JPH0976445A - 鮮映性化粧シートおよび化粧板の製造方法 - Google Patents

鮮映性化粧シートおよび化粧板の製造方法

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JPH0976445A
JPH0976445A JP7267831A JP26783195A JPH0976445A JP H0976445 A JPH0976445 A JP H0976445A JP 7267831 A JP7267831 A JP 7267831A JP 26783195 A JP26783195 A JP 26783195A JP H0976445 A JPH0976445 A JP H0976445A
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film
polyester film
decorative sheet
layer
stretched polyester
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JP7267831A
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Masabumi Shimizu
正文 清水
Yoji Masuda
洋史 増田
Takashi Doi
孝志 土井
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 密着強度に優れ、鮮映性を有する化粧シート
及び化粧板を安価に製造する方法を提供することであ
る。 【解決手段】 印刷インキ層を有する着色ポリ塩化ビニ
ルフイルムとブロックイソシアネート硬化型ウレタン系
樹脂からなる熱接着層を有する透明2軸延伸ポリエステ
ルフイルムを、前記印刷インキ層と前記熱接着層とが対
向するように重ね合わせて積層体を形成し、前記積層体
を積層体の透明2軸延伸ポリエステルフイルム面が鏡面
金属ロールに接するようにして、圧力3kgf/cm2
以上、前記積層体温度160〜200℃の条件にて熱圧
着し作製した鮮映性化粧シートを、接着剤を介して基板
に貼着する方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家電製品、家具、
壁材等の表層材として用いる延伸ポリエステルフイルム
とポリ塩化ビニルフイルムとの積層フイルムからなる鮮
映性化粧シートおよび化粧板の製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から透明延伸ポリエステルフイルム
と着色ポリ塩化ビニルフイルムを接着剤を介して積層し
た積層フイルムを、木質系基板、金属系基板に貼着した
化粧板が家具類や建築内装材や家庭電化製品等の分野に
多く使用されている。そして、それら化粧板の製造方法
としては、木質系基板に貼着した化粧板の場合は、木質
系基板に貼合せた後での高温加圧処理ができないため
に、透明延伸ポリエステルフイルムと着色ポリ塩化ビニ
ルフイルムをドライラミネートした後、鏡面金属ロール
で加熱エンボスし、透明延伸ポリエステルフイルム表面
を平滑にし鮮映性を有する化粧シートを作製し、木質系
基板に貼合せて化粧板を製造しており、また、金属系基
板に貼着した化粧板の場合は、金属系基板に接着剤を塗
布して、乾燥炉で加熱した後、透明延伸ポリエステルフ
イルムと着色ポリ塩化ビニルフイルムをドライラミネー
トした積層フイルムをゴム製のラミネートロールで着色
ポリ塩化ビニルフイルムが接着剤層側になるようにラミ
ネートし、その後加熱型鏡面金属ロールで積層フイルム
を加圧して、透明延伸ポリエステルフイルム表面を平滑
にし鮮映性を有する金属化粧板を製造している。
【0003】しかし、いずれの場合も、透明延伸ポリエ
ステルフイルムと着色ポリ塩化ビニルフイルムをドライ
ラミネートした後、再度、積層フイルムを加熱し、鏡面
金属ロールで加熱、加圧して透明延伸ポリエステルフイ
ルム表面を平滑にするという方法が取られているため、
接着剤の塗工乾燥工程、両フイルムの積層貼着工程、加
熱工程、鏡面金属ロールによる加圧工程と製造工程が煩
雑で作業性および経済性を悪くしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題点
に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、このような従来技術のもつ欠点を解消し、密着強度
に優れ、鮮映性を有する化粧シート及び化粧板を安価に
製造する方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の鮮映性化粧シー
トの製造方法は、印刷インキ層を有する着色ポリ塩化ビ
ニルフイルムと熱接着層を有する透明2軸延伸ポリエス
テルフイルムを、前記印刷インキ層と前記熱接着層とが
対向するように重ね合わせて積層体を形成し、前記積層
体を積層体の透明2軸延伸ポリエステルフイルム面が鏡
面金属ロールに接するようにして、圧力3kgf/cm
2 以上、前記積層体温度160〜200℃の条件にて熱
圧着することを特徴とするものである。
【0006】本発明の鮮映性を有する化粧板の製造方法
は、印刷インキ層を有する着色ポリ塩化ビニルフイルム
と熱接着層を有する透明2軸延伸ポリエステルフイルム
を、前記印刷インキ層と前記熱接着層とが対向するよう
に重ね合わせて積層体を形成し、前記積層体を積層体の
透明2軸延伸ポリエステルフイルム面が鏡面金属ロール
に接するようにして、圧力3kgf/cm2 以上、前記
積層体温度160〜200℃の条件にて熱圧着し作製し
た鮮映性化粧シートを、接着剤を介して基板と貼着する
ことを特徴とするものである。
【0007】また、前記透明2軸延伸ポリエステルフイ
ルムに設けられた熱接着層がブロックイソシアネート硬
化型ウレタン系樹脂よりなることがより好ましいもので
ある。
【0008】
【発明の実施の態様】図1は本発明の鮮映性化粧シート
の断面図、図2は本発明の鮮映性を有する化粧板の断面
図であり、1は鮮映性化粧シート、2は着色ポリ塩化ビ
ニル樹脂フイルム、3は印刷インキ層、4は易接着性ポ
リエステルフイルム、41は熱接着層、42は透明2軸
延伸ポリエステルフイルム、5は基板、6は接着剤層、
7は鮮映性を有する化粧板をそれぞれ表している。
【0009】これらの図から分かるように、鮮映性化粧
シート1としては、図1に示すように、着色ポリ塩化ビ
ニル樹脂フイルム2の上面に印刷インキ層3、熱接着層
41と透明2軸延伸ポリエステルフイルム42からなる
易接着性ポリエステルフイルム4が順次積層してなるも
のであり、印刷インキ層3を設けた着色ポリ塩化ビニル
樹脂フイルム2と透明2軸延伸ポリエステルフイルム4
2の片面にブロックイソシアネート硬化型ウレタン系樹
脂よりなる熱接着層41が設けられた易接着性ポリエス
テルフイルム4を、印刷インキ層3と熱接着層41とが
対向するように重ね合わせ、160〜200℃に加熱
し、3kgf/cm2 以上の圧力で透明2軸延伸ポリエ
ステルフイルム42面が鏡面金属ロールに接するように
して熱圧着することによって印刷および顔料に起因する
凹凸を着色ポリ塩化ビニル樹脂フイルム2層に埋め込め
て、最外層の透明2軸延伸ポリエステルフイルム42面
を平滑にし、化粧シート表面の鮮映性を向上させたもの
である。
【0010】本発明の鮮映性化粧シート1の基材となる
着色ポリ塩化ビニル樹脂フイルム2は、該着色ポリ塩化
ビニル樹脂フイルム2に設けた印刷インキ層3の厚さを
吸収して凹凸をなくす作用をするとともに、良好な曲げ
加工性を得るために必須である。着色ポリ塩化ビニル樹
脂フイルム2としては、ポリ塩化ビニル樹脂、可塑剤、
安定剤、顔料、その他の添加剤からなる塩化ビニル樹脂
組成物をカレンダー加工法によりフイルム化したもの
で、ポリ塩化ビニル樹脂としては、塩化ビニルホモポリ
マーの他に酢酸ビニル、エチレンなどのような塩化ビニ
ルモノマーと共重合可能なモノマーとの共重合体を含む
が、可塑剤、安定剤、顔料などは特に限定はない。この
ポリ塩化ビニル樹脂フイルムの厚さは50〜200μm
程度にするのが好ましい。50μm未満ではポリ塩化ビ
ニル樹脂フイルム2に設けた印刷インキ層3の厚さを吸
収して凹凸をなくす作用が不十分であるし、化粧板とし
たときの曲げ加工性が良くない。一方200μmより厚
くすることも、加工性にとり、かえって好ましくない。
但し、曲げ加工等が少ない場合は、200μm以上の厚
みとして、意匠性の向上を図ることもできる。なお、ポ
リ塩化ビニル樹脂フイルムの代わりにエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、オレフィン系熱可塑性エラストマーフイ
ルムを使用することも考えられるが、接着剤との接着
性、耐食性、耐湿性、印刷適合性などポリ塩化ビニル樹
脂フイルムに比べると性能が劣る。
【0011】上記の着色ポリ塩化ビニル樹脂フイルム2
と透明な易接着性ポリエステルフイルム4との間には意
匠性を高める為に印刷インキ層3が設けられる。此の印
刷は着色ポリ塩化ビニル樹脂フイルム2にグラビア印刷
などで行えばよい。この印刷インキ層3には、例えば、
木目、石目、天然皮革の表面柄、布目、抽象柄等を表現
する印刷模様が付されており、その任意の模様を設ける
インキのベヒクルとしては公知のものが使用でき、例え
ばアクリル系、ポリエステル系、ポリウレタン系、塩化
ビニール系、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩素化
ポリオレフィン、セルロース等の樹脂系からなる単体又
は複数の混合体に必要に応じて、顔料、染料等の着色
剤、体質顔料、溶剤、触媒、硬化剤等を適宜混合したも
のを用いる。
【0012】本発明の鮮映性化粧シート1の表面層を構
成する透明2軸延伸ポリエステルフイルム42として
は、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート、ポリエチレン−1,2−ジフェノキ
シエタン−4,4’−ジカルボキシレート、およびポリ
エチレン−2,6−ナフタレート等を重合単位として含
むポリエステルが挙げられ、これらの中でも特に好まし
いのはポリエチレンテレフタレートである。これらのポ
リエステル系樹脂からなる基材フイルムは、公知の延伸
法により、少なくとも1軸方向に、好ましくは2軸方向
に配向されている。特に、2軸方向に配向されたポリエ
ステル系樹脂フイルムは、機械的強度および耐熱性に優
れているので好ましい。フイルムの厚さとしては、5〜
200μmの範囲が適当である。5μm以下となると印
刷の深み感に乏しく、かつ鮮映性が劣り、しかもフイル
ム積層時の取扱が困難である。200μm以上になる
と、曲げ加工が困難になるし、経済性を悪くする。好ま
しくは25〜100μmである。
【0013】本発明に用いる熱接着層41は、その硬化
作用がブロッキングされている硬化剤とベヒクルとして
の硬化型樹脂とから形成され、硬化作用がブロッキング
されている硬化剤が、ブロック剤と反応しているイソシ
アネート化合物であり、硬化型樹脂がウレタン系樹脂よ
りなる、ブロックイソシアネート硬化型ウレタン系樹脂
接着剤である。該熱接着層41を形成する際に使用した
接着剤中に存在しているブロッキングされているイソシ
アネートのブロッキングを加熱、加熱加圧によって解除
することによって接着剤中のベヒクルであるウレタン系
樹脂を硬化させ、着色ポリ塩化ビニルフイルム2と透明
2軸延伸ポリエステルフイルム42とを接着するもので
ある。
【0014】イソシアネート系硬化剤としては、2価以
上の脂肪族又は芳香族イソシアネートを使用できる。具
体例としては、トリレンジイソシアネート、フェニレン
ジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホ
ロンジイソシアネートなとが挙げられ、熱接着層41の
主剤成分であるウレタン系樹脂としては、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル等の
メタクリル酸エステルの非官能性モノマーとメタクリル
酸、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸
2−ヒドロキシプロピル等のヒドロキシル基を有する官
能性モノマーの付加重合によって得られるアクリルポリ
オール、公知のジオール、例えば、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール等のグリコール類とアジピン
酸、マレイン酸、フタル酸、テレフタル酸等の二塩基
酸、これらの酸エステル等から選ばれた1ないし数種類
との重縮合反応によって得られるポリエステルポリオー
ル、または、前記ジオール類とエチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド、テトラヒドロフラン等の付加重合
によって得られるポリエーテルポリオール等の官能基に
OH基をもつポリオールが単独又は任意に混合して使用
できる。
【0015】このような樹脂組成物からなる熱接着層4
1を透明2軸延伸ポリエステルフイルム42上に形成す
るために、ブロックイソシアネート硬化剤およびポリウ
レタン系樹脂をそれぞれ適当な溶剤に溶解し、得られた
溶液を混合して塗工剤とする。上記の様にして得られる
塗工剤を、溶融押出しした後、好ましくはキャスティン
グ直後の未配向ポリエステルフイルムもしくは延伸度の
低い低配向ポリエステルフイルムの表面に塗工する。尚
塗工剤の塗布は、上記のように溶融押出ししたままで延
伸されていない未配向で結晶化度の低いフイルム、もし
くは縦方向または横方向に軽度に1軸延伸された低配向
で結晶化度の低いフイルムの状態で行うことにより、基
材ポリエステルフイルムに対する塗膜の密着性が高めら
れると共に、その後の横方向及び縦方向延伸により基材
フイルムの物性を高める段階で同時に塗膜も引き延ばさ
れて薄肉となり、薄膜が強固に接着された易接着性ポリ
エステルフイルム4を得ることが出来る。
【0016】熱接着層41の塗布量としては0.5g/
2 〜2.0g/m2 (乾燥状態)が好ましい。 0.
5g/m2 以下では接着強度が弱く、2.0g/m2
上では印刷インキ層の上面に不透明層が厚くなり鮮映性
を減少させる。
【0017】本発明の鮮映性化粧シート1の製造方法に
ついて詳細に説明する。着色ポリ塩化ビニル樹脂フイル
ム2の印刷インキ層3面と表面保護層としての易接着性
ポリエステルフイルム4の熱接着層41面を重ね合わ
せ、互いに圧接されたエンボスロールと加圧ロール間に
通して加熱しながら加圧することにより透明2軸延伸ポ
リエステルフイルム42を着色ポリ塩化ビニル樹脂フイ
ルム2の印刷インキ層面に融着して一枚の化粧シートを
作るものであり、エンボスロールとして鏡面金属ロール
を用いることで貼合せと表面の平滑化を同時に行うこと
が出来る。貼合せ時のフイルム温度は、160〜200
℃とするのが好ましい。160℃より低いと、熱接着層
41の硬化剤のブロッキングの解除が十分に行われない
ため密着性が不足する。反面貼合せ時のフイルム温度を
200℃以上と高くすると、透明2軸延伸ポリエステル
フイルム42は鏡面金属ロール表面との粘着等により平
滑な仕上げとはならず十分な鮮映性は得られない。
【0018】本発明の鮮映性を有する化粧板は図2に示
されるように、基板5、接着剤層6、着色ポリ塩化ビニ
ル樹脂フイルム層2、印刷層3、熱接着層41、透明2
軸延伸ポリエステルフイルム層42より構成され、着色
ポリ塩化ビニル樹脂フイルム層2に印刷インキ層3を設
け、これに熱接着層41を介して透明2軸延伸ポリエス
テルフイルム層42を貼合せて鮮映性化粧シート1を作
製し、この鮮映性化粧シート1を基板5に接着剤6を介
して貼合せて鮮映性を有する化粧板7とした。
【0019】本発明の鮮映性を有する化粧板7に用いる
基板5としては、木材単板、木材合板、MDF(中密度
繊維板)等の木質板、石膏板、珪酸カルシウム板、石綿
スレート板、石綿セメント板等の無機質板、鉄板、亜鉛
メッキ鋼板、アルミニウム板等の金属板を用いることが
出来る。また基板5と鮮映性化粧シート1を貼着する接
着剤としては、従来の塩化ビニル化粧板等に使用されて
いるものが使用でき、熱可塑性樹脂の接着剤、例えばア
クリル系樹脂やポリエステル系接着剤があり、基板上に
コーティングし、化粧シートとラミネートして接着す
る。
【0020】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。厚さ80μmの着色塩化ビニルフイルムの表面に
塩酢ビ−アクリル系インキで石目模様柄をグラビア輪転
機にて印刷した。次に、厚さ25μmの2軸延伸ポリエ
ステルフイルムの表面にブロックイソシアネート硬化型
ウレタン樹脂系接着剤を乾燥時の厚さで1.5g/m2
になるように塗工した透明2軸延伸ポリエステルフイル
ムの熱接着層面と前記着色塩化ビニルフイルムの印刷イ
ンキ層面を重ね合わせ、表1に示す、種々の温度に加熱
した積層フイルムを、直ちに鏡面エンボスロールとシリ
コンゴム製の加圧ロールの間に挿入し、表1に示す圧力
でエンボスラミネートした。
【0021】 評価方法 鮮映性:携帯用鮮明度光沢計(PGD−4型)を用い
て、写像鮮映性すなわち化粧面に写した正反射像の鮮映
度を測定した。鮮映性が高いとは、0.5以上である。 密着性:テンシロン万能試験機(RTA−100)を用
いて、180°ピーリング試験を行い剥離強度を測定し
た。密着性が良いとは、2.0kgf/インチ以上であ
る。
【0022】
【比較例】実施例において、ラミネート時のフイルム温
度および加圧圧力を本発明の範囲外にして、鮮映性およ
び密着性を測定した。この測定値を表2に示す。
【0023】
【0024】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、印刷イン
キ層が設けられた着色ポリ塩化ビニル樹脂フイルムの印
刷インキ層面とブロックイソシアネート硬化型ウレタン
系樹脂よりなる熱接着層が設けられた透明2軸延伸ポリ
エステルフイルムの熱接着層面とを重ね合わせ、フイル
ム温度160〜200℃、ラミネート圧力3kgf/c
2 以上で鏡面金属ロールと透明2軸延伸ポリエステル
フイルム面が接するようにして圧着する製造方法をとる
ことによって、密着性等物性に優れ、高意匠の絵柄模様
を表現する優れた鮮映性を有する化粧シートを得ること
が出来る。
【0025】更に、従来のダブリング塩化ビニル化粧シ
ートと同様な製造設備、方法で密着性に優れ、鮮映性を
有する化粧シートが得られるために、新規設備の増設、
設備の改造等の無駄な設備投資の必要もない。
【0026】また、易接着性ポリエステルフイルムを用
いることによって、熱接着層の塗工乾燥工程も不要とな
り工程も短縮され、安定的に、しかも、安価に鮮映性化
粧シートを製造することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鮮映性化粧シートの積層構成を示す断
面図である。
【図2】本発明の鮮映性を有する化粧板の積層構成を示
す断面図である。
【符号の説明】 1 鮮映性化粧シート 2 着色ポリ塩化ビニル樹脂フイルム 3 印刷インキ層 4 易接着性ポリエステルフイルム 41 熱接着層 42 透明2軸延伸ポリエステルフイルム 5 基板 6 接着剤層 7 鮮映性を有する化粧板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 31/20 7148−4F B32B 31/20 33/00 33/00 // B29K 27:06 67:00 B29L 9:00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷インキ層を有する着色ポリ塩化ビニ
    ルフイルムと熱接着層を有する透明2軸延伸ポリエステ
    ルフイルムを、前記印刷インキ層と前記熱接着層とが対
    向するように重ね合わせて積層体を形成し、前記積層体
    を積層体の透明2軸延伸ポリエステルフイルム面が鏡面
    金属ロールに接するようにして、圧力3kgf/cm2
    以上、前記積層体温度160〜200℃の条件にて熱圧
    着することを特徴とする鮮映性化粧シートの製造方法。
  2. 【請求項2】 印刷インキ層を有する着色ポリ塩化ビニ
    ルフイルムと熱接着層を有する透明2軸延伸ポリエステ
    ルフイルムを、前記印刷インキ層と前記熱接着層とが対
    向するように重ね合わせて積層体を形成し、前記積層体
    を積層体の透明2軸延伸ポリエステルフイルム面が鏡面
    金属ロールに接するようにして、圧力3kgf/cm2
    以上、前記積層体温度160〜200℃の条件にて熱圧
    着し作製した鮮映性化粧シートを、接着剤を介して基板
    と貼着することを特徴とする化粧板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記透明2軸延伸ポリエステルフイルム
    に設けられた熱接着層がブロックイソシアネート硬化型
    ウレタン系樹脂よりなることを特徴とする請求項1、2
    記載の鮮映性化粧シートおよび化粧板の製造方法。
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