JPH0995889A - 経糸二重緯糸二重構造の製紙用織物 - Google Patents

経糸二重緯糸二重構造の製紙用織物

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JPH0995889A
JPH0995889A JP7287764A JP28776495A JPH0995889A JP H0995889 A JPH0995889 A JP H0995889A JP 7287764 A JP7287764 A JP 7287764A JP 28776495 A JP28776495 A JP 28776495A JP H0995889 A JPH0995889 A JP H0995889A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製紙面と走行面が織物を構成する製紙面側緯
糸により接結されることにより両面間の一体化を図り、
シワの発生のない平滑な製紙面の製紙用織物を提供す
る。 【解決手段】 経糸二重緯糸二重構造の製紙用織物にお
いて、製紙面側緯糸が1本の製紙面側経糸の上側で交差
して形成する製紙面側緯糸ナックルを製紙面側経糸3本
おきに形成し、該製紙面側緯糸ナックルの各間で走行面
側経糸の下測で交差して走行面を接結する接結部を形成
し、隣接する2本の製紙面側緯糸の製紙面側緯糸ナック
ルが協働して製紙面に経糸1本を間に挾んだ平織り組織
を形成することを特徴とする経糸二重緯糸二重構造の製
紙用織物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は製紙用織物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】製紙用織物に関しては、従来より多くの
要求がある。例えば、 表面平滑性、紙料の繊維支持性を向上させてワイヤー
マークの発生防止や製紙の歩留りを向上させること、 耐摩耗性を向上させ織物の使用寿命を延長させるこ
と、良好な走行性、 剛性、姿勢安定性、寸法安定性の向上、良好な▲ろ▼
水性、小さな保水性の確保、等である。これらの要求
は、互いに関連する点が多く、本来別々に考えるべき問
題ではないが、大雑把に言えば、の要求は主に織物の
製紙面側に関する問題であり、の要求は主に織物の走
行面側に関する問題であり、の要求は主に織物の全体
構造に関する問題である。前述の製紙用織物に対する要
求に応えるため従来より多くの提案が成されてきた。し
かしながら、未だ充分満足される解決方法が無いのが現
状である。例えば、要求の解決には細い糸を用いて緻
密に織成して平滑な製紙面を形成することが考えられる
が、この様な製紙用織物は糸が細い為に、要求の耐摩
耗性や要求の剛性、姿勢安定性が劣るという欠点があ
る。又、紙料の繊維支持性を改善する為、製紙面を緯糸
で形成する等、織組織からの試みが成されている。緯糸
で製紙面を形成すると、紙料の繊維が経糸間に存在する
▲ろ▼水空間を塞ぐことがないので、▲ろ▼水性も良好
なのである。具体的には、本来の緯糸間に補助緯糸を配
置する等であり、一重織、二重織で効果的に実施されて
いるが、それにしても充分に満足できるレベルとはいえ
ないのが実情である。一方、要求の耐摩耗性の向上に
ついては、従来より製紙用織物の走行面側を緯糸で形成
する緯糸摩耗型として経糸の摩耗を防ぐ方法が実施され
ている。一般的に、使用中の織物の使用寿命の延長や、
姿勢や寸法安定性の点からも緯糸に耐摩耗作用を受け持
たせることが好ましい。経糸が摩耗すると、当然のこと
ではあるが引張り強度が低下し、織物の寸法が伸びてし
まう。さらに摩耗が進行すると、ついには、張力に耐え
きれなくなり織物自体が直接切断してしまい、使用寿命
が尽きてしまう。又、糸の材質の面からは、ポリエステ
ルよりも耐摩耗性を有するポリアミド製の糸を走行面側
の緯糸に用いる方法が実施されているが、単に使用する
材質の性能を利用するだけであって、画期的効果は得ら
れず、反面ポリアミド製の糸を用いると、要求の剛性
や姿勢安定性が悪くなるという欠点が有り、ポリエステ
ル製の糸と交互に配置して用いられる程度に止まってい
る。又、走行面の緯糸に太い線径の糸を使用することも
試みられ、ある程度の改善はなされたが、緯糸と経糸の
バランスが崩れ、クリンプ性が悪化し、要求のワイヤ
ーマーク発生防止が解決できない等の欠点が有り実用上
問題が多かった。
【0003】上述の様に要求,,は、要求を解
決しようとすると要求の問題が発生してしまう等、言
わば相反する問題を抱えているのである。そこで、上述
の問題を解決する為、製紙面側と走行面側とを各々別の
経糸,緯糸を用いて構成して、両層の織物を接結糸によ
って一体化した上下二層織物での試みも成されている。
すなわち、製紙面側織物には線径の小さい経糸,緯糸を
使用して平滑な製紙面を形成し、走行面には線径の大き
い経糸,緯糸を使用して耐摩耗性が大きく、剛性のある
走行面を形成するのである。しかしながら、これも必ず
しも満足行くものではなかった。なぜならば、接結糸と
製紙面側織物の経糸又は緯糸が交差する接結部におい
て、接結糸が製紙面側織物を走行面側に引き込む為、製
紙面側織物表面に凹みが発生し、この凹みのマークを紙
に転写するようにワイヤーマークとして発生させてしま
う問題がある。又、最近になって新しい問題が生じてき
た。近年の製紙スピードの高速化、填料の使用量の増
大、中性製紙の必要性の増大等の製紙に対する要求が増
々厳しくなる中、織物内部で起こる内部摩耗が大きな問
題となってきた。従来の接結糸を使用した上下二層織物
は、接結糸による接結部の凹みをできるだけ小さくする
為、接結糸の接結力を小さくしていた。ところがゝここ
に大きな問題が存在していたのである。上下二層織物
は、当然であるが、上下の織物が異なる為、ヒートセッ
ト時の収縮量の差によって寸法差が発生したり、経糸方
向の張力に対する緯糸方向の収縮力及び収縮量の差によ
って寸法差が発生する。又、抄紙機上でロール間を走行
させられると、ロール回転部において外側に位置する織
物と、内側に位置する織物とでは伸び寸法が異なるので
ある。上下二層織物では、この寸法差を接結糸によって
無理矢理拘束しているのであるが、従来の上下二層織物
は接結力が弱いために、使用中にこの寸法差に絶えきれ
なくなり、接結糸が伸び、上下織物間で互いにもまれる
様に摩耗を受けるので、上側織物の下側と下側織物の上
側及び接結糸が摩耗されて、増々接結力が低下し、上下
の織物の間に隙間が発生したり、寸法差を解消するた
め、巾方向に波形のシワが発生する。巾方向に波形のシ
ワが発生すると、使用中に異常摩耗を起こすだけでな
く、▲ろ▼水性等にも影響を及ぼし、紙にマークを発生
させたり、巾方向の紙の坪量のバラツキいわゆるBDプ
ロファイル不良を発生させる。又、さらに内部摩耗が進
行すると、ついには上下の織物が分離してしまうことも
ある。又、従来の上下二層織物は接結力が小さい為に織
物の厚さが厚くなって、保水性が大きくなってしまう。
その為、抄紙機上で高速で回転すると、折り返し回転部
で織物に含有されていた水が遠心力によって水滴となっ
て飛び散り、それが、湿紙上に落下して紙にマークを発
生させるという現象が発生する。これらの問題の解決案
として特公昭60−37235が提案されている。この
提案も接結糸を使用せず、製紙面を形成する緯糸に接結
糸の役割を持たせるという点で、本発明と同様であり興
味深い提案であったが、種々欠点も多く未だ実用化され
るには至っていない。欠点については後に図面を示して
具体的に説明する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来技術
の問題に鑑みて、本発明は接結力が非常に強く、且つ、
接結糸による接結部の凹みが発生しない、表面が平滑で
紙料の繊維保持性が良好で、尚且つ、織物の厚さも薄く
て、保水性が小さい製紙用二層織物を提供するものであ
る。すなわち、従来の製紙用二層織物が抱えていた問題
を全て解決しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、 「1. 製紙面側経糸と走行面側経糸の両糸と織り成し
て製紙面を形成し且つ製紙面と走行面とを接結する製紙
面側緯糸と、走行面側経糸のみと織り成して走行面を形
成する走行面側緯糸と、から成る経糸二重緯糸二重構造
の製紙用織物において、製紙面側緯糸が1本の製紙面側
経糸の上側で交差して形成する製紙面側緯糸ナックルを
製紙面側経糸3本おきに形成し、該製紙面側緯糸ナック
ルの各間で走行面側経糸の下側で交差して走行面を接結
する接結部を形成し、隣接する2本の製紙面側緯糸の製
紙面側緯糸ナックルが協働して製紙面に経糸1本を間に
挾んだ平織り組織を形成することを特徴とする経糸二重
緯糸二重構造の製紙用織物。 2. 走行面側に走行面側緯糸のロングクリンプを形成
している、1項に記載された経糸二重緯糸二重構造の製
紙用織物。 3. 走行面側に走行面側経糸3本分の走行面側緯糸の
ロングクリンプを形成している、1項または2項に記載
された経糸二重緯糸二重構造の製紙用織物。 4. 走行面側に走行面側経糸7本分の走行面側緯糸の
ロングクリンプを形成している、1項または2項に記載
された経糸二重緯糸二重構造の製紙用織物。 5. 製紙面側経糸の本数が走行面側経糸と同一で、製
紙面側緯糸の本数が走行面側緯糸の2倍である、1項な
いし4項のいずれか1項に記載された経糸二重緯糸二重
構造の製紙用織物。 6. 走行面側経糸が走行面側緯糸を下側から織り込ん
で形成する走行面側ナックルを形成している走行面側経
糸の隣の走行面側経糸の位置において、製紙面側緯糸が
走行面側経糸の下側で交差して走行面を接結する接結部
を形成する、1項ないし4項のいずれか1項に記載され
た経糸二重緯糸二重構造の製紙用織物。」に関する。
【0006】製紙用織物の場合、製紙面側を平織組織で
形成することが理想的である。平織組織は経糸と緯糸が
一本毎に交差して、経糸と緯糸のナックルが交互に形成
される組織であるため、紙料の繊維を保持する緯糸及び
経糸のナックルの数が他の組織のものより最も多く有
り、これらが同一平面に同じレベルで均一に配列される
ことによって、抄造される紙の面も平滑にすることがで
きるからである。しかし、平織組織の一重織物では走行
面側も平織組織となるため、経糸がすぐに摩耗してしま
い耐摩耗性に問題がある。そこで、製紙面に平織組織を
使用して、走行面には耐摩耗性を有する組織を使用した
上下二層織物が考え出されたわけであるが、前述の様に
接結部の凹み、内部摩耗、保水性等の問題があった。
【0007】本発明は製紙面側緯糸2本1組で製紙面に
実質上の平織組織を形成させるともに製紙面と走行面と
を接結させることによって上記課題を解決することがで
きた。ナックルとは経糸と緯糸が交差して形成する交差
部であるが、本発明では次のように定義する。製紙面側
では、経糸または緯糸の相手側の糸の上側で交差する方
の糸の名称をナックルに付して呼ぶ。したがって製紙面
側経糸が製紙面側緯糸の上側で交差したナックルは製紙
面側経糸ナックルであり、製紙面側緯糸が製紙面側経糸
の上側で交差したナックルは製紙面側緯糸ナックルであ
る。一方走行面側では、経糸または緯糸の相手側の糸の
下側で交差する方の糸の名称をナックルに付して呼ぶ。
したがって走行面側経糸が走行面側緯糸の下側で交差し
たナックルは走行面側経糸ナックルであり、走行面側緯
糸が走行面側経糸の下側で交差したナックルは走行面側
緯糸ナックルである。またナックルとナックルの間をク
リンプと言う。したがって同一緯糸と異なる経糸により
形成された経糸ナックルと経糸ナックルの間には緯糸の
クリンプが形成され、同一の経糸と異なる緯糸により形
成された緯糸ナックルと緯糸ナックルの間には経糸のク
リンプが形成される。二層織物には接結糸が経糸に沿っ
た経糸接結型織物と、緯糸に沿った緯糸接結型織物があ
るが、本発明の織物は織物を形成する緯糸が接合してい
るので緯糸接結型織物である。
【0008】本発明の第一の特徴は、1本の製紙面側経
糸の上側で交差して形成する製紙面側緯糸ナックルを製
紙面側経糸3本置きに形成し、この製紙面側緯糸ナック
ルの各間でこの緯糸が必ず走行面側経糸の下側で交差し
て走行面を接結する接結部を配置する。そして製紙面側
緯糸を、2本隣接させて配置することにより2本の製紙
面側緯糸の製紙面側緯糸ナックルを協働させて経糸1本
を介在させた製紙面に実質上の平織組織を形成させたこ
とである。すなわち、製紙面側緯糸に、製紙面側緯糸の
役割と接結糸の役割をさせているのである。このように
織物地を構成する地糸で接結すると従来の接結糸によっ
て2枚の織物を一体化させた上下二層織物とは異なり、
接結糸によって製紙面に凹みが発生することがなく、ワ
イヤーマークが発生せず、接結糸が伸びて内部摩耗が発
生したり上下の織物の間に隙間が発生したり、波状のシ
ワが発生することがない利点がある。又、上下織物を接
結しているのではなく、製紙面側経糸を製紙面側緯糸に
よって強力に組織に織り込んでいる為、織物の厚さを薄
くすることが可能となり、保水性を小さくすることがで
きるのである。又、製紙面側緯糸の組織が、全て同じ組
織であるため製紙面側経糸を織り込んで走行面側に引き
込む力が同一であり、織り込んだ製紙面側経糸以外の製
紙面側経糸に及ぼす力も同一であるため全ての製紙面側
緯糸ナックル、製紙面側経糸ナックルが同一平面上に形
成され平滑な、実質上平織組織の製紙面を形成すること
ができるのである。詳細は実施例にて図面を示して従来
例と比較しながら具体的に説明する。
【0009】又、本発明おいては製紙面側経糸と走行面
側経糸の本数を同一にし、走行面側緯糸の本数を製紙面
側緯糸の1/2とし、走行面側織物を3/1綾織で織成
し、製紙面側緯糸が走行面側経糸の下側で交差して走行
面側織物を接結する接結部を、走行面側経糸が走行面側
緯糸を下側から織り込んで形成する走行面側経糸ナック
ルを形成している走行面側経糸の位置の隣りの走行面側
経糸の位置で形成することが好ましい。本発明は製紙面
側経糸3本置きに製紙面側緯糸ナックルを形成し、この
ナックルの各間で接結部を形成する製紙面側緯糸に、平
織の製紙面の形成と、接結糸の役割をもたせることによ
って、前述した様な十分に優れた効果を奏することがで
きるのであるが、接結部も同様に平織組織で形成される
ことになるのである。接結部が上記の様に平織組織に形
成されるということは、接結部の数が多くなるというこ
とであって、接結部を形成する位置の走行面側経糸が異
なるという問題が発生しやすくなる。例えば、ある位置
では走行面側経糸ナックルを形成している走行面側経糸
の隣りの経糸であり、ある位置では、経糸1本分離れた
経糸であるというようにである。この様に接結部を形成
する位置の経糸が異なると当然接結部の高さのレベルが
異なることになる。接結部の高さが異なると、製紙面側
緯糸ナックルに若干の高低差を発生させ、製紙面の平滑
性に多少影響を及ぼすことになるのであるが、この問題
は走行面を3/1綾織で織成すことにより解決される。
走行面側経糸ナックルを形成している走行面側経糸の隣
りの走行面側経糸の位置で全ての接結部を形成すること
ができ、全ての接結部の高さレベルも同一となり、製紙
面側緯糸ナックルの全てを同一の高さに形成させること
ができるのである。尚、走行面を7/1組織にしても、
ほぼ同等の効果を得ることができる。
【0010】上述の様に、本発明は第一の特徴によって
十分に優れた効果を奏するが走行面の組織を限定するこ
とによってより良い効果を奏することが可能となるので
ある。尚、本発明の製紙用織物に使用する線材としては
特に限定されるものではないが、ポリエステエル、ポリ
アミド、ポリフェニレンサルファイド等の合成樹脂のモ
ノフィラメントやマルチフィラメントが好適であり、中
でも、織物の剛性、耐摩耗性等を考慮して経糸、製紙面
側緯糸にはポリエステエルモノフィラメント、走行面側
緯糸にはポリエステエルモノフィラメントとポリアミド
モノフィラメントを併用することが好ましい。又、高温
で使用される場合においてはポリフェニレンサルファイ
ドモノフィラメントを使用することも好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を実施例
である図面に基づいて従来例と比較しながら具体的に説
明する。第1図は、本発明の実施例の完全組織を示す意
匠図である。
【0012】意匠図において、×印は製紙面側緯糸が製
紙面側経糸の上側で交差している部分、本発明では製紙
面側緯糸ナックルを示している。組織図において×印は
普通経糸が上側にある場所を示すのが一般的であるが、
本実施例においては説明の都合上製紙面側緯糸が製紙面
側経糸の上側にある場所を示すこととした。○印は製紙
面側緯糸が走行面側経糸の下側で交差して接結している
接結部すなわち走行面側緯糸ナックルを示す。▲印は走
行面側経糸が走行面側緯糸を下側から織り込んだ走行面
側経糸ナックルを示している。又、製紙面側経糸と走行
面側経糸は上下に重なっており、ダッシュを付さないア
ラビア数字で示されている。製紙面側緯糸は2本がペア
で配置されており、ダッシユを付したアラビア数字で示
されている。走行面側緯糸はペアの製紙面側緯糸の真下
に1本の割合で配置されており、a,b,c...hの
アルファベットで示されている。意匠図では、ペアを形
成する製紙面側緯糸2本隣接配置されているように示し
た。例えば、製紙面側緯糸1′,2′がペアを形成して
おり、その下に走行面側緯糸aが配置されていることを
示している。
【0013】第1図の製紙面側緯糸について見てみる
と、製紙面側緯糸1′は製紙面側経糸1の上側を通って
製紙面側緯糸ナックルを形成し、次いで製紙面側経糸2
と走行面側経糸2の間を通った後、走行面側経糸3の下
側を通って接結部を形成し、次いで製紙面側経糸4と走
行面側経糸4の間を通っている。製紙面側緯糸ナックル
は次に続く完全意匠図の製紙面側経糸1の部分でも形成
される為、製紙面側経糸2,3,4の製紙面側経糸3本
置きに形成され、走行面織物の接結部すなわち走行面側
緯糸ナックルは、製紙面側緯糸ナックルの間で形成され
ていることが理解される。
【0014】製紙面側緯糸2′は走行面側経糸1の下側
を通って接結部を形成し、次いで製紙面側経糸2と走行
面側経糸2の間を通った後、製紙面側経糸3の上側を通
って製紙面側緯糸ナックルを形成し、次いで製紙面側経
糸4と走行面側経糸4の間を通っている。製紙面側緯糸
1′と同様に、製紙面側緯糸ナックルを製紙面側経糸3
本置きに形成し、接結部は製紙面側緯糸ナックルの間で
形成されていることが理解できる。
【0015】そして、この製紙面側緯糸1′,2′がペ
アを形成しており、製紙面側緯糸1′の製紙面側緯糸ナ
ンクルと製紙面側緯糸2′の製紙面側緯糸ナックルを組
み合わせると製紙面側経糸1と製紙面側経糸3の部分に
製紙面側緯糸ナックルが形成され製紙面側経糸1本置き
に製紙面側緯糸ナックルが形成されて、緯糸ナックルの
間に経糸が1本配置された平織組織に近似した実質上の
平織組織が製紙面に形成されていることが理解される。
製紙面側緯糸3′,4′も同様にペアを形成し、製紙面
側経糸2,4の部分に製紙面側緯糸ナックルが形成さ
れ、実質上の平織組織が形成されていることが理解され
る。すなわち、製紙面側緯糸3′,4′のペアの形成す
る製紙面側緯糸ナックルは製紙面側緯糸1′,2′のペ
ア製紙面側緯糸ナックルを製紙面側経糸1本分ずらして
配置したナックルということが理解できる。製紙面側緯
糸5′,6、製紙面側緯糸7′,8′のペアの形成する
製紙面側緯糸ナックルも順次、製紙面側経糸1本分ずら
して配置されているのである。
【0016】次に走行面側織物について説明する。走行
面側緯糸aは製紙面側緯糸1′,2′のペアの下に配置
されており、走行面側経糸2によって下側から織り込ま
れ、走行面側経糸3,4と次に続く完全組織の走行面側
経糸1の下を通って走行面側に走行面側経糸3本分のロ
ングクリンプを形成していることが理解できる。走行面
側緯糸b,c,dも同様に走行面側に走行面側経糸3本
分のロングクリンブを形成している。走行面側経糸は連
続する走行面側緯糸3本の上側を通り、次いで走行面側
緯糸1本の下側を通って織り込み3/1組織を形成して
いる。例えば、走行面側経糸1は走行面側緯糸a,b,
cの上側を通り、次いで走行面側緯糸dの下側を通っ
て、3/1組織を形成している。走行面側経糸ナックル
は走行面側緯糸dの部分で形成している。走行面側経糸
ナックルでみれば走行面側経糸2,3,4は走行面側経
糸1を走行面側緯糸1本分、順次ずらして配置されてお
り、走行面が3/1組織の綾織に織成されていることが
理解される。
【0017】又、本実施例では意匠図の▲印の隣りに○
印が配置されていることより走行面側経糸ナックルの形
成部の隣りに走行面側緯糸ナックル接結部が形成されて
いることが理解できる。例えば、走行面側経糸2は走行
面側緯糸aの位置で走行面側経糸ナックルを形成してお
り、この両隣の走行面側経糸1,3の位置でそれぞれ製
紙面側緯糸2′,1′が接結部を形成しているのであ
る。この様に、接結部を形成している部分の走行面側経
糸の位置すなわち接結部である走行面側経糸ナックルの
高さも同じとなり、結果として製紙面側緯糸ナックルの
高さが同一となって平滑な製紙面が得られるのである。
【0018】図2は本発明の別の実施例を示す完全意匠
図である。本実施例は図1に示した実施例の製紙面側の
経糸と緯糸の本数をそれぞれ2倍にして走行面側緯糸が
走行面側経糸によって下側から織り込まれる部分の走行
面側経糸ナックル(意匠図の▲印)を半分に減らした組
織である。これによって走行面は7/1組織となり、走
行面側緯糸が走行面側経糸7本分のロングクリンプを形
成することになり、耐摩耗性が良好となる。図1,図2
に示した実施例では、接結部を製紙面側緯糸ナックルの
中心の位置に形成しているが、これに限定される訳では
なく、例えば製紙面側緯糸1′が走行面側経糸3の部分
で形成している接結部を走行面側経糸4の部分に移動し
て形成することも可能である。この様にすると、製紙面
側緯糸が製紙面側緯糸ナックルから接結部へ下がる角度
が左右対象でなくなるため片側の角度がきつくなり、こ
れを緩和しようとする力が働き、製紙面側経糸は右方に
走行面側経糸は左方に若干移動して重なりがずれるの
で、最近の高速で脱水力が大きい抄紙機において緩慢脱
水をさせるには好適である。又、織物の厚さを薄くして
保水性を小さくできる利点もある。
【0019】図3は図1のA−A′線で切断した横断面
図である。製紙面側緯糸1′が製紙面側経糸1の部分で
製紙面側緯糸ナックル17を形成し、走行面側経糸3の
部分で接結部18を形成し、製紙面側緯糸2′は製紙面
側経糸3の部分で製紙面側緯糸ナックル17を形成し、
走行面側経糸1の部分で接結部18を形成しており、両
糸とも、製紙面側経糸3本置きに製紙面側緯糸ナックル
が形成され、この製紙面側緯糸ナックル間の中心で、且
つ、走行面側経糸2のナックルの隣の経糸の位置で接結
部が形成されていることが良く理解できる。従って、製
紙面側緯糸ナックルが走行面側に引き込まれる力、角度
が同一となり、同一平面に形成されるのである。
【0020】又、製紙面側緯糸1′,2′の製紙面側緯
糸ナックルが製紙面側経糸1本置きに形成されており、
協働して平織組織を形成していることが理解できる。走
行面側緯糸aは走行面側経糸2によって下側から織り込
まれ、走行面側経糸3,4,1の3本分のロングクリン
プを形成していることが理解できる。又、製紙面側経糸
2,4が製紙面側緯糸から受ける影響は、製紙面側経糸
2,4の部分ではどちらも製紙面側緯糸1′,2′が走
行面側に下がっていく途中であり、互いに交差している
部分であって、影響をほとんど受けない。又、受けたと
してもその力は同じである為製紙面側経糸2,4も同じ
高さに形成される。こうして全ての製紙面側緯糸ナック
ル、製紙面側経糸ナックルが実質上平織組織で、同一平
面上に形成され、平滑な製紙面を形成することができる
のである。
【0021】図4は、従来の最も良く使用されている製
紙用二層織物の横断面図である。走行面側経糸本数が製
紙面側経糸の半分である。製紙面は平織を形成し、走行
面は走行面側に走行面側経糸2本分のロングクリンプを
形成している。図面から理解できる様に製紙面側緯糸
1′は製紙面側経糸6本で繰り返し単位を形成してい
る。通常、接結糸は製紙面側緯糸2本或いは4本置き
に、製紙面側緯糸に隣接するように配置される。又、図
面から理解される様に繰り返し単位の中で製紙面側経糸
1,3,5の部分で3個の製紙面側緯糸ナックルが形成
され、製紙面側接結部は製紙面側経糸1の部分で形成さ
れている。従って、製紙面側経糸1のみが接結糸1″に
より走行面側に引き込まれ、その近傍に凹みが発生し、
結果として製紙面全体に虫食い状に凹みが発生してワイ
ヤーマークを発生させてしまうのである。又、接結糸に
よって製紙面と走行面を接結している為、接結糸の摩
耗、伸びによる前述した様な問題を発生させるのであ
る。
【0022】図5は、特公昭60−37235公報に示
されている経糸三重緯糸二重構造の製紙用織物の横断面
図である。経糸が三重構造なので本発明と多少異なる
が、製紙面は本発明と同様、製紙面側緯糸2本の製紙面
側緯糸ナックルが協働して製紙面に平織組織を形成して
いるが、この織物は製紙面側緯糸の組織に重大な問題が
有った。製紙面側緯糸1′は製紙面側経糸5,7の部分
で製紙面側緯糸ナックルを形成し、製紙面側緯糸2′は
製紙面側経糸1,3,9の部分で製紙面側緯糸ナックル
を形成している。製紙面側緯糸10本で繰り返し単位を
構成しているのである。製紙面側緯糸1′が形成してい
る製紙面側緯糸ナックルは5,7の2個であって、どち
らも同じ様に走行面側に引き込まれるので同一平面に形
成される。製紙面側緯糸2′が形成している製紙面側緯
糸ナックルは1,3,9の3個形成されており、接結部
も2本の経糸5,7と交差していて、製紙面側緯糸1′
とは全く組織が異なるため、製紙面側緯糸1′と製紙面
側緯糸2′の製紙面側緯糸ナックル間に差異が発生す
る。
【0023】又、製紙面側緯糸2′の3個の製紙面側緯
糸ナックルの内、3と9の両端の製紙面側経糸3と9の
部分で形成されている製紙面側緯糸ナックルは、同じ様
に走行面側に引き込まれるので同一平面に形成される
が、製紙面側経糸1の部分に形成されている製紙面側緯
糸ナックルは両端のナックル3,9間に形成されてお
り、両端のナックルとは異なった引き込まれ方をするの
で、高く形成され、ナックル間に高低差が発生してしま
う。結局、製紙面側緯糸1′、2′を合わせると3種類
の製紙面側緯糸ナックルが形成されてしまうのである。
さらにナックルを形成していない製紙面側経糸について
見てみると、製紙面側経糸4,8の部分では、本発明と
同様、製紙面側緯糸1′,2′が走行面側に下がってい
く途中であり、あまり影響を受けないのであるが、製紙
面側経糸2,6,10の部分では製紙面側緯糸が下を通
過している部分であって、製紙面側緯糸によって押し上
げられる部分である。従って、製紙面側経糸ナックル間
にも高低差が発生し、凹凸な製紙面しか形成できず、ワ
イヤーマークを発生させてしまうのである。
【0024】
【実施例】次に本発明の効果を、具体的実施例をあげて
従来例との比較試験で具体的に示す。
【0025】実施例1 表1に示した材質、線径の糸を用い、示される密度で図
1の組織に織成した。
【0026】比較例1 表1に示した材質、線径の糸を用い、示される密度で図
4の組織に織成した。
【0027】比較例2 表1に示した材質、線径の糸を用い、示される密度で図
5の組織に織成した。比較試験の結果を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】(註) *1 シート平滑度;ベック平滑度試験機による紙シー
トの織物サイドの平滑度(秒) 以上の比較試験により本発明の製紙用織物は、シート平
滑度において従来例と比し極めて良好な結果を示した。
【0030】
【発明の効果】本発明は、接結糸を使用しないで形成し
たため、接結糸の摩耗、伸びによる、内部摩耗が発生し
て製紙面と走行面の間に間隔が発生したり、シワが発生
したりすることがなく、製紙面側緯糸ナックル、製紙面
側経糸ナックルが同一平面上に形成されるため、凹凸が
ない平滑な製紙面を形成することができ、紙にワイヤー
マークを発生させることがないのである。さらに、製紙
面側緯糸に製紙面の形成と製紙面側経糸と走行面の接結
の役割をさせているため、織物の厚さを薄くすることが
でき、保水性を小さくすることが可能となり、水滴を飛
び散らすという問題をも解決することができる優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の完全組織を示す意匠図であ
る。
【図2】本発明の実施例の他の完全組織を示す意匠図で
ある。
【図3】図1の織物をA−A′線で切断した横断面図で
ある。
【図4】従来の製紙用二層織物の横断面図である。
【図5】特公昭60−37235号公報に示される製紙
用二層織物の横断面図である。
【符号の説明】
1 経糸 2 経糸 3 経糸 1′ 製紙面側緯糸 2′ 製紙面側緯糸 3′ 製紙面側緯糸 1″ 接結糸 a 走行面側緯糸 b 走行面側緯糸 c 走行面側緯糸 17 製紙面側緯糸ナックル 18 接結部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製紙面側経糸と走行面側経糸の両糸と織
    り成して製紙面を形成し且つ製紙面と走行面とを接結す
    る製紙面側緯糸と、走行面側経糸のみと織り成して走行
    面を形成する走行面側緯糸と、から成る経糸二重緯糸二
    重構造の製紙用織物において、製紙面側緯糸が1本の製
    紙面側経糸の上側で交差して形成する製紙面側緯糸ナッ
    クルを製紙面側経糸3本おきに形成し、該製紙面側緯糸
    ナックルの各間で走行面側経糸の下側で交差して走行面
    を接結する接結部を形成し、隣接する2本の製紙面側緯
    糸の製紙面側緯糸ナックルが協働して製紙面に経糸1本
    を間に挾んだ平織り組織を形成することを特徴とする経
    糸二重緯糸二重構造の製紙用織物。
  2. 【請求項2】 走行面側に走行面側緯糸のロングクリン
    プを形成している、請求項1に記載された経糸二重緯糸
    二重構造の製紙用織物。
  3. 【請求項3】 走行面側に走行面側経糸3本分の走行面
    側緯糸のロングクリンプを形成している、請求項1また
    は2に記載された経糸二重緯糸二重構造の製紙用織物。
  4. 【請求項4】 走行面側に走行面側経糸7本分の走行面
    側緯糸のロングクリンプを形成している、請求項1また
    は2に記載された経糸二重緯糸二重構造の製紙用織物。
  5. 【請求項5】 製紙面側経糸の本数が走行面側経糸と同
    一で、製紙面側緯糸の本数が走行面側緯糸の2倍であ
    る、請求項1ないし4のいずれか1項に記載された経糸
    工重緯糸二重構造の製紙用織物。
  6. 【請求項6】 走行面側経糸が走行面側緯糸を下側から
    織り込んで形成する走行面側ナックルを形成している走
    行面側経糸の隣の走行面側経糸の位置において、製紙面
    側緯糸が走行面側経糸の下側で交差して走行面を接結す
    る接結部を形成する、請求項1ないし4のいずれか1項
    に記載された経糸二重緯糸二重構造の製紙用織物。
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