その加算結果s111−1,s
111−2を3段目の加算器112に出力する。加算器
112は、クロックs90に同期して、加算結果s11
1−1,s111−2を加算して、加算結果s112を
出力する。この結果、入力データs100は、3サイク
ル後に、加算結果が出力されることになる。例えば、入
力データs100−1,s100−2,100−3は、
加算器の段数分の3サイクル後に出力データs122−
1,s122−2,s122−3となって、順次出力さ
れる。
【0033】(b) シーケンシャル方式の場合 図16(b)は、図15(b)に示すシーケンシャル方
式の場合の加算器のタイムチャートである。図16
(b)中のs101、フィルタ演算部71−iの出力か
ら出力される図15(b)中の加算器122−iの入力
データである。s91は、加算器121−1〜121−
7が動作するためのクロックであり、そのクロック周波
数は、入力データs101の8倍のクロック周波数であ
る。s91−1−1〜s91−1−8は、クロックs9
1の各クロック期間を示す。s122−1は、入力デー
タs101−1の加算器122−7からの加算結果であ
る。以下、図16(b)を参照しつつ、図15(b)の
動作の説明をする。加算器121−1は、クロックs9
1に同期して、2つのフィルタ演算部71−iからのフ
ィルタ演算結果s121−1とs121−2とを加算し
て、加算結果s121−1を加算器121−2に出力す
る。加算器121−2は、フィルタ演算部からの出力s
121−3と加算器121−1の加算結果s121−1
とを、クロックs90に同期して、加算して、加算結果
s121−2を加算器121−3に出力する。同様に、
加算器121−i(i=3〜7)は、フィルタ演算部か
らの入力データと加算器121−(i−1)の加算結果
s121−(i−1)とを、クロックs90に同期し
て、加算結果s121−iを出力する。これにより、入
力データs101−1は、7クロック後に、全てが加算
されて、出力データs122−1となる。
【0034】以上説明したように、本第5の実施形態に
よれば、第1〜第4の実施形態のフィルタ演算部71−
1〜71−Nstage をカスケードに接続し、そられの全
ての出力を加算器93で合成してフィルタ出力として得
るようにしたので、第1〜第4の実施形態のフィルタ構
成よりも長いフィルタを第1〜第4の実施形態のフィル
タ演算部と同等の回路素子の組み合わせによる構成が可
能である。さらに、第1〜第4の実施形態のフィルタ演
算部の出力ビット数が多い場合には、出力ビット数分の
アドレス端子とメモリ空間を必要とするROM回路73
で構成するよりも回路が特に簡単になる。
【0035】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。その変形例としては、例
えば、次のようなものがある。 (a) 次の文献2の「軍用に始まり、民間用途へセル
ラ電話から無線LANへ」のところの図10のところ
で、妨害波を取り除いて希望信号のみを復調する時にお
いて、妨害波を推定する時に復調データを送信手順と同
様に生成する必要があり、送信器により変調されたベー
スバンドの信号は動作クロック以上の帯域を有するの
で、そのサイドローブの発生を抑え、帯域が広がらない
ような目的でローパスフィルタを通しているとき、第1
〜第5の実施形態のディジタルフィルタを挿入すること
が可能である。 文献2;日経エレクトロニクス社、1993年10月、
中川正雄著、「データ圧縮とディジタル変調」、P.2
37−252 (b) 第2、3の実施形態では、8倍オーバサンプリ
ングのディジタルフィルタの構成例を説明したが、n倍
(n≧2)の場合にもおいても、ROM回路をn個設け
て、そのタップ係数とタップの積和結果をそのタップを
アドレスとして、格納すればよい。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1〜第5
の発明によれば、ROM回路にフィルタ演算結果をシフ
トレジスタの出力信号をアドレスした時のそのアドレス
領域に格納し、そのシフトレジスタの出力信号をアドレ
スとして読み出すので、フィルタ演算を高速に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のディジタルフィルタ
の機能ブロック図である。
【図2】従来のディジタルフィルタの機能ブロック図で
ある。
【図3】図1中のROM回路14の内容を示す図であ
る。
【図4】図1のタイムチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態のディジタルフィルタ
の機能ブロック図である。
【図6】図5中のROM回路35−iの内容を示す図で
ある。
【図7】図5のタイムチャートである。
【図8】本発明の第3の実施形態のディジタルフィルタ
の機能ブロック図である。
【図9】図8中のROM回路54−iの内容を示す図で
ある。
【図10】図8のタイムチャートである。
【図11】本発明の第4の実施形態のディジタルフィル
タの機能ブロック図である。
【図12】図11中のROM回路73の内容を示す図で
ある。
【図13】図11中のROM回路73のタイムチャート
である。
【図14】本発明の第5の実施形態のディジタルフィル
タの機能ブロック図である。
【図15】図14中の加算器93の構成例を示す図であ
る。
【図16】図15のタイムチャートである。
【符号の説明】
11−i,51−i(i=1〜M)
シフトレジスタ 31−(8j+i)(j=0〜M−1,i=1〜8)
シフトレジスタ 14,35−i,54−i(i=1〜8),73
ROM回路 38,56
MUX 71−i(i=1〜Nstage )
フィルタ演算部 93
加算器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力データと同じ周波数のクロックで動
    作するM(M≧1の整数)個のシフトレジスタと、 前記各シフトレジスタに対応するフィルタ係数とそのシ
    フトレジスタから出力される値との積和結果を予め、そ
    のM個のシフトレジスタの出力をアドレスとした時のそ
    のアドレス領域に記憶し、前記M個のシフトレジスタの
    出力をアドレスとして入力し、そのアドレス領域に格納
    されたデータを出力するメモリとを、 備えたことを特徴とするディジタルフィルタ。
  2. 【請求項2】 データを補間によりn(n≧2の整数)
    倍にオーバサンプリングした時のそのオーバサンプル周
    波数と同じ周波数のクロックで動作するn×M(M≧1
    の整数)個のシフトレジスタと、 前記シフトレジスタと同じ周波数のクロックで動作し、
    前記n×M個のシフトレジスタをデータ入力順に並べ、
    その先頭からn個置きにシフトレジスタを選択してゆき
    M個のシフトレジスタからなるn個のグループに分類し
    た時に、その各グループに属するM個のシフトレジスタ
    から出力される値とフィルタ係数との積和結果を予め、
    そのM個のシフトレジスタの出力をアドレスとした時の
    そのアドレス領域に記憶し、前記M個のシフトレジスタ
    の出力をアドレスとして入力し、そのアドレス領域のデ
    ータを出力するn個のメモリと、 前記シフトレジスタと同じ周波数のクロックで動作し、
    前記n個のメモリの出力からいずれか1つを選択する選
    択回路とを、 備えたことを特徴とするディジタルフィルタ。
  3. 【請求項3】 入力データと同じ周波数のクロックで動
    作するM(M≧1の整数)個のシフトレジスタと、 前記入力データを補間によりn(n≧2)倍オーバサン
    プリングしたn×M個のデータをフィルタ処理する際の
    そのn×M個のフィルタ係数をそのフィルタ係数に掛け
    合わせるデータの入力の順に並べ、その先頭からn個置
    きにフィルタ係数を選択してゆき、M個のフィルタ係数
    からなるn個のグループに分類した時に、M個のシフト
    レジスタから出力される値とその各グループに属するM
    個のフィルタ係数との積和結果を予め、そのM個のシフ
    トレジスタの出力をアドレスとした時のそのアドレス領
    域に記憶し、前記M個のシフトレジスタの出力をアドレ
    スとして入力し、そのアドレス領域のデータを出力する
    n個のメモリと、 前記n倍オーバサンプリング周波数と同じ周波数のクロ
    ックで動作し、前記n個のメモリの出力からいずれか1
    つを選択する選択回路とを、 備えたことを特徴とするディジタルフィルタ。
  4. 【請求項4】 シフトレジスタが縦続接続された請求項
    1、2、又は3記載の複数個のディジタルフィルタと、 前記複数個のディジタルフィルタの出力の加算結果を、
    前記複数個のディジタルフィルタの出力をアドレスとし
    た時のそのアドレス領域に記憶して、前記ディジタルフ
    ィルタの出力をアドレスとして、そのアドレス領域のデ
    ータを出力するメモリとを、 備えたことを特徴とするディジタルフィルタ。
  5. 【請求項5】 シフトレジスタが縦続接続された請求項
    1、2、又は3記載の複数個のディジタルフィルタと、 前記複数個のディジタルフィルタの出力結果を加算する
    加算器とを、 備えたことを特徴とするディジタルフィルタ。
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