JPH0990779A - 多色画像形成装置 - Google Patents

多色画像形成装置

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JPH0990779A
JPH0990779A JP7271737A JP27173795A JPH0990779A JP H0990779 A JPH0990779 A JP H0990779A JP 7271737 A JP7271737 A JP 7271737A JP 27173795 A JP27173795 A JP 27173795A JP H0990779 A JPH0990779 A JP H0990779A
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令夫 宗像
Kazuhiko Namiki
和彦 並木
Hideya Furuta
秀哉 古田
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンドレスの中間転写ベルトを用いて多色画
像と単色画像を形成する場合に画像のぶれを防止する。 【解決手段】 中間転写ベルト27は感光体24との一
次転写位置から紙転写ユニット63との二次転写位置ま
での距離Lbが最大用紙サイズより長く、カラーモード
と単色モードにかかわらず一次転写と二次転写が行われ
ない。距離Lbが最大用紙サイズLpより短い場合、1
枚目の一次転写が終了すると中間転写ベルト27から感
光体24とベルトクリーニングユニット62が離れて中
間転写ベルト27が高速で逆方向に移動し、中間転写ベ
ルト27上のトナー像の先端が二次転写位置を逆方向に
通過すると再度順方向に移動を開始する。この開始時に
紙転写ユニット63とベルトクリーニングユニット62
が中間転写ベルト27に接触して二次転写が行われ、こ
の二次転写が終了すると次の一次転写が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンドレスの中間
転写ベルトを用いて多色画像と単色画像を形成する多色
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー複写機、カラーファクシ
ミリ、カラープリンタのような多色画像形成装置では、
感光体上に順次各色の潜像を形成して各色のトナーで現
像し、各トナー像を中間転写体上で重畳するように一次
転写し、この中間転写体上のトナー像を用紙に二次転写
するように構成されている。図8は中間転写ベルト64
を一方向にのみ周回させる方式を示し、図9は中間転写
ベルト27を往復周回させる方式を示している。
【0003】図8において、原稿はスキャナ露光装置6
0により3回走査され、色分解フィルタ61を通過した
露光像62によりその潜像が感光体ベルト63上に形成
される。この潜像はY(イエロー)現像器64Y、M
(マゼンタ)現像器64M及びC(シアン)現像器64
Cの1つにより選択的に現像され、感光体ベルト63上
の各色のトナー像が中間転写ベルト64上で重畳するよ
うに一次転写される。この位置合わせはスキャナ露光装
置60の露光動作開始タイミングと、中間転写ベルト6
4側に設けたマークをマーク検知装置65により検出す
ることにより行われる。
【0004】中間転写ベルト64上で重畳された画像
は、レジストローラ67によりタイミングをとって搬送
されてくる用紙に対して二次転写ローラ66により転写
され、この用紙上のトナーは定着器69により定着され
る。ここで、中間転写ベルト64上で中間転写ベルト6
4上のトナーが乱れないように3色を重畳するために、
中間転写ベルト64は感光体ベルト63及び二次転写ロ
ーラ66に対してそれぞれ一次転写時、二次転写時以外
は離れるように制御される。また、YMCの1色のみで
作像する単色モード時には中間転写ベルト64は感光体
ベルト63及び二次転写ローラ66に対して継続して接
触するように制御される。
【0005】図9に示す複写機では、カラー画像読み取
り装置12は原稿台15上の原稿Gを照明ランプ16、
ミラー群17〜19及びレンズ21によりカラーセンサ
21上に結像し、R、G、B毎の電気信号に変換する。
このR、G、B毎の電気信号は不図示の画像処理により
Bk、C、M、Yの電気信号に変換され、書き込みユニ
ット30はこの各色の電気信号に基づいて各色の静電潜
像を順次感光ドラム24上に形成する。
【0006】感光体ドラム24は反時計回り方向に回転
し、その回りには帯電器25、YMCに黒(b)を加え
た4色のBk現像器26b、C現像器26c、M現像器
26m及びY現像器26y、エンドレスの中間転写ベル
ト27、感光体クリーニングユニット28、除電ランプ
29が配置されている。
【0007】中間転写ベルト27は時計回り方向に回転
し、その回りにはまた、用紙転写ユニット63とベルト
クリーニングユニット61が配置されている。カラーモ
ード時には、中間転写ベルト27は感光体ドラム24に
接触した状態で往動方向に移動して例えば1色目の黒の
一次転写が終了すると、感光体ドラム24から離間して
復動方向に移動し、次いで2色目のCの一次転写を行う
ために再度感光体ドラム24に接触した状態で往動方向
に移動する。また、黒、YMCの1つのみで作像する単
色モード時には中間転写ベルト27は感光体ドラム24
に接触した状態で往動方向に移動するのみである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ここで、図8、図9の
装置では、画像をエンドレスの中間転写ベルト64、2
7に形成するので、中間転写ベルト64、27の周長は
最大用紙長より長く構成され、また、二次転写終了後、
次の一次転写までに中間転写ベルト64、27をクリー
ニングするための装置68、62が必要になる。この場
合、機械寸法を小さくするため、また、コストを低減す
るためには中間転写ベルト64、27の周長をできるだ
け短くする必要があり、そのために一次転写位置から二
次転写位置までの距離は最大用紙長より短くなるように
構成されている。
【0009】しかしながら、このように一次転写位置か
ら二次転写位置までの距離が最大用紙長より短い場合、
一次転写時に用紙転写ユニット63が中間転写ベルト6
4、27から離れているカラーモード時には問題はない
が、用紙転写ユニット63が中間転写ベルト64、27
に接触している単色モード時には一次転写中の同一の転
写画像に対して二次転写が行われるので、用紙が二次転
写位置に進入する時に発生する中間転写ベルト64、2
7の速度変動や、二次転写中の用紙の動きの乱れによる
中間転写ベルト64、27の速度変動により一次転写時
に画像ぶれが発生するという問題点がある。また、用紙
が定着装置に進入する時に発生する用紙の動きの乱れが
連続通紙中の次の一次転写にぶれが発生するという問題
点がある。
【0010】更に、作像中には感光体と中間転写ベルト
と二次転写装置の速度は同一であることが望ましいが、
完全に一致させるためには二次転写時の中間転写体の速
度変動が一次転写に影響を与えないことはもちろん、駆
動伝達が正確に従動して行わなければならない。しか
し、このような正確な従動比は、クリーニング装置の力
が働く感光体と中間転写ベルトでは極めて困難である。
【0011】本発明は上記従来の問題点に鑑み、画像の
ぶれを防止することができる多色画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、像担持体上に形成されたトナー像を中間転
写体に一次転写し、中間転写体上のトナー像を二次転写
手段により転写材に二次転写する多色画像形成装置にお
いて、多色のトナー像を中間転写体に重畳して一次転写
するカラーモードと、単色のトナー像を中間転写体に一
次転写する単色モードを有し、カラーモードと単色モー
ドにかかわらず一次転写と二次転写が同時に行われない
ことを特徴とする。
【0013】また、前記中間転写体の一次転写位置から
二次転写位置までの距離が転写材の最大長より長く、二
次転写時に像担持体上の次のトナー像が中間転写体に一
次転写されないように転写材の間隔が設定されているこ
とを特徴とする。
【0014】また、単色モード時に、二次転写手段が中
間転写体から離れた状態で中間転写体が順方向に移動し
て像担持体上のトナー像が中間転写体に一次転写され、
一次転写終了後に中間転写体が像担持体から離れて逆方
向に移動し、中間転写体上のトナー像の先端が二次転写
位置を逆方向に通過した後に停止し、再度順方向に移動
すると共に二次転写手段が中間転写体に接触して中間転
写体上のトナー像の転写材に二次転写され、二次転写終
了後に中間転写体が像担持体に接触して次の一次転写が
開始されることを特徴とする。
【0015】また、像担持体上に形成されたトナー像を
中間転写体に一次転写し、中間転写体上のトナー像を二
次転写手段により転写材に二次転写する多色画像形成装
置において、前記像担持体の駆動軸に慣性部材が固定さ
れると共に、前記像担持体の駆動が前記二次転写部材に
伝達されることを特徴とする。
【0016】また、前記中間転写体の駆動が専用の駆動
源により行われると共に、前記駆動源又はその駆動伝達
機構は、前記中間転写体の負荷に比例して中間転写体の
移動変位量が遅れるように構成されていることを特徴と
する。
【0017】また、少なくとも一次転写中又は二次転写
中に前記中間転写体の駆動を切ることを特徴とする。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係る画像形成装置の一実施例とし
てカラー複写機の中間転写ベルトとその回りの構造を示
す側面図、図2は一例として白黒の単色モード時の動作
を説明するためのタイミングチャートである。
【0019】図1に示す構成は図9に示すカラー複写機
の中間転写ベルト27とその回りの構造を詳細に示して
いる。現像器26b、26c、26m、26yはそれぞ
れ、感光体24上の静電潜像をそれぞれBk、C、M、
Yで現像するための現像剤を感光体9上に対向させるよ
うに回転する現像スリーブ26b−1、26c−1、2
6m−1、26y−1と、各現像剤を吸い上げて攪拌す
るために回転する現像パドル26b−2、26c−2、
26m−2、26y−2とトナー濃度検知センサなどを
有する。
【0020】カラーモード時には、先ず、Bk現像器2
6bの現像スリーブ26b−1は、感光体24上のBk
の潜像の先端が到達する前に回転を開始してBkのトナ
ーで現像し、Bkの潜像の後端が通過すると次のCの潜
像の先端が到達する前に回転を停止する。以下、C、
M、Yの現像器26c、26m、26yは同様に動作す
ることにより、それぞれC、M、Yの潜像を現像する。
また、単色モード時にはその色に対応する現像器のみが
動作する。
【0021】中間転写ベルト27は時計回り方向に感光
体24と等速度で駆動され、感光体24上のBk、C、
M、Yの各トナー像が中間転写ベルト27上で重畳する
ように一次転写される。一次転写は感光体24と中間転
写ベルト27が接触状態で一次転写バイアスローラ27
−aに所定のバイアス電圧を印加することにより行うこ
とができる。中間転写ベルト27は駆動ローラ27−
b、一次転写バイアスローラ27−a及びテンションロ
ーラ27−cを含む従動ローラ群に懸架され、駆動ロー
ラ27−bは不図示のベルト駆動モータにより駆動され
る。
【0022】中間転写ベルト27の回りにはまた、中間
転写ベルト27上のトナー像を用紙Pに二次転写するた
めの紙転写ユニット63とベルトクリーニングユニット
62が配置されている。紙転写ユニット63は二次転写
バイアスローラ63−1、ローラクリーニングブレード
63−2及び中間転写ベルト27に対する接離機構63
−3などにより構成され、ベルトクリーニングユニット
62はゴムブレード62−1及び中間転写ベルト27に
対する接離機構62−2などにより構成されている。
【0023】紙転写ユニット63及びベルトクリーニン
グユニット62の各接離機構63−3、62−2は共
に、フルカラーの場合、プリントスタートから最後の色
であるYまでの一次転写が終了するまで中間転写ベルト
27から離れるように制御され、一次転写が終了すると
二次転写のために中間転写ベルト27に接触するように
制御される。
【0024】ここで、第1の実施例では、中間転写ベル
ト27は感光体24との一次転写位置7から紙転写ユニ
ット63との二次転写位置までの距離Lbが最大用紙サ
イズLpより長くなるように構成されている。したがっ
て、用紙Pの先端が紙転写ユニット63の二次転写位置
に進入する時には、中間転写ベルト27上のトナー像の
後端は既に感光体24との一次転写位置を通過している
ので、中間転写ベルト27と感光体24との間でスリッ
プが発生しても画像のぶれを防止することができる。
【0025】次に、図2を参照して白黒の2色モード時
の動作を説明する。図2は3枚の連続コピーを行う場合
を示し、プリントスタート信号がオンになると原稿が3
回読み取られ、各潜像が順次、合計3回感光体24上に
形成される。現像器はBk現像器26bのみがオンであ
り、他の現像器26c、26m、26yはオフである。
そして、中間転写ベルト27は一方向のみに一定速度で
継続して駆動されると共に、感光体24との接触は、感
光体24上の1枚目のトナー像の先端から3枚目のトナ
ー像の後端まで継続する。
【0026】また、一次転写バイアスローラ27−aは
感光体24上の各トナー像の先端から後端までの区間に
おいてオンであり、紙転写ユニット63の二次転写バイ
アスローラ63−1は中間転写ベルト27に対して、1
枚目のトナー像の先端から3枚目のトナー像の後端まで
継続して接触すると共に感光体24上の各トナー像の先
端から後端までの区間においてオンである。ベルトクリ
ーニングユニット62は中間転写ベルト27に対してそ
の移動開始と共に接触し、3枚目のトナー像をクリーニ
ングするまで継続して接触する。
【0027】そして、この例では用紙Pが連続して二次
転写位置に搬送される場合の間隔は、中間転写ベルト2
7の一次転写位置7から二次転写位置までの距離Lbよ
り長くなるように制御されている。したがって、二次転
写中の用紙Pの先端が二次転写位置を通過して定着装置
24に到達した時と、その二次転写中の用紙Pの後端が
レジストローラを通過する時には、感光体24上の次の
トナー像が未だ中間転写ベルト27に一次転写されてい
ないので、画像のぶれを防止することができる。
【0028】次に、図3を参照して第2の実施例を説明
する。この第2の実施例では、第1の実施例とは逆に、
中間転写ベルト27は感光体24との一次転写位置7か
ら紙転写ユニット63との二次転写位置までの距離Lb
が最大用紙サイズLpより短くなるように構成され、図
3に示すような処理により画像のぶれを防止している。
図3は図2と同様に3枚の白黒の連続コピーを行う場合
を示し、感光体24上にトナー像を形成する工程は同一
である。
【0029】この第2の実施例では、感光体24上の1
枚目を中間転写ベルト27に一次転写する場合、紙転写
ユニット63は中間転写ベルト27から離れている。そ
して、1枚目の一次転写が終了すると中間転写ベルト2
7から感光体24とベルトクリーニングユニット62が
離れて中間転写ベルト27が高速で逆方向に移動し、中
間転写ベルト27上のトナー像の先端が二次転写位置を
逆方向に通過すると停止し、再度順方向に移動を開始す
る。
【0030】そして、この開始時に紙転写ユニット63
とベルトクリーニングユニット62が中間転写ベルト2
7に接触すると共に二次転写バイアスローラ63−1が
オンになって二次転写が行われる。次いでこの二次転写
が終了すると感光体24が中間転写ベルト27に接触し
て感光体24上の2枚目が中間転写ベルト27に一次転
写される。
【0031】したがって、この第2の実施例によれば、
中間転写ベルト27の一次転写位置からの二次転写位置
までの距離Lbが最大用紙サイズLpより短くても、一
次転写と二次転写が同時に行われないので画像のぶれを
防止することができる。
【0032】次に、図4を参照して第3の実施例を説明
する。なお、この第3の実施例では第2の実施例と同様
に中間転写ベルト27の一次転写位置からの二次転写位
置までの距離Lbが最大用紙サイズLpより短く構成さ
れ、また、第2の実施例と異なり、一次転写と二次転写
は同時に行われるように構成されている。
【0033】図4において、感光体24の軸70にはフ
ライホイール71が固定され、感光体24とフライホイ
ール71は共に駆動モータ72及びベルト減速機構73
により駆動される。更に、感光体軸70の回転がベルト
伝達機構74を介して軸75に伝達されて軸75が感光
体軸70と同一方向に回転する。また、ベルト伝達機構
74はタイトナ76により支持されている。なお、ベル
ト減速機構73とベルト伝達機構74は代わりにギヤ機
構でもよい。
【0034】軸75には中歯ギヤ75−1が同軸に固定
され、この中歯ギヤ75−1にはギヤ63−4が歯合し
ている。ギヤ63−4は二次転写バイアスローラ63−
1に連結されている。このギヤ63−4と二次転写バイ
アスローラ63−1はメンテナンス時や交換時に矢印方
向Aに引出し可能に構成されている。
【0035】このように中歯ギヤ75−1とギヤ63−
4のカップリング機構と、二次転写バイアスローラ63
−1が中間転写ベルト27に対して接触、離間する場合
のテンション差をタイトナ76により吸収することによ
り、用紙の先端が二次転写位置、定着位置に進入した
り、用紙の後端がレジストローラを通過する場合、中間
転写ベルト27の速度変動を低減することができる。
【0036】すなわち、中間転写ベルト27の速度変動
は従来例で説明したように、用紙の動きの変動が二次転
写バイアスローラ63−1の回転に変動を与え、また、
中間転写ベルト27上の画像領域外と二次転写バイアス
ローラ63−1との接触部において中間転写ベルト27
に速度変動を与えるからであるが、本実施例における二
次転写バイアスローラ63−1の駆動は、フライホイー
ル71が設けられた感光体軸70から直接伝達されるの
で、二次転写バイアスローラ63−1には速度変動が発
生しにくくなり、したがって、中間転写ベルト27の速
度変動を低減することができる。
【0037】ここで、中間転写ベルト27は二次転写バ
イアスローラ63−1が接触中には二次転写バイアスロ
ーラ63−1と同一速度で移動し、また、一次転写中の
中間転写ベルト27は感光体24との静電吸着力により
感光体24と同一速度で移動する。また、中間転写ベル
ト27を支持するテンションローラ27−cのテンショ
ンは高めに設定させざるを得ず、また、追従性にも限界
があるが、中間転写ベルト27を専用の駆動源により行
い、中間転写ベルト27の移動変位量の遅れが生じる駆
動源又は駆動伝達機構を用いることにより、感光体24
の表面速度に対する中間転写ベルト27の追従性が更に
高まる。この結果、当然に二次転写時における二次転写
バイアスローラ63−1の表面速度変化に対する中間転
写ベルト27の表面速度の追従性も高まる。
【0038】すなわち、一次転写時における感光体24
の表面速度と中間転写ベルト27の表面速度間と、二次
転写時における中間転写ベルト27の表面速度と二次転
写バイアスローラ63−1の表面速度間に、感光体24
や中間転写ベルト駆動ローラ27−b等の偏心による微
小なスリップが発生しないので、画像むらを防止するこ
とができる。
【0039】図5及び図6は第4の実施例を示し、中間
転写ベルト27の駆動は専用のステッピングモータ80
により行われる。この場合、モータ80のロータ軸はタ
イミングベルト81を介して軸83に伝達され、軸83
はカップリング82を介して中間転写ベルト駆動軸27
bに連結されている。フルカラーモード時に各画像を中
間転写ベルト27上で重ねるために中間転写ベルト27
を往復移動させる場合、専用のステッピングモータ80
を用いることによりオープンループ制御すなわち順方向
と逆方向の距離を等しくするために正転・逆転信号と移
動ステップ数のみを制御信号として与えるのみでよく、
位置検出手段を設ける必要がない。
【0040】図6に示すステッピングモータ80の負荷
トルク−ロータ遅れ角特性は、負荷トルクに比例してロ
ータ軸の変位角に遅れ量が発生することを示し、この特
性により中間転写ベルト27の表面速度は一次転写中に
は感光体24の表面速度に一致し、二次転写中には二次
転写バイアスローラ63−1の表面速度に一致して動く
ことができる。
【0041】図7は図5に示す軸83とカップリング8
2の間にクラッチ84を設け、一次転写中と二次転写中
にはステッピングモータ80の駆動を切るようにした構
成を示している。この構成により、一次転写中と二次転
写中にはそれぞれ中間転写ベルト27は感光体24、二
次転写バイアスローラ63−1により駆動されるので、
中間転写ベルト27の表面速度は一次転写中には感光体
24の表面速度に一致し、二次転写中には二次転写バイ
アスローラ63−1の表面速度に一致して動くことがで
きる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
ラーモードと単色モードにかかわらず一次転写と二次転
写が同時に行われないので、二次転写時の用紙により中
間転写体の速度が変動しても一次転写時の画像のぶれを
防止することができる。
【0043】また、中間転写体の一次転写位置から二次
転写位置までの距離が転写材の最大長より長く、二次転
写時に像担持体上の次のトナー像が中間転写体に一次転
写されないように転写材の間隔が設定されているので、
二次転写時の用紙により中間転写体の速度が変動しても
一次転写時の画像のぶれを防止することができる。
【0044】また、単色モード時に一次転写終了後に中
間転写体が逆方向に移動して二次転写を行い、二次転写
終了後に次の一次転写を開始するので、二次転写時の用
紙により中間転写体の速度が変動しても一次転写時の画
像のぶれを防止することができる。
【0045】また、像担持体の駆動軸に慣性部材を固定
し、像担持体の駆動が二次転写部材に伝達されるので、
一次転写時における像担持体の表面速度と中間転写体の
表面速度間と、二次転写時における中間転写体の表面速
度と二次転写手段の表面速度間に、像担持体や中間転写
体の駆動ローラ等の偏心による微小なスリップが発生せ
ず、その結果、画像むらを防止することができる。
【0046】また、中間転写体の駆動が専用の駆動源に
より行われると共に、前記駆動源又はその駆動伝達機構
は、前記中間転写体の負荷に比例して中間転写体の移動
変位量が遅れるように構成されているので、一次転写時
における像担持体の表面速度と中間転写体の表面速度間
と、二次転写時における中間転写体の表面速度と二次転
写手段の表面速度間に、像担持体や中間転写体の駆動ロ
ーラ等の偏心による微小なスリップが発生せず、その結
果、画像むらを防止することができる。
【0047】また、少なくとも一次転写中又は二次転写
中に前記中間転写体の駆動を切るので、一次転写時にお
ける像担持体の表面速度と中間転写体の表面速度間と、
二次転写時における中間転写体の表面速度と二次転写手
段の表面速度間に、像担持体や中間転写体の駆動ローラ
等の偏心による微小なスリップが発生せず、その結果、
画像むらを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例としてカ
ラー複写機の中間転写ベルトとその回りの構造を示す側
面図である。
【図2】一例として白黒の単色モード時の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図3】第2の実施例の白黒の単色モード時の動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図4】第3の実施例の感光体及び二次転写バイアスロ
ーラの駆動機構を示す図である。
【図5】第4の実施例の中間転写ベルトの駆動機構を示
す図である。
【図6】図5のステッピングモータの負荷トルク−ロー
タ遅れ角特性を示すグラフ図である。
【図7】第5の実施例の中間転写ベルトの駆動機構を示
す図である。
【図8】カラー複写機の一例を示す側面図である。
【図9】カラー複写機の他の例を示す側面図である。
【符号の説明】
24 感光体 27 中間転写ベルト 27−a 一次転写バイアスローラ 63 紙転写ユニット 63−1 二次転写バイアスローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成されたトナー像を中間
    転写体に一次転写し、前記中間転写体上のトナー像を二
    次転写手段により転写材に二次転写する多色画像形成装
    置において、 多色のトナー像を前記中間転写体に重畳して一次転写す
    るカラーモードと、単色のトナー像を前記中間転写体に
    一次転写する単色モードを有し、前記カラーモードと単
    色モードにかかわらず一次転写と二次転写が同時に行わ
    れないことを特徴とする多色画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記中間転写体の一次転写位置から二次
    転写位置までの距離が転写材の最大長より長く、二次転
    写時に像担持体上の次のトナー像が中間転写体に一次転
    写されないように転写材の間隔が設定されていることを
    特徴とする請求項1記載の多色画像形成装置。
  3. 【請求項3】 単色モード時に、二次転写手段が中間転
    写体から離れた状態で中間転写体が順方向に移動して像
    担持体上のトナー像が中間転写体に一次転写され、一次
    転写終了後に中間転写体が像担持体から離れて逆方向に
    移動し、中間転写体上のトナー像の先端が二次転写位置
    を逆方向に通過した後に停止し、再度順方向に移動する
    と共に二次転写手段が中間転写体に接触して中間転写体
    上のトナー像の転写材に二次転写され、二次転写終了後
    に中間転写体が像担持体に接触して次の一次転写が開始
    されることを特徴とする請求項1記載の多色画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 像担持体上に形成されたトナー像を中間
    転写体に一次転写し、中間転写体上のトナー像を二次転
    写手段により転写材に二次転写する多色画像形成装置に
    おいて、 前記像担持体の駆動軸に慣性部材が固定されると共に、
    前記像担持体の駆動が前記二次転写部材に伝達されるこ
    とを特徴とする多色画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記中間転写体の駆動が専用の駆動源に
    より行われると共に、前記駆動源又はその駆動伝達機構
    は、前記中間転写体の負荷に比例して中間転写体の移動
    変位量が遅れるように構成されていることを特徴とする
    請求項1から4のいずれかに記載の多色画像形成装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも一次転写中又は二次転写中に
    前記中間転写体の駆動を切ることを特徴とする請求項1
    から5のいずれかに記載の多色画像形成装置。
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