JPH0976048A - 薄板連続鋳造機のサイド堰補修法 - Google Patents
薄板連続鋳造機のサイド堰補修法Info
- Publication number
- JPH0976048A JPH0976048A JP25948395A JP25948395A JPH0976048A JP H0976048 A JPH0976048 A JP H0976048A JP 25948395 A JP25948395 A JP 25948395A JP 25948395 A JP25948395 A JP 25948395A JP H0976048 A JPH0976048 A JP H0976048A
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- molten metal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一対の冷却ドラムとサイド堰を配した連続鋳
造機のドラムの端面とサイド堰との接触摩耗に対するセ
ラミックプレートの補修法を提供する。 【解決手段】 ツインドラム式薄板連続鋳造機のサイド
堰９が、鋳造により摩耗損傷するのを補修するに当た
り、サイド堰の冷却ドラム端面と接触するセラミックプ
レート４の摩耗損傷部位５を、セラミック溶融結合補修
手段により肉盛り補修７したのち、平面研磨機を用いて
該補修部を平滑面８にするサイド堰の補修法である。 【効果】 サイド堰を広範囲に亘り解体・再組立等を行
う必要がなく、経済的かつ迅速にサイド堰補修が可能と
なる。
造機のドラムの端面とサイド堰との接触摩耗に対するセ
ラミックプレートの補修法を提供する。 【解決手段】 ツインドラム式薄板連続鋳造機のサイド
堰９が、鋳造により摩耗損傷するのを補修するに当た
り、サイド堰の冷却ドラム端面と接触するセラミックプ
レート４の摩耗損傷部位５を、セラミック溶融結合補修
手段により肉盛り補修７したのち、平面研磨機を用いて
該補修部を平滑面８にするサイド堰の補修法である。 【効果】 サイド堰を広範囲に亘り解体・再組立等を行
う必要がなく、経済的かつ迅速にサイド堰補修が可能と
なる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の冷却ドラム
と一対のサイド堰を配設した鋳造機により薄板を連続的
に鋳造する際の、前記冷却ドラムの端面とサイド堰との
接触摩耗に対するサイド堰のセラミックプレートの補修
法に関する。
と一対のサイド堰を配設した鋳造機により薄板を連続的
に鋳造する際の、前記冷却ドラムの端面とサイド堰との
接触摩耗に対するサイド堰のセラミックプレートの補修
法に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、溶鋼等の溶融金属から最終形状に
近い数ｍｍ程度の厚みをもつ薄板を直接的に製造する方
法が注目されている。薄板をこのような連続鋳造方法で
製造する場合は、従来のように多段階にわたる熱延工程
を必要とせず、また最終形状にする圧延も軽度なもので
良いため、工程及び設備の簡略化が図られる。
近い数ｍｍ程度の厚みをもつ薄板を直接的に製造する方
法が注目されている。薄板をこのような連続鋳造方法で
製造する場合は、従来のように多段階にわたる熱延工程
を必要とせず、また最終形状にする圧延も軽度なもので
良いため、工程及び設備の簡略化が図られる。
【０００３】このような連続鋳造方法の一例として、特
開昭６０−１３７５６２号公報に開示されたツインドラ
ム法がある。
開昭６０−１３７５６２号公報に開示されたツインドラ
ム法がある。
【０００４】図４は、このツインドラム法の概略を説明
するための斜視図である。この方式においては、互いに
逆方向に回転する一対の冷却ドラム１０ａ，１０ｂ及び
一対のサイド堰９ａ，９ｂにより区画された空間に湯溜
り部１４を形成する。
するための斜視図である。この方式においては、互いに
逆方向に回転する一対の冷却ドラム１０ａ，１０ｂ及び
一対のサイド堰９ａ，９ｂにより区画された空間に湯溜
り部１４を形成する。
【０００５】ここでタンディッシュ等の容器から注湯ノ
ズルを介して、溶融金属がこの湯溜り部１４に注湯され
る。湯溜り部１４に注入された溶融金属１５は、冷却ド
ラム１０ａ，１０ｂと接する部分が冷却，凝固されて凝
固シェルとなる。
ズルを介して、溶融金属がこの湯溜り部１４に注湯され
る。湯溜り部１４に注入された溶融金属１５は、冷却ド
ラム１０ａ，１０ｂと接する部分が冷却，凝固されて凝
固シェルとなる。
【０００６】この凝固シェルは、冷却ドラム１０ａ，１
０ｂの回転に随伴して、これらの冷却ドラム１０ａ，１
０ｂが互いに最も接近する位置，いわゆるドラムギャッ
プ部１６に移動する。
０ｂの回転に随伴して、これらの冷却ドラム１０ａ，１
０ｂが互いに最も接近する位置，いわゆるドラムギャッ
プ部１６に移動する。
【０００７】このドラムギャップ部１６では、それぞれ
の冷却ドラム１０ａ，１０ｂの表面で形成された凝固シ
ェルが互いに圧着され、目的とする薄板（金属薄帯）１
７となる。ここで１８は冷却ドラム端面，１９は冷却ド
ラム摺動面である。
の冷却ドラム１０ａ，１０ｂの表面で形成された凝固シ
ェルが互いに圧着され、目的とする薄板（金属薄帯）１
７となる。ここで１８は冷却ドラム端面，１９は冷却ド
ラム摺動面である。
【０００８】かかる構造の薄板連続鋳造機において、前
記サイド堰９ａ，９ｂは、実開昭６３−９０５４８号公
報に見られるように、一般にサイド堰ケースに収容され
た断熱材と、該断熱材に植設されたベース部材と、該ベ
ース部材の冷却ドラムに対応する面に植設されたセラミ
ックプレートとにより構成されている。
記サイド堰９ａ，９ｂは、実開昭６３−９０５４８号公
報に見られるように、一般にサイド堰ケースに収容され
た断熱材と、該断熱材に植設されたベース部材と、該ベ
ース部材の冷却ドラムに対応する面に植設されたセラミ
ックプレートとにより構成されている。
【０００９】そして鋳造時は、サイド堰を冷却ドラム端
面に押し付け、上記セラミックプレートが冷却ドラム摺
動面との摩擦によって摩耗することにより隙間をなく
し、溶鋼洩れを防止している。
面に押し付け、上記セラミックプレートが冷却ドラム摺
動面との摩擦によって摩耗することにより隙間をなく
し、溶鋼洩れを防止している。
【００１０】前記薄板連続鋳造機における鋳造量は、冷
却ドラム１０ａ，１０ｂとサイド堰９ａ，９ｂとの摺動
によるサイド堰のセラミックプレートの摩耗速度によっ
て決定される。
却ドラム１０ａ，１０ｂとサイド堰９ａ，９ｂとの摺動
によるサイド堰のセラミックプレートの摩耗速度によっ
て決定される。
【００１１】セラミックプレートが摩耗してその厚みが
使用限界まで到達すると、サイド堰は操業床から下ろさ
れ、オフラインでサイド堰ケース内の断熱材の一部と、
ベース部材及びセラミックプレートの総てが解体され、
新規に組み立て直されて、再びドラム端面にセットさ
れ、鋳造作業に供する。
使用限界まで到達すると、サイド堰は操業床から下ろさ
れ、オフラインでサイド堰ケース内の断熱材の一部と、
ベース部材及びセラミックプレートの総てが解体され、
新規に組み立て直されて、再びドラム端面にセットさ
れ、鋳造作業に供する。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような補修
法では解体範囲が広く、解体・組立作業に多くの時間を
要し経済的ではない。また補修再生までに数日を要し、
従って操業に必要なサイド堰を多く準備しなければなら
ず、材料費も高くなるという問題点がある。
法では解体範囲が広く、解体・組立作業に多くの時間を
要し経済的ではない。また補修再生までに数日を要し、
従って操業に必要なサイド堰を多く準備しなければなら
ず、材料費も高くなるという問題点がある。
【００１３】本発明はかかる課題を解決し、経済的にし
かも迅速に補修を可能とするサイド堰補修法を提供す
る。
かも迅速に補修を可能とするサイド堰補修法を提供す
る。
【００１４】
【００１５】すなわち第１の本発明の薄板連続鋳造機の
サイド堰補修法は、一対の相対して設けた冷却ドラムと
一対のサイド堰との間に形成された湯溜り部に溶融金属
を注入し、次いで該溶融金属を前記冷却ドラムの回転周
面で冷却，凝固させながら薄板を鋳造する連続鋳造機の
サイド堰が鋳造により摩耗損傷するのを補修するに当た
り、サイド堰の冷却ドラム端面と接触するセラミックプ
レートの摩耗損傷部位を、セラミック溶融結合補修手段
により肉盛り補修したのち、平面研磨機を用いて該補修
部を平滑面にすることを特徴とする。
サイド堰補修法は、一対の相対して設けた冷却ドラムと
一対のサイド堰との間に形成された湯溜り部に溶融金属
を注入し、次いで該溶融金属を前記冷却ドラムの回転周
面で冷却，凝固させながら薄板を鋳造する連続鋳造機の
サイド堰が鋳造により摩耗損傷するのを補修するに当た
り、サイド堰の冷却ドラム端面と接触するセラミックプ
レートの摩耗損傷部位を、セラミック溶融結合補修手段
により肉盛り補修したのち、平面研磨機を用いて該補修
部を平滑面にすることを特徴とする。
【００１６】さらに第２の本発明は、摩耗損傷するのを
補修するに当たり、サイド堰を操業位置から取り外すこ
となく、サイド堰と冷却ドラム端面の間の空間を利用し
て、サイド堰の冷却ドラム端面と接触するセラミックプ
レートの摩耗損傷部位を、セラミック溶融結合補修手段
により肉盛り補修したのち、冷却ドラムを回転させなが
ら、冷却ドラム端面に取り付けた研磨板に肉盛り補修し
たセラミックプレートの摩耗損傷部位を押し当てて、該
補修部を平滑面にすれば、より有効である。
補修するに当たり、サイド堰を操業位置から取り外すこ
となく、サイド堰と冷却ドラム端面の間の空間を利用し
て、サイド堰の冷却ドラム端面と接触するセラミックプ
レートの摩耗損傷部位を、セラミック溶融結合補修手段
により肉盛り補修したのち、冷却ドラムを回転させなが
ら、冷却ドラム端面に取り付けた研磨板に肉盛り補修し
たセラミックプレートの摩耗損傷部位を押し当てて、該
補修部を平滑面にすれば、より有効である。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態ついて、
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【００１８】図１は補修前のサイド堰構造を示し、
（ａ）図は正面図，（ｂ）図はＡ−Ａ部断面図，（ｃ）
図はＢ−Ｂ部断面図である。サイド堰９は鉄枠１の内部
に断熱キャスタブル２があり、その中にセラミックプレ
ート４を埋設するためのベースプレート３が配置されて
いる。
（ａ）図は正面図，（ｂ）図はＡ−Ａ部断面図，（ｃ）
図はＢ−Ｂ部断面図である。サイド堰９は鉄枠１の内部
に断熱キャスタブル２があり、その中にセラミックプレ
ート４を埋設するためのベースプレート３が配置されて
いる。
【００１９】図２は、前記図１Ａ−Ａ部断面に示すセラ
ミックプレート４の磨耗損傷部位とその補修手順を示す
図面であり、前記サイド堰９を実際の鋳造に供すると、
冷却ドラム端面との摺動部では、図２（ｂ）に示すよう
に、セラミックプレート４が磨耗して磨耗損傷部位５を
生ずる。
ミックプレート４の磨耗損傷部位とその補修手順を示す
図面であり、前記サイド堰９を実際の鋳造に供すると、
冷却ドラム端面との摺動部では、図２（ｂ）に示すよう
に、セラミックプレート４が磨耗して磨耗損傷部位５を
生ずる。
【００２０】図２（ｂ）〜（ｄ）は、サイド堰９を操業
位置から取り外して補修する場合の一例を示している。
サイド堰９の補修は、従来は鉄枠１内の全ての耐火物を
解体し、断熱キャスタブル２，ベースプレート３，セラ
ミックプレート４を組み立てて行う。
位置から取り外して補修する場合の一例を示している。
サイド堰９の補修は、従来は鉄枠１内の全ての耐火物を
解体し、断熱キャスタブル２，ベースプレート３，セラ
ミックプレート４を組み立てて行う。
【００２１】本発明では、サイド堰９を取り外し、
（ｃ）図に示すセラミックプレートの摩耗損傷部位５を
プラズマ溶射ガン６による溶射により、セラミックを肉
盛り層７を形成して補修する。その後、（ｄ）図に示す
ように一般の平面研磨機（図示しない）を用いてセラミ
ック表面を平滑になるように研磨仕上げ８を行い、再度
使用に供する。
（ｃ）図に示すセラミックプレートの摩耗損傷部位５を
プラズマ溶射ガン６による溶射により、セラミックを肉
盛り層７を形成して補修する。その後、（ｄ）図に示す
ように一般の平面研磨機（図示しない）を用いてセラミ
ック表面を平滑になるように研磨仕上げ８を行い、再度
使用に供する。
【００２２】本発明法によれば、一部の損傷したセラミ
ックプレート部分を補修することで再使用可能となり、
大幅なコスト低減が可能となる。さらにまた、サイド堰
９を操業位置から取り外す事なく操業位置で補修すれ
ば、より経済的にしかも迅速に補修が可能となる。
ックプレート部分を補修することで再使用可能となり、
大幅なコスト低減が可能となる。さらにまた、サイド堰
９を操業位置から取り外す事なく操業位置で補修すれ
ば、より経済的にしかも迅速に補修が可能となる。
【００２３】すなわち図３に示すように、サイド堰９と
冷却ドラム１０の端面１１との間の空間を利用して、セ
ラミックプレート４の摩耗損傷部位にプラズマ法でセラ
ミック溶融結合肉盛り層７を形成し、冷却ドラム端面１
１に研磨盤１３を装着したドラム端面研磨治具１２を取
り付け、ドラム端面の研磨盤１３とサイド堰セラミック
プレート４の補修済肉盛り層７を接触させた後、ドラム
を回転させることによって補修肉盛り層７が平面となる
ように研磨し、補修を完了させる。その後ドラム端面１
１の研磨盤１３を取り外し、ドラム端面１１とサイド堰
セラミックプレート４を加圧接触させて、再度使用に供
する。
冷却ドラム１０の端面１１との間の空間を利用して、セ
ラミックプレート４の摩耗損傷部位にプラズマ法でセラ
ミック溶融結合肉盛り層７を形成し、冷却ドラム端面１
１に研磨盤１３を装着したドラム端面研磨治具１２を取
り付け、ドラム端面の研磨盤１３とサイド堰セラミック
プレート４の補修済肉盛り層７を接触させた後、ドラム
を回転させることによって補修肉盛り層７が平面となる
ように研磨し、補修を完了させる。その後ドラム端面１
１の研磨盤１３を取り外し、ドラム端面１１とサイド堰
セラミックプレート４を加圧接触させて、再度使用に供
する。
【００２４】本法によれば、サイド堰を操業位置から取
り外す事なく操業位置で補修可能となり、且つ、補修肉
盛り層の研磨もドラム端面に取り付けた取り外し可能な
研磨盤１３によって、ドラムを回転することで平滑度を
出すことが可能となり、補修のための工数減，サイド堰
補修コストの低減を図り得る。
り外す事なく操業位置で補修可能となり、且つ、補修肉
盛り層の研磨もドラム端面に取り付けた取り外し可能な
研磨盤１３によって、ドラムを回転することで平滑度を
出すことが可能となり、補修のための工数減，サイド堰
補修コストの低減を図り得る。
【００２５】
【実施例】以下、実施例に基づき説明する。
【００２６】薄板連続鋳造機による３６０トン鋳造後の
セラミックプレートの摩耗状況を図２に示す。セラミッ
クプレートには摩耗幅５ｍｍ，深さ３ｍｍに渡り摩耗が
生じている。セラミックプレート材質は表２に示すよう
に、ＢＮ−Ｓｉ3 Ｎ4 焼結体である。表１に示すような
成分のセラミック粉末をプラズマ溶射によって摩耗部位
に摩耗していないセラミックプレート面より高く肉盛り
溶射する。その後、平面研磨機で肉盛り層を平滑にし
て、再度使用した。
セラミックプレートの摩耗状況を図２に示す。セラミッ
クプレートには摩耗幅５ｍｍ，深さ３ｍｍに渡り摩耗が
生じている。セラミックプレート材質は表２に示すよう
に、ＢＮ−Ｓｉ3 Ｎ4 焼結体である。表１に示すような
成分のセラミック粉末をプラズマ溶射によって摩耗部位
に摩耗していないセラミックプレート面より高く肉盛り
溶射する。その後、平面研磨機で肉盛り層を平滑にし
て、再度使用した。
【００２７】
【表１】
【００２８】
【表２】 ※ピニオンディスク法による
【００２９】補修後３００トン鋳造して補修部位が摩耗
損傷し、且つ、セラミックプレートを埋設してあるベー
スプレートの亀裂損傷も大きく拡大したために、従来法
により再度補修した。
損傷し、且つ、セラミックプレートを埋設してあるベー
スプレートの亀裂損傷も大きく拡大したために、従来法
により再度補修した。
【００３０】本発明法による経済的効果は、表３に示す
ように、再使用によって３割のコスト低減効果が得られ
る。
ように、再使用によって３割のコスト低減効果が得られ
る。
【００３１】
【表３】
【００３２】
【発明の効果】本発明は、従来のようにサイド堰を広範
囲に亘り解体・再組立等を行う必要がなく、セラミック
プレートの損傷部位のみを肉盛り溶射し、平面研磨する
補修で再使用が可能となり、従って解体・再組立の手数
が省かれ、コスト低減が図られる。また研磨盤をドラム
端面に装着して補修した肉盛り層に加圧接触させ、冷却
ドラムを回転させることで損傷部位の平滑度を出すこと
ができ、サイド堰の操業位置での補修が可能となり、経
済的かつ迅速にサイド堰補修が可能となる。
囲に亘り解体・再組立等を行う必要がなく、セラミック
プレートの損傷部位のみを肉盛り溶射し、平面研磨する
補修で再使用が可能となり、従って解体・再組立の手数
が省かれ、コスト低減が図られる。また研磨盤をドラム
端面に装着して補修した肉盛り層に加圧接触させ、冷却
ドラムを回転させることで損傷部位の平滑度を出すこと
ができ、サイド堰の操業位置での補修が可能となり、経
済的かつ迅速にサイド堰補修が可能となる。
【図１】使用前のサイド堰の構造を示し、（ａ）図は正
面図，（ｂ）図はＡ−Ａ部断面図，（ｃ）図はＢ−Ｂ部
断面図である。
面図，（ｂ）図はＡ−Ａ部断面図，（ｃ）図はＢ−Ｂ部
断面図である。
【図２】セラミックプレートの磨耗損傷部位とその補修
手順を示し、（ａ）図は磨耗損傷部位を示す正面図，
（ｂ）図は磨耗損傷部位の断面図，（ｃ）図は肉盛り層
を形成した状態を示す断面図，（ｄ）図は肉盛り層を研
磨仕上げした状態を示す断面図である。
手順を示し、（ａ）図は磨耗損傷部位を示す正面図，
（ｂ）図は磨耗損傷部位の断面図，（ｃ）図は肉盛り層
を形成した状態を示す断面図，（ｄ）図は肉盛り層を研
磨仕上げした状態を示す断面図である。
【図３】本発明の他の実施形態のサイド堰補修例を示す
断面図である。
断面図である。
【図４】ツインドラム式連続鋳造機により薄板を連続的
に鋳造する状態を説明する斜視図である。
に鋳造する状態を説明する斜視図である。
１ 鉄枠 ２ 断熱キャスタブル ３ ベースプレート ４ セラミックプレート ５ 磨耗損傷部位 ６ プラズマ溶射ガン ７ セラミック溶融結合肉盛り層 ８ 研磨後のセラミックプレート ９ サイド堰 ９ａ，９ｂ サイド堰 １０ 冷却ドラム １０ａ，１０ｂ 冷却ドラム １１ 冷却ドラム端面 １２ ドラム端面研磨治具 １３ 研磨盤 １４ 湯溜り部 １５ 溶融金属 １６ ドラムギャップ部 １７ 金属薄板 １８ 冷却ドラム端面 １９ 冷却ドラム摺動面
Claims (2)
- 【請求項１】 一対の相対して設けた冷却ドラムと一対
のサイド堰との間に形成された湯溜り部に溶融金属を注
入し、次いで該溶融金属を前記冷却ドラムの回転周面で
冷却，凝固させながら薄板を鋳造する連続鋳造機のサイ
ド堰が鋳造により摩耗損傷するのを補修するに当たり、
サイド堰の冷却ドラム端面と接触するセラミックプレー
トの摩耗損傷部位を、セラミック溶融結合補修手段によ
り肉盛り補修したのち、平面研磨機を用いて該補修部を
平滑面にすることを特徴とする薄板連続鋳造機のサイド
堰補修法。 - 【請求項２】 一対の相対して設けた冷却ドラムと一対
のサイド堰との間に形成された湯溜り部に溶融金属を注
入し、次いで該溶融金属を前記冷却ドラムの回転周面で
冷却、凝固させながら薄板を鋳造する連続鋳造機のサイ
ド堰が鋳造により摩耗損傷するのを補修するに当たり、
サイド堰を操業位置から取り外すことなく、サイド堰と
冷却ドラム端面の間の空間を利用して、サイド堰の冷却
ドラム端面と接触するセラミックプレートの摩耗損傷部
位を、セラミック溶融結合補修手段により肉盛り補修し
たのち、冷却ドラムを回転させながら、冷却ドラム端面
に取り付けた研磨板に肉盛り補修したセラミックプレー
トの摩耗損傷部位を押し当てて、該補修部を平滑面にす
ることを特徴とする薄板連続鋳造機のサイド堰補修法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25948395A JPH0976048A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 薄板連続鋳造機のサイド堰補修法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25948395A JPH0976048A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 薄板連続鋳造機のサイド堰補修法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0976048A true JPH0976048A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17334716
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25948395A Withdrawn JPH0976048A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 薄板連続鋳造機のサイド堰補修法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0976048A (ja) |
-
1995
- 1995-09-13 JP JP25948395A patent/JPH0976048A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |