JPH10109757A - 積層トレーの分離装置 - Google Patents

積層トレーの分離装置

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JPH10109757A
JPH10109757A JP28458796A JP28458796A JPH10109757A JP H10109757 A JPH10109757 A JP H10109757A JP 28458796 A JP28458796 A JP 28458796A JP 28458796 A JP28458796 A JP 28458796A JP H10109757 A JPH10109757 A JP H10109757A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
vacuum box
recess
trays
vacuum
Prior art date
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Pending
Application number
JP28458796A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimio Mita
公夫 三田
Tadatoshi Koyama
忠利 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sailor Pen Co Ltd
Original Assignee
Sailor Pen Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造であって、能率良くトレー積層体か
らトレーを1枚ずつ自動的に分離できる積層トレーの分
離装置を提供する。 【解決手段】トレーの凹所よりも幾分小さな凸状の吸引
部11が前面に配置され、減圧装置に接続された真空ボ
ックス10と、この真空ボックスを昇降及び横走行させ
る駆動手段で構成し、真空ボックスを下降させて吸引部
をトレー積層体TSの最上部のトレーTの凹所Vに入り
込ませ、減圧することによってトレーの凹所の壁面を吸
引部に引き付けて凹所を縮小させて2枚目のトレーの凹
所との間に隙間を形成し、この状態で真空ボックスを上
昇させてトレー積層体の最上部のトレーを2枚目のトレ
ーから分離するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トレー積層体から
真空成形トレーを1枚ずつ分離する積層トレーの分離装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工業製品のパーツなどの比較的小さなパ
ーツを保管したり輸送したり、あるいは、組立ラインに
パーツを供給するために、被収納物であるパーツが収納
される凹所が複数個成形されたトレーが使用されること
が多い。このトレーとして、薄い合成樹脂シートを真空
成形することによって複数個の凹所が形成された真空成
形トレーが使用されることか多い。
【0003】かかるトレーは、軽量ではあるが凹所が形
成されるために嵩が比較的大きくなる。従って、トレー
の凹所の壁面をやや傾斜させて開口部の面積を奥底部の
面積よりも大きくして凹所を他のトレーの凹所に填め込
み可能にし、凹所と凹所を填め込んだトレー積層体にし
てトレーメーカーから出荷される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、かかる真空
成形トレーを使用するときは、トレー積層体からトレー
を1枚ずつ分離する必要があるが、従来はトレーとトレ
ーの分離を作業者の手作業によって行っていた。しかし
このとき、トレーの凹所と凹所が填め込まれているので
接触抵抗が大きく、従って、トレーとトレーの分離に手
間を要し、作業能率が極めて低い不具合があった。
【0005】そこで本発明は、簡単な構造であって、能
率良くトレー積層体からトレーを1枚ずつ自動的に分離
できる積層トレーの分離装置を提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、被収納物が収納される凹所が
複数個真空成形された薄い合成樹脂製の真空成形トレー
が積層されたトレー積層体からトレーを1枚ずつ分離す
る積層トレーの分離装置であって、トレーの凹所よりも
幾分小さな凸状の吸引部が前面に配置され、減圧装置に
接続された真空ボックスと、この真空ボックスを昇降及
び横走行させる駆動手段で構成し、真空ボックスを下降
させて吸引部をトレー積層体の最上部のトレーの凹所に
入り込ませ、減圧することによってトレーの凹所の壁面
を吸引部に引き付けて凹所を縮小させて2枚目のトレー
の凹所との間に隙間を形成し、この状態で真空ボックス
を上昇させてトレー積層体の最上部のトレーを2枚目の
トレーから分離するようにする。
【0007】また、請求項2の発明のように、真空ボッ
クスがトレー積層体の最上部のトレーを2枚目のトレー
から分離して上昇するときに、2枚目のトレーを押さえ
る2枚取り防止用の爪を備えることによって、より確実
にトレー積層体からトレーを1枚ずつ分離することがで
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、図面に基づいて本発明の
実施の形態を具体的に説明する。図1は、本発明の積層
トレーの分離装置が取扱の対象とする真空成形トレーT
を示す。トレーTは、薄い合成樹脂シート、例えば厚さ
が0.3mmの塩化ビニールシートからなり、工業製品
のパーツなどの被収納物が収納される複数個の凹所Vが
真空成形されている。従って、トレーTは軽量で可撓性
に富み、力を加えると容易に変形し、力を解除すると復
元する。
【0009】トレーTの凹所Vの壁面はやや傾斜してお
り、凹所Vの開口部の面積が奥底部の面積よりも大きく
なっている。従って、凹所Vを他のトレーの凹所Vに填
め込むことが可能であり、図2に示すように、トレーT
は、凹所Vと凹所Vを填め込んだトレー積層体TSにし
てトレーメーカーから出荷される。従って、トレーTを
使用するときは、トレー積層体TSからトレーTを1枚
ずつ分離する必要がある。
【0010】真空ボックス10は、偏平な中空の箱体で
あり、図3に示すように、その前面に凸状の吸引部11
が配置され、吸引部11には吸引孔12が形成されてい
る。吸引部11の個数は凹所Vの個数と同じであり、か
つ吸引部11の大きさは凹所Vよりもやや小さくなって
いる。また、前面の周縁には、シール用のゴム板13が
貼り付られている。そして、真空ボックス10は真空ホ
ース14により図示略の減圧装置に接続されている。
【0011】かかる真空ボックス10が図示略の駆動手
段により昇降及び横走行するが、図5に示すように、ト
レー積層体TSが所定位置にセットされる。そして、行
程Aで真空ボックス10が下降し、吸引部11がトレー
積層体TSの最上部のトレーTの凹所Vに入り込み、ゴ
ム板13がトレーTの周縁に密着する。次に、行程Bに
おいて、減圧装置を作動させると最上部のトレーTが真
空ボックス10に吸着されるが、吸引部11の大きさが
凹所Vよりもやや小さいので、図4に示すように、トレ
ーT1 の凹所Vが縮小して2枚目のトレーT2 の凹所と
の間に隙間ができる。つまり、トレー積層体TSの最上
部のトレーT1 と2枚目のトレーT2 との接触抵抗がほ
とんどゼロになる。
【0012】そして図5の行程Cで真空ボックス10が
上昇するとトレーTがトレー積層体TSから分離される
が、このとき、2枚取り防止用の爪15が2枚目のトレ
ーを押さえるようにすると確実に分離することができ
る。続いて真空ボックス10は行程Dで解放位置に横走
行し、行程Eで下降する。そして、行程Fで減圧装置に
作動を停止するとトレーTは真空ボックス10から解放
される。真空ボックス10は、続いて行程Gおよび行程
Hにおいて上昇および横走行して原位置に復帰するが、
真空ボックス10はこのサイクルを繰り返して、トレー
積層体TSからトレーTを1枚ずつ分離する。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の積層トレ
ーの分離装置は、トレーの凹所よりも幾分小さな凸状の
吸引部が前面に配置され、減圧装置に接続された真空ボ
ックスと、この真空ボックスを昇降及び横走行させる駆
動手段で構成し、真空ボックスを下降させて吸引部をト
レー積層体の最上部のトレーの凹所に入り込ませ、減圧
することによってトレーの凹所の壁面を吸引部に引き付
けて凹所を縮小させて2枚目のトレーの凹所との間に隙
間を形成し、この状態で真空ボックスを上昇させてトレ
ー積層体の最上部のトレーを2枚目のトレーから分離す
るようにしたので、構造が簡単であって、能率良くトレ
ー積層体からトレーを1枚ずつ自動的に分離できる積層
トレーの分離装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トレーの斜視図である。
【図2】トレー積層体の説明図である。
【図3】真空ボックスの斜視図である。
【図4】トレーの吸着状態の説明図である。
【図5】分離行程の説明図である。
【符号の説明】
10 真空ボックス 11 吸引部 12 吸引孔 13 ゴム板 14 真空ホース 15 2枚取り防止用の爪 T トレー V トレーの凹所 TS トレー積層体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被収納物が収納される凹所が複数個真空
    成形された薄い合成樹脂製のトレーが積層されたトレー
    積層体から該トレーを1枚ずつ分離する積層トレーの分
    離装置であって、 前記トレーの凹所よりも幾分小さな凸状の吸引部が前面
    に配置され、減圧装置に接続された真空ボックスと、該
    真空ボックスを昇降及び横走行させる駆動手段を備え、 真空ボックスが下降して吸引部がトレー積層体の最上部
    のトレーの凹所に入り込み、減圧によってトレーの凹所
    の壁面が吸引部に引き付けられて凹所が縮小して2枚目
    のトレーの凹所との間に隙間ができ、この状態で真空ボ
    ックスが上昇することによってトレー積層体の最上部の
    トレーを2枚目のトレーから分離することを特徴とする
    積層トレーの分離装置。
  2. 【請求項2】 前記真空ボックスがトレー積層体の最上
    部のトレーを2枚目のトレーから分離して上昇するとき
    に、2枚目のトレーを押さえる2枚取り防止用の爪を備
    えたことを特徴とする請求項1記載の積層トレーの分離
    装置。
JP28458796A 1996-10-08 1996-10-08 積層トレーの分離装置 Pending JPH10109757A (ja)

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JP28458796A JPH10109757A (ja) 1996-10-08 1996-10-08 積層トレーの分離装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011111319A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Universal Seikan Kk パレタイザー
CN108792635A (zh) * 2018-04-28 2018-11-13 中山职业技术学院 一种包装盒的分离设备及分离方法
CN110402112A (zh) * 2017-02-17 2019-11-01 爱惜康有限责任公司 将附属物抽吸附接到外科器械
WO2021224123A1 (de) * 2020-05-07 2021-11-11 Bayer Aktiengesellschaft Greifvorrichtung zum transfer eines magnetischen dipolstabs

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