JPH0972652A - 冷凍冷蔵庫の仕切体取付構造 - Google Patents

冷凍冷蔵庫の仕切体取付構造

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JPH0972652A
JPH0972652A JP24865495A JP24865495A JPH0972652A JP H0972652 A JPH0972652 A JP H0972652A JP 24865495 A JP24865495 A JP 24865495A JP 24865495 A JP24865495 A JP 24865495A JP H0972652 A JPH0972652 A JP H0972652A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕切体の端面を断熱箱体の内壁に取り付ける
作業を簡単に行う。 【解決手段】 仕切体5は冷凍室6に面する内パネル1
0と、冷蔵室7に面する外パネル11との間に断熱材1
2を充填して一体化した構造となっている。内パネル1
0の端縁には、内方に向けて丸みを付けて直角方向に曲
げ加工することで取付座14が形成されている。外パネ
ル11の端縁には、一段引っ込んだ位置において内方に
直角曲げされて当て面20が形成されている。内外のパ
ネル10、11の端縁の段差部分にシール体19が介装
される。仕切体5の端面を取り付ける場合は、シール体
19を挟んで取付座14を内箱3に当て、取付座14に
通したねじ15を内箱3にねじ込むことで固定される。
シール体19が冷蔵室7側に露出するので、氷結のおそ
れがなくてコーキングが不要となる。ねじ止め作業も冷
凍室6内から簡単にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱箱体内に仕切
体を設けることで冷凍室と冷蔵室を区画形成した冷凍冷
蔵庫に関し、特に仕切体を断熱箱体の壁面に取り付ける
部分の構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷凍冷蔵庫として、図10に示す
ように、断熱箱体41内に正面L字形をなす仕切体42
を取り付けることで、庫内の一隅に冷凍室43を、残り
の部分に冷蔵室44をそれぞれ形成したものは公知であ
る。上記の仕切体42は、2枚のパネル45、46の間
に断熱材47を充填して一体化された構造となってお
り、この仕切体42の上側の端面42a、奥側の互いに
直交した端面42b、42c及び右側の端面42dの4
つの端面が、それぞれ断熱箱体41の内箱48における
天井面、奥面及び右側面に当てられて取り付けられてい
る。
【0003】その詳細な取付構造は以下のようである。
例えば、仕切体42の上側の端面42aの部分を例に取
ると、図11に示すように、2枚のパネル45、46の
うちの冷蔵室44側のパネル45の端縁が冷蔵室44側
に直角に折り曲げられることで、ねじ49の挿通孔を設
けた取付座50が形成されるとともに、冷凍室43側の
パネル46の端縁が、冷蔵室44側のパネル45よりも
一段低い所で冷蔵室44側に向けて直角曲げされ、両パ
ネル45、46の間に断熱材47が充填されている。
【0004】そして仕切体42の端面42aの段差部分
に、モルトプレン、スチロール等からなるシール体51
を介装し、取付座50を断熱箱体1の内箱48の天井面
に当てて、シール体51を挟みつつねじ49を締め付け
ることで取付座50を天井面に固定するようになってい
る。ここでシール体51は、取付部分の公差を吸収して
冷凍室43と冷蔵室44の間の空気洩れを防止するため
のものである。なお仕切体42の他の3つの端面42b
〜42dも、上記と同じ取付構造となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち仕切体42の
各取付端面42a〜42dにおいては、取付座50が冷
蔵室44側に設けられているため、シール体51が冷凍
室43側に露出して装着された状態となっている。ここ
で、例えば冷凍室43の霜取りを行った場合のように、
冷凍室43内に温度変化があって内部の空気が膨張また
は収縮されると、呼吸作用と称してシール体51がある
にも拘らず空気の流通が生じ、特に冷蔵室44から冷凍
室43に流入した空気中の水分が、シール体51の冷凍
室43側に露出した面で氷結するおそれがある。またシ
ール体51が露出していることは冷凍室43内の美観を
損ねることにもなるので、上記の氷結を防止することと
併せて、シール体51の露出面にシリコン等のコーキン
グ52を施す措置が採られていた。しかしながらコーキ
ングには大変な手間が掛かり、また外観上も必ずしも見
栄えの良いものとは言えなかった。
【0006】また上記とは別の問題として、仕切体42
の各端面42a〜42dの取付座50をねじ止めする場
合において、特に奥側の水平部分の端面42cと、右側
の端面42dとでは、冷凍室43の下側の冷蔵室44の
狭い部分に潜り込んでねじ止め作業をしなければならな
いので、作業がし辛いという欠点があった。本発明は上
記のような事情に基づいて完成されたものであって、主
に取付作業を簡単に行うことができるようにした冷凍冷
蔵庫における仕切体の取付構造を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、断熱箱体内に仕切
体を設けることで冷凍室と冷蔵室とを区画形成した冷凍
冷蔵庫であって、前記仕切体は2枚のパネルの間に断熱
材を充填して形成され、その仕切体の端面がシール体を
挟んで前記断熱箱体の壁面に取り付けられるものにおい
て、前記仕切体の端面には、冷凍室側のパネルの端縁を
前記冷凍室側に向けて曲げることで、前記断熱箱体の壁
面に対する取付座が形成されている構成としたところに
特徴を有する。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記取付座の曲げ部分が曲面状に形成されている構
成としたところに特徴を有する。請求項3の発明は、請
求項1または請求項2の発明において、前記シール体と
前記断熱箱体の壁面との間には、吸湿材が前記冷蔵室側
に露出した状態で介装されている構成としたところに特
徴を有する。
【0009】
【作用】請求項1の発明においては、冷凍室側のパネル
に取付座を設けたことで、仕切体の端面と断熱箱体の壁
面との間に介装されたシール体は、冷蔵室側に露出した
状態にできる。また、取付座をねじ等の締結具で固定す
る作業を冷凍室側から行うことができる。請求項2の発
明においては、取付座の曲げ部分が曲面状にされている
ことで、その部分の清掃がしやすくなる。
【0010】請求項3の発明の作用は以下のようであ
る。仕切体の端面が取り付けられる部分の断熱箱体の内
壁において、特に冷蔵室側における仕切体との境の部分
では、冷凍室側からの冷気の伝導を受けて冷却され、そ
こに結露が生ずるおそれがある。その点、請求項3の発
明では、結露しやすい部分に吸湿材が設けられているか
ら、吸湿材により水分が吸収されて結露することが防止
される。
【0011】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、シール体が冷
蔵室側に露出されていることでシール体に結氷が生ずる
おそれが無くなるから、コーキングを施すことが不要と
なり、また取付座の取り付けを冷凍室側から行うことが
できることで作業がしやすくなり、もって仕切体の取付
作業を簡便に行うことができ、加えてコーキングが不要
となることで、見場も良くすることができる効果があ
る。
【0012】請求項2の発明によれば、上記の効果に加
え、冷凍室内のコーナ部分の清掃がしやすくなること
で、室内をより清潔にし得る効果がある。請求項3の発
明によれば、上記の効果に加え、冷蔵室の内壁における
仕切体との境の部分で結露が生ずることを確実に防止し
得る効果がある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>図1ないし図4は、本発明の第1実施
形態を示す。図1において、符号1は断熱箱体であっ
て、外箱2と内箱3との間に断熱材が充填され、全体と
して前面を開口した直方体状に形成されている。この断
熱箱体1内における正面から見た右上部には、詳しくは
後記するように正面L字形をなす仕切体5(図2参照)
が取り付けられ、それにより、庫内の右上の一隅に冷凍
室6が、残りの部分に冷蔵室7がそれぞれ形成されてい
る。なお、断熱箱体1の前面の開口部には、十字形に組
まれた前面枠8が、その一部で仕切体5の前側の端面を
覆うようにして取り付けられている。また、その開口部
には図示しない断熱扉が開閉可能に取り付けられるよう
になっている。
【0014】続いて、仕切体5の構造を説明する。この
仕切体5は、図2に示すように、それぞれL字形に曲げ
加工された内外2枚の金属製のパネル10、11を備え
ており、両パネル10、11が一定の間隔を開けて配さ
れて、その間に断熱材12が充填されることで一体化さ
れた構造となっている。2枚のパネル10、11のうち
の内側のパネル10(以下、内パネルという)が冷凍室
6に面して、外側のパネル11(以下、外パネルとい
う)が冷蔵室7に面して配される。また、内パネル10
の曲げ部分13は丸みを付けて曲げられている。この仕
切体5の上側の端面5a、、奥側の互いに直交した2つ
の端面5b、5c及び右側の端面5dの4つの端面が、
それぞれ断熱箱体1の内箱3における天井面3a、奥面
3b及び右側面3cに当てられて取り付けられるように
なっている。
【0015】次に、この仕切体5における断熱箱体1の
内箱3への取付端面5a〜5dの構造を詳細に説明す
る。まず、内箱3の天井面3aに取り付けられる上側の
端面5aでは、図3に示すように、内パネル10の端縁
が内側(冷凍室6側)に向けて直角方向に曲げ加工さ
れ、それにより取付座14が形成されている。この取付
座14には、複数のねじ15の挿通孔が長さ方向に間隔
を開けて形成されているとともに、その取付座14の屈
曲部17は、特に丸みを付けて曲げられている。一方の
外パネル11の端縁は、内パネル10の端縁よりも一段
低い所に位置しており、その端縁が内側に直角曲げされ
てシール体19の当て面20が形成されている。上記し
た断熱材12は、当て面20と面一の位置まで充填され
ている。したがって、上記した取付座14と、当て面2
0並びに断熱材12の端面との間には段差ができてお
り、当て面20並びに断熱材12の端面の上面には、シ
ール体19が全長にわたって介装されるようになってい
る。このシール体19は、モルトプレン、スチロール等
を素材として、上記の段差寸法よりも少し厚肉で帯状に
形成されている。
【0016】また、断熱箱体1の内箱3の奥面3bに当
てられる奥側の2つの端面5b、5cの構造は、上記し
た上側の端面5aと同様に形成されている。繰り返す
と、内パネル10の端縁が内側に向けて丸みを付けて直
角方向に曲げ加工されることにより取付座14が形成さ
れているとともに、外パネル11の端縁が内パネル10
の端縁よりも一定寸法引っ込んだ位置から、内側に向け
て直角曲げされて当て面20が形成され、その段差部分
にシール体19が介装されるようになっている。
【0017】残る右側の端面5dでは、図4に示すよう
に、内パネル10の端縁が内側に向けて円弧状に曲げ加
工されるに留められており、取付座は形成されていな
い。なお、外パネル11の端縁は、一定寸法引っ込んだ
位置から内側に向けて直角曲げされることで当て面20
が形成され、段差部分に同様にシール体19が介装され
るようになっている。上記のように右側の端面5dには
取付座が設けられておらず、その代わりに内箱3の右側
面3cにねじ25で止めれるアングル状のブラケット2
4が備えられ、右側の端面5dはそのブラケット24で
受けられてブラケット24と外パネル11の間をねじ2
5で止めることで固定されるようになっている。
【0018】なお、仕切体5における手前側の互いに直
交した2端面5e、5fでは、内外のパネル10、11
の端縁が同一面上において互いに突き合わされる方向に
直角曲げされており、それぞれの端面5e、5fの前面
に、上記した前面枠8が取り付けられるようになってい
る。
【0019】続いて、上記した構造になる仕切体5の取
付方法を説明する。上側の端面5a及び奥側の2つの端
面5b、5cでは、図3に示すように、段差部分にそれ
ぞれシール体19を介装し、それらのシール体19を挟
みつつ各取付座14を内箱3の天井面3a及び奥面3b
に当て、取付座14に形成された挿通孔にねじ15を通
して内箱3にねじ込むことで、各端面5a〜5cが固定
される。
【0020】右側の端面5dを取り付ける場合は、図4
に示すように、内箱3の右側面3cにアングル状のブラ
ケット24をねじ止めにより取り付けておく。そして、
段差部分に介装したシール体19を挟んで、内パネル1
0の端縁の円弧形部22を内箱3の右側面3cに当てた
状態で、ブラケット24の水平部24a上に載せる。続
いて、ブラケット24の水平部24aの下面側からねじ
25を通して外パネル11にねじ込むことで固定する。
【0021】上記のように右側の端面5dにおいてのみ
内パネル10に取付座を設けなかった理由は、以下のよ
うである。すなわち、仮に取付座を設けてねじ止めしよ
うする場合、一般的な右利きの作業者ではねじ止め用の
ドライバを操作する作業がやり辛い。その点、本実施形
態のようにブラケット24を用いて取り付ければ、ねじ
止めする場合にドライバはブラケット24の水平部24
aの下面側から操作すれば良いので、ねじ止め作業が簡
単となる。なお、この右側の端面5dでは、シール体1
9を押し潰す方向にはねじ止めしていないので、より完
全なシール性を期するために、内パネル10の端縁に沿
って、シリコン等のコーキング27を施すことが望まし
い。
【0022】以上のように本実施形態によれば、仕切体
5の各端面5a〜5dに設けられたシール体19は、内
パネル10の取付座14あるいは円弧形部22で遮られ
て冷凍室6側には露出せず、冷蔵室7側にのみ露出され
た状態となるから、シール体19に結氷が生ずるおそれ
が無く、その防止のためにコーキングを施すことが不要
となる。ただ、取付座を設けていない右側の端面5dで
はコーキング27が必要となるが、その1箇所だけで済
むことから、コーキング作業の負担は大幅に軽減され
る。また、取付座14のねじ止めは冷凍室6側から行う
ことができるために作業がしやすくなり、もって仕切体
5の取付作業を簡便に行うことが可能となる。また、上
記のようにコーキングが1箇所で済むことによって、見
場が悪くなることも極力回避することができる。また、
冷凍室6における仕切体5との境の部分、並びに仕切体
5の内パネル10の曲げ部分13、すなわち冷凍室6の
コーナ部が丸みを付けて形成されているから、その部分
の清掃がしやすくなり、冷凍室6内を清潔に保つことが
できる。
【0023】<第2実施形態>図5および図6は本発明
の第2実施形態を示す。この実施形態では、仕切体5の
取付端面、特に取付座14を設けた端面5a〜5cにお
いて介装されるシール体の構造に改良が加えられてい
る。本実施形態のシール体30は、軟質ゴムを素材とし
ており、図5に示すように、内パネル10と外パネル1
1の端縁の間の段差寸法よりも大きい厚みの中空状に形
成され、さらに一体成形された隔壁31によって内部に
図示2個の空気室32が形成されている。すなわち、シ
ール体30は変形しやすく、かつ弾力性の高い構造とな
っている。
【0024】そして、仕切体5の端面5a〜5cを断熱
箱体1の内箱3に取り付ける際には、端面5a〜5cの
段差部分にシール体30を介装し、図6に示すように、
そのシール体30を挟みつつ取付座14を内箱3にねじ
15で止めるのであり、シール体30は上記のように変
形しやすく弾力性に富んだ構造であることから、スムー
ズに潰れて挟み付けられ、仕切体5の取付作業を迅速に
行うことができる。また、シール体30は変形しやすい
ことから、全長にわたって内箱3に密着した状態で取り
付けられ、空気洩れがより確実に防止される。
【0025】また、上記の第1実施形態に開示したモル
トプレンあるいはスチロールからなるシール体19で
は、長期間使用されると次第に水分を吸収するようにな
り、特に内箱3と接触する付近では、冷凍室6側の冷気
により冷却されることで結露を生ずるおそれがある。そ
の点、本実施形態のシール体30は軟質のゴム製である
ので、そのような水分の吸収がなく、したがって結露が
生ずることが未然に防止される。
【0026】<第3実施形態>次に、本発明の第3実施
形態を図7および図8によって説明する。上記の実施形
態で例示したように、断熱箱体1内に仕切体5を取り付
けることで、庫内に冷凍室6と冷蔵室7とを区画形成し
た冷凍冷蔵庫では、特に冷蔵室7側の内箱3における仕
切体5との境の部分(例えば図8の符号35で示す部
分)において、冷凍室6側の冷気がその内箱3を介して
伝達されることで冷却され、そこに結露が生ずるおそれ
がある。本第3実施形態は、そのような結露を防止する
ための対策を講じたものである。
【0027】そのため、断熱箱体1の内箱3における仕
切体5の取付部分には、図7に示すように、複数個の長
孔36が2列に並んで開口されている。これらの長孔3
6は、冷蔵室7側の内箱3の仕切体5との境となる部分
35(結露しやすい部分)に対して、冷凍室6側の冷気
が伝達されることを遮断するように機能し、すなわち断
熱効果が得られて上記の結露しやすい部分35が冷却さ
れることが極力抑えられる。
【0028】上記のように長孔36を設けることで結露
発生の防止が図られているが、それでもなお結露の発生
を十分に阻止し得ない場合がある。そのため、図8に示
すように、内箱3における仕切体5の取付部分には、長
孔36の一方の列(冷蔵室7側の列)を設けた箇所から
冷蔵室7側に一定寸法出っ張った部分(結露しやすい部
分35)にわたって、帯状の吸湿材38が貼着されてい
る。この吸湿材38は、ポリウレタン系樹脂製の形状記
憶ポリマを素材としており、周囲温度が同樹脂のガラス
転移温度よりも高いときには吸湿度が高く、逆に低いと
きには吸湿度が低くなるように機能するものである。そ
して、上記の第2実施形態に例示したシール体30が吸
湿体38の一部に押し付けられるようにして、仕切体5
の端面が内箱3に取り付けられている。
【0029】例えば、冷蔵室7内に新たに被冷蔵物を入
れた場合などには、冷蔵室7内が比較的高温多湿の状態
となって、特に上記した内箱3における結露しやすい部
分35において、結露が生じるおそれがある。しかしな
がら本実施形態では、結露しやすい部分35に吸湿材3
8が設けられていて、その吸湿材38は周囲温度が高い
ときには高い吸湿性を発揮するから、結露しようとして
も水分が吸湿材38により有効に吸収され、結露の発生
が確実に防止される。なお、吸湿材38を貼着する場所
は、図9に示すように、長孔36から外れた位置から冷
蔵室7側に出っ張るように設定してもよい。
【0030】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)第3実施形態では、吸湿材として、周囲温度の高
低に応じて吸湿度を変化させるものを例示したが、周囲
温度に拘らず吸水機能を発揮する通常の吸湿材を用いて
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る断熱箱体の外観
斜視図である。
【図2】 仕切体の斜視図である。
【図3】 仕切体の上側の端面の取付構造を示す断面図
である。
【図4】 仕切体の右側の端面の取付構造を示す断面図
である。
【図5】 本発明の第2実施形態における仕切体の取り
付け前の断面図である。
【図6】 その取り付け後の断面図である。
【図7】 本発明の第3実施形態に係る主に内箱の構造
を示す斜視図である。
【図8】 仕切体を吸湿材を介して取り付けた状態を示
す断面図である。
【図9】 吸湿材の貼着位置に変更を加えた変形例の断
面図である。
【図10】 従来例に係る断熱箱体の外観斜視図であ
る。
【図11】 その仕切体の取付構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…断熱箱体 5…仕切体 6…冷凍室 7…冷蔵室
10…内パネル 11…外パネル 12…断熱材 14
…取付座 15…ねじ 19…シール体 30…シール
体 38…吸湿材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱箱体内に仕切体を設けることで冷凍
    室と冷蔵室とを区画形成した冷凍冷蔵庫であって、前記
    仕切体は2枚のパネルの間に断熱材を充填して形成さ
    れ、その仕切体の端面がシール体を挟んで前記断熱箱体
    の壁面に取り付けられるものにおいて、 前記仕切体の端面には、冷凍室側のパネルの端縁を前記
    冷凍室側に向けて曲げることで、前記断熱箱体の壁面に
    対する取付座が形成されていることを特徴とする冷凍冷
    蔵庫の仕切体取付構造。
  2. 【請求項2】 前記取付座の曲げ部分が曲面状に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の冷凍冷蔵庫の
    仕切体取付構造。
  3. 【請求項3】 前記シール体と前記断熱箱体の壁面との
    間には、吸湿材が前記冷蔵室側に露出した状態で介装さ
    れていることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の冷凍冷蔵庫の仕切体取付構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010196918A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Hoshizaki Electric Co Ltd 断熱箱体の開口部シール構造
JP2013119974A (ja) * 2011-12-06 2013-06-17 Toshiba Corp 冷蔵庫
JP2020139653A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 冷蔵庫

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