JPH0989374A - 貯湯式電気温水器 - Google Patents
貯湯式電気温水器Info
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- JPH0989374A JPH0989374A JP24404995A JP24404995A JPH0989374A JP H0989374 A JPH0989374 A JP H0989374A JP 24404995 A JP24404995 A JP 24404995A JP 24404995 A JP24404995 A JP 24404995A JP H0989374 A JPH0989374 A JP H0989374A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 排水パンを備えていても、脚部を高くするこ
となく排水パンからの排水を行える貯湯式電気温水器を
提供する。 【解決手段】 取付面１の上に複数本の脚部２によって
貯湯タンク３を支持させる。貯湯タンク３をタンクケー
ス４に収納する。タンクケース４の底板部４ａを排水パ
ン５として兼用する。底板部４ａには貯湯タンク３から
の漏水を溜める漏水溜め部４ｂを設ける。タンクケース
４には漏水溜め部４ｂに溜まった漏水を排水口７に排出
するためのポンプ装置１０を設ける。
となく排水パンからの排水を行える貯湯式電気温水器を
提供する。 【解決手段】 取付面１の上に複数本の脚部２によって
貯湯タンク３を支持させる。貯湯タンク３をタンクケー
ス４に収納する。タンクケース４の底板部４ａを排水パ
ン５として兼用する。底板部４ａには貯湯タンク３から
の漏水を溜める漏水溜め部４ｂを設ける。タンクケース
４には漏水溜め部４ｂに溜まった漏水を排水口７に排出
するためのポンプ装置１０を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯湯タンクの下側
に排水パンが配置されている貯湯式電気温水器に関する
ものである。
に排水パンが配置されている貯湯式電気温水器に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の貯湯式電気温水器では、
図５に示すように、コンクリート製の基礎の取付面１の
上に複数本の脚部２によって貯湯タンク３が支持され、
この貯湯タンク３はタンクケース４内に収容されてい
る。貯湯タンク３の下側には、万一、貯湯タンク３から
水が漏れたときに受けることができるようにタンクケー
ス４の底板部４ａが排水パン５として配置されている。
排水パン５に溜まった水は、排水パン５の底部に接続さ
れた排水管６を経て下水等の排水口７に排水されるよう
になっている。なお、８は貯湯タンク３に給水するため
の給水管、９は貯湯タンク３から排水するための排水管
である。貯湯タンク３からの水漏れ箇所としては、貯湯
タンク３の溶接部，ヒータを貯湯タンク３に取付けるヒ
ータフランジ，給水管・排水管や給湯管の接続部等が考
えられる。
図５に示すように、コンクリート製の基礎の取付面１の
上に複数本の脚部２によって貯湯タンク３が支持され、
この貯湯タンク３はタンクケース４内に収容されてい
る。貯湯タンク３の下側には、万一、貯湯タンク３から
水が漏れたときに受けることができるようにタンクケー
ス４の底板部４ａが排水パン５として配置されている。
排水パン５に溜まった水は、排水パン５の底部に接続さ
れた排水管６を経て下水等の排水口７に排水されるよう
になっている。なお、８は貯湯タンク３に給水するため
の給水管、９は貯湯タンク３から排水するための排水管
である。貯湯タンク３からの水漏れ箇所としては、貯湯
タンク３の溶接部，ヒータを貯湯タンク３に取付けるヒ
ータフランジ，給水管・排水管や給湯管の接続部等が考
えられる。
【０００３】このような排水パン５を有する貯湯式電気
温水器で、排水パン５に溜まった水を排水口７に送るに
は、排水管６に傾斜をつけるために、ある程度の高低差
Ｈが必要である。
温水器で、排水パン５に溜まった水を排水口７に送るに
は、排水管６に傾斜をつけるために、ある程度の高低差
Ｈが必要である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の機種では、脚部
２を高くしてこの高低差Ｈを確保していたので、図６
（Ａ）に示す排水パン５を備えない貯湯式電気温水器
と、図６（Ｂ）に示す排水パン５を備えた貯湯式電気温
水器とでは、重心の高さが排水パン５を備えない貯湯式
電気温水器ではＬ1 であるのに対して、排水パン５を備
えた貯湯式電気温水器では前述したＬ1 より高いＬ2 と
なる。即ちＬ1 ＜Ｌ2 となる。そのため地震の際に貯湯
タンクが受けるモーメントは、重心位置に作用する力を
Ｆとすると、 Ｌ1 ・Ｆ＜Ｌ2 ・Ｆ となって、排水パン５を備えた貯湯式電気温水器では、
地震の際に傾いたり倒れれたりする問題点があった。
２を高くしてこの高低差Ｈを確保していたので、図６
（Ａ）に示す排水パン５を備えない貯湯式電気温水器
と、図６（Ｂ）に示す排水パン５を備えた貯湯式電気温
水器とでは、重心の高さが排水パン５を備えない貯湯式
電気温水器ではＬ1 であるのに対して、排水パン５を備
えた貯湯式電気温水器では前述したＬ1 より高いＬ2 と
なる。即ちＬ1 ＜Ｌ2 となる。そのため地震の際に貯湯
タンクが受けるモーメントは、重心位置に作用する力を
Ｆとすると、 Ｌ1 ・Ｆ＜Ｌ2 ・Ｆ となって、排水パン５を備えた貯湯式電気温水器では、
地震の際に傾いたり倒れれたりする問題点があった。
【０００５】本発明の目的は、排水パンを備えた貯湯式
電気温水器でも、脚部を高くすることなく排水パンから
の排水を行える貯湯式電気温水器を提供することにあ
る。
電気温水器でも、脚部を高くすることなく排水パンから
の排水を行える貯湯式電気温水器を提供することにあ
る。
【０００６】本発明の他の目的は、排水パン内に水が溜
まったときに、これを検出して排水を自動的に行えるポ
ンプ装置を備えた貯湯式電気温水器を提供することにあ
る。
まったときに、これを検出して排水を自動的に行えるポ
ンプ装置を備えた貯湯式電気温水器を提供することにあ
る。
【０００７】本発明の他の目的は、排水パン内に水が溜
まったときに、その液面レベルを検出して排水を自動的
に行えるポンプ装置を備えた貯湯式電気温水器を提供す
ることにある。
まったときに、その液面レベルを検出して排水を自動的
に行えるポンプ装置を備えた貯湯式電気温水器を提供す
ることにある。
【０００８】本発明の他の目的は、特定時間帯電力だけ
を電源として作動するタイプの貯湯式電気温水器であっ
ても、その特定時間帯外の時間帯において、支障なく排
水パン内に溜まった水を排水できるポンプ装置を備えた
貯湯式電気温水器を提供することにある。
を電源として作動するタイプの貯湯式電気温水器であっ
ても、その特定時間帯外の時間帯において、支障なく排
水パン内に溜まった水を排水できるポンプ装置を備えた
貯湯式電気温水器を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、取付面の上に
複数本の脚部によって貯湯タンクが支持され、貯湯タン
クの下側に排水パンが配置されている貯湯式電気温水器
を改良の対象とする。ここで取付面とは、設置場所に設
けたコンクリート製の基礎や建物の床等の表面である。
排水パンは、タンクケースとは別に設けられていてもよ
いが、タンクケースの底板部が排水パンを構成していも
よい。
複数本の脚部によって貯湯タンクが支持され、貯湯タン
クの下側に排水パンが配置されている貯湯式電気温水器
を改良の対象とする。ここで取付面とは、設置場所に設
けたコンクリート製の基礎や建物の床等の表面である。
排水パンは、タンクケースとは別に設けられていてもよ
いが、タンクケースの底板部が排水パンを構成していも
よい。
【００１０】本発明においては、排水パンに貯湯タンク
からの漏水を溜める漏水溜め部を設ける。そして漏水溜
め部に溜まった漏水を排水口に排出するためのポンプ装
置を更に設ける。
からの漏水を溜める漏水溜め部を設ける。そして漏水溜
め部に溜まった漏水を排水口に排出するためのポンプ装
置を更に設ける。
【００１１】このように構成すると、貯湯タンクからの
漏水は排水パンの漏水溜め部に一時的に溜まる。そして
ポンプ装置が、漏水溜め部に溜まった水を排水口に排出
する。したがって本発明では、従来のように落差を利用
して排水パンから漏水を排出する必要がないため、貯湯
タンクを支持する脚部を高くする必要がない。このた
め、本発明によれば、排水パンを備えた貯湯式電気温水
器でも、重心の位置が高くならず、地震の際に発生する
被害を抑制することができる。この効果は、タンクケー
スの底板部が排水パンを構成している場合でも、全く同
様に得られる。
漏水は排水パンの漏水溜め部に一時的に溜まる。そして
ポンプ装置が、漏水溜め部に溜まった水を排水口に排出
する。したがって本発明では、従来のように落差を利用
して排水パンから漏水を排出する必要がないため、貯湯
タンクを支持する脚部を高くする必要がない。このた
め、本発明によれば、排水パンを備えた貯湯式電気温水
器でも、重心の位置が高くならず、地震の際に発生する
被害を抑制することができる。この効果は、タンクケー
スの底板部が排水パンを構成している場合でも、全く同
様に得られる。
【００１２】ポンプ装置は、排水用ポンプと、漏水溜め
部内の漏水の有無を検出する漏水検出器と、漏水検出器
が漏水を検出している間排水用ポンプを動作させて漏水
溜め部内から漏水を排出させるポンプ制御装置とを備え
ている。このような構造にすると、排水パン内に水が溜
まると、漏水検出器がこれを検出してポンプ装置を作動
させ、自動的に排水を行うことができる。
部内の漏水の有無を検出する漏水検出器と、漏水検出器
が漏水を検出している間排水用ポンプを動作させて漏水
溜め部内から漏水を排出させるポンプ制御装置とを備え
ている。このような構造にすると、排水パン内に水が溜
まると、漏水検出器がこれを検出してポンプ装置を作動
させ、自動的に排水を行うことができる。
【００１３】なお排水ポンプに接続される排水管や、電
源設備等もポンプ装置に含まれる。排水用ポンプ及びポ
ンプ制御装置は、タンクケースの内部または外部のいず
れに設けてもよい。ポンプ制御装置は、漏水溜め部から
漏水を支障なく排出するように排水ポンプを制御すれば
よく、その制御態様は任意である。例えば、予め定めた
液面レベルまで漏水が溜まると排水ポンプを作動させ、
その液面が予め定めた液面レベル以下に下がると排水ポ
ンプを停止させるように排水ポンプを制御することがで
きる。
源設備等もポンプ装置に含まれる。排水用ポンプ及びポ
ンプ制御装置は、タンクケースの内部または外部のいず
れに設けてもよい。ポンプ制御装置は、漏水溜め部から
漏水を支障なく排出するように排水ポンプを制御すれば
よく、その制御態様は任意である。例えば、予め定めた
液面レベルまで漏水が溜まると排水ポンプを作動させ、
その液面が予め定めた液面レベル以下に下がると排水ポ
ンプを停止させるように排水ポンプを制御することがで
きる。
【００１４】漏水検出器は漏水溜め部に漏水が溜まって
いることを検出できるものであれば、その構造は任意で
ある。例えば、漏水溜め部内の液面レベルにより漏水の
有無を検出するフロートスイッチをセンサとして含んだ
構造にすることができる。このような漏水検出器を用い
ると、漏水検出器を安価に構成することができる。フロ
ートスイッチは、液面に浮かぶフロートの位置の変位に
よってスイッチをオン・オフするものであり、排水パン
内の水の液面が予め定めた液面レベル以上になるとオン
状態となり、ポンプ制御装置にその旨を知らせ、ポンプ
制御装置が排水ポンプを作動させて、排水を自動的に行
う。フロートスイッチは液面が予め定めた液面レベル以
下に下がるとオフ状態となり、ポンプ制御装置は排水ポ
ンプを確実に停止させる。
いることを検出できるものであれば、その構造は任意で
ある。例えば、漏水溜め部内の液面レベルにより漏水の
有無を検出するフロートスイッチをセンサとして含んだ
構造にすることができる。このような漏水検出器を用い
ると、漏水検出器を安価に構成することができる。フロ
ートスイッチは、液面に浮かぶフロートの位置の変位に
よってスイッチをオン・オフするものであり、排水パン
内の水の液面が予め定めた液面レベル以上になるとオン
状態となり、ポンプ制御装置にその旨を知らせ、ポンプ
制御装置が排水ポンプを作動させて、排水を自動的に行
う。フロートスイッチは液面が予め定めた液面レベル以
下に下がるとオフ状態となり、ポンプ制御装置は排水ポ
ンプを確実に停止させる。
【００１５】なお制御用電源として、２４時間供給され
る商用電源を用いる貯湯式電気温水器では、この商用電
源をポンプ装置の電源とすればよい。しかしながら深夜
電力等の特定時間帯電力だけを電源として作動する貯湯
式電気温水器では、特定時間帯以外で漏水が発生した場
合にはポンプ装置を作動させることができない。そのた
めこのような貯湯式電気温水器では、ポンプ制御装置と
排水用ポンプの電源設備として、特定時間帯電力により
充電されるバッテリを内蔵した電源設備を用いるのが好
ましい。このようにすると、特定時間帯電力だけを電源
として作動するタイプの貯湯式電気温水器であっても、
その特定時間帯外の時間帯で漏水が発生したときに、該
電源設備のバッテリを利用して支障なく排水パン内に溜
まった水をポンプ装置で排水することができる。
る商用電源を用いる貯湯式電気温水器では、この商用電
源をポンプ装置の電源とすればよい。しかしながら深夜
電力等の特定時間帯電力だけを電源として作動する貯湯
式電気温水器では、特定時間帯以外で漏水が発生した場
合にはポンプ装置を作動させることができない。そのた
めこのような貯湯式電気温水器では、ポンプ制御装置と
排水用ポンプの電源設備として、特定時間帯電力により
充電されるバッテリを内蔵した電源設備を用いるのが好
ましい。このようにすると、特定時間帯電力だけを電源
として作動するタイプの貯湯式電気温水器であっても、
その特定時間帯外の時間帯で漏水が発生したときに、該
電源設備のバッテリを利用して支障なく排水パン内に溜
まった水をポンプ装置で排水することができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】図１は、本発明に係る貯湯式電気
温水器の実施の形態の一例を示したものである。なお、
前述した図５に示した従来の貯湯式電気温水器と同様の
構造を有する部分には、図５に付した符号と同一符号を
付してある。
温水器の実施の形態の一例を示したものである。なお、
前述した図５に示した従来の貯湯式電気温水器と同様の
構造を有する部分には、図５に付した符号と同一符号を
付してある。
【００１７】本例は、タンクケース４の底板部４ａが排
水パン５を構成しているタイプの貯湯式電気温水器に本
発明を適用した例を示したものである。本例の貯湯式電
気温水器においては、タンクケース４の底板部４ａに貯
湯タンク３からの漏水を溜める凹型の漏水溜め部４ｂが
形成されている。漏水溜め部４ｂは、貯湯タンク３と取
付面１との間に形成される空間を最大限利用するため
に、貯湯タンク３の湾曲した底壁面に沿って湾曲または
膨出する形状を有している。そしてタンクケース４の内
部には、漏水溜め部４ｂに溜まった漏水を排水口７に排
出するためのポンプ装置１０が内蔵されている。
水パン５を構成しているタイプの貯湯式電気温水器に本
発明を適用した例を示したものである。本例の貯湯式電
気温水器においては、タンクケース４の底板部４ａに貯
湯タンク３からの漏水を溜める凹型の漏水溜め部４ｂが
形成されている。漏水溜め部４ｂは、貯湯タンク３と取
付面１との間に形成される空間を最大限利用するため
に、貯湯タンク３の湾曲した底壁面に沿って湾曲または
膨出する形状を有している。そしてタンクケース４の内
部には、漏水溜め部４ｂに溜まった漏水を排水口７に排
出するためのポンプ装置１０が内蔵されている。
【００１８】ポンプ装置１０は、排水用ポンプ１１と、
漏水溜め部４ｂ内の漏水の有無を検出する漏水検出器１
２と、漏水検出器１２が漏水を検出している間排水用ポ
ンプ１１を動作させて漏水溜め部４ｂ内から漏水を排出
させるポンプ制御装置１３と、一端が漏水溜め部４ｂ内
に配置され他端が排水口７の上部に配置されて途中に排
水用ポンプ１１が接続されている排水管１４とを具備す
る構造になっている。排水用ポンプ１１及びポンプ制御
装置１３は、実際には、漏水溜め部４ｂの外側で位置す
る底板部４ａの部分と貯湯タンク３の底壁部との間に形
成される空間に配置される。ポンプ装置１０の電源は、
制御用電源として商用の100 Ｖ電源を利用する場合に
は、商用の100 Ｖ電源を電源とし、200 Ｖの深夜電力だ
けを電源とする場合には200 Ｖの深夜電力を電源とす
る。
漏水溜め部４ｂ内の漏水の有無を検出する漏水検出器１
２と、漏水検出器１２が漏水を検出している間排水用ポ
ンプ１１を動作させて漏水溜め部４ｂ内から漏水を排出
させるポンプ制御装置１３と、一端が漏水溜め部４ｂ内
に配置され他端が排水口７の上部に配置されて途中に排
水用ポンプ１１が接続されている排水管１４とを具備す
る構造になっている。排水用ポンプ１１及びポンプ制御
装置１３は、実際には、漏水溜め部４ｂの外側で位置す
る底板部４ａの部分と貯湯タンク３の底壁部との間に形
成される空間に配置される。ポンプ装置１０の電源は、
制御用電源として商用の100 Ｖ電源を利用する場合に
は、商用の100 Ｖ電源を電源とし、200 Ｖの深夜電力だ
けを電源とする場合には200 Ｖの深夜電力を電源とす
る。
【００１９】図２は、この例で用いる漏水検出器１２で
用いるセンサの概略構成を示している。このセンサは、
垂直に延びるガイド１８と、このガイド１８にガイドさ
れて液面に浮かぶフロート１９と、フロート１９の位置
によってオン・オフされるスイッチ（図示せず）とから
構成されて、漏水溜め部４ｂ内の液面レベルにより漏水
の有無を検出するフロートスイッチ１７である。液面レ
ベルＬａで排水用ポンプ１１を作動させ、液面レベルＬ
ｂで排水用ポンプ１１の作動を停止させるスイッチのオ
ン・オフ機構は種々考えられる。例えば、ガイド１８の
内部にフロート１９とスイッチとを機械的に連結する連
結棒を配置し、フロート１９ａの動きに伴って連結棒が
動き、スイッチをオン・オフするようにしてもよい。ま
たガイド１８の内部に磁力の有無でオン・オフするリー
ドスイッチを上下に離して２つ設け、フロート１９に磁
石を取付けて、この磁石の変位によりリードスイッチを
オン・オフすることにより２つの液面レベルＬａ及びＬ
ｂを検出するようにしてよい。またこのような動作をさ
せるためには、垂直のガイド１８に図示しないが液面レ
ベルＬａの位置と液面レベルＬｂの位置とに対型の接点
を設けておき、ガイド１８に沿って昇降するフロート１
９の内面には図示しないが短絡子を支持させておき、液
面レベルＬａの位置と液面レベルＬｂの位置とでこの短
絡子により対型の接点を短絡することにより、各液面レ
ベルＬａ，Ｌｂを検出させるようにすすることもでき
る。
用いるセンサの概略構成を示している。このセンサは、
垂直に延びるガイド１８と、このガイド１８にガイドさ
れて液面に浮かぶフロート１９と、フロート１９の位置
によってオン・オフされるスイッチ（図示せず）とから
構成されて、漏水溜め部４ｂ内の液面レベルにより漏水
の有無を検出するフロートスイッチ１７である。液面レ
ベルＬａで排水用ポンプ１１を作動させ、液面レベルＬ
ｂで排水用ポンプ１１の作動を停止させるスイッチのオ
ン・オフ機構は種々考えられる。例えば、ガイド１８の
内部にフロート１９とスイッチとを機械的に連結する連
結棒を配置し、フロート１９ａの動きに伴って連結棒が
動き、スイッチをオン・オフするようにしてもよい。ま
たガイド１８の内部に磁力の有無でオン・オフするリー
ドスイッチを上下に離して２つ設け、フロート１９に磁
石を取付けて、この磁石の変位によりリードスイッチを
オン・オフすることにより２つの液面レベルＬａ及びＬ
ｂを検出するようにしてよい。またこのような動作をさ
せるためには、垂直のガイド１８に図示しないが液面レ
ベルＬａの位置と液面レベルＬｂの位置とに対型の接点
を設けておき、ガイド１８に沿って昇降するフロート１
９の内面には図示しないが短絡子を支持させておき、液
面レベルＬａの位置と液面レベルＬｂの位置とでこの短
絡子により対型の接点を短絡することにより、各液面レ
ベルＬａ，Ｌｂを検出させるようにすすることもでき
る。
【００２０】このようなフロートスイッチをセンサとし
て含む漏水検出器１２によれば、排水パン５内に水があ
る程度溜まった時点でその液面レベルを検出してポンプ
装置１０を作動させ、排水を自動的に開始する。したが
って僅かな量の漏水で排水用ポンプ１１を作動させて空
運転状態になるのを防ぐことができる。
て含む漏水検出器１２によれば、排水パン５内に水があ
る程度溜まった時点でその液面レベルを検出してポンプ
装置１０を作動させ、排水を自動的に開始する。したが
って僅かな量の漏水で排水用ポンプ１１を作動させて空
運転状態になるのを防ぐことができる。
【００２１】貯湯タンク３内にはヒータ１５が配置さ
れ、このヒータ１５はヒータフランジ１６で貯湯タンク
３に取付けられている。
れ、このヒータ１５はヒータフランジ１６で貯湯タンク
３に取付けられている。
【００２２】この貯湯式電気温水器では、排水パン５を
兼ねたタンクケース４の底板部４ａにおける漏水溜め部
４ｂ内に予め定めた液面レベル以上に水が溜まると、漏
水検出器１２がこれを検出してポンプ制御装置１３の制
御により排水用ポンプ１１が作動し、漏水検出器１２が
漏水を検出している間（漏水検出器１２が液面が予め定
めた第１の液面レベルＬａ以上あることを検出した後第
２の液面レベルＬｂ以下に下がるまでの間）漏水の排水
を行う。
兼ねたタンクケース４の底板部４ａにおける漏水溜め部
４ｂ内に予め定めた液面レベル以上に水が溜まると、漏
水検出器１２がこれを検出してポンプ制御装置１３の制
御により排水用ポンプ１１が作動し、漏水検出器１２が
漏水を検出している間（漏水検出器１２が液面が予め定
めた第１の液面レベルＬａ以上あることを検出した後第
２の液面レベルＬｂ以下に下がるまでの間）漏水の排水
を行う。
【００２３】図３は、フロートスイッチ１７を用いない
で漏水溜め部４ｂ内に上下に位置を違えて第１のセンサ
２０ａと、液面レベルＬｂを検出する第２のセンサ２０
ｂとを設けて、図２に示した２つの液面レベルを検出す
る漏水検出器１２に用いる回路のブロック図を示してい
る。
で漏水溜め部４ｂ内に上下に位置を違えて第１のセンサ
２０ａと、液面レベルＬｂを検出する第２のセンサ２０
ｂとを設けて、図２に示した２つの液面レベルを検出す
る漏水検出器１２に用いる回路のブロック図を示してい
る。
【００２４】また図４は、特定時間帯だけの深夜電力だ
けを電源として作動する貯湯式電気温水器において用い
る電源設備２２の一例を示している。この電源設備で
は、特定時間帯電力により充電されるバッテリ２１を内
蔵しており、特定時間帯以外で漏水が発生するとバッテ
リ２１を電源としてポンプ制御装置１０と排水用ポンプ
１１に給電を行う。このようにすると、特定時間帯電力
だけを電源として作動するタイプの貯湯式電気温水器で
あっても、その特定時間帯外の時間帯には、該電源設備
２２のバッテリ２１を利用して支障なく排水パン５内に
溜まった水をポンプ装置１０で排水することができる。
けを電源として作動する貯湯式電気温水器において用い
る電源設備２２の一例を示している。この電源設備で
は、特定時間帯電力により充電されるバッテリ２１を内
蔵しており、特定時間帯以外で漏水が発生するとバッテ
リ２１を電源としてポンプ制御装置１０と排水用ポンプ
１１に給電を行う。このようにすると、特定時間帯電力
だけを電源として作動するタイプの貯湯式電気温水器で
あっても、その特定時間帯外の時間帯には、該電源設備
２２のバッテリ２１を利用して支障なく排水パン５内に
溜まった水をポンプ装置１０で排水することができる。
【００２５】
【発明の効果】本発明によれば、排水パンに、貯湯タン
クからの漏水を溜める漏水溜め部と、この漏水溜め部に
溜まった漏水を排水口に排出するポンプ装置とを設けた
ので、脚部を高くすることなく排水パンから排水するこ
とができ、全体の重心の位置が高くならず、地震の被害
を抑制することができる。
クからの漏水を溜める漏水溜め部と、この漏水溜め部に
溜まった漏水を排水口に排出するポンプ装置とを設けた
ので、脚部を高くすることなく排水パンから排水するこ
とができ、全体の重心の位置が高くならず、地震の被害
を抑制することができる。
【図１】本発明に係る貯湯式電気温水器の実施の形態の
一例を示す要部縦断面図である。
一例を示す要部縦断面図である。
【図２】図１の貯湯式電気温水器の漏水検出器が、漏水
溜め部内の液面レベルにより漏水の有無を検出するフロ
ートスイッチをセンサとして含んだ構造の例を示す縦断
面図である。
溜め部内の液面レベルにより漏水の有無を検出するフロ
ートスイッチをセンサとして含んだ構造の例を示す縦断
面図である。
【図３】図１の貯湯式電気温水器の漏水検出器が、２つ
の液面レベルを検出する第１，第２のセンサを有する場
合のブロック図である。
の液面レベルを検出する第１，第２のセンサを有する場
合のブロック図である。
【図４】特定時間帯だけの深夜電力だけを電源として作
動する貯湯式電気温水器で用いるバッテリ内蔵の電源設
備を示すブロック図である。
動する貯湯式電気温水器で用いるバッテリ内蔵の電源設
備を示すブロック図である。
【図５】従来の貯湯式電気温水器の要部縦断面図であ
る。
る。
【図６】（Ａ）は排水パンを備えない従来の貯湯式電気
温水器の側面図、（Ｂ）は排水パンを備えた従来の貯湯
式電気温水器の側面図である。
温水器の側面図、（Ｂ）は排水パンを備えた従来の貯湯
式電気温水器の側面図である。
１ 取付面 ２ 脚部 ３ 貯湯タンク ４ タンクケース ４ａ 底板部 ４ｂ 漏水溜め部 ５ 排水パン ７ 排水口 １０ ポンプ装置 １１ 排水用ポンプ １２ 漏水検出器 １３ ポンプ制御装置 １４ 排水管 １７ フロートスイッチ ２１ バッテリ ２２ 電源設備
Claims (5)
- 【請求項１】 取付面の上に複数本の脚部によって貯湯
タンクが支持され、前記貯湯タンクの下側に排水パンが
配置されている貯湯式電気温水器において、 前記排水パンには前記貯湯タンクからの漏水を溜める漏
水溜め部が設けられ、前記漏水溜め部に溜まった漏水を
排水口に排出するためのポンプ装置が設けられているこ
とを特徴とする貯湯式電気温水器。 - 【請求項２】 取付面の上に複数本の脚部によって貯湯
タンクが支持され、前記貯湯タンクがタンクケースに収
納され、前記タンクケースの底板部が排水パンを構成し
ている貯湯式電気温水器において、 前記タンクケースの前記底板部には前記貯湯タンクから
の漏水を溜める漏水溜め部が形成され、 前記漏水溜め部に溜まった漏水を前記排水口に排出する
ためのポンプ装置が設けられていることを特徴とする貯
湯式電気温水器。 - 【請求項３】 前記ポンプ装置は、排水用ポンプと、前
記漏水溜め部内の漏水の有無を検出する漏水検出器と、
前記漏水検出器が漏水を検出している間前記排水用ポン
プを動作させて前記漏水溜め部内から漏水を排出させる
ポンプ制御装置とを具備する請求項１または２に記載の
貯湯式電気温水器。 - 【請求項４】 前記漏水検出器は前記漏水溜め部内の液
面レベルにより前記漏水の有無を検出するフロートスイ
ッチをセンサとして含んでいる請求項３に記載の貯湯式
電気温水器。 - 【請求項５】 特定時間帯電力だけを電源として作動す
る請求項１，２，３または４に記載の貯湯式電気温水器
であって、前記ポンプ制御装置と前記排水用ポンプは前
記特定時間帯電力により充電されるバッテリを内蔵した
電源設備から給電されるようになっていることを特徴と
する貯湯式電気温水器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24404995A JPH0989374A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 貯湯式電気温水器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24404995A JPH0989374A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 貯湯式電気温水器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0989374A true JPH0989374A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17112972
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24404995A Withdrawn JPH0989374A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 貯湯式電気温水器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0989374A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008170020A (ja) * | 2007-01-09 | 2008-07-24 | Shihen Tech Corp | 電気給湯器 |
| JP2009112487A (ja) * | 2007-11-06 | 2009-05-28 | Rinnai Corp | 食器洗浄機 |
| CN104422130A (zh) * | 2013-08-22 | 2015-03-18 | 青岛经济技术开发区海尔热水器有限公司 | 一种用于燃气热水器冷凝器的冷凝水排水结构 |
| KR101506871B1 (ko) * | 2013-09-30 | 2015-03-30 | 린나이코리아 주식회사 | 열교환기가 구비된 물 가열기기의 내부누수 감지에 따른 제어방법 |
| CN110848989A (zh) * | 2019-11-12 | 2020-02-28 | 华帝股份有限公司 | 一种漏水检测装置及电热水器 |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP24404995A patent/JPH0989374A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN110848989A (zh) * | 2019-11-12 | 2020-02-28 | 华帝股份有限公司 | 一种漏水检测装置及电热水器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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