JPH098263A - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents

固体撮像装置及びその製造方法

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JPH098263A
JPH098263A JP7151411A JP15141195A JPH098263A JP H098263 A JPH098263 A JP H098263A JP 7151411 A JP7151411 A JP 7151411A JP 15141195 A JP15141195 A JP 15141195A JP H098263 A JPH098263 A JP H098263A
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JP
Japan
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light
solid
shielding
film
reflection film
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Application number
JP7151411A
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English (en)
Inventor
Kiyokazu Yoshikawa
清和 芳川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固体撮像装置の遮光部6のみに低反射膜4を
積層形成し、配線部7の低反射膜は除去することによ
り、配線部7に生じる低反射膜による信頼性低下などの
弊害を防止しながら、遮光部の遮光性能を上げる。 【構成】 シリコン製半導体基板1の表面にバリアメタ
ル層2とアルミニウム層3と低反射膜4をこの順番に形
成し(a)、次に遮光部5及び受光部6に相当する部分
をマスキング材料11を用いてマスキングし、エッチン
グガスを用いて前記マスクされた部分以外の低反射膜4
を除去し(b)、次にマスキング材料を取り除いて、遮
光部と配線部に相当する部分に新たにマスキング材料1
3a〜cを配置し(c)、受光部に相当する部分をエッ
チング処理して窓部14,15を形成する(d)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遮光部表面にのみ低反
射膜を形成した固体撮像装置と、その製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の固体撮像装置表面の多層膜の構造
及びその製造方法を以下図面を用いて説明する。
【0003】図4は従来の固体撮像装置の表面部分の断
面図の一例である。図4において、半導体であるシリコ
ン基板1の受光部5を除く部分に、遮光するためのバリ
アメタル層2を形成し、その表面にアルミニウム(A
L)膜3を形成し、さらにその表面に低反射膜4を形成
したものである。またシリコン基板1には受光部5、遮
光部6、配線部(ボンディングパッド部を含む)7が形
成されている。
【0004】前記従来の固体撮像装置においては、その
製造工程においてシリコン基板1表面に例えば厚さ約
0.1μmのタングステンシリサイドから成る遮光する
ためのバリアメタル層2を先ず形成し、さらにその表面
に厚さ約0.8μmのAL膜を形成し、合計2層の膜を
用いて受光部5における遮光部6及び配線部7を構成し
ていた。そして、この際に生じるAL膜表面からの乱反
射による感度低下、及び画像上好ましくない迷光成分
(スミア)等光学諸特性の劣化や画像特性への弊害を防
止するために、AL膜3のさらに表面にタングステンシ
リサイド等からなる低反射膜4を表面層として形成する
方法が用いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
固体撮像装置の製造工程では、これらの多層表面膜は、
遮光部6と配線部7を同一マスクを用いて同時に形成す
るため、遮光部6と配線部7の両者が同一の層数および
構造を持つことになる。このため、配線部7においてA
L膜3表面に余分に形成されたタングステンシリサイド
等からなる低反射膜4が原因となってAL膜にストレス
が発生し、エレクトロマイグレーションの寿命が従来に
比べて約50%以下に悪化し、信頼性が著しく低下する
などの弊害が生じていた。また、ボンディングパッド部
において、AL膜表面に形成されたタングステンシリサ
イド低反射膜4により、ワイヤーのボンディング不良の
発生やボンディング強度の低下など、製造工程における
弊害も生じていた。
【0006】本発明は前記従来の問題を解決するため、
配線部の信頼性を高く保持するとともに、遮光部の遮光
性能の高い固体撮像装置及びその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の固体撮像装置は、半導体基板の表面に受光部
と遮光部と配線部を有する固体撮像装置であって、前記
遮光部には遮光するためのバリアメタル層とその表面の
アルミニウム層とその表面の低反射膜を備え、前記配線
部には遮光するためのバリアメタル層とその表面のアル
ミニウム層を備えていることを特徴とする。
【0008】前記構成においては、バリアメタル層と低
反射膜がタングステンシリサイドで形成されていること
が好ましい。次に本発明の固体撮像装置の製造方法は、
半導体基板の表面に受光部と遮光部と配線部を有する固
体撮像装置の製造方法であって、少なくとも下記A〜D
の工程を含むことを特徴とする。 A.前記半導体基板の表面にバリアメタル層とアルミニ
ウム層と低反射膜をこの順番に形成し、 B.次に遮光部及び受光部に相当する部分をマスキング
材料を用いてマスキングし、エッチングガスを用いて前
記マスクされた以外の低反射膜を除去し、 C.次に前記マスキング材料を取り除いて、遮光部と配
線部に相当する部分にマスキング材料を配置し、 D.受光部に相当する部分をエッチング処理して窓部を
形成する。
【0009】
【作用】前記本発明の固体撮像装置によれば、半導体基
板の表面に受光部と遮光部と配線部を有する固体撮像装
置であって、前記遮光部には遮光するためのバリアメタ
ル層とその表面のアルミニウム層とその表面の低反射膜
を備え、前記配線部には遮光するためのバリアメタル層
とその表面のアルミニウム層を備えていることにより、
配線部の信頼性を高く保持するとともに、遮光部の遮光
性能の高い固体撮像装置を提供できる。すなわち、配線
部には低反射膜が存在していないので、アルミニウム層
にはストレスが発生することがなく、耐久性も高くな
る。
【0010】前記において、バリアメタル層がタングス
テンシリサイドで形成されていると遮光作用が高く好ま
しい。また、低反射膜がタングステンシリサイドで形成
されていると反射防止作用が高く好ましい。これにより
画像上好ましくない迷光成分(スミア)等光学諸特性の
劣化や画像特性への弊害を防止できる。
【0011】次に本発明の固体撮像装置の製造方法によ
れば、半導体基板の表面に受光部と遮光部と配線部を有
する固体撮像装置の製造方法であって、少なくとも前記
A〜Dの工程を含むことにより、効率良く合理的に固体
撮像装置を製造できる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながらさらに具体的に説明する。図1は本発明の実施
例における固体撮像装置の表面膜部分の断面図を示すも
のである。図1において、1は半導体であるたとえばa
−Si:H等のシリコン基板である。この受光部5を除
く部分に、遮光するためのバリアメタル層2を形成し、
その表面にアルミニウム(AL)膜3を形成している。
そして、遮光部6の上方のAL膜3の表面にのみタング
ステンシリサイドから成る低反射膜4を形成したもので
ある。すなわち、配線部(ボンディングパッド部を含
む)7の上方のAL膜3の表面には低反射膜は形成して
いない。前記において、タングステンシリサイドから成
るバリアメタル層2の厚さは約0.1μmとし、AL膜
3の厚さは約0.8μmとし、低反射膜4の厚さは約
0.1μmとした。このようにすることにより、AL膜
3にストレスは発生せず、エレクトロマイグレーション
の寿命が従来に比べて2倍に伸び、信頼性を高くするこ
とができた。また、ボンディングパッド部において、A
L膜3表面のワイヤーのボンディングは良好な状態に保
持でき、ボンディング強度の低下などの問題も改良でき
た。
【0013】図2は以上のようにして得られた本実施例
の固体撮像装置の平面図の一例である。図1は図2のI
−I線の断面の一部を示している。以上のように構成さ
れた固体撮像装置について、以下にその製造方法および
作用について説明する。図3(a)〜(d)は本実施例
における固体撮像装置の表面多層膜の製造工程を示すも
のである。本実施例の固体撮像装置の製造工程において
は、まずシリコン基板1の表面に例えば0.1μmのタ
ングステンシリサイドから成るバリアメタル層2をスパ
ッタによって形成し、さらにその表面に0.8μmのA
L膜3をスパッタによって形成した。そして、その表面
にAL膜表面からの乱反射を防止するためにタングステ
ンシリサイド等からなる低反射膜4をスパッタによって
形成した(図3(a))。
【0014】次に、遮光部6及び受光部5に相当する部
分をマスキング材料11を用いてマスキングし、例えば
フッ素系エッチングガス(例えばCF4 )を用いてタン
グステンシリサイドを除去すると、配線部7のAL膜3
はエッチングされずに表面のタングステンシリサイドの
みがエッチングされて除去される。12はエッチングに
よってタングステンシリサイド膜が除去された部分であ
る(図3(b))。
【0015】次にマスキング材料11を取り除いて、遮
光部に相当する部分にマスキング材料13a,13bを
配置し、配線部に相当する部分にマスキング材料13c
を配置する(図3(c))。
【0016】次に、例えば塩素ガス等のエッチング材
(具体的ガス名または液体名を挙げてください。)を用
いて受光部5に相当する部分15のバリアメタル層2
と、AL膜3と、低反射膜4がエッチングされて除去さ
れ、また受光部5に相当する部分14は、バリアメタル
層2と、AL膜3がエッチングされて除去され、窓部に
なる(図3(d))。
【0017】以上の方法によって、配線部7にはタング
ステンシリサイド等の低反射膜4を形成せずに、遮光部
6のみに低反射膜4を形成させることができ、配線部7
と異なる表面特性を遮光部6のみに持たせることができ
る。
【0018】なお、本発明の実施例では、低反射膜4と
してタングステンシリサイドを用いたが、これ以外の材
料であっても良いことは言うまでもなく、さらに目的に
よっては、低反射以外の特性を持つ材料を用いても良
い。
【0019】また、本発明の実施例において、エッチン
グガスとしてフッ素系ガスを用いたが、これはフッ素系
ガスがALと反応しにくい理由のためであり、AL表面
も同時にエッチングするために塩素系ガスやまたそれ以
外のガスを用いても良いことは言うまでもない。
【0020】以上の実施例で説明した通り、固体撮像装
置遮光部のみにタングステンシリサイド等から成る低反
射表面膜を形成することにより、配線部7に生じた低反
射膜によって発生するストレスによるエレクトロマイグ
レーション等の信頼性低下やボンディングパッド不良な
どの弊害を防止しながら遮光部の遮光性能を向上させる
ことのできる優れた固体撮像装置を実現できるものであ
る。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明は、半導体基板の表
面に受光部と遮光部と配線部を有する固体撮像装置であ
って、前記遮光部には遮光するためのバリアメタル層と
その表面のアルミニウム層とその表面の低反射膜を備
え、前記配線部には遮光するためのバリアメタル層とそ
の表面のアルミニウム層を備えていることにより、配線
部の信頼性を高く保持するとともに、遮光部の遮光性能
の高い固体撮像装置を提供できる。すなわち、配線部に
は低反射膜が存在していないので、アルミニウム層には
ストレスが発生することがなく、耐久性も高くなる。
【0022】次に本発明の固体撮像装置の製造方法によ
れば、半導体基板の表面に受光部と遮光部と配線部を有
する固体撮像装置の製造方法であって、少なくとも前記
A〜Dの工程を含むことにより、効率良く合理的に固体
撮像装置を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の固体撮像装置表面部分の
断面図である。
【図2】 同固体撮像装置の平面模式図である。
【図3】 本発明の一実施例の固体撮像装置表面部分の
製造工程図で、(a)半導体基板の表面にバリアメタル
層とアルミニウム層と低反射膜をこの順番に形成した工
程、(b)遮光部及び受光部に相当する部分をマスキン
グ材料を用いてマスキングし、エッチングガスを用いて
前記マスクされた以外の低反射膜を除去した工程、
(c)マスキング材料を取り除いて、遮光部と配線部に
相当する部分にマスキング材料を新たに配置した工程、
(d)受光部に相当する部分をエッチング処理して窓部
を形成した工程を各々示す。
【図4】 従来の固体撮像装置表面部分の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 バリアメタル 3 アルミニウム(AL)膜 4 低反射膜 5 受光部 6 遮光部 7 配線部(ボンディングパッド部を含む) 11 マスキング材料 12 エッチングによってタングステンシリサイド膜が
除去された部分 13a,13b,13c マスキング材料 14,15 窓部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の表面に受光部と遮光部と配
    線部を有する固体撮像装置であって、前記遮光部には遮
    光するためのバリアメタル層とその表面のアルミニウム
    層とその表面の低反射膜を備え、前記配線部には遮光す
    るためのバリアメタル層とその表面のアルミニウム層を
    備えていることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 バリアメタル層と低反射膜がタングステ
    ンシリサイドで形成されている請求項1に記載の固体撮
    像装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板の表面に受光部と遮光部と配
    線部を有する固体撮像装置の製造方法であって、少なく
    とも下記A〜Dの工程を含むことを特徴とする固体撮像
    装置の製造方法。 A.前記半導体基板の表面にバリアメタル層とアルミニ
    ウム層と低反射膜をこの順番に形成し、 B.次に遮光部及び受光部に相当する部分をマスキング
    材料を用いてマスキングし、エッチングガスを用いて前
    記マスクされた以外の低反射膜を除去し、 C.次に前記マスキング材料を取り除いて、遮光部と配
    線部に相当する部分にマスキング材料を配置し、 D.受光部に相当する部分をエッチング処理して窓部を
    形成する。
JP7151411A 1995-06-19 1995-06-19 固体撮像装置及びその製造方法 Pending JPH098263A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011193027A (ja) * 2011-06-21 2011-09-29 Canon Inc 固体撮像装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011193027A (ja) * 2011-06-21 2011-09-29 Canon Inc 固体撮像装置

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