JPH10107776A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JPH10107776A
JPH10107776A JP25654396A JP25654396A JPH10107776A JP H10107776 A JPH10107776 A JP H10107776A JP 25654396 A JP25654396 A JP 25654396A JP 25654396 A JP25654396 A JP 25654396A JP H10107776 A JPH10107776 A JP H10107776A
Authority
JP
Japan
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communication
signal
memory
modem
gain
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP25654396A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Namikawa
浩史 並川
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全二重モデムにおいて、簡単な構成で受信レ
ベルを調整することによって、効率のよいデータ受信が
できるようにした通信端末装置を提供する。 【解決手段】 データ通信前の手順中に受けた信号に基
づいて、信号対雑音比を測定し、この測定値に応じて増
幅手段2の増幅率を変化させてから、全二重通信による
データ受信を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全二重モデムを備
えた通信端末装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ファクシミリ装置が一般に普及し
ているが、近頃では、その利用が頻繁になるに連れて、
通信時間が長くなり、通信コストがかかるという問題が
生じている。そこで、通信時間を短縮するため、国際標
準規格として、ITU−T(国際電気通信連合−電気通
信標準化部門)から、様々な全二重モデムの規格が勧告
されており、このモデムを備えたファクシミリ装置など
の通信端末装置が開発されている。
【0003】このような通信端末装置は、ファクシミリ
通信以外に、パソコン通信サービスなどにも利用されて
おり、高速通信を可能にして、通信コストの低減を図っ
ている。なお、上記した勧告の1つには、2線式全二重
モデムの規格であるV.34があり、これによれば、最
高28.8kbpsのデータ伝送速度によって、通信が
できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
通信端末装置は、全二重通信を行っているため、信号の
受信時に、送信信号の回り込み(エコー)によって、信
号対雑音比(以下、S/N比ともいう)が悪くなるとい
う問題がある。この問題を解決するため、全二重モデム
には、帯域分離技術としてエコーキャンセルを備えてお
り、これによって、送信信号の回り込みを消去する一
方、S/N比を改善するために、送信信号の周波数を補
正するといった方法を採用している。
【0005】しかし、このような方法では、必ずしも最
適な信号受信ができるとは限らず、別の解決方法が検討
されていた。本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、全二重モデムにおいて、簡単な構成で受信レ
ベルを調整することによって、効率のよいデータ受信が
できるようにした通信端末装置を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る全二重モデムを備えた通信端末装置
は、以下のような手段を備える。請求項1では、データ
通信前の手順中に受けた信号に基づいて、信号対雑音比
を測定し、この測定値に応じて増幅手段の増幅率を変化
させてから、全二重通信によるデータ受信を開始する。
【0007】ITU−T勧告V.34では、スタートア
ップ手順において、複数の信号を送出することによっ
て、回線の特性を測定する機能を有しているので、受信
側では、このときにS/N比を測定して、これを基に最
適な受信レベルを設定する。請求項2では、請求項1に
おいて、予め、信号対雑音比と増幅手段の増幅率とを、
対応させて記憶した記憶手段を更に備え、信号対雑音比
を測定したときには、記憶手段を参照して、増幅手段の
増幅率を切替制御する。
【0008】記憶手段には、予め、S/N比が悪くなる
につれて、増幅率を高く制御できるような設定がされて
いる。請求項3では、請求項1において、利得制御手段
と、予め、信号対雑音比と利得制御手段のパラメータと
を、対応させて記憶した記憶手段とを更に備え、信号対
雑音比を測定したときには、記憶手段を参照して、利得
制御手段にパラメータを設定し、この設定されたパラメ
ータに基づいて利得を制御して、増幅手段の増幅率を切
替制御する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面とともに説明する。図1は、通信端末装置の
内部構成の一例を示したブロック図である。以下には、
通信端末装置の1つとして、全二重通信を可能としてい
るV.34のFAXモデムを搭載した通信端末装置の例
を示している。なお、通信端末装置には、パソコン通信
ができるコンピュータや、ファクシミリ装置などがあ
る。
【0010】図において、1は電話回線Lなどのアナロ
グ回線を介したデータ通信のために、信号の変調と復調
とを行うモデム(モデムチップ)、2,3は、各々が受
信信号、送信信号の増幅手段である増幅器、4は利得制
御手段であるゲイン切替回路、5は2線式の回線Lにお
いて、全二重通信を行うために、送信信号と受信信号と
を制御する2−4線変換回路、6は電話回線Lに接続さ
れ網制御を行うNCU、7はCPUなどで構成された制
御回路、8はゲイン切替回路4を制御するために制御信
号を出力するI/Oポート、9は記憶手段として制御回
路7が参照する各種テーブルを記憶したテーブル記憶メ
モリである。
【0011】なお、モデム1には、データ通信前の手順
中に受けた信号に基づいて測定した信号対雑音比(S/
N比)の値を格納するS/N比格納メモリ1aを内蔵あ
るいは付加している。本発明では、測定したS/N比を
基に、受信側の増幅器2の増幅率を変化させてから、全
二重通信によるデータ受信を開始する。
【0012】勧告V.34では、後述するように、スタ
ートアップ手順において、複数の信号を送出することに
よって、回線の特性を測定する機能を有しており、これ
によって受信側のモデム1は、S/N比を測定する。モ
デム1は、測定したS/N比をS/N比格納メモリ1a
に格納しているので、制御回路7では、モデム1による
S/N比の測定の手順が終了すれば、S/N比格納メモ
リ1aからS/N比の値を読み出す。
【0013】次に、制御回路7は、テーブル記憶メモリ
9を参照する。このメモリには、S/N比に対応した増
幅器2の増幅率、詳しくは、S/N比に対応したゲイン
切替回路4を制御するパラメータを記憶しているので、
制御回路7は、S/N比からゲイン切替回路4のパラメ
ータを読み出し、I/Oポート8を通じて、ゲイン切替
回路4に設定する。
【0014】ゲイン切替回路4は、抵抗値を切り替える
ことなどによって構成されているため、ゲイン切替回路
4を切替制御することによって、増幅器2の増幅率を制
御することが出来る。即ち、S/N比が悪ければ、増幅
率が高くなるように制御して、ノイズを抑え、S/N比
がよくなるように設定にする。これによって、全二重通
信のデータ受信を確実に行うことが出来る。
【0015】次に、本発明に係る通信端末装置の基本動
作を、図2とともに説明する。ここには、V.34によ
るファクシミリ通信のスタートアップ手順のみを示して
いる。図中(a)は送信側の送出信号、(b)は受信側
の送出信号である。送信側から呼出(CNGあるいはC
I)があると、まず、フェーズ1として、セッションを
確立すべく、V.8手順によって、V.34モデムとそ
の他のモデモとが切り分けられる。
【0016】これによって、V.34のモデムと判断さ
れれば、フェーズ2として、回線プロービング(測定)
を行う。ここに、プロービングとは、プロービング・ト
ーンと呼ばれる複数種類の周期信号を送って回線特性を
測定するものであり、これをモデム1が解析して、変調
のパラメータ、電力レベルのパラメータなどの回線状態
を最適化するための各種パラメータ(データモード変調
パラメータ)を決定する。
【0017】本発明は、ここで、受信側においてS/N
比を測定し、これに応じて、以降の信号受信の増幅率を
切り替えている。続いて、フェーズ3として、回線プロ
ービングによって設定された各種パラメータに基づい
て、信号が送信され、等化器(イコライザ)とエコーキ
ャンセラの調整(トレーニング)がされる。また、ここ
で、データ送信中のフォールバック、フォールフォワー
ド時に必要になるデータ速度の最大値なども設定され
る。
【0018】そして、次に、制御チャネルの初期トレー
ニングとして、通信速度などのモデムパラメータの変更
がされる。すると、ファクシミリ通信のための各種制御
チャネルデータが送受され、ハンドシェイクされる。こ
れ以降は、設定された通信速度にしたがって、プライマ
リチャネルデータが送信され、続いてイメージデータが
送信される。このイメージデータは半二重通信される
が、データ通信以外の手順信号は全二重通信されるの
で、回線プロービング時に切り替えた増幅率が有効とな
って、効率がよい通信がされる。なお、上記全二重通信
による手順信号には、イメージデータのページ間の制御
信号、データ通信終了の制御信号、通信モード変更の制
御信号などがある。
【0019】本発明では、これらの信号が確実に送受さ
れるので、信号の再送などに時間を費やすことがなくな
り、更に迅速な通信ができる。また、リトレーニングな
どによって、再度、フェーズ2に戻り、回線プロービン
グを行った場合にも、増幅率の切替制御ができるので、
モデムの最適化された状態を保持できる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明に係る通信端末装置によれば、以下の効果を奏す
る。請求項1によれば、データ通信前の手順中に受けた
信号からS/N比を測定し、この測定値に応じて増幅手
段の増幅率を変化させることができるので、S/N比が
悪ければ、全二重通信によるデータ受信時に、信号レベ
ルを大きくしてノイズを抑えることができる。したがっ
て、確実に高い通信効率で全二重通信を行うことがで
き、更なる通信時間の短縮が図れ、通信コストを低減で
きる。
【0021】請求項2によれば、S/N比と増幅手段の
増幅率とを、請求項3によれば、S/N比と利得制御手
段のパラメータとを、予め対応させて記憶しておけば、
自動的に測定したS/N比を基に、増幅手段の増幅率を
切替制御することができるので、簡単な構成によって、
S/N比の改善ができ、モデムの性能を上げることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信端末装置の要部構成の一例を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の通信端末装置の基本動作の一例を示す
図である。
【符号の説明】 1・・・モデム 1a・・・S/N比格納メモリ 2,3・・・増幅器 4・・・ゲイン切替回路 5・・・2−4線変換回路 7・・・制御回路 9・・・テーブル記憶メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全二重モデムを備えた通信端末装置におい
    て、 データ通信前の手順中に受けた信号に基づいて、信号対
    雑音比を測定し、この測定値に応じて増幅手段の増幅率
    を変化させてから、全二重通信によるデータ受信を開始
    することを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、予め、上記信号対雑音
    比と上記増幅手段の増幅率とを、対応させて記憶した記
    憶手段を更に備え、 上記信号対雑音比を測定したときには、上記記憶手段を
    参照して、上記増幅手段の増幅率を切替制御することを
    特徴とする通信端末装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、利得制御手段と、予
    め、上記信号対雑音比と利得制御手段のパラメータと
    を、対応させて記憶した記憶手段とを更に備え、 上記信号対雑音比を測定したときには、上記記憶手段を
    参照して、上記利得制御手段にパラメータを設定し、こ
    の設定されたパラメータに基づいて利得を制御して、上
    記増幅手段の増幅率を切替制御することを特徴とする通
    信端末装置。
JP25654396A 1996-09-27 1996-09-27 通信端末装置 Withdrawn JPH10107776A (ja)

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