JPH0977465A - 天井走行車 - Google Patents

天井走行車

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JPH0977465A
JPH0977465A JP25709095A JP25709095A JPH0977465A JP H0977465 A JPH0977465 A JP H0977465A JP 25709095 A JP25709095 A JP 25709095A JP 25709095 A JP25709095 A JP 25709095A JP H0977465 A JPH0977465 A JP H0977465A
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JP
Japan
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traveling
motor
carriage
brake
gear
Prior art date
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Application number
JP25709095A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Shiaku
保 塩飽
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 天井走行車の台車を小型化する。 【構成】 2台の台車4,4を設け、各台車に天井走行
車の本体8をピボット軸32で連結する。各台車4に
は、モータ16とブレーキ18を台車の進行方向に平行
に、かつハイポイドギア24を介して向き合うように配
置し、これらの軸20,22をギア24に接続して、ギ
ア24で走行軸25を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】この発明はワークを搬送するための
天井走行車に関し、特にその台車の改良に関する。
【0002】
【従来技術】工場等での仕係り品や製品(ワーク)の搬
送のために、天井走行車が用いられる。天井走行車は建
屋の天井に沿って敷設したレールを例えば懸垂しながら
走行し、本体に設けた巻き上げユニットでハンドを巻き
上げあるいは巻き下げし、ワークをハンドが保持して搬
送する。
【0003】ところで天井走行車には、小型化が要求さ
れる。このことは例えばクリーンルーム内で半導体基板
や半導体チップを搬送する場合に特に重要で、クリーン
ルームにはかなりの施設費が必要なため、天井走行車が
占める容積をできる限り小さくする必要がある。従来の
天井走行車は大形で、例えば台車部では走行モータのモ
ータ軸に直接走行車輪の走行軸を接続するため、モータ
は台車の前後方向に直角に配置され、台車の横幅はモー
タの長さで定まる。このため台車が大形化する。さらに
台車のモータはブレーキを内蔵するため、長く大きなモ
ータとなる。
【0004】また従来の天井走行車では台車が1台で、
前後例えば一対の走行車輪に対して1台のモータを用い
る。このためモータは大出力が要求されるため大径とな
る。また台車が1台のためカーブを曲がりにくく、レー
ルの曲率半径を大きくするか、あるいは曲率半径を大き
くせずに、カーブで天井走行車が揺れるのに任せるかに
なる。
【0005】
【発明の課題】この発明の課題は、天井走行車の台車が
占める容積を小さくすることにある(請求項1〜3)。
【0006】
【発明の構成】この発明の天井走行車は、建屋の天井に
沿って敷設したレールに支持されて走行する台車と、台
車の下部に設けた巻き上げユニットを備えた本体と、該
巻き上げユニットにより昇降するハンドとを備えた天井
走行車において、前記台車には、モータ軸の軸方向が台
車の前後方向とほぼ平行な走行モータと、走行車輪と、
前記モータ軸の回転を回転軸の方向を変換して前記走行
車輪に伝達するためのギアとを設けたことを特徴とす
る。ギアにはハイポイドギアやベベルギア等を用い、好
ましくは薄くしかも動力伝達が確実なハイポイドギアを
用いる。さらに走行車輪の回転面は鉛直でも水平でも良
い。
【0007】好ましくは、前記走行モータと別体にかつ
前記ギアからみて走行モータの反対側にブレーキを設け
て、該ブレーキを前記ギアに接続する。さらに好ましく
は、前記台車を2台設けて、各台車を前記本体にピボッ
ト連結する。この場合に、ピボット軸は台車あるいは本
体のいずれに設けても良い。
【0008】
【発明の作用と効果】この発明では、モータ軸が台車の
前後方向にほぼ平行な走行モータを設けるので、モータ
の長手方向は台車の前後方向、即ち台車の進行方向とほ
ぼ平行になる。そしてモータ軸の回転をハイポイドギア
やベベルギアで回転軸の方向を変換して走行車輪に伝達
し、台車を走行させる。台車の進行方向の長さには特に
制限がなく、進行方向の長さが増加しても問題はないの
で、走行モータの軸を進行方向に沿って配置すれば台車
が占める容積を小さくできる。ここでハイポイドギアを
用いれば、薄いギアで確実に動力を伝達でき、台車を小
形化し、特に台車の高さを小さくできる。
【0009】請求項2の発明では、走行モータからブレ
ーキを分離し、ブレーキと走行モータをギアを中心にほ
ぼ対向させて配置する。このため走行モータを小形化で
きる。
【0010】請求項3の発明では、台車を2台用い、ボ
ギー台車として天井走行車の本体にピボット連結する。
そして各台車に走行モータを設け、前記のギアを介して
走行車輪を駆動する。台車毎に走行モータを設けるので
小さなモータを用いることができ、また台車を本体にピ
ボット連結するので、カーブを滑らかに曲がることがで
きる。
【0011】
【実施例】図1〜図5に実施例の天井走行車2を示す。
図5に天井走行車2の全体構造を示すと、01はクリー
ンルームや工場等の建物の天井に沿って敷設したレール
で、02はレール部、03は天井走行車2と管理センタ
ー間の通信ケーブルである。天井走行車2は2台の台車
4,4を備え、各台車4はバンパー6を備えている。台
車4,4には図1〜図3に示すピボット軸で本体8を連
結し、本体8の下部には巻き上げユニット10がある。
そして巻き上げユニット10はハンド12を昇降させ、
ハンド12が半導体基板を収容したSMIFポッド等の
ワーク04を保持して搬送する。14,14は一対の落
下防止部材で、ハンド12を巻き上げワーク04を搬送
する際に、ワーク04の落下を防止するためのものであ
る。
【0012】図1に、天井走行車2の進行方向と垂直な
方向から見た台車4,4の構造を示し、図2に台車4,
4を天井側から見た構造を、図3にレール01に垂直な
方向での台車4の断面を示す。これらの図ではいずれも
台車4,4のカバー等を取り除いて示す。レール01に
対する台車4,4の取付を示すため図3を参照すると、
05はレール01の支持体で、レール01の高さ調節機
能を有し、カバー06により被覆されている。また08
は天井走行車2に給電するための架線で、09は停止位
置等を天井走行車2に伝達するためのマークである。
【0013】図1〜図3に示すように、各台車4の長手
方向(レール01に平行な方向)に沿ってほぼ水平に走
行モータ16を設け、そのモータ軸20はほぼ水平で、
例えば水平面に対して±10度の範囲にある。走行モー
タ16にはブレーキを設けず、電磁ブレーキ等のブレー
キ18を別体に設ける。モータ軸20とブレーキ18の
ブレーキ軸22をハイポイドギア24に接続し、回転方
向を90度変換して走行軸25を回転させ、走行車輪2
6を駆動する。ここでは走行車輪26は回転面が鉛直で
あるが、水平でも良い。28は各台車4がレール01か
ら外れるのを防止するためのガイドローラで、例えば台
車4毎に図2,図3に示すように8個ずつ設ける。また
バンパー6の先端にもガイドローラ28,28を設け、
バンパー6がレール部02を滑らかに走行するようにす
る。30は垂直軸回りに回転自在な集電子で、架線08
から受電し、走行モータ16等に給電する。
【0014】32,32はピボット軸で、台車4,4を
本体8に連結する。この結果、一対の台車4,4は本体
8に対してボギー台車として作用する。また34,34
はバンパー6,6を台車4,4に連結するピボット軸
で、台車4,4のカバー15,15に連結してある。バ
ンパー6はガイドローラ28でレール部02上を走行
し、ピボット軸34により台車4に対して向きを変える
ことができる。バンパー6,6の先端には近接センサ3
6を設け、先行する走行車や障害物等を検出する。また
38はマーク09に対向して設けた読み取りセンサで、
本体8に内蔵した制御データを補助して停止位置等を検
出する。
【0015】実施例の動作を説明する。クレーンルーム
等で使用する天井走行車2では、容積が小さいことが重
要である。台車4の場合、レール01の長手方向に沿っ
たスペースは天井走行車2に割り当てられているので、
レール01に対する台車4,4の横幅や高さを小さくす
ることが重要である。実施例では、各台車4の長手方向
に沿った中心部付近に走行車輪26があり、その片側に
走行モータ16があり、他方にブレーキ18がある。そ
して走行モータ16は部分的に台車4から突き出してい
る。モータ軸20やブレーキ軸22はほぼ水平で、例え
ば水平面に対して±10度の範囲にあり、その向きは台
車4の進行方向に平行である。このためモータ16やブ
レーキ18の長手方向はレール01の長手方向と平行に
なり、台車4,4の高さや幅が減少する。モータ軸20
やブレーキ軸22はハイポイドギア24に接続し、回転
軸の方向を直角に変換して走行車輪26を駆動する。な
おハイポイドギア24では、その軸方向とモータ軸20
やブレーキ軸22の軸方向は交わらず、例えば図1では
モータ軸20とブレーキ軸22との方向を重ねず単に平
行に配置してある。そしてハイポイドギア24を用いる
と、ベベルギアに比べ薄いギアで確実に動力を伝達で
き、このためギア部の厚さを小さくし、台車4,4の高
さを小さくできる。
【0016】走行モータ16とブレーキ18は別体にし
て、走行車輪26を中心にほぼ対向させて配置してあ
る。モータ16とブレーキ18を別体にしたので、モー
タを小形化でき、これらの荷重は走行車輪26の両側に
分散して安定になる。仮にブレーキ18を走行モータ1
6と一体にすれば、モータが大型化し、かつ走行車輪2
6を台車4のほぼ中央に配置しなければならないため、
台車4が大形化する。また荷重が台車4の一方に集中し
不安定となる。
【0017】次に本体8に対して、2台の台車4,4を
分離し、ピボット軸32,32で連結する。台車4毎に
モータ16等を設けるので、モータ16やブレーキ18
の径が減少し、台車4,4の高さや幅が減少する。また
台車4,4を本体8にピボット連結したので、図4に示
すように、天井走行車2はカーブを滑らかに曲がること
ができ、ワーク04の揺れが小さい。また前後のバンパ
ー6,6をピボット軸34で台車4,4に連結したの
で、バンパー6,6はレール01の向きに沿って台車4
に対して曲がり、近接センサ36で先行する他の天井走
行車を確実に検出することができ、また仮に衝突した場
合にも台車4が直接衝突するのを防止することができ
る。これに対してバンパー6,6を台車4,4にピボッ
ト連結しないと、近接センサ36の向きが台車4の向き
に固定され、カーブで先行する走行車2を検出できない
ことが生じる。
【0018】なお実施例では、バンパー6のピボット連
結や近接センサ36等を示したが、これらに限るもので
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の天井走行車の要部正面図
【図2】 実施例の天井走行車の要部平面図
【図3】 実施例の天井走行車の鉛直面での要部断面図
【図4】 実施例の天井走行車がカーブの走行状態を示
す図
【図5】 実施例の天井走行車の斜視図
【符号の説明】
01 レール 15 カバー 02 レール部 16 走行モー
タ 03 通信ケーブル 18 ブレーキ 04 ワーク 20 モータ軸 05 支持体 22 ブレーキ
軸 06 カバー 24 ハイポイ
ドギア 07 天井 25 走行軸 08 架線 26 走行車輪 09 マーク 28 ガイドロ
ーラ 2 天井走行車 30 集電子 4 台車 32 ピボット軸 6 バンパー 34 ピボット軸 8 本体 36 近接センサ 10 巻き上げユニット 38 読み取り
センサ 12 ハンド 14 落下防止部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建屋の天井に沿って敷設したレールに支
    持されて走行する台車と、台車の下部に設けた巻き上げ
    ユニットを備えた本体と、該巻き上げユニットにより昇
    降するハンドとを備えた天井走行車において、 前記台車には、モータ軸の軸方向が台車の前後方向とほ
    ぼ平行な走行モータと、走行車輪と、前記モータ軸の回
    転を回転軸の方向を変換して前記走行車輪に伝達するた
    めのギアとを設けたことを特徴とする、天井走行車。
  2. 【請求項2】 前記走行モータと別体に、かつ前記ギア
    からみて走行モータの反対側にブレーキを設けて、該ブ
    レーキを前記ギアに接続したことを特徴とする、請求項
    1の天井走行車。
  3. 【請求項3】 前記台車を2台設けて、各台車を前記本
    体にピボット連結したことを特徴とする、請求項1また
    は2の天井走行車。
JP25709095A 1995-09-08 1995-09-08 天井走行車 Pending JPH0977465A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2444554A (en) * 2006-12-06 2008-06-11 Proto Magic Innovations Ltd Rotatable bogie for a patient hoist
CN110683347A (zh) * 2019-10-14 2020-01-14 长治宏瀚机械制造有限公司 单轨吊轨道铺轨辅助装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2444554B (en) * 2006-12-06 2008-11-05 Proto Magic Innovations Ltd A rotatable driven bogie applied to an overhead hoist
CN110683347A (zh) * 2019-10-14 2020-01-14 长治宏瀚机械制造有限公司 单轨吊轨道铺轨辅助装置

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