JPH0981137A - パラメータ制御装置、及び自動演奏装置 - Google Patents

パラメータ制御装置、及び自動演奏装置

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JPH0981137A
JPH0981137A JP7234524A JP23452495A JPH0981137A JP H0981137 A JPH0981137 A JP H0981137A JP 7234524 A JP7234524 A JP 7234524A JP 23452495 A JP23452495 A JP 23452495A JP H0981137 A JPH0981137 A JP H0981137A
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switch
user
parameter
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JP7234524A
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Yoshinori Yashiro
義徳 矢代
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パラメータの設定、及びその設定内容の変更
を容易にする。また、自動演奏用の楽曲の試聴を容易に
する。 【解決手段】 電子楽器100は、テレビ110の画面
上に、各トラックのパラメータの設定内容を表形式で表
示する。各パラメータの表示されている設定内容は、カ
ーソルスイッチSW6〜SW9、設定内容を増減させる
スイッチSW4、及びSW5に対する操作により変更さ
れる。スイッチSW2、及びSW3は、表示されている
設定内容を確定させるためのスイッチである。スイッチ
SW3が操作されると、全トラックにおいて表示されて
いるパラメータの設定内容を、一度に確定させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザが所望の楽
音を容易に得られるようにするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
例えば電子楽器においては、多機能化が進み、様々な機
能が搭載されてきている。具体的な機能例を挙げれば、
自動演奏機能(ここでは自動伴奏機能を含めた機能であ
る)、自動演奏させる曲を作る作曲機能、マルチ音源機
能等である。また、最近では、殆どの電子楽器はMID
I(Musical Instrument DigitalInterface)対応機種
となっている。このMIDIは、異なる装置間で音楽情
報を伝達するための規格である。
【0003】上記作曲機能を用いることで、ユーザは作
曲を行うことができる。この作曲は、例えば楽音の音
高、発音開始タイミング、発音持続時間(ゲートタイ
ム)からなる音符データ(イベントデータ)を、発音さ
せたい順序で並べていくことで行う。
【0004】作曲機能等では、普通、音色、音響効果と
いった演奏全体に関わるようなパラメータの設定を行う
ことができるようになっている。しかし、パラメータの
設定は、例えば、あるパラメータの設定が終了した後、
他のパラメータの設定を行うように、各パラメータ毎に
それぞれ独立させて行わなければならなかった。また、
1個のパラメータの設定には、例えばその設定を入力
(指定)した後、それをそのパラメータの設定として確
定させるといった操作を行わなければならなかった。こ
れらのことから、ユーザは、パラメータを設定(変更)
するために煩雑な操作を行わなければならないという問
題点が生じていた。
【0005】マルチ音源機能等を備えた電子楽器におい
ては、各トラック(チャンネル)毎にパラメータを任意
に設定できるようになっている。従って、この場合に
は、上記の問題点はより深刻になる。このパラメータの
設定における操作性の問題は、機能の違いに関わらず、
パラメータを設定できる機能に生じている。
【0006】ところで、上記自動演奏機能においては、
ユーザがより簡易に所望のサウンドを得られるような機
能が搭載されてきている。その機能とは、例えば、楽曲
の演奏形態を指定するための複数の選択肢を用意してお
き、それらのなかからユーザに選択肢を選ばせること
で、ユーザが所望するサウンドで楽曲を自動演奏させる
機能である。この機能を、ここではバンドメイク機能と
呼ぶことにする。
【0007】バンドメイク機能では、普通、様々な演奏
形態をユーザに提供できるように、複数の選択肢を有す
る選択項目を複数用意し、各選択項目毎に、そのなかか
ら1つの選択肢をユーザに選ばせるようにしている。
【0008】普通、ユーザは、所望のサウンドが得られ
る各選択項目の選択肢の組み合わせを直ちに選ぶことは
できない。選択肢の組み合わせにより指定した演奏形態
で所望のサウンドが得られるか否かは、実際に指定した
演奏形態で楽曲を自動演奏させてみる必要がある。この
ことから、ユーザは、各項目の選択肢の組み合わせを変
えて楽曲の試聴を繰り返し、各組み合わせ毎に、それに
より得られる楽曲のサウンドを聴き比べていくことで、
所望のサウンドが得られる組み合わせを見つけていた。
【0009】しかし、上記楽曲を試聴するには、各選択
項目の選択肢を指定した後において、所定の操作子を操
作することにより、先ず、それの再生を指示し、そのサ
ウンドを確認した後、その再生を終了させるための指示
を行わなければならなかった。楽曲を試聴するために、
ユーザは煩雑な操作を行わなければならないことから、
所望のサウンドが得られる選択肢の組み合わせを見つけ
るのに長い時間が必要となっていた。
【0010】本発明の課題は、パラメータの設定、及び
その設定内容の変更を容易にすることにある。また、自
動演奏用の楽曲の試聴を容易にすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様のパ
ラメータ制御装置は、ユーザによって操作される複数の
操作子を備え、該複数の操作子に対してユーザが行った
操作内容に応じて、楽音の発音形態に関わる複数のパラ
メータの設定を行うことを前提とし、複数の操作子に対
して行われた操作内容から、複数のパラメータに対し、
各パラメータ毎にユーザが指定した設定内容を認識する
認識手段と、複数の操作子における所定の操作子に対す
る操作を検出したとき、認識手段が認識した1つ以上の
パラメータの設定内容を、該当するパラメータの設定内
容としてそれぞれに設定する制御手段と、を具備する。
【0012】これにより、例えば、パラメータの設定内
容を画面上に表示し、画面上でパラメータの設定内容を
指定する場合において、ユーザは、各パラメータの表示
されている設定内容を任意に変更した後、これら変更し
た設定内容の確定を一度に行えることになる。
【0013】本発明の第2の態様のパラメータ制御装置
は、ユーザによって操作される複数の操作子を備え、該
複数の操作子に対してユーザが行った操作内容に応じ
て、楽音の発音形態に関わる複数のパラメータの設定を
行うことを前提とし、複数の操作子に対して行われた操
作内容から、ユーザが指定したパラメータの設定内容を
認識する認識手段と、複数のパラメータを予めグループ
分けし、認識手段が認識した設定内容の変化に応じて、
該設定内容が変化したパラメータが属するグループ内の
各パラメータの設定内容を変更する制御手段と、を具備
する。
【0014】これにより、ユーザは、例えば各トラック
(チャンネル)のパラメータの設定内容の変更を、一度
の操作により行えるようになる。なお、上記パラメータ
制御装置は、シーケンサー装置、音源装置、電子楽器等
に搭載されるものである。
【0015】本発明の自動演奏装置は、楽曲データを記
憶した楽曲データ記憶手段と、複数の選択肢を有する1
つ以上の選択項目に対し、各選択項目毎に選択肢を指定
するための指定手段と、楽曲データ記憶手段に記憶され
ている楽曲データの再生を指示するための指示手段と、
指示手段により楽曲データの再生が指示されたとき、指
定手段により指定されている選択項目毎の選択肢に基づ
く演奏形態で、楽曲データの所定の部分を再生させる再
生手段と、を具備する。
【0016】これにより、例えば上記指示手段としてス
イッチを備えた場合には、そのスイッチを操作するだけ
で、選択項目毎に選択した選択肢の組み合わせに応じて
再生される楽曲の試聴を行えることになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した実施の形
態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】図1は、第1の実施の形態が適用されたシ
ステムの外観を示す図である。第1の実施の形態は、電
子楽器100として実現されている。電子楽器100
は、発音させる楽音の指定に用いられる鍵盤101と、
図示しているスイッチSW1〜SW9、及び特には図示
していない他の複数のスイッチからなるスイッチ群10
2とを備えている。この電子楽器100は、マルチ音源
として動作する機能、シーケンサ機能(自動演奏機能、
作曲機能等を含む)を備えた、GM(ジェネラルMID
I)対応機種である。
【0019】この電子楽器100には、テレビ110が
接続されている。電子楽器100は、テレビ110の画
面上に、音符データ(イベントデータ)や、現在設定さ
れている音源パラメータ等の表示を行う。なお、ユーザ
は、テレビ110に表示させる内容を、スイッチ群10
2の所定のスイッチに対する操作によって指定すること
ができる。
【0020】また、この電子楽器100には、シーケン
サ等の外部機器の接続も可能である。このシーケンサと
は、例えば自動演奏用の楽曲データをMIDIデータの
形で外部に送出するMIDIシーケンサである。電子楽
器100は、シーケンサからMIDIデータが送られて
くると、そのMIDIデータを解析し、その解析結果に
従って楽音の発音や、音源パラメータの設定等を行うと
ともに、そのMIDIデータの内容をテレビ110に表
示させる処理を行う。
【0021】図2は、上記電子楽器100の構成のブロ
ック図である。図2に示すように、この電子楽器100
は、楽器(及びシステム)全体の制御を行うCPU20
1と、各種プログラムや制御用データを記憶したROM
202と、主にCPU201がワーク領域として用いる
RAM203と、上述した鍵盤101、及びスイッチ群
102と、テレビ110の画面上に画像を表示させるた
めの画像データを出力する画像データ出力部204と、
CPU201から送られた発音コマンドに従って楽音を
発音するサウンドシステム205と、外部機器とのMI
DIデータの授受を行うMIDIインターフェイス20
6とを備えて構成されている。
【0022】上記の構成において、その概略動作を説明
する。CPU201は、ROM202に記憶されている
制御プログラムに基づいて、楽器100全体の動作を制
御し、これにより、図1に示すシステム全体の動作を制
御する。
【0023】ユーザが鍵盤101を操作すると、CPU
201は、操作された鍵を特定するとともに、その鍵が
操作されたときの速さ(ベロシティ)を求めて、ユーザ
の操作内容に応じて発音コマンドを生成し、これをサウ
ンドシステム205に出力する。
【0024】このサウンドシステム205は、特には図
示しないが、例えば各種の楽音波形データを格納した波
形ROM、この波形ROMから波形データを読み出す音
源部、音源部が読み出した波形データに音響効果等を付
加するエフェクタ、エフェクタから出力されたデジタル
の波形データをD/A変換し、アナログの波形(楽音)
信号を出力するD/Aコンバータ、D/Aコンバータが
出力した波形信号により楽音を発音するスピーカからな
る。CPU201から入力した発音コマンドに従って楽
音を発音することにより、ユーザが鍵盤101に対して
行った操作に応じて楽音が発音されることになる。
【0025】CPU201は、このサウンドシステム2
05に発音コマンドを出力する他に、発音される楽音を
特徴づける音源パラメータの設定を行う。音源パラメー
タの設定は、ユーザがスイッチ群102の所定のスイッ
チを操作したとき、或いは外部機器から音源パラメータ
を指定するMIDIデータをMIDIインターフェイス
206が受け取ったときである。なお、音源パラメータ
とは、波形ROMから読み出す波形データ(音色に相当
する)の種類、エフェクタが付加する音響効果の種類、
及びその深さ、ボリューム、パン等のことである。
【0026】MIDIインターフェイス206がMID
Iデータを受け取った場合、CPU102は、そのMI
DIデータの内容に従って発音コマンドの生成、及びそ
れのサウンドシステム205への出力、音源パラメータ
の設定の他に、ユーザの指定に応じて、そのMIDIデ
ータの内容のテレビ110への表示や、MIDIデータ
のRAM203への記録を行う。
【0027】テレビ110への画像の表示は、以下のよ
うにして行われる。例えば、上記したように、MIDI
インターフェイス206が受信したMIDIデータを表
示させる場合、CPU201は、このMIDIデータを
解析し、その内容を表示させるために必要な画像データ
を特定する。その後、特定した画像データをROM20
2から読み出し、必要があればこれを加工して画像デー
タ出力部204に出力する。また、CPU201は、こ
の画像データの他に、その画像データを表示させる位置
を指定する座標データを画像データ出力部204に出力
する。
【0028】画像データ出力部204は、上記座標デー
タが示す表示位置に画像データを表示させるように、テ
レビ110に画像データを出力する。この画像データ
は、テレビ110の画面表示の方式に対応させて、1操
作ライン毎の、NTSC方式に基づくビデオコンポジッ
ト信号の形でテレビ110に出力する。これにより、テ
レビ110の表示画面上にMIDIデータが予め設定さ
れた表示形式で表示される。
【0029】一方、受信したMIDIデータのRAM2
03への記録は以下のようにして行われる。RAM20
3には、楽曲データを記録する記録領域(楽曲データ記
憶領域)が割り当てられ、この記録領域は、複数の記録
対象トラックに分割されている。記録対象トラックは、
ユーザが予めスイッチ群102を操作して指定する。M
IDIデータのRAM203への記録は、ユーザが指定
したRAM203の楽曲データ記録領域上の記録対象ト
ラックに、MIDIデータにおいてチャンネルメッセー
ジとして送られるイベントデータを、その入力タイミン
グとともに順次書き込むことで行われる。
【0030】図3は、ミキサーモード設定時にテレビ1
10に表示される、ミキサーモード画面の説明図であ
る。電子楽器100は、マルチ音源として動作する機能
を搭載しており、各トラック毎に、音色、音量(ボリュ
ーム)、エフェクト等を設定することができる。この図
3に示すミキサーモード画面は、RAM203の楽曲デ
ータ記憶領域の各トラックに格納されている楽曲データ
の再生用の音源パラメータを、表形式で表したものであ
る。また、このミキサー表示画面では、MIDIインタ
ーフェイス206がMIDIデータを受信した場合、チ
ャンネルをトラックと見なして、各チャンネルで指定し
ている音源パラメータの設定内容の表示が行われる。
【0031】ミキサーモード画面に表示されている音源
パラメータは、その設定を変更することができる。例え
ばRAM203の楽曲データ記憶領域上の各トラックに
属する音源パラメータの設定を変更する場合、CPU2
01は、その設定情報をRAM203から読み出して、
図3のミキサーモード画面の形でテレビ110に表示さ
せる。ミキサーモード画面には、図3に示すように、カ
ーソルCRが表示されている。ユーザは、上スイッチS
W6、下スイッチSW7、左スイッチSW8、及び右ス
イッチSW9からなるカーソルキーを操作することで、
設定を変更したいパラメータが表示されている欄にカー
ソルCRを移動させた後、スイッチSW4、或いはSW
5を操作することで、そのパラメータを所望の値に変更
する。スイッチSW4、及びSW5は、パラメータの値
の増減を指定するスイッチである。ユーザがスイッチS
W4を操作すると、その値は順次減少し、スイッチSW
5を操作すると、その値は順次増大する。
【0032】このようにして、パラメータの表示されて
いる値を所望の値に変更した後、スイッチSW2、或い
はSW3を操作する。これにより、値を変更したパラメ
ータの設定内容が確定し、その値に設定内容が変更され
る。このことについての詳細は後述する。
【0033】ミキサーモードは、上述したように、各ト
ラック(チャンネル)の音源パラメータの設定状態を表
示し、ユーザにそれら音源パラメータの設定状態を通知
するとともに、その設定状態の変更等が行えるモードで
ある。このミキサーモードにより、ユーザは、電子楽器
100をマルチ音源として有効に機能させることができ
る。
【0034】また、RAM203に記録された楽曲(イ
ベント)データは、編集することができる。CPU20
1は、ユーザがスイッチ群102において指定した内容
に従って、RAM203の楽曲データ記録領域上の所望
のトラックに記録されている楽曲データ(イベント)を
読み出して、例えば5線譜の形式でテレビ110に表示
させる。ユーザは、スイッチ群102を用いて、テレビ
110に表示されている楽曲(イベント)データに対
し、楽曲(イベント)データの挿入、削除、移動、複写
などを行うことができる。
【0035】上記のようにして、ユーザが編集した結
果、及び音源パラメータを変更させた結果は、RAM2
03の楽曲データ記録領域の楽曲データの内容、或いは
受信中のMIDIデータによる自動演奏に反映される。
【0036】RAM203の楽曲データ記録領域の楽曲
データの再生は、CPU201が、その記憶領域上の再
生対象トラックからイベントデータを順次読み出し、読
み出したイベントデータで楽音を発音させる発音コマン
ドを作成して、それをサウンドシステム205に出力す
ることで行われる。これにより、MIDIデータの受信
時と同様に、自動演奏が行われる。
【0037】以上が電子楽器100の構成、及び各部の
概略動作である。次に、上記CPU201がROM20
2に記憶された制御プログラムを実行する動作として実
現される各種処理について、図4〜図7を参照して説明
する。
【0038】最初に、全体処理について、図4に示すそ
の動作フローチャートを参照して説明する。特には図示
しない電源スイッチを投入(オン)すると、先ず、ステ
ップ401において、CPU201内のレジスタ、及び
RAM203のワーク領域のクリア、及び初期設定とい
ったイニシャル処理を行う。このイニシャル処理が終了
すると、ステップ402の処理に移行する。
【0039】ステップ402では、ユーザがスイッチ群
102に行った操作内容に対応するための処理であるス
イッチ処理を行う。続くステップ403において、ユー
ザが鍵盤101に行った操作内容に応じて楽音を発音さ
せる鍵盤処理といったその他の処理を実行し、その後、
ステップ402の処理に戻る。
【0040】このように、ステップ402〜403の処
理ループを繰り返すことにより、ユーザがスイッチ群1
02、鍵盤101等に対して行った操作に対応して、電
子楽器100が動作する。
【0041】次に、上記ステップ402のスイッチ処理
について、図5に示すその動作フローチャートを参照し
て詳細に説明する。先ず、ステップ501では、スイッ
チSW1がオンされたか否か判定する。スイッチSW1
は、ミキサーモードを設定するためのスイッチである。
ユーザがこのスイッチSW1を操作し、ミキサーモード
を設定した場合、その判定はYESとなってステップ5
02の処理に移行する。そうでない場合、その判定はN
Oとなってステップ503の処理に移行する。
【0042】ステップ502では、設定されたミキサー
モードの機能を実現するためのミキサーモード処理を実
行する。その後、ステップ503の処理に移行する。こ
のミキサーモード処理についての詳細は後述する。
【0043】ステップ503では、スイッチ群102の
他のスイッチ対してユーザが行った操作に応じたその他
の処理を実行する。このその他の処理が終了すると、こ
こで一連の処理も終了し、その後、図4のステップ40
3のその他の処理が実行される。
【0044】図6は、上記ステップ502のミキサーモ
ード処理の動作フローチャートである。同図を参照し
て、ミキサーモード処理について詳細に説明する。ミキ
サーモードでは、図3のミキサーモード画面がテレビ1
10に表示される。音源パラメータは、各モード別に設
定されている。ミキサーモード画面に表示される音源パ
ラメータは、詳細な説明は省略するが、ユーザはスイッ
チ群102を操作することで指定することができるよう
になっている。上述したように、ユーザは、ミキサーモ
ード画面に表示されている音源パラメータの各値を、ス
イッチ群102を操作することで変更することができ
る。これらの機能は、このミキサーモード処理を実行す
ることで実現される。
【0045】先ず、ステップ601では、ミキサーモー
ドが設定されたことに伴う、CPU201のレジスタ、
RAM203のワーク領域のクリア、初期設定等のイニ
シャル処理を行う。このイニシャル処理では、ユーザが
指定した音源パラメータを図3のミキサーモード画面の
形でテレビ110に表示させる処理も行われる。
【0046】これに続くステップ602では、ユーザの
スイッチ群102への操作に対応して、音源パラメータ
の設定内容を変更させるミキサーモードスイッチ処理を
行う。続くステップ603では、ユーザの鍵盤101へ
の操作に対応させて、発音コマンドの生成、及びそれを
サウンドシステム205へ送出する鍵盤処理等を含むそ
の他の処理を行う。その後、一連の処理を終了する。
【0047】図7は、上記図6のステップ602のミキ
サーモードスイッチ処理の動作フローチャートである。
この図7を参照して、その処理動作を詳細に説明する。
第1の実施の形態では、図3のミキサーモード画面に音
源パラメータとして、音色、音量、エフェクト等の設定
内容を表示させている。これらの設定内容は、それが表
示されている欄にカーソルCRを移動させ、スイッチS
W4、或いはSW5を操作することで変更させることが
できる。
【0048】スイッチSW4、或いはSW5を操作する
ことで変更させた設定内容は、表示させている内容を変
更させただけである。その変更させた設定内容は、スイ
ッチSW2、或いはSW3を操作することで確定し、実
際の音源パラメータに反映される。
【0049】従来では、音源パラメータの変更を個々に
行っていた。このため、1つの音源パラメータの設定内
容を変更するには、先ず、設定内容を変更し、その後、
その変更した設定内容を反映させるという2段階の操作
を行わなければならず、そのための操作は非常に煩雑と
なっていた。
【0050】第1の実施の形態では、音源パラメータの
種類毎に、その設定内容の変更を確定させることで、上
記のように操作が煩雑となるのを回避し、操作性を向上
させている。変更させた設定内容の確定は、このミキサ
ーモードスイッチ処理を実行すること実現される。
【0051】なお、図7のミキサーモードスイッチ処理
では、スイッチSW4、及びSW5への操作に対応し
て、表示させている設定内容を変更させる処理が行われ
るが、この設定内容を変更させる処理は特には重要では
ないため、省略している。
【0052】先ず、ステップ701では、スイッチSW
2がオンされたか否か判定する。このスイッチSW2
は、上述したように、変更した設定内容の確定を指示す
るためのスイッチである。ユーザが、スイッチSW2を
操作した場合、即ち変更した設定内容の確定を指示した
場合、その判定はYESとなってステップ702の処理
に移行する。そうでない場合、その判定はNOとなって
ステップ706の処理に移行する。
【0053】ステップ702では、設定内容を確定させ
る範囲を決定する処理を実行する。第1の実施の形態で
は、音源パラメータの種類毎に、各トラックのその音源
パラメータの設定内容を確定させている。このことか
ら、ステップ702では、確定させる範囲の先頭となる
トラックを示す変数の記録開始トラックに、カーソルC
Rを現在表示させているトラック番号(現在選択トラッ
ク)を、その範囲の終わりのトラックを示す変数の記録
終了トラックにカーソルCRを現在表示させているトラ
ック番号(ここでは、1トラックのみの音源パラメータ
の設定内容を確定させるので、現在選択トラックであ
る)を、現在設定内容を確定させるべきトラック番号を
示す変数の現在処理トラックに上記現在選択トラックを
それぞれ代入する。上記各変数は、CPU201内のレ
ジスタ、或いはRAM203に保持される変数である。
【0054】ステップ702に続くステップ703で
は、現在処理トラックがRAM203の楽曲データ記録
領域上の示すトラックに、現在処理トラックが示すトラ
ックに表示させている設定内容を記録させる処理を行
う。これにより、表示させている設定内容が確定し、そ
れに対する変更が反映される。なお、このときに設定内
容を確定させる音源パラメータは、カーソルCRが表示
されている行の音源パラメータである。
【0055】ステップ703に続くステップ704で
は、現在処理トラックの値が記録終了トラックの値と等
しいか否か判定する。ここにおいて、設定内容を確定さ
せるのは現在選択トラックのみなので、その判定はYE
Sとなり、ここで一連の処理を終了する。
【0056】上述したように、ステップ701でNOと
判定すると、次にステップ706の処理が実行される。
ステップ706では、スイッチSW3がオンされたか否
か判定する。このスイッチSW3は、上述したように、
変更した設定内容の確定を指示するためのもう一つのス
イッチである。ユーザが、スイッチSW3を操作した場
合、即ち変更した設定内容の確定を指示した場合、その
判定はYESとなってステップ707の処理に移行す
る。そうでない場合、その判定はNOとなってステップ
708の処理に移行する。
【0057】ステップ707では、設定内容を確定させ
る範囲を決定する処理を実行する。このステップ707
では、現在カーソルCRが表示されている行(音源パラ
メータ)全てのトラックの設定内容を確定させるよう
に、その範囲を決定する。具体的には、記録開始トラッ
クに先頭のトラック番号(先頭トラック)を、記録終了
トラックに最終トラックを、現在処理トラックに上記先
頭トラックをそれぞれ代入する。これら各変数に対する
値の代入が終了すると、ステップ703の処理に移行
し、決定した範囲内の設定内容の確定が行われる。な
お、第1の実施の形態において、先頭トラックの値は
1、最終トラックの値は16である。
【0058】ステップ703に続くステップ704で
は、現在処理トラックの値は記録終了トラックの値と等
しいか否か判定する。ステップ702で決定した範囲内
に表示されている設定内容を全て確定させた場合、その
判定はYESとなり、ここで一連の処理を終了する。そ
うでない場合、その判定はNOとなってステップ705
の処理に移行する。このステップ705では、現在処理
トラックのインクリメントを行い、その後、ステップ7
03の処理に戻る。
【0059】このステップ703〜705の処理ループ
を繰り返すことにより、全トラックの設定内容が順次確
定される。ステップ706でNOと判定した場合、次に
ステップ708の処理が実行される。
【0060】ステップ708では、カーソルキーである
スイッチSW6〜SW9の何れかがオンされたか否か判
定する。ユーザが表示されているカーソルCRを移動さ
せた場合、その判定はYESとなってステップ709の
処理に移行する。そうでない場合、その判定はNOとな
り、ここで一連の処理を終了する。
【0061】ステップ709では、ユーザが操作したス
イッチに応じて、カーソルCRを移動させる表示位置を
算出し、この算出した表示位置にカーソルCRを表示さ
せるカーソル移動処理を行う。この処理が終了した後、
一連の処理を終了する。
【0062】このカーソル移動処理を実行することで移
動させるカーソルCRの表示位置が、設定内容を確定さ
せる音源パラメータの種類、及びスイッチSW2を操作
する場合には設定内容を確定させるトラックを指定する
ことになる。
【0063】なお、第1の実施の形態では、音源パラメ
ータの種類で設定内容を確定させているが、図3に示す
ように、ミキサーモード画面では各トラック毎に列でま
とめて音源パラメータを表示させていることから、トラ
ックの種類で設定内容を確定させても良い。また、所定
のスイッチをユーザが操作した場合、カーソルCRが表
示されている欄の音源パラメータの設定内容を、全ての
トラックの設定内容として確定させても良い。このよう
に、本発明は柔軟に適用させることが可能である。
【0064】次に、第2の実施の形態について説明す
る。第1の実施の形態では、単一操作で全トラックにお
いて設定内容を確定させることができるが、各トラック
の各音源パラメータ毎に、その設定内容を変更しなけれ
ばならない。音源パラメータにおいては、例えば音量
(ボリューム)のように、各トラックで同じように設定
内容を変更させることが多いパラメータも存在する。第
2の実施の形態は、このことに着目して、設定内容の確
定を行うようにしたものである。
【0065】第2の実施の形態第1の実施の形態とその
構成は基本的に同じである。このため、第1の実施の形
態と同じ符号を用いて、第1の実施の形態から異なる部
分についてのみ説明する。
【0066】図8は、図6のステップ602の処理とし
て実行される、第2の実施の形態によるミキサーモード
スイッチ処理の動作フローチャートである。同図を参照
して、その処理動作を詳細に説明する。
【0067】先ず、ステップ801では、スイッチSW
2がオンされたか否か判定する。このスイッチSW2
は、カーソルCRにより指定される音源パラメータの表
示されている設定内容を、予め定められている単位値ず
つ増やすとともに、その設定内容の確定を指示するため
のスイッチである。ユーザが、スイッチSW2を操作し
た場合、その判定はYESとなってステップ702の処
理に移行する。そうでない場合、その判定はNOとなっ
てステップ806の処理に移行する。
【0068】ステップ802では、設定内容を確定させ
る範囲を決定する処理を実行する。第2の実施の形態で
は、その範囲を全トラックとしている。このため、ステ
ップ802では、記録開始トラックに先頭のトラック番
号(先頭トラック)を、記録終了トラックに最終トラッ
クを、現在処理トラックに上記先頭トラックをそれぞれ
代入する。これら各変数に対する値の代入が終了する
と、ステップ803の処理に移行する。なお、第1の実
施の形態と同様に、先頭トラックの値は1、最終トラッ
クの値は16である。
【0069】ステップ803では、現在処理トラックが
示すトラック番号に表示させている音源パラメータの設
定内容に単位値を加算し、それを表示させるとともに、
その加算した設定内容を、RAM203の楽曲データ記
録領域上の対応するトラックに記録する処理を実行す
る。これにより、確定された、元の設定内容に単位値を
加算させた設定内容が表示されることになる。
【0070】ステップ803に続くステップ804で
は、現在処理トラックの値は記録終了トラックの値と等
しいか否か判定する。全トラックの設定内容を確定させ
た場合、その判定はYESとなり、ここで一連の処理を
終了する。そうでない場合、その判定はNOとなってス
テップ805の処理に移行する。このステップ805で
は、現在処理トラックのインクリメントを行い、その
後、ステップ803の処理に戻る。
【0071】このステップ803〜805の処理ループ
を繰り返すことにより、ユーザが指定した範囲内に表示
されている設定内容が順次加算されていくと同時に、確
定される。
【0072】上述したように、ステップ801でNOと
判定すると、次にステップ806の処理が実行される。
ステップ806では、スイッチSW3がオンされたか否
か判定する。このスイッチSW3は、カーソルCRによ
り指定される音源パラメータの表示されている設定内容
を、予め定められている単位値ずつ減らすとともに、そ
の設定内容の確定を指示するためのスイッチである。ユ
ーザが、スイッチSW3を操作した場合、その判定はY
ESとなってステップ807の処理に移行する。そうで
ない場合、その判定はNOとなってステップ811の処
理に移行する。
【0073】ステップ807では、設定内容を確定させ
る範囲を決定する処理を実行する。具体的には、記録開
始トラックに先頭トラックを、記録終了トラックに最終
トラックを、現在処理トラックに先頭トラックをそれぞ
れ代入する。これら各変数に対する値の代入が終了する
と、ステップ808の処理に移行する。
【0074】ステップ808では、現在処理トラックが
示すトラック番号に表示させている音源パラメータの設
定内容から単位値を減算し、それを表示させるととも
に、その減算した設定内容を、RAM203の楽曲デー
タ記録領域上の対応するトラックに記録する処理を実行
する。これにより、確定された、元の設定内容から単位
値を減算させた設定内容が表示されることになる。
【0075】ステップ808に続くステップ809で
は、現在処理トラックの値は記録終了トラックの値と等
しいか否か判定する。全トラックの設定内容を確定させ
た場合、その判定はYESとなり、ここで一連の処理を
終了する。そうでない場合、その判定はNOとなってス
テップ810の処理に移行する。このステップ810で
は、現在処理トラックのインクリメントを行い、その
後、ステップ808の処理に戻る。
【0076】このステップ808〜810の処理ループ
を繰り返すことにより、ユーザが指定した範囲内に表示
されている設定内容が順次減算されていくと同時に、確
定される。
【0077】ステップ806でNOと判定した場合、次
にステップ811の処理が実行される。ステップ811
では、カーソルキーであるスイッチSW6〜SW9の何
れかがオンされたか否か判定する。ユーザが表示されて
いるカーソルCRを移動させた場合、その判定はYES
となってステップ812の処理に移行する。そうでない
場合、その判定はNOとなり、ここで一連の処理を終了
する。
【0078】ステップ812では、ユーザが操作したス
イッチに応じて、カーソルCRを移動させる表示位置を
算出し、この算出した表示位置にカーソルCRを表示さ
せるカーソル移動処理を行う。この処理が終了した後、
一連の処理を終了する。
【0079】このカーソル移動処理を実行することで移
動させるカーソルCRの表示位置が、設定内容を確定さ
せる音源パラメータの種類指定することになる。なお、
第2の実施の形態では、各トラックで増減させる設定内
容を、そのトラック自体の音源パラメータの設定内容と
しているが、例えば各トラックの設定内容を、カーソル
CRが表示されているトラックの設定内容としても良
い。また、設定内容の変更、及び確定は、上記のよう
に、音源パラメータの種類で行うのではなく、トラック
で行っても良い。また、パラメータの設定内容は、図3
に示すように、デジタル値で表示させているが、スライ
ダー等のようにアナログ的に表示させても良い。設定内
容の表現方法について、本発明は限定するものではな
い。
【0080】また、スイッチSW2、或いはSW3が操
作されると、ミキサーモード画面上のパラメータの設定
内容を変更させるとともに、その変更させた設定内容を
確定させているが、表示させている設定内容の変更と、
それの確定とを別々に行うようにしても良い。このよう
に、本発明は、各種の変形を行えるものである。
【0081】次に、第3の実施の形態について説明す
る。最近では、バンドメイク機能を搭載したシーケンサ
や電子楽器等が商品化されている。このバンドメイク機
能は、ユーザが楽曲のリズムや装飾等をそれぞれ指定す
ることで、楽曲を所望の演奏形態で自動演奏させること
ができる機能のことである。第3の実施の形態は、バン
ドメイク機能を搭載した電子楽器に本発明を適用させた
ものである。
【0082】この第3の実施の形態は、第2の実施の形
態と同様に、第1の実施の形態の構成と基本的に同じで
ある。このため、第1の実施の形態と同じ符号を用い
て、第1の実施の形態から異なる部分についてのみ説明
する。
【0083】図9は、バンドメイクモードの設定時にテ
レビ110に表示される、バンドメイク画面の説明図で
ある。この図9を参照し、第3の実施の形態における楽
曲の演奏形態の指定(以降、これをバンドメイクと記
す)方法について説明する。
【0084】バンドメイクモードは、図1に示すスイッ
チSW1を操作することで設定される。図2のCPU2
01は、スイッチSW1の操作を検出すると、ROM2
02から画像データを読み出し、それを座標データとと
もに画像データ出力部204に出力することにより、図
9のバンドメイク画面を表示させる。
【0085】図9のバンドメイク画面の下方には、ユー
ザが選択する項目として、リズムの選択項目M1、楽曲
の装飾等に関わる選択項目M2、及び演奏者(バンド)
の選択項目M3が表示される。各選択項目M1〜M3に
は、それぞれ複数の選択肢が表示されている。ユーザ
は、各選択項目M1〜M3において、それぞれ選択肢を
選択することで、楽曲の演奏形態を指定する、即ちバン
ドメイクを行う。
【0086】各選択項目M1〜M3における選択肢の選
択は、カーソルキーを用いて行う。具体的には、左スイ
ッチSW8、或いは右スイッチSW9を操作すること
で、選択肢を選びたい選択項目にカーソルCRを移動さ
せた後、上スイッチSW6、或いは下スイッチSW7を
操作することで、その選択項目のなかの所望の選択肢を
選択する。このようにして選択された各選択項目内の選
択肢は、例えば反転表示させることで、それが現在選択
されている選択肢であることがユーザに通知される。な
お、図9のバンドメイク画面の上方に表示されているM
EMは、選択項目M3でユーザが選択したバンドの各伴
奏パートのメンバーのイラストである。
【0087】自動演奏用の楽曲データは、ROM202
に予め格納されている。CPU201は、バンドメイク
モード設定時にスイッチSW2の操作を検出すると、図
9のバンドメイク画面上で選択されている各選択項目の
選択肢に基づき、ROM202から該当する楽曲データ
を読み出し、RAM203の楽曲データ格納領域にそれ
を格納するとともに、サウンドシステム205の音源パ
ラメータの設定を行う。その後、RAM203から楽曲
データ(イベントデータ)を順次読み出して発音コマン
ドを生成し、それをサウンドシステム205に送出する
ことで、ユーザが指定した演奏形態で自動演奏を行う。
【0088】次に、図10〜図14の動作フローチャー
トを参照して、第3の実施の形態において実行される各
種制御処理動作を詳細に説明する。図10は、図4のス
テップ402の処理として実行される、第3の実施の形
態によるスイッチ処理の動作フローチャートである。同
図を参照して、最初にスイッチ処理について説明する。
【0089】先ず、ステップ1001では、スイッチS
W1がオンされたか否か判定する。スイッチSW1は、
バンドメイクモードを設定するためのスイッチである。
ユーザがこのスイッチSW1を操作し、バンドメイクモ
ードを設定した場合、その判定はYESとなってステッ
プ1002の処理に移行する。そうでない場合、その判
定はNOとなってステップ1003の処理に移行する。
【0090】ステップ1002では、設定されたバンド
メイクモードの機能を実現するためのバンドメイクモー
ド処理を実行する。その後、ステップ1003の処理に
移行する。このバンドメイクモード処理についての詳細
は後述する。
【0091】ステップ1003では、スイッチ群102
の他のスイッチ対してユーザが行った操作に応じたその
他の処理を実行する。このその他の処理が終了すると、
ここで一連の処理を終了し、その後、図4のステップ4
03のその他の処理が実行される。
【0092】図11は、上記ステップ1002のバンド
メイクモード処理の動作フローチャートである。この図
11を参照して、バンドメイクモード処理について説明
する。
【0093】先ず、ステップ1101では、バンドメイ
クモードが設定されたことに伴う、CPU201のレジ
スタ、RAM203のワーク領域のクリア、初期設定等
のイニシャル処理を行う。このイニシャル処理では、R
OM202から画像データを読み出し、この画像データ
を座標データとともに画像データ出力部204に出力す
ることで、図9のバンドメイク画面を表示させる処理も
行われる。
【0094】ステップ1101に続くステップ1102
では、スイッチ群102の各スイッチに割り当てたバン
ドメイクモード設定時の機能に対応したバンドメイクモ
ードスイッチ処理を実行する。
【0095】バンドメイクモードでは、各選択項目M1
〜M3で選択されている選択肢の組み合わせ(選択内
容)で自動演奏される楽曲の試聴(パターンモニター)
が行えるようになっている。パターンモニターは、ユー
ザがスイッチSW1を操作することで開始する。パター
ンモニターを開始する処理は、バンドメイクモードスイ
ッチ処理内において行われる。バンドメイクモードスイ
ッチ処理の詳細については後述する。
【0096】ステップ1102に続くステップ1103
では、パターンモニターを終了させるためのパターンモ
ニター終了処理を行う。第3の実施の形態におけるパタ
ーンモニター(試聴)は、予め定めた範囲(パターン)
の楽曲データの自動演奏としている。パターンモニター
終了処理は、そのパターンの自動演奏が終了したか否か
により、パターンモニターを終了させるための処理であ
る。その詳細については後述する。
【0097】ステップ1103に続くステップ1104
では、RAM203から楽曲データを読み出し、現在発
音させるべき楽音の発音コマンドを生成し、それをサウ
ンドシステム205に出力することにより、自動演奏、
即ち楽曲を再生させる曲再生処理を実行する。続くステ
ップ1105では、MIDIインターフェイス06のM
IDIデータの受信に対応するための処理等を含むその
他の処理を実行し、その後、一連の処理を終了する。
【0098】図12は、上記ステップ1102のバンド
メイクモードスイッチ処理の動作フローチャートであ
る。同図を参照して、バンドメイクモードスイッチ処理
について詳細に説明する。
【0099】先ず、ステップ1201では、上下左右の
カーソルキーであるスイッチSW6〜SW9の何れかが
オンされたか否か判定する。ユーザが表示されているカ
ーソルCRを移動させた場合、その判定はYESとなっ
てステップ1202の処理に移行する。そうでない場
合、その判定はNOとなり、ステップ1203の処理に
移行する。
【0100】ステップ1202では、ユーザが操作した
スイッチに応じて、カーソルCRを移動させる表示位置
を算出し、この算出した表示位置にカーソルCRを表示
させるカーソル移動処理を行う。この処理が終了した
後、一連の処理を終了する。
【0101】このカーソル移動処理を実行することで移
動させるカーソルCRの表示位置が、現在選択されてい
る選択肢となる。なお、ユーザがスイッチSW6(上ス
イッチ)、或いはスイッチSW7(下スイッチ)を操作
した場合には、カーソルCRは現在選択されている選択
肢とは別の選択肢に移動することになる。
【0102】ステップ1203では、スイッチSW1が
オンされたか否か判定する。スイッチSW1は、バンド
メイクモード設定時においてはパターンモニター(試
聴)開始を指示するために用いられる。ユーザがこのス
イッチSW1を操作し、パターンモニター(試聴)開始
を指示した場合、その判定はYESとなってステップ1
204の処理に移行する。そうでない場合、その判定は
NOとなり、ここで一連の処理を終了する。
【0103】ステップ1204では、パターンモニター
中フラグの値は0か否か判定する。このパターンモニタ
ー中フラグは、RAM203に保持される変数である。
パターンモニター中フラグは、パターンモニター(試
聴)を現在行っているか否かを示し、パターンモニター
(試聴)を行っている場合には1、それを行っていない
場合には0が代入される。現在、パターンモニター(試
聴)を行っていない場合、ステップ1204の判定はY
ESとなってステップ1205の処理に移行する。そう
でない場合、その判定はNOとなり、ここで一連の処理
を終了する。
【0104】ステップ1205では、各選択項目M1〜
M3で選択されている選択肢(図9参照)に基づき、そ
の選択内容でパターンモニター(試聴)用の楽曲データ
の再生を開始させるパターンモニター開始処理を行う。
この処理が終了した後、一連の処理を終了する。
【0105】図13は、上記ステップ1205のパター
ンモニター開始処理の動作フローチャートである。同図
を参照して、パターンモニター開始処理について詳細に
説明する。
【0106】先ず、ステップ1301では、RAM20
3の楽曲データ格納領域内に、ユーザが指定した選択内
容の楽曲データを格納する領域を確保し、そこにROM
201から読み出したその楽曲データを格納する処理を
行う。このとき、楽曲データ格納領域に他の楽曲データ
が格納されていた場合には、その楽曲データを他の格納
領域(バッファ)に退避させる処理も行われる。
【0107】パターンモニター(試聴)させる楽曲デー
タの範囲は予め定められている。その範囲は、その範囲
の先頭小節と、それの最後の小節(最終小節)とで示さ
れる。ステップ1301でRAM203に格納された楽
曲データはその範囲内のデータである。
【0108】ステップ1301に続くステップ1302
では、現在演奏させる小節(現在小節)以前の小節のコ
ードデータの調査を行う。これは、自動演奏で発音させ
るコードを特定するためである。続くステップ1303
〜1305では、その調査結果に応じたコードの特定が
行われる。
【0109】ステップ1303では、現在小節以前にコ
ードデータが有ったか否か判定する。ステップ1303
のコードデータの調査を行った結果、コードデータを見
つけた場合、その判定はYESとなってステップ130
4の処理に移行する。そうでない場合、その判定はNO
となってステップ1305の処理に移行する。
【0110】ステップ1304では、現在小節(このと
きには先頭小節である)に最も近接しているコードデー
タを、現在小節のコードデータとする処理を行う。他方
のステップ1305では、現在小節以前にコードデータ
を見つけられなかったことから、予め定めた(デフォル
トの)C調のコードデータを現在小節のコードデータと
する処理を行う。
【0111】上記ステップ1304、或いは1305の
処理を実行することにより、パターンモニター(試聴)
させる楽曲のコードが確定する。これらの処理が終了す
ると、次にステップ1306の処理が実行される。
【0112】ステップ1306では、図9のバンドメイ
ク画面上でユーザが選択している選択肢の組み合わせを
画面選択情報として取り込み、その情報に従ってサウン
ドシステム205の設定等を行う。
【0113】ステップ1306に続くステップ1307
では、ステップ1301でRAM203に格納した楽曲
データの再生開始処理を行う。この再生開始処理では、
この楽音の発音タイミングを管理するためのクロックの
初期化等が行われる。また、パターンモニター中フラグ
に1を代入することも行われる。パターンモニター中フ
ラグに1を代入することにより、図11のステップ11
04の曲再生処理が実際に実行されることになる。これ
により、パターンモニター(試聴)用の楽曲データが再
生(自動演奏)される。
【0114】図14は、図11のステップ1103のパ
ターンモニター終了処理の動作フローチャートである。
同図を参照して、次にパターンモニター終了処理につい
て詳細に説明する。
【0115】先ず、ステップ1401では、パターンモ
ニター中フラグの値が1か否か判定する。パターンモニ
ター(試聴)用の楽曲データの再生(自動演奏)を行っ
ている間、パターンモニター中フラグには1が代入され
る。従って、その楽曲データの再生を行っている場合、
ステップ1401の判定はYESとなってステップ14
02の処理に移行する。そうでない場合、その判定はN
Oとなり、ここで一連の処理を終了する。
【0116】ステップ1402では、現在小節が再生範
囲の終了小節を超えたか否か判定する。パターンモニタ
ー(試聴)用の範囲の楽曲データを再生させた場合、そ
の判定はYESとなってステップ1403の処理に移行
する。そうでない場合、その判定はNOとなり、ここで
一連の処理を終了する。
【0117】ステップ1403では、再生終了処理を行
う。この再生終了処理においては、サウンドシステム2
05の音源パラメータの設定を元の状態に戻すことなど
が行われる。
【0118】ステップ1403に続くステップ1404
では、図13のステップ1301の処理で退避させたデ
ータを元の状態に復帰させる処理が行われる。これに続
くステップ1405では、パターンモニター中フラグに
0を代入し、その後、一連の処理を終了する。
【0119】このように、第3の実施の形態では、スイ
ッチSW1を操作するだけで、バンドメイクモードで指
定された演奏形態で楽曲が再生される。簡易な操作で楽
曲の試聴を行えることから、ユーザは、幅広い選択肢の
組み合わせのなかから、好きなサウンドが得られる組み
合わせを迅速に探すことができる。
【0120】なお、第3の実施の形態では、バンドメイ
クモードを設定するスイッチを、楽曲データの再生を指
示するスイッチと同じとしているが、これらのスイッチ
は別々であっても良い。
【0121】次に、第4の実施の形態について説明す
る。上記第3の実施の形態では、簡易な操作で楽曲の試
聴を行うことができるが、一旦その再生を開始すると、
他の組み合わせによる楽曲の試聴は、予め定めた範囲の
再生が全て終了するまで待たなければならなかった。ユ
ーザにとっては、楽曲の最初の部分を聴いただけで試聴
は十分という場合も多い。その反対に、1度の試聴では
不十分と感じる場合も多い。
【0122】前者の場合には、好みの組み合わせを見つ
けるのに時間を浪費してしまうことになる。後者の場合
には、楽曲の再生が終了した後、再度楽曲の再生を指示
しなければならないことから、面倒であるとともに、そ
の指示のための時間を浪費することにもなる。第4の実
施の形態は、これらの不具合を回避するようにしたもの
である。
【0123】この第4の実施の形態は、第3の実施の形
態と同様に、第1の実施の形態の構成と基本的に同じで
ある。このため、第1の実施の形態と同じ符号を用い
て、第3の実施の形態から異なる部分についてのみを説
明する。
【0124】図15は、第4の実施の形態によるバンド
メイクモードスイッチ処理の動作フローチャートであ
る。この処理は、図11のバンドメイクモード処理にお
いて、ステップ1102の処理として実行されるもので
ある。図15を参照して、その処理動作について詳細に
説明する。
【0125】先ず、ステップ1501では、上下左右の
カーソルキーであるスイッチSW6〜SW9の何れかが
オンされたか否か判定する。ユーザが表示されているカ
ーソルCRを移動させた場合、その判定はYESとなっ
てステップ1502の処理に移行する。そうでない場
合、その判定はNOとなり、ステップ1503の処理に
移行する。ステップ1502では、ユーザが操作したス
イッチに応じて、カーソルCRを移動させる表示位置を
算出し、この算出した表示位置にカーソルCRを表示さ
せるカーソル移動処理を行う。この処理が終了した後、
一連の処理を終了する。
【0126】このカーソル移動処理を実行することで移
動させるカーソルCRの表示位置が、現在選択されてい
る選択肢となる。なお、ユーザがスイッチSW6(上ス
イッチ)、或いはスイッチSW7(下スイッチ)を操作
した場合には、カーソルCRは現在選択されている選択
肢とは別の選択肢に移動することになる。
【0127】ステップ1503では、スイッチSW1が
オンされたか否か判定する。スイッチSW1は、後述す
るように、バンドメイクモード設定時においてはパター
ンモニター(試聴)開始、及びその終了を指示するため
に用いられる。ユーザがこのスイッチSW1を操作した
場合、その判定はYESとなってステップ1505の処
理に移行する。そうでない場合、その判定はNOとなっ
てステップ1504の処理に移行する。
【0128】ステップ1504では、パターンモニター
(試聴)のための楽曲の再生を行っている場合に、その
再生を繰り返し継続させるパターンモニター継続処理を
実行する。このパターンモニター継続処理が終了した
後、一連の処理を終了する。
【0129】ステップ1505では、パターンモニター
中フラグの値は0か否か判定する。パターンモニター
(試聴)を行っていない場合、その判定はYESとなっ
てステップ1506の処理に移行する。そうでない場
合、その判定はNOとなってステップ1507の処理に
移行する。
【0130】ステップ1506では、各選択項目M1〜
M3で選択されている選択肢(図9参照)の組み合わせ
に基づき、その組み合わせ内容でパターンモニター(試
聴)用の楽曲データの再生を開始させるパターンモニタ
ー開始処理を行う。この処理が終了した後、一連の処理
を終了する。
【0131】ステップ1507では、再生終了処理を行
う。この再生終了処理においては、サウンドシステム2
05の音源パラメータの設定を元の状態に戻すことなど
が行われる。
【0132】ステップ1507に続くステップ1508
では、図13のステップ1301の処理で退避させたデ
ータを元の状態に復帰させる処理が行われる。これに続
くステップ1509では、パターンモニター中フラグに
0を代入する。その後、一連の処理を終了する。
【0133】このように、第4の実施の形態では、スイ
ッチSW1を操作して楽曲の再生を開始させると、再度
スイッチSW1を操作するまで、その楽曲の再生を繰り
返して継続する。このため、ユーザは必要に応じてスイ
ッチSW1を操作することで、楽曲の再生を直ちに終了
させたり、或いは楽曲の試聴を継続して続けることがで
きる。これにより、ユーザは、煩雑で面倒な操作を行う
ことなく、各組み合わせで得られるサウンドを確認しな
がら、好みのサウンドが得られる組み合わせを探すこと
ができる。
【0134】次に、上記ステップ1504のパターンモ
ニター継続処理について、図16に示すその動作フロー
チャートを参照して説明する。先ず、ステップ1601
では、パターンモニター中フラグの値が1か否か判定す
る。楽曲データの再生を行っている場合、ステップ16
01の判定はYESとなってステップ1602の処理に
移行する。そうでない場合、その判定はNOとなり、こ
こで一連の処理を終了する。
【0135】ステップ1602では、現在小節が再生範
囲の終了小節を超えたか否か判定する。パターンモニタ
ー(試聴)用の範囲の楽曲データを再生させた場合、そ
の判定はYESとなってステップ1603の処理に移行
する。そうでない場合、その判定はNOとなり、ここで
一連の処理を終了する。
【0136】ステップ1603では、再生終了処理を行
う。この再生終了処理においては、サウンドシステム2
05の音源パラメータの設定を元の状態に戻すことなど
が行われる。
【0137】ステップ1603に続くステップ1604
では、現在小節を再生範囲の開始小節に戻す処理を行
う。これに続くステップ1605では、楽曲データの再
生を繰り返すための再生開始処理を行う。この再生開始
処理では、この楽音の発音タイミングを管理するための
クロックの初期化等が行われる。この再生開始処理が終
了した後、一連の処理を終了する。
【0138】なお、第4の実施の形態では、スイッチS
W1を操作するまで楽曲データの再生を繰り返して継続
するが、予めそれを繰り返す上限値を設定しておき、ス
イッチSW1が操作されなくとも、その上限値の再生を
繰り返した場合に、楽曲データの試聴を終了させるよう
にしても良い。また、楽曲データの試聴の開始、及びそ
の終了は、同一のスイッチで指示するようにしている
が、これらのスイッチは別々であっても良い。
【0139】また、第3及び第4の実施の形態は、電子
楽器100に本発明を適用させたものであるが、本発明
の適用は電子楽器に限定されるものではない。例えば、
シーケンサーのように、楽音を発音する機能を搭載して
いない装置であっても、本発明を適用することができ
る。
【0140】
【発明の効果】以上説明したように本発明のパラメータ
制御装置は、ユーザが各パラメータ毎に指定した設定内
容を、各パラメータの設定内容として一度に反映(確
定)させることができるため、少ない操作で容易にパラ
メータの設定内容の変更(設定)を行うことができる。
これにより、パラメータの設定内容の変更を効率的に行
えることから、それに要する時間を短縮させることにも
なる。
【0141】また、本発明のパラメータ制御装置は、1
つのパラメータに対する設定内容の変更を、その変更の
内容に応じて、他のパラメータの設定内容に反映させる
ため、上記と同様の効果が得られる。しかし、場合によ
っては、上記の発明と比較して、非常に効率的なパラメ
ータの設定内容の変更を行うこともできる。
【0142】また、本発明の自動演奏装置は、1つの選
択肢、或いは複数の選択肢の組み合わせで指定された演
奏形態での試聴のための楽曲の再生を、スイッチ等に対
する操作に応じて行うため、ユーザは簡易な操作でそれ
を試聴することができる。これにより、好みのサウンド
が得られる演奏形態を探すのも容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態が適用されたシステムの外観
を示す図である。
【図2】電子楽器の構成のブロック図である。
【図3】ミキサーモード画面の説明図である。
【図4】全体処理の動作フローチャートである。
【図5】スイッチ処理の動作フローチャートである。
【図6】ミキサーモード処理の動作フローチャートであ
る。
【図7】ミキサーモードスイッチ処理の動作フローチャ
ートである。
【図8】第2の実施の形態によるミキサーモードスイッ
チ処理の動作フローチャートである。
【図9】バンドメイク画面の説明図である。
【図10】第3の実施の形態によるスイッチ処理の動作
フローチャートである。
【図11】バンドメイクモード処理の動作フローチャー
トである。
【図12】バンドメイクモードスイッチ処理の動作フロ
ーチャートである。
【図13】パターンモニター開始処理の動作フローチャ
ートである。
【図14】パターンモニター終了処理の動作フローチャ
ートである。
【図15】第4の実施の形態によるバンドメイクモード
スイッチ処理の動作フローチャートである。
【図16】パターンモニター継続処理の動作フローチャ
ートである。
【符号の説明】
100 電子楽器 102 スイッチ群 110 テレビ 201 CPU 202 ROM 203 RAM 204 画像データ出力部 205 サウンドシステム 206 MIDIインターフェイス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザによって操作される複数の操作子
    を備え、該複数の操作子に対してユーザが行った操作内
    容に応じて、楽音の発音形態に関わる複数のパラメータ
    の設定を行う装置であって、 前記複数の操作子に対して行われた操作内容から、前記
    複数のパラメータに対し、各パラメータ毎にユーザが指
    定した設定内容を認識する認識手段と、 前記複数の操作子における所定の操作子に対する操作を
    検出したとき、前記認識手段が認識した1つ以上のパラ
    メータの設定内容を、該当するパラメータの設定内容と
    してそれぞれに設定する制御手段と、 を具備したことを特徴とするパラメータ制御装置。
  2. 【請求項2】 ユーザによって操作される複数の操作子
    を備え、該複数の操作子に対してユーザが行った操作内
    容に応じて、楽音の発音形態に関わる複数のパラメータ
    の設定を行う装置であって、 前記複数の操作子に対して行われた操作内容から、ユー
    ザが指定したパラメータの設定内容を認識する認識手段
    と、 前記複数のパラメータを予めグループ分けし、前記認識
    手段が認識した設定内容の変化に応じて、該設定内容が
    変化したパラメータが属するグループ内の各パラメータ
    の設定内容を変更する制御手段と、 を具備したことを特徴とするパラメータ制御装置。
  3. 【請求項3】 楽曲データを記憶した楽曲データ記憶手
    段と、 複数の選択肢を有する1つ以上の選択項目に対し、各選
    択項目毎に選択肢を指定するための指定手段と、 前記楽曲データ記憶手段に記憶されている楽曲データの
    再生を指示するための指示手段と、 前記指示手段により前記楽曲データの再生が指示された
    とき、前記指定手段により指定されている前記選択項目
    毎の選択肢に基づく演奏形態で、前記楽曲データの所定
    の部分を再生させる再生手段と、 を具備したことを特徴とする自動演奏装置。
JP7234524A 1995-09-12 1995-09-12 パラメータ制御装置、及び自動演奏装置 Withdrawn JPH0981137A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004282314A (ja) * 2003-03-14 2004-10-07 Yamaha Corp 信号処理装置及びプログラム
JP2006270886A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Yamaha Corp ミキサ装置及びそのコンピュータプログラム
JP2011158855A (ja) * 2010-02-04 2011-08-18 Casio Computer Co Ltd 自動伴奏装置および自動伴奏プログラム

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