JPH0994569A - 浄水カートリッジ - Google Patents
浄水カートリッジInfo
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- JPH0994569A JPH0994569A JP7256605A JP25660595A JPH0994569A JP H0994569 A JPH0994569 A JP H0994569A JP 7256605 A JP7256605 A JP 7256605A JP 25660595 A JP25660595 A JP 25660595A JP H0994569 A JPH0994569 A JP H0994569A
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- JP
- Japan
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- water
- raw water
- cartridge
- gap
- water purification
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- Water Treatment By Sorption (AREA)
- Domestic Plumbing Installations (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 浄水カートリッジ内の隙間に原水を効率良く
流すことができ、浄水用濾過材を通過した後の浄水の出
が良好な浄水カートリッジの提供。 【解決手段】 内部に浄水用濾過材１４が充填された筒
状の濾過ケース１３が、筒状のカートリッジ本体１２内
に隙間を空けて配設されてなる二重管構造を有する浄水
カートリッジであって、前記濾過ケース１３が前記カー
トリッジ本体１２内に偏心して配設されてなる浄水カー
トリッジ１０。
流すことができ、浄水用濾過材を通過した後の浄水の出
が良好な浄水カートリッジの提供。 【解決手段】 内部に浄水用濾過材１４が充填された筒
状の濾過ケース１３が、筒状のカートリッジ本体１２内
に隙間を空けて配設されてなる二重管構造を有する浄水
カートリッジであって、前記濾過ケース１３が前記カー
トリッジ本体１２内に偏心して配設されてなる浄水カー
トリッジ１０。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道水を浄水濾過
することを目的とした一般家庭用の浄水器に使用される
浄水カートリッジに関するものである。
することを目的とした一般家庭用の浄水器に使用される
浄水カートリッジに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、水資源の環境汚染が注目され、飲
料水も汚染の例外ではなく、水道水の浄化を目的とする
浄水器が多用されるようになってきている。これらの浄
水器は、主として活性炭等の吸着剤により水のカルキ
臭、カビ臭、トリハロメタン等を除去し、多孔質中空糸
膜により細菌類、濁度成分等の除去を行うものである。
ところで、これらの浄水器は、その浄水能力の低下とと
もに濾過材を新品に交換する必要があり、通常、濾過材
はカートリッジ化が図られて、浄水カートリッジとして
浄水器に備えられていた。
料水も汚染の例外ではなく、水道水の浄化を目的とする
浄水器が多用されるようになってきている。これらの浄
水器は、主として活性炭等の吸着剤により水のカルキ
臭、カビ臭、トリハロメタン等を除去し、多孔質中空糸
膜により細菌類、濁度成分等の除去を行うものである。
ところで、これらの浄水器は、その浄水能力の低下とと
もに濾過材を新品に交換する必要があり、通常、濾過材
はカートリッジ化が図られて、浄水カートリッジとして
浄水器に備えられていた。
【０００３】図３は、従来の浄水カートリッジの一例を
示す縦断面図であり、図中符号１は従来の浄水カートリ
ッジである。また、図４は、図３の浄水カートリッジの
Ａ−Ａ線断面図である。従来の浄水カートリッジ１は、
円筒状のカートリッジ本体２と、該カートリッジ本体２
内に図４に示すように隙間７を空けて同心状に配設され
た円筒ケース３から概略構成された二重管構造を有し、
前記円筒ケース３の内部には活性炭層４ａとこれの下部
の中空糸膜４ｂとからなる浄水用濾過材４が充填されて
いるものが一般的であった。また、前記カートリッジ本
体２の側面には原水を内部に導入するための原水流入口
５が設けられており、底部には浄水を外部に導出する浄
水吐出口６が設けられている。この浄水カートリッジ１
では、原水流入口５側にできた隙間７ａの幅Ｗ1の大き
さと、原水流入口５側と反対側にできた隙間７ｂの幅Ｗ
2の大きさがそれぞれ約１ｍｍと等間隔となっている。
示す縦断面図であり、図中符号１は従来の浄水カートリ
ッジである。また、図４は、図３の浄水カートリッジの
Ａ−Ａ線断面図である。従来の浄水カートリッジ１は、
円筒状のカートリッジ本体２と、該カートリッジ本体２
内に図４に示すように隙間７を空けて同心状に配設され
た円筒ケース３から概略構成された二重管構造を有し、
前記円筒ケース３の内部には活性炭層４ａとこれの下部
の中空糸膜４ｂとからなる浄水用濾過材４が充填されて
いるものが一般的であった。また、前記カートリッジ本
体２の側面には原水を内部に導入するための原水流入口
５が設けられており、底部には浄水を外部に導出する浄
水吐出口６が設けられている。この浄水カートリッジ１
では、原水流入口５側にできた隙間７ａの幅Ｗ1の大き
さと、原水流入口５側と反対側にできた隙間７ｂの幅Ｗ
2の大きさがそれぞれ約１ｍｍと等間隔となっている。
【０００４】このような浄水カートリッジ１では、原水
流入口５から原水８が流入すると、該原水８はカートリ
ッジ本体２と円筒ケース３との間の隙間７を通過した
後、浄水用濾過材４を通過し、この浄水用濾過材４の活
性炭層４ａにより原水８中に含まれる残留塩素、その他
の臭気成分及び有機物質等が除去され、さらに中空糸膜
４ｂにより鉄錆、コロイド成分、塩素殺菌では除去し難
い細菌等が除去され、安全でおいしい浄水９が浄水吐出
口６から吐出されるようになっている。
流入口５から原水８が流入すると、該原水８はカートリ
ッジ本体２と円筒ケース３との間の隙間７を通過した
後、浄水用濾過材４を通過し、この浄水用濾過材４の活
性炭層４ａにより原水８中に含まれる残留塩素、その他
の臭気成分及び有機物質等が除去され、さらに中空糸膜
４ｂにより鉄錆、コロイド成分、塩素殺菌では除去し難
い細菌等が除去され、安全でおいしい浄水９が浄水吐出
口６から吐出されるようになっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような構成の従来の浄水カートリッジ１においては、浄
水器のデザイン等により原水流入口５をカートリッジ本
体２の側面下部に配設せざるを得ない場合、浄水カート
リッジ１内に流入した原水８はカートリッジ本体２と円
筒ケース３との隙間７を流れるが、浄水カートリッジ１
の中心軸Ｇ1（カートリッジ本体２の中心軸と円筒ケー
ス３の中心軸との一致点）を対称軸として原水流入口５
側の隙間７ａの反対側の隙間７ｂには原水８が滞留し、
原水８が流れにくいという問題があった。
ような構成の従来の浄水カートリッジ１においては、浄
水器のデザイン等により原水流入口５をカートリッジ本
体２の側面下部に配設せざるを得ない場合、浄水カート
リッジ１内に流入した原水８はカートリッジ本体２と円
筒ケース３との隙間７を流れるが、浄水カートリッジ１
の中心軸Ｇ1（カートリッジ本体２の中心軸と円筒ケー
ス３の中心軸との一致点）を対称軸として原水流入口５
側の隙間７ａの反対側の隙間７ｂには原水８が滞留し、
原水８が流れにくいという問題があった。
【０００６】前述のように原水８が流れにくい部分を有
した構造の浄水カートリッジは、流体力学的な見地から
非効率的であり、より効果的に原水８を流すことができ
る構造に改善する必要がある。
した構造の浄水カートリッジは、流体力学的な見地から
非効率的であり、より効果的に原水８を流すことができ
る構造に改善する必要がある。
【０００７】本発明は、前記の問題点に鑑み、浄水カー
トリッジ内の隙間に原水を効率良く流すことができ、浄
水用濾過材を通過した後の浄水の出が良好な浄水カート
リッジを提供することを目的とする。
トリッジ内の隙間に原水を効率良く流すことができ、浄
水用濾過材を通過した後の浄水の出が良好な浄水カート
リッジを提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明では、内
部に浄水用濾過材が充填された筒状の濾過ケースが、筒
状のカートリッジ本体内に隙間を空けて配設されてなる
二重管構造を有する浄水カートリッジであって、前記濾
過ケースが前記カートリッジ本体内に偏心して配設され
てなることを前記課題の解決手段とした。また、請求項
２の発明では、請求項１記載の浄水カートリッジにおい
て、カートリッジ本体には、その側面下部に原水を内部
に導くための原水流入口が配設され、かつ底部に浄水を
外部に導出する浄水吐出口が設けられており、かつカー
トリッジ本体の中心軸を対称軸として原水流入口側のカ
ートリッジ本体と濾過ケースとの隙間の幅が、原水流入
口側と反対側のカートリッジ本体と濾過ケースとの隙間
の幅より広くしたことを前記課題の解決手段とした。ま
た、請求項３の発明では、請求項２記載の浄水カートリ
ッジにおいて、原水流入口側のカートリッジ本体と濾過
ケースとの隙間の幅が２ｍｍ以上としたことを前記課題
の解決手段とした。
部に浄水用濾過材が充填された筒状の濾過ケースが、筒
状のカートリッジ本体内に隙間を空けて配設されてなる
二重管構造を有する浄水カートリッジであって、前記濾
過ケースが前記カートリッジ本体内に偏心して配設され
てなることを前記課題の解決手段とした。また、請求項
２の発明では、請求項１記載の浄水カートリッジにおい
て、カートリッジ本体には、その側面下部に原水を内部
に導くための原水流入口が配設され、かつ底部に浄水を
外部に導出する浄水吐出口が設けられており、かつカー
トリッジ本体の中心軸を対称軸として原水流入口側のカ
ートリッジ本体と濾過ケースとの隙間の幅が、原水流入
口側と反対側のカートリッジ本体と濾過ケースとの隙間
の幅より広くしたことを前記課題の解決手段とした。ま
た、請求項３の発明では、請求項２記載の浄水カートリ
ッジにおいて、原水流入口側のカートリッジ本体と濾過
ケースとの隙間の幅が２ｍｍ以上としたことを前記課題
の解決手段とした。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の浄水カートリッジ
の一例について図面に基づき説明する。図１は、本発明
の浄水カートリッジの一例を示す縦断面図であり、図２
は、図１の浄水カートリッジのＢ−Ｂ線断面図であり、
図中符号１０は浄水カートリッジである。この浄水カー
トリッジ１０は、筒状のカートリッジ本体１２と、該カ
ートリッジ本体１２内に偏心して配設された筒状の濾過
ケース１３から概略構成された二重管構造を有するもの
である。
の一例について図面に基づき説明する。図１は、本発明
の浄水カートリッジの一例を示す縦断面図であり、図２
は、図１の浄水カートリッジのＢ−Ｂ線断面図であり、
図中符号１０は浄水カートリッジである。この浄水カー
トリッジ１０は、筒状のカートリッジ本体１２と、該カ
ートリッジ本体１２内に偏心して配設された筒状の濾過
ケース１３から概略構成された二重管構造を有するもの
である。
【００１０】本発明において用いられる筒状のカートリ
ッジ本体１２は、内部に筒状の濾過ケース１３を隙間１
７を空けて収納するものであり、例えば、ハウジング、
円筒ケースなどを挙げることができ、その材質としては
ＡＢＳ等のプラスチック、ステンレス等の金属などを挙
げることができる。カートリッジ本体１２の形状として
は、例えば円筒状、角パイプ状などものが好適に用いら
れる。
ッジ本体１２は、内部に筒状の濾過ケース１３を隙間１
７を空けて収納するものであり、例えば、ハウジング、
円筒ケースなどを挙げることができ、その材質としては
ＡＢＳ等のプラスチック、ステンレス等の金属などを挙
げることができる。カートリッジ本体１２の形状として
は、例えば円筒状、角パイプ状などものが好適に用いら
れる。
【００１１】カートリッジ本体１２の側面下部には、原
水１８を内部に導入するための原水流入口１５が配設さ
れており、その形状は従来使用されているものをそのま
ま使用できる。また、カートリッジ本体１２の底部に
は、浄水１９を外部に導出する浄水吐出口１６が設けら
れている。
水１８を内部に導入するための原水流入口１５が配設さ
れており、その形状は従来使用されているものをそのま
ま使用できる。また、カートリッジ本体１２の底部に
は、浄水１９を外部に導出する浄水吐出口１６が設けら
れている。
【００１２】このようなカートリッジ本体１２内には、
筒状の濾過ケース１３が偏心して配設されている。この
例では、濾過ケース１３の中心軸Ｇ3の位置が、カート
リッジ本体１２の中心軸Ｇ2の位置より原水流入口１５
側と反対側にずれており、カートリッジ本体１２の中心
軸Ｇ2を対称軸として原水流入口１５側の隙間１７ａの
幅Ｗ3が原水流入口１５と反対側の隙間１７ｂの幅Ｗ4よ
り広くなっている。
筒状の濾過ケース１３が偏心して配設されている。この
例では、濾過ケース１３の中心軸Ｇ3の位置が、カート
リッジ本体１２の中心軸Ｇ2の位置より原水流入口１５
側と反対側にずれており、カートリッジ本体１２の中心
軸Ｇ2を対称軸として原水流入口１５側の隙間１７ａの
幅Ｗ3が原水流入口１５と反対側の隙間１７ｂの幅Ｗ4よ
り広くなっている。
【００１３】原水流入口１５側の隙間１７ａの幅Ｗ
3は、前記カートリッジ本体１２の内径が５６ｍｍ、濾
過ケース１３の外径が５３ｍｍである場合、少なくとも
２ｍｍ以上空いていることが好ましく、このとき原水流
入口１５と反対側のカートリッジ本体１２内面と濾過ケ
ース１３とが接する状態（原水流入口１５と反対側の隙
間１７ｂの幅Ｗ4が０ｍｍ）であっても問題がない。隙
間１７ａの幅Ｗ3が２ｍｍ未満であると、原水流入口１
５と反対側の隙間１７ｂの幅Ｗ4が広くなり、隙間１７
ｂに原水１８が滞留し、原水１８の流れが悪くなってし
まうからである。
3は、前記カートリッジ本体１２の内径が５６ｍｍ、濾
過ケース１３の外径が５３ｍｍである場合、少なくとも
２ｍｍ以上空いていることが好ましく、このとき原水流
入口１５と反対側のカートリッジ本体１２内面と濾過ケ
ース１３とが接する状態（原水流入口１５と反対側の隙
間１７ｂの幅Ｗ4が０ｍｍ）であっても問題がない。隙
間１７ａの幅Ｗ3が２ｍｍ未満であると、原水流入口１
５と反対側の隙間１７ｂの幅Ｗ4が広くなり、隙間１７
ｂに原水１８が滞留し、原水１８の流れが悪くなってし
まうからである。
【００１４】このような濾過ケース１３の内部には浄水
用濾過材１４が充填されている。浄水用濾過材１４とし
ては、活性炭、イオン交換樹脂、セラミック、中空糸膜
等の従来使用されているものがそのまま使用でき、この
例では活性炭層１４ａと中空糸膜１４ｂが用いられてお
り、該中空糸膜１４ｂが浄水吐出口１６側となるように
活性炭層１４ａの下方にこれと連接して配設されてい
る。
用濾過材１４が充填されている。浄水用濾過材１４とし
ては、活性炭、イオン交換樹脂、セラミック、中空糸膜
等の従来使用されているものがそのまま使用でき、この
例では活性炭層１４ａと中空糸膜１４ｂが用いられてお
り、該中空糸膜１４ｂが浄水吐出口１６側となるように
活性炭層１４ａの下方にこれと連接して配設されてい
る。
【００１５】中空糸膜１４ｂの材料としては、シリコー
ン系、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド
系、ポリスルフォン系、セルロース系、ポリウレタン系
等の高分子材料が挙げられる。また、中空糸膜１４ｂの
形態としては、外径が１０〜５０００μｍ、空孔率が１
０〜９０％、孔径が０．０１〜１μｍの範囲にあるもの
が好ましい。
ン系、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド
系、ポリスルフォン系、セルロース系、ポリウレタン系
等の高分子材料が挙げられる。また、中空糸膜１４ｂの
形態としては、外径が１０〜５０００μｍ、空孔率が１
０〜９０％、孔径が０．０１〜１μｍの範囲にあるもの
が好ましい。
【００１６】カートリッジ本体１２への濾過ケース１３
の固定は、Ｏリングを用いたり、超音波溶着するなどの
従来の方法をそのまま使用でき、この例ではＯリング２
０により固定されている。この例では、カートリッジ本
体１２と濾過ケース１３とが別個のものであるが、一体
構造のものであっても良い。
の固定は、Ｏリングを用いたり、超音波溶着するなどの
従来の方法をそのまま使用でき、この例ではＯリング２
０により固定されている。この例では、カートリッジ本
体１２と濾過ケース１３とが別個のものであるが、一体
構造のものであっても良い。
【００１７】このような構成の浄水カートリッジ１で
は、原水流入口１５から原水１８が供給されると、該原
水１８はカートリッジ本体１２と濾過ケース１３との間
の隙間１７を通過するが、このとき、原水流入口１５側
の隙間１７ａの幅Ｗ3は原水流入口１５側と反対側の隙
間１７ｂの幅Ｗ4より広くなっているので、原水１８は
隙間１７ａをスムーズに通過した後、浄水用濾過材１４
を通過し、この浄水用濾過材１４の活性炭層１４ａによ
り原水１８中に含まれる残留塩素、その他の臭気成分及
び有機物質等が除去され、さらに中空糸膜１４ｂにより
鉄錆、コロイド成分、塩素殺菌では除去し難い細菌等が
除去され、安全でおいしい浄水９が浄水吐出口６から吐
出されるようになっている。
は、原水流入口１５から原水１８が供給されると、該原
水１８はカートリッジ本体１２と濾過ケース１３との間
の隙間１７を通過するが、このとき、原水流入口１５側
の隙間１７ａの幅Ｗ3は原水流入口１５側と反対側の隙
間１７ｂの幅Ｗ4より広くなっているので、原水１８は
隙間１７ａをスムーズに通過した後、浄水用濾過材１４
を通過し、この浄水用濾過材１４の活性炭層１４ａによ
り原水１８中に含まれる残留塩素、その他の臭気成分及
び有機物質等が除去され、さらに中空糸膜１４ｂにより
鉄錆、コロイド成分、塩素殺菌では除去し難い細菌等が
除去され、安全でおいしい浄水９が浄水吐出口６から吐
出されるようになっている。
【００１８】この例の浄水カートリッジ１０にあって
は、原水流入口１５側の隙間１７ａの幅Ｗ3が、原水流
入口１５側と反対側の隙間１７ｂの幅Ｗ4より広くした
ことにより、原水１８は原水流入口１５側の隙間１７ａ
をスムーズに通過するうえ、原水流入口１５側反対側の
隙間１７ｂに原水１８が滞留しにくくなるので、カート
リッジ本体１２と濾過ケース１３との隙間１７を原水１
８が効率良く流れて浄水用濾過材１４に到達し、浄水用
濾過材１４を通過した後の浄水１９の出が良好となる。
従って、この例の浄水カートリッジ１０によれば、浄水
用濾過材１４に到達する原水１８の流量を少なくしなく
ても済み、浄水器の使用者が野菜洗い等で多量の浄水を
瞬時に必要とする場合、浄水用濾過材１４を通過した後
の浄水１９の出が良好で、実用性が優れ、使用者が不快
感を伴わずに浄水１９を安心して使用できるという利点
がある。
は、原水流入口１５側の隙間１７ａの幅Ｗ3が、原水流
入口１５側と反対側の隙間１７ｂの幅Ｗ4より広くした
ことにより、原水１８は原水流入口１５側の隙間１７ａ
をスムーズに通過するうえ、原水流入口１５側反対側の
隙間１７ｂに原水１８が滞留しにくくなるので、カート
リッジ本体１２と濾過ケース１３との隙間１７を原水１
８が効率良く流れて浄水用濾過材１４に到達し、浄水用
濾過材１４を通過した後の浄水１９の出が良好となる。
従って、この例の浄水カートリッジ１０によれば、浄水
用濾過材１４に到達する原水１８の流量を少なくしなく
ても済み、浄水器の使用者が野菜洗い等で多量の浄水を
瞬時に必要とする場合、浄水用濾過材１４を通過した後
の浄水１９の出が良好で、実用性が優れ、使用者が不快
感を伴わずに浄水１９を安心して使用できるという利点
がある。
【００１９】
【実施例】以下、本発明を実施例および比較例により具
体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定
されるものではない。 （実施例）図１の浄水カートリッジにおいて、カートリ
ッジ本体の高さ１０５ｍｍ、内径５６ｍｍ、原水流入口
の位置はカートリッジ本体の最下部から３０ｍｍ、濾過
ケースの高さ９０ｍｍ、外径５３ｍｍ、カートリッジ本
体の中心軸を対称軸として原水流入口側の隙間の幅３ｍ
ｍ、原水流入口と反対側の隙間の幅０ｍｍとした。ま
た、カートリッジ本体の主な材質はプラスチックであ
り、濾過ケースに充填される浄水用濾過材は、活性炭と
してＣＷ６１００ＡＧＺ（商品名；二村化学工業株式会
社製）２５ｇ、中空糸膜としてＥＸ２７０ＴＳ（商品
名；三菱レイヨン株式会社製）０．１５ｍ2用いて、浄
水カートリッジを用意した。この浄水カートリッジを実
施例の浄水カートリッジとした。
体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定
されるものではない。 （実施例）図１の浄水カートリッジにおいて、カートリ
ッジ本体の高さ１０５ｍｍ、内径５６ｍｍ、原水流入口
の位置はカートリッジ本体の最下部から３０ｍｍ、濾過
ケースの高さ９０ｍｍ、外径５３ｍｍ、カートリッジ本
体の中心軸を対称軸として原水流入口側の隙間の幅３ｍ
ｍ、原水流入口と反対側の隙間の幅０ｍｍとした。ま
た、カートリッジ本体の主な材質はプラスチックであ
り、濾過ケースに充填される浄水用濾過材は、活性炭と
してＣＷ６１００ＡＧＺ（商品名；二村化学工業株式会
社製）２５ｇ、中空糸膜としてＥＸ２７０ＴＳ（商品
名；三菱レイヨン株式会社製）０．１５ｍ2用いて、浄
水カートリッジを用意した。この浄水カートリッジを実
施例の浄水カートリッジとした。
【００２０】（比較例）原水流入口側の隙間の幅１ｍ
ｍ、原水流入口と反対側の隙間の幅１ｍｍとなるように
カートリッジ本体内に濾過ケースを同心状に配設した以
外は前記実施例と同様にして浄水カートリッジを用意し
た。この浄水カートリッジを比較例の浄水カートリッジ
とした。
ｍ、原水流入口と反対側の隙間の幅１ｍｍとなるように
カートリッジ本体内に濾過ケースを同心状に配設した以
外は前記実施例と同様にして浄水カートリッジを用意し
た。この浄水カートリッジを比較例の浄水カートリッジ
とした。
【００２１】（実験例）次に、用意した前記実施例なら
びに比較例の浄水カートリッジに、元圧１ｋｇ／ｃ
ｍ2、水温２５℃で同時に同じ配管出口から原水流入口
に水道水を通水し、浄水吐出口からの浄水の吐出量を調
べた。その結果、比較例の浄水カートリッジ（従来品）
は、３．０リットル／分であるのに対して、実施例の浄
水カートリッジ（本発明品）は、３．３リットル／分で
あり、従って、実施例の浄水カートリッジは、原水流入
口への通水量を同量とした場合、従来品と比べて吐出量
が１０％向上しており、浄水用濾過材を通過した後の浄
水の出において顕著な差がみられることを確認した。
びに比較例の浄水カートリッジに、元圧１ｋｇ／ｃ
ｍ2、水温２５℃で同時に同じ配管出口から原水流入口
に水道水を通水し、浄水吐出口からの浄水の吐出量を調
べた。その結果、比較例の浄水カートリッジ（従来品）
は、３．０リットル／分であるのに対して、実施例の浄
水カートリッジ（本発明品）は、３．３リットル／分で
あり、従って、実施例の浄水カートリッジは、原水流入
口への通水量を同量とした場合、従来品と比べて吐出量
が１０％向上しており、浄水用濾過材を通過した後の浄
水の出において顕著な差がみられることを確認した。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように本発明の浄水カート
リッジにあっては、濾過ケースをカートリッジ本体内に
偏心して配設したことにより、原水がカートリッジ本体
と濾過ケースとの隙間をスムーズに通過するうえ、原水
が滞留しにくくなるので、カートリッジ本体と濾過ケー
スとの隙間を原水が効率良く流れて浄水用濾過材に到達
し、浄水用濾過材を通過した後の浄水の出が良好とな
る。従って、本発明の浄水カートリッジによれば、浄水
用濾過材に到達する原水の流量を少なくしなくても済
み、浄水器の使用者が野菜洗い等で多量の浄水を瞬時に
必要とする場合、浄水用濾過材を通過した後の浄水の出
が良好で、実用性が優れ、使用者が不快感を伴わずに浄
水を安心して使用できるという利点がある。
リッジにあっては、濾過ケースをカートリッジ本体内に
偏心して配設したことにより、原水がカートリッジ本体
と濾過ケースとの隙間をスムーズに通過するうえ、原水
が滞留しにくくなるので、カートリッジ本体と濾過ケー
スとの隙間を原水が効率良く流れて浄水用濾過材に到達
し、浄水用濾過材を通過した後の浄水の出が良好とな
る。従って、本発明の浄水カートリッジによれば、浄水
用濾過材に到達する原水の流量を少なくしなくても済
み、浄水器の使用者が野菜洗い等で多量の浄水を瞬時に
必要とする場合、浄水用濾過材を通過した後の浄水の出
が良好で、実用性が優れ、使用者が不快感を伴わずに浄
水を安心して使用できるという利点がある。
【図１】 本発明の浄水カートリッジの一例を示す縦断
面図である。
面図である。
【図２】 図１の浄水カートリッジのＢ−Ｂ線断面図で
ある。
ある。
【図３】 従来の浄水カートリッジの一例を示す縦断面
図である
図である
【図４】 図３の浄水カートリッジのＢ−Ｂ線断面図で
ある。
ある。
１０ 浄水カートリッジ １２ カートリッジ本体 １３ 濾過ケース １４ 浄水用濾過材 １４ａ 活性炭層 １４ｂ 中空糸膜 １５ 原水流入口 １６ 浄水吐出口 １７ 隙間 １７ａ 隙間 １７ｂ 隙間 Ｗ3 幅 Ｗ4 幅 １８ 原水 １９ 浄水 Ｇ2 中心軸 Ｇ3 中心軸 ２０ Ｏリング
Claims (3)
- 【請求項１】 内部に浄水用濾過材が充填された筒状の
濾過ケースが、筒状のカートリッジ本体内に隙間を空け
て配設されてなる二重管構造を有する浄水カートリッジ
であって、前記濾過ケースが前記カートリッジ本体内に
偏心して配設されてなることを特徴とする浄水カートリ
ッジ。 - 【請求項２】 カートリッジ本体には、その側面下部に
原水を内部に導くための原水流入口が配設され、かつ底
部に浄水を外部に導出する浄水吐出口が設けられてお
り、カートリッジ本体の中心軸を対称軸として原水流入
口側のカートリッジ本体と濾過ケースとの隙間の幅が、
原水流入口側と反対側のカートリッジ本体と濾過ケース
との隙間の幅より広いことを特徴とする請求項１記載の
浄水カートリッジ。 - 【請求項３】 原水流入口側のカートリッジ本体と濾過
ケースとの隙間の幅が２ｍｍ以上であることを特徴とす
る請求項２記載の浄水カートリッジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7256605A JPH0994569A (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 浄水カートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7256605A JPH0994569A (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 浄水カートリッジ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0994569A true JPH0994569A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17294961
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7256605A Pending JPH0994569A (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 浄水カートリッジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0994569A (ja) |
-
1995
- 1995-10-03 JP JP7256605A patent/JPH0994569A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041221 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051115 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060314 |