JP4649260B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4649260B2
JP4649260B2 JP2005115630A JP2005115630A JP4649260B2 JP 4649260 B2 JP4649260 B2 JP 4649260B2 JP 2005115630 A JP2005115630 A JP 2005115630A JP 2005115630 A JP2005115630 A JP 2005115630A JP 4649260 B2 JP4649260 B2 JP 4649260B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mos transistor
bit line
voltage
block selection
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005115630A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006294160A (ja
Inventor
修治 仲矢
渉 安部
林  光昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2005115630A priority Critical patent/JP4649260B2/ja
Priority to US11/400,404 priority patent/US7251184B2/en
Publication of JP2006294160A publication Critical patent/JP2006294160A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4649260B2 publication Critical patent/JP4649260B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/18Bit line organisation; Bit line lay-out
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C17/00Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards
    • G11C17/08Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards using semiconductor devices, e.g. bipolar elements
    • G11C17/10Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards using semiconductor devices, e.g. bipolar elements in which contents are determined during manufacturing by a predetermined arrangement of coupling elements, e.g. mask-programmable ROM
    • G11C17/12Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards using semiconductor devices, e.g. bipolar elements in which contents are determined during manufacturing by a predetermined arrangement of coupling elements, e.g. mask-programmable ROM using field-effect devices
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/12Bit line control circuits, e.g. drivers, boosters, pull-up circuits, pull-down circuits, precharging circuits, equalising circuits, for bit lines

Landscapes

  • Read Only Memory (AREA)

Description

本発明は、半導体記憶装置に関し、より特定的には、階層的なビット線構造を有する半導体記憶装置に関する。
従来の半導体記憶装置では、オフリーク電流によるビット線のレベル低下を抑制するために、ビット線を階層的に構成する方法が採用されている。例えば、特許文献1には、このような階層的なビット線の構造を有する半導体記憶装置として、コンタクト方式のマスクROMが開示されている。
図13は、従来のマスクROMの構成を示したブロック図である。マスクROM50は、メモリセルアレイ51と、アドレスバッファ52と、ロウデコーダ53と、カラムデコーダ54と、読み出し回路55とを備えている。
メモリセルアレイ51は、マトリクス状に配置された(m×n)個のサブアレイ57(MS1_1〜MSm_n)と、m本のブロック選択線SL4_1〜SL4_mと、(y×m)本のワード線WL1_1〜WLy_mと、n本の主ビット線MBL1〜MBLnとを備えている。i番目の行に配置されたサブアレイ57(MSi_1〜MSi_n)の各々は、ブロック選択線SL4_i及びワード線WL1_i〜WLy_iに接続されている。また、j番目の列に配置されたサブアレイ57(MS1_j〜MSm_j)の各々は、主ビット線MBLjに接続されている。
アドレスバッファ52は、外部から入力されたアドレスを、ロウデコーダ53及びカラムデコーダ54へと出力する。
ロウデコーダ53は、アドレスバッファから出力されたアドレス信号に基づいて、ブロック選択線SL4_1〜SL4_mの中から一本のブロック選択線(例えばSL4_i)を選択すると共に、ワード線WL1_i〜WLy_iの中から一本のワード線(例えば、WLk_i)を選択する。
カラムデコーダ54は、アドレスバッファ52から出力されたアドレス信号に基づいて、主ビット線MBL1〜MBLnの中から一本の主ビット線(例えば、MBLj)を選択し、選択された主ビット線MBLjを読み出し回路54と導通させる。
読み出し回路55は、カラムデコーダ54に接続されている。読み出し回路55は、カラムデコーダ54により選択された主ビット線MBLj上の信号の振幅を増幅し、主ビット線のレベルに対応したデータを外部へと出力する機能と、選択された主ビット線MBLjのプリチャージまたはディスチャージを行う機能と、主ビット線MBLjからリークして失われた電荷を補充する機能とを有している。読み出し回路55は、主ビット線MBLjの電圧がHレベルのときは、Hレベルのデータを出力し、主ビット線MBLjの電圧がLレベルのときは、Lレベルのデータを出力する。
なお、上記の複数のサブアレイMS1_1〜MSm_nは全て同様に構成されているので、以下では、サブアレイ1_1についてのみ詳細に説明する。
図14は、図13で示したサブアレイの構成を示した回路図である。サブアレイ57は、各々がNチャンネル型MOSトランジスタよりなるy個のメモリセルMC1〜MCyと、Nチャンネル型MOSトランジスタよりなるブロック選択トランジスタNT1とを備えている。
メモリセルMC1〜MCyは、ゲート電極がワード線WL1_1〜WLy_1にそれぞれ接続され、ソース電極が接地電圧に接続されている。そして、メモリセルMC1〜MCyの各々のドレイン電極は、記憶されるデータが“0”の場合は、図示しないコンタクトを介して副ビット線SBL1_1に接続されるが、記憶されるデータが“1”の場合には、副ビット線SBL1_1には接続されない。例えば、図14の例では、メモリセルMC1及びMC2はデータ“0”を記憶し、メモリセルMCyはデータ“1”を記憶している。
一方、ブロック選択トランジスタNT1は、そのゲート電極がブロック選択線SL4_1に接続され、そのソース電極が副ビット線SBL1_1に接続され、そのドレイン電極が主ビット線MBL1に接続されている。
図15は、従来の半導体記憶装置のタイミング図である。図15において、アドレスAD1は、例えば図13に示したサブアレイMS1_1におけるメモリセルMC1を指定するアドレスであり、アドレスAD2は、サブアレイMS1_1とは列が異なる他のサブアレイのいずれか一つ(MS1_i)におけるメモリセルMC1を指定するアドレスである。また、図に示したクロックがLレベルの期間は、プリチャージ動作を行う期間であり、クロックがHレベルの期間は、読み出し動作を行う期間である。以下、図15と図14とを併せて参照して、従来の半導体記憶装置におけるデータ読み出し動作を説明する。
(1)時刻T1より前の期間
時刻T1より前の期間においては、サブアレイMS1_1は非選択状態にあるため、サブアレイMS1_1に接続されているブロック選択線SL4_1、ワード線WL1_1〜WL1_y及び主ビット線MBL1の電圧は、いずれもLレベルに維持されている。また、図14に示したように、副ビット線SBL1_1は、いずれの電源線にも接続されていないため、副ビット線SBL1_1の電圧は浮いた状態(ハイインピーダンス状態)となる。ただし、副ビット線SBL1_1は、いずれのMOSトランジスタのゲート電極にも接続されていないので、トランジスタの動作が不安定になるなどの問題が生じることはない。
(2)時刻T1〜時刻T2の期間
まず、時刻T1においてアドレスAD1が入力されると、ロウデコーダ53はブロック選択線SL4_1を選択し、ブロック選択線SL4_1をHレベルに遷移させる。これにより、サブアレイMS1_1におけるブロック選択トランジスタNT1がオン状態となるため、主ビット線MBL1は、副ビット線SBL1_1と導通状態となる。
次に、主ビット線MBL1及び副ビット線SBL1_1は、読み出し回路のプリチャージ機能によって充電され、Hレベルに遷移する。なお、この期間においては、他のブロック選択線(図13におけるSL4_2〜SL4_m)は、すべてLレベルに維持されている。
(3)時刻T2〜時刻T3の期間
クロックがHレベルに変化すると、ロウデコーダ53は、アドレスAD1に基づいて、ワード線WL1_1を選択し、ワード線WL1_1の電圧をHレベルに遷移させる。このとき、メモリセルMC1は、オン状態となる。メモリセルMC1のドレイン電極は、副ビット線SBL1_1に接続されているので、メモリセルMC1がオン状態となると、副ビット線SBL1_1及び主ビット線MBL1に充電された電荷は、メモリセルMC1のソース電極を通じて放電される。したがって、主ビット線MBL1及び副ビット線SBL1_1の電圧は、図15の実線で示されるように、Lレベルに変化する。この結果、読み出し回路55は、主ビット線MBL1の電圧に対応して、Lレベルのデータを外部へと出力する。
一方、メモリセルMC1のドレイン電極が副ビット線SBL1_1に接続されていない場合を想定する。この場合、副ビット線SBL1_1及び主ビット線MBL1に充電された電荷は、メモリセルMC1がオン状態に変化しても、メモリセルMC1を通じて放電されないため、副ビット線SBL1_1及び主ビット線MBL1は、図15の波線で示されるようにHレベルに維持される。この結果、読み出し回路55は、主ビット線MBL1の電圧に対応して、Hレベルのデータを外部に出力する。
(4)時刻T4〜時刻T7の期間
以降、時刻T4で入力されたアドレスAD2に対しても、上記の時刻T1〜時刻T4の期間の動作と同様に、記憶されたデータの読み出しが行われる。なお、図15の例では、アドレスAD2は、サブアレイMS1_1とは列が異なるサブアレイMS1_iのメモリセルMC1を指定するアドレスであるので、この期間においては、ブロック選択線SL4_1はHレベルに維持されている。また、ワード線WL1_1の電圧は、時刻T5〜時刻T6のデータ読み出しの期間にロウデコーダ53によって選択されるため、Hレベルに変化している。
このように、従来のマスクROMの構成にあっては、一本の主ビット線に沿って配置される複数のメモリセルは、主ビット線に直接的に接続されず、サブアレイ毎に分割して副ビット線を介して接続されている。このため、副ビット線のプリチャージ後に、副ビット線に接続されたメモリセル(例えばMC1及びMC2)からのオフリーク電流によって充電された電荷が放電され、主ビット線のレベルが低下してしまうことを大幅に抑制することができる。したがって、オフリーク電流が増大する微細化プロセスにおいても、大規模なメモリアレイを実現することが可能となる。
特開平6−176592号公報(第2頁、図2)
上記のような半導体記憶装置では、主ビット線と副ビット線とは、ブロック選択トランジスタを介して接続されている。したがって、主ビット線の放電時には、主ビット線に充電された電荷は、ブロック選択トランジスタを通じて、メモリセルのソース電極から放電される。なお、半導体記憶装置の小面積化のために、メモリセルには小サイズのトランジスタが使用されている。また、副ビット線の充電には、読み出し回路のプリチャージ用トランジスタは、主ビット線とブロック選択トランジスタとを介して副ビット線を充電する。
このような従来の半導体記憶装置を低電圧下で用いた場合、主ビット線の放電時には、ブロック選択トランジスタの基板バイアス効果の影響が大きくなることによって、主ビット線に充電された電荷を放電するための電流駆動能力が低下する。また、副ビット線の充電時には、ブロック選択トランジスタの基板バイアス効果の影響により、副ビット線を充電するための電流駆動能力が低下するため、高速なプリチャージを行うことができない。そのため、記憶されたデータを高速に読み出すことができないという問題が生じる。
そこで、一部のトランジスタの閾値電圧を製造時に低電圧化する方法や、一部のトランジスタのゲート電圧を昇圧することにより、基板バイアス効果やオン抵抗の影響を低減する方法が提案されている。
しかしながら、前者の閾値電圧を低電圧化する方法では、通常の製造工程に加えて、専用の製造工程が必要となる。一方、後者のゲート電圧を昇圧する方法では、昇圧回路の付加により半導体記憶装置の面積が増加する。したがって、いずれの方法を採用しても、半導体記憶装置の製造コストが高くなるという問題がある。
それ故に、本発明は、階層的なビット線構造を有し、ドレイン電極とソース電極とが主ビット線と副ビット線とにそれぞれ接続されるトランジスタを必要とせず、低電圧下でも高速な読み出しが可能でコスト面でも有利な半導体記憶装置を提供することを目的とする。
本発明は、階層的なビット線構造を有する半導体記憶装置であって、行方向および列方向に並べて配置された複数のサブアレイと、行方向に配置されたサブアレイの各々に接続された複数のワード線と、列方向に配置されたサブアレイの各々に接続された複数の主ビット線と、サブアレイに供給される電圧を制御する電圧制御部とを備える。サブアレイは、副ビット線と、ワード線に接続され、ワード線の選択に応答して、記憶されたデータに対応して副ビット線の電圧を変化させる複数のメモリセルと、ゲート電極が副ビット線に接続され、ドレイン電極が主ビット線に接続された第1のMOSトランジスタと、ゲート電極が主ビット線に接続され、ドレイン電極が副ビット線に接続された第2のMOSトランジスタと、ゲート電極が主ビット線に接続され、ソース電極が接地電圧に接続され、ドレイン電極が副ビット線に接続され、第2のMOSトランジスタとは逆特性を有する第3のMOSトランジスタとを含み、電圧制御部は、第1のMOSトランジスタのソース電極と、第2のMOSトランジスタのソース電極とに電源電圧を印加することができる。
電圧制御部は、ブロック選択線と、ゲート電極がブロック選択線に接続され、ソース電極が電源電圧に接続され、ドレイン電極が第1のMOSトランジスタのソース電極に接続される第4のMOSトランジスタとを含み、第2のMOSトランジスタのソース電極には、電源電圧が印加されても良い。
この場合、第2のMOSトランジスタの電流駆動能力は、1本の副ビット線に接続されたメモリセルの各々に含まれるMOSトランジスタのオフリーク電流の総量よりも大きく、1つのメモリセルに含まれるMOSトランジスタの電流駆動能力より小さいことが望ましい。
また、電圧制御部は、第1のブロック選択線と、第2のブロック選択線と、ゲート電極が第1のブロック選択線に接続され、ソース電極が電源電圧に接続され、ドレイン電極が第1のMOSトランジスタのソース電極に接続される第4のMOSトランジスタと、ゲート電極が第2のブロック選択線に接続され、ソース電極が電源電圧に接続され、ドレイン電極が第2のMOSトランジスタのソース電極に接続される第5のMOSトランジスタと、ゲート電極が第2のブロック選択線に接続され、ソース電極が接地電圧に接続され、ドレイン電極が副ビット線に接続され、第5のMOSトランジスタとは逆特性を有する第6のMOSトランジスタとを含んでも良い。
この場合、第2のMOSトランジスタ及び第5のMOSトランジスタの各々の電流駆動能力は、1本の副ビット線に接続されたメモリセルの各々に含まれるMOSトランジスタのオフリーク電流の総量よりも大きく、1つのメモリセルに含まれるMOSトランジスタの電流駆動能力より小さいことが望ましい。
また、電圧制御部は、第1のブロック選択線と、第2のブロック選択線と、第3のブロック選択線と、ゲート電極が第1のブロック選択線に接続され、ソース電極が電源電圧に接続され、ドレイン電極が第1のMOSトランジスタのソース電極に接続される第4のMOSトランジスタと、ゲート電極が第2のブロック選択線に接続され、ソース電極が電源電圧に接続され、ドレイン電極が第2のMOSトランジスタのソース電極に接続される第5のMOSトランジスタと、ゲート電極が第2のブロック選択線に接続され、ソース電極が接地電圧に接続され、ドレイン電極が副ビット線に接続され、第5のMOSトランジスタとは逆特性を有する第6のMOSトランジスタと、ゲート電極が第3のブロック選択線に接続され、ソース電極が電源電圧に接続され、ドレイン電極が第2のMOSトランジスタのソース電極に接続される第7のMOSトランジスタとを含んでも良い。
この場合、第2のMOSトランジスタと、第5のMOSトランジスタと、第7のMOSトランジスタとの各々の電流駆動能力は、1本の副ビット線に接続されたメモリセルの各々に含まれるMOSトランジスタのオフリーク電流の総量よりも大きく、メモリセルに含まれるMOSトランジスタの電流駆動能力より小さいことが望ましい。
また、電圧制御部は、第1のブロック選択線と、ゲート電極が第1のブロック選択線に接続され、ソース電極が電源電圧に接続され、ドレイン電極が第1のMOSトランジスタのソース電極と、第2のMOSトランジスタのソース電極とに接続される第4のMOSトランジスタと、ゲート電極が第1のブロック選択線に接続され、ソース電極が接地電圧に接続され、ドレイン電極が副ビット線に接続され、第4のMOSトランジスタとは逆特性を有する第5のMOSトランジスタとを含んでも良い。
この場合、第2のMOSトランジスタ及び第4のMOSトランジスタの各々の電流駆動能力は、1本の副ビット線に接続されたメモリセルの各々に含まれるMOSトランジスタのオフリーク電流の総量よりも大きく、1つのメモリセルに含まれるMOSトランジスタの電流駆動能力より小さいことが望ましい。
更に、メモリセルは、ゲート電極がワード線に接続され、ソース電極が接地電圧に接続され、記憶されるデータに対応して、ドレイン電極と副ビット線とが接続されている状態と、ドレイン電極と副ビット線とが接続されていない状態と有するMOSトランジスタを含んでも良い。また、メモリセルは、ゲート電極がワード線に接続され、ソース電極が接地電圧に接続され、ドレイン電極が副ビット線に接続され、記憶されるデータに対応した大きさの閾値電圧を有するMOSトランジスタを含んでも良い。
更に、電圧制御部は、1つのサブアレイに対して1つ配置されても良い。また、電圧制御部は、複数のサブアレイに対して1つ配置されても良い。
本発明の半導体記憶装置によれば、主ビット線及び副ビット線に電源電圧を印加することにより、主ビット線の放電及び副ビット線の充電が高速になる。したがって、低電源電圧下においても高速な読み出しが可能な半導体記憶装置を構成することが可能となる。
また、本発明の半導体記憶装置は、主ビット線と副ビット線とを導通させるためのトランジスタを含まないため、当該トランジスタによる基板バイアス効果やオン抵抗を軽減するための特別な製造工程や回路が不要となり、半導体記憶装置の面積を小さくすることが容易となると共に、製造コストの上昇を抑制することが可能となる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示したブロック図である。半導体記憶装置21は、メモリセルアレイ1、アドレスバッファ2、ロウデコーダ3、カラムデコーダ4及び読み出し回路5を備えている。
メモリセルアレイ1は、マトリクス状に配置された(m×n)個のサブアレイ12(MS1_1〜MSm_n)と、m本のブロック選択線SL1_1〜SL1_mと、(y×m)本のワード線WL1_1〜WLy_mと、n本の主ビット線MBL1〜MBLnとを含んでいる。i番目の行に配置されたサブアレイ12(MSi_1〜MSi_n)の各々は、ブロック選択線SL1_iとワード線WL1_i〜WLy_iの各々とに接続されている。また、j番目の列に配置されたサブアレイ12(MS1_j〜MSm_j)の各々は、主ビット線MBLjに接続されている。
アドレスバッファ2は、外部から入力されたアドレスを、ロウデコーダ3及びカラムデコーダ4へと出力する。
ロウデコーダ3は、アドレスバッファ2から出力されたアドレス信号に基づいて、ブロック選択線SL1_1〜SL1_mの中から一本のブロック選択線(例えばSL1_i)を選択すると共に、ワード線WL1_i〜WLy_iの中から一本のワード線(例えば、WLk_i)を選択する。
カラムデコーダ4は、アドレスバッファ2から出力されたアドレス信号に基づいて、主ビット線MBL1〜MBLnの中から一本の主ビット線(例えば、MBLj)を選択する。これにより、選択された主ビット線MBLjは、読み出し回路5と導通状態となる。
読み出し回路5は、カラムデコーダ4に接続され、カラムデコーダ4により選択されたビット線MBLj上の信号の振幅を増幅し、主ビット線のレベルに対応したデータを外部へと出力する機能と、選択された主ビット線MBLjのプリチャージまたはディスチャージを行う機能と、主ビット線MBLjからリークして失われた電荷を補充する機能とを有している。本実施形態の読み出し回路5は、主ビット線MBLjの電圧がHレベルのときは、Lレベルのデータを出力し、主ビット線の電圧がLレベルのときは、Hレベルのデータを出力する。
図2は、図1で示したサブアレイの構成を示した回路図である。なお、図1で示した(m×n)個のサブアレイ12は全て同様に構成されているので、以下では図1におけるサブアレイMS1_1についてのみ詳細に説明する。本実施形態に係るサブアレイ12は、副ビット線SBL1_1と、y個のメモリセルMC1〜MCyと、第1のMOSトランジスタPD1と、第2のMOSトランジスタPS1と、第3のMOSトランジスタNR1とを含んでいる。また、この実施形態に係るサブアレイ12は、ブロック選択線SL1_1と第4のMOSトランジスタPD2とを含んでいる。これらのブロック選択線SL1_1及び第4のMOSトランジスタPD2は、サブアレイに供給される電圧を制御するための電圧制御部に相当する。
メモリセルMC1〜MCyの各々は、Nチャンネル型MOSトランジスタを含んでいる。メモリセルMC1〜MCyの各々のゲート電極は、ワード線WL1_1〜WLy_1に接続され、各々のソース電極は、接地電圧に接続されている。また、メモリセルMC1〜MCyの各々のドレイン電極は、記憶されるデータが“0”の場合は、図示しないコンタクトを介して副ビット線SBL1_1に接続されるが、記憶されるデータが“1”の場合には、副ビット線SBL1_1には接続されない。例えば、図2の例では、メモリセルMC1及びMC2はデータ“0”を記憶し、メモリセルMCyはデータ“1”を記憶している。
第1のMOSトランジスタPD1は、Pチャンネル型MOSトランジスタよりなり、ゲート電極が副ビット線SBL1_1に接続され、ソース電極が後述する電圧制御部に接続され、ドレイン電極が主ビット線MBL1に接続されている。第2のMOSトランジスタPS1は、Pチャンネル型MOSトランジスタよりなり、ゲート電極が主ビット線MBL1に接続され、ソース電極が電源電圧に接続され、ドレイン電極が副ビット線SBL1_1に接続されている。第3のMOSトランジスタNR1は、第2のMOSトランジスタPS1とは逆特性を有するNチャンネル型MOSトランジスタよりなり、ゲート電極が主ビット線MBL1に接続され、ソース電極が接地電圧に接続され、ドレイン電極が副ビット線SBL1_1に接続されている。
また、第4のMOSトランジスタPD2は、Pチャンネル型MOSトランジスタよりなり、ゲート電極がブロック選択線SL1_1に接続され、ソース電極が電源電圧に接続され、ドレイン電極が第1のMOSトランジスタPD1のソース電極に接続されている。ブロック選択線SL1_1は、上述のように、ロウデコーダに接続されている。
このようにサブアレイ12を構成すると、図14に示した従来例におけるブロック選択トランジスタNT1のような、主ビット線MBL1と副ビット線SBL1_1とを導通させるためのトランジスタが不要となる。
ここで、上記のように構成された半導体記憶装置21のデータの読み出し動作について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置のタイミング図である。なお、図3において、アドレスAD1は、例えば図1に示したサブアレイMS1_1におけるメモリセルMC1を指定するアドレスを示し、アドレスAD2はMS1_1と列が異なる他のサブアレイ(MS1_2〜MS1_m)におけるメモリセルMC1を指定するアドレスである。また、図に示したクロックがLレベルの期間は、プリチャージ動作を行う期間であり、クロックがHレベルの期間は、読み出し動作を行う期間である。
(1)時刻T1より前の期間
図3と図2とを併せて参照して、読み出し動作の開始前には、主ビット線MBL1はHレベルに維持されている。このとき、第2のMOSトランジスタPS1はオフ状態であり、第3のMOSトランジスタNR1はオン状態であるため、副ビット線SBL1_1の電圧は、Lレベルに維持されている。また、この期間において、ワード線WL1_1の電圧は、非選択状態であるためLレベルである。更に、ブロック選択線SL1_1の電圧は、Hレベルに維持されている。
(2)時刻T1〜時刻T2の期間
時刻T1においてアドレスAD1が入力されると、カラムデコーダ4は、主ビット線MBL1を選択する。これにより、主ビット線MBL1は、カラムデコーダ4を介して読み出し回路5と導通状態となる。
次に、読み出し回路5がそのディスチャージ機能によって、主ビット線MBL1の電荷を放電させると、主ビット線MBL1の電圧は、Lレベルに遷移する。このとき、第3のMOSトランジスタNR1がオフ状態となると共に、第2のMOSトランジスタPS1がオン状態となるため、副ビット線SBL1_1は、電源電圧によって充電され、Hレベルに遷移する。
なお、この期間においては、主ビット線MBL1のレベルの変化に対応して、主ビット線MBL1に接続されている他のサブアレイ(図1におけるMS2_1〜MSm_1)でも、同様に副ビット線の充電が行われる。例えば、図3に示すように、他のサブアレイMS2_1における副ビット線SBL2_1の電圧は、副ビット線SBL1_1と同様に推移する。
(3)時刻T2〜時刻T3の期間
クロックがHレベルに変化すると、ロウデコーダ3は、入力されたアドレスAD1に基づいて、ワード線WL1_1を選択し、ワード線WL1_1の電圧をHレベルに遷移させる。また、ロウデコーダ3は、入力されたアドレスAD1に基づいて、ブロック選択線SL1_1を選択し、ブロック選択線SL1_1の電圧をLレベルに遷移させる。
ワード線WL1_1の電圧がHレベルに変化すると、メモリセルMC1はオン状態となる。このとき、副ビット線SBL1_1に充電された電荷は、メモリセルMC1を介して放電されるため、副ビット線SBL1_1の電圧は、Lレベルに遷移する。更に、副ビット線SBL1_1がLレベルになると、第1のMOSトランジスタPD1がオン状態となる。また、ブロック選択線SL1_1の電圧がLレベルになると、第4のMOSトランジスタPD2がオン状態となる。
このように、第1のMOSトランジスタPD1と第4のMOSトランジスタPD2とが共にオン状態となると、主ビット線MBL1は、第1のMOSトランジスタPD1及び第4のMOSトランジスタPD2を介して電源電圧と導通する。そのため、主ビット線MBL1の電圧は、電圧制御部が印加する電源電圧によってHレベルに変化する。主ビット線MBL1の電圧レベルがHレベルの場合、読み出し回路5は、図3の実線で示すように、Lレベルのデータを外部へと出力する。なお、主ビット線MBL1がHレベルのときには、第3のMOSトランジスタNR1はオン状態であり、第2のMOSトランジスタPS1はオフ状態である。したがって、副ビット線SBL1_1に充電されている電荷は、第3のMOSトランジスタNR1のソース電極から放電され、副ビット線SBL1_1の電圧は、Lレベルに維持される。
一方、メモリセルMC1のドレイン電極が副ビット線SBL1_1に接続されていない場合を想定する。この場合、ロウデコーダ3がワード線WL1_1を選択して、ワード線WL1_1の電圧をHレベルに変化させても、副ビット線SBL1_1に充電された電荷は、メモリセルMC1を介して放電されないため、副ビット線SBL1_1の電圧は、Hレベルに維持される。よって、第1のMOSトランジスタPD1は、オフ状態に維持される。また、ロウデコーダ3がブロック選択線SL1_1を選択して、ブロック選択線SL1_1の電圧をLレベルに遷移させると、第4のMOSトランジスタPD2はオン状態となる。
このように、第4のMOSトランジスタPD2がオン状態であっても、第1のMOSトランジスタPD1がオフ状態であるため、主ビット線MBL1は、電源電圧と導通しない。そのため、主ビット線MBL1の電圧は、Lレベルに維持される。主ビット線MBL1のレベルがLレベルの場合、読み出し回路5は、図3の破線で示すように、Hレベルのデータを外部へと出力する。
(4)時刻T3〜時刻T4の期間
データの読み出し後には、次の読み出し操作に備えて、主ビット線MBL1及びワード線WL1_1はいずれも非選択状態となり、Lレベルに遷移する。また、ロウデコーダ3は、ブロック選択線SL1_1の電圧をHレベルに遷移させる。
(5)時刻T4〜時刻T7の期間
以降、時刻T4で入力されたアドレスAD2に対しても、上記の時刻T1〜時刻T4の期間の動作と同様に、記憶されたデータの読み出しが行われる。なお、図3において、アドレスAD2は、サブアレイMS1_1とは列が異なるサブアレイMS1_iのメモリセルMC1を指定するアドレスであるので、時刻T5〜時刻T6のデータ読み出し期間において、ブロック選択線SL1_1の電圧は、Lレベルに遷移し、ワード線WL1_1の電圧は、Hレベルに遷移するが、主ビット線MBL1はHレベルに遷移し、副ビット線SBL1_1およびSBL2_1はLレベルに遷移する。
上記のような半導体記憶装置21によれば、副ビット線SBL1_1の充電と主ビット線MBLからの放電とは、電源電圧によって行われるため、主ビット線BL1と副ビット線SBL1_1とを導通させるためのトランジスタが不要となる。したがって、低電源電圧下においても基板バイアス効果による影響を受けることがなく、高速なデータの読み出しが可能となる。
なお、本実施形態に係る半導体記憶装置21においては、ブロック選択線SL1_1と第4のMOSトランジスタPD2とを含む電圧制御部は、一つのサブアレイ12に対して一つ配置されているが、電圧制御部は、複数のサブアレイに対して一つ配置されても良い。例えば、図1において、同一の行に配置された複数のサブアレイ(MSi_1〜MSi_n)で、一つの電圧制御部を共有しても良い。このような半導体記憶装置を構成すれば、メモリアレイを構成するトランジスタ数を削減することができるため、半導体記憶装置の面積をより小さくすることが可能となる。
また、本実施形態では、メモリセルMC1〜MCyのドレイン電極と副ビット線との接続の有無をデータの“0”、“1”に対応させているが、メモリセルMC1〜MCyに含まれるMOSトランジスタの閾値電圧の大きさをデータの“0”、“1”に対応させて、メモリセルMC1〜MCyのドレイン電極を全て副ビット線に接続させても良い。より詳細には、一方のデータに対応するMOSトランジスタの閾値電圧は、ワード線に印可される電圧によって確実にオン状態とオフ状態とが切り替わる程度の大きさであり、他方のデータに対応するMOSトランジスタの閾値電圧は、ワード線に印可される電圧によってはオン状態とならない程度の大きさであれば良い。このようなメモリセルを含むマスクROMにおいても、本実施形態における半導体記憶装置と同様の効果が発揮される。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示したブロック図である。半導体記憶装置22は、メモリセルアレイ6、アドレスバッファ2、ロウデコーダ7、カラムデコーダ4及び読み出し回路5を備えている。なお、アドレスバッファ2、カラムデコーダ4及び読み出し回路5は、第1の実施形態と同様に構成されているため、以下では、これらの説明を省略する。
メモリセルアレイ6は、マトリクス状に配置された(m×n)個のサブアレイ13(MS1_1〜MSm_n)と、m本の第1のブロック選択線SL1_1〜SL1_mと、m本の第2のブロック選択線SL2_1〜SL2_mと、(y×m)本のワード線WL1_1〜WLy_mと、n本の主ビット線MBL1〜MBLnとを含んでいる。i番目の行に配置されたサブアレイ13(MSi_1〜MSi_n)の各々は、第1のブロック選択線SL1_iと、第2のブロック選択線SL2_iと、ワード線WL1_i〜WLy_iの各々とに接続されている。また、j番目の列に配置されたサブアレイ13(MS1_j〜MSm_j)の各々は、主ビット線MBLjに接続されている。
ロウデコーダ7は、アドレスバッファ2から出力されたアドレス信号に基づいて、ブロック選択線SL1_1〜SL1_mの中から一本の第1のブロック選択線(例えばSL1_i)を選択し、第2のブロック選択線SL2_1〜SL2_mの中から一本の第2のブロック線(例えばSL2_i)を選択し、ワード線WL1_i〜WLy_iの中から一本のワード線(例えば、WLk_i)を選択する。
図5は、図4で示したサブアレイの構成を示した回路図である。なお、図4で示した(m×n)個のサブアレイ13は全て同様に構成されているので、以下では図4におけるサブアレイMS1_1についてのみ詳細に説明する。本実施形態に係るサブアレイ13は、副ビット線SBL1_1と、y個のメモリセルMC1〜MCyと、第1のMOSトランジスタPD1と、第2のMOSトランジスタPS1と、第3のMOSトランジスタNR1とを含んでいる。また、この実施形態に係るサブアレイ13は、第1のブロック選択線SL1_1と、第2のブロック選択線SL2_1と、第4のMOSトランジスタPD2と、第5のMOSトランジスタPS2と、第6のMOSトランジスタNR2とを含んでいる。これらの第1及び第2のブロック選択線の各々と、第4〜第6のMOSトランジスタの各々は、サブアレイに供給される電圧を制御するための電圧制御部に相当する。
なお、メモリセルMC1〜MCyの各々と、第1のMOSトランジスタPD1と、第2のMOSトランジスタPS1と、第3のMOSトランジスタNR1と、第4のMOSトランジスタPD2とは、第1の実施形態と同様であるため、以下ではこれらの説明を省略する。
第5のMOSトランジスタPS2は、Pチャンネル型MOSトランジスタよりなり、ゲート電極が第2のブロック選択線SL2_1に接続され、ソース電極が電源電圧に接続され、ドレイン電極が第2のMOSトランジスタPD1のソース電極に接続されている。また、第6のMOSトランジスタNR2は、第5のMOSトランジスタPS2とは逆特性を有するNチャンネル型MOSトランジスタよりなり、ゲート電極が第2のブロック選択線SL2_1に接続され、ソース電極が接地電圧に接続され、ドレイン電極が副ビット線SBL1_1に接続されている。なお、第1のブロック選択線SL1_1と、第2のブロック選択線SL2_1と、ワード線WL1〜WLyの各々とは、ロウデコーダに接続されている。
また、この実施形態においては、第2のMOSトランジスタPS1及び第5のMOSトランジスタPS2の各々の電流駆動能力は、一本の副ビット線SBL1_1に対応するメモリセルMC1〜MCyの各々のオフリーク電流の総量より大きく、且つ、一つのメモリセル(例えばMCk)の電流駆動能力より小さい。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置のタイミング図である。なお、図6において、アドレスAD1は、例えば図4に示したサブアレイMS1_1におけるメモリセルMC1を指定するアドレスを示し、アドレスAD2はMS1_1と列が異なる他のサブアレイ(MS1_2〜MS1_m)におけるメモリセルMC1を指定するアドレスである。また、図に示したクロックがLレベルの期間は、プリチャージ動作を行う期間であり、クロックがHレベルの期間は、読み出し動作を行う期間である。
(1)時刻T1より前の期間
図6と図5とを併せて参照して、読み出し動作の開始前には、主ビット線MBL1はHレベルに維持されている。このとき、第2のMOSトランジスタPS1はオフ状態であり、第3のMOSトランジスタNR1はオン状態であるため、副ビット線SBL1_1の電圧は、Lレベルに維持されている。また、この期間において、ワード線WL1_1の電圧は、非選択状態であるためLレベルである。更に、第1のブロック選択線SL1_1の電圧がHレベルに維持されているため、第4のMOSトランジスタPD2は、オフ状態である。更に、第2のブロック選択線SL2_1の電圧がHレベルに維持されているため、第5のMOSトランジスタPS2はオフ状態であり、第6のMOSトランジスタNR1はオン状態である。
(2)時刻T1〜時刻T2の期間
まず、時刻T1においてアドレスAD1が入力されると、カラムデコーダ4は、主ビット線MBL1を選択する。これにより、主ビット線MBL1は、カラムデコーダ4を介して読み出し回路5と導通状態となる。
次に、読み出し回路5がそのディスチャージ機能によって、主ビット線MBL1の電荷を放電させて、主ビット線MBL1の電圧をLレベルに変化させると共に、ロウデコーダ7が入力されたアドレスAD1に基づいて第2のブロック選択線SL2_1の電圧をLレベルに変化させる。主ビット線MBL1の電圧がLレベルに遷移すると、第2のMOSトランジスタPS1がオン状態となると共に、第3のMOSトランジスタNR1がオフ状態となる。また、第2のブロック選択線SL2_1の電圧がLレベルに遷移すると、第5のMOSトランジスタPS2がオン状態となり、第6のMOSトランジスタNR2がオフ状態となる。このとき、副ビット線SBL1_1は、第2のMOSトランジスタPS1及び第5のMOSトランジスタPS2を介して、電源電圧によって充電されるため、副ビット線SBL1_1の電圧は、Hレベルに遷移する。
なお、他の第2のブロック選択線(図4におけるSL2_2〜SL2_m)の電圧はHレベルに維持されているため、主ビット線MBL1に接続されている他のサブアレイ(図4におけるMS2_1〜MSm_1)において、第5のMOSトランジスタPS2はオフ状態であり、第6のMOSトランジスタはオン状態である。よって、主ビット線MBL1に接続されている他のサブアレイMS2_1〜MSm_1に含まれる副ビット線SBL2_1〜SBLm_1の電圧は、Lレベルに維持されている。例えば、図6に示すように、この期間においては、サブアレイMS2_1に含まれる副ビット線SBL2_1の電圧は、Lレベルに維持されている。
(3)時刻T2〜時刻T3の期間
クロックがHレベルに変化すると、ロウデコーダ7は、入力されたアドレスAD1に基づいて、ワード線WL1_1を選択し、ワード線WL1_1の電圧をHレベルに遷移させる。また、ロウデコーダ7は、入力されたアドレスAD1に基づいて、第1のブロック選択線SL1_1を選択し、第1のブロック選択線SL1_1の電圧をLレベルに遷移させる。
ワード線WL1_1の電圧がHレベルに変化すると、メモリセルMC1はオン状態となる。このとき、副ビット線SBL1_1に充電された電荷は、メモリセルMC1を介して放電されるため、副ビット線SBL1_1の電圧は、Lレベルに遷移する。更に、副ビット線SBL1_1がLレベルになると、第1のMOSトランジスタPD1がオン状態となる。また、ブロック選択線SL1_1の電圧がLレベルになると、第4のMOSトランジスタPD2がオン状態となる。
このように、第1のMOSトランジスタPD1と第4のMOSトランジスタPD2とが共にオン状態となると、主ビット線MBL1は、第1のMOSトランジスタPD1及び第4のMOSトランジスタPD2を介して電源電圧と導通する。そのため、主ビット線MBL1の電圧は、電圧制御部が印加する電源電圧によってHレベルに変化する。主ビット線MBL1の電圧レベルがHレベルの場合には、読み出し回路5は、図6の実線で示すように、Lレベルのデータを外部へと出力する。なお、主ビット線MBL1がHレベルのときには、第3のMOSトランジスタNR1はオン状態であり、第2のMOSトランジスタPS1はオフ状態である。したがって、副ビット線SBL1_1に充電されている電荷は、第3のMOSトランジスタNR1のソース電極から放電され、副ビット線SBL1_1の電圧は、Lレベルに維持される。
一方、メモリセルMC1のドレイン電極が副ビット線SBL1_1に接続されていない場合を想定する。この場合、ロウデコーダ7がワード線WL1_1を選択して、ワード線WL1_1の電圧をHレベルに変化させても、副ビット線SBL1_1に充電された電荷は、メモリセルMC1を介して放電されないため、副ビット線SBL1_1の電圧は、Hレベルに維持される。よって、第1のMOSトランジスタPD1は、オフ状態に維持される。また、ロウデコーダ7がブロック選択線SL1_1を選択して、ブロック選択線SL1_1の電圧をLレベルに遷移させると、第4のMOSトランジスタPD2はオン状態となる。
このように、第4のMOSトランジスタPD2がオン状態であっても、第1のMOSトランジスタPD1がオフ状態であるため、主ビット線MBL1は、電源電圧と導通しない。そのため、主ビット線MBL1の電圧は、Lレベルに維持される。主ビット線MBL1の電圧がLレベルの場合には、読み出し回路5は、図6の破線で示すように、Hレベルのデータを外部へと出力する。
(4)時刻T3〜時刻T4の期間
データの読み出し後には、次の読み出しに備えて、主ビット線MBL1及びワード線WL1_1はいずれも非選択状態となり、Lレベルに遷移する。また、ロウデコーダ7は、第1のブロック選択線SL1_1の電圧をHレベルに遷移させる。
(5)時刻T4〜時刻T7の期間
以降、時刻T4で入力されたアドレスAD2に対しても、上記の時刻T1〜時刻T4の期間の動作と同様に、記憶されたデータの読み出しが行われる。なお、図6において、アドレスAD2は、サブアレイMS1_1とは列が異なるサブアレイMS1_iのメモリセルMC1を指定するアドレスであるので、時刻T5〜時刻T6のデータ読み出し期間において、第1のブロック選択線SL1_1の電圧は、Lレベルに遷移し、ワード線WL1_1の電圧は、Hレベルに遷移するが、主ビット線MBL_1はHレベルに遷移し、副ビット線SBL1_1およびSBL2_1はLレベルに遷移する。
上記のような半導体記憶装置22によれば、副ビット線SBL1_1の充電と主ビット線MBLからの放電とは、電源電圧によって行われるため、主ビット線BL1と副ビット線SBL1_1とを導通させるためのトランジスタが不要となる。したがって、低電源電圧下においても基板バイアス効果による影響を受けることがなく、高速なデータの読み出しが可能となる。
また、本実施形態に係る半導体記憶装置22は、第1の実施形態と比べると、第2のブロック選択線と、第5のMOSトランジスタPS2と、第6のMOSトランジスタNR2とを更に必要とするが、一本の主ビット線に接続される複数のサブアレイの内、非選択状態にあるサブアレイの副ビット線の電圧をLレベルに維持することができるため、消費電力を小さくすることが可能となる。
なお、本実施形態に係る半導体記憶装置22においては、第1及び第2のブロック選択線と、第4〜第6のMOSトランジスタとを含む電圧制御部は、一つのサブアレイ13に対して一つ配置されているが、電圧制御部は、複数のサブアレイに対して一つ配置されていても良い。例えば、図4において、同一の行に配置された複数のサブアレイ(MSi_1〜MSi_n)で、一つの電圧制御部を共有すれば、メモリセルアレイ6を構成するトランジスタ数を削減することができるため、半導体記憶装置22の面積をより小さくすることが可能となる。
また、本実施形態では、メモリセルMC1〜MCyのドレイン電極と副ビット線との接続の有無をデータの“0”、“1”に対応させているが、メモリセルMC1〜MCyに含まれるMOSトランジスタの閾値電圧の大きさをデータの“0”、“1”に対応させて、メモリセルMC1〜MCyのドレイン電極を全て副ビット線に接続させても良い。より詳細には、一方のデータに対応するMOSトランジスタの閾値電圧は、ワード線に印可される電圧によって確実にオン状態とオフ状態とが切り替わる程度の大きさであり、他方のデータに対応するMOSトランジスタの閾値電圧は、ワード線に印可される電圧によってはオン状態とならない程度の大きさであれば良い。このようなメモリセルを含むマスクROMにおいても、本実施形態における半導体記憶装置と同様の効果が発揮される。
(第3の実施形態)
図7は、本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示したブロック図である。半導体記憶装置23は、メモリセルアレイ8、アドレスバッファ2、ロウデコーダ9、カラムデコーダ4及び読み出し回路5を備えている。なお、アドレスバッファ2、カラムデコーダ4及び読み出し回路5は、第1の実施形態と同様に構成されているため、以下では、これらの説明を省略する。
メモリセルアレイ8は、マトリクス状に配置された(m×n)個のサブアレイ14(MS1_1〜MSm_n)と、m本の第1のブロック選択線SL1_1〜SL1_mと、m本の第2のブロック選択線SL2_1〜SL2_m(図示せず)と、m本の第3のブロック選択線SL3_1〜SL3_mと、(y×m)本のワード線WL1_1〜WLy_mと、n本の主ビット線MBL1〜MBLnとを含んでいる。i番目の行に配置されたサブアレイ14(MSi_1〜MSi_n)の各々は、第1のブロック選択線SL1_iと、第2のブロック選択線SL2_iと、第3のブロック選択線SL3_iと、ワード線WL1_i〜WLy_iの各々とに接続されている。また、j番目の列に配置されたサブアレイ14(MS1_j〜MSm_j)の各々は、主ビット線MBLjに接続されている。
ロウデコーダ9は、アドレスバッファ2から出力されたアドレス信号に基づいて、ブロック選択線SL1_1〜SL1_mの中から一本の第1のブロック選択線(例えばSL1_i)を選択し、第2のブロック選択線SL2_1〜SL2_mの中から一本の第2のブロック線(例えばSL2_i)を選択し、第3のブロック選択線SL3_1〜SL3_mの中から一本の第3のブロック選択線(例えばSL3_i)を選択し、更に、ワード線WL1_i〜WLy_iの中から一本のワード線(例えば、WLk_i)を選択する。
図8は、図7で示したサブアレイの構成を示した回路図である。なお、図7で示した(m×n)個のサブアレイ14は全て同様に構成されているので、以下では図7におけるサブアレイMS1_1についてのみ詳細に説明する。本実施形態に係るサブアレイ14は、副ビット線SBL1_1と、y個のメモリセルMC1〜MCyと、第1のMOSトランジスタPD1と、第2のMOSトランジスタPS1と、第3のMOSトランジスタNR1とを含んでいる。また、この実施形態に係るサブアレイ14は、第1のブロック選択線SL1_1と、第2のブロック選択線SL2_1と、第3のブロック選択線SL3_1と、第4のMOSトランジスタPD2と、第5のMOSトランジスタPL1と、第6のMOSトランジスタNR2と、第7のMOSトランジスタPC1とを含んでいる。これらの第1〜第3のブロック選択線の各々と、第4〜第7のMOSトランジスタの各々とは、サブアレイに供給される電圧を制御するための電圧制御部に相当する。
なお、メモリセルMC1〜MCyの各々と、第1のMOSトランジスタPD1と、第2のMOSトランジスタPS1と、第3のMOSトランジスタNR1と、第4のMOSトランジスタPD2と、第6のMOSトランジスタNR2とは、第2の実施形態と同様であるため、以下ではこれらの説明を省略する。
第5のMOSトランジスタPL1は、Pチャンネル型MOSトランジスタよりなり、ゲート電極が第2のブロック選択線SL2_1に接続され、ソース電極が電源電圧に接続され、ドレイン電極が第2のMOSトランジスタPS1のソース電極に接続されている。また、第7のMOSトランジスタPC1は、Pチャンネル型MOSトランジスタよりなり、ゲート電極が第3のブロック選択線SL3_1に接続され、ソース電極が電源電圧に接続され、ドレイン電極が第2のMOSトランジスタPS1のソース電極に接続されている。なお、第1〜第3のブロック選択線SL1_1〜SL3_1の各々と、ワード線WL1〜WLyの各々とは、ロウデコーダに接続されている。
また、この実施形態においては、第2のMOSトランジスタPS1と、第5のMOSトランジスタPL1と、第7のMOSトランジスタPC1との各々の電流駆動能力は、一本の副ビット線SBL1_1に対応するメモリセルMC1〜MCyの各々のオフリーク電流の総量より大きく、且つ、一つのメモリセル(例えばMCk)の電流駆動能力より小さい。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置のタイミング図である。なお、図9において、アドレスAD1は、例えば図7に示したサブアレイMS1_1におけるメモリセルMC1を指定するアドレスを示し、アドレスAD2はMS1_1と列が異なる他のサブアレイ(MS1_2〜MS1_m)におけるメモリセルMC1を指定するアドレスである。また、図に示したクロックがLレベルの期間は、プリチャージ動作を行う期間であり、クロックがHレベルの期間は、読み出し動作を行う期間である。
(1)時刻T1より前の期間
図9と図8とを併せて参照して、読み出し動作の開始前には、主ビット線MBL1はHレベルに維持されている。このとき、第2のMOSトランジスタPS1はオフ状態であり、第3のMOSトランジスタNR1はオン状態であるため、副ビット線SBL1_1の電圧は、Lレベルに維持されている。また、この期間において、ワード線WL1_1の電圧は、非選択状態であるためLレベルである。第1のブロック選択線SL1_1の電圧はHレベルに維持されているため、第4のMOSトランジスタPD2は、オフ状態である。第2のブロック選択線SL2_1の電圧はHレベルに維持されているため、第5のMOSトランジスタPL1はオフ状態であり、第6のMOSトランジスタNR2はオン状態である。更に、第3のブロック選択線SL3_1はHレベルに維持されているため、第7のMOSトランジスタPC1はオフ状態である。
(2)時刻T1〜時刻T2の期間
まず、時刻T1においてアドレスAD1が入力されると、カラムデコーダ4は、主ビット線MBL1を選択する。これにより、主ビット線MBL1は、カラムデコーダ4を介して読み出し回路5と導通状態となる。
次に、ロウデコーダ9は、入力されたアドレスAD1に基づいて、第2のブロック選択線SL2_1の電圧と第3のブロック選択線SL3_1の電圧とをそれぞれLレベルに変化させる。第2のブロック選択線の電圧がLレベルに遷移すると、第5のMOSトランジスタPL1がオン状態となり、第6のMOSトランジスタNR2がオフ状態となる。また、第3のブロック選択線SL3_1の電圧がLレベルに遷移すると、第7のMOSトランジスタPC1がオン状態となる。
次に、読み出し回路5は、そのディスチャージ機能によって、主ビット線MBL1の電荷を放電させて、主ビット線MBL1の電圧をLレベルに変化させる。主ビット線MBL1の電圧がLレベルに遷移すると、第2のMOSトランジスタPS1がオン状態となると共に、第3のMOSトランジスタNR1がオフ状態となる。
このとき、第2のMOSトランジスタPS1と、第5のMOSトランジスタPL1と、第7のMOSトランジスタPC1とが全てオン状態となるため、副ビット線SBL1_1は、第5のMOSトランジスタPL1のソース電極が接続される電源電圧と、第7のMOSトランジスタPC1のソース電極が接続される電源電圧とに導通する。したがって、副ビット線SBL1_1は、第2のMOSトランジスタPS1と、第5のMOSトランジスタPL1と、第7のMOSトランジスタPC1とを介して、電源電圧によって充電されるため、副ビット線SBL1_1の電圧は、Hレベルに遷移する。
なお、他の第2のブロック選択線(図7におけるSL2_2〜SL2_m)及び他の第3のブロック選択線(図7におけるSL3_2〜SL3_m)の電圧はHレベルに維持されているため、主ビット線MBL1に接続されている他のサブアレイ(図7におけるMS2_1〜MSm_1)において、第5のMOSトランジスタPL1はオフ状態であり、第6のMOSトランジスタはオン状態である。よって、主ビット線MBL1に接続されている他のサブアレイMS2_1〜MSm_1に含まれる副ビット線SBL2_1〜SBLm_1の電圧は、Lレベルに維持される。例えば、図9に示すように、この期間においては、サブアレイMS2_1に含まれる副ビット線SBL2_1の電圧は、Lレベルに維持されている。
(3)時刻T2〜時刻T3の期間
クロックがHレベルに変化すると、ロウデコーダ9は、入力されたアドレスAD1に基づいて、ワード線WL1_1を選択し、ワード線WL1_1の電圧をHレベルに遷移させる。また、ロウデコーダ9は、入力されたアドレスAD1に基づいて、第1のブロック選択線SL1_1の電圧をLレベルに遷移させると共に、第3のブロック選択線SL3_1の電圧をHレベルに遷移させる。
ワード線WL1_1の電圧がHレベルに変化すると、メモリセルMC1はオン状態となる。このとき、副ビット線SBL1_1に充電された電荷は、メモリセルMC1を介して放電されるため、副ビット線SBL1_1の電圧は、Lレベルに遷移する。更に、副ビット線SBL1_1がLレベルになると、第1のMOSトランジスタPD1がオン状態となる。また、第1のブロック選択線SL1_1の電圧がLレベルになると、第4のMOSトランジスタPD2がオン状態となる。また、第3のブロック選択線SL3_1の電圧がHレベルになると、第7のMOSトランジスタPC1は、オフ状態となる。
このように、第1のMOSトランジスタPD1と第4のMOSトランジスタPD2とが共にオン状態となると、主ビット線MBL1は、第1のMOSトランジスタPD1と第4のMOSトランジスタPD2とを介して電源電圧と導通する。そのため、主ビット線MBL1の電圧は、Hレベルに変化する。主ビット線MBL1の電圧レベルがHレベルの場合には、読み出し回路5は、図9の実線で示すように、Lレベルのデータを外部へと出力する。なお、主ビット線MBL1がHレベルのときには、第3のMOSトランジスタNR1はオン状態であり、第2のMOSトランジスタPS1はオフ状態である。したがって、副ビット線SBL1_1に充電されている電荷は、第3のMOSトランジスタNR1のソース電極から放電され、副ビット線SBL1_1の電圧は、Lレベルに維持される。
一方、メモリセルMC1のドレイン電極が副ビット線SBL1_1に接続されていない場合を想定する。この場合、ロウデコーダ9がワード線WL1_1を選択して、ワード線WL1_1の電圧をHレベルに変化させても、副ビット線SBL1_1に充電された電荷は、メモリセルMC1を介して放電されないため、副ビット線SBL1_1の電圧は、Hレベルに維持される。よって、第1のMOSトランジスタPD1は、オフ状態に維持される。また、ロウデコーダ9がブロック選択線SL1_1を選択して、ブロック選択線SL1_1の電圧をLレベルに遷移させると、第4のMOSトランジスタPD2はオン状態となる。
このように、第4のMOSトランジスタPD2がオン状態であっても、第1のMOSトランジスタPD1がオフ状態であるため、主ビット線MBL1は、電源電圧と導通しない。そのため、主ビット線MBL1の電圧は、Lレベルに維持される。この結果、主ビット線MBL1のレベルがLレベルの場合は、読み出し回路5は、図9の破線で示すように、Hレベルのデータを外部へと出力する。
(4)時刻T3〜時刻T4の期間
データの読み出し後には、次の読み出しに備えて、主ビット線MBL1及びワード線WL1_1は、非選択状態となり、Lレベルに遷移する。また、ロウデコーダ9は、第1のブロック選択線SL1_1の電圧をHレベルに遷移させると共に、第3のブロック選択線SL3_1の電圧をLレベルに遷移させる。
(5)時刻T4〜時刻T7の期間
以降、時刻T4で入力されたアドレスAD2に対しても、上記の時刻T1〜時刻T4の期間の動作と同様に、記憶されたデータの読み出しが行われる。なお、図9において、アドレスAD2は、サブアレイMS1_1とは列が異なるサブアレイMS1_iのメモリセルMC1を指定するアドレスであるので、時刻T5〜時刻T6のデータ読み出し期間において、第1のブロック選択線SL1_1の電圧は、Lレベルに遷移し、ワード線WL1_1及び第3のブロック選択線SL3_1の電圧は、Hレベルに遷移するが、主ビット線MBL1はHレベルに遷移し、副ビット線SBL1_1およびSBL2_1はLレベルに遷移する。
上記のような半導体記憶装置23によれば、副ビット線SBL1_1の充電と主ビット線MBLからの放電とは、電源電圧によって行われるため、主ビット線MBL1と副ビット線SBL1_1とを導通させるためのトランジスタが不要となる。したがって、低電源電圧下においても基板バイアス効果による影響を受けることがなく、高速なデータの読み出しが可能となる。
また、本実施形態に係る半導体記憶装置23は、第1の実施形態と比べると、第2及び第3のブロック選択線と、第5〜第7のMOSトランジスタとを更に必要とするが、一本の主ビット線に接続される複数のサブアレイの内、非選択状態にあるサブアレイの副ビット線の電圧をLレベルに維持することができるため、消費電力を小さくすることが可能となる。
更に、本実施形態に係る半導体記憶装置23は、副ビット線を充電する電流駆動能力を大きくすることができるため、副ビット線SBL1_1の充電を更に高速に行うことが可能となる。
なお、本実施形態に係る半導体記憶装置23においては、第1〜第3のブロック選択線と、第4〜第7のMOSトランジスタとを含む電圧制御部は、一つのサブアレイ14に対して一つ配置されているが、電圧制御部は、複数のサブアレイに対して一つ配置されていても良い。例えば、図7において、同一の行に配置された複数のサブアレイ(MSi_1〜MSi_n)で、一つの電圧制御部を共有すれば、メモリセルアレイ8を構成するトランジスタ数を削減することができるため、半導体記憶装置23の面積をより小さくすることが可能となる。
また、本実施形態では、メモリセルMC1〜MCyのドレイン電極と副ビット線との接続の有無をデータの“0”、“1”に対応させているが、メモリセルMC1〜MCyに含まれるMOSトランジスタの閾値電圧の大きさをデータの“0”、“1”に対応させて、メモリセルMC1〜MCyのドレイン電極を全て副ビット線に接続させても良い。より詳細には、一方のデータに対応するMOSトランジスタの閾値電圧は、ワード線に印可される電圧によって確実にオン状態とオフ状態とが切り替わる程度の大きさであり、他方のデータに対応するMOSトランジスタの閾値電圧は、ワード線に印可される電圧によってはオン状態とならない程度の大きさであれば良い。このようなメモリセルを含むマスクROMにおいても、本実施形態における半導体記憶装置と同様の効果が発揮される。
(第4の実施形態)
図10は、本発明の第4の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示したブロック図である。半導体記憶装置24は、メモリセルアレイ10、アドレスバッファ2、ロウデコーダ11、カラムデコーダ4及び読み出し回路5を備えている。なお、アドレスバッファ2、カラムデコーダ4及び読み出し回路5は、第1の実施形態と同様に構成されているため、以下では、これらの説明を省略する。
メモリセルアレイ10は、マトリクス状に配置された(m×n)個のサブアレイ15(MS1_1〜MSm_n)と、m本のブロック選択線SL2_1〜SL2_mと、(y×m)本のワード線WL1_1〜WLy_mと、n本の主ビット線MBL1〜MBLnとを含んでいる。i番目の行に配置されたサブアレイ15(MSi_1〜MSi_n)の各々は、ブロック選択線SL2_iと、ワード線WL1_i〜WLy_iの各々とに接続されている。また、j番目の列に配置されたサブアレイ15(MS1_j〜MSm_j)の各々は、主ビット線MBLjに接続されている。
ロウデコーダ11は、アドレスバッファ2から出力されたアドレス信号に基づいて、ブロック選択線SL2_1〜SL2_mの中から一本のブロック線(例えばSL2_i)を選択し、ワード線WL1_i〜WLy_iの中から一本のワード線(例えば、WLk_i)を選択する。
図11は、図10で示したサブアレイの構成を示した回路図である。なお、図10で示した(m×n)個のサブアレイ15は全て同様に構成されているので、以下では図10におけるサブアレイMS1_1についてのみ詳細に説明する。本実施形態に係るサブアレイ15は、副ビット線SBL1_1と、y個のメモリセルMC1〜MCyと、第1のMOSトランジスタPD1と、第2のMOSトランジスタPS1と、第3のMOSトランジスタNR1とを含んでいる。また、この実施形態に係るサブアレイ15は、ブロック選択線SL2_1と、第4のMOSトランジスタPS2と、第5のMOSトランジスタNR2とを含んでいる。これらのブロック選択線SL2_1と、第4のMOSトランジスタPS2と、第5のMOSトランジスタNR2とは、サブアレイ15に供給される電圧を制御するための電圧制御部に相当する。
なお、メモリセルMC1〜MCyの各々と、第1のMOSトランジスタPD1と、第2のMOSトランジスタPS1と、第3のMOSトランジスタNR1とは、第1の実施形態と同様であるため、以下ではこれらの説明を省略する。
第4のMOSトランジスタPS2は、Pチャンネル型MOSトランジスタよりなり、ゲート電極が第2のブロック選択線SL2_1に接続され、ソース電極が電源電圧に接続され、ドレイン電極が第1のMOSトランジスタPD1のソース電極と第2のMOSトランジスタPS1のソース電極とに接続されている。また、第5のMOSトランジスタNR2は、第4のMOSトランジスタNR2とは逆特性を有するNチャンネル型MOSトランジスタよりなり、ゲート電極が第2のブロック選択線SL2_1に接続され、ソース電極が接地電圧に接続され、ドレイン電極が副ビット線SBL1_1に接続されている。なお、上述のように、ブロック選択線SL2_1と、ワード線WL1〜WLyの各々とは、ロウデコーダに接続されている。
また、この実施形態においては、第2のMOSトランジスタPS1及び第4のMOSトランジスタPS2の各々の電流駆動能力は、一本の副ビット線SBL1_1に対応するメモリセルMC1〜MCyの各々のオフリーク電流の総量より大きく、且つ、一つのメモリセル(例えばMCk)の電流駆動能力より小さい。
図12は、本発明の第4の実施形態に係る半導体記憶装置のタイミング図である。なお、図12において、アドレスAD1は、例えば図10に示したサブアレイMS1_1におけるメモリセルMC1を指定するアドレスを示し、アドレスAD2はMS1_1と列が異なる他のサブアレイ(MS1_2〜MS1_m)におけるメモリセルMC1を指定するアドレスである。また、図に示したクロックがLレベルの期間は、プリチャージ動作を行う期間であり、クロックがHレベルの期間は、読み出し動作を行う期間である。
(1)時刻T1より前の期間
図12と図11とを併せて参照して、読み出し動作の開始前には、主ビット線MBL1はHレベルに維持されている。このとき、第2のMOSトランジスタPS1はオフ状態であり、第3のMOSトランジスタNR1はオン状態であるため、副ビット線SBL1_1の電圧は、Lレベルに維持されている。また、この期間において、ワード線WL1_1の電圧は、非選択状態であるためLレベルである。更に、ブロック選択線SL2_1の電圧がHレベルに維持されているため、第4のMOSトランジスタPS2は、オフ状態であり、第5のMOSトランジスタNR2はオン状態である。
(2)時刻T1〜時刻T2の期間
まず、時刻T1においてアドレスAD1が入力されると、カラムデコーダ4は、主ビット線MBL1を選択する。これにより、主ビット線MBL1は、カラムデコーダ4を介して読み出し回路5と導通状態となる。
次に、ロウデコーダ11は、入力されたアドレスAD1に基づいて、ブロック選択線SL2_1の電圧をLレベルに遷移させる。ブロック選択線SL2_1の電圧がLレベルに遷移すると、第4のMOSトランジスタPS2はオン状態となり、第5のMOSトランジスタNR2はオフ状態となる。
次に、読み出し回路5は、主ビット線MBL1のディスチャージを行う。初期状態での副ビット線SBL1_1の電圧がLレベルであるので、第1のMOSトランジスタPD1は、オン状態となる。このとき、第4のMOSトランジスタPS2もオン状態であるため、第1のMOSトランジスタPD1と第4のMOSトランジスタPS2とを介して、電源電圧から主ビット線MBL1へと貫通電流が流れるが、読み出し回路5の電流能力は貫通電流より大きいので、主ビット線MBL1の電圧は、Lレベルに遷移する。主ビット線MBL1の電圧がLレベルに遷移すると、第2のMOSトランジスタPS1がオン状態となると共に、第3のMOSトランジスタNR1がオフ状態となる。
このとき、第2のMOSトランジスタPS1と第4のMOSトランジスタPS2とが共にオン状態となるので、副ビット線SBL1_1は、第2のMOSトランジスタPS1と、第4のMOSトランジスタPS2とを介して、電源電圧によって充電され、副ビット線SBL1_1の電圧は、Hレベルに遷移する。副ビット線SBL1_1の電圧がHレベルに遷移すると、第1のMOSトランジスタPD1はオフ状態に遷移するため、電源電圧から主ビット線MBL1への貫通電力は流れなくなる。
なお、他のブロック選択線(図10におけるSL2_2〜SL2_m)の電圧はHレベルに維持されているため、主ビット線MBL1に接続されている他のサブアレイ(図10におけるMS2_1〜MSm_1)において、第4のMOSトランジスタPS2はオフ状態であり、第5のMOSトランジスタNR2はオン状態である。よって、主ビット線MBL1に接続されている他のサブアレイMS2_1〜MSm_1に含まれる副ビット線SBL2_1〜SBLm_1の電圧は、Lレベルに維持されている。例えば、図12に示すように、この期間においては、サブアレイMS2_1に含まれる副ビット線SBL2_1の電圧は、Lレベルに維持されている。
(3)時刻T2〜時刻T3の期間
クロックがHレベルに変化すると、ロウデコーダ11は、入力されたアドレスAD1に基づいて、ワード線WL1_1を選択し、ワード線WL1_1の電圧をHレベルに遷移させる。ワード線WL1_1の電圧がHレベルに遷移すると、メモリセルMC1はオン状態となる。このとき、副ビット線SBL1_1に充電された電荷は、メモリセルMC1を介して放電されるため、副ビット線SBL1_1の電圧は、Lレベルに遷移する。更に、副ビット線SBL1_1がLレベルになると、第1のMOSトランジスタPD1がオン状態となる。また、ブロック選択線SL2_1の電圧はLレベルであるため、第4のMOSトランジスタPS2はオン状態である。
このように、第1のMOSトランジスタPD1と第4のMOSトランジスタPS2とが共にオン状態となると、主ビット線MBL1は、第1のMOSトランジスタPD1と第4のMOSトランジスタPS2とを介して電源電圧と導通する。そのため、主ビット線MBL1の電圧は、電圧制御部が印加する電源電圧によってHレベルに変化する。主ビット線MBL1の電圧レベルがHレベルの場合には、読み出し回路5は、図12の実線で示すように、Lレベルのデータを外部へと出力する。なお、主ビット線MBL1がHレベルのときには、第3のMOSトランジスタNR1はオン状態であり、第2のMOSトランジスタPS1はオフ状態である。したがって、副ビット線SBL1_1に充電されている電荷は、第3のMOSトランジスタNR1のソース電極から放電され、副ビット線SBL1_1の電圧は、Lレベルに維持される。
一方、メモリセルMC1のドレイン電極が副ビット線SBL1_1に接続されていない場合を想定する。この場合、ロウデコーダ11がワード線WL1_1を選択して、ワード線WL1_1の電圧をHレベルに変化させても、副ビット線SBL1_1に充電された電荷は、メモリセルMC1を介して放電されないため、副ビット線SBL1_1の電圧は、Hレベルに維持される。よって、第1のMOSトランジスタPD1は、オフ状態に維持される。
このように、第4のMOSトランジスタPS2がオン状態であっても、第1のMOSトランジスタPD1がオフ状態であるため、主ビット線MBL1は、電源電圧と導通しない。そのため、主ビット線MBL1の電圧は、Lレベルに維持される。主ビット線MBL1のレベルがLレベルの場合は、読み出し回路5は、図12の破線で示すように、Hレベルのデータを外部へと出力する。
(4)時刻T3〜時刻T4の期間
データの読み出し後には、次の読み出しに備えて、主ビット線MBL1及びワード線WL1_1はいずれも非選択状態となり、Lレベルに遷移する。
(5)時刻T4〜時刻T7の期間
以降、時刻T4で入力されたアドレスAD2に対しても、上記の時刻T1〜時刻T4の期間の動作と同様に、記憶されたデータの読み出しが行われる。なお、図12において、アドレスAD2は、サブアレイMS1_1とは列が異なるサブアレイMS1_iのメモリセルMC1を指定するアドレスであるので、時刻T5〜時刻T6のデータ読み出し期間において、ブロック選択線SL2_1の電圧はLレベルであり、ワード線WL1_1の電圧はHレベルに遷移するが、主ビット線MBL1はHレベルに遷移し、副ビット線SBL1_1およびSBL2_1はLレベルに遷移する。
上記のような半導体記憶装置24によれば、副ビット線SBL1_1の充電と主ビット線MBLからの放電とは、電源電圧によって行われるため、主ビット線BL1と副ビット線SBL1_1とを導通させるためのトランジスタが不要となる。したがって、低電源電圧下においても基板バイアス効果による影響を受けることがなく、高速なデータの読み出しが可能となる。
また、本実施形態に係る半導体記憶装置24は、第1の実施形態と比べると、ブロック選択線と、第4のMOSトランジスタPS2と、第5のMOSトランジスタNR2とを更に必要とするが、一本の主ビット線に接続される複数のサブアレイの内、非選択状態にあるサブアレイの副ビット線の電圧をLレベルに維持することができるため、消費電力を小さくすることが可能となる。
なお、本実施形態に係る半導体記憶装置24においては、ブロック選択線と、第4のMOSトランジスタと、第5のMOSトランジスタとを含む電圧制御部は、一つのサブアレイ15に対して一つ配置されているが、電圧制御部は、複数のサブアレイに対して一つ配置されていても良い。例えば、図10において、同一の行に配置された複数のサブアレイ(MSi_1〜MSi_n)で、一つの電圧制御部を共有すれば、メモリセルアレイ10を構成するトランジスタ数を削減することができるため、半導体記憶装置24の面積をより小さくすることが可能となる。
また、本実施形態では、メモリセルMC1〜MCyのドレイン電極と副ビット線との接続の有無をデータの“0”、“1”に対応させているが、メモリセルMC1〜MCyに含まれるMOSトランジスタの閾値電圧の大きさをデータの“0”、“1”に対応させて、メモリセルMC1〜MCyのドレイン電極を全て副ビット線に接続させても良い。より詳細には、一方のデータに対応するMOSトランジスタの閾値電圧は、ワード線に印可される電圧によって確実にオン状態とオフ状態とが切り替わる程度の大きさであり、他方のデータに対応するMOSトランジスタの閾値電圧は、ワード線に印可される電圧によってはオン状態とならない程度の大きさであれば良い。このようなメモリセルを含むマスクROMにおいても、本実施形態における半導体記憶装置と同様の効果が発揮される。
本発明に係る半導体記憶装置は、主ビット線と副ビット線とを導通させるためのトランジスタを用いることなく、トランジスタのゲート電極を副ビット線に接続し、ドレイン電極を主ビット線に接続するという手法によって、低電圧下での高速なデータの読み出しが可能になるという効果を有するので、低電圧下でのデータの読み出しを高速化する回路技術等として有用である。
本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示したブロック図 図1で示したサブアレイの構成を示した回路図 本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置のタイミング図 本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示したブロック図 図4で示したサブアレイの構成を示した回路図 本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置のタイミング図 本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示したブロック図 図7で示したサブアレイの構成を示した回路図 本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置のタイミング図 本発明の第4の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示したブロック図 図10で示したサブアレイの構成を示した回路図 本発明の第4の実施形態に係る半導体記憶装置のタイミング図 従来の半導体記憶装置の構成を示したブロック図 図13で示したサブアレイの構成を示した回路図 従来の半導体記憶装置のタイミング図
符号の説明
1、6、8、10 メモリセルアレイ
2 アドレスバッファ
3、7、9、11 ロウデコーダ
4 カラムデコーダ
5 読み出し回路
12、13、14、15 サブアレイ
21、22、23、24 半導体記憶装置

Claims (13)

  1. 階層的なビット線構造を有する半導体記憶装置であって、
    行方向および列方向に並べて配置された複数のサブアレイと、
    前記行方向に配置された前記サブアレイの各々に接続された複数のワード線と、
    前記列方向に配置された前記サブアレイの各々に接続された複数の主ビット線と、
    前記サブアレイに供給される電圧を制御する電圧制御部とを備え、
    前記サブアレイは、
    副ビット線と、
    前記ワード線に接続され、前記ワード線の選択に応答して、記憶されたデータに対応して前記副ビット線の電圧を変化させる複数のメモリセルと、
    ゲート電極が前記副ビット線に接続され、ドレイン電極が前記主ビット線に接続された第1のMOSトランジスタと、
    ゲート電極が前記主ビット線に接続され、ドレイン電極が前記副ビット線に接続された第2のMOSトランジスタと、
    ゲート電極が前記主ビット線に接続され、ソース電極が接地電圧に接続され、ドレイン電極が前記副ビット線に接続され、前記第2のMOSトランジスタとは逆特性を有する第3のMOSトランジスタとを含み、
    前記電圧制御部は、前記第1のMOSトランジスタのソース電極と、前記第2のMOSトランジスタのソース電極とに電源電圧を印加することができる、半導体記憶装置。
  2. 前記電圧制御部は、
    ブロック選択線と、
    ゲート電極が前記ブロック選択線に接続され、ソース電極が電源電圧に接続され、ドレイン電極が前記第1のMOSトランジスタのソース電極に接続される第4のMOSトランジスタとを含み、
    前記第2のMOSトランジスタのソース電極には、電源電圧が印加されることを特徴とする、請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第2のMOSトランジスタの電流駆動能力は、1本の前記副ビット線に接続されたメモリセルの各々に含まれるMOSトランジスタのオフリーク電流の総量よりも大きく、1つの前記メモリセルに含まれるMOSトランジスタの電流駆動能力より小さいことを特徴とする、請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 前記電圧制御部は、
    第1のブロック選択線と、
    第2のブロック選択線と、
    ゲート電極が前記第1のブロック選択線に接続され、ソース電極が電源電圧に接続され、ドレイン電極が前記第1のMOSトランジスタのソース電極に接続される第4のMOSトランジスタと、
    ゲート電極が前記第2のブロック選択線に接続され、ソース電極が電源電圧に接続され、ドレイン電極が前記第2のMOSトランジスタのソース電極に接続される第5のMOSトランジスタと、
    ゲート電極が前記第2のブロック選択線に接続され、ソース電極が接地電圧に接続され、ドレイン電極が前記副ビット線に接続され、前記第5のMOSトランジスタとは逆特性を有する第6のMOSトランジスタとを含むことを特徴とする、請求項1記載の半導体記憶装置。
  5. 前記第2のMOSトランジスタ及び前記第5のMOSトランジスタの各々の電流駆動能力は、1本の前記副ビット線に接続されたメモリセルの各々に含まれるMOSトランジスタのオフリーク電流の総量よりも大きく、1つの前記メモリセルに含まれるMOSトランジスタの電流駆動能力より小さいことを特徴とする、請求項4記載の半導体記憶装置。
  6. 前記電圧制御部は、
    第1のブロック選択線と、
    第2のブロック選択線と、
    第3のブロック選択線と、
    ゲート電極が前記第1のブロック選択線に接続され、ソース電極が電源電圧に接続され、ドレイン電極が前記第1のMOSトランジスタのソース電極に接続される第4のMOSトランジスタと、
    ゲート電極が前記第2のブロック選択線に接続され、ソース電極が電源電圧に接続され、ドレイン電極が前記第2のMOSトランジスタのソース電極に接続される第5のMOSトランジスタと、
    ゲート電極が前記第2のブロック選択線に接続され、ソース電極が接地電圧に接続され、ドレイン電極が前記副ビット線に接続され、前記第5のMOSトランジスタとは逆特性を有する第6のMOSトランジスタと、
    ゲート電極が前記第3のブロック選択線に接続され、ソース電極が電源電圧に接続され、ドレイン電極が前記第2のMOSトランジスタのソース電極に接続される第7のMOSトランジスタとを含むことを特徴とする、請求項1記載の半導体記憶装置。
  7. 前記第2のMOSトランジスタと、前記第5のMOSトランジスタと、前記第7のMOSトランジスタとの各々の電流駆動能力は、1本の前記副ビット線に接続されたメモリセルの各々に含まれるMOSトランジスタのオフリーク電流の総量よりも大きく、前記メモリセルに含まれるMOSトランジスタの電流駆動能力より小さいことを特徴とする、請求項6記載の半導体記憶装置。
  8. 前記電圧制御部は、
    ブロック選択線と、
    ゲート電極が前記ブロック選択線に接続され、ソース電極が電源電圧に接続され、ドレイン電極が前記第1のMOSトランジスタのソース電極と、前記第2のMOSトランジスタのソース電極とに接続される第4のMOSトランジスタと、
    ゲート電極が前記ブロック選択線に接続され、ソース電極が接地電圧に接続され、ドレイン電極が前記副ビット線に接続され、前記第4のMOSトランジスタとは逆特性を有する第5のMOSトランジスタとを含む、請求項1記載の半導体記憶装置。
  9. 前記第2のMOSトランジスタ及び前記第4のMOSトランジスタの各々の電流駆動能力は、1本の前記副ビット線に接続されたメモリセルの各々に含まれるMOSトランジスタのオフリーク電流の総量よりも大きく、1つの前記メモリセルに含まれるMOSトランジスタの電流駆動能力より小さいことを特徴とする、請求項8記載の半導体記憶装置。
  10. 前記メモリセルは、ゲート電極が前記ワード線に接続され、ソース電極が接地電圧に接続され、記憶されるデータに対応して、ドレイン電極と前記副ビット線とが接続されている状態と、ドレイン電極と前記副ビット線とが接続されていない状態と有するMOSトランジスタを含むことを特徴とする、請求項1記載の半導体記憶装置。
  11. 前記メモリセルは、ゲート電極が前記ワード線に接続され、ソース電極が接地電圧に接続され、ドレイン電極が前記副ビット線に接続され、記憶されるデータに対応した大きさの閾値電圧を有するMOSトランジスタを含むことを特徴とする、請求項1記載の半導体記憶装置。
  12. 前記電圧制御部は、1つの前記サブアレイに対して1つ配置されることを特徴とする、請求項1記載の半導体記憶装置。
  13. 前記電圧制御部は、複数の前記サブアレイに対して1つ配置されることを特徴とする、請求項1記載の半導体記憶装置。
JP2005115630A 2005-04-13 2005-04-13 半導体記憶装置 Expired - Fee Related JP4649260B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005115630A JP4649260B2 (ja) 2005-04-13 2005-04-13 半導体記憶装置
US11/400,404 US7251184B2 (en) 2005-04-13 2006-04-10 Semiconductor memory device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005115630A JP4649260B2 (ja) 2005-04-13 2005-04-13 半導体記憶装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006294160A JP2006294160A (ja) 2006-10-26
JP4649260B2 true JP4649260B2 (ja) 2011-03-09

Family

ID=37186706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005115630A Expired - Fee Related JP4649260B2 (ja) 2005-04-13 2005-04-13 半導体記憶装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7251184B2 (ja)
JP (1) JP4649260B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006286068A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体記憶装置
JP2006302436A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体記憶装置
KR101317754B1 (ko) 2007-10-12 2013-10-11 삼성전자주식회사 상 변화 메모리 장치
CN104200834A (zh) * 2008-10-06 2014-12-10 株式会社日立制作所 半导体器件
US7848131B2 (en) * 2008-10-19 2010-12-07 Juhan Kim High speed ferroelectric random access memory
JP7225349B2 (ja) * 2017-06-23 2023-02-20 株式会社半導体エネルギー研究所 記憶装置
JP6781301B1 (ja) 2019-06-17 2020-11-04 ウィンボンド エレクトロニクス コーポレーション 半導体記憶装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002100188A (ja) * 2000-09-25 2002-04-05 Mitsubishi Electric Corp 半導体記憶装置
JP2004247026A (ja) * 2003-01-24 2004-09-02 Renesas Technology Corp 半導体集積回路及びicカード

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06176592A (ja) 1992-12-02 1994-06-24 Nec Corp マスクrom
US5675529A (en) * 1995-07-07 1997-10-07 Sun Microsystems, Inc. Fast access memory array
KR100245412B1 (ko) * 1997-04-12 2000-03-02 윤종용 노어형 반도체 메모리 장치 및 그것의 데이터 독출방법
KR100252475B1 (ko) * 1997-05-24 2000-04-15 윤종용 반도체 롬 장치
KR100254568B1 (ko) * 1997-06-25 2000-05-01 윤종용 반도체 독출 전용 메모리 장치
JP3983858B2 (ja) * 1997-09-18 2007-09-26 富士通株式会社 半導体記憶装置
JPH11224495A (ja) * 1998-02-05 1999-08-17 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置
KR100294447B1 (ko) * 1998-06-29 2001-09-17 윤종용 불휘발성반도체메모리장치
US6310809B1 (en) * 2000-08-25 2001-10-30 Micron Technology, Inc. Adjustable pre-charge in a memory
JPWO2002082460A1 (ja) * 2001-04-02 2004-07-29 株式会社日立製作所 半導体不揮発性記憶装置
KR100451762B1 (ko) * 2001-11-05 2004-10-08 주식회사 하이닉스반도체 불휘발성 강유전체 메모리 장치 및 그 구동방법
JP2003242793A (ja) * 2002-02-15 2003-08-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 不揮発性半導体記憶装置及びそのデータ読み出し方法
JP2005166098A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Toshiba Corp 半導体記憶装置
US7113433B2 (en) * 2005-02-09 2006-09-26 International Business Machines Corporation Local bit select with suppression of fast read before write

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002100188A (ja) * 2000-09-25 2002-04-05 Mitsubishi Electric Corp 半導体記憶装置
JP2004247026A (ja) * 2003-01-24 2004-09-02 Renesas Technology Corp 半導体集積回路及びicカード

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006294160A (ja) 2006-10-26
US20060239109A1 (en) 2006-10-26
US7251184B2 (en) 2007-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7345912B2 (en) Method and system for providing a magnetic memory structure utilizing spin transfer
JP2565104B2 (ja) 仮想接地型半導体記憶装置
JP4649260B2 (ja) 半導体記憶装置
US20010021128A1 (en) Word line driver having a divided bias line in a non-volatile memory device and method for driving word lines
JP2009507315A (ja) 改良された消去/プログラム/ベリファイ動作のための回路を分割する高度なメインビット線を有するメモリアーキテクチャ
JP2011014205A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2003317494A (ja) 半導体記憶装置
KR20040103942A (ko) 반도체 집적 회로
JP4112824B2 (ja) 半導体記憶装置
JP4721256B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2006286068A (ja) 半導体記憶装置
KR20040012241A (ko) 리드 전용 메모리 셀, 이 셀의 프로그램 방법, 이 셀의레이아웃 방법, 및 이 셀을 구비한 리드 전용 메모리 장치
JPH10112181A (ja) 半導体記憶装置
US7646640B2 (en) Semiconductor memory device
JP2007250092A (ja) 半導体記憶装置
KR19990022544A (ko) 음의 전압 스위칭회로
JP2004199813A (ja) 半導体記憶装置
JP2007220218A (ja) 半導体記憶装置およびその制御方法
KR100769492B1 (ko) 반도체 집적 회로
US20170323684A1 (en) Method for Reading an EEPROM and Corresponding Device
JP4290618B2 (ja) 不揮発性メモリ及びその動作方法
KR0167879B1 (ko) 반도체 메모리장치
JP2006004514A (ja) 半導体記憶装置
KR100742203B1 (ko) 메모리 셀 선택 회로를 포함하는 반도체 메모리 장치와그것의 동작 방법
JP2006302436A (ja) 半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080409

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101122

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101213

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4649260

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees