JPH0996642A - 自動試料導入装置 - Google Patents

自動試料導入装置

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JPH0996642A
JPH0996642A JP25378395A JP25378395A JPH0996642A JP H0996642 A JPH0996642 A JP H0996642A JP 25378395 A JP25378395 A JP 25378395A JP 25378395 A JP25378395 A JP 25378395A JP H0996642 A JPH0996642 A JP H0996642A
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JP
Japan
Prior art keywords
plunger
syringe
speed conversion
sample
motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP25378395A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahito Ueda
雅人 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP25378395A priority Critical patent/JPH0996642A/ja
Publication of JPH0996642A publication Critical patent/JPH0996642A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シリンジを使用して流体の計量を行う自動試料
導入装置において、試料吸引時にはプランジャを緩慢に
移動し、かつ試料吐出時にはプランジャを素早く移動す
ることにより、試料計量の精度がよく、かつ気泡抜けが
よい、あるいは素早い導入可能な装置を実現する。 【解決手段】正逆回転可能なモータ1の回転軸2に非逆
転クラッチを介して半径の異なるプーリー3、4を連結
し、プランジャ52の引上げ時には小半径プーリー3、
第1ベルトにより保持具9を上方に移動し、プランジャ
52の引下げ時には大半径プーリー4、第2ベルト6に
より保持具9を下方に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体(本明細書にお
いて液体と気体の両者を意味する)を一定量計量し、そ
の化学的あるいは物理的性質を分析・測定する装置に組
み込むあるいはこれらの装置と同時に使用する自動試料
導入装置に関する。これら分析・測定装置の一例を挙げ
れば、ガスクロマトグラフ、液体クロマトグラフ、イオ
ンクロマトグラフ、自動生化学分析装置、分光分析装
置、原子吸光分析装置、粘度測定装置等がある。
【0002】
【従来の技術】モータを駆動源に使いシリンジを使用し
て計量を行う自動試料導入装置が従来より用いられてい
る。これら従来装置にあっては、シリンジのプランジャ
の駆動はモータに連結した1つのプーリーにベルトを掛
け、このベルトの一点とプランジャを固定し、モータを
正逆に回転させることにより、プランジャを往復動させ
ることで行われている。あるいはこの駆動手段はモータ
に連結したピニオンとプランジャに連結したラックによ
り構成し、モータを正逆に回転させることにより、プラ
ンジャを往復動させることで行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】シリンジを使用して計
量を行う自動試料導入装置では、流体をシリンジ内に吸
込む行程すなわち吸引行程では、プランジャの位置決め
精度に直接左右される計量精度を向上させ、また試料液
体が過度に減圧されるとシリンジ内に気泡が発生するの
でこれを防ぐため、プランジャをゆっくり動作させるこ
とが望ましい。一方、流体をシリンジ外に吐き出す行程
すなわち吐出行程では、素早い吐出が求められるのでプ
ランジャを速く動作させることが望ましい。たとえばガ
スクロマトグラフィー分析法の試料導入ではピーク形状
の乱れを防ぐため素早い試料導入が必要であり、また液
体試料の計量全般にわたりシリンジ内に気泡が発生した
場合には、これを吐出するため素早い吐出動作が必要で
ある。
【0004】しかし、従来の技術では吸引と吐出時のプ
ランジャの速度変更は困難であり、緩慢な吸引行程と急
速な吐出行程の両者を同時に満足する自動試料導入装置
の実現は困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め本発明は、シリンジ、シリンジのプランジャ駆動手
段、シリンジを試料瓶と試料導入口に位置付ける位置付
け手段を備え、当該プランジャ駆動手段は正逆回転可能
なモータ、モータ回転運動の速度変換機構、速度変換機
構出力の回転運動を直線運動に変換する運動変換機構を
備えており、プランジャ駆動手段によりシリンジのプラ
ンジャを往復駆動することにより試料瓶中の流体をシリ
ンジ内に保持し、かつ試料導入口に吐出する自動試料導
入装置において、モータの回転軸に連結された前記モー
タ回転運動の速度変換機構を2つ備え、当該2つの速度
変換機構は速度変換比が異なりかつ各々反対回転方向の
非逆転クラッチを備え、プランジャ吸込み行程において
シリンジのプランジャ駆動手段が動作する場合には、前
記速度変換比の小さい速度変換機構が使用され、これに
よりプランジャがゆっくり動くことによりプランジャの
位置決めが精度よくおこなわれるとともに、プランジャ
吐出行程においてシリンジのプランジャ駆動手段が動作
する場合には、前記速度変換比の大きい速度変換機構が
使用され、これによりプランジャがより速く動作するこ
とを特徴とする。
【0006】本発明において、試料導入口はガスクロマ
トグラフや高速液体クロマトグラフの試料注入口、フレ
ームレス原子吸光分析装置の発熱部に位置する試料保持
部、分注器にあっては試料液が分注される空容器等を総
称するものである。
【0007】本発明における回転運動から直線運動への
運動変換機構の一例として、プーリーとベルト、ラック
とピニオン、ウォームとウォームホィール等を挙げるこ
とができる。
【0008】また、本発明におけるモータ回転運動の速
度変換機構の一例として、モータ軸に取り付けられた半
径の異なる複数のプーリーや半径の異なる歯車の組み合
わせ等を挙げることができる。
【0009】さらに本発明における非逆転クラッチは軸
心の回転運動をその外周の回転体に伝達するクラッチで
あって、予め定められた一方向の回転運動のみを伝達
し、逆回転の運動は伝達しないものであり、例えば、ラ
チェット式、ころ入り、あるいはスプラグ(輪止め片)
を用いた非逆転クラッチを挙げることができる。
【0010】
【実施例】図1を参照しながら本発明の一実施例を説明
する。
【0011】図1は本発明にかかる自動試料導入装置の
シリンジとシリンジのプランジャ駆動手段を示す概要図
である。図1中、51はシリンジ、52はプランジャ、
53はプランジャの駆動手段である。プランジャの駆動
手段53は、モータ1、モータ軸2に非逆転クラッチを
介して連結された小半径プーリー3、同じくモータ軸2
に非逆転クラッチを介して連結された大半径プーリー
4、小半径プーリー3と第1プーリー7の間に掛けられ
た第1ベルト5、大半径プーリー4と第2プーリー8の
間に掛けられた第2ベルトおよびプランジャ52を保持
する保持具9よりなる。保持具9はベルト固定部91、
92を有し、各々に第1ベルト5、第2ベルト6の一部
が固定され、また保持具9はプランジャ固定部93を有
し、この部分にプランジャ52が固定されている。
【0012】従って、小半径プーリー3あるいは大半径
プーリー4の回転により、第1ベルト、第2ベルトが回
転運動すると、保持具9が上下移動し、この運動量に応
じてプランジャ52が上下移動する。
【0013】モータ1はパルスモータであり、モータに
負荷する直流電源の極性を逆にすれば逆回転が可能であ
り、かつ負荷電流のパルス数を制御することによりモー
タ回転角度の正確な制御が可能である。
【0014】続いて、この自動試料導入装置の動作を説
明する。まず、シリンジ51の試料針は位置付け手段
(図示していない)により試料瓶の中に位置付けられ
る。次にプランジャ駆動手段53は試料吸引行程に入
る。すなわち、モータ1が回転し、小半径プーリー3が
回転し、これにより第1ベルト5が移動し、第1ベルト
5に固定されている保持具9および保持具9に固定され
ているプランジャ52が上方向に移動する。モータ軸2
には小半径プーリー3の他に大半径プーリー4も取り付
けられているが、非逆転クラッチの働きで、試料吸引行
程でのモータ1の回転方向の場合には、モータの回転運
動は大半径プーリー4に伝わらない。
【0015】モータ1は一定数のパルスの通電を受け、
一定角度まで回転し、この回転角度に応じた割合でプラ
ンジャが上方に移動し、この移動によるシリンジの空隙
に試料瓶中の試料液が保持される。
【0016】続いて、シリンジ51の試料針は位置付け
手段により試料導入口に位置付けられる。次にプランジ
ャ駆動手段53は試料吐出行程に入る。すなわち、モー
タ1に負荷する直流電源の極性を試料吸引行程時とは逆
にし、モータに電流を負荷するとモータ1は逆転する。
この回転方向では小半径プーリー4は非逆転クラッチの
働きでモータ軸2の回転と切り離され、逆に大半径プー
リー3が回転する。この大半径プーリー3の回転は第2
ベルトを移動させ、保持具9およびこれに固定されたプ
ランジャ52を下方に移動させる。
【0017】このプランジャ52の下方移動量は、一回
の吸引動作でシリンジ内に保持した流体を数個に分注す
るような場合を除き、通常の場合は、直近の試料吸引行
程におけるプランジャ52の上方移動量と等しい。かよ
うな移動量の計算は小半径プーリー3と大半径プーリー
4の半径の比から行うことができる。
【0018】以上の一連の吸引・吐出動作は必要に応じ
て繰り返される、小半径プーリー3と大半径プーリー4
はその名称が示すように半径が相違する。このため、モ
ータ1の回転速度が等しければ、プランジャ52は試料
吸引時にゆっくり上がり、吐出時に素早くさがる。
【0019】モータの回転速度の制御が可能であれば、
モータ1を試料吸引時にゆっくり回し、吐出時に素早く
まわせばさらに望ましい結果を得ることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、試料計量用のシリンジ
のプランジャを吸引時には緩慢に、吐出時には素早く動
かすことができる。これにより、プランジャの位置決め
精度の向上により試料計量の精度が向上し、かつ試料吐
出時には気泡抜けがよく素早い導入可能な自動試料導入
装置ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明にかかる自動試料導入装置のシリ
ンジとシリンジのプランジャ駆動手段を示す概要図であ
る。
【符号の説明】
1 モータ 3 小半径プーリー 4 大半径プーリー 5 第1ベルト 6 第2ベルト 9 保持具 51 シリンジ 52 プランジャ 53 プランジャの駆動手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンジ、シリンジのプランジャ駆動手
    段、シリンジを試料瓶と試料導入口に位置付ける位置付
    け手段を備え、当該プランジャ駆動手段は正逆回転可能
    なモータ、モータ回転運動の速度変換機構、速度変換機
    構出力の回転運動を直線運動に変換する運動変換機構を
    備えており、プランジャ駆動手段によりシリンジのプラ
    ンジャを往復駆動することにより試料瓶中の流体をシリ
    ンジ内に保持し、かつ試料導入口に吐出する自動試料導
    入装置において、モータの回転軸に連結された前記モー
    タ回転運動の速度変換機構を2つ備え、当該2つの速度
    変換機構は速度変換比が異なりかつ各々反対回転方向の
    非逆転クラッチを備え、プランジャ吸込み行程において
    シリンジのプランジャ駆動手段が動作する場合には、前
    記速度変換比の小さい速度変換機構が使用され、これに
    よりプランジャがゆっくり動くことによりプランジャの
    位置決めが精度よくおこなわれるとともに、プランジャ
    吐出行程においてシリンジのプランジャ駆動手段が動作
    する場合には、前記速度変換比の大きい速度変換機構が
    使用され、これによりプランジャがより速く動作するこ
    とを特徴とする自動試料導入装置。
JP25378395A 1995-09-29 1995-09-29 自動試料導入装置 Pending JPH0996642A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25378395A JPH0996642A (ja) 1995-09-29 1995-09-29 自動試料導入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25378395A JPH0996642A (ja) 1995-09-29 1995-09-29 自動試料導入装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0996642A true JPH0996642A (ja) 1997-04-08

Family

ID=17256096

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25378395A Pending JPH0996642A (ja) 1995-09-29 1995-09-29 自動試料導入装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0996642A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11320346B2 (en) * 2019-06-13 2022-05-03 Shimadzu Corporation Autosampler

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11320346B2 (en) * 2019-06-13 2022-05-03 Shimadzu Corporation Autosampler

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