JPH0994311A - ゴルフボール - Google Patents

ゴルフボール

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JPH0994311A
JPH0994311A JP8166748A JP16674896A JPH0994311A JP H0994311 A JPH0994311 A JP H0994311A JP 8166748 A JP8166748 A JP 8166748A JP 16674896 A JP16674896 A JP 16674896A JP H0994311 A JPH0994311 A JP H0994311A
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weight
cover
golf ball
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core
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JP8166748A
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Hideki Hiraoka
秀規 平岡
Kazue Sugimoto
和重 杉本
Tsutomu Hirataka
勉 平宇
Yoshimasa Koizumi
義昌 小泉
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Publication date
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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラウンド用ゴルフボールとしての飛距離と打
球感を保ちながら、耐久性面でも練習場での使用に耐え
得る優れた耐久性を有するゴルフボールを提供する。 【解決手段】 コアとカバーを有するゴルフボールにお
いて、上記コアをシス−1,4結合を80モル%以上含
むブタジエンゴムを80重量%以上含有する基材ゴム1
00重量部に対して、炭酸カルシウム10〜30重量
部、アクリル酸亜鉛またはメタクリル酸亜鉛18〜35
重量部および過酸化物0.5〜2.5重量部を含有する
ゴム組成物の加硫成形体で構成し、上記カバーを曲げ剛
性率1400〜3800kgf/cm2 の樹脂組成物で
形成し、かつカバーのディンプル総容積を250〜40
0mm3 にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コアとカバーを有
するゴルフボールに関し、さらに詳しくは、ラウンド用
ゴルフボールとしての飛距離と打球感を保ちながら、練
習場での使用にも耐え得る優れた耐久性を有するゴルフ
ボールに関する。
【0002】
【従来の技術】ソリッドゴルフボールは、大別すると、
一体成形のワンピースボールと、ソリッドコアをアイオ
ノマーなどの樹脂を主成分とするカバーで被覆したツー
ピースボールと、上記コアとカバーとの間に中間層を設
けたり、コアを2層以上にしたり、カバーを2層以上に
したスリーピース以上のマルチピースボールになる。
【0003】前者のワンピースボールは、練習場用ボー
ルとして使用され、ゴルファーがゴルフコースで使用す
るラウンド用ボールに比べると、飛距離や打球感が悪
く、打球した際に実際のゴルフコースで打った時のよう
な感じが出ないものの、練習場用のボールとして最も必
要とされる繰り返し打撃に対する耐久性に関しては、高
度な耐久性を有している。
【0004】これに対して、ツーピースボールは、主に
ラウンド用ボールとして使用され、飛距離や打球感の向
上を重視して設計されているため、このツーピースボー
ルを練習場用ボールとして使用すると、あまりにも打撃
回数が多いために、破壊が生じやすいという問題があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、ラウンドボー
ルとして使用できるゴルフボールに、練習場用ボールと
しても使用できる程度に優れた耐久性を備えさせると、
1つのゴルフボールでラウンド用、練習場用のいずれに
も使用できる上に、特に経験の浅いゴルファにとっては
ラウンド用ボールが練習場用ボールとしても使用可能な
程度に優れた耐久性を有していることは非常に好都合で
あり、非常に実用性の高いゴルフボールになるものと考
えられる。
【0006】したがって、本発明は、ラウンド用ゴルフ
ボールとしての飛距離と打球感を保ちながら、耐久性面
でも練習場での使用に耐え得る程度に耐久性が優れたゴ
ルフボールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意研究を重ねた結果、コアを炭酸カル
シウムを含有する特定のゴム組成物の加硫成形体で構成
し、カバーを特定の曲げ剛性率の樹脂組成物で形成し、
かつカバーのディンプル総容積を特定の範囲に限定する
ことによって、ラウンド用ゴルフボールとしての飛距離
と打球感を保ちながら、耐久性面でも練習場での使用に
充分に耐え得る優れた耐久性を有するゴルフボールが得
られることを見出し、本発明を完成するにいたった。
【0008】すなわち、本発明は、シス−1,4結合を
80モル%以上含むブタジエンゴムを80重量%以上含
有する基材ゴム100重量部に対して、炭酸カルシウム
10〜30重量部、アクリル酸亜鉛またはメタクリル酸
亜鉛18〜35重量部および過酸化物0.5〜2.5重
量部を含有するゴム組成物の加硫成形体でコアを構成
し、カバーを曲げ剛性率が1400〜3800kgf/
cm2 の樹脂組成物で形成し、かつカバーのディンプル
総容積を250〜400mm3 にしたゴルフボールであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明において、コア用ゴム組成
物(コアを作製するためのゴム組成物)の基材ゴムは、
シス−1,4結合を80モル%以上含むブタジエンゴム
を80重量%以上含有していることが必要である。すな
わち、基材ゴムはシス−1,4結合を80モル%以上含
むブタジエンゴムのみで構成するか、またはシス−1,
4結合を80%モル以上含むブタジエンゴム80重量%
以上と他のゴム20重量%以下との混合物で基材ゴムを
構成する。その際の他のゴムとしては、たとえばスチレ
ンブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴ
ム、ブチルゴム、アクリルニトリルゴム、天然ゴムなど
を単独で用いるか、またはそれらの2種以上を併用する
ことができる。
【0010】本発明において、基材ゴムがシス−1,4
結合を80モル%以上含むブタジエンゴムを80重量%
以上含有していることを必要とするのは、シス−1,4
結合を80モル%以上含むブタジエンゴムが、反撥弾性
が優れていて、優れた飛距離や打球感を生みだす要因と
なるからであり、他のゴムが20重量%以上より多くな
ると、その飛距離や打球感が損なわれるようになる。
【0011】充填剤としては、炭酸カルシウムを基材ゴ
ム100重量部に対して10〜30重量部用いる。この
ように炭酸カルシウムを基材ゴム100重量部に対して
10〜30重量部用いるのは、炭酸カルシウムが耐久
性、飛距離、打球感などの向上に寄与するからであり、
炭酸カルシウムが基材ゴム100重量部に対して10重
量部より少ない場合は打球感や耐久性が悪くなり、炭酸
カルシウムが基材ゴム100重量部に対して30重量部
より多い場合は打球感が悪くなり、耐久性が低下し、ま
たニーダー、ロールなどでの作業性が悪くなる。この炭
酸カルシウムはゴム配合の充填剤として知られたもので
あるが、なぜかゴルフボールにはほとんど使用されてお
らず、特にこの炭酸カルシウムが耐久性の向上に寄与す
ることについては予測もできなかった。
【0012】また、必要に応じて、クレー、硫酸バリウ
ム、酸化チタンなどのその他の充填剤を基材ゴム100
重量部に対して15重量部以下の範囲で配合してもよ
い。
【0013】加硫(架橋)剤としては、アクリル酸亜鉛
またはメタクリル酸亜鉛を基材ゴム100重量部に対し
て18〜35重量部用いる。アクリル酸亜鉛またはメタ
クリル酸亜鉛が基材ゴム100重量部に対して18重量
部より少ない場合は、加硫不足になりやすく、そのた
め、コアの硬度が低くなって飛距離が出ず、逆にアクリ
ル酸亜鉛またはメタクリル酸亜鉛が基材ゴム100重量
部に対して35重量部より多い場合は、コアが硬くなり
すぎて打球感が著しく低下してしまう。これらのアクリ
ル酸亜鉛やメタクリル酸亜鉛はいずれか一方を使用して
もよいし、また両者を併用してもよいが、アクリル酸亜
鉛の方がより高い反発性能が得られるので特に好まし
い。また、必要に応じて、加硫調整のため、イオウ(硫
黄)またはイオウ系の加硫剤を基材ゴム100重量部に
対して0.1〜5重量部の間で配合してもよい。
【0014】加硫開始剤としては、たとえばジクミルパ
ーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、2,
5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘ
キサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,
3,5−トリメチルシクロヘキサンなどの過酸化物が用
いられ、特にジクミルパーオキサイドが好ましい。この
過酸化物は基材ゴム100重量部に対して0.5〜2.
5重量部用いる。過酸化物が基材ゴム100重量部に対
して0.5重量部より少ない場合は、加硫が遅かった
り、未加硫になりやすく、そのため、コアの硬度が低く
なって飛距離が充分に出ず、過酸化物が基材ゴム100
重量部に対して2.5重量部より多い場合は、加硫速度
が速すぎたり、加硫が安定せず、その結果、ボールが硬
くなりすぎたり、劣化するおそれがある。
【0015】また、必要に応じて、加硫助剤や加硫調整
剤的な働きを目的として、酸化亜鉛、ステアリン酸、ス
テアリン酸亜鉛などを基材ゴム100重量部に対して1
0重量部以下の範囲で配合してもよい。
【0016】コア用ゴム組成物は、上記各成分をバンバ
リー、ミキサー、ニーダー、オープンロールなどを用い
て混練することによって調製される。
【0017】そして、コアは上記コア用ゴム組成物を金
型で加硫(架橋)成形することによって作製される。そ
の時の加硫条件としては、通常、加圧下で145℃〜1
80℃で10〜40分間加熱することが採用される。
【0018】本発明において、カバーは曲げ剛性率が1
400〜3800kgf/cm2 の樹脂組成物で形成す
る。このカバー用樹脂組成物の曲げ剛性率が1400k
gf/cm2 より低い場合は、飛距離が小さくなり、曲
げ剛性率が3800kgf/cm2 より高い場合は、打
球感や耐久性が悪くなる。また、カバーは硬度がショア
ーD硬度で60〜72であることが好ましい。
【0019】上記カバー用樹脂組成物の樹脂としては、
通常、アイオノマーを用いるか、またはアイオノマーを
主材とし、それに必要に応じてポリエチレン系、ポリエ
ステル系、ポリアミド系、ポリウレタン系などの熱可塑
性エラストマーをブレンド(混合)したものが用いられ
る。
【0020】上記アイオノマーの具体例としては、その
商品名で例示すると、たとえば三井デュポンポリケミカ
ル(株)から市販されているアイオノマーとして、ハイ
ミラン1605(Na)、ハイミラン1707(N
a)、ハイミランAM7318(Na)、ハイミラン1
557(Zn)、ハイミラン1652(Zn)、ハイミ
ラン1705(Zn)、ハイミラン1706(Zn)、
ハイミランAM7315(Zn)、ハイミランAM73
17(Zn)、ハイミランAM7311(Mg)、ハイ
ミランMK7320(K)や、三元共重合体系アイオノ
マーとしてのハイミラン1856(Na)、ハイミラン
1855(Zn)、ハイミランAM7316(Zn)な
どが挙げられる。米国デュポン社から市販されているア
イオノマーとしては、サーリン8920(Na)、サー
リン8940(Na)、サーリンAD8512(N
a)、サーリン9910(Zn)、サーリンAD851
1(Zn)、サーリン7930(Li)、サーリン79
40(Li)や三元共重合体系アイオノマーとしてのサ
ーリンAD8265(Na)、サーリンAD8269
(Na)などが挙げられる。エクソン化学社から市販さ
れているアイオノマーとしては、アイオテック7010
(Zn)、アイオテック8000(Na)などが挙げら
れ、これらは単独でまたは2種以上混合して用いられ
る。なお、上記アイオノマーの商品名の後の括弧内に記
載したNa、Zn、K、Li、Mgなどは、それらの中
和金属イオン種を示している。また、アイオノマーは上
記例示のもののみに限られることはなない。
【0021】上記カバー用樹脂組成物には、必要に応じ
て、たとえば二酸化チタン、硫酸バリウムなどの顔料を
適宜含有させることができるし、要すれば、さらに老化
防止剤などの添加剤を適宜含有させることもできる。
【0022】コアにカバーを被覆する方法は、特に限定
されるものでなく、通常の方法で行うことができる。た
とえば、前記カバー用樹脂組成物をあらかじめ半球殻状
のハーフシェルに成形し、それを2枚用いてコアを包
み、130〜170℃で1〜15分間加圧成形するか、
またはカバー用樹脂組成物を直接コア上に射出成形して
コアを包み込む方法が採用される。カバーの厚みは通常
1〜4mm程度である。そして、カバー成形時、ボール
表面にディンプルの形成が行われ、また、カバー成形
後、ペイント仕上げ、スタンプなども必要に応じて施さ
れる。
【0023】本発明において、カバーに形成するディン
プルの総容積は250〜400mm3 にすることが必要
であり、特に280〜350mm3 であることが好まし
い。ディンプル総容積が250mm3 より小さい場合
は、ボールが吹き上がってしまうため、飛距離が出ず、
またディンプル総容積が400mm3 より大きい場合
も、ボールの弾道が低くなり、同様に飛距離が出ない。
【0024】つぎに、本発明のゴルフボールの代表的な
一例を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明のゴル
フボールの一例を模式的に示す断面図であり、この図1
に示すゴルフボールは、コア1とそれを被覆するカバー
2とからなるツーピースゴルフボールである。
【0025】コア1は、前記のように、シス−1,4結
合を80モル%以上含むブタジエンゴムを80重量%以
上含有する基材ゴム100重量部に対して、炭酸カルシ
ウム10〜30重量部、アクリル酸亜鉛またはメタクリ
ル酸亜鉛18〜35重量部および過酸化物0.5〜2.
5重量部を含有するゴム組成物の加硫成形体からなり、
カバー2は曲げ剛性率が1400〜3800kgf/c
2 の樹脂組成物で形成されたものである。
【0026】上記カバー2にはディンプル3が形成され
ていて、そのディンプル3の総容積は250〜400m
3 である。そして、このディンプル3の個数として
は、たとえば、ボール1個当り250〜550個が好ま
しい。
【0027】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例にのみ限
定されるものではない。
【0028】実施例1〜6および比較例1〜12 次の〜に示す工程を経て、実施例1〜6および比較
例1〜12のゴルフボールを作製した。
【0029】コアの作製:表1〜表5に示す配合でコ
ア用ゴム組成物を調製し、得られたゴム組成物を金型に
充填し、160℃で25分間加硫成形することによっ
て、ソリッドコアを得た。得られたコアの平均直径は3
8.2mmであった。なお、表1に実施例1〜3のコア
用ゴム組成物の配合、表2に実施例4〜6のコア用ゴム
組成物の配合、表3に比較例1〜4のコア用ゴム組成物
の配合、表4に比較例5〜8のコア用ゴム組成物の配
合、表5に比較例9〜12のコア用ゴム組成物の配合を
示す。表中の各成分の配合量は重量部であり、表中に詳
細を示せなかった成分や商品名で示した成分について
は、表5の後にその詳細を示す。
【0030】カバー用樹脂組成物の調製:表1〜表5
に示す配合でカバー用樹脂組成物を調製した。なお、表
1に実施例1〜3のカバー用樹脂組成物の配合、表2に
実施例4〜6のカバー用樹脂組成物の配合、表3に比較
例1〜4のカバー用樹脂組成物の配合、表4に比較例5
〜8のカバー用樹脂組成物の配合、表5に比較例9〜1
2の配合を示す。このカバー用樹脂組成物に関しても、
表中の配合量は重量部である。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】
【表4】
【0035】
【表5】
【0036】※1:ブタジエンゴム 日本合成ゴム(株)製、BR−11(商品名)、シス−
1,4結合の含量96モル% ※2:加硫調整剤 ノクラックNS−6(商品名)、大内新興化学工業
(株)製 ※3:ハイミラン1706(商品名) 三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中和タ
イプのエチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマ
ー、曲げ剛性率=3360kgf/cm2 、ショアーD
硬度=66 ※4:ハイミラン1557(商品名) 三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中和タ
イプのエチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマ
ー、曲げ剛性率=2550kgf/cm2 、ショアーD
硬度=63 ※5:ハイミラン1605(商品名) 三井デュポンポリケミカル(株)社製のナトリウム中和
タイプのエチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマ
ー、曲げ剛性率=3770kgf/cm2 、ショアーD
硬度=67
【0037】※6:ハイミラン1855(商品名) 三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中和タ
イプのエチレン−メタクリル酸−アクリル酸エステル三
元共重合体系アイオノマー、曲げ剛性率=917kgf
/cm2 、ショアーD硬度=56 ※7:ハイミラン1707(商品名) 三井デュポンポリケミカル(株)製のナトリウムイオン
中和タイプのエチレン−メタクリル酸共重合体系アイオ
ノマー、曲げ剛性率=3870kgf/cm2 、ショア
ーD硬度=68 ※8:ハイミラン1705(商品名) 三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中和タ
イプのエチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマ
ー、曲げ剛性率=2350kgf/cm2 、ショアーD
硬度=62 ※9:ハイミランAM7317(商品名) 三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中和タ
イプのエチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマ
ー、曲げ剛性率=約2755kgf/cm2 、ショアー
D硬度=62 ※10:ハイミランAM7318(商品名) 三井デュポンポリケミカル(株)製のナトリウムイオン
中和タイプのエチレン−メタクリル酸共重合体系アイオ
ノマー、曲げ剛性率=約3469kgf/cm2 、ショ
アーD硬度=65
【0038】ゴルフボールの作製:上記のカバー用
樹脂組成物を上記のコア上に直接射出成形して上記
のコアをカバーで被覆し、得られたボールにペイントを
塗装して、外径42.7mmのゴルフボールを作製し
た。
【0039】得られたゴルフボールのボールコンプレッ
ション、飛距離(キャリー)、耐久性および打球感を調
べた。また、上記ゴルフボールの作製にあたって使用し
たカバー用樹脂組成物の曲げ剛性率、ショアーD硬度お
よび得られたゴルフボールのディンプル総容積を調べ
た。その結果を表6〜表10に示す。
【0040】表6には実施例1〜3のカバー用樹脂組成
物の曲げ剛性率、ショアーD硬度、ディンプル総容積、
ボールコンプレッション、飛距離、耐久性および打球感
を示し、表7には実施例4〜6に関するそれらを示し、
表8には比較例1〜4に関するそれらを示し、表9には
比較例5〜8に関するそれらを示し、表10には比較例
9〜12に関するそれらを示す。なお、曲げ剛性率、シ
ョアーD硬度、ディンプル総容積、ボールコンプレッシ
ョン、飛距離、耐久性、打球感の測定または評価方法は
次の通りである。
【0041】曲げ剛性率:約2mm厚さの熱プレス成形
シートを23℃で2週間保存後、ASTM D−747
に準じて測定する。
【0042】ショアーD硬度:ボールを23℃で24時
間保存後、ボールに硬度計を押し当てて測定する。
【0043】ディンプル総容積:ディンプル総容積の求
め方を図2に示すディンプルの断面図を参考にしつつ説
明すると、ディンプル3の底部と線Aとで囲まれる部分
B(交差する斜線を付した部分)をディンプルの容積と
してを求め、そのディンプルの容積とボールに設けたデ
ィンプルの総数とからディンプル総容積を求める。
【0044】ボールコンプレッション:PGA方式によ
【0045】飛距離:ツルーテンパー社製スイングロボ
ットにウッド1番クラブを取り付け、ボールをヘッドス
ピード45m/sで打撃して落下点までの距離を測定す
る。
【0046】耐久性:ツルーテンパー社製スイングロボ
ットにウッド1番クラブを取り付け、ボールをヘッドス
ピード45m/sで打撃し、破壊が生じるまでの回数を
調べる。結果は比較例6のゴルフボールの耐衝撃回数
(破壊が生じるまでの回数)を100とした時の耐久性
指数で示す。
【0047】打球感:プロゴルファ3人とハンディキャ
ップ1〜10までのアマチュアゴルファ27人の計30
人によるウッド1番クラブでの実打テストにより評価す
る。評価基準は次の通りである。評価結果を表中に表示
する際も同様の記号で表示しているが、その場合は評価
にあたった30人のうち23人以上が同じ評価を下した
ことを示している。
【0048】評価基準: ◎ : 非常に良い ○ : 良い △ : 普通 × : 悪い
【0049】
【表6】
【0050】
【表7】
【0051】
【表8】
【0052】
【表9】
【0053】
【表10】
【0054】表6〜表7に示す実施例1〜6のボール特
性と表8〜表10に示す比較例1〜12のボール特性と
の対比から明らかなように、実施例1〜6は、飛距離が
大きく、打球感が良好で、かつ耐久性も優れていた。
【0055】すなわち、コアをシス−1,4構造を80
モル%以上含むブタジエンゴム100重量部に対して、
炭酸カルシウムを10〜30重量部の範囲内、アクリル
酸亜鉛を18〜35重量部の範囲内および過酸化物を
0.5〜2.5重量部の範囲内で配合したゴム組成物の
加硫成形体で構成し、カバーを曲げ剛性率が1400〜
3800kgf/cm2 の範囲内のカバー用樹脂組成物
で形成し、かつカバーのディンプル総容積を250〜4
00mm3 の範囲内にした本発明の実施例1〜6のゴル
フボールは、飛距離が224〜229ヤードと大きく、
打球感も良好であり、かつ耐久性に関して比較の基準と
なる比較例6より優れた耐久性を有していた。なお、比
較例6は練習場用ボールとして使用可能な耐久性を有す
るものとして考えられているボールである。
【0056】これに対し、表8に示すように、比較例1
はカバー用樹脂組成物の曲げ剛性率が4000kgf/
cm2 と大きいため、打球感が悪く、比較例2はカバー
用樹脂組成物の曲げ剛性率が900kgf/cm2 と低
いため、飛距離が出ず、比較例3はディンプル総容積が
200mm3 と小さいため、飛距離が出ず、比較例4は
ディンプル総容積が410mm3 と大きすぎるため、飛
距離が充分に大きくならなかった。
【0057】また、表4と表9に示すように、比較例5
は炭酸カルシウムの配合量が少ないため、飛距離が低下
し、耐久性が悪く、打球感も充分ではなく、比較例6は
炭酸カルシウムの配合量が多すぎるため、飛距離が低下
し、打球感も充分ではなかった。比較例7は基材ゴム中
に天然ゴムを30重量%も含んでいるため、飛距離が出
ず、比較例8はアクリル酸亜鉛の配合量が少なすぎるた
め、加硫が充分に進行せず、そのため、耐久性が悪く、
また軟らかすぎて打球感が悪かった。
【0058】そして、表5と表10に示すように、比較
例9は炭酸カルシウムの配合量が少なく、アクリル酸亜
鉛の配合量が多すぎるため、打球感が悪く、飛距離が小
さかった。比較例10はジクミルパーオキサイドの配合
量が少なすぎるため、コアが加硫不足になって軟らかす
ぎ、そのため、耐久性が悪く、飛距離が小さかった。比
較例11はジクミルパーオキサイドの配合量が多すぎる
ため、硬くなって、打球感が悪かった。比較例12は炭
酸カルシウムを配合していないため、耐久性が悪かっ
た。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ラウンド用ボールとしての飛距離、打球感を保ちなが
ら、耐久性が優れ、練習場での使用にも充分に耐え得る
優れた耐久性を有するゴルフボールを提供することがで
きた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴルフボールの一例を模式的に示す断
面図である。
【図2】ディンプル容積の測定方法を理解しやすくする
ための図であって、ディンプルの開口部に接線を付した
状態でディンプルとその周辺を模式的に示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 コア 2 カバー 3 ディンプル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアとカバーを有するゴルフボールにお
    いて、上記コアがシス−1,4結合を80モル%以上含
    むブタジエンゴムを80重量%以上含有する基材ゴム1
    00重量部に対して、炭酸カルシウム10〜30重量
    部、アクリル酸亜鉛またはメタクリル酸亜鉛18〜35
    重量部および過酸化物0.5〜2.5重量部を含有する
    ゴム組成物の加硫成形体からなり、上記カバーが曲げ剛
    性率1400〜3800kgf/cm2 の樹脂組成物で
    形成され、かつカバーのディンプル総容積が250〜4
    00mm3 であることを特徴とするゴルフボール。
JP8166748A 1995-07-25 1996-06-05 ゴルフボール Pending JPH0994311A (ja)

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