JPH0994732A - 二次元形状の加工方法 - Google Patents
二次元形状の加工方法Info
- Publication number
- JPH0994732A JPH0994732A JP25341995A JP25341995A JPH0994732A JP H0994732 A JPH0994732 A JP H0994732A JP 25341995 A JP25341995 A JP 25341995A JP 25341995 A JP25341995 A JP 25341995A JP H0994732 A JPH0994732 A JP H0994732A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- feed direction
- processing
- angle
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】工具摩耗の少ない二次元形状の加工方法を提供
すること。 【構成】工具の回転軸線と送り方向との成す角が、送り
方向に対して常に鋭角になるようにして加工を行う。
すること。 【構成】工具の回転軸線と送り方向との成す角が、送り
方向に対して常に鋭角になるようにして加工を行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は二次元形状の加工方法に
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】３軸制御の数値制御工作機械で金型のよ
うな三次元形状を加工する場合、加工方向をｘ軸、送り
方向をｙ軸、切込み方向をｚ軸とする直交座標系とし、
工具と工作物とを所定の加工速度でｙ−ｚ方向に相対移
動させるとともに、工具の１パスごとにｘ方向に所定の
送り量を与えて加工している。すなわち、工具の回転軸
と送り軸とが直角の状態で加工を行う。
うな三次元形状を加工する場合、加工方向をｘ軸、送り
方向をｙ軸、切込み方向をｚ軸とする直交座標系とし、
工具と工作物とを所定の加工速度でｙ−ｚ方向に相対移
動させるとともに、工具の１パスごとにｘ方向に所定の
送り量を与えて加工している。すなわち、工具の回転軸
と送り軸とが直角の状態で加工を行う。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】図２（Ａ）に示すよう
に、送り方向が凹部の底に向かう方向になるときの切削
部分、すなわち工具１と工作物２とが接する部分は点Ｐ
と点Ｑとの間であり、点Ｐと頂点Ｏとの間でかなりの加
工を行う。しかし、頂点Ｏ付近には大きい加工抵抗が作
用し頂点Ｏ付近の摩耗が増大した。なお、Ｌは工具１の
回転軸線である。また、同図（Ｂ）に示すように、加工
方向に関しても上記と同様であった。本発明の目的は、
上記した従来技術の課題を解決し、工具摩耗の少ない二
次元形状の加工方法を提供することにある。
に、送り方向が凹部の底に向かう方向になるときの切削
部分、すなわち工具１と工作物２とが接する部分は点Ｐ
と点Ｑとの間であり、点Ｐと頂点Ｏとの間でかなりの加
工を行う。しかし、頂点Ｏ付近には大きい加工抵抗が作
用し頂点Ｏ付近の摩耗が増大した。なお、Ｌは工具１の
回転軸線である。また、同図（Ｂ）に示すように、加工
方向に関しても上記と同様であった。本発明の目的は、
上記した従来技術の課題を解決し、工具摩耗の少ない二
次元形状の加工方法を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、工具の
回転軸線と送り方向との成す角が、送り方向に対して常
に鋭角になるようにして加工を行うことにより解決され
る。
回転軸線と送り方向との成す角が、送り方向に対して常
に鋭角になるようにして加工を行うことにより解決され
る。
【０００５】
【作用】周速が大きい工具の外周付近で加工をするか
ら、工具の摩耗を減少させることができる。
ら、工具の摩耗を減少させることができる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の一実施例を示す図１により説
明する。図１は本実施例における工具１と工作物２の位
置関係を加工方向からみた模式図で、加工方向をｘ軸、
送り方向をｙ軸、切込み方向をｚ軸として示してある。
工具１は、その回転軸線Ｌと送り方向（ｙ軸）との成す
角θが、送り方向に対して鋭角になるように取り付けて
ある。したがって、図から明らかなように、工作物２と
工具１との接点Ｐは、工具１の回転中心Ｏから離れた位
置にあり、接点Ｐよりも回転中心Ｏ側の部分では加工は
行われない。すなわち、接点Ｐにおける法線と送り方向
との成す角がθよりも小さくなるような形状でない限
り、工具１の回転中心で加工が行われることはない。こ
のように、大部分の加工箇所では回転中心付近以外の周
速の大きい部分で加工が行われるので、工具摩耗を減少
させることができるという効果がある。なお、角θは工
具１と工作物２とが干渉しない範囲で小さくすればさら
に効果がある。また、角θは工具１と工作物２との相対
的な角度であるから、工作物２を工具１に対して移動さ
せるようにしてもよい。
明する。図１は本実施例における工具１と工作物２の位
置関係を加工方向からみた模式図で、加工方向をｘ軸、
送り方向をｙ軸、切込み方向をｚ軸として示してある。
工具１は、その回転軸線Ｌと送り方向（ｙ軸）との成す
角θが、送り方向に対して鋭角になるように取り付けて
ある。したがって、図から明らかなように、工作物２と
工具１との接点Ｐは、工具１の回転中心Ｏから離れた位
置にあり、接点Ｐよりも回転中心Ｏ側の部分では加工は
行われない。すなわち、接点Ｐにおける法線と送り方向
との成す角がθよりも小さくなるような形状でない限
り、工具１の回転中心で加工が行われることはない。こ
のように、大部分の加工箇所では回転中心付近以外の周
速の大きい部分で加工が行われるので、工具摩耗を減少
させることができるという効果がある。なお、角θは工
具１と工作物２とが干渉しない範囲で小さくすればさら
に効果がある。また、角θは工具１と工作物２との相対
的な角度であるから、工作物２を工具１に対して移動さ
せるようにしてもよい。
【０００７】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、主
たる加工を工具の回転中心付近以外の周速の大きい部分
で行うから、工具摩耗を減少させることができるという
効果がある。
たる加工を工具の回転中心付近以外の周速の大きい部分
で行うから、工具摩耗を減少させることができるという
効果がある。
【図１】本発明の一実施例における工具と工作物の位置
関係を示す図。
関係を示す図。
【図２】従来技術における工具と工作物の位置関係を示
す図。
す図。
１ 工具 ２ 工作物
Claims (1)
- 【請求項１】工具の回転軸線と送り方向との成す角が、
送り方向に対して常に鋭角になるようにして加工を行う
ことを特徴とする二次元形状の加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25341995A JPH0994732A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 二次元形状の加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25341995A JPH0994732A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 二次元形状の加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0994732A true JPH0994732A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17251136
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25341995A Pending JPH0994732A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 二次元形状の加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0994732A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011527949A (ja) * | 2008-07-15 | 2011-11-10 | オープン マインド テクノロジーズ アーゲー | 機械加工されていない部品から加工した部品をフライス削り工具を用いて製造する方法 |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP25341995A patent/JPH0994732A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011527949A (ja) * | 2008-07-15 | 2011-11-10 | オープン マインド テクノロジーズ アーゲー | 機械加工されていない部品から加工した部品をフライス削り工具を用いて製造する方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020305 |