JPH10111585A - 画像形成システム及び画像形成システムにおける用紙搬送速度制御方法 - Google Patents

画像形成システム及び画像形成システムにおける用紙搬送速度制御方法

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JPH10111585A
JPH10111585A JP8282929A JP28292996A JPH10111585A JP H10111585 A JPH10111585 A JP H10111585A JP 8282929 A JP8282929 A JP 8282929A JP 28292996 A JP28292996 A JP 28292996A JP H10111585 A JPH10111585 A JP H10111585A
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JP
Japan
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speed
sheet
paper
image forming
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JP8282929A
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Mitsushige Murata
光繁 村田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置から排出される用紙の排出速度
が逐次変更される場合でも、用紙排出速度に応じてシー
ト後処理装置の受け渡し速度を逐次変更することによ
り、用紙の円滑な搬送を可能とすると共に、用紙受け渡
し時に速度差が原因で用紙に損傷を生じさせることを防
止した画像形成システム及び画像形成システムにおける
用紙搬送速度制御方法を提供する。 【解決手段】 本体100とペディスタル200と循環
式自動原稿送り装置300とシート後処理装置400と
を備えた複写機において、シート後処理装置400が本
体100から用紙を受け取る際の搬送速度を本体100
から排出される用紙の排出速度の変化に応じて変化させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成システム
及び画像形成システムにおける用紙搬送速度制御方法に
係り、更に詳しくは、画像を形成して出力する画像形成
装置と当該画像形成装置から出力された用紙を搬送・仕
分け・積載収納するシート後処理装置とを備えた画像形
成システム及び画像形成システムにおける用紙搬送速度
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像を形成して出力する画像形成
装置と、当該画像形成装置から出力された用紙を積載/
仕分けするシート後処理装置とから構成された画像形成
システムにおいては、画像形成装置から排出される用紙
毎に、シート後処理装置に対して所定の受け渡し速度を
設定し、画像形成装置からシート後処理装置に対する用
紙の受け渡しを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の画像形成システムにおいては、下記の問題があ
った。即ち、画像形成装置からシート後処理装置に対す
る用紙の受け渡しの際に、画像形成装置の用紙排出速度
が変わることがある。例えば用紙の一部が定着器を通過
中と通過後とでは用紙排出速度が異なり、一般的に後者
の方が前者に比較して高速である。前記の理由から、用
紙の受け渡し速度を用紙が定着器を通過中の排出速度に
合わせて設定した場合には、通過後にシート後処理装置
の方が遅くなる結果、用紙がループを形成し、この状態
が進行すると用紙が屈曲する不具合が発生する。他方、
用紙の受け渡し速度を用紙が定着器を通過後の排出速度
に合わせて設定した場合、用紙が定着器を通過中に用紙
の引き合いが生ずる結果、この状態が進行すると用紙に
スリップ痕が生ずる不具合が発生する。これらの現象
は、用紙が厚い場合等に顕著に発生する。
【0004】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、画像形成装置から排出される用紙の排出速度が
逐次変更される場合でも、用紙排出速度に応じてシート
後処理装置の受け渡し速度を逐次変更することにより、
用紙の円滑な搬送を可能とすると共に、用紙受け渡し時
に速度差が原因で用紙に損傷を生じさせることを防止し
た画像形成システム及び画像形成システムにおける用紙
搬送速度制御方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、用紙の排出速度が変速可能に構
成された画像形成装置と、該画像形成装置から排出され
た用紙を受け取り用紙の搬送や仕分け等の後処理を行う
と共に用紙の搬送速度が変速可能に構成された後処理装
置とを備えた画像形成システムにおいて、前記後処理装
置が前記画像形成装置から用紙を受け取る際の搬送速度
を前記画像形成装置から排出される用紙の排出速度の変
化に応じて変化させる速度制御手段を具備してなること
を特徴とする。
【0006】上記目的を達成するため、請求項2の発明
は、前記請求項1記載の画像形成システムにおいて、前
記速度制御手段は、前記画像形成装置から排出される用
紙の排出速度よりも前記後処理装置における用紙受け渡
しの際の速度を大きく設定することを特徴とする。
【0007】上記目的を達成するため、請求項3の発明
は、用紙の排出速度が変速可能に構成された画像形成装
置と、該画像形成装置から排出された用紙を受け取り用
紙の搬送や仕分け等の後処理を行うと共に用紙の搬送速
度が変速可能に構成された後処理装置とを備えた画像形
成システムにおける用紙搬送速度制御方法において、前
記後処理装置が前記画像形成装置から用紙を受け取る際
の搬送速度を前記画像形成装置から排出される用紙の排
出速度の変化に応じて変化させる速度制御ステップを有
することを特徴とする。
【0008】上記目的を達成するため、請求項4の発明
は、前記請求項3記載の画像形成システムにおける用紙
搬送速度制御方法において、前記速度制御ステップで
は、前記画像形成装置から排出される用紙の排出速度よ
りも前記後処理装置における用紙受け渡しの際の速度を
大きく設定することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0010】本実施の形態に係る複写機の全体構成は、
図4の斜視図に示す如く、本体100と、ペディスタル
200と、RDF(循環式自動原稿送り装置)300
と、シート後処理装置(ソータ)400とから大略構成
されている。
【0011】先ず、本実施の形態に係る複写機の構成
を、本体100、ペディスタル200、RDF(循環式
自動原稿送り装置)300、シート後処理装置400、
キー群600、ディスプレイ群700、本体制御装置8
00、RDF制御装置900、ソータ制御装置1000
の各部毎に図1乃至図11に基づき詳細に説明する。
【0012】[A]本体100 図5は複写機の内部構成を示す断面図である。図5にお
いて、本体100は、プラテンガラス101と、照明ラ
ンプ(露光ランプ)103と、第1走査ミラー105、
第2走査ミラー107、第3走査ミラー109と、レン
ズ111と、第4走査ミラー(反射ミラー)113と、
光学系モータ115と、センサ117、119、121
と、感光ドラム131と、メインモータ133と、高圧
ユニット135と、ブランク露光ユニット137と、現
像器139と、現像ローラ140と、転写帯電器141
と、分離帯電器143と、クリーニング装置145と、
上段カセット151と、下段カセット153と、手差し
給紙口171と、給紙ローラ155、157と、レジス
トローラ159と、搬送ベルト161と、定着器163
と、排出ローラ165と、センサ167と、手差し給紙
口171とを備える構成となっている。
【0013】上記各部の構成を作用とともに詳述する
と、プラテンガラス101は原稿が載置されるものであ
り、照明ランプ(露光ランプ)103はプラテンガラス
101上の原稿を照明し、第1走査ミラー105と一体
に構成されている。第1走査ミラー105、第2走査ミ
ラー107、第3走査ミラー109はそれぞれ原稿の光
路を変更し、レンズ111は合焦及び変倍機能を有し、
第4走査ミラー(反射ミラー)113は光路を変更す
る。
【0014】光学系モータ115は光学系を駆動し、メ
インモータ133は使用者による複写開始キー(後述)
の押下に応答して作動し、感光ドラム131を駆動す
る。高圧ユニット135は感光ドラム131をコロナ帯
電し、現像器139、現像ローラ140は感光ドラム1
31上の静電画像の現像を行う。転写帯電器141はト
ナー像の転写を行い、分離帯電器143は感光ドラム1
31から転写紙を分離する。クリーニング装置145は
クリーニングローラ及び弾性ブレードから構成され、感
光ドラム131の表面の清掃を行う。
【0015】上段カセット151、下段カセット153
には転写紙が収納され、手差し給紙口171には転写紙
がセットされる。給紙ローラ155、157は転写紙を
本体装置内へ送る。レジストローラ159は転写紙を正
確なタイミングで感光ドラム131の方向へ送る。搬送
ベルト161は画像記録された記録紙を定着側へ搬送
し、定着器163は搬送ベルト161により搬送されて
きた記録紙を熱圧着で定着させる。排出ローラ165は
定着済みの転写紙を本体100外部へ排出する。センサ
167は両面記録の際に用いる。
【0016】感光ドラム131の表面は光半導体と導電
体を用いたシームレス感光体から構成され、当該感光ド
ラム131は回動可能に軸支されており、メインモータ
133により図5矢印方向へ回転を開始する。感光ドラ
ム131の所定回転制御及び電位制御処理(前処理)が
終了すると、プラテンガラス101上に載置された原稿
は照明ランプ103により照明され、当該原稿の反射光
は第1走査ミラー105、第2走査ミラー107、第3
走査ミラー109、レンズ111、及び第4走査ミラー
113を介して感光ドラム131上に結像する。
【0017】感光ドラム131は高圧ユニット135に
よりコロナ帯電された後、照明ランプ103により照射
された像(原稿画像)がスリット露光され、公知のカー
ルソン方式で感光ドラム131上に静電画像が形成され
る。感光ドラム131上に形成された静電画像は現像器
139の現像ローラ140により現像されトナー像とし
て可視化され、当該トナー像は転写帯電器141により
後述する如く転写紙上に転写される。
【0018】即ち、上段カセット151もしくは下段カ
セット153内の転写紙、または手差し給紙口171に
セットされた転写紙は、給紙ローラ155もしくは給紙
ローラ157により本体装置内へ送られ、レジストロー
ラ159により正確なタイミングをもって感光ドラム1
31の方向へ送られ、潜像先端と転写紙の先端とが一致
される。その後、転写帯電器141と感光ドラム131
との間を転写紙が通過することにより、感光ドラム13
1上のトナー像が転写紙上に転写される。
【0019】転写終了後、転写紙は感光ドラム131か
ら分離帯電器143により分離され、更に搬送ベルト1
61により定着器163へ導かれて加圧及び加熱により
定着された後、排出ローラ165により本体100の外
部へ排出される。転写後の感光ドラム131はそのまま
回転を続行して、クリーニング装置145によりその表
面が清掃される。
【0020】[B]ペディスタル200 図5において、ペディスタル200は、本体100から
切り離し可能に構成されており、デッキ201と、中間
トレイ203と、リフタ205と、給紙ローラ207
と、排紙フラッパ211と、搬送ベルトの搬送路21
3、215と、中間トレイおもり217と、多重フラッ
パ219と、多重記録用搬送路221と、多重排紙セン
サ223と、給紙ローラ225と、排出ローラ229と
を備える構成となっている。
【0021】上記各部の構成を作用とともに詳述する
と、デッキ201は所定枚数(例えば2,000枚)の
転写紙を収納可能に構成されており、中間トレイ203
は両面コピー用として装備され、所定枚数(例えば99
枚)までの転写を格納可能に構成されている。尚、転写
紙の枚数は前記数値に限定されるものではない。リフタ
205はデッキ201に装備されており、給紙ローラ2
07に常に転写紙が当接するように転写紙の量に応じて
上昇する。排紙フラッパ211は両面記録側ないし多重
記録側の経路と排出側経路との経路を切り換える。
【0022】中間トレイおもり217は転写紙押え用と
して配設されており、排紙フラッパ211、及び搬送路
213、215を通過した転写紙は裏返しされて両面コ
ピー用の中間トレイ203に収納される。多重フラッパ
219は搬送路213と搬送路215との間に配設され
ており、上方に回動することにより転写紙を多重記録用
搬送路221へ導く。多重排紙センサ223は多重フラ
ッパ219を通過する転写紙の末端を検知する。給紙ロ
ーラ225は経路227を介して転写紙を本体100の
感光ドラム131側へ給紙する。排出ローラ229は転
写紙を機外へ排出する。
【0023】両面記録(両面複写)時や多重記録(多重
複写)時には、先ず、排紙フラッパ211を上方へ上げ
て複写済みの転写紙を搬送路213、215を介して中
間トレイ203に格納する。この場合、両面記録時には
多重フラッパ219を下げておき、多重記録時には多重
フラッパ219を上げておく。中間トレイ203に格納
された転写紙は中間トレイおもり217により押さえら
れる。
【0024】次に行う裏面記録時または多重記録時に
は、中間トレイ203に格納されている転写紙が給紙ロ
ーラ225と中間トレイおもり217との作用により、
下から1枚ずつ経路227を介して本体100のレジス
トローラ159へ導かれる。
【0025】[C]RDF(循環式自動原稿送り装置)
300 図6はRDF(循環式自動原稿送り装置)300の詳細
構成を示す断面図である。図6において、RDF300
は、積載トレイ(原稿トレイ)310と、給送手段33
0と、第1搬送ローラ343と、第2搬送ローラ344
と、排紙ローラ345と、原稿排紙カバー346と、ト
レイ揺動コロ347と、トレイ揺動アーム軸348と、
トレイ揺動アーム349等を備える構成となっている。
更に、前記給送手段330は、半月ローラ331と、分
離搬送ローラ332と、分離ベルト333と、分離モー
タ(SPRMTR)と、レジストローラ335と、全面
ベルト336と、ベルトモータ(BELTMTR)と、
搬送大ローラ337と、搬送モータ(FEEDMTR)
と、排紙ローラ340と、フラッパ341と、リサイク
ルレバー342と、給紙ストッパ342aと、給紙セン
サ(ENTS)と、反転センサ(TRNS)と、排紙セ
ンサ(EJTS)等から構成されている。
【0026】上記各部の構成を作用とともに詳述する
と、積載トレイ(原稿トレイ)310は原稿束Sをセッ
トするための第1の原稿トレイとして構成されており、
当該積載トレイ310には原稿給送手段の一方の部分を
構成する給送手段330が装備されている。給送手段3
30の半月ローラ331、分離搬送ローラ332、及び
分離ベルト333は、分離モータ(SPRMTR)によ
り回転及び循環駆動され、積載トレイ310上の原稿束
Sの最下部から原稿を1枚ずつ分離する。
【0027】レジストローラ335及び全面ベルト33
6はベルトモータ(BELTMTR)により回転及び循
環駆動され、前記分離された原稿をシートパスa、bを
介して本体100のプラテンガラス(原稿台ガラス)1
01上の露光位置(シートパスc)まで搬送する。搬送
大ローラ337は搬送モータ(FEEDMTR)により
回転駆動され、プラテンガラス101上の原稿をシート
パスcからシートパスeへ搬送する。当該シートパスe
へ搬送された原稿は排紙ローラ340により積載トレイ
310の原稿束S上へ戻される。
【0028】リサイクルレバー342は原稿の一循環を
検知するものであり、原稿給送開始時にリサイクルレバ
ー342を原稿束Sの上部に載せておき、原稿が順次給
送されて最終原稿の後端がリサイクルレバー342を抜
ける時に自重で落下したことに基づき原稿の一循環を検
知する。
【0029】前記給送手段330では、両面原稿時に原
稿を一旦シートパスa、bからシートパスcに導き、次
いで原稿をレジストローラ335によりシートパスbを
通し、この後、全面ベルト336により原稿をプラテン
ガラス101上へ搬送して停止させることにより、原稿
を反転させている。即ち、原稿をシートパスc〜d〜b
の経路で反転させている。
【0030】尚、原稿束Sの原稿を1枚ずつシートパス
a〜b〜c〜d〜eを通して、リサイクルレバー342
により原稿が一循環したことが検知されまで原稿を搬送
することにより、原稿の枚数をカウントすることができ
る。
【0031】更に、RDF300の本体右方には第2の
原稿排紙路(シートパスg)が配設されており、プラテ
ンガラス101上における画像読み取り終了後のシート
原稿Sをプラテンガラス101への搬入方向とは反対側
に搬出し、原稿トレイ310上の原稿束Sの最上部に搬
出する。シートパスg中にはシート原稿Sを搬送するた
めの第1搬送ローラ343、第2搬送ローラ344が配
設されると共に、シートパスgの下流側には第2の排紙
ローラ345が配設されており、シートパスgを搬送さ
れてきたシート原稿Sを原稿トレイ310上の原稿束S
の最上部に排出する。
【0032】また、シートパスgの上方には原稿排紙カ
バー346が配設されると共に、シートパスgには排紙
路中のシート原稿Sの前端及び後端を検知するための例
えば透過型の光センサとして構成された第2の排紙セン
サ(LOOPEJTS)が配設されている。
【0033】次に、原稿トレイ310の揺動動作につい
て説明すると、RDF300に装備されているトレイ揺
動モータ(TRAYMTR)のモータ出力軸はトレイ揺
動アーム軸348に結合されると共に、原稿トレイ31
0の下面にはトレイ揺動コロ347が結合されている。
トレイ揺動コロ347はトレイ揺動アーム349の先端
に配設されており、トレイ揺動アーム349の反対側は
トレイ揺動アーム軸348に固定されている。トレイ揺
動アーム軸348が回転することによりトレイ揺動アー
ム349は図中実線位置と破線位置との間を揺動し、こ
れに伴い、原稿トレイ310を揺動中心の回りに図中実
線位置と破線位置間を揺動させる。
【0034】また、RDF300には上部リミットスイ
ッチ(TRAYUPLMTSW)が装備されており、原
稿トレイ310が上方位置(実線位置)に到達したこと
を検知する。更に、RDF300には下部リミットスイ
ッチ(TRAYDOWNLMTSW)が装備されてお
り、原稿トレイ310が下方位置(破線位置)に到達し
たことを検知する。上述したトレイ揺動モータ(TRA
YMTR)は上部リミットスイッチ、下部リミットスイ
ッチによる上方位置、下方位置の検知動作に基づき回転
が制御される。
【0035】[D]シート後処理装置(ソータ)400 図7乃至図10はシート後処理装置(ソータ)400の
構成を示す図である。図7乃至図10において、シート
後処理装置(ソータ)400は、機体402とビンユニ
ット403とから大略構成されている。前記機体402
は、搬入口404と、搬入ローラ対405と、搬送パス
406、407と、搬送ローラ対408と、フラッパ4
09と、搬送ローラ対411と、電動ステイプラ412
と、シフトモータ421と、回転軸422と、リードカ
ム423と、案内溝423aと、スプロケット425
と、チェーン426と、搬送モータ(図示略)と、ノン
ソートパスセンサ401と、ソートパスセンサ402
と、リードカムセンサ404と、マニュアルステイプル
キー406と、マニュアルアップキー416と、マニュ
アルダウンキー417と、マニュアル束押しキー418
等を備える構成となっている。
【0036】前記ビンユニット403は、ガイドローラ
417、419と、案内溝420と、底部フレーム42
7と、フレーム対429と、カバー430と、ユニット
本体431と、整合モータ432と、下アーム433
と、上アーム435と、軸436と、軸437と、整合
棒439と、係合板440と、支持軸441と、ローラ
442と、長孔443と、基準板(押し上げ棒)455
と、束押しモータ460と、タイミングベルト461
と、プーリ462と、案内棒463と、整合棒ホームセ
ンサ403と、ビンホームポジションセンサ405と、
ソートトレイ紙有無検知センサ(シート後処理位置選択
手段)407と、基準板退避センサ414aと、基準板
押し上げセンサ414bと、基準板ホームセンサ414
c等を備える構成となっている。
【0037】上記各部の構成を作用とともに詳述する
と、機体402には搬入口404が配設されると共に、
搬入口404の近傍には搬入ローラ対405が配設され
ている。搬入ローラ対405の下流側にはフラッパ40
9が配設されており、シート搬送方向を搬送パス406
或いは搬送パス407へ切り換える。一方の搬送パス4
06は略水平方向へ延びて、その下流側に搬送ローラ対
408が配設されている。また、他方の搬送パス407
は下方向へ延びて、その下流側に搬送ローラ対411が
配設されている。
【0038】更に、搬送ローラ対411の近傍位置には
電動ステイプラ412が配設されている。搬入ローラ対
405と搬送ローラ対408、411は搬送モータ(図
示略)により駆動される。搬送パス406にはシートの
通過を検知するノンソートパスセンサ401がが配設さ
れており、搬送パス407にはソートパスセンサ402
が配設されている。
【0039】また、機体402には案内溝420が上下
方向に延びるように配設されると共に、機体内部の最下
部にはシフトモータ421が配設されている。更に機体
402には回転軸422が枢支されており、当該回転軸
422にはリードカム423及びスプロケット425が
固定されている。スプロケット425とシフトモータ4
21の出力軸とにはチェーン426が張設されており、
これによってシフトモータ421の回転はチェーン42
6を介して回転軸422へ伝達されるようになってい
る。
【0040】一方、機体402の搬送ローラ対408及
び搬送ローラ対411の下流側には多数のビンB1、B
2、・・・Bnを装備したビンユニット403が配置さ
れている。ビンユニット403のフックに一端を係合
し、他端を機体402に固定したばねで重量を保持する
ことにより、ビンユニット403は昇降自在に支持され
ている。ビンユニット403の基端側の上下部にはガイ
ドローラ417、419が回動自在に支持されており、
これらガイドローラ417、419は機体402に設け
られた案内溝420内を転動することにより、ビンユニ
ット403を案内するようになっている。
【0041】また、機体402の最上部にはマニュアル
ステイプルキー406と、マニュアルアップキー416
と、マニュアルダウンキー417と、マニュアル束押し
キー418が配設されている。これら各キーの操作につ
いては後述する。
【0042】ビンユニット403にはユニット本体43
1が装備されており、ユニット本体431は傾斜部及び
垂直部からなる底部フレーム427と、底部フレーム4
27の先端手前側と奥側とに垂直に配設された対をなす
フレーム429、フレーム429により支持されたカバ
ー430とから構成されている。ユニット本体431の
手前側には基準板(押し上げ棒)455が配設されてお
り、基準板(押し上げ棒)455はシートS(図10参
照)に当接して整合することが可能に構成されている。
【0043】底部フレーム427の基端奥側には整合モ
ータ432により回動する下アーム433が回動自在に
支持されている(図9参照)。更に、カバー430の前
記下アーム433と対向する位置には上アーム435
が、カバー430に回動自在に支持された軸436に固
定されており、上アーム435の回動中心と下アーム4
33の回動中心には軸437が架設されている。下アー
ム433の先端と上アーム435の先端とには整合棒4
39が架設されており、整合棒439は整合モータ43
2により回動するように構成されており、ビンB上のシ
ートSを手前側に整合させるようになっている。
【0044】整合モータ432は例えばステッピングモ
ータとして構成されており、整合棒439の位置は整合
モータ432に与えるパルス数に基づき正確に制御でき
るようになっている。また、整合棒ホームセンサ403
は整合棒439の位置を検知するためのものであり、整
合棒439の位置は整合棒ホームセンサ403による検
知及び整合モータ432に与えられるパルス数に基づき
制御できるようになっている。
【0045】ビンBには図10に示す如く、先端手前側
及び奥側にそれぞれ係合板440が形成されている。係
合板440がフレーム429の内側に配設された支持板
(図示略)と係合することにより、ビンBは先端側を支
持されるようになっている。また、ビンBの基端手前側
及び奥側にはそれぞれ支持軸441が固定されており、
支持軸441にはローラ442が回動自在に支持されて
いる。更に、ビンBには軸437から所定距離離間した
箇所に、整合棒439の回転距離より長く且つ整合棒4
39の幅よりも十分幅広に設定された長孔443が形成
されている。
【0046】ビンBの基端部Baは図9に示す如く、シ
ート収納面Bbに対して垂直に立ち上がっており、ビン
Bは機体402に対して先端を上に所定角度傾斜してい
る。ビンBの傾斜により、シートSはシート収納面Bb
を滑って後端をビンBの基端部Baに当接して前後方向
を整合されるようになっている。また、ビンBには電動
ステイプラ412の進入する部分に切欠きBCが形成さ
れており、電動ステイプラ412と干渉しないように規
制されている。
【0047】そして、ビンB1、B2、・・・Bnの長
孔443には整合棒439が挿入されており、整合棒4
39は長孔443内を回動することにより、ビンB上の
シートSを手前側に整合させるように構成されている。
【0048】また、リードカム423はローラ442よ
りも若干幅の広い溝423aが螺旋状に刻設されてお
り、ローラ442と係合している。リードカム423の
回転により、ローラ442は溝423aに沿って昇降す
るように構成されている。尚、リードカム423の1回
転は当該リードカム423の近傍に配設されたリードカ
ムセンサ404によって検知される。また、ビンユニッ
ト403の位置はビンホームポジションセンサ405に
よって検知される。また、ビンB上のシートSの存在は
ソトトレイ紙有無検知センサ(シート後処理位置選択手
段)407によって検知できる。
【0049】また、リードカム423の近傍で且つシー
トSの搬入方向に斜行する位置には電動ステイプラ41
2が進退可能に配設されており、ビンBに収納したシー
トSを綴じ止めするように構成されている。電動ステイ
プラ412は通常ビンBの上下動の際に干渉しないよう
に位置イに退避しており、ビンB上のシートSの束を綴
じ止めする際に位置ロに移動してシートSの束を綴じ止
めする。綴じ止め終了後、電動ステイプラ412は駆動
手段(図示略)により位置イに復帰させられる(図10
参照)。
【0050】また、電動ステイプラ412はモータ(図
示略)の回転によりステイプル動作を行い、複数のビン
B1、B2・・・に収納したシートSの綴じ止めを行う
ときに、1つのビンBに収納したシートSのステイプル
動作終了後に、ビンユニット403が所定のビン位置に
移動して、ビンBに収納したシートSを綴じ止めするよ
うになっている。
【0051】尚、使用者によりソート終了後にマニュア
ルステイプルキー406が押下された場合は、ステイプ
ル動作が行われる。また、使用者により本体100の複
写動作の待機中にマニュアルアップキー416或いはマ
ニュアルダウンキー417が押下された場合は、1ビン
シフトアップ動作或いは1ビンシフトダウン動作が行わ
れる。また、使用者によりソート終了後にマニュアル束
押しキー418が押下された場合は、後述するマニュア
ル束押し処理が行われる。
【0052】基準板(押し上げ棒)455はソータ40
0の基端手前側のビン切欠きTを垂直に貫いており、ま
た、基準板(押し上げ棒)455はその上端部側面をカ
バー430の下面に設置される束押しモータ460とプ
ーリ462により張設されるタイミングベルト461の
一部に付設されている。更に、基準板(押し上げ棒)4
55は束押しモータ460から伝達された駆動力によ
り、当該基準板上部のビンB基端手前からビンB先端手
前へ略水平に貫く案内棒463に沿って進退可能となっ
ている。
【0053】前記構造により、基準板(押し上げ棒)4
55はシート束Sの整合時における突き当て位置の変更
と、後述する一括束押し動作時にシート束Sの押し上げ
動作を行う。この場合、基準板(押し上げ棒)455の
停止位置を決定するための基準板ホームセンサ414
c、基準板押し上げセンサ414b、基準板退避センサ
414aは当該基準板455の移動範囲中で、底部フレ
ーム427の内側に付設されている。
【0054】[E]キー群600 図11は本体100に付設された操作パネルの配置構成
例を示す図であり、キー群600と後述のディスプレイ
群700とを装備している。図11において、キー群6
00は、アスタリスク(*)キー601と、予熱キー6
02と、テンキー603と、クリア・ストップキー60
4と、複写開始キー(コピースタートキー)605と、
オールリセットキー606と、カセット選択キー607
と、定形変倍キー608、609と、等倍キー610
と、複写濃度キー611、612と、AE(自動濃度調
節)キー613と、排紙方法(ステイプル、ソート、グ
ループ)選択キー614と、紙折り選択キー615と、
オート変倍キー616と、ズームキー617、618
と、メモリキー619と、原稿枠消しキー620と、シ
ート枠消しキー621と、ページ連写キー622と、多
重キー623と、写真キー624と、綴じ代キー625
と、両面キー626と、割り込みキー627と、予約キ
ー628と、予約設定キー629と、2in1モードキ
ー630と、横書き縦書き原稿選択キー632と、奇遇
入力キー634と、表紙モードキー636と、一括束押
し選択キー640とから構成されている。
【0055】上記各部の構成を機能とともに詳述する
と、アスタリスク(*)キー601はオペレータ(使用
者)が綴じ代の量の設定を行う時や、原稿枠消しのサイ
ズ設定を行う時などのモード設定時に使用する。オール
リセットキー606は標準モードへ戻す時に押す。予熱
キー602は本体100を予熱状態にする時や、予熱状
態を解除する時に押し、またオートシャットオフ状態か
ら標準モードに復帰させる時にも使用する。複写開始キ
ー(コピースタートキー)605は複写を開始する時に
押す。
【0056】クリア・ストップキー604は待機(スタ
ンバイ)中はクリアキー、複写記録中はストップキーの
機能を有する。クリアキーは設定した複写枚数を解除す
る時に押し、また*(アスタリスク)モードを解除する
時にも使用する。ストップキーは連続複写を中断する時
に押し、当該ストップキーを押した時点での複写が終了
した後に複写動作が停止する。テンキー603は複写枚
数を設定する時に押し、また*(アスタリスク)モード
を設定する時にも使用する。メモリキー619は使用者
が頻繁に使うモードを登録する時に押す。本実施の形態
では、複数通り(例えばM1〜M4の4通り)の登録が
可能である。
【0057】複写濃度キー611、612は使用者が複
写濃度をマニュアル(手動)で調節する時に押す。AE
(自動濃度調節)キー613は原稿の濃度に応じて複写
濃度を自動的に調節する時、またはAE(自動濃度調
節)を解除して濃度調節をマニュアル(手動)に切り換
える時に押す。カセット選択キー607は本体100の
上段カセット151、下段カセット153、デッキ(下
段ペーパーデッキ)201を選択する時に押し、またR
DF300に原稿が載っている時には当該キー607に
よりAPS(自動用紙選択)を選択できる。APSの選
択時には原稿と同じ大きさの転写紙のカセットが自動選
択される。
【0058】等倍キー610は等倍(原寸)の複写をと
る時に押す。オート変倍キー616は使用者が指定した
転写紙のサイズに合わせて原稿の画像を自動的に縮小・
拡大する時に押す。ズームキー617、618は所定倍
率(例えば64〜142%)の間で任意の倍率を指定す
る時に押す。定形変倍キー608、609は定形サイズ
の縮小・拡大を指定する時に押す。両面キー626は片
面原稿から両面複写、両面原稿から両面複写、また両面
原稿から片面複写をとる時に押す。綴じ代キー625は
転写紙の左側へ指定された長さの綴じ代を作成する時に
押す。写真キー624は写真原稿を複写する時に押す。
多重キー623は2つの原稿から転写紙の同じ面に画像
を作成(合成)する時に押す。
【0059】原稿枠消しキー620は使用者が定形サイ
ズ原稿の枠消しを行う時に押し、その際の原稿のサイズ
はアスタリスクキー601で設定する。シート枠消しキ
ー621はカセットサイズの大きさに合わせて原稿の枠
消しを行う時に押す。ページ連写キー622は原稿の左
右ページをそれぞれ別の用紙に分けて複写する時に押
す。排紙方法(ステイプル、ソート、グループ)選択キ
ー614は記録後の用紙をステイプルで綴じることがで
きるステイプラが接続されている場合は、ステイプルモ
ード、ソートモードの選択または解除ができ、仕分けト
レイ(ソータ)が接続されている場合は、ソートモー
ド、グループモードの選択または解除ができる。
【0060】紙折り選択キー615はA3やB4等の所
定サイズの記録済み用紙を断面Z形に折るZ折りと、半
分に折る半折りとのうち何れかを選択及び解除する時に
押す。割り込みキー627は複写中に押すと、その複写
が中断され新たな複写(以下、割り込み複写と称する)
可能状態となり、また割り込み複写のモード設定中に押
すと、割り込み可能状態が解除される。予約キー628
は予約複写の登録・解除ができ、当該キー628を押す
と、既に設定されている複写モードとは異なる複写モー
ドの設定が可能な状態となる。ここで、登録したい複写
モードを設定し、設定を終了する時に予約設定キー62
9を押すと、設定した複写モードが後述のRAM805
上に記憶される。
【0061】2in1モードキー630は原稿を本体1
00のプラテンガラス101上に複数枚載置し、当該複
数枚の原稿画像を1枚の転写紙に画像形成する2in1
モードを選択及び解除する時に押す。横書き縦書き原稿
選択キー632は2in1モードキー630で2in1
モードが指定された時の複数原稿の載置順序を選択する
時に押し、省略時は縦書き原稿選択となる。奇遇入力キ
ー634は原稿束の総枚数が奇数の時に押すと、複写機
に原稿枚数を知らせることができる。表紙モードキー6
36は排出紙に表紙を付加するモードを設定解除する時
に押す。一括束押し選択キー640はソート処理後に積
載されるシート束の自動取り出し処理の一括束押しモー
ドを選択及び解除する時に押す。
【0062】[F]ディスプレイ群700 図11において、ディスプレイ群700は、メッセージ
ディスプレイ701と、複写枚数表示器702と、カラ
ー現像表示器703と、AE(自動濃度調節)表示器7
04と、使用カセット表示器705と、等倍表示器70
6と、両面複写表示器708と、予熱表示器709と、
電源ランプ710と、割り込み表示器711と、予約登
録表示器712とから構成されている。
【0063】上記各部の構成を機能とともに詳述する
と、メッセージディスプレイ701は複写に関する情報
を表示する例えばLCD(液晶)タイプの半透過型液晶
ディスプレイであり、例えば57ドットで1文字をな
し、40文字文メッセージと、定形変倍キー608、6
09、等倍キー610、ズームキー617、618で設
定した複写倍率の表示が可能である。また、メッセージ
ディスプレイ701は例えばバックライトに2色用いて
あり、通常時はグリーンのバックライトが点灯し、異常
時や複写不能状態時にはオレンジのバックライトが点灯
する。
【0064】等倍表示器706は等倍キー610により
等倍を選択した時に点灯する。カラー現像表示器703
は本体100にセピア現像器をセットすると点灯する。
複写枚数表示器702は複写枚数または自己診断コード
を表示する。使用カセット表示器705は本体100の
上段カセット151、下段カセット153、下段デッキ
201の何れが選択されているかを表示する。
【0065】AE表示器704はAEキー613により
AE(自動濃度調節)を選択した時に点灯する。予熱表
示器709は例えばグリーンとオレンジの2色LEDか
ら構成され、レディ時(コピー可能時)にはグリーンが
点灯し、ウエイト時(コピー不可時)にはオレンジが点
灯する。両面複写表示器708は両面原稿から両面複
写、片面原稿から両面複写のうち何れかを選択した時に
点灯する。
【0066】尚、標準モードでのRDF300の使用時
には、複写枚数1枚、濃度AEモード、オート用紙選
択、等倍、片面原稿から片面複写の設定になる。他方、
標準モードでのRDF300の未使用時には、複写枚数
1枚、濃度マニュアルモード、等倍、片面原稿から片面
複写の設定になる。RDF300の使用時と未使用時と
の差はRDF300に原稿がセットされているか否かで
決まる。
【0067】電源ランプ710は機体に装備されている
電源スイッチ(図示略)を投入した時に点灯する。割り
込み表示器711は割り込み複写のモードを設定してい
る時、及び割り込み複写中に点灯する。予約登録表示器
712は予約複写が登録されている時に点灯する。
【0068】[G]本体制御装置800 図1は本体100の各部を制御する本体制御装置80
0、並びに本体制御装置800とRDF制御装置900
・ソータ制御装置1000・各種センサ・操作パネル・
各種駆動系等との接続状態を示す回路構成例である。図
1において、本体制御装置800は、CPU801と、
ROM803と、RAM805と、インタフェース(I
/O)807と、インタフェース(I/O)809と、
インタフェース(I/O)811とを備える構成となっ
ている。
【0069】本体制御装置800は、シリアルインタフ
ェース820を介してRDF制御装置900のシリアル
インタフェース910と接続されると共に、シリアルイ
ンタフェース830を介してソータ制御装置1000の
シリアルインタフェース1010と接続されている。
【0070】本体制御装置800のインタフェース80
7には、ブランク露光ユニット137、中間トレイ給紙
ローラ207、中間トレイおもり217、多重フラッパ
219、メインモータ133、高圧ユニット135、排
紙フラッパ211、給紙ローラ155、光学系モータ1
15、レジストクラッチ160が接続されている。ま
た、本体制御装置800のインタフェース809には、
ホームポジションセンサ117、画先センサ121、多
重排紙センサ223、ペデセンサ167が接続されてい
る。また、本体制御装置800のインタフェース811
には、ディスプレイ群700、キー群600が接続され
ている。
【0071】上記各部のうち要部の構成を詳述すると、
CPU801は本発明の実施の形態を実行するための演
算制御を行う中央演算処理装置であり、ROM803に
格納された制御手順に基づきバスを介して接続された各
構成装置を制御する。尚、本実施の形態では、CPU8
01は例えばNEC(日本電気(株))製のマイクロコ
ンピュータV50を使用しているが、これに限定される
ものではない。ROM803は図12及び図13のフロ
ーチャートで示されるような制御手順(制御プログラ
ム)を予め格納した読み取り専用メモリである。RAM
805は入力データの記憶や作業用記憶領域として用い
る主記憶装置であるところのランダムアクセスメモリで
ある。
【0072】インタフェース807は負荷としてのブラ
ンク露光ユニット137〜レジストクラッチ160へC
PU801からの制御信号を送る。インタフェース80
9はホームポジションセンサ117〜ペデセンサ167
の入力信号を入力してCPU801へ送る。インタフェ
ース811はキー群600とディスプレイ群700とを
入出力制御する。尚、本実施の形態では、インタフェー
ス807、809、811は例えばNECの入出力回路
ポートuPD8255を使用しているが、これに限定さ
れるものではない。
【0073】CPU801にはバスを介して公知の通信
IC(例えばuPD8251、シリアルインタフェース
820、830に対応)が接続されており、当該通信I
Cは更にRDF制御装置900側の通信IC(シリアル
インタフェース910に対応)及びソータ制御装置10
00側の通信IC(シリアルインタフェース1010に
対応)と接続されている。これにより、複写機の本体1
00とRDF(循環式自動原稿送り装置)300及びシ
ート後処理装置400の相互制御に必要な制御データを
逐次通信によって授受している。
【0074】本体100の本体制御装置800からRD
F300のRDF制御装置900へ送信するデータは、
RDF300に積載されている原稿の給紙を促す給紙信
号、プラテンガラス101上の原稿の排紙を促す排紙信
号、及び予約原稿も含めた原稿の給排紙の形態を決める
給排紙モード信号である。また、本体100の本体制御
装置800からシート後処理装置400のソータ制御装
置1000へ送信するデータは、画像形成モード信号、
ソータに収納するモード信号、収納されるシートサイズ
信号、タイミング信号等である。
【0075】[H]RDF制御装置900 図2はRDF(循環式自動原稿送り装置)300の各部
を制御するRDF制御装置900、並びにRDF制御装
置900と各種モータ・各種クラッチ・各種ソレノイド
・各種センサ・各種クロック等との接続状態を示す回路
構成例である。図2において、RDF制御装置900
は、CPU901と、ROM902と、RAM903
と、出力ポート(I/O)904と、入力ポート(I/
O)905とを備える構成となっている。
【0076】RDF制御装置900の出力ポート904
には、仕切り部材モータ1201、分離モータ120
2、反転モータ1203、ベルトモータ1204、排紙
モータ1205、分離クラッチ1206、給紙クラッチ
1207、ストッパソレノイド(SL)1208、ウエ
イトソレノイド(SL)1209、反転フラッパソレノ
イド(SL)1210、排紙フラッパソレノイド(S
L)1211、トレイ揺動モータ1212、ジョギング
ソレノイド(SL)1213、ブレーキ1214が接続
されている。
【0077】RDF制御装置900の入力ポート905
には、シート材長さ検知手段1301、入口センサ13
02、出口センサ1303、反転センサ1304、第一
排紙センサ1305、第二排紙センサ1306、第三排
紙センサ1307、分離クロック1308、ベルトクロ
ック1309、反転クロック1310、排紙クロック1
311、上部リミットスイッチ(SW)1312、下部
リミットスイッチ(SW)1313、仕切りセンサ13
14が接続されている。
【0078】上記各部のうち要部の構成を詳述すると、
CPU901は中央演算処理装置であり、ROM902
に格納された制御プログラムに基づきバスを介して接続
された各部を制御する。また、CPU901はシリアル
インタフェース機能を有しており、複写機における本体
100の本体制御装置800のCPU801とシリアル
通信を行い、本体制御装置800との間で制御データの
授受を行う。RDF制御装置900から本体制御装置8
00へ送信されるデータは、プラテンガラス101上へ
の原稿の給紙完了を示す給紙完了信号等である。ROM
902には制御プログラムを格納される。RAM903
には入力データや作業用データが記憶される。
【0079】[I]ソータ制御装置1000 図3はシート後処理装置400の各部を制御するソータ
制御装置1000、並びにソータ制御装置1000と各
種モータ・各種センサ・各種エンコーダ・各種キー等と
の接続状態を示す回路構成例である。図3において、ソ
ータ制御装置1000は、CPU1001と、ROM1
002と、RAM1003と、出力ポート(I/O)1
004と、入力ポート(I/O)1005とを備える構
成となっている。
【0080】ソータ制御装置1000の出力ポート10
04には、搬送モータ413、シフトモータ421、ス
テイプラ移動モータ451、ステイプラモータ412、
整合モータ432、束押しモータ(正転)460a、束
押しモータ(逆転)460bが接続されている。
【0081】ソータ制御装置1000の入力ポート10
05には、ノンソートパスセンサ401、ソートパスセ
ンサ402、リードカムセンサ404、ビンホームセン
サ405、整合棒ホームセンサ403、マニュアルステ
イプルキー406、ソートトレイ紙有無検知センサ40
7、ステイプラ動作位置センサ408、ステイプラ退避
位置センサ409、針無し検知センサ410、搬送モー
タエンコーダ411、シフトモータ用エンコーダ41
2、ステイプル紙センサ413、基準板退避センサ41
4a、基準板押し上げセンサ414b、基準板ホームセ
ンサ414c、滝上がりセンサ415a、滝下がりセン
サ415b、マニュアルアップキー416、マニュアル
ダウンキー417、マニュアル束押しキー418が接続
されている。
【0082】上記各部のうち要部の構成を詳述すると、
CPU1001は中央演算処理装置であり、ROM10
02に格納された制御プログラムに基づきバスを介して
接続された各部を制御する。また、CPU1001はシ
リアルインタフェース機能を有しており、複写機におけ
る本体100の本体制御装置800のCPU801やス
タッカのCPUとシリアル通信を行い、本体制御装置8
00からの信号に基づき各部を制御すると共にスタッカ
へ動作信号を出力する。ROM1002には図14乃至
図24のフローチャートで示されるような制御プログラ
ムが格納される。RAM903には入力データや作業用
データが記憶される。
【0083】次に、上記の如く構成してなる本実施の形
態に係る複写機における制御の流れを、図12乃至図2
4のフローチャート及び図25乃至図27の機構図を参
照して説明する。
【0084】先ず、本実施の形態における全体の処理で
あるモード処理について図12に基づき説明する。複写
機の本体100からのシート排出が開始されることを示
す“ソータスタート信号”の有無を判定する(S10
1)。“ソータスタート信号”が無い場合は、マニュア
ルチェック処理を行い(S125)、上記S101の処
理へ戻る。“ソータスタート信号”が有る場合は、S1
03へ移行する。
【0085】S103、S105、S107では、複写
機から排出されるシートの収納に関するモードの判定を
行い、後述する各々の処理へ移行する。即ち、ノンソー
トモードか否かを判定し(S103)、ノンソートモー
ドの場合は、後述するノンソート処理へ移行する(S1
09)。ノンソートモードでない場合は、ソートモード
か否かを判定し(S105)、ソートモードの場合は、
後述するソート処理へ移行する(S111)。ソートモ
ードでない場合は、グループモードか否かを判定し(S
107)、グループモードの場合は、後述するグループ
処理へ移行する(S113)。ノンソートモード、ソー
トモード、グループモードの何れでもない場合は、後述
するスタック処理へ移行する(S115)。
【0086】そして、ノンソート処理或いはソート処理
或いはグループ処理或いはスタック処理の実行後、ステ
イプルモードか否かを判定し(S117)、ステイプル
モードの場合は、後述するステイプル処理へ移行する
(S119)。この後、使用者により一括束押しが指定
されたか否かを判定し(S121)、後述する一括束押
し処理へ移行し(S123)、上記S101の処理へ戻
る。
【0087】次に、上記マニュアルチェック処理につい
て図13に基づき説明する。S2103、S2105、
S2107、S2109では、使用者による各マニュア
ルキーの押下に関する処理の判定を行い、後述する各々
の処理へ移行する。即ち、マニュアルステイプルキーが
押下されたか否かを判定し(S2103)、マニュアル
ステイプルキーが押下された場合は、後述するマニュア
ルステイプル処理へ移行する(S2111)。マニュア
ルステイプルキーが押下されない場合は、マニュアルア
ップキーが押下されたか否かを判定し(S2105)、
マニュアルアップキーが押下された場合は、後述するマ
ニュアルアップ処理へ移行する(S2113)。
【0088】マニュアルアップキーが押下されない場合
は、マニュアルダウンキーが押下されたか否かを判定し
(S2107)、マニュアルダウンキーが押下された場
合は、後述するマニュアルダウン処理へ移行する(S2
115)。マニュアルダウンキーが押下されない場合
は、マニュアル束押しキーが押下されたか否かを判定し
(S2109)、マニュアル束押しキーが押下された場
合は、後述するマニュアル束押し処理へ移行する(S2
117)。各マニュアルキーの押下が無い場合や、S2
111、S2113、S2115、S2117の処理が
終了した場合は、本マニュアルチェック処理を終了す
る。
【0089】次に、上記ノンソートモードの動作につい
て図14に基づき説明する。先ず、シート後処理装置
(ソータ)400のビンユニット403の最上位ビンに
シートの収納を行うためにビンの初期化としてビンユニ
ット403をノンソートホームポジションまで下降させ
る(S201)。そして、シート後処理装置(ソータ)
400内部のシート搬送用パスとして搬送パス406を
選択させるためフラッパ409を切り換える(S20
3)。フラッパ409には当該フラッパ409を切り換
えるための駆動ソレノイド(図示略)が付設されてお
り、通常オフの場合は搬送パス407を選択される位置
にあり、オンすることにより搬送パス406が選択され
るようになっている。
【0090】上記S203の後、搬送モータ413を駆
動し(S205)、パスセンサがオンかオフかを判定し
(S207)、更に“ソータスタート信号”の有無を判
定する(S209)。上記S207、S209の判定で
パスセンサがオフの場合で且つ“ソータスタート信号”
がオフの場合のみ、搬送モータ413を停止させ(S2
11)、フラッパ409をオフにすることにより(S2
13)、本ノンソート処理を終了する。
【0091】次に、上記ソートモードの動作について図
15に基づき説明する。先ず、シート後処理装置(ソー
タ)400のビンユニット403の最上位ビンからシー
トの収納を行うための“ビンイニシャル信号”の有無を
判定し(S301)、“ビンイニシャル信号”が有る場
合は、ビンの初期化としてビンユニット403をノンソ
ートホームポジションまで下降させる(S303)。ビ
ンユニット403の下降後、或いは“ビンイニシャル信
号”が無い場合は、搬送モータ413を駆動し(S30
5)、更に、パスセンサがオンかオフかを判定する(S
307)。パスセンサがオンでない場合は、S323へ
移行し、パスセンサがオンの場合は、排出されたシート
に対して後ほど整合動作を行うため、整合棒439を退
避位置へ移動させる(S309)。
【0092】更に、パスセンサがオンかオフかを判定し
(S311)、パスセンサのオフを検知した場合は、シ
ートへの整合動作を行うため、整合棒439を整合位置
へ移動させる(S313)。更に、シフト方向反転信号
の有無を判定し(S315)、シフト方向反転信号が無
い場合は、整合棒439を退避位置へ移動させ(S31
7)、1ビンシフトを行う(S319)。シフト方向反
転信号が有る場合は、反転処理を行う(S321)。
【0093】ここで、反転処理とは、その後のビンシフ
ト方向を反転させる処理を行い、ビンシフト動作は行わ
ない処理のことである。上記S319または上記S32
1の処理後、“ソータスタート信号”の有無を判定し
(S323)、“ソータスタート信号”がオンしている
場合は、上記S307の処理へ戻り、“ソータスタート
信号”がオフした場合は、搬送モータ413を停止させ
(S325)、本ソート処理を終了する。
【0094】次に、上記グループモードの動作について
図16に基づき説明する。先ず、シート後処理装置(ソ
ータ)400のビンユニット403の最上位ビンからシ
ートの収納を行うための“ビンイニシャル信号”の有無
を判定し(S401)、“ビンイニシャル信号”が有る
場合は、ビンの初期化としてビンユニット403をノン
ソートホームポジションまで下降させる(S403)。
ビンユニット403の下降後、或いは“ビンイニシャル
信号”が無い場合は、搬送モータ413を駆動し(S4
05)、更に、パスセンサがオンかオフかを判定する
(S407)。パスセンサがオンでない場合は、S42
1へ移行し、パスセンサがオンの場合は、排出されたシ
ートに対して後ほど整合動作を行うため、整合棒439
を退避位置へ移動させる(S409)。
【0095】更に、パスセンサがオンかオフかを判定し
(S411)、パスセンサのオフを検知した場合は、シ
ートへの整合動作を行うため、整合棒439を整合位置
へ移動させる(S413)。更に、シフト方向反転信号
の有無を判定し(S415)、シフト方向反転信号が無
い場合は、整合棒439を退避位置へ移動させ(S41
7)、1ビンシフトを行う(S419)。シフト方向反
転信号が無い場合は、S421へ移行する。この後、
“ソータスタート信号”の有無を判定し(S421)、
“ソータスタート信号”がオンしている場合は、上記S
407の処理へ戻り、“ソータスタート信号”がオフし
た場合は、搬送モータ413を停止させ(S423)、
本グループ処理を終了する。
【0096】次に、上記スタック処理について図17に
基づき説明する。先ず、“ビンイニシャル信号”の有無
を判定し(S501)、“ビンイニシャル信号”が有る
場合は、ビンの初期化としてビンユニット403をノン
ソートホームポジションまで下降させる(S503)。
ビンユニット403の下降後、或いは“ビンイニシャル
信号”が無い場合は、搬送モータ413を駆動し(S5
05)、更に、パスセンサがオンかオフかを判定する
(S507)。パスセンサがオンでない場合は、S52
1へ移行し、パスセンサがオンの場合は、整合棒439
を退避位置へ移動させる(S509)。
【0097】更に、パスセンサがオンかオフかを判定し
(S511)、パスセンサのオフを検知した場合は、整
合棒439を整合位置へ移動させる(S513)。更
に、ビン内のシート積載状態がフル積載状態か否かを判
定し(S515)、フル積載状態でない場合は、整合棒
439を退避位置へ移動させ(S517)、1ビンシフ
トを行う(S519)。フル積載状態の場合は、S52
1へ移行する。
【0098】この後、“ソータスタート信号”の有無を
判定し(S521)、“ソータスタート信号”がオンし
ている場合は、上記S507の処理へ戻り、“ソータス
タート信号”がオフした場合は、搬送モータ413を停
止させ(S523)、整合棒439を束排出可能位置へ
移動させ(S525)、本スタック処理を終了する。
【0099】次に、上記ステイプル処理について図18
に基づき説明する。先ず、一連のステイプル処理のため
にビン位置の初期化を行う(S601)。この場合、初
期化されるビン位置は、使用しているビンの中で最も上
または下のビンで現在のビン位置から最も近い位置であ
る。ビンの移動が終了したならば、上側の位置の時はシ
フト方向を下に、下側の位置の時はシフト方向を上に設
定する。次いで、ステイプラが針無しか否かを判定し
(S605)、ステイプラが針無しの場合は、針無しア
ラーム出力を行う(S617)。
【0100】ステイプラが針無しでない場合は、ビン内
に積載されたシート束に対してステイプル前の整合処理
を行い(S607)、更に、ステイプルモータを駆動し
てステイプルを行い(S609)、整合棒439を退避
位置へ退避させる(S611)。上記S611或いは上
記S617の処理後、シート束が最終シート束であるか
否かを判定する(S613)。最終シート束でない場合
は、ビンを1ビンシフトさせ(S615)、次のステイ
プル処理に備えるべく、上記S605の処理へ戻る。最
終シート束である場合は、本ステイプル処理を終了す
る。
【0101】次に、ソートモード時における搬送モータ
速度制御について図19に基づき説明する。尚、図19
の搬送モータ速度制御の流れを示すフローチャートは搬
送モータがオンの時に有効となる。先ず、シート後処理
装置400において、搬送モータ413を駆動すると同
時に、搬送モータ413の速度を本体100と同期を取
るために本体100のプロセス速度に合わせた速度に切
り換える(S2601)。その後、ノンソートパスセン
サ401がオンか否かを判定し(S2603)、ノンソ
ートパスセンサ401がオンした場合は、本体100か
らシリアル通信で送信される速度変更要求信号の有無を
監視する(S2605)。
【0102】本体100から速度変更要求信号が送信さ
れてきた場合は、搬送モータ413の速度を速度変更要
求信号に基づく要求速度に切り換える(S2607)。
この後、ノンソートパスセンサS401がオフか否かを
判定し(S2609)、ノンソートパスセンサ401が
オフでない場合は、上記S2605の処理へ戻る。ノン
ソートパスセンサ401がオフの場合は、用紙を高速に
搬送するために搬送速度を予め設定されたソータ内第1
速度に切り換える(S2611)。
【0103】更に、ソートパスセンサ402がオンか否
かの判定と(S2613)、ソートパスセンサ402が
オフか否かの判定とを(S2615)順次行い、ソート
パスセンサ402がオフした場合は、用紙をビン上に最
適に排出するために、搬送モータ413の搬送速度を予
め設定されたソータ内第2速度に切り換える(S261
7)。その後、タイマ(図示略)をスタートさせ(S2
619)、所定時間(例えば500msec)経過したか否
かを判定し(S2621)、所定時間(例えば500ms
ec)経過した場合は、上記S2601の処理へ戻り、搬
送モータ413の搬送速度を本体100のプロセス速度
に合わせた速度に切り換える。
【0104】次に、上記マニュアルステイプルの動作に
ついて図20に基づき説明する。マニュアルステイプル
は、ステイプル処理無しのソート処理を行った後に使用
者がビン内の紙束を取り出す前に限り、ビン内に収納さ
れる紙束に対してステイプルするモード、もしくは使用
者がビン内に差し込んだ紙束をステイプルするモードで
あり、前者はソート処理による収納予定ビン全てについ
てステイプルを行い、後者は1ビンのみステイプルを行
う。
【0105】先ず、シート後処理装置400において、
電動ステイプラ412をステイプル位置へ移動し(S8
01)、ステイプル紙センサがオンか否かに基づき用紙
の有無を判定する(S803)。ステイプル紙センサが
オン(用紙有り)の場合は、電動ステイプラ412でス
テイプルを行う(S805)。当該ステイプル後、或い
はステイプル紙センサがオフ(用紙無し)の場合は、電
動ステイプラ412を退避位置へ移動し(S807)、
本マニュアルステイプル処理を終了する。
【0106】次に、マニュアルアップ処理について図2
1に基づき説明する。先ず、シート後処理装置400の
ビンユニット403における現在のビンが最上ビンか否
かを判定する(S2401)。現在のビンが最上ビンで
ない場合は、1ビンシフトアップし(S2403)、本
マニュアルアップ処理を終了する。
【0107】次に、マニュアルダウン処理について図2
2に基づき説明する。先ず、シート後処理装置400の
ビンユニット403における現在のビンが最下ビンか否
かを判定する(S2501)。現在のビンが最下ビンで
ない場合は、1ビンシフトダウンし(S2503)、本
マニュアルダウン処理を終了する。
【0108】次に、上記一括束押し処理について図23
並びに図25乃至図27に基づき説明する。先ず、シー
ト後処理装置400において、束押し処理可能な用紙サ
イズが所定サイズ(例えばA4サイズ)を判定する(S
2201)。尚、用紙サイズはA4サイズに限定される
ものではない。束押し処理可能な用紙サイズでない場合
は、本束押し処理を終了する。束押し処理可能な用紙サ
イズの場合は、整合棒439をホームポジションに戻し
(S2203)、位置の修正を行う。
【0109】更に、図25に示す如く、基準板455を
整合基準壁位置(束押し時押し上げ位置)P2から束押
し退避位置P3に移動し(S2205)、また整合棒4
39によりシート束をL1まで移動する。その後、図2
6に示す如く、整合棒439の位置を固定したままで、
基準板455を束押し退避位置P3から整合基準壁位置
(束押し時押し上げ位置)P2に移動する。更に、図2
7に示す如く、シート束の端面が取り出しラインL3よ
り手前側に、ガイドGに沿って押し出されるように、整
合棒439を押し切り位置L2まで移動する(S220
7)。その後、整合棒439をホームポジションに戻し
(S2209)、本一括束押し処理を終了する。
【0110】次に、上記マニュアル束押し処理について
図24並びに図25乃至図27に基づき説明する。マニ
ュアル束押し処理は、ソートモード時、グループモード
時に一括束押しモードが指定されていない場合に、ソー
ト処理後もしくはグループ処理後に束押しするモードで
ある。先ず、シート後処理装置400において、束押し
処理可能な用紙サイズが所定サイズ(例えばA4サイ
ズ)を判定する(S2301)。尚、用紙サイズはA4
サイズに限定されるものではない。束押し処理可能な用
紙サイズでない場合は、本束押し処理を終了する。束押
し処理可能な用紙サイズの場合は、整合棒439をホー
ムポジションに戻し(S2303)、位置の修正を行
う。
【0111】更に、図25に示す如く、基準板455を
整合基準壁位置(束押し時押し上げ位置)P2から束押
し退避位置P3に移動し(S2305)、また整合棒4
39によりシート束をL1まで移動する。その後、図2
6に示す如く、整合棒439の位置を固定したままで、
基準板455を束押し退避位置P3から整合基準壁位置
(束押し時押し上げ位置)P2に移動する。更に、図2
7に示す如く、シート束の端面が取り出しラインL3よ
り手前側に、ガイドGに沿って押し出されるように、整
合棒439を押し切り位置L2まで移動する(S230
7)。その後、整合棒439をホームポジションに戻し
(S2309)、本マニュアル束押し処理を終了する。
【0112】上述したように、本実施の形態によれば、
複写機のシート後処理装置400が本体100から用紙
を受け取る際の搬送速度を本体100から排出される用
紙の排出速度の変化に応じて変化させるため、本体10
0からシート後処理装置400に対する用紙の受け渡し
の際に、シート後処理装置400における用紙の搬送速
度をリアルタイムに可変することが可能となり、従っ
て、本体100から排出される用紙の排出速度が逐次変
更される場合でも、用紙排出速度に応じてシート後処理
装置400の受け渡し速度を逐次変更することができ、
これにより、用紙の円滑な搬送を行うことができる。こ
の結果、従来の如く用紙が屈曲したり用紙にスリップ痕
等の損傷が生ずる不具合を防止することができる。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、用紙の排出速度が変速可能に構成された画像形
成装置と、該画像形成装置から排出された用紙を受け取
り用紙の搬送や仕分け等の後処理を行うと共に用紙の搬
送速度が変速可能に構成された後処理装置とを備えた画
像形成システムにおいて、前記後処理装置が前記画像形
成装置から用紙を受け取る際の搬送速度を前記画像形成
装置から排出される用紙の排出速度の変化に応じて変化
させる速度制御手段を具備してなるため、画像形成装置
から後処理装置に対する用紙の受け渡しの際に、後処理
装置における用紙の搬送速度をリアルタイムに可変する
ことが可能となり、従って、画像形成装置から排出され
る用紙の排出速度が逐次変更される場合でも、用紙排出
速度に応じて後処理装置の受け渡し速度を逐次変更する
ことができ、これにより、用紙の円滑な搬送を行うこと
ができる。この結果、従来の如く用紙が屈曲したり用紙
にスリップ痕等の損傷が生ずる不具合を防止することが
できる。
【0114】請求項2の発明によれば、前記請求項1記
載の画像形成システムにおいて、前記速度制御手段は、
前記画像形成装置から排出される用紙の排出速度よりも
前記後処理装置における用紙受け渡しの際の速度を大き
く設定するため、請求項1の発明と同様に、従来の如く
用紙が屈曲したり用紙にスリップ痕等の損傷が生ずる不
具合を防止することができる。
【0115】請求項3の発明によれば、用紙の排出速度
が変速可能に構成された画像形成装置と、該画像形成装
置から排出された用紙を受け取り用紙の搬送や仕分け等
の後処理を行うと共に用紙の搬送速度が変速可能に構成
された後処理装置とを備えた画像形成システムにおける
用紙搬送速度制御方法において、前記後処理装置が前記
画像形成装置から用紙を受け取る際の搬送速度を前記画
像形成装置から排出される用紙の排出速度の変化に応じ
て変化させる速度制御ステップを有するため、画像形成
装置から後処理装置に対する用紙の受け渡しの際に、後
処理装置における用紙の搬送速度をリアルタイムに可変
することが可能となり、従って、画像形成装置から排出
される用紙の排出速度が逐次変更される場合でも、用紙
排出速度に応じて後処理装置の受け渡し速度を逐次変更
することができ、これにより、用紙の円滑な搬送を行う
ことができる。この結果、従来の如く用紙が屈曲したり
用紙にスリップ痕等の損傷が生ずる不具合を防止するこ
とができる。
【0116】請求項4の発明によれば、前記請求項3記
載の画像形成システムにおける用紙搬送速度制御方法に
おいて、前記速度制御ステップでは、前記画像形成装置
から排出される用紙の排出速度よりも前記後処理装置に
おける用紙受け渡しの際の速度を大きく設定するため、
請求項3の発明と同様に、従来の如く用紙が屈曲したり
用紙にスリップ痕等の損傷が生ずる不具合を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る複写機の本体制御装
置及び本体制御装置に接続された各部の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る複写機のRDF制御
装置及びRDF制御装置に接続された各部の構成を示す
ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る複写機のシート後処
理装置及びシート後処理装置に接続された各部の構成を
示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る複写機の外観を示す
斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る複写機の内部を中心
とした構成を示す縦断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る複写機のRDF(循
環式自動原稿送り装置)の内部構成を示す縦断面図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態に係る複写機のシート後処
理装置の一部を省略した状態を示す縦断面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る複写機のシート後処
理装置の一部を切欠いた状態を示す斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る複写機のシート後処
理装置のビンユニットの一部を省略した状態を示す斜視
図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る複写機のシート後
処理装置の上面図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る複写機の操作パネ
ルの構成を示す正面図である。
【図12】本発明の実施の形態に係る複写機の全体の処
理であるモード処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態に係る複写機のマニュア
ルチェック処理を示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態に係る複写機のノンソー
ト処理を示すフローチャートである。
【図15】本発明の実施の形態に係る複写機のソート処
理を示すフローチャートである。
【図16】本発明の実施の形態に係る複写機のグループ
処理を示すフローチャートである。
【図17】本発明の実施の形態に係る複写機のスタック
処理を示すフローチャートである。
【図18】本発明の実施の形態に係る複写機のステイプ
ル処理を示すフローチャートである。
【図19】本発明の実施の形態に係る複写機の搬送モー
タ速度制御処理を示すフローチャートである。
【図20】本発明の実施の形態に係る複写機のマニュア
ルステイプル処理を示すフローチャートである。
【図21】本発明の実施の形態に係る複写機のマニュア
ルアップ処理を示すフローチャートである。
【図22】本発明の実施の形態に係る複写機のマニュア
ルダウン処理を示すフローチャートである。
【図23】本発明の実施の形態に係る複写機のマニュア
ル束押し処理を示すフローチャートである。
【図24】本発明の実施の形態に係る複写機の一括束押
し処理を示すフローチャートである。
【図25】本発明の実施の形態に係る複写機の基準板・
整合棒・シート束の移動状態を示す上面図である。
【図26】本発明の実施の形態に係る複写機の基準板・
整合棒・シート束の移動状態を示す上面図である。
【図27】本発明の実施の形態に係る複写機の基準板・
整合棒・シート束の移動状態を示す上面図である。
【符号の説明】
100 本体 200 ペディスタル 300 循環式自動原稿送り装置 400 シート後処理装置 600 キー群 700 ディスプレイ群 800 本体制御装置 900 RDF制御装置 1000 ソータ制御装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙の排出速度が変速可能に構成された
    画像形成装置と、該画像形成装置から排出された用紙を
    受け取り用紙の搬送や仕分け等の後処理を行うと共に用
    紙の搬送速度が変速可能に構成された後処理装置とを備
    えた画像形成システムにおいて、 前記後処理装置が前記画像形成装置から用紙を受け取る
    際の搬送速度を前記画像形成装置から排出される用紙の
    排出速度の変化に応じて変化させる速度制御手段を具備
    してなることを特徴とする画像形成システム。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の画像形成システムに
    おいて、前記速度制御手段は、前記画像形成装置から排
    出される用紙の排出速度よりも前記後処理装置における
    用紙受け渡しの際の速度を大きく設定することを特徴と
    する画像形成システム。
  3. 【請求項3】 用紙の排出速度が変速可能に構成された
    画像形成装置と、該画像形成装置から排出された用紙を
    受け取り用紙の搬送や仕分け等の後処理を行うと共に用
    紙の搬送速度が変速可能に構成された後処理装置とを備
    えた画像形成システムにおける用紙搬送速度制御方法に
    おいて、 前記後処理装置が前記画像形成装置から用紙を受け取る
    際の搬送速度を前記画像形成装置から排出される用紙の
    排出速度の変化に応じて変化させる速度制御ステップを
    有することを特徴とする画像形成システムにおける用紙
    搬送速度制御方法。
  4. 【請求項4】 前記請求項3記載の画像形成システムに
    おける用紙搬送速度制御方法において、前記速度制御ス
    テップでは、前記画像形成装置から排出される用紙の排
    出速度よりも前記後処理装置における用紙受け渡しの際
    の速度を大きく設定することを特徴とする画像形成シス
    テムにおける用紙搬送速度制御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007186327A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Konica Minolta Business Technologies Inc 用紙搬送装置及び画像形成システム

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JP2007186327A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Konica Minolta Business Technologies Inc 用紙搬送装置及び画像形成システム

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