JPH10100204A - 成形同時絵付け用金型 - Google Patents
成形同時絵付け用金型Info
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- JPH10100204A JPH10100204A JP27700796A JP27700796A JPH10100204A JP H10100204 A JPH10100204 A JP H10100204A JP 27700796 A JP27700796 A JP 27700796A JP 27700796 A JP27700796 A JP 27700796A JP H10100204 A JPH10100204 A JP H10100204A
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- simultaneous
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/1418—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles the inserts being deformed or preformed, e.g. by the injection pressure
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 絵付けフィルムに吸引孔の跡形やしわが生じ
ない成形同時絵付け品を得る。 【解決手段】 溶融樹脂が射出されるキャビティ凹部６
と、キャビティ凹部６上に配置される絵付けフィルム７
をクランプするクランプ部材８が当接するパーティング
面３と、絵付けフィルム７を吸引するための吸引孔４と
を有する可動型１と、可動型１との型閉め状態において
キャビティ凹部６に溶融樹脂を射出する射出口を有する
固定型とからなる成形同時絵付け用金型において、可動
型１のパーティング面３のクランプ部材８が当接する位
置より内側に吸引孔４を有し、少なくとも吸引孔４から
キャビティ凹部６に至るまでのパーティング面３が微細
凹凸面５である。
ない成形同時絵付け品を得る。 【解決手段】 溶融樹脂が射出されるキャビティ凹部６
と、キャビティ凹部６上に配置される絵付けフィルム７
をクランプするクランプ部材８が当接するパーティング
面３と、絵付けフィルム７を吸引するための吸引孔４と
を有する可動型１と、可動型１との型閉め状態において
キャビティ凹部６に溶融樹脂を射出する射出口を有する
固定型とからなる成形同時絵付け用金型において、可動
型１のパーティング面３のクランプ部材８が当接する位
置より内側に吸引孔４を有し、少なくとも吸引孔４から
キャビティ凹部６に至るまでのパーティング面３が微細
凹凸面５である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、射出成形品の成
形と同時に絵付けフィルムを接着させるために用いられ
る成形同時絵付け用金型に関するもので、絵付けフィル
ムに吸引孔の跡形やしわが生じない成形同時絵付け品を
得ることができるものである。
形と同時に絵付けフィルムを接着させるために用いられ
る成形同時絵付け用金型に関するもので、絵付けフィル
ムに吸引孔の跡形やしわが生じない成形同時絵付け品を
得ることができるものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、射出成形品に絵付けフィルムを接
着させた成形同時絵付け品を得る方法として次のような
ものがあった。まず、溶融樹脂が射出されるキャビティ
凹部と、絵付けフィルムを吸引するためにキャビティ凹
部の内面に形成された吸引孔（吸引溝を含む。）とを有
する金型Ａと、金型Ａとの型閉め状態においてキャビテ
ィ凹部に溶融樹脂を射出する射出口を有する金型Ｂとか
らなる成形同時絵付け用金型と、絵付けフィルムとを用
意する。次に、金型Ａと金型Ｂとの間に絵付けフィルム
を入れ、キャビティ凹部上に配置される絵付けフィルム
をクランプ部材でクランプする。次に、吸引孔より吸引
してキャビティ凹部の内面に絵付けフィルムを密着させ
る。次に、金型Ａと金型Ｂとを型閉めし、金型Ｂの射出
口よりキャビティ凹部に溶融樹脂を射出し、射出成形品
の表面に絵付けフィルムを接着させ、成形同時絵付け品
を得る。
着させた成形同時絵付け品を得る方法として次のような
ものがあった。まず、溶融樹脂が射出されるキャビティ
凹部と、絵付けフィルムを吸引するためにキャビティ凹
部の内面に形成された吸引孔（吸引溝を含む。）とを有
する金型Ａと、金型Ａとの型閉め状態においてキャビテ
ィ凹部に溶融樹脂を射出する射出口を有する金型Ｂとか
らなる成形同時絵付け用金型と、絵付けフィルムとを用
意する。次に、金型Ａと金型Ｂとの間に絵付けフィルム
を入れ、キャビティ凹部上に配置される絵付けフィルム
をクランプ部材でクランプする。次に、吸引孔より吸引
してキャビティ凹部の内面に絵付けフィルムを密着させ
る。次に、金型Ａと金型Ｂとを型閉めし、金型Ｂの射出
口よりキャビティ凹部に溶融樹脂を射出し、射出成形品
の表面に絵付けフィルムを接着させ、成形同時絵付け品
を得る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は、見栄
えが悪い成形同時絵付け品しか得られなかった。つま
り、絵付けフィルムを吸引するための吸引孔がキャビテ
ィ凹部の内面に形成されていたため、出来上がった成形
同時絵付け品の表面に吸引孔の跡形が付いてしまうため
である。跡形を小さくするために吸引孔を小さくすると
見栄えは若干良くなるが、吸引孔の跡形はそのまま残る
ため、基本的に問題解決できる手段ではなく、絵付けフ
ィルムがキャビティ凹部の内面の全面に密着する前に、
吸引孔が絵付けフィルムでふさがってしまい、しわの入
った絵付けフィルムが射出成形品の表面に接着してしま
うという別の問題点が生じていた。
えが悪い成形同時絵付け品しか得られなかった。つま
り、絵付けフィルムを吸引するための吸引孔がキャビテ
ィ凹部の内面に形成されていたため、出来上がった成形
同時絵付け品の表面に吸引孔の跡形が付いてしまうため
である。跡形を小さくするために吸引孔を小さくすると
見栄えは若干良くなるが、吸引孔の跡形はそのまま残る
ため、基本的に問題解決できる手段ではなく、絵付けフ
ィルムがキャビティ凹部の内面の全面に密着する前に、
吸引孔が絵付けフィルムでふさがってしまい、しわの入
った絵付けフィルムが射出成形品の表面に接着してしま
うという別の問題点が生じていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明の成形同時絵付
け金型は、以上の目的を達成するために、溶融樹脂が射
出されるキャビティ凹部と、キャビティ凹部上に配置さ
れる絵付けフィルムをクランプするクランプ部材が当接
するパーティング面と、絵付けフィルムを吸引するため
の吸引孔とを有する可動型と、可動型との型閉め状態に
おいてキャビティ凹部に溶融樹脂を射出する射出口を有
する固定型とからなる成形同時絵付け用金型において、
可動型のパーティング面のクランプ部材が当接する位置
より内側に吸引孔を有し、少なくとも吸引孔からキャビ
ティ凹部に至るまでのパーティング面が微細凹凸面であ
るようにした。
け金型は、以上の目的を達成するために、溶融樹脂が射
出されるキャビティ凹部と、キャビティ凹部上に配置さ
れる絵付けフィルムをクランプするクランプ部材が当接
するパーティング面と、絵付けフィルムを吸引するため
の吸引孔とを有する可動型と、可動型との型閉め状態に
おいてキャビティ凹部に溶融樹脂を射出する射出口を有
する固定型とからなる成形同時絵付け用金型において、
可動型のパーティング面のクランプ部材が当接する位置
より内側に吸引孔を有し、少なくとも吸引孔からキャビ
ティ凹部に至るまでのパーティング面が微細凹凸面であ
るようにした。
【０００５】この発明の成形同時絵付け金型は、溶融樹
脂が射出されるキャビティ凹部と、キャビティ凹部上に
配置される絵付けフィルムをクランプするクランプ部材
が当接するパーティング面と、絵付けフィルムを吸引す
るための吸引孔と、溶融樹脂の射出口とを有する固定型
と、射出口からキャビティ凹部への溶融樹脂通路となる
ランナー部を有する可動型とからなる成形同時絵付け用
金型において、固定型のパーティング面のクランプ部材
が当接する位置より内側に吸引孔を有し、少なくとも吸
引孔からキャビティ凹部に至るまでのパーティング面が
微細凹凸面であるようにした。
脂が射出されるキャビティ凹部と、キャビティ凹部上に
配置される絵付けフィルムをクランプするクランプ部材
が当接するパーティング面と、絵付けフィルムを吸引す
るための吸引孔と、溶融樹脂の射出口とを有する固定型
と、射出口からキャビティ凹部への溶融樹脂通路となる
ランナー部を有する可動型とからなる成形同時絵付け用
金型において、固定型のパーティング面のクランプ部材
が当接する位置より内側に吸引孔を有し、少なくとも吸
引孔からキャビティ凹部に至るまでのパーティング面が
微細凹凸面であるようにした。
【０００６】また、この発明では、微細凹凸面が、エッ
チングにより形成された面であってもよい。
チングにより形成された面であってもよい。
【０００７】また、この発明では、微細凹凸面が、ドッ
ト状凸部の集合面であってもよい。
ト状凸部の集合面であってもよい。
【０００８】また、この発明では、微細凹凸面が、キャ
ビティ凹部の縁全周に形成されたものでもよい。
ビティ凹部の縁全周に形成されたものでもよい。
【０００９】また、この発明では、複数の吸引孔が、キ
ャビティ凹部を取り囲む溝によって連結され、溝からキ
ャビティ凹部に至るまでのパーティング面が微細凹凸面
であってもよい。
ャビティ凹部を取り囲む溝によって連結され、溝からキ
ャビティ凹部に至るまでのパーティング面が微細凹凸面
であってもよい。
【００１０】
【発明の実施の形態】図面を参照しながらこの発明をさ
らに詳しく説明する。
らに詳しく説明する。
【００１１】この発明の成形同時絵付け用金型は、可動
型１と固定型２とからなり、可動型１のパーティング面
３が吸引孔４と微細凹凸面５とを有するものがある（図
１〜図３、図５〜図７）。
型１と固定型２とからなり、可動型１のパーティング面
３が吸引孔４と微細凹凸面５とを有するものがある（図
１〜図３、図５〜図７）。
【００１２】可動型１は、溶融樹脂が射出されるキャビ
ティ凹部６と、キャビティ凹部６上に配置される絵付け
フィルム７をクランプするクランプ部材８が当接するパ
ーティング面３と、絵付けフィルム７を吸引するための
吸引孔４とを有する金型である。吸引孔４は金型内に形
成された吸引路２０に接続されている。可動型１は、パ
ーティング面３のクランプ部材８が当接する位置より内
側に吸引孔４を有し、少なくとも吸引孔４からキャビテ
ィ凹部６に至るまでのパーティング面３が微細凹凸面５
である。微細凹凸面５は、化学的に金型表面を溶かすエ
ッチング加工や、機械的に表面を削るＮＣ加工により形
成された面であってもよい。ＮＣ加工は、数値制御研削
盤や数値制御平削り盤などで行う。微細凹凸の凹部は、
無数の微細溝９がキャビティ凹部６から放射状に延びる
ように形成されていてもよい（図３（ｂ））。微細溝９
の長さは１ｍｍ〜２ｍｍがある。微細凹凸面５は、ドッ
ト状凸部２１の集合面であってもよい（図３（ａ））。
微細凹凸面５の隣り合うドット状凸部２１の間隔は、平
均１μｍ〜１００μｍであり、ドット状凸部２１の高さ
は、平均１０μｍ〜５０μｍであることが好ましい。微
細凹凸面５は、可動型１のキャビティ凹部６の縁の一部
に形成されてもよいし、可動型１のキャビティ凹部６の
縁全周に形成されていてもよい。微細凹凸面５を縁全周
に形成すると、絵付けフィルム７がキャビティ凹部６の
内面にむらなく密着するので有利である。可動型１は、
複数の吸引孔４がキャビティ凹部６を取り囲む溝１０の
中に形成されており、溝１０からキャビティ凹部６に至
るまでのパーティング面３が微細凹凸面５であってもよ
い（図３（ｂ））。クランプ部材８は、枠状クランプ部
材から分離した複数のクランプ部材片でキャビティ凹部
６を取り囲むように絵付けフィルム７をパーティング面
３に順にクランプするものでもよい。クランプ部材８が
当接する部分にはゴムなどのシールド部材１１が形成さ
れてもよい（図２）。キャビティ凹部６は２カ所以上に
形成されていてもよい（図６）。
ティ凹部６と、キャビティ凹部６上に配置される絵付け
フィルム７をクランプするクランプ部材８が当接するパ
ーティング面３と、絵付けフィルム７を吸引するための
吸引孔４とを有する金型である。吸引孔４は金型内に形
成された吸引路２０に接続されている。可動型１は、パ
ーティング面３のクランプ部材８が当接する位置より内
側に吸引孔４を有し、少なくとも吸引孔４からキャビテ
ィ凹部６に至るまでのパーティング面３が微細凹凸面５
である。微細凹凸面５は、化学的に金型表面を溶かすエ
ッチング加工や、機械的に表面を削るＮＣ加工により形
成された面であってもよい。ＮＣ加工は、数値制御研削
盤や数値制御平削り盤などで行う。微細凹凸の凹部は、
無数の微細溝９がキャビティ凹部６から放射状に延びる
ように形成されていてもよい（図３（ｂ））。微細溝９
の長さは１ｍｍ〜２ｍｍがある。微細凹凸面５は、ドッ
ト状凸部２１の集合面であってもよい（図３（ａ））。
微細凹凸面５の隣り合うドット状凸部２１の間隔は、平
均１μｍ〜１００μｍであり、ドット状凸部２１の高さ
は、平均１０μｍ〜５０μｍであることが好ましい。微
細凹凸面５は、可動型１のキャビティ凹部６の縁の一部
に形成されてもよいし、可動型１のキャビティ凹部６の
縁全周に形成されていてもよい。微細凹凸面５を縁全周
に形成すると、絵付けフィルム７がキャビティ凹部６の
内面にむらなく密着するので有利である。可動型１は、
複数の吸引孔４がキャビティ凹部６を取り囲む溝１０の
中に形成されており、溝１０からキャビティ凹部６に至
るまでのパーティング面３が微細凹凸面５であってもよ
い（図３（ｂ））。クランプ部材８は、枠状クランプ部
材から分離した複数のクランプ部材片でキャビティ凹部
６を取り囲むように絵付けフィルム７をパーティング面
３に順にクランプするものでもよい。クランプ部材８が
当接する部分にはゴムなどのシールド部材１１が形成さ
れてもよい（図２）。キャビティ凹部６は２カ所以上に
形成されていてもよい（図６）。
【００１３】固定型２は、可動型１との型閉め状態にお
いてキャビティ凹部６に溶融樹脂を射出する射出口を有
するものである。固定型２は、可動型１と型閉めされた
ときにクランプ部材８が収納される凹部１５を有しても
よい。
いてキャビティ凹部６に溶融樹脂を射出する射出口を有
するものである。固定型２は、可動型１と型閉めされた
ときにクランプ部材８が収納される凹部１５を有しても
よい。
【００１４】この発明の成形同時絵付け用金型は、可動
型１と固定型２とからなり、固定型２のパーティング面
３が吸引孔４と微細凹凸面５とを有するものがある（図
３、図４）。
型１と固定型２とからなり、固定型２のパーティング面
３が吸引孔４と微細凹凸面５とを有するものがある（図
３、図４）。
【００１５】固定型２は、溶融樹脂が射出されるキャビ
ティ凹部６と、キャビティ凹部６上に配置される絵付け
フィルム７をクランプするクランプ部材８が当接するパ
ーティング面３と、絵付けフィルム７を吸引するための
吸引孔４と、溶融樹脂の射出口１２とを有する金型であ
る。固定型２は、パーティング面３のクランプ部材８が
当接する位置より内側に吸引孔４を有し、少なくとも吸
引孔４からキャビティ凹部６に至るまでのパーティング
面３が微細凹凸面５である。微細凹凸面５は、化学的に
金型表面を溶かすエッチング加工や、機械的に表面を削
るＮＣ加工により形成された面であってもよい。ＮＣ加
工は、数値制御研削盤や数値制御平削り盤などで行う。
微細凹凸の凹部は、無数の微細溝９がキャビティ凹部６
から放射状に延びるように形成されていてもよい（図３
（ｂ））。微細溝９の長さは１ｍｍ〜２ｍｍがある。微
細凹凸面５は、ドット状凸部２１の集合面であってもよ
い（図３（ａ））。微細凹凸面５の隣り合うドット状凸
部２１の間隔は、平均１μｍ〜１００μｍであり、ドッ
ト状凸部２１の高さは、平均１０μｍ〜５０μｍである
ことが好ましい。微細凹凸面５は、可動型１のキャビテ
ィ凹部６の縁の一部に形成されてもよいし、固定型２の
キャビティ凹部６の縁全周に形成されていてもよい。微
細凹凸面５を縁全周に形成すると、絵付けフィルム７が
キャビティ凹部６の内面にむらなく密着するので有利で
ある。固定型２は、複数の吸引孔４がキャビティ凹部６
を取り囲む溝１０の中に形成されており、溝１０からキ
ャビティ凹部６に至るまでのパーティング面３が微細凹
凸面５であってもよい。クランプ部材８は、枠状クラン
プ部材から分離した複数のクランプ部材片でキャビティ
凹部６を取り囲むように絵付けフィルム７をパーティン
グ面３に順にクランプするものでもよい。クランプ部材
８が当接する部分にはゴムなどのシールド部材１１が形
成されてもよい。キャビティ凹部６は２カ所以上に形成
されていてもよい（図４）。
ティ凹部６と、キャビティ凹部６上に配置される絵付け
フィルム７をクランプするクランプ部材８が当接するパ
ーティング面３と、絵付けフィルム７を吸引するための
吸引孔４と、溶融樹脂の射出口１２とを有する金型であ
る。固定型２は、パーティング面３のクランプ部材８が
当接する位置より内側に吸引孔４を有し、少なくとも吸
引孔４からキャビティ凹部６に至るまでのパーティング
面３が微細凹凸面５である。微細凹凸面５は、化学的に
金型表面を溶かすエッチング加工や、機械的に表面を削
るＮＣ加工により形成された面であってもよい。ＮＣ加
工は、数値制御研削盤や数値制御平削り盤などで行う。
微細凹凸の凹部は、無数の微細溝９がキャビティ凹部６
から放射状に延びるように形成されていてもよい（図３
（ｂ））。微細溝９の長さは１ｍｍ〜２ｍｍがある。微
細凹凸面５は、ドット状凸部２１の集合面であってもよ
い（図３（ａ））。微細凹凸面５の隣り合うドット状凸
部２１の間隔は、平均１μｍ〜１００μｍであり、ドッ
ト状凸部２１の高さは、平均１０μｍ〜５０μｍである
ことが好ましい。微細凹凸面５は、可動型１のキャビテ
ィ凹部６の縁の一部に形成されてもよいし、固定型２の
キャビティ凹部６の縁全周に形成されていてもよい。微
細凹凸面５を縁全周に形成すると、絵付けフィルム７が
キャビティ凹部６の内面にむらなく密着するので有利で
ある。固定型２は、複数の吸引孔４がキャビティ凹部６
を取り囲む溝１０の中に形成されており、溝１０からキ
ャビティ凹部６に至るまでのパーティング面３が微細凹
凸面５であってもよい。クランプ部材８は、枠状クラン
プ部材から分離した複数のクランプ部材片でキャビティ
凹部６を取り囲むように絵付けフィルム７をパーティン
グ面３に順にクランプするものでもよい。クランプ部材
８が当接する部分にはゴムなどのシールド部材１１が形
成されてもよい。キャビティ凹部６は２カ所以上に形成
されていてもよい（図４）。
【００１６】可動型１は、射出口１２からキャビティ凹
部６への溶融樹脂通路となるランナー部１４を有するも
のである。可動型１は、固定ピン１３を有していてもよ
い。固定ピン１３は、固定型２との型閉め状態におい
て、固定型２の射出口１２の近傍で絵付けフィルム７を
固定型２に押さえ付けて固定し、絵付けフィルム７を貫
通した成形樹脂が、ランナー部１４に入り込みやすいよ
うにするためのものである。可動型１は、固定型２と型
閉めされたときにクランプ部材８が収納される凹部１５
を有してもよい。
部６への溶融樹脂通路となるランナー部１４を有するも
のである。可動型１は、固定ピン１３を有していてもよ
い。固定ピン１３は、固定型２との型閉め状態におい
て、固定型２の射出口１２の近傍で絵付けフィルム７を
固定型２に押さえ付けて固定し、絵付けフィルム７を貫
通した成形樹脂が、ランナー部１４に入り込みやすいよ
うにするためのものである。可動型１は、固定型２と型
閉めされたときにクランプ部材８が収納される凹部１５
を有してもよい。
【００１７】この発明の金型には、キャビティ凹部６の
前面に絵付けフィルム７を送り込む絵付けフィルム送り
装置が取り付けられてもよい。絵付けフィルム送り装置
は、可動型１、固定型２のいずれに取り付けられてもよ
い。絵付けフィルム送り装置は、送り出し装置１６と巻
き取り装置１７とからなり、可動型１あるいは固定型２
の上方に送り出し装置１６を、可動型１あるいは固定型
２の下方に巻き取り装置１７を取り付けるとよい。絵付
けフィルム送り装置は、送り出し装置１６とフィルム導
入手段からなり、絵付けフィルム７の分断端部１８をつ
かんで可動型１と固定型２との間に引き込むものでもよ
い。吸引孔４を設ける側の金型には、フィルム導入手段
から絵付けフィルム７を受け渡しされ、クランプ部材８
でクランプする前に絵付けフィルム７の分断端部１８を
つかんで固定する予備クランプ部材１９を有してもよ
い。
前面に絵付けフィルム７を送り込む絵付けフィルム送り
装置が取り付けられてもよい。絵付けフィルム送り装置
は、可動型１、固定型２のいずれに取り付けられてもよ
い。絵付けフィルム送り装置は、送り出し装置１６と巻
き取り装置１７とからなり、可動型１あるいは固定型２
の上方に送り出し装置１６を、可動型１あるいは固定型
２の下方に巻き取り装置１７を取り付けるとよい。絵付
けフィルム送り装置は、送り出し装置１６とフィルム導
入手段からなり、絵付けフィルム７の分断端部１８をつ
かんで可動型１と固定型２との間に引き込むものでもよ
い。吸引孔４を設ける側の金型には、フィルム導入手段
から絵付けフィルム７を受け渡しされ、クランプ部材８
でクランプする前に絵付けフィルム７の分断端部１８を
つかんで固定する予備クランプ部材１９を有してもよ
い。
【００１８】この発明の金型には、吸引孔４を設けない
側の金型のパーティング面３の全面または一部に微細凹
凸面５が形成されていてもよい（図７）。微細凹凸面５
の凹凸の深さや幅は、絵付けフィルム７の厚みに比べて
極めて小さいので、可動型１と固定型２とが型閉めさ
れ、可動型１のパーティング面３と固定型２のパーティ
ング面３とが絵付けフィルム７を挟んで密着しあった場
合、吸引孔４を設けない側のパーティング面３と絵付け
フィルム７との間には、空気が侵入できる隙間が生じた
としても、溶融樹脂が侵入できるほどの隙間は形成され
ない。吸引孔４を設けない側の金型のパーティング面３
に微細凹凸面５を設けておくと、型閉め後においても絵
付けフィルム７とパーティング面３との間に隙間が生じ
る。この隙間のために溶融樹脂は流出しないが、溶融樹
脂の射出圧力によって圧縮される空気がこの隙間を通じ
て型外へ排気することが可能となる。射出成形品に気泡
が混入したり欠けが発生しにくくなるので有利である。
側の金型のパーティング面３の全面または一部に微細凹
凸面５が形成されていてもよい（図７）。微細凹凸面５
の凹凸の深さや幅は、絵付けフィルム７の厚みに比べて
極めて小さいので、可動型１と固定型２とが型閉めさ
れ、可動型１のパーティング面３と固定型２のパーティ
ング面３とが絵付けフィルム７を挟んで密着しあった場
合、吸引孔４を設けない側のパーティング面３と絵付け
フィルム７との間には、空気が侵入できる隙間が生じた
としても、溶融樹脂が侵入できるほどの隙間は形成され
ない。吸引孔４を設けない側の金型のパーティング面３
に微細凹凸面５を設けておくと、型閉め後においても絵
付けフィルム７とパーティング面３との間に隙間が生じ
る。この隙間のために溶融樹脂は流出しないが、溶融樹
脂の射出圧力によって圧縮される空気がこの隙間を通じ
て型外へ排気することが可能となる。射出成形品に気泡
が混入したり欠けが発生しにくくなるので有利である。
【００１９】この発明の成形同時絵付け用金型の使用時
に用いられる絵付けフィルム７は、長尺状の基体フィル
ム上に絵柄層を有するものである。射出成形後に基体フ
ィルムが絵柄層から剥離されないインサートフィルム
や、射出成形後に基体フィルムが絵柄層から剥離される
転写フィルムなどがある。
に用いられる絵付けフィルム７は、長尺状の基体フィル
ム上に絵柄層を有するものである。射出成形後に基体フ
ィルムが絵柄層から剥離されないインサートフィルム
や、射出成形後に基体フィルムが絵柄層から剥離される
転写フィルムなどがある。
【００２０】この発明では、次のような作用を有する。 （１）パーティング面が吸引孔４を有するので、成形同
時絵付け品の表面に吸引孔４が接触しない。 （２）微細凹凸面５の凹凸の深さや幅は、絵付けフィル
ム７の厚みに比べて極めて小さいので、絵付けフィルム
７を吸引しても、パーティング面においては絵付けフィ
ルム７は微細凹凸面５を完全に塞ぐことはなく、絵付け
フィルム７と微細凹凸面５との間に微細な隙間が形成さ
れた状態となる。また、微細凹部の全てあるいは大多数
の微細凹部がつながっている場合は、微細凹凸面５内に
おいてキャビティ凹部６方向以外の全ての方向に空気は
流通する。よって、キャビティ凹部６の空気はいずれか
の吸引孔４まで確実にたどり着く。仮に複数の吸引孔４
のうちの一部の吸引孔４の周囲が絵付けフィルム７によ
って塞がれたとしても、微細凹凸面５によって他の吸引
孔４へ空気は誘導される。 （３）微細凹凸面５がキャビティ凹部６の開口部の縁全
周に形成された場合は、キャビティ凹部６の全周からの
吸引が可能であり、キャビティ凹部６の内面への絵付け
フィルム７の部分的な密着不良はなくなる。仮に複数の
吸引孔４のうちの一部の吸引孔４の周囲が絵付けフィル
ム７によって塞がれたとしても、微細凹凸面５によって
他の吸引孔４へ空気は誘導されるため、キャビティ凹部
６の縁全周から吸引された空気は、キャビティ凹部６の
縁全周から吸引することも可能となる。
時絵付け品の表面に吸引孔４が接触しない。 （２）微細凹凸面５の凹凸の深さや幅は、絵付けフィル
ム７の厚みに比べて極めて小さいので、絵付けフィルム
７を吸引しても、パーティング面においては絵付けフィ
ルム７は微細凹凸面５を完全に塞ぐことはなく、絵付け
フィルム７と微細凹凸面５との間に微細な隙間が形成さ
れた状態となる。また、微細凹部の全てあるいは大多数
の微細凹部がつながっている場合は、微細凹凸面５内に
おいてキャビティ凹部６方向以外の全ての方向に空気は
流通する。よって、キャビティ凹部６の空気はいずれか
の吸引孔４まで確実にたどり着く。仮に複数の吸引孔４
のうちの一部の吸引孔４の周囲が絵付けフィルム７によ
って塞がれたとしても、微細凹凸面５によって他の吸引
孔４へ空気は誘導される。 （３）微細凹凸面５がキャビティ凹部６の開口部の縁全
周に形成された場合は、キャビティ凹部６の全周からの
吸引が可能であり、キャビティ凹部６の内面への絵付け
フィルム７の部分的な密着不良はなくなる。仮に複数の
吸引孔４のうちの一部の吸引孔４の周囲が絵付けフィル
ム７によって塞がれたとしても、微細凹凸面５によって
他の吸引孔４へ空気は誘導されるため、キャビティ凹部
６の縁全周から吸引された空気は、キャビティ凹部６の
縁全周から吸引することも可能となる。
【００２１】
【発明の効果】この発明の成形同時絵付け金型は、絵付
けフィルムの吸引孔がパーティング面に形成されてお
り、キャビティ凹部の内面に吸引孔を形成する必要がな
いので、出来上がった成形同時絵付け品の絵付けフィル
ムの表面に吸引孔の跡形が付くことはない。また、パー
ティング面の微細凹凸面の凹凸の深さや幅は、絵付けフ
ィルムの厚みに比べて極めて小さいので、絵付けフィル
ムが吸引孔で吸引され、絵付けフィルムがパーティング
面に密着しても微細凹凸面との間で微細な隙間が形成さ
れるため、むらなく吸引でき、しわの入った絵付けフィ
ルムが射出成形品の表面の接着することはない。したが
って、この発明によると見栄えが良い成形同時絵付け品
が得られる。
けフィルムの吸引孔がパーティング面に形成されてお
り、キャビティ凹部の内面に吸引孔を形成する必要がな
いので、出来上がった成形同時絵付け品の絵付けフィル
ムの表面に吸引孔の跡形が付くことはない。また、パー
ティング面の微細凹凸面の凹凸の深さや幅は、絵付けフ
ィルムの厚みに比べて極めて小さいので、絵付けフィル
ムが吸引孔で吸引され、絵付けフィルムがパーティング
面に密着しても微細凹凸面との間で微細な隙間が形成さ
れるため、むらなく吸引でき、しわの入った絵付けフィ
ルムが射出成形品の表面の接着することはない。したが
って、この発明によると見栄えが良い成形同時絵付け品
が得られる。
【図１】 この発明の成形同時絵付け金型の一実施例を
示す正面図である。便宜上、絵付けフィルムについては
透明にしてある。
示す正面図である。便宜上、絵付けフィルムについては
透明にしてある。
【図２】 この発明の成形同時絵付け金型の断面図であ
る。
る。
【図３】 この発明の成形同時絵付け金型の要部斜視図
である。
である。
【図４】 固定型のパーティング面に微細凹凸面を有す
るこの発明の成形同時絵付け金型の断面図である。
るこの発明の成形同時絵付け金型の断面図である。
【図５】 溝を有するこの発明の成形同時絵付け金型の
一実施例を示す正面図である。
一実施例を示す正面図である。
【図６】 複数のキャビティ凹部を有するこの発明の成
形同時絵付け金型の断面図である。
形同時絵付け金型の断面図である。
【図７】 可動型および固定型のいずれのパーティング
面にも微細凹凸を有するこの発明の成形同時絵付け金型
の断面図である。
面にも微細凹凸を有するこの発明の成形同時絵付け金型
の断面図である。
１ 可動型 ２ 固定型 ３ パーティング面 ４ 吸引孔 ５ 微細凹凸面 ６ キャビティ凹部 ７ 絵付けフィルム ８ クランプ部材 ９ 微細溝 １０ 溝 １１ シールド部材 １２ 射出口 １３ 固定ピン １４ ランナー部 １５ 凹部 １６ 送り出し装置 １７ 巻き取り装置 １８ 分断端部 １９ 予備クランプ部材 ２０ 吸引路
Claims (6)
- 【請求項１】 溶融樹脂が射出されるキャビティ凹部
と、キャビティ凹部上に配置される絵付けフィルムをク
ランプするクランプ部材が当接するパーティング面と、
絵付けフィルムを吸引するための吸引孔とを有する可動
型と、可動型との型閉め状態においてキャビティ凹部に
溶融樹脂を射出する射出口を有する固定型とからなる成
形同時絵付け用金型において、可動型のパーティング面
のクランプ部材が当接する位置より内側に吸引孔を有
し、少なくとも吸引孔からキャビティ凹部に至るまでの
パーティング面が微細凹凸面であることを特徴とする成
形同時絵付け用金型。 - 【請求項２】 溶融樹脂が射出されるキャビティ凹部
と、キャビティ凹部上に配置される絵付けフィルムをク
ランプするクランプ部材が当接するパーティング面と、
絵付けフィルムを吸引するための吸引孔と、溶融樹脂の
射出口とを有する固定型と、射出口からキャビティ凹部
への溶融樹脂通路となるランナー部を有する可動型とか
らなる成形同時絵付け用金型において、固定型のパーテ
ィング面のクランプ部材が当接する位置より内側に吸引
孔を有し、少なくとも吸引孔からキャビティ凹部に至る
までのパーティング面が微細凹凸面であることを特徴と
する成形同時絵付け用金型。 - 【請求項３】 微細凹凸面が、エッチングにより形成さ
れた面である請求項１〜２のいずれかに記載の成形同時
絵付け用金型。 - 【請求項４】 微細凹凸面が、ドット状凸部の集合面で
ある請求項１〜３のいずれかに記載の成形同時絵付け用
金型。 - 【請求項５】 微細凹凸面が、キャビティ凹部の縁全周
に形成された請求項１〜４のいずれかに記載の成形同時
絵付け用金型。 - 【請求項６】 複数の吸引孔が、キャビティ凹部を取り
囲む溝によって連結され、溝からキャビティ凹部に至る
までのパーティング面が微細凹凸面である請求項１〜５
のいずれかに記載の成形同時絵付け用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27700796A JPH10100204A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 成形同時絵付け用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27700796A JPH10100204A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 成形同時絵付け用金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10100204A true JPH10100204A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17577467
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27700796A Pending JPH10100204A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 成形同時絵付け用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10100204A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002240080A (ja) * | 2001-02-14 | 2002-08-28 | Kitagawa Ind Co Ltd | 射出成形品の製造方法 |
| JP2004262028A (ja) * | 2003-02-28 | 2004-09-24 | Kobe Steel Ltd | 成形金型および樹脂成形体の製造方法 |
| JP2013018139A (ja) * | 2011-07-07 | 2013-01-31 | Masakatsu Okada | 曲面加工成形品の製造方法、曲面加工成形品の製造装置及び天然木柔軟シート |
| JP2013049145A (ja) * | 2011-08-30 | 2013-03-14 | Nec Corp | 射出成形用金型 |
| EP3308934A4 (en) * | 2015-06-11 | 2019-03-06 | Daikin Industries, Ltd. | MOLD DEVICE FOR INJECTION MOLDING IN THE MOLD AND RESIN MOLDED ARTICLE THEREFROM |
-
1996
- 1996-09-27 JP JP27700796A patent/JPH10100204A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002240080A (ja) * | 2001-02-14 | 2002-08-28 | Kitagawa Ind Co Ltd | 射出成形品の製造方法 |
| JP4515647B2 (ja) * | 2001-02-14 | 2010-08-04 | 北川工業株式会社 | 射出成形品の製造方法 |
| JP2004262028A (ja) * | 2003-02-28 | 2004-09-24 | Kobe Steel Ltd | 成形金型および樹脂成形体の製造方法 |
| JP2013018139A (ja) * | 2011-07-07 | 2013-01-31 | Masakatsu Okada | 曲面加工成形品の製造方法、曲面加工成形品の製造装置及び天然木柔軟シート |
| JP2013049145A (ja) * | 2011-08-30 | 2013-03-14 | Nec Corp | 射出成形用金型 |
| EP3308934A4 (en) * | 2015-06-11 | 2019-03-06 | Daikin Industries, Ltd. | MOLD DEVICE FOR INJECTION MOLDING IN THE MOLD AND RESIN MOLDED ARTICLE THEREFROM |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050304 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050712 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051122 |