JPH10112181A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH10112181A
JPH10112181A JP8267277A JP26727796A JPH10112181A JP H10112181 A JPH10112181 A JP H10112181A JP 8267277 A JP8267277 A JP 8267277A JP 26727796 A JP26727796 A JP 26727796A JP H10112181 A JPH10112181 A JP H10112181A
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word
transistor
semiconductor memory
memory device
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聡 江渡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、半導体記憶装置に於てワード選択
線を駆動するワードドライバのバンド間トンネル電流を
削減することによって、待機時等の消費電流を削減する
ことを目的とする。 【解決手段】 半導体記憶装置は、メモリセルに対して
ワード線を選択活性化するワードドライバと、該ワード
ドライバのトランジスタのゲート電圧を制御することに
よって該トランジスタのバンド間トンネル電流を抑制す
る制御部を含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に半導体記憶
装置に関し、詳しくは半導体記憶装置の待機時等の消費
電流削減に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAM、SRAM、フラッシュメモ
リ、EPROM等の半導体記憶装置に於て、トランジス
タのサイズを小さくして集積度を向上させるためには、
トランジスタに打ち込む不純物濃度を上げてやる必要が
ある。このように不純物濃度を高くするとトランジスタ
の空乏層の幅が小さくなり、空乏層にかかる電界が大き
くなる。この結果特にPMOSトランジスタに於ては、
高電圧をゲートに印加してトランジスタをオフにして
も、空乏層位置でバンドが激しく曲がることによって禁
制帯間隔が狭まり、バンド間トンネル電流が流れること
になる。
【0003】図9は、バンド間トンネル電流が流れるこ
とによる影響を説明するための図である。図9は、半導
体記憶装置のワード選択線を駆動するワードドライバ等
に於て用いられるインバータ回路を示し、このインバー
タ回路は、PMOSトランジスタ201及びNMOSト
ランジスタ202を含む。半導体記憶装置のワードドラ
イバ等に於ては、例えば半導体記憶装置がデータ入出力
を待つ待機状態にある場合、PMOSトランジスタ20
1のゲートG1及びNMOSトランジスタ202のゲー
トG2に高電位(VDD)を印加する。これによってPM
OSトランジスタ201をオフとしてNMOSトランジ
スタ202をオンとし、インバータ回路の出力を低電位
にしておく。
【0004】ところが上述のように、半導体記憶装置の
集積度向上により空乏層にかかる電界が大きくなると、
図9のPMOSトランジスタ201にバンド間トンネル
電流IBTが流れることになる。このバンド間トンネル電
流IBTは、PMOSトランジスタ201のバルクBから
ドレインDに流れる電流であり、その電流量が小さい場
合には回路の動作自体には影響を及ぼさない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】半導体記憶装置に於て
は、図9のようなインバータ回路が様々な部位で用いら
れる。特に上述のように、ワード選択線を駆動するワー
ドドライバ部分に於ては、図9のインバータ回路が高電
圧が印加される各ワード線に対して設けられるために、
インバータ一つ当りのバンド間トンネル電流が大きいう
えにその数は膨大なものとなる。従って、半導体記憶装
置が待機状態にある場合に、ワードドライバのインバー
タ回路の全てに流れるバンド間トンネル電流IBTは総計
すると無視できないものとなる。
【0006】また半導体記憶装置が例えばデータ読み出
し状態にある場合でも、非選択メモリブロックに於ける
ワードドライバのインバータ回路は低電位出力状態とな
っている。従って、これらのインバータ回路に流れるバ
ンド間トンネル電流IBTは総計すると無視できない値と
なる。
【0007】このバンド間トンネル電流による消費電力
は、特に携帯用機器に半導体記憶装置を装備した際に、
バッテリーの消費を早めることになり好ましくない。携
帯用機器に於ては、限られたバッテリー電力を効率的に
使用するために、低消費電力の半導体記憶装置が必要と
される。
【0008】従って、半導体記憶装置のバンド間トンネ
ル電流を削減することによって、待機状態等に於ける消
費電流削減をはかる必要がある。バンド間トンネル電流
は一般に、ソース或いはドレインとバルクとの間に高電
圧が印加された状態で、オフ状態のトランジスタに於て
顕著であることが知られている。従って、ソース或いは
ドレインとバルクとの間の電圧を下げることによって、
バンド間トンネル電流を抑圧することができる。また或
いは、トランジスタがオンする方向にゲート電圧を変化
させれば、バンド間トンネル電流を抑圧することが出来
る。
【0009】本発明は、半導体記憶装置に於て、ワード
選択線を駆動するワードドライバに於けるバンド間トン
ネル電流を削減することによって、待機時等の消費電流
を削減することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に於て
は、半導体記憶装置は、メモリセルに対してワード線を
選択活性化するワードドライバと、該ワードドライバの
トランジスタのゲート電圧を制御することによって該ト
ランジスタのバンド間トンネル電流を抑制する制御部を
含むことを特徴とする。
【0011】上記発明に於ては、ワードドライバのトラ
ンジスタのゲート電位を制御する制御部を設けることに
よって、そのトランジスタのバンド間トンネル電流を抑
制することが出来る。請求項2の発明に於ては、請求項
1記載の半導体記憶装置に於て、前記制御部は、前記ワ
ードドライバを分割する複数の纏まりの各々を独立に制
御することを特徴とする。
【0012】上記発明に於ては、制御部はワードドライ
バの複数の纏まりの各々に対して独立に制御を行うこと
が出来るため、各纏まり毎に適切な制御を行うことが出
来る。請求項3の発明に於ては、請求項2記載の半導体
記憶装置に於て、前記複数の纏まりに対応する前記メモ
リセルからなる複数のメモリブロックを更に含み、前記
制御部は、該複数のメモリブロックの各々を独立に制御
することを特徴とする。
【0013】上記発明に於ては、制御部はメモリブロッ
クの各々に対して独立に制御を行うことが出来るため、
メモリブロック毎にバンド間トンネル電流を適切に制御
することが出来る。請求項4の発明に於ては、請求項1
記載の半導体記憶装置に於て、前記制御部は、前記半導
体装置が待機中に前記バンド間トンネル電流を抑制する
ことを特徴とする。
【0014】上記発明に於ては、半導体装置が待機中に
バンド間トンネル電流を制御することによって、待機時
の余計な電力消費を削減することが出来る。請求項5の
発明に於ては、請求項2記載の半導体記憶装置に於て、
前記制御部は、前記メモリブロックからデータ入出力の
ために選択されたメモリブロックに対する制御と、該選
択されたメモリブロック以外の該メモリブロックに対す
る制御とを異ならせ、該選択されたメモリブロック以外
の該メモリブロックに対して前記バンド間トンネル電流
を抑制することを特徴とする。
【0015】上記発明に於ては、半導体記憶装置がデー
タ入出力動作中であっても、非選択のメモリブロックに
於てバンド間トンネル電流を抑制することによって、余
計な電力消費を削減することが出来る。請求項6の発明
に於ては、請求項1記載の半導体記憶装置に於て、前記
ワードドライバは、前記ワード線を活性化する電位に等
しい第1の電位と、該第1の電位より低い第2の電位
と、グランド電位である第3の電位のいずれか一つを前
記ゲートの電位として受け取り、前記制御回路は前記第
1の電位の代わりに前記第2の電位を前記ワードドライ
バに供給することによって前記バンド間トンネル電流を
抑制することを特徴とする。
【0016】上記発明に於ては、ワード線を活性化する
電位に等しい電位ではなく、それよりも低い電位をワー
ドドライバのトランジスタにゲート電圧として供給する
ことによって、バンド間トンネル電流を抑圧することが
できる。請求項7の発明に於ては、請求項6記載の半導
体記憶装置に於て、前記ワードドライバは、前記第1の
電位と前記第3の電位の一つを電源電圧とすることを特
徴とする。
【0017】上記発明に於ては、選択されたワードドラ
イバは、ワード線を活性化する電位に等しい電位を電源
電圧として受け取ることによって、ワード線にその電位
を供給することができる。請求項8の発明に於ては、請
求項4又は5記載の半導体記憶装置に於て、前記ワード
ドライバは、前記ワード線を活性化する電位に等しい第
1の電位と、該第1の電位より低い第2の電位と、グラ
ンド電位である第3の電位のいずれか一つを前記ゲート
の電位として受け取り、前記制御回路は前記第1の電位
の代わりに前記第2の電位を前記ワードドライバに供給
することによって前記バンド間トンネル電流を抑制する
ことを特徴とする。
【0018】上記発明に於ては、ワード線を活性化する
電位に等しい電位ではなく、それよりも低い電位をワー
ドドライバのトランジスタにゲート電圧として供給する
ことによって、バンド間トンネル電流を抑圧することが
できる。請求項9の発明に於ては、請求項8記載の半導
体記憶装置に於て、前記制御回路は、前記選択されたメ
モリブロックの選択された前記ワードドライバには前記
第3の電位を供給し、該選択されたメモリブロックの非
選択の前記ワードドライバには前記第1の電位を供給
し、該選択されたメモリブロック以外の前記メモリブロ
ックに対応する該ワードドライバには前記第2の電位を
供給することを特徴とする。
【0019】上記発明に於ては、非選択のメモリブロッ
クに於てワード線を活性化する電位よりも低い電位をワ
ードドライバに供給することによって、非選択のメモリ
ブロックにおけるバンド間トンネル電流を抑圧して消費
電流の削減をはかることが出来る。
【0020】請求項10の発明に於ては、請求項8記載
の半導体記憶装置に於て、前記制御回路は、前記半導体
装置が待機中に前記第2の電位を前記ワードドライバに
供給することによって前記バンド間トンネル電流を抑制
することを特徴とする。上記発明に於ては、半導体装置
が待機中にワード線を活性化する電位よりも低い電位を
ワードドライバに供給することによって、バンド間トン
ネル電流を抑圧し待機時の余計な電力消費を削減するこ
とが出来る。
【0021】請求項11の発明に於ては、請求項6記載
の半導体記憶装置に於て、前記制御回路は、前記第1の
電位を電源電圧とする第1のトランジスタと、前記第2
の電位を電源電圧とする第2のトランジスタを含み、該
第1のトランジスタのゲート及び該第2のトランジスタ
のゲートに相補信号を入力することにより該第1の電位
と該第2の電位の一つを選択することを特徴とする。
【0022】請求項12の発明に於ては、請求項11記
載の半導体記憶装置に於て、前記制御回路は、前記相補
信号を前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジ
スタの動作電圧レベルに合わせるためのレベルシフタ回
路を更に含むことを特徴とする。
【0023】請求項13の発明に於ては、請求項6記載
の半導体記憶装置に於て、前記制御回路は、前記第1の
電位及び前記第2の電位の間で直列接続されたP型トラ
ンジスタ及びN型トランジスタを含み、該P型トランジ
スタのゲート及び該N型トランジスタのゲートに共通に
入力する信号によって該第1の電位と該第2の電位の一
つを選択することを特徴とする。
【0024】請求項14の発明に於ては、請求項13記
載の半導体記憶装置に於て、前記制御回路は、前記信号
を前記P型トランジスタ及び前記N型トランジスタの動
作電圧レベルに合わせるためのレベルシフタ回路を更に
含むことを特徴とする。上記請求項11乃至14の発明
に於ては、ワードドライバに供給する電位を制御部に於
て容易に切り替え制御することが出来るので、バンド間
トンネル電流抑圧を容易に行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を添付の図
面を用いて説明する。図1は、本発明を適用するDRA
Mの全体構成の概略を示す図である。本発明の実施例は
DRAMを例に用いて説明するが、フラッシュメモリ或
いはEPROM等各種の半導体記憶装置に適用できる。
【0026】図1のDRAM10は、メモリコア11、
Yデコーダ(コラムデコーダ)12、Xデコーダ(ロー
デコーダ)13、アドレスバッファ14、コントロール
バッファ15、及びデータバッファ16を含む。メモリ
コア11は、1ビットの情報を記憶するメモリセルの配
列及びワード選択線やコラム選択線等よりなる。
【0027】アドレスバッファ14に供給されたアドレ
ス信号は、Xデコーダ13及びYデコーダ12に供給さ
れてデコードされる。アドレス信号のデコード結果に応
じて、Yデコーダ12はコラム選択線を選択活性化し、
Xデコーダ13はワード選択線を選択活性化する。デー
タ読み出しの場合には、活性化されたコラム及びワード
に対応するメモリセルの情報がメモリコア11から読み
出され、データバッファ16を介して外部にデータ信号
として供給される。またデータ書き込みの場合には、外
部から供給されたデータ信号がデータバッファ16を介
してメモリコア11に供給され、活性化されたコラム及
びワードに対応するメモリセルにデータが書き込まれ
る。
【0028】コントロールバッファ15は、外部から供
給されるコントロール信号に基づいて、アドレスバッフ
ァ14及びデータバッファ16を制御する。コントロー
ル信号としては、アドレス信号入力を示すRAS(Raw
Address Strobe)やCAS(Collumn Address Strobe)
等がある。
【0029】図2は、本発明を適用する図1のDRAM
10に於けるXデコーダ13の関連部分を示す。図2に
示されるようにXデコーダ13は、複数のメインワード
デコーダ21と、各メインワードデコーダ21に電源を
供給するメインワードデコーダ駆動回路22とを含む。
各メインワードデコーダ21からは、n本のメインワー
ド線NML0乃至NMLnがメモリコア11内部に向か
って延びている。メインワード線NML0乃至NMLn
に直交してサブワードデコード線SWD0乃至SWD3
が配置される。サブワードデコード線SWD0乃至SW
D3もワードデコードを行う信号線の一部であって、X
デコーダ13から供給される信号を伝送する。
【0030】メモリコア11はメモリセルに接続される
ビット線(図示せず)の信号を増幅するセンスアンプ列
20によって、複数のメモリブロック23に分割され
る。複数のメモリブロック23のうちの一つが選択され
て、選択されたメモリブロック23のメインワード線M
WL0乃至MWLnのうちの一本が選択される。更にサ
ブワードデコード線SWD0乃至SWD3のうちの一本
が選択されて、一本のワード線(サブワード線)を選択
することによりメモリセルに対するワード線選択を行
う。ここでメインワードデコーダ21及びメインワード
デコーダ駆動回路22は、各メモリブロック23毎に設
けられており、ブロック毎に独立した制御を行うことが
出来る。
【0031】図3(A)及び(B)は、メインワード線
MWL0乃至MWLnとサブワード線の関係を示す図で
ある。図3(A)には、図2のメインワード線MWL0
乃至MWLnのうちで4本(MWL0乃至MWL3)の
みが示される。図3(A)に示されるように、メインワ
ード線MWL0乃至MWL3の一本と、サブワードデコ
ード線SWD0及びSWD2或いはSWD1及びSWD
3が、各サブワードデコード部30に供給される。
【0032】図3(B)は、メインワード線MWL0と
サブワードデコード線SWD0及びSWD2とを入力と
するサブワードデコード部30を示す。図3(B)のサ
ブワードデコード部30は、サブワードデコーダ31及
び32を含む。サブワードデコーダ31は、メインワー
ド線MWL0とサブワードデコード線SWD2を入力と
し、両者が選択された場合にサブワード線WL2を高電
位とする。またサブワードデコーダ32は、メインワー
ド線MWL0とサブワードデコード線SWD0を入力と
し、両者が選択された場合にサブワード線WL0を高電
位とする。
【0033】このようにしてメモリコア11の選択され
たメモリブロック23に於て、メインワード線MWL0
乃至MWLnの一本と、サブワードデコード線SWD0
乃至SWD3の一本を選択することによって、サブワー
ド線を選択活性化することが出来る。
【0034】なお図2と図3(A)及び(B)とに示さ
れるワードデコード構造は、メインワード線及びサブワ
ード線よりなる階層化ワードデコーダ方式と称されるも
のである。通常ワード線材料はポリシリコンであるが、
ポリシリコンは配線材料としては抵抗が高く信号遅延が
大きくなるため、平行して配置したアルミ配線とポリシ
リコンのワード線とを適当な間隔でコンタクトさせ、ワ
ード線の抵抗を下げることが行われる。しかし集積度が
増すと配線間隔が狭くなり、アルミ配線をポリシリコン
配線と同じピッチでパターニングすることが困難にな
る。階層化ワードデコーダ方式は、このような問題点を
克服するために採用されるものであり、ポリシリコンか
らなるワード線を遅延が許せる程度まで分割してサブワ
ード線とし、メインワード線にはアルミ配線を用いるこ
とで遅延をなくすものである。
【0035】以下本発明の実施例はこの階層化ワードデ
コーダ方式を例にとって説明するが、階層化構造でない
ワードデコーダ方式にも同様に本発明を適用できること
は言うまでもない。図4は、図3(A)のサブワードデ
コーダ31(或いは32)の具体的回路図を示す。図4
のサブワードデコードダ31(或いは32)は、PMO
Sトランジスタ41とNMOSトランジスタ42及び4
3を含む。ここでPMOSトランジスタ41とNMOS
トランジスタ42がワードドライバ44を構成する。図
4に於ては、メインワード線MWL0乃至MWLnのう
ちの任意の一本をメインワード線MWLとして示す。ま
た一対のサブワードデコード線SWDZ及びSWDXが
設けられているとする。更に、対応するサブワード線を
サブワード線WLとして記す。
【0036】メインワード線MWLは、低電位の場合に
そのメインワード線MWLが選択されたことを示す。図
4に於ては、メインワード線MWLが選択されかつサブ
ワードデコード線SWDZが高電位でサブワードデコー
ド線SWDXが低電位の場合に、対応するサブワード線
WLが選択されて高電位となる。即ち、メインワード線
MWLが低電位でサブワードデコード線SWDXが低電
位の場合、PMOSトランジスタ41が導通、NMOS
トランジスタ42及び43が非導通となり、サブワード
線WLがサブワードデコード線SWDZと同一の高電位
となる。
【0037】なお図4に於てNMOSトランジスタ43
は、メインワード線MWLが選択されて低電位であって
も、サブワードデコーダ31が選択されていない場合、
即ちサブワードデコード線SWDZ及びSWDXが低電
位及び高電位の場合に、サブワード線WLを低電位とす
るために設けられる。
【0038】図9のインバータ回路で説明したのと同様
に、図4に於てワードドライバ44のPMOSトランジ
スタ41がオフの場合、バンド間トンネル電流が流れて
しまうと無駄な電流が消費されることになる。そこで本
発明に於ては、図4のワードドライバ44を選択するメ
インワード線MWLの電位を制御して、待機時及びメモ
リブロック非選択時にメインワード線MWLの電位を下
げることによって、バンド間トンネル電流を抑圧する。
【0039】図5は、本発明によるメインワードデコー
ダ駆動回路22とメインワードデコーダ21の第1の実
施例を示す。図4のメインワードデコーダ駆動回路22
とメインワードデコーダ21とは、待機時及びメモリブ
ロック非選択時に、メインワードデコーダ21の出力で
あるメインワード線MWLの電位を下げるように制御す
る。これによって図4のワードドライバ44に於けるバ
ンド間トンネル電流を抑圧するものである。即ち、ワー
ドドライバ44のPMOSトランジスタ41のゲート電
位を下げることによって、PMOSトランジスタ41の
バルクからソース及びドレインに流れるバンド間トンネ
ル電流を抑圧することが出来る。
【0040】従来は、選択されたメインワード線MWL
にはグランド電位vssが供給され、それ以外の全ての
メインワード線MWLにはDRAM10の一般的な内部
動作電圧viiよりも高い電位sviiが供給される。
電位viiよりも高い電位sviiがメインワード線M
WLに必要な理由は以下の通りである。即ち、メモリセ
ルのセルトランジスタがNMOSであるために、メモリ
セルにハイデータつまりviiを書き込むためには、セ
ルトランジスタのゲートに(vii+vth+α)の電
圧を印加する必要がある。ここでvthはセルトランジ
スタのしきい値電圧であり、αはメモリセルへ高速にデ
ータを書き込むためのオーバードライブ分の電圧であ
る。従ってサブワード線WL(図4参照)には、DRA
M10の一般的な内部動作電圧viiよりも高い電位s
vii(=vii+vth+α)を印加する必要があ
る。このためサブワードデコード線SWDZは、選択さ
れたメモリブロック23の選択されたワードデコーダ4
4に対して電位sviiを供給する。ところが選択メモ
リブロック23に於ては、サブワードデコード線SWD
Zが電位sviiであるが選択されていないワードデコ
ーダ44が存在する。この場合に非選択のワードデコー
ダ44のPMOSトランジスタ41(図4参照)を完全
にオフするためには、メインワード線MWLには電位s
viiを提供する必要がある。これが従来に於ては、メ
インワード線MWLに供給される電位が、選択メインワ
ード線以外はsviiであった理由である。
【0041】本発明に於ては、待機時及び非選択メモリ
ブロック23に対しては、メインワード線MWLに供給
する電位を、電位sviiから下げて例えば電位vii
とする。また従来と同様に、選択メモリブロック23の
非選択メインワード線MWLには電位sviiを供給
し、選択メインワード線MWLにはグランド電位vss
を供給する。なお待機時及び非選択メモリブロック23
に於けるメインワード線MWLの電位はviiでなくと
もよく、sviiより低い適当な電位で良い。
【0042】図5のメインワードデコーダ駆動回路22
は、NAND回路51、インバータ52、PMOSトラ
ンジスタ53及び54、NMOSトランジスタ55及び
56、更にPMOSトランジスタ57及び58を含む。
NAND回路51には、当該メモリブロック23の選択
/非選択を示す信号と、DRAM10の非待機/待機を
示す信号が供給される。メモリブロック23の選択/非
選択を示す信号は、Xデコーダ13の他の部分から供給
される。またDRAM10の非待機/待機を示す信号と
しては、図1のコントロールバッファ15から供給され
るRAS信号等を用いることが出来る。NAND回路5
1は、非待機であり当該メモリブロック23が選択され
た場合のみローを出力する。即ち、待機状態の場合或い
は非選択の場合はハイを出力する。
【0043】非待機であり当該メモリブロック23が選
択された場合、NMOSトランジスタ55及び56はオ
フ及びオンとなり、PMOSトランジスタ53及び54
並びにNMOSトランジスタ55及び56からなるレベ
ルシフタ回路のノードN2はローとなる。従ってPMO
Sトランジスタ58がオンとなって、電圧sviiがメ
インワードデコーダ駆動電圧VMWLとして、メインワ
ードデコーダ21に供給される。
【0044】待機状態の場合或いは当該メモリブロック
23が非選択の場合には、NMOSトランジスタ55及
び56はオン及びオフとなり、PMOSトランジスタ5
3及び54並びにNMOSトランジスタ55及び56か
らなるレベルシフタ回路のノードN1はローとなる。従
ってPMOSトランジスタ57がオンとなって、電圧v
iiがメインワードデコーダ駆動電圧VMWLとして、
メインワードデコーダ21に供給される。
【0045】なお上記レベルシフタ回路は、NAND回
路51及びインバータ52の出力がDRAMの内部動作
電圧viiに基づくものであるため、この出力の電圧を
PMOSトランジスタ57及び58の動作電圧レベルに
まで上げるために用いられるものである。
【0046】メインワードデコーダ21は、NAND回
路61、インバータ62、PMOSトランジスタ63及
び64、NMOSトランジスタ65及び66、更にPM
OSトランジスタ67及びNMOSトランジスタ68を
含む。NAND回路61には、Xデコーダ13の他の部
分からメインワード線選択信号が供給される。当該メイ
ンワード線MWLが選択されたとき、NAND回路61
の出力はローとなり、非選択の場合はハイとなる。
【0047】当該メインワード線MWLが選択された場
合、NMOSトランジスタ65及び66はオフ及びオン
となり、PMOSトランジスタ63及び64並びにNM
OSトランジスタ65及び66からなるレベルシフタ回
路のノードN3はハイとなる。従ってPMOSトランジ
スタ67及びNMOSトランジスタ68が各々オフ及び
オンとなって、グランド電位(電位vss)がメインワ
ード線MWLに供給される。
【0048】当該メインワード線MWLが非選択の場合
には、NMOSトランジスタ65及び66はオン及びオ
フとなり、PMOSトランジスタ63及び64並びにN
MOSトランジスタ65及び66からなるレベルシフタ
回路のノードN3はローとなる。従ってPMOSトラン
ジスタ67及びNMOSトランジスタ68が各々オン及
びオフとなって、メインワードデコーダ駆動電圧VMW
Lがメインワード線MWLに供給される。
【0049】このメインワードデコーダ駆動電圧VMW
Lは上述のように、待機時及びメモリブロック非選択時
は電位viiであり、メモリブロック選択時はsvii
である。なお選択/非選択信号、非待機/待機信号、及
びメインワード線選択信号は従来技術の範囲内であるの
で、その生成等に関する詳細な説明は省略する。
【0050】このように本発明の第1の実施例に於て
は、メインワードデコーダ駆動回路22とメインワード
デコーダ21とは、待機時及びメモリブロック非選択時
に、メインワードデコーダ21の出力であるメインワー
ド線MWLの電位をsviiからviiに下げるように
制御する。これによって図4のワードドライバ44に於
けるバンド間トンネル電流を抑圧することが出来る。
【0051】図6(A)及び(B)は、本発明によるメ
インワード線電位制御を説明するための図である。図6
(A)及び(B)に於て、図4及び図5と同一の構成要
素は同一の番号で参照される。上述のように、本発明に
よるメインワード線MWLの電位の制御は、大きく分類
して待機状態及び当該メモリブロック23が非選択の場
合と、当該メモリブロック23が選択された場合とに分
けることが出来る。
【0052】図6(A)は、待機状態及びメモリブロッ
ク非選択の場合を示す。本発明に於ては、待機状態及び
メモリブロック非選択の場合には、メインワード線MW
Lには電位viiを供給する。図6(A)に於て、メイ
ンワードデコーダ駆動回路22のPMOSトランジスタ
57がオンされ、電位viiがメインワードデコーダ2
1に供給される。この場合は待機状態或いはメモリブロ
ック非選択であるから、メインワードデコーダ21に於
てはPMOSトランジスタ67がオンされて、メインワ
ードデコーダ駆動回路22からの電位viiがメインワ
ード線MWLに供給される。
【0053】各メインワード線MWLは、一対のサブワ
ードデコーダ31及び31’に入力される。サブワード
デコーダ31には、2本のサブワードデコード線SWD
Z及びSWDXからなるサブワードデコード線SWD2
が入力される。サブワードデコーダ31’には、2本の
サブワードデコード線SWDZ及びSWDXからなるサ
ブワードデコード線SWD0が入力される。この場合は
待機状態或いはメモリブロック非選択であるから、サブ
ワードデコード線SWDZ及びSWDXにはグランド電
位vssが供給される。各メインワード線MWLは電位
viiであるから、サブワードデコーダ31及び31’
のNMOSトランジスタ42が導通され、各サブワード
線WLにはグランド電位vssが現われる。
【0054】各メインワード線MWLには、従来のメイ
ンワード線電位sviiよりも低い電位viiが供給さ
れているので、サブワードデコーダ31及び31’のP
MOSトランジスタ41のゲート電位は従来に比べて低
いものとなる。従ってPMOSトランジスタ41のバン
ド間トンネル電流を削減して消費電流削減をはかること
が出来る。
【0055】図6(B)は、当該メモリブロック23が
選択された場合を示す。本発明に於ては、メモリブロッ
ク選択の場合には、選択されたメインワード線MWLに
は電位vssを供給し、それ以外のメインワード線MW
Lには電位sviiを供給する。これは従来技術と同様
な電位分配である。図6(B)に於て、メインワードデ
コーダ駆動回路22のPMOSトランジスタ58がオン
され、電位sviiがメインワードデコーダ21に供給
される。この場合は当該メモリブロックが選択された場
合であるから、選択されたメインワード線MWLに対し
ては、メインワードデコーダ21のNMOSトランジス
タ68がオンされて電位vssが供給される。選択され
ないメインワード線MWLに対しては、PMOSトラン
ジスタ67がオンされて、メインワードデコーダ駆動回
路22からの電位sviiが供給される。
【0056】各メインワード線MWLは、一対のサブワ
ードデコーダ31及び31’に入力される。サブワード
デコーダ31には、2本のサブワードデコード線SWD
Z及びSWDXからなるサブワードデコード線SWD2
が入力される。サブワードデコーダ31’には、2本の
サブワードデコード線SWDZ及びSWDXからなるサ
ブワードデコード線SWD0が入力される。図6(B)
に於て、サブワードデコーダ31を選択するために、サ
ブワードデコード線SWD2のSWDXを電位vssに
設定しまたSWDZを電位sviiに設定する。またサ
ブワードデコーダ31’を非選択にするために、サブワ
ードデコード線SWD0のSWDXを電位sviiに設
定しまたSWDZを電位vssに設定する。このように
してサブワードデコーダ31及びサブワードデコーダ3
1’を、各々、選択及び非選択にする。
【0057】電位sviiである非選択メインワード線
MWLに対応するサブワードデコーダ31及び31’の
両方に於ては、NMOSトランジスタ42がオンとなる
ので、サブワード線WLはグランド電位vssとなる。
電位vssである選択メインワード線MWLに対応する
選択されたサブワードデコーダ31に於ては、PMOS
トランジスタ41が導通されるので、サブワード線WL
には電位sviiが現われる。それに対して、電位vs
sである選択メインワード線MWLに対応する非選択の
サブワードデコーダ31’に於ては、NMOSトランジ
スタ43が導通されるので、サブワード線WLにはグラ
ンド電位vssが現われる。
【0058】図7は、メインワードデコーダ駆動回路2
2が出力するメインワードデコーダ駆動電圧VMWL
と、メインワードデコーダ21が出力するメインワード
線MWLの電位とを示すタイミング図である。図7に於
て、/RAS(ここで”/”は信号の反転を表す)は、
読み出し或いは書き込み時のアドレス入力コマンド(Ra
w Address Strobe)である。
【0059】タイミング図の開始時に於て、/RASが
ハイの時にはDRAM10は待機状態にある。待機状態
に於て、メインワードデコーダ駆動電圧VMWLとメイ
ンワード線MWLは、共に電位viiである。従って図
4のワードドライバ44のPMOSトランジスタ41の
ゲートに供給される電位はviiであり、バンド間トン
ネル電流が抑圧された状態となっている。
【0060】データ読み出し或いは書き込み時には、/
RASはローに変化させられる。まず非選択のメモリブ
ロックに於ては、メインワードデコーダ駆動電圧VMW
L及びメインワード線MWLは共に電位viiのままで
ある。従って図4のワードドライバ44のPMOSトラ
ンジスタ41のゲートに供給される電位はviiであ
り、バンド間トンネル電流が抑圧された状態となってい
る。
【0061】選択メモリブロックに対しては以下のよう
になる。メインワードデコーダ駆動電圧VMWLは電位
sviiになる。非選択のメインワード線MWLは、メ
インワードデコーダ駆動電圧VMWLと同一の電位sv
iiになる。選択されたメインワード線MWLは、グラ
ンド電位vssとなる。
【0062】このように本発明に従えば、待機状態に於
てバンド間トンネル電流を削減して電力消費量を減少さ
せることが出来ると共に、メモリ動作中であっても非選
択のメモリブロックに対してはバンド間トンネル電流を
削減することによって、低消費電力化をはかることが出
来る。
【0063】上述の説明は特定の実施例を用いて説明さ
れたが、本発明は様々な形態で実施できることは明らか
である。図8は、メインワードデコーダ駆動回路22の
第2の実施例を示す。図8に於て、図5と同一の構成要
素は同一の番号で参照され、その説明は省略される。
【0064】図8のメインワードデコーダ駆動回路22
Aに於ては、図5のPMOSトランジスタ57及び58
の代わりに、PMOSトランジスタ71及びNMOSト
ランジスタ72が直列接続された回路が用いられる。こ
のメインワードデコーダ駆動回路22Aに於ては、非待
機状態で当該メモリブロックが選択されると、ノードN
2がローとなり、PMOSトランジスタ71が導通され
て電位sviiがメインワードデコーダ駆動電圧VMW
Lとして出力される。それ以外の場合にはノードN2が
ハイとなるので、NMOSトランジスタ72が導通され
て、電位viiがメインワードデコーダ駆動電圧VMW
Lとして出力される。
【0065】即ち第2の実施例であるメインワードデコ
ーダ駆動回路22Aは、第1の実施例の場合と同様なメ
インワードデコーダ駆動電圧VMWLを提供することが
出来る。本発明は実施例に基づいて説明されたが、上述
の実施例に限定されることなく、様々な変形や修正を特
許請求の範囲内で行うことが出来る。
【0066】
【発明の効果】請求項1の発明に於ては、ワードドライ
バのトランジスタのゲート電位を制御する制御部を設け
ることによって、そのトランジスタのバンド間トンネル
電流を抑制することが出来る。
【0067】請求項2の発明に於ては、制御部はワード
ドライバの複数の纏まりの各々に対して独立に制御を行
うことが出来るため、各纏まり毎に適切な制御を行うこ
とが出来る。請求項3の発明に於ては、制御部はメモリ
ブロックの各々に対して独立に制御を行うことが出来る
ため、メモリブロック毎にバンド間トンネル電流を適切
に制御することが出来る。
【0068】請求項4の発明に於ては、半導体装置が待
機中にバンド間トンネル電流を制御することによって、
待機時の余計な電力消費を削減することが出来る。請求
項5の発明に於ては、半導体記憶装置がデータ入出力動
作中であっても、非選択のメモリブロックに於てバンド
間トンネル電流を抑制することによって、余計な電力消
費を削減することが出来る。
【0069】請求項6の発明に於ては、ワード線を活性
化する電位に等しい電位ではなく、それよりも低い電位
をワードドライバのトランジスタにゲート電圧として供
給することによって、バンド間トンネル電流を抑圧する
ことができる。請求項7の発明に於ては、選択されたワ
ードドライバは、ワード線を活性化する電位に等しい電
位を電源電圧として受け取ることによって、ワード線に
その電位を供給することができる。
【0070】請求項8の発明に於ては、ワード線を活性
化する電位に等しい電位ではなく、それよりも低い電位
をワードドライバのトランジスタにゲート電圧として供
給することによって、バンド間トンネル電流を抑圧する
ことができる。請求項9の発明に於ては、非選択のメモ
リブロックに於てワード線を活性化する電位よりも低い
電位をワードドライバに供給することによって、非選択
のメモリブロックにおけるバンド間トンネル電流を抑圧
して消費電流の削減をはかることが出来る。
【0071】請求項10の発明に於ては、半導体装置が
待機中にワード線を活性化する電位よりも低い電位をワ
ードドライバに供給することによって、バンド間トンネ
ル電流を抑圧し待機時の余計な電力消費を削減すること
が出来る。上記請求項11乃至14の発明に於ては、ワ
ードドライバに供給する電位を制御部に於て容易に切り
替え制御することが出来るので、バンド間トンネル電流
抑圧を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるDRAMの概略全体構造を示す図
である。
【図2】図1のDRAMのXデコーダ及びメモリコアを
詳細に示す図である。
【図3】(A)は図2のメモリコア内部のワード線配置
を詳細に示す図であり、(B)は(A)のサブワードデ
コード部を示す図である。
【図4】サブワードデコーダの構成を示す回路図であ
る。
【図5】メインワードデコーダとメインワードデコーダ
駆動回路の第1の実施例を示す回路図である。
【図6】(A)は待機時或いは非選択ブロックに於ける
本発明のDRAMの動作を説明する図であり、(B)は
選択ブロックに於ける本発明のDRAMの動作を説明す
る図である。
【図7】本発明のDRAMの動作を説明するためのタイ
ミング図である。
【図8】メインワードデコーダ駆動回路の第2の実施例
を示す回路図である。
【図9】バンド間トンネル電流を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10 DRAM 11 メモリコア 12 Yデコーダ 13 Xデコーダ 14 アドレスバッファ 15 コントロールバッファ 16 データバッファ 20 センスアンプ列 21 メインワードデコーダ 22 メインワードデコーダ駆動回路 23 メモリブロック 30 サブワードデコード部 31、32 サブワードデコーダ 44 ワードドライバ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセルに対してワード線を選択活性
    化するワードドライバと、 該ワードドライバのトランジスタのゲート電圧を制御す
    ることによって該トランジスタのバンド間トンネル電流
    を抑制する制御部を含むことを特徴とする半導体記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記ワードドライバを分
    割する複数の纏まりの各々を独立に制御することを特徴
    とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の纏まりに対応する前記メモリ
    セルからなる複数のメモリブロックを更に含み、前記制
    御部は、該複数のメモリブロックの各々を独立に制御す
    ることを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、前記半導体装置が待機中
    に前記バンド間トンネル電流を抑制することを特徴とす
    る請求項1記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部は、前記メモリブロックから
    データ入出力のために選択されたメモリブロックに対す
    る制御と、該選択されたメモリブロック以外の該メモリ
    ブロックに対する制御とを異ならせ、該選択されたメモ
    リブロック以外の該メモリブロックに対して前記バンド
    間トンネル電流を抑制することを特徴とする請求項2記
    載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記ワードドライバは、前記ワード線を
    活性化する電位に等しい第1の電位と、該第1の電位よ
    り低い第2の電位と、グランド電位である第3の電位の
    いずれか一つを前記ゲートの電位として受け取り、前記
    制御回路は前記第1の電位の代わりに前記第2の電位を
    前記ワードドライバに供給することによって前記バンド
    間トンネル電流を抑制することを特徴とする請求項1記
    載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記ワードドライバは、前記第1の電位
    と前記第3の電位の一つを電源電圧とすることを特徴と
    する請求項6記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記ワードドライバは、前記ワード線を
    活性化する電位に等しい第1の電位と、該第1の電位よ
    り低い第2の電位と、グランド電位である第3の電位の
    いずれか一つを前記ゲートの電位として受け取り、前記
    制御回路は前記第1の電位の代わりに前記第2の電位を
    前記ワードドライバに供給することによって前記バンド
    間トンネル電流を抑制することを特徴とする請求項4又
    は5記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記制御回路は、前記選択されたメモリ
    ブロックの選択された前記ワードドライバには前記第3
    の電位を供給し、該選択されたメモリブロックの非選択
    の前記ワードドライバには前記第1の電位を供給し、該
    選択されたメモリブロック以外の前記メモリブロックに
    対応する該ワードドライバには前記第2の電位を供給す
    ることを特徴とする請求項8記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記制御回路は、前記半導体装置が待
    機中に前記第2の電位を前記ワードドライバに供給する
    ことによって前記バンド間トンネル電流を抑制すること
    を特徴とする請求項8記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記制御回路は、 前記第1の電位を電源電圧とする第1のトランジスタ
    と、 前記第2の電位を電源電圧とする第2のトランジスタを
    含み、該第1のトランジスタのゲート及び該第2のトラ
    ンジスタのゲートに相補信号を入力することにより該第
    1の電位と該第2の電位の一つを選択することを特徴と
    する請求項6記載の半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記制御回路は、前記相補信号を前記
    第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタの動作
    電圧レベルに合わせるためのレベルシフタ回路を更に含
    むことを特徴とする請求項11記載の半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記制御回路は、前記第1の電位及び
    前記第2の電位の間で直列接続されたP型トランジスタ
    及びN型トランジスタを含み、該P型トランジスタのゲ
    ート及び該N型トランジスタのゲートに共通に入力する
    信号によって該第1の電位と該第2の電位の一つを選択
    することを特徴とする請求項6記載の半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記制御回路は、前記信号を前記P型
    トランジスタ及び前記N型トランジスタの動作電圧レベ
    ルに合わせるためのレベルシフタ回路を更に含むことを
    特徴とする請求項13記載の半導体記憶装置。
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