JPH101073A - 下部車体構造 - Google Patents

下部車体構造

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JPH101073A
JPH101073A JP17708896A JP17708896A JPH101073A JP H101073 A JPH101073 A JP H101073A JP 17708896 A JP17708896 A JP 17708896A JP 17708896 A JP17708896 A JP 17708896A JP H101073 A JPH101073 A JP H101073A
Authority
JP
Japan
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cross member
spare tire
floor panel
rear cross
rear floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17708896A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Sawada
裕之 澤田
Mitsuaki Ito
三明 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP17708896A priority Critical patent/JPH101073A/ja
Publication of JPH101073A publication Critical patent/JPH101073A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リヤフロアパネルの下面にスペアタイヤを吊
り下げ保持した時に、スペアタイヤをマスとするリヤフ
ロアパネルの振動を抑制し、車室室に振動音が伝わるの
を防止する。 【解決手段】 リヤフロアパネル11の下面に車幅方向
に亘りリヤクロスメンバ12を設けると共に、該リヤク
ロスメンバ12の後方でスペアタイヤ20を吊り下げ保
持するタイプの下部車体構造において、上記リヤフロア
パネル11の下面に車両の後端からリヤクロスメンバ1
2まで前後方向に延びる補強メンバ13を配設し、該補
強メンバ13の前端部をリヤクロスメンバ12に沿って
下方に屈曲すると共に、該屈曲部15の下端部にスペア
タイヤキャリア16のヒンジ部17を設定したことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リヤフロアパネル
の下面に車幅方向に亘りリヤクロスメンバを設けると共
に、該リヤクロスメンバの後方でスペアタイヤを吊り下
げ保持するタイプの下部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の下部車体構造として、例
えば図3に示したようなものが知られている(類似の構
造として、特開平5−319312号がある)。これは
リヤフロアパネル1の下面に車幅方向に配設されたリヤ
クロスメンバ2を利用してスペアタイヤ3を吊り下げ保
持したもので、リヤクロスメンバ2の後面4にハンガブ
ラケット5をボルト6で固定し、このハンガブラケット
5の下端にスペアタイヤキャリア7のヒンジ部8を設定
すると共に、リヤフロアパネル1の後端部にスペアタイ
ヤキャリア7を保持するためのフック9を配設したもの
である。スペアタイヤ3は、当て板などを介して直接リ
ヤフロアパネル1の下面に当接され、スペアタイヤキャ
リア7によって吊り下げ保持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の下部車体構造では、リヤフロアパネル1の下面
に重量の大きいスペアタイヤ3を当接させた状態で吊り
下げ保持しているために、スペアタイヤ3がマスとなっ
て剛性の低いリヤフロアパネル1が上下に振動を起こ
し、その振動音が車室内にまで伝わるといった問題があ
った。また、上記の下部車体構造では、リヤクロスメン
バ2の後面4にハンガブラケット5をボルト6で固定し
ているために、リヤクロスメンバ2の後面4の高さが低
い場合には、ボルト固定用のエアーガンを差し込むため
のスペース確保が難しく、ハンガブラケット5を配設す
る際にレイアウト上の制約があった。
【0004】そこで、本発明はリヤフロアパネルの下部
にスペアタイヤを吊り下げ保持した時に、リヤフロアパ
ネルの振動を抑制して車室室に振動音が伝わるのを防止
すると共に、レイアウト上の制約を受けないようにした
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
下部車体構造は、リヤフロアパネルの下面に車幅方向に
亘りリヤクロスメンバを設けると共に、該リヤクロスメ
ンバの後方でスペアタイヤを吊り下げ保持するタイプの
下部車体構造において、上記リヤフロアパネルの下面に
車両の後端からリヤクロスメンバまで前後方向に延びる
補強メンバを配設し、該補強メンバの前端部をリヤクロ
スメンバに沿って下方に屈曲すると共に、該屈曲部の下
端部にスペアタイヤキャリアのヒンジ部を設定したこと
を特徴とする。
【0006】また、本発明に係る下部車体構造では、上
記補強メンバの前端の屈曲部は、リヤフロアパネル下面
のリヤクロスメンバよりも後方部位から屈曲してリヤク
ロスメンバの後面下端まで架設され、リヤクロスメンバ
及びリヤフロアパネル下面と共に閉断面を形成したこと
を特徴とする。
【0007】更に、本発明に係る下部車体構造では、上
記屈曲部のうち、スペアタイヤ保持部分をスペアタイヤ
の断面形状に略沿った形状としたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に基づいて本発明の
実施例を詳細に説明する。図1及び図2に示した本発明
の一実施例において、リヤフロアパネル11の下面には
車体の車幅中央付近において、車両の後端からリヤクロ
スメンバ12まで前後方向に延びる補強メンバ13が配
設されている。この補強メンバ13の前端部は、リヤク
ロスメンバ12の縦壁14に沿って下方に屈曲してお
り、この屈曲部15の先端がリヤクロスメンバ12の下
端より突出している。屈曲部15の先端にはスペアタイ
ヤキャリア16のヒンジ部17が設定されている。一
方、補強メンバ13の後端にはスペアタイヤキャリア1
6を吊り下げ保持するためのフック18が配設されてい
る。
【0009】上記補強メンバ13は両側にフランジ19
a,19bを有する断面略コ字形状の部材であり、車体
製造時にリヤフロアパネル11及びリヤクロスメンバ1
2の後面12aに上記フランジ19a,19bをスポッ
ト溶接することで車体と一体化される。ここで、上記屈
曲部15は、リヤフロアパネル11の下面に設けられた
リヤクロスメンバ12の後方部位から屈曲してリヤクロ
スメンバ12の後面12aの下端まで架設され、リヤク
ロスメンバ12及びリヤフロアパネル11の下面と共に
閉断面Dを形成すると共に、屈曲部15のうち、スペア
タイヤ20が当接・保持される部位は、スペアタイヤ2
0の断面形状に沿った略円弧状に形成されている。この
ような構造において、スペアタイヤ20は直接に補強メ
ンバ13に突き当てられた状態でスペアタイヤキャリア
16によって吊り下げ保持される。
【0010】なお、図1において、符号21a,21b
は、リアフロアパネル11の左右両側に配設されている
リヤサイドメンバである。
【0011】従って、このような下部車体構造では、リ
ヤフロアパネル11が剛性の高い補強メンバ13と一体
に結合されており、この補強メンバ13にスペアタイヤ
20が直接突き当てられた状態で吊り下げ保持されてい
るので、スペアタイヤ20をマスとするリヤフロアパネ
ル11の振動が補強メンバ13によって抑えられること
になり、結果的にリヤフロアパネル11の振動音が低減
されることになる。また、スペアタイヤ20はリヤフロ
アパネル11に接触していないため、リヤフロアパネル
11での発錆を防げる他、従来のような別部品のハンガ
ブラケットのように、別工程でカチオン塗装等の高価な
防錆処理を行う必要がなく、単に車体と共に補強メンバ
13を防錆塗装するだけでよいので、コスト、工数を削
減できる。更に、補強メンバ13とリヤクロスメンバ1
2とを結合したことで、後面衝突などに対して屈曲部1
5がスペアタイヤ20を強固に保持するため、スペアタ
イヤ20が衝突と共に前方へ移動することを阻止でき
る。
【0012】また、屈曲部15は、リヤフロアパネル1
1及びリヤクロスメンバ12の後面12aと共に閉断面
Dを形成するため、車体剛性の向上はもちろん、スペア
タイヤ20の保持剛性も向上させることができ、また屈
曲部15のうちスペアタイヤ20が当接する部分がスペ
アタイヤ20の断面形状に略沿った形状とされているた
め、スペアタイヤ20を保持した状態でのスペアタイヤ
20ががたつくことがなく、リヤフロアパネル11の振
動量がより低減されることになる。なお、上記実施例で
は補強メンバ13をリヤフロアパネル11の車幅中央付
近に配設した場合について説明したが、必ずしも中央付
近である必要はない。また、補強メンバ13の板厚や断
面形状の大きさは適宜選択される。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、リヤフロアパネルが剛性の高い補強メン
バと一体に結合されており、この補強メンバにスペアタ
イヤが直接突き当てられた状態で吊り下げ保持されてい
るので、スペアタイヤをマスとするリヤフロアパネルの
振動が補強メンバによって抑えられることになり、結果
的にリヤフロアパネルの振動音が低減されることにな
る。また、スペアタイヤはリヤフロアパネルに接触して
いないため、リヤフロアパネルでの発錆を防げる他、従
来のような別部品のハンガブラケットのように別処理で
高価な防錆処理を行う必要がなく、コスト、工数を削減
できる。更に、補強メンバとリヤクロスメンバとを結合
したことで、後面衝突などに対して屈曲部がスペアタイ
ヤを強固に保持するため、スペアタイヤが衝突と共に前
方へ移動することを阻止できる。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、屈曲部と
リヤフロアパネル、リヤクロスメンバの後面とで形成さ
れた閉断面が、車体剛性だけでなく、スペアタイヤの保
持剛性も向上させるため、リヤフロアパネルの振動音低
減、後面衝突時のスペアタイヤの前方移動阻止性が一層
向上する。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、屈曲部の
うち、スペアタイヤが当接する部分がスペアタイヤの断
面形状に略沿った形状とされているため、スペアタイヤ
を保持した状態でスペアタイヤががたつくことがなく、
リヤフロアパネルの振動音を更に低減させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る下部車体構造の一実施例を示す斜
視図である。
【図2】本発明に係る下部車体構造の一実施例を示す断
面図である。
【図3】従来の下部車体構造の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
11 リヤフロアパネル 12 リヤクロスメンバ 12a 後面 13 補強メンバ 15 屈曲部 16 スペアタイヤキャリア 17 ヒンジ部 20 スペアタイヤ D 閉断面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤフロアパネルの下面に車幅方向に亘
    りリヤクロスメンバを設けると共に、該リヤクロスメン
    バの後方でスペアタイヤを吊り下げ保持するタイプの下
    部車体構造において、 上記リヤフロアパネルの下面に車両の後端からリヤクロ
    スメンバまで前後方向に延びる補強メンバを配設し、該
    補強メンバの前端部をリヤクロスメンバに沿って下方に
    屈曲すると共に、該屈曲部の下端部にスペアタイヤキャ
    リアのヒンジ部を設定したことを特徴とする下部車体構
    造。
  2. 【請求項2】 上記補強メンバの前端の屈曲部は、リヤ
    フロアパネル下面のリヤクロスメンバよりも後方部位か
    ら屈曲してリヤクロスメンバの後面下端まで架設され、
    リヤクロスメンバ及びリヤフロアパネル下面と共に閉断
    面を形成したことを特徴とする請求項1記載の下部車体
    構造。
  3. 【請求項3】 上記屈曲部のうち、スペアタイヤ保持部
    分をスペアタイヤの断面形状に略沿った形状としたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の下部車体構造。
JP17708896A 1996-06-17 1996-06-17 下部車体構造 Pending JPH101073A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002321642A (ja) * 2001-04-25 2002-11-05 Fuji Heavy Ind Ltd 自動車の後部車体構造
JP2006290272A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Fuji Heavy Ind Ltd サブフレーム構造
US7469950B2 (en) 2007-02-27 2008-12-30 Honda Motor Co., Ltd. Impact boom noise reducing panel reinforcement
CN108639165A (zh) * 2018-06-20 2018-10-12 奇瑞汽车股份有限公司 吊挂式汽车备胎的安装结构

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CN108639165B (zh) * 2018-06-20 2021-11-02 奇瑞汽车股份有限公司 吊挂式汽车备胎的安装结构

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