JPH0989441A - 低温ショーケース - Google Patents

低温ショーケース

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JPH0989441A
JPH0989441A JP26899395A JP26899395A JPH0989441A JP H0989441 A JPH0989441 A JP H0989441A JP 26899395 A JP26899395 A JP 26899395A JP 26899395 A JP26899395 A JP 26899395A JP H0989441 A JPH0989441 A JP H0989441A
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JP
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duct
temperature
air flow
air
blower
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JP26899395A
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English (en)
Inventor
Noriyasu Shioji
教泰 塩地
Harunobu Iguchi
治信 井口
Kazuo Kato
一男 加藤
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 冷却器の冷却管の折り曲げ回数を減少さ
せることができるとともに、各区画の設定温度の変更が
簡単にできる低温ショーケースを提供する。 【解決手段】 ダクト(15)は仕切部材(21)で複
数の送風流路(15a,15b)に等分に分割されてい
る。ダクト内の空気は冷却器(23)で冷却されてお
り、冷却器の冷却管(24)はダクト内の全ての送風流
路を横切る略直線状の直管部(24a)と、この直管部
の端部に形成されている湾曲管部(24b)とからな
り、前記直管部と前記湾曲管部とを交互に複数形成する
ことにより蛇行して配管されている。各送風流路に配置
されている送風機(22)の送風量は異なっており、送
風量の大きい送風機が配置されている送風流路に対応す
る貯蔵室(17)の区画(17a)が、他の区画(17
b)よりも低い温度となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダクト内の冷却器
で冷却された冷気を貯蔵室に吐出し、そして、貯蔵室内
の冷気を再びダクトに吸い込んで循環させている低温シ
ョーケースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の低温ショーケースは、たと
えば特開平6−201251号公報(F25D19/0
0)などに記載されているように、大型化している。そ
して、貯蔵温度の異なる種々の貯蔵物を貯蔵室に収納で
きるように、貯蔵室を複数の区画に仕切って、各区画毎
に設定温度を異ならすことができるようになっている。
したがって、貯蔵室の冷気を循環させるためのダクト
も、貯蔵室の各区画に対応するように、仕切り板で仕切
られて複数の送風流路が形成されており、そして、この
各送風流路には、それぞれ冷却器が配置されている。
【0003】また、特開平6−307755号公報(F
25D17/08)には、ダクトを仕切る仕切板の一部
を斜めに配置し、冷却器付近の送風流路の断面を狭めた
り、広げたりすることにより、各区画毎に設定温度を異
ならすことができるようにしている低温ショーケースが
記載されている。
【0004】さらに、特開昭56−61566号公報
(F25D17/08)には、冷却器のフィンピッチ、
あるいは配管レイアウトを変更することにより、各区画
毎に設定温度を異ならすことができるようにしている低
温ショーケースが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、冷却器には
電磁弁や膨張弁などの部品を接続する必要がある。した
がって、冷却器の個数が増大すると、取り付け作業や部
品点数などが増えて、コストが上昇する。また、冷却器
は、冷却管を蛇行して形成されているが、冷却器の個数
が多いと、冷却管を蛇行させるために冷却管をU字状に
折り曲げる回数が多くなり製造コストが増大する。
【0006】一方、特開平6−307755号公報の様
に、ダクトを仕切る仕切板の一部を斜めに配置すること
は、仕切板の取り付け作業に手間がかかり、かつ、各区
画の設定温度の調整が困難である。また、送風流路の断
面が広がったり、狭まったりして変化が激しいので、空
気が円滑かつ均一に流れにくい。したがって、冷気に温
度ムラ等が発生しやすい。
【0007】また、特開昭56−61566号公報の様
に、冷却器のフィンピッチ、あるいは配管レイアウトを
変更している場合には、各区画の設定温度を変更するこ
とが困難となる。また、冷却器が特殊な形状となるの
で、冷却器の製造コストが上昇する。
【0008】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、冷却器の冷却管の折り曲げ回数を減少させ
ることができるとともに、各区画の設定温度の変更が簡
単にできる低温ショーケースを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の低温ショーケー
ス(1)は、貯蔵物を収納する貯蔵室(17)と、この
貯蔵室に冷気を吐出する吐出口(31)と、前記貯蔵室
内の空気を吸い込む吸込口(32)と、この吸込口と前
記吐出口とを連通するダクト(15)と、このダクト内
の空気を前記吸込口から前記吐出口に向けて送風する送
風機(22)と、前記ダクトを複数の送風流路(15
a,15b)に分割する仕切部材(21)と、前記ダク
ト内の空気を冷却する冷却器(23)とを備えていると
ともに、前記ダクトの送風流路に対応して、貯蔵室が複
数の区画(17a,17b)に分割されている。
【0010】そして、前記目的を達成するために、前記
ダクトの断面積に対する各送風流路の断面積の割合は、
吐出口付近、冷却器の付近および吸込口付近において略
同じであり、さらに、前記冷却器の冷却管(24)は前
記ダクト内の全ての送風流路を横切る略直線状の直管部
(24a)と、この直管部の端部に形成されている湾曲
管部(24b)とからなり、前記直管部と前記湾曲管部
とを交互に複数形成することにより蛇行して配管されて
いる。かつ、前記貯蔵室を冷却している際には、前記送
風機は定常的に略一定の送風量で駆動しており、各送風
流路の風速が略同じ場合には、貯蔵室の各区画の温度は
略同じとなり、一方、各送風流路の風速が異なる場合に
は、風速の速い送風流路に対応する区画の温度が、風速
の遅い送風流路に対応する区画の温度よりも低くなる。
【0011】また、前記仕切部材が前記ダクトを複数の
送風流路に略等分に分割しており、この各送風流路に各
々送風機が配置され、貯蔵室を冷却している際には、送
風機は定常的に略一定の送風量で駆動していることがあ
る。そして、各送風機の送風量が略同じ場合には、貯蔵
室の各区画の温度は略同じとなり、一方、各送風機の送
風量が異なる場合には、送風量の多い送風機が配置され
ている送風流路に対応する区画の温度が、送風量の少な
い送風機が配置されている送風流路に対応する区画の温
度よりも低くなる。
【0012】さらに、貯蔵室の各区画の温度を検出する
温度センサー(16)と、冷却器の冷却管に流れる冷媒
の流量を制御する流量制御弁(27)と、温度センサー
が検出する各区画の温度が全て、各区画の設定温度以下
になる様に、前記流量制御弁を制御する制御手段(3
0)とを具備している場合がある。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明における低温ショー
ケースの実施の第1の形態を図1ないし図4を用いて説
明する。図1は本発明における低温ショーケースの実施
の第1の形態の斜視図である。図2は図1の断面図であ
る。図3は図2のIII-III 断面図である。図4は冷凍サ
イクルの冷媒回路図である。
【0014】図1ないし図3において、清涼飲料、弁
当、ハム、果物など各種商品を陳列する低温ショーケー
スとしてのオープンショーケース1の前面には商品収納
および取り出し用開口2が形成され、その下部には機械
室3が配置されている。この機械室3には凝縮器4、凝
縮器用の送風機5および圧縮機6などが設けられてい
る。そして、ショーケース1の上壁8、後壁9および、
機械室3との隔壁である底壁10は、一面が開放した断
熱箱体を構成しており、発泡合成樹脂たとえば硬質の発
泡ポリウレタンなどの断熱材11からなっている。
【0015】この断熱材11の内面より適当な間隔を有
して、塗装鋼板やステンレスなどの錆びない金属板から
なるダクト用天板12、ダクト用壁板13およびダクト
用床板14が配設されている。ダクト板としてのこれら
ダクト用天板12、ダクト用壁板13およびダクト用床
板14と断熱材11との間の空間がダクト15となる。
ダクト15の先端部である上部前側には温度センサー1
6が設けられている。一方、ダクト板12,13,14
で囲まれた貯蔵室としての陳列室17は、仕切壁18で
左右に2個の区画17a,17bに等分に分割されてい
る。この陳列室17の各区画17a,17bには、商品
陳列棚19が左右一対の支持ブラケット20に支持され
て、多段に配置されている。
【0016】そして、陳列室17の区画17a,17b
に対応するように、ダクト15も、図3に図示するよう
に、仕切部材である仕切板21で左右に等分に仕切られ
て、2個の送風流路15a,15bが形成されている。
ダクト用床板14の下方の送風流路15a,15bに
は、各々送風機22が配置されている。陳列室17の冷
却時には、この送風機22は風量制御が行われず、定常
的に略一定の送風量である。なお、除霜運転時や夜間運
転時などにおいては、送風機22は逆回転したり、停止
したり、送風量が低下したりすることがある。また、冷
却器23が、ダクト用壁板13の後方のダクト15に配
置されている。この冷却器23の冷媒が流れる冷却管2
4は、一対の送風流路15a,15bを横切る略直線状
の直管部24aと、直管部24aの端部に連続的に形成
されている略U字状の湾曲管部24bとから成ってお
り、この直管部24aと湾曲管部24bとが交互に複数
形成されて蛇行して配管されている。この直管部24a
には複数枚の熱交換用のフィン25が略等間隔に取り付
けられている。また、ダクト15の両端部には各々管板
26が固定されており、この管板26が直管部24aの
端部付近を支持している。
【0017】この冷却器23は前記凝縮器4および圧縮
機6などとで図4に図示する冷凍サイクルを構成してい
る。図4において、圧縮機6で気体状態の冷媒を圧縮
し、この圧縮された冷媒を凝縮器4にて熱交換して液化
する。この液化した冷媒は制御弁である電磁弁27およ
び膨張弁28を介して冷却器23に導かれるとともに気
化する。この気化の際に、冷却器23は冷却される。そ
して、冷却器23から出てきた冷媒は、気液分離器29
を介して再び圧縮機6に戻ってくる。また、電磁弁27
は、温度センサー16に接続されている制御装置30に
よりON−OFF制御されている。
【0018】そして、図2において、送風機22が回転
すると、ダクト15内の空気は矢印方向に送風されて強
制循環する。すなわち、送風機22から送風される空気
は、冷却器23に移動し冷却され、さらに上昇して冷気
吐出口31から陳列室17内に吐出する。そして、冷気
吐出口31から吹き出した冷気は、陳列室17の前面す
なわち商品収納および取り出し用開口2においてエアー
カーテンを形成するとともに陳列室17内を冷却する。
この陳列室17内を冷却した空気はダクト用床板14の
前側に形成された吸込口32から吸い込まれて送風機2
2に戻ってくる。
【0019】この強制循環は、陳列室17の区画17
a,17b毎に行われている。ところで、送風機22は
冷却運転時においては、略一定の送風量で駆動している
が、送風流路15aに設けられている送風機22と送風
流路15bに設けられている送風機22とは、送風容量
が異なり、送風流路15aの送風機22が送風する風速
は、他方の送風流路15bの送風機22の風速よりも速
くなっている。そして、送風機22の風速が早いほう
が、冷却能力が大きくなるので、送風機22の流速が早
い送風流路15aと連通している区画17aが、他の区
画17bよりも低温となる。この実施の形態において
は、区画17aの設定温度は0〜5℃で、他方の区画1
7bの設定温度は10〜15℃であり、両区画17a,
17bには、約10℃の温度差がある。したがって、送
風流路15aの送風機22の風速と、送風流路15bの
送風機22の風速との差は、前記約10℃の温度差が略
生じるように設定されている。
【0020】陳列室17の温度制御は、種々の方法があ
るが、第1の方法としては、一個の区画17aまたは1
7bの温度を検出する温度センサー16を用いる方法で
ある。この温度センサー16を前述のようにダクト15
の先端部に設けて、陳列室17の一方の区画たとえば区
画17aに吐出する冷気の温度を検出する。この検出温
度で区画17aの温度が推定できるので、間接的に区画
17aの温度を検出することができる。また、各送風機
22は常時定速運転しており、制御手段としての制御装
置30には前もって区画17aの設定温度たとえば5℃
を設定しておく。そして、制御装置30で、前記設定温
度と区画17aの検出温度とを比較して、検出温度の方
が低い場合には、電磁弁27を閉じてOFFにして、冷
却器23による冷却を停止し、逆に検出温度の方が高い
場合には、電磁弁27を開いてONにして、冷却器23
による冷却を開始する。この様にして、区画17aは設
定温度を維持することができる。他方の区画17bは、
前述の様に区画17aと略10℃の差があるので、区画
17aの設定温度よりも略10℃高い温度を維持するこ
とができる。なお、設定温度が低い区画ほど、外気温度
などの影響をより受けやすいので、温度センサー16に
より温度が検出される区画は、設定温度の低い方の区画
にすることが好ましい。
【0021】第2の方法としては、両区画17a,17
bの温度を検出する温度センサー16を用いる方法であ
る。この温度センサー16は各送風流路15a,15b
の先端部に各々設けられており、両区画17a,17b
の温度を間接的に検出している。また、各送風機22は
常時定速運転しており、制御装置30には前もって各区
画17a,17bの設定温度たとえば5℃および15℃
を設定しておく。そして、制御装置30で、区画17a
の設定温度と区画17aの検出温度とを比較し、かつ、
同様に区画17bの設定温度と区画17bの検出温度と
を比較して、各検出温度が設定温度よりも低い場合に
は、電磁弁27を閉じてOFFにし、逆にいずれかの検
出温度が設定温度よりも高い場合には、電磁弁27を開
いてONにする。この様にして、両区画17a,17b
を各設定温度よりも確実に低くすることができる。
【0022】前述のように、実施の第1の形態において
は、冷却器23が送風流路15a,15bに共通に設け
られているので、ショーケース1に1個配置するだけで
すむ。また、冷却管24の蛇行は、ダクト15の全幅に
わたって行われているので、送風流路15a,15b毎
に個別に蛇行する場合よりも、冷却管24を折り曲げる
回数すなわち湾曲管部24bの個数を少なくすることが
できる。
【0023】また、送風流路15aの送風機22と送風
流路15bの送風機22とは、前述のように送風流量が
異なっており、送風流路15aの送風機22と送風流路
15bの送風機22とを交換すると、各区画の温度帯を
簡単に変更することができる。すなわち、区画17aの
温度帯が区画17bの温度帯よりも低い場合に、送風機
22を互いに交換すると、区画17aの温度帯が区画1
7bの温度帯よりも高くなる。
【0024】次に、本発明におけるショーケースの実施
の第2の形態について図5を用いて説明する。図5は実
施の第2の形態の断面図である。なお、この第2の形態
の説明において、前記第1の形態の構成要素に対応する
構成要素には同一符号を付して、その詳細な説明は省略
する。
【0025】図5は、第1の形態の図3に対応する図で
あり、仕切板21が右側に偏って取り付けられている。
この仕切板21の偏りに応じて、図5においては図示し
ない仕切壁18も右側に偏って取り付けられている。し
たがって、左側の区画17aおよび送風流路15aは、
右側の区画17bおよび送風流路15bよりも、幅が広
くなり、空気の流れに垂直な断面の面積は、左側の方が
右側よりも大きくなる。そして、ダクト15の断面積に
対する各送風流路15a,15bの断面積の割合は、吐
出口付近、冷却器の付近および吸込口付近などにおいて
略一定に構成されている。
【0026】この第2の形態においても、仕切板21が
偏って取り付けられている点以外は、第1の形態と略同
様であり、送風機22は、陳列室17の冷却時には、略
定常的に一定の送風量であり、温度制御も第1の形態と
同様な方法で行われる。そして、風速の速い送風流路に
対応する区画が、風速の遅い送風流路に対応する区画よ
りも庫内温度が低くなる。
【0027】したがって、第2の形態においては、左右
の送風流路15a,15bに同じ送風流量の送風機22
を採用すると、断面積の広い左側の送風流路15aの風
速が、断面積の狭い右側の送風流路15bの風速よりも
遅くなり、左側の区画17aの庫内温度が、右側の区画
17bの庫内温度よりも高くなる。
【0028】前述のように、実施の第2の形態において
は、仕切板21が偏って設けられ、送風流路15aの断
面と送風流路15bの断面とが異なっている。そして、
送風流路に対応して設けられている各区画の幅が異なる
ので、各区画に収納する貯蔵物の量に偏りがある場合に
も対応することができる。
【0029】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)実施の形態においては、送風流路毎に、発生する
風速が異なる送風機を設置しているが、各送風流路に、
発生する風速が同じ送風機を設置することも可能であ
る。この場合には、貯蔵室の各区画の温度は略同じ温度
となる。また、実施の形態では、区画17aと区画17
bとの温度差は略10℃であるが、この温度差は、たと
えば5℃でも、15℃でも適宜変更可能である。
【0030】(2)実施の形態においては、送風流路毎
に送風機が設けられているが、一個の送風機で複数の送
風流路に送風することも可能である。そして、この場合
に、各送風流路の風速を異ならすために、風向ガイド板
などを用いることも可能である。
【0031】(3)実施の形態において、陳列室17の
区画は2個に区画されているが、3個以上に区画するこ
とも可能である。 (4)陳列室17の仕切壁18は、着脱自在にすること
も可能である。また、各区画17a,17bの設定温度
にあまり差が無い場合や略同じ場合には、仕切壁18を
設けないことも可能である。
【0032】(5)実施の形態においては、膨張弁28
が設けられているが、膨張弁28に代えて、キャピラリ
ーチューブを用いることも可能である。
【0033】(6)実施の形態において、冷却管に流れ
る冷媒の流量を制御する流量制御弁は、電磁弁27であ
り、ON−OFF制御されているが、ON−OFF制御
ではなく、弁の絞り量を制御することも可能である。ま
た、電磁弁27をON−OFF制御する代わりに、膨張
弁28を流量制御弁として採用し、膨張弁28の絞り量
を制御することも可能である。
【0034】(7)実施の形態においては、温度センサ
ーはダクト15の先端部に設けられており、この温度セ
ンサーでダクト15から吐出される冷気の温度を検出し
て、間接的に貯蔵室の温度を検出しているが、温度セン
サーを貯蔵室に配置して、直接貯蔵室の温度を検出する
ことも可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、冷却器の冷却管はダク
ト内の全ての送風流路を横切る略直線状の直管部と、こ
の直管部の端部に形成されている湾曲管部とからなり、
直管部と湾曲管部とを交互に複数形成することにより蛇
行して配管されている。したがって、冷却器の冷却管を
各送風流路毎に蛇行させている場合に比して、湾曲管部
の個数が減少する。その結果、冷却器の製造コストが減
少する。
【0036】また、ダクトの断面積に対する各送風流路
の断面積の割合が、吐出口付近、冷却器の付近および吸
込口付近において略同じであり、送風流路の断面が大き
く狭まったり、広がったりすることはない。したがっ
て、空気は円滑かつ略均一に流れる。その結果、冷気に
温度ムラが発生しにくい。
【0037】さらに、定常的に送風量が略一定の送風機
を採用しているので、貯蔵室を温度制御する際には、送
風機は速度制御されない。したがって、送風機の制御機
構が簡単となる。その結果、製造コストが削減できる。
また、各送風流路の風速が同じ場合には各区画温度が略
同じになる冷却器が採用されており、冷却器のフィンの
ピッチなどは各送風流路において略同じ構造となってい
る。したがって、ごく一般的な冷却器を用いることがで
き、特殊な構造の冷却器を用いる必要がない。
【0038】そして、各区画の設定温度の変更は、各送
風流路の風速を変更することで簡単に行える。
【0039】また、前記仕切部材が前記ダクトを略等分
に分割して送風流路が形成され、この各送風流路に送風
機が配置されている場合には、一方の区画の設定温度が
他方の区画の設定温度よりも高い時に、各送風流路の送
風機を互いに交換すると、一方の区画の設定温度を他方
の区画の設定温度よりも低くなるように変更することが
できる。この様に送風機を互いに交換することにより、
簡単に設定温度を変更することができる。
【0040】そして、温度センサーにて検出された各区
画の温度が全て、各区画の設定温度以下になる様に、流
量制御弁を制御する制御手段を具備している場合があ
る。この場合には、冷却器が各送風流路に共通に設けら
れているにも係わらず、全ての区画の温度を設定温度以
下に確実にすることができる。その結果、貯蔵物が、規
定の温度以上に温まることが確実になくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明における低温ショーケースの実施
の第1の形態の斜視図である。
【図2】図2は図1の断面図である。
【図3】図3は図2のIII-III 断面図である。
【図4】図4は冷凍サイクルの冷媒回路図である。
【図5】図5は実施の第2の形態の断面図である。
【符号の説明】
1 ショーケース(低温ショーケース) 15 ダクト 15a,15b 送風流路 16 温度センサー 17 陳列室(貯蔵室) 17a,17b 区画 21 仕切板(仕切部材) 22 送風機 23 冷却器 24 冷却管 24a 直管部 24b 湾曲管部 27 電磁弁(流量制御弁) 30 制御装置(制御手段) 31 冷気吐出口 32 吸込口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵物を収納する貯蔵室と、 この貯蔵室に冷気を吐出する吐出口と、 前記貯蔵室内の空気を吸い込む吸込口と、 この吸込口と前記吐出口とを連通するダクトと、 このダクト内の空気を前記吸込口から前記吐出口に向け
    て送風する送風機と、 前記ダクトを複数の送風流路に分割する仕切部材と、 前記ダクト内の空気を冷却する冷却器とを備えていると
    ともに、 前記ダクトの送風流路に対応して、貯蔵室が複数の区画
    に分割されている低温ショーケースにおいて、 前記ダクトの断面積に対する各送風流路の断面積の割合
    は、吐出口付近、冷却器の付近および吸込口付近におい
    て略同じであり、 前記冷却器の冷却管は前記ダクト内の全ての送風流路を
    横切る略直線状の直管部と、この直管部の端部に形成さ
    れている湾曲管部とからなり、前記直管部と前記湾曲管
    部とを交互に複数形成することにより蛇行して配管され
    ており、 そして、前記貯蔵室を冷却している際には、前記送風機
    は定常的に略一定の送風量で駆動しており、 各送風流路の風速が略同じ場合には、貯蔵室の各区画の
    温度は略同じとなり、 一方、各送風流路の風速が異なる場合には、風速の速い
    送風流路に対応する区画の温度が、風速の遅い送風流路
    に対応する区画の温度よりも低くなることを特徴とする
    低温ショーケース。
  2. 【請求項2】 貯蔵物を収納する貯蔵室と、 この貯蔵室に冷気を吐出する吐出口と、 前記貯蔵室内の空気を吸い込む吸込口と、 この吸込口と前記吐出口とを連通するダクトと、 このダクト内の空気を前記吸込口から前記吐出口に向け
    て送風する送風機と、 前記ダクトを複数の送風流路に分割する仕切部材と、 前記ダクト内の空気を冷却する冷却器とを備えていると
    ともに、 前記ダクトの送風流路に対応して、貯蔵室が複数の区画
    に分割されている低温ショーケースにおいて、 前記仕切部材は、前記ダクトを略等分に分割しており、 前記冷却器の冷却管は前記ダクト内の全ての送風流路を
    横切る略直線状の直管部と、この直管部の端部に形成さ
    れている湾曲管部とからなり、前記直管部と前記湾曲管
    部とを交互に複数形成することにより蛇行して配管され
    ており、 そして、前記送風機は各送風流路に1個ずつ配置されて
    おり、前記貯蔵室を冷却している際には、定常的に略一
    定の送風量で駆動しており、 各送風機の送風量が略同じ場合には、貯蔵室の各区画の
    温度は略同じとなり、 一方、各送風機の送風量が異なる場合には、送風量の多
    い送風機が配置されている送風流路に対応する区画の温
    度が、送風量の少ない送風機が配置されている送風流路
    に対応する区画の温度よりも低くなることを特徴とする
    低温ショーケース。
  3. 【請求項3】 前記各区画の温度を検出する温度センサ
    ーと、 前記冷却器の冷却管に流れる冷媒の流量を制御する流量
    制御弁と、 前記温度センサーが検出する各区画の温度が全て、各区
    画の設定温度以下になる様に、前記流量制御弁を制御す
    る制御手段とを具備していることを特徴とする請求項1
    または2記載の低温ショーケース。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010249419A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Nakano Refrigerators Co Ltd オープンショーケース及びその運転方法
JP2011158176A (ja) * 2010-02-01 2011-08-18 Panasonic Corp 冷蔵庫

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