JP6189621B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents
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Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、隣り合う貯蔵室間での冷気洩れをより確実に防ぐところにある。
(1)前記金属板の分断された各端縁が、裏面側と相手側とに二度直角曲げされたL字端縁として形成されている一方、前記介在部材が、一定幅の帯状をなす本体板の裏面側に、先端縁に係止部を有する一対の係止板が背中合わせの姿勢で弾性変位可能に設けられ、前記各L字端縁における互い対応する方向に突出した突出板が、前記各係止板と前記本体板との間に挿入可能とされ、かつ、前記各突出板には、前記L字端縁における裏側に直角曲げされた突当板が、前記本体板の側縁に当たる正規位置まで押し込まれたところで、前記係止部に係止して抜け止めされる被係止部が設けられている。
分断された各L字端縁の突出板を介在部材の本体板の側縁部に正規量差し込むだけで、凹面の正規の幅寸法が確保される。また、凹面を形成しつつ内箱を組み付けたのち、発泡治具にセットするまでの間に、介在部材がL字端縁から外れることが確実に防止される。
断熱箱体の底面に凹面が形成されている場合、既存の背の高さを持った仕切壁を凹面に嵌めると、同仕切壁の上面と、断熱箱体の天井面との間に隙間ができる。そこで、その隙間に対して一対の板材を配設して断熱材収容室を形成し、同断熱材収容室に発泡断熱材が収容され、これにより天井部にできた隙間が発泡断熱材で埋められた形態となる。既存の仕切壁を使用しながらも、隣り合う貯蔵室間の天井部での冷気洩れを防止できる。
本発明の実施形態1を図1ないし図7によって説明する。本実施形態では、4ドア式の冷凍冷蔵庫を例示している。
冷凍冷蔵庫の概略構造を図1ないし図3によって説明すると、内部に貯蔵室を有する本体10の上面に機械室11が設けられ、本体10の底面の四隅に設けられた脚体12により支持されている。
外殻体30は、図3に示すように、共にステンレス鋼板等の金属板を組み付けた外箱31と、内箱32とを備えている。外箱31は、前面開口の大型の方形箱状に形成され、一方、内箱32は、上記の外箱31よりも一回り小さい前面開口の小型の方形箱状に形成されている。
化粧板40は、合成樹脂材の押出成形によって形成され、帯状の本体板41の裏面に突設された支持板42の突出端に、先端縁に係止爪44を有する一対の係止板43が、本体板41と平行をなす背中合わせの姿勢で弾性変位可能に設けられた構造である。
この仕切壁21は、図3に示すように、断熱箱体20の厚さと同程度の厚さ寸法を有するとともに、断熱箱体20内の高さに匹敵する高さ寸法と、同断熱箱体20の奥行に匹敵する奥行寸法とを備えた外形長方形に形成されている。
この凹面50の構造を、図5によって説明する。断熱箱体20の底面20Aと奥面20Bにおける間口方向の中間位置では、それらの底面20Aと奥面20Bとを構成する内箱32の金属板52が分断されている。以下適宜に、同図の左側の金属板52を冷蔵側金属板52R、右側の金属板52を冷凍側金属板52Fと称する。
両金属板52R,52Fの分断された端縁には、裏面側と相手側とに二度直角曲げされたL字端縁53が形成され、さらにL字端縁53の互いに向き合った先端には、裏側に直角曲げされた折曲板56が形成されている。
この介在板60の本体板41が、両L字端縁53における互い対応する方向に突出した突出板54の外表面に当接されるとともに、裏面側に配された係止板43の係止爪44が、各折曲板56の先端に係止されている。これにより、介在板60の本体板41が溝底に張られた溝状をなす所定幅の凹面50が形成されている。
この隙間を塞ぐために、図3及び図7に示すように、左右一対の側板62が備えられている。各側板62は、上記の隙間の高さよりも少し大きい縦寸法と、断熱箱体20の奥行に匹敵する横寸法を持った横長の長方形に形成されているとともに、その上縁には、互いに向き合う方向に直角曲げされた屈曲部62Aが形成されている。
より具体的には、例えば右側の側板62が、上縁の屈曲部62Aを天井面20Cに当てて図示しないねじにより、下縁を仕切壁21の右側面の上端部に当ててねじ66により固定され、続いて仕切壁21の上面と天井面20Cとの間に、断熱材65が左方の開口から緊密に挿入される。最後に、左側の側板62が、上縁の屈曲部62Aを天井面20Cに当てつつ、下縁を仕切壁21の左側面の上端部に当て、同下縁が図示しないねじで固定されることにより、断熱材収容室64内に断熱材65が緊密に収容された構造が構築される。
なお、断熱箱体20の天井面20Cにおける仕切壁21の配設位置の直上領域では、熱伝導を抑制するべく前後方向を向いた長孔67が、2列に亘って形成されている。
まず、内箱32が前面開口の方形箱状に組み付けられ、そのとき内箱32の底面20Aと奥面20Bとでは、一部既述したように、冷蔵側金属板52Rの分断端縁と冷凍側金属板52Fとの分断端縁同士が介在板60を介して接続される。繰り返すと、介在板60の本体板41が、両金属板52R,52FのL字端縁53における互い対応する方向に突出した突出板54の外表面に当接されるとともに、裏面側に配された各係止板43の係止爪44が、対応する折曲板35の先端に係止されて装着される。これにより、内箱32の底面20Aと奥面20Bにおいて、介在板60の本体板41が溝底に張られた凹面50が形成される。
形成された外殻体30は発泡治具にセットされ、同外殻体30内に発泡樹脂からなる断熱材が発泡充填されることで断熱箱体20が形成される。
その後、断熱箱体20の前面開口部24に十字形をなす断熱製の仕切枠25が装着される等により、本体10の製造が完了する。
ここで、断熱箱体20内を後から装着した仕切壁21により冷却温度が異なる冷蔵室22Rと冷凍室22Fとに区画した場合、特に仕切壁21の周縁部において両室22R,22F間での冷気洩れが生じるおそれがある。
トータルして、冷蔵室22Rと冷凍室22Fの間の冷気洩れをより確実に防ぐことができる。
次に、本発明の実施形態2を図8及び図9によって説明する。この実施形態2では、介在板70の形状並びに同介在板70を用いた凹面50Aの形成構造が、実施形態1とは異なっている。以下、実施形態1との相違部分を主に説明する。また、実施形態1と同一機能を有する部材、部位については、適宜に同一符号を付すことによって、重複した説明を簡略化または割愛する。
本体板71の裏面には、中央幅位置において支持リブ72が突出形成され、同支持リブ72には、先端縁に係止部74を有する一対の係止板73が、本体板71と平行な背中合わせの姿勢で弾性変位可能に設けられている。係止部74は、各係止板73の先端部において本体板71の裏面に達するまで直角曲げされて形成され、同係止部74の先端からは、本体板71から次第に離間するように斜め姿勢をなしてガイド部75が形成されている。
ここで、各L字端縁53の突出板54には、上記した突出板54が正規位置まで挿入された場合における係止部74と対応する位置よりも内側の位置において、係止部74に係止する被係止部であるボス58が、裏面側への叩き出しによって突出形成されている。このボス58は、複数個が長さ方向に沿って所定間隔を開けて形成されている。
図10及び図11は関連技術を示している。この関連技術では、断熱箱体20の内面のうち底面20Aと奥面20Bとにおいて、仕切壁21の下端部と奥端部とがそれぞれ略緊密に嵌合する凹面100を形成するに当たり、同底面20Aと奥面20Bとを構成する内箱32の金属板102の所定位置を直接に凹み形成することによって凹面100が形成されている。また、同凹面100の溝底には、適宜に長孔104が開口されている。
この関連技術においても、凹面100に仕切壁21の端部を嵌めることで流通による冷気洩れが防がれ、また凹面100の溝底に長孔104を設けたことで、熱伝導による冷気洩れも抑制できる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、断熱箱体の内面のうち底面と奥面とに凹面を形成した場合を例示したが、天井面にも凹面を形成するようにしてもよい。さらに、底面、奥面及び天井面のうち任意の1面または2面に凹面を形成するようにしてもよい。
(2)冷蔵室と冷凍室とが水平姿勢をなす仕切壁によって上下に区画形成されたものであってもよく、その場合は、断熱箱体の奥面と左右の側面のうち任意の面に凹面を形成すればよい。
(4)本発明は冷凍冷蔵庫に限らず、冷却温度が互いに異なる2以上の複数の貯蔵室が仕切壁により区画形成された冷却貯蔵庫全般に広く適用することができる。
Claims (2)
- 金属板製の外箱と内箱とを間隔を開けて配した外殻体内に断熱材を充填してなる前面開口の断熱箱体と、この断熱箱体内を複数の貯蔵室に区画形成するべく前記断熱箱体内に装着される仕切壁と、が具備された冷却貯蔵庫において、
前記断熱箱体の内面における前記仕切壁の端面と対向する領域には、前記仕切壁の端部が嵌る凹面が形成されているとともに、
前記凹面が、前記内箱を構成する前記金属板の分断された端縁の間に合成樹脂製の介在部材を介在させた形態で形成され、
前記金属板の分断された各端縁が、裏面側と相手側とに二度直角曲げされたL字端縁として形成されている一方、
前記介在部材が、一定幅の帯状をなす本体板の裏面側に、先端縁に係止部を有する一対の係止板が背中合わせの姿勢で弾性変位可能に設けられ、
前記各L字端縁における互い対応する方向に突出した突出板が、前記各係止板と前記本体板との間に挿入可能とされ、
かつ、前記各突出板には、前記L字端縁における裏側に直角曲げされた突当板が、前記本体板の側縁に当たる正規位置まで押し込まれたところで、前記係止部に係止して抜け止めされる被係止部が設けられていることを特徴とする冷却貯蔵庫。 - 前記断熱箱体の底面に前記凹面が形成される一方、前記仕切壁の上面と前記断熱箱体の天井面との間に、一対の板材を対向して配設することにより発泡断熱材を収容可能な断熱材収容室が形成されていることを特徴とする請求項1記載の冷却貯蔵庫。
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