JPH0993756A - 電気接続箱の固定構造 - Google Patents

電気接続箱の固定構造

Info

Publication number
JPH0993756A
JPH0993756A JP7243188A JP24318895A JPH0993756A JP H0993756 A JPH0993756 A JP H0993756A JP 7243188 A JP7243188 A JP 7243188A JP 24318895 A JP24318895 A JP 24318895A JP H0993756 A JPH0993756 A JP H0993756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support hole
screw
hole
support
connection box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7243188A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3079020B2 (ja
Inventor
Etsuo Takano
悦夫 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP07243188A priority Critical patent/JP3079020B2/ja
Publication of JPH0993756A publication Critical patent/JPH0993756A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3079020B2 publication Critical patent/JP3079020B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気接続箱を車体に、容易にかつ確実に固定
することが出来る電気接続箱の固定構造を提供する。 【解決手段】 本発明の電気接続箱の固定構造は、差込
用取付足部29から突出されて支持孔51の内壁51a
に当接する当接軸部45と、この当接軸部45の先端部
から差込用取付足部29と略平行に延出されて支持孔5
1の開口縁部51bに引っ掛けられる引掛片部47とで
爪部43を形成し、この爪部43を支持孔51に挿入
し、電気接続箱21を移動してねじ挿通部31をねじ止
め支持部35に位置合わせてねじ止めすることにより、
支持孔51の内壁51aに当接軸部45が当接すると共
に、引掛片部47が支持孔51の開口縁部51bに引っ
掛けられることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一側が車体支持部
にねじ止めされ、他側が車体に差し込まれる電気接続箱
を車体に固定するための電気接続箱の固定構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5及び図6は、実開昭56−1653
74号公報に記載の電気接続箱の固定構造を示す。図5
に示す固定構造は、コネクタ1が車体3に固定された状
態を示す。コネクタ1の両側からは、取付足部5、7が
それぞれ突設されており、これらの取付足部5、7に
は、ねじ挿通孔9、11がそれぞれ設けられている。一
方、車体3には、円柱状のボス13、13が突設されて
いる。これらのボス13、13には、ねじ15、15が
それぞれ螺合するねじ孔17、17がそれぞれ形成され
ている。
【0003】そして、ねじ挿通孔9、11にねじ15、
15を挿通し、ボス13、13のねじ孔17、17に螺
合し、締め付けることにより、コネクタ1が車体3に固
定されるようになっている。
【0004】ところが、この固定構造では、2本のねじ
15、15をボス13、13のねじ孔17、17に位置
合わせし、それぞれ締め付けるので、作業に手間がかか
り、作業性が悪いとう問題がある。
【0005】そこで、図6に示すように、一方の取付足
部17にリブ挿通孔19を形成し、このリブ挿通孔19
に、ボス13の先端部に設けた位置決めリブ13aを挿
通させ、他方の取付足部7をねじ止めすることでコネク
タ1を車体3に固定する構造が提案されている。
【0006】この構造によれば、1個のねじ15をボス
13のねじ孔17に螺合し、締め付けることで容易にコ
ネクタ1を車体3に固定することが出来、車体3へのコ
ネクタ1の取付作業性が向上する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示す固定構造では、車体3の振動等によりリブ挿通孔1
9に固定されている取付足部7が上下に振動してしま
い、コネクタ1を車体3に確実に固定することが出来な
いという問題がある。
【0008】このため、ねじ止め側のボス13の上面側
を傾斜させて、ボス13の上面と取付足部5との間に隙
間20を設けて、ねじ15を締め付けることにより、リ
ブ挿通孔19内からリブ13aが抜けでないようにして
いるが、この場合にも、リブ13aをリブ挿通孔19内
に差し込んでいるだけなので、抜け易く、車体の振動に
よりがたが生じやすい。
【0009】そこで、本発明は、電気接続箱を車体に、
容易にかつ確実に固定することが出来る電気接続箱の固
定構造の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、本体の一側から突設されて車体
のねじ止め支持部に固定されるねじ挿通部が設けられた
ねじ止め用取付足部と、本体の他側から突設されて車体
の支持孔に差し込まれる爪部が設けられた差込用取付足
部とを有する電気接続箱を車体に固定する電気接続箱の
固定構造において、差込用取付足部から突出されて支持
孔の内壁に当接する当接軸部と、この当接軸部の先端部
から差込用取付足部と略平行に延出されて支持孔の開口
縁部に引っ掛けられる引掛片部とで爪部を形成し、この
爪部を支持孔に挿入し、電気接続箱を移動してねじ挿通
部をねじ止め支持部に位置合わせしてねじ止めすること
により、支持孔の内壁に当接軸部が当接すると共に、引
掛片部が支持孔の開口縁部に引っ掛けられることを特徴
としている。
【0011】請求項1の発明によれば、差込用取付足部
の爪部を支持孔に挿入し、電気接続箱を移動してねじ止
め取付足部のねじ挿通部をねじ止め支持部に位置合わせ
する。ねじ挿通部をねじ止め支持部に位置合わせする
と、支持孔の内壁に当接軸部が当接すると共に、引掛片
部が支持孔の開口縁部に引っ掛けられる。この状態か
ら、ねじ挿通部をねじ止め支持部にねじ止めすると、ね
じを締め付ける方向に電気接続箱が連れ回りして、当接
軸部が支持孔の内壁に押圧・当接されると共に、引掛片
部が支持孔の開口縁部に確実に引っ掛けられる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明であって、支持孔が、引掛片部より長い長孔に形成さ
れ、ねじ挿通部をねじ止め支持部に位置合わせすること
により、引掛片部が支持孔の開口縁部に引っ掛けられる
ことを特徴としている。
【0013】請求項2の発明によれば、支持孔に爪部を
挿入する際、支持孔が引掛片部より長い長孔に形成され
ているので、爪部を支持孔内に容易に挿入することが出
来る。この状態では、爪部の当接軸部は支持孔の内壁に
当接することはなく、引掛片部はまだ支持孔の開口縁部
に引っ掛けられていない。長孔に形成された支持孔内に
爪部を挿入した後に、電気接続箱を移動し、ねじ挿通部
をねじ止め支持部に位置合わせすると、当接軸部が支持
孔の内壁に当接すると共に、引掛片部が支持孔の開口縁
部に引っ掛けられる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明であって、当接軸部の引掛片部側の外周
面が弧状に形成されていることを特徴としている。
【0015】請求項3の発明によれば、爪部を支持孔内
に挿入し、ねじ挿通部をねじ止め支持部に位置合わせす
るために電気接続箱を移動する際、当接軸部の外周面が
弧状に形成されているので、支持孔の内壁に当接しても
引っ掛かることがなく、容易に移動して、ねじ挿通部を
ねじ止め支持部に位置させることが出来る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電気接続箱の
固定構造の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の電気接続箱の固定構造が適用された電
気接続箱21と、この電気接続箱21が固定される車体
23の一部を示す斜視図である。図2及び図3は電気接
続箱21の車体23への取付手順を示す平面図である。
【0017】図1に示すように、電気接続箱21は、本
体25の一側からねじ止め取付足部27が突設され、他
側からは差込取付足部29が突設されている。ねじ止め
取付足部27は略三角板状で先端部にねじ挿通孔31が
形成されている。このねじ挿通孔31内にはねじ33が
挿通される。ねじ止め取付足部27は、車体23に設け
られたねじ止め支持部35上に載置され、ねじ止め支持
部35のねじ孔37にねじ止めされて固定される。
【0018】差込用取付足部29は、板状の基部39か
ら、L字状の取付片部41が一体形成されている。この
取付片部41の先端部には、裏面側に爪部43が形成さ
れている。この爪部43は、取付片部41の裏面側から
突設された当接軸部45と、この当接軸部45の先端部
から取付片部41と略平行に延出された引掛片部47と
でL字状に形成されている。この引掛片部47の上部
は、矩形状の貫通孔49が形成されており、上面側か
ら、引掛片部47が覗けるようになっている。また、引
掛片部47と取付片部41との間は、車体23の厚みよ
り大きく形成されている(図4参照)。さらに、当接軸
部45の引掛片部47側の外周面は、弧状に形成されて
いる。
【0019】一方、爪部43が引っ掛けられる車体23
には、引掛片部47の長さより長い支持孔51が形成さ
れている。この支持孔51内には、爪部43の当接軸部
45と引掛片部47とが挿入される。
【0020】次に、上記電気接続箱21を、車体23に
固定する手順について説明する。
【0021】図2(a)及び図4(a)に示すように、
先ず爪部43を支持孔51内に挿入する。このとき、支
持孔51が長孔に形成されているので、当接軸部45と
引掛片部47とを容易に支持孔51内に挿入することが
出来る。また、当接軸部45と引掛片部47とを支持孔
51に挿入した状態では、ねじ挿通孔31とねじ止め支
持部35とは位置がずれている。また、当接軸部45は
支持孔51の内壁51aに当接することはなく、引掛片
部47は支持孔51の開口縁部51bに引っ掛けられて
いない。
【0022】次に、電気接続箱21を移動させてねじ挿
通孔31とねじ止め支持部35のねじ孔37とを位置合
わせする。このとき、図2(b)及び図4(b)に示す
ように、電気接続箱21を下方に移動させて、当接軸部
45を支持孔51の内壁51aに当接させると共に、引
掛片部47を支持孔51の開口縁部51bに引っ掛け
る。そして、ねじ挿通孔31とねじ孔37とが一致する
ように、電気接続箱21を回動させる。ねじ挿通孔31
とねじ孔37とが一致した後に、図3に示すように、ね
じ33をねじ挿通孔31に挿通し、ねじ孔37に螺合さ
せて締め付ける。
【0023】ねじ33をねじ孔37に螺合して締め付け
ると、電気接続箱21は、ねじ締め方向につれ回りし
て、当接軸部45が支持孔51の内壁に押圧当接される
と共に、引掛片部47が支持孔51の開口縁部51bに
確実に引っ掛けられる。
【0024】このように本形態の固定構造によれば、ね
じ33を締め付けると、引掛片部47が支持孔51の開
口縁部51bに確実に引っ掛けられるので、振動等によ
りがたつくことがなく、電気接続箱21を車体に確実に
固定することが出来る。
【0025】また、本形態の固定構造によれば、爪部4
3を支持孔51に挿入し、ねじ挿通孔31をねじ孔37
に位置合わせしてねじ止めすれば電気接続箱21を車体
23に容易に固定することが出来る。また、ねじ挿通孔
31をねじ孔37に位置合わせする際にも、当接軸部4
5を支持孔51の内壁に当接させて、この当接軸部45
を中心に回動させれば、ねじ挿通孔31とねじ孔37と
を容易に一致させることが出来、作業性が向上する。
【0026】なお、上述した形態において、車体23に
設けた支持孔51を引掛片部47より長い長孔とした
が、爪部43を挿入可能な大きさの支持孔51であれば
丸孔でも良い。
【0027】なお、支持孔51の内壁にエッジ部を形成
しておけば、このエッジ部がねじ締め動作により当接軸
45に食い込み、電気接続箱21をより確実に車体に固
定することが出来る。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、爪部を支持孔に挿入し、ねじ挿通部をねじ止め支
持部に位置合わせした後に、ねじ止めすることにより、
電気接続箱を車体に容易に固定することが出来る。ま
た、引掛片部が支持孔の開口縁部に引っ掛けられるの
で、振動等によりがたつきが生じることがなく、電気接
続箱を車体に確実に固定することが出来る。
【0029】請求項2の発明によれば、支持孔を長孔す
ることにより、爪部の引掛片部を容易に挿入することが
出来る。
【0030】請求項3の発明によれば、当接軸部の外周
面を弧状に形成することにより、ねじ挿通部をねじ止め
支持部に位置合わせする際に、電気接続箱を容易に移動
させることが出来る。
【0031】請求項4の発明によれば、ねじ挿通部をね
じ止め支持部にねじ止めすると、ねじ締付方向に電気接
続箱がつれ回りするので、ねじを締め付けることによ
り、当接軸部にエッジ部分が食い込み、より確実に固定
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気接続箱の固定構造が適用され
た電気接続箱と、この電気接続箱が固定される車体の一
部を示す斜視図である。
【図2】電気接続箱と車体との関係を示し、(a)は爪
部を車体の支持孔に挿入した状態を示す平面図、(b)
は電気接続箱を移動して当接軸部を支持孔の内壁に当接
させると共に、引掛片部を支持孔の開口縁部に引っ掛け
た状態を示す平面図である。
【図3】電気接続箱と車体との関係を示し、ねじ挿通孔
とねじ止め部とを位置合わせしたねじ止めし、電気接続
箱を車体に固定した状態を示す平面図である。
【図4】爪部と支持孔との関係を示し、(a)は当接軸
部と引掛片部とを支持孔内に挿入した状態を示す断面
図、(b)は当接軸部を支持孔の内壁に当接させ、引掛
片部を支持孔の開口縁部に引っ掛けた状態を示す断面図
である。
【図5】従来の電気接続箱の固定構造により、車体に固
定された電気接続箱を示す断面図である。
【図6】従来の他の電気接続箱の固定構造により、車体
に固定された電気接続箱を示す断面図である。
【符号の説明】
21 電気接続箱 23 車体 25 本体 27 ねじ止め取付足部 29 差込取付足部 31 ねじ挿通孔 33 ねじ 43 爪部 45 当接軸部 47 引掛片部 51 支持孔 51a 内壁 51b 開口縁部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一側が車体支持部
にねじ止めされ、他側が車体に差し込まれる電気接続箱
を車体に固定するための電気接続箱の固定構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5及び図6は、実開昭56−1653
74号公報に記載の電気接続箱の固定構造を示す。図5
に示す固定構造は、コネクタ1が車体3に固定された状
態を示す。コネクタ1の両側からは、取付足部5、7が
それぞれ突設されており、これらの取付足部5、7に
は、ねじ挿通孔9、11がそれぞれ設けられている。一
方、車体3には、円柱状のボス13、13が突設されて
いる。これらのボス13、13には、ねじ15、15が
それぞれ螺合するねじ孔17、17がそれぞれ形成され
ている。
【0003】そして、ねじ挿通孔9、11にねじ15、
15を挿通し、ボス13、13のねじ孔17、17に螺
合し、締め付けることにより、コネクタ1が車体3に固
定されるようになっている。
【0004】ところが、この固定構造では、2本のねじ
15、15をボス13、13のねじ孔17、17に位置
合わせし、それぞれ締め付けるので、作業に手間がかか
り、作業性が悪いとう問題がある。
【0005】そこで、図6に示すように、一方の取付足
にリブ挿通孔19を形成し、このリブ挿通孔19
に、ボス13の先端部に設けた位置決めリブ13aを挿
通させ、他方の取付足部をねじ止めすることでコネク
タ1を車体3に固定する構造が提案されている。
【0006】この構造によれば、1個のねじ15をボス
13のねじ孔17に螺合し、締め付けることで容易にコ
ネクタ1を車体3に固定することが出来、車体3へのコ
ネクタ1の取付作業性が向上する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示す固定構造では、車体3の振動等によりリブ挿通孔1
9に固定されている取付足部7が上下に振動してしま
い、コネクタ1を車体3に確実に固定することが出来な
いという問題がある。
【0008】このため、ねじ止め側のボス13の上面側
を傾斜させて、ボス13の上面と取付足部5との間に隙
間20を設けて、ねじ15を締め付けることにより、リ
ブ挿通孔19内からリブ13aが抜けでないようにして
いるが、この場合にも、リブ13aをリブ挿通孔19内
に差し込んでいるだけなので、抜け易く、車体の振動に
よりがたが生じやすい。
【0009】そこで、本発明は、電気接続箱を車体に、
容易にかつ確実に固定することが出来る電気接続箱の固
定構造の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、本体の一側から突設されて車体
のねじ止め支持部に固定されるねじ挿通部が設けられた
ねじ止め用取付足部と、本体の他側から突設されて車体
の支持孔に差し込まれる爪部が設けられた差込用取付足
部とを有する電気接続箱を車体に固定する電気接続箱の
固定構造において、差込用取付足部から突出されて支持
孔の内壁に当接する当接軸部と、この当接軸部の先端部
から差込用取付足部と略平行に延出されて支持孔の開口
縁部に引っ掛けられる引掛片部とで爪部を形成し、この
爪部を支持孔に挿入し、電気接続箱を移動してねじ挿通
部をねじ止め支持部に位置合わせしてねじ止めすること
により、支持孔の内壁に当接軸部が当接すると共に、引
掛片部が支持孔の開口縁部に引っ掛けられることを特徴
としている。
【0011】請求項1の発明によれば、差込用取付足部
の爪部を支持孔に挿入し、電気接続箱を移動してねじ止
め取付足部のねじ挿通部をねじ止め支持部に位置合わせ
する。ねじ挿通部をねじ止め支持部に位置合わせする
と、支持孔の内壁に当接軸部が当接すると共に、引掛片
部が支持孔の開口縁部に引っ掛けられる。この状態か
ら、ねじ挿通部をねじ止め支持部にねじ止めすると、ね
じを締め付ける方向に電気接続箱が連れ回りして、当接
軸部が支持孔の内壁に押圧・当接されると共に、引掛片
部が支持孔の開口縁部に確実に引っ掛けられる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明であって、支持孔が、引掛片部より長い長孔に形成さ
れ、ねじ挿通部をねじ止め支持部に位置合わせすること
により、引掛片部が支持孔の開口縁部に引っ掛けられる
ことを特徴としている。
【0013】請求項2の発明によれば、支持孔に爪部を
挿入する際、支持孔が引掛片部より長い長孔に形成され
ているので、爪部を支持孔内に容易に挿入することが出
来る。この状態では、爪部の当接軸部は支持孔の内壁に
当接することはなく、引掛片部はまだ支持孔の開口縁部
に引っ掛けられていない。長孔に形成された支持孔内に
爪部を挿入した後に、電気接続箱を移動し、ねじ挿通部
をねじ止め支持部に位置合わせすると、当接軸部が支持
孔の内壁に当接すると共に、引掛片部が支持孔の開口縁
部に引っ掛けられる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明であって、当接軸部の引掛片部側の外周
面が弧状に形成されていることを特徴としている。
【0015】請求項3の発明によれば、爪部を支持孔内
に挿入し、ねじ挿通部をねじ止め支持部に位置合わせす
るために電気接続箱を移動する際、当接軸部の外周面が
弧状に形成されているので、支持孔の内壁に当接しても
引っ掛かることがなく、容易に移動して、ねじ挿通部を
ねじ止め支持部に位置させることが出来る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電気接続箱の
固定構造の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の電気接続箱の固定構造が適用された電
気接続箱21と、この電気接続箱21が固定される車体
23の一部を示す斜視図である。図2及び図3は電気接
続箱21の車体23への取付手順を示す平面図である。
【0017】図1に示すように、電気接続箱21は、本
体25の一側からねじ止め取付足部27が突設され、
他側からは差込取付足部29が突設されている。ねじ
止め取付足部27は略三角形状で先端部にねじ挿通孔
31が形成されている。このねじ挿通孔31内にはねじ
33が挿通される。ねじ止め取付足部27は、車体2
3に設けられたねじ止め支持部35上に載置され、ねじ
止め支持部35のねじ孔37にねじ止めされて固定され
る。
【0018】差込用取付足部29は、板状の基部39か
ら、L字状の取付片部41が一体形成されている。この
取付片部41の先端部には、裏面側に爪部43が形成さ
れている。この爪部43は、取付片部41の裏面側から
突設された当接軸部45と、この当接軸部45の先端部
から取付片部41と略平行に延出された引掛片部47と
でL字状に形成されている。この引掛片部47の上部
は、矩形状の貫通孔49が形成されており、上面側か
ら、引掛片部47が覗けるようになっている。また、引
掛片部47と取付片部41との間は、車体23の厚みよ
り大きく形成されている(図4参照)。さらに、当接軸
部45の引掛片部47側の外周面は、弧状に形成されて
いる。
【0019】一方、爪部43が引っ掛けられる車体23
には、引掛片部47の長さより長い支持孔51が形成さ
れている。この支持孔51内には、爪部43の当接軸部
45と引掛片部47とが挿入される。
【0020】次に、上記電気接続箱21を、車体23に
固定する手順について説明する。
【0021】図2(a)及び図4(a)に示すように、
先ず爪部43を支持孔51内に挿入する。このとき、支
持孔51が長孔に形成されているので、当接軸部45と
引掛片部47とを容易に支持孔51内に挿入することが
出来る。また、当接軸部45と引掛片部47とを支持孔
51に挿入した状態では、ねじ挿通孔31とねじ止め支
持部35とは位置がずれている。また、当接軸部45は
支持孔51の内壁51aに当接することはなく、引掛片
部47は支持孔51の開口縁部51bに引っ掛けられて
いない。
【0022】次に、電気接続箱21を移動させてねじ挿
通孔31とねじ止め支持部35のねじ孔37とを位置合
わせする。このとき、図2(b)及び図4(b)に示す
ように、電気接続箱21を下方に移動させて、当接軸部
45を支持孔51の内壁51aに当接させると共に、引
掛片部47を支持孔51の開口縁部51bに引っ掛け
る。そして、ねじ挿通孔31とねじ孔37とが一致する
ように、電気接続箱21を回動させる。ねじ挿通孔31
とねじ孔37とが一致した後に、図3に示すように、ね
じ33をねじ挿通孔31に挿通し、ねじ孔37に螺合さ
せて締め付ける。ねじ33をねじ孔37に螺合して締め
付けると、電気接続箱21は、ねじ締め方法にれ回り
して、当接軸部45が支持孔51の内壁に押圧当接され
ると共に、引掛片部47が支持孔51の開口縁部51b
に確実に引っ掛けられる。
【0023】このように本形態の固定構造によれば、ね
じ33を締め付けると、引掛片部47が支持孔51の開
口縁部51bに確実に引っ掛けられるので、振動等によ
りがたつくことがなく、電気接続箱21を車体に確実に
固定することが出来る。
【0024】また、本形態の固定構造によれば、爪部4
3を支持孔51に挿入し、ねじ挿通孔31をねじ孔37
に位置合わせしてねじ止めすれば電気接続箱21を車体
23に容易に固定することが出来る。また、ねじ挿通孔
31をねじ孔37に位置合わせする際にも、当接軸部4
5を支持孔51の内壁に当接させて、この当接軸部45
を中心に回動させれば、ねじ挿通孔31とねじ孔37と
を容易に一致させることが出来、作業性が向上する。
【0025】なお、上述した形態において、車体23に
設けた支持孔51を引掛片部47より長い長孔とした
が、爪部43を挿入可能な大きさの支持孔51であれば
丸孔でも良い。
【0026】なお、支持孔51の内壁にエッジ部を形成
しておけば、このエッジ部がねじ締め動作により当接軸
45に食い込み、電気接続箱21をより確実に車体に
固定することが出来る。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、爪部を支持孔に挿入し、ねじ挿通部をねじ止め支
持部に位置合わせした後に、ねじ止めすることにより、
電気接続箱を車体に容易に固定することが出来る。ま
た、引掛片部が支持孔の開口縁部に引っ掛けられるの
で、振動等によりがたつきが生じることがなく、電気接
続箱を車体に確実に固定することが出来る。
【0028】請求項2の発明によれば、支持孔を長孔す
ることにより、爪部の引掛片部を容易に挿入することが
出来る。
【0029】請求項3の発明によれば、当接軸部の外周
面を弧状に形成することにより、ねじ挿通部をねじ止め
支持部に位置合わせする際に、電気接続箱を容易に移動
させることが出来る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の一側から突設されて車体のねじ止
    め支持部に固定されるねじ挿通部が設けられたねじ止め
    用取付足部と、 本体の他側から突設されて車体の支持孔に差し込まれる
    爪部が設けられた差込用取付足部とを有する電気接続箱
    を車体に固定する電気接続箱の固定構造において、 前記差込用取付足部から突出されて前記支持孔の内壁に
    当接する当接軸部と、この当接軸部の先端部から差込用
    取付足部と略平行に延出されて前記支持孔の開口縁部に
    引っ掛けられる引掛片部とで前記爪部を形成し、 この爪部を前記支持孔に挿入し、電気接続箱を移動して
    ねじ挿通部をねじ止め支持部に位置合わせしてねじ止め
    することにより、支持孔の内壁に当接軸部が当接すると
    共に、引掛片部が支持孔の開口縁部に引っ掛けられるこ
    とを特徴とする電気接続箱の固定構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、前記支持
    孔が、前記引掛片部より長い長孔に形成され、ねじ挿通
    部をねじ止め支持部に位置合わせした状態で、引掛片部
    が支持孔の開口縁部に引っ掛けられることを特徴とする
    電気接続箱の固定構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の発明であっ
    て、前記当接軸部の引掛片部側の外周面が弧状に形成さ
    れていることを特徴とする電気接続箱の固定構造。
JP07243188A 1995-09-21 1995-09-21 電気接続箱の固定構造 Expired - Lifetime JP3079020B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07243188A JP3079020B2 (ja) 1995-09-21 1995-09-21 電気接続箱の固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07243188A JP3079020B2 (ja) 1995-09-21 1995-09-21 電気接続箱の固定構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0993756A true JPH0993756A (ja) 1997-04-04
JP3079020B2 JP3079020B2 (ja) 2000-08-21

Family

ID=17100143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07243188A Expired - Lifetime JP3079020B2 (ja) 1995-09-21 1995-09-21 電気接続箱の固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3079020B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103378513A (zh) * 2012-04-25 2013-10-30 西蒙股份公司 用于电装置的支架
WO2018030335A1 (ja) * 2016-08-10 2018-02-15 住友電装株式会社 車載部品
JP2020157996A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 三菱自動車工業株式会社 車載機器の取付構造

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103378513A (zh) * 2012-04-25 2013-10-30 西蒙股份公司 用于电装置的支架
CN103378513B (zh) * 2012-04-25 2015-09-09 西蒙股份公司 用于电装置的支架
WO2018030335A1 (ja) * 2016-08-10 2018-02-15 住友電装株式会社 車載部品
JP2018026966A (ja) * 2016-08-10 2018-02-15 住友電装株式会社 車載部品
CN109565162A (zh) * 2016-08-10 2019-04-02 住友电装株式会社 车载部件
US10399517B2 (en) 2016-08-10 2019-09-03 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Vehicle-mounted component
JP2020157996A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 三菱自動車工業株式会社 車載機器の取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP3079020B2 (ja) 2000-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11339880A (ja) パネル取り付けコネクタ
JPH0993756A (ja) 電気接続箱の固定構造
JPH0874825A (ja) 電気機器の取り付け構造
JP3003497B2 (ja) ワイヤーハーネスの組立用支持具
JPH09172274A (ja) 基板固定具と基板の固定方法
JPH0818248A (ja) 壁面設置型電子機器
JPH0739042A (ja) 電気接続箱の取付構造
JP3019680B2 (ja) キャニスター保持構造
JPH10108337A (ja) 電気接続箱の取付け構造
JPH11247822A (ja) フットレスト装置
JPS6228073Y2 (ja)
JP2001186583A (ja) スピーカ取り付け構造
JPH06225429A (ja) 壁板用取付押え金具の設置構造
JPH0132627Y2 (ja)
JP2560566Y2 (ja) 天井用器具
JP2574236Y2 (ja) バッテリー・ターミナル
JPH10294028A (ja) 押え板付きグロメット
JPS5912348Y2 (ja) 天井点検口の蓋板取付装置
JP2000316217A (ja) 電気接続箱の取付構造
JPH0537432Y2 (ja)
JPH06225430A (ja) 壁板用取付押え金具の設置構造
JPH0345430Y2 (ja)
JPH11298236A (ja) パラボラアンテナ
JPH0629898Y2 (ja) ア−ス線取付用フツク
JPH1038318A (ja) 空気調和機の室外機