JPH0971740A - カチオン性電着塗料用樹脂組成物 - Google Patents

カチオン性電着塗料用樹脂組成物

Info

Publication number
JPH0971740A
JPH0971740A JP8025925A JP2592596A JPH0971740A JP H0971740 A JPH0971740 A JP H0971740A JP 8025925 A JP8025925 A JP 8025925A JP 2592596 A JP2592596 A JP 2592596A JP H0971740 A JPH0971740 A JP H0971740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
group
cationic
electrodeposition coating
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8025925A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhisa Saito
康久 斉藤
Shiyouichirou Arashikura
彰一郎 嵐倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinto Paint Co Ltd
Original Assignee
Shinto Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinto Paint Co Ltd filed Critical Shinto Paint Co Ltd
Priority to JP8025925A priority Critical patent/JPH0971740A/ja
Publication of JPH0971740A publication Critical patent/JPH0971740A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた低温硬化性および優れた塗料の浴液安
定性を合わせ持ち、焼き付け時の加熱減量成分が少な
く、特に厚膜での平滑性に優れ、かつ耐食性、耐溶剤
性、機械物性等において良好な塗膜性能を有するカチオ
ン性電着塗料用樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 カチオン基を有する樹脂(基剤樹脂)お
よび、ブロック化ポリイソシアネート(硬化剤)を含有
するカチオン性電着塗料用樹脂組成物において、ブロッ
ク化剤として (A)一般式R1 −NH−R2 (式中R1 は炭素数1〜
10を有するアルキル基あるいはシクロアルキル基、R
2 は炭素数3〜10を有するアルキル基あるいはシクロ
アルキル基を表し、場合によってはR1 およびR2 は共
有環を形成することができる)で示される2級アミン、
および (B)分子量80〜400のモノアルコールおよびまた
はモノカルボン酸を用いてブロック化を行ったブロック
化ポリイソシアネートを使用することを特徴とする、カ
チオン性電着塗料用樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なカチオン性電
着塗料用樹脂組成物に関するものである。さらに詳しく
いえば、本発明は、優れた低温硬化性および優れた塗料
の浴液安定性を合わせ持ち、焼き付け時の加熱減量成分
が少なく、特に厚膜での平滑性に優れ、かつ耐食性、耐
溶剤性、機械物性等において良好な塗膜性能を有する、
カチオン性電着塗料用樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電着塗装は、自動車、電気器具等、袋部
構造を有する部材に対し、エアースプレー塗装や静電ス
プレー塗装と比較して、付き回り性に優れまた環境汚染
も少ないことから、プライマー塗装として広く実用化さ
れている。電着塗装に使用される樹脂としては、現在で
はカチオン性樹脂が主流になっており、分子中にアミノ
基を有する変性エポキシ樹脂のアミノ基をカチオン化し
た樹脂を基剤樹脂とし、トリレンジイソシアネート、ジ
フェニルメタンジイソシアネート等の芳香族イソシアネ
ートにブロック化剤を反応させた、ブロック化ポリイソ
シアネートを硬化剤とした樹脂組成物がその代表であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電着塗装における最近
の課題のひとつに、低温硬化性の問題がクローズアップ
されており、この問題はエネルギー消費節減の点から、
今後ますます重要性を増してくる課題である。硬化性に
ついては、ブロック化ポリイソシアネートの寄与が最も
大きいが、本発明者らは上記の課題を解決する手段とし
て、特定の2級アミンでブロック化した、ブロック化ポ
リイソシアネートを硬化剤に用いる方法を既に見出して
いる(特開平7−316477)。しかしこの方法にお
いては、低温硬化性および塗料安定性に優れた特性が得
られるものの、厚膜、特に30μm以上の塗膜において
ワキが発生し易く、塗膜の平滑性が低下する問題があ
り、この問題を解決していく必要がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このようなことから、本
発明者らは、150℃ないしそれ以下の温度で十分焼き
付けが可能で、塗料安定性に優れ、焼き付け時の加熱減
量が少なく、特に厚膜での平滑性に優れ、かつ耐食性、
耐溶剤性、機械物性等において良好な塗膜性能を有す
る、カチオン性電着塗料用樹脂組成物の開発について鋭
意検討した結果、ポリイソシアネートのイソシアネート
基に(A)特定の2級アミンおよび(B)分子量80〜
400のモノアルコールおよびまたはモノカルボン酸を
反応させたブロック化ポリイソシアネートを使用するこ
とにより、上記の目的を達成することができることを見
出した。また本発明のブロック化ポリイソシアネートに
基剤樹脂として、ポリフェノールのグリシジルエーテ
ル、ジオールのグリシジルエーテルおよびポリフェノー
ルとを反応させて得られるエポキシ樹脂に、アミンを反
応させて得られるアミン変性エポキシ樹脂をカチオン化
した、カチオン性アミン変性エポキシ樹脂を組み合わせ
ることで、特に耐食性あるいは耐衝撃性で優れた特性が
得られることを見出した。
【0005】すなわち本発明はカチオン基を有する樹脂
(基剤樹脂)および、ブロック化ポリイソシアネート
(硬化剤)を含有するカチオン性電着塗料用樹脂組成物
において、ブロック化剤として (A)一般式R1 −NH−R2 (式中R1 は炭素数1〜
10を有するアルキル基あるいはシクロアルキル基、R
2 は炭素数3〜10を有するアルキル基あるいはシクロ
アルキル基を表し、場合によってはR1 およびR2 は共
有環を形成することができる)で示される2級アミン、
および (B)分子量80〜400のモノアルコールおよびまた
はモノカルボン酸を用いてブロック化を行ったブロック
化ポリイソシアネートを使用することを特徴とする、カ
チオン性電着塗料用樹脂組成物である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の基剤樹脂に用いるカチオ
ン基を有する樹脂については、エポキシ樹脂、エポキシ
基含有アクリル樹脂、エポキシ基不含アクリル樹脂、ポ
リウレタン樹脂等にアミノ基を導入し、このアミノ基を
酸でプロトン化することによって得られる。特に好まし
い酸としては、ギ酸、酢酸、乳酸、プロピオン酸、クエ
ン酸、リンゴ酸、スルファミン酸等がある。アミノ基の
量は特に限定はないが、通常樹脂1000g当たり0.
5〜3当量が適当である。特に好ましいカチオン基を有
する樹脂はエポキシ樹脂およびアクリル樹脂である。
【0007】エポキシ樹脂については、好ましくは平均
して1分子当り2個のエポキシ基を有するエポキシ樹脂
であり、その分子量は400〜7000、特に400〜
4000が好ましい。具体的に例示すると、一つには1
分子中に2個のフェノール性水酸基を有する、ポリフェ
ノールのグリシジルエーテルであり、好ましいポリフェ
ノールとしては、レゾルシン、ハイドロキノン、2,2
−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン(通称
ビスフェノールA)、4,4’−ジヒドロキシベンゾフ
ェノン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−
メタン、1,1−ビス−(4-ヒドロキシフェニル)−エ
タン、4,4’−ジヒドロキシビフェニール等を挙げる
ことができる。またその他としては、1分子中に2個の
アルコール性水酸基を有するジオールのグリシジルエー
テルであり、好ましいジオールとしては、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
1,4−シクロヘキサンジオール等の低分子ジオール、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、
ポリテトラメチレングリコール等のオリゴマージオール
を挙げることができるが、これらに限定されるものでは
なく、上記エポキシ樹脂の混合物も可能である。
【0008】好適な分子量を得るためには、上記エポキ
シ樹脂を連結剤に用いて高分子量化を図る。好ましい連
結剤には、上記のポリフェノールあるいはジオールがあ
り、さらには1分子中に2個のカルボキシル基を有する
ジカルボン酸、例えばアジピン酸、アゼライン酸、セバ
シン酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水
フタル酸、イソフタル酸、ダイマー酸、カルボキシル基
含有のブタジエン重合体あるいはブタジエン/アクリロ
ニトリル共重合体等を挙げることができる。またアミン
としては、エチルアミン、n−プロピルアミン、イソプ
ロピルアミン、n−ブチルアミン、イソブチルアミン、
モノエタノールアミン、ジメチルアミノプロピルアミ
ン、ジエチルアミノプロピルアミン等の1級アミン、あ
るいはヘキサメチレンジアミンの各アミノ基を2級化し
たジアミン等挙げることができる。またポリイソシアネ
ートによる鎖長延長も可能である。特に好ましい高分子
量化は、上記ポリフェノールのグリシジルエーテルと上
記ジオールのグリシジルエーテルを上記ポリフェノール
で連結反応する方法であり、反応温度は70〜180℃
が適当である。
【0009】エポキシ基含有アクリル樹脂については、
エポキシ基含有不飽和モノマーと、アクリルモノマーお
よび必要に応じてアクリルモノマー以外の不飽和モノマ
ーを、重合開始剤の存在下で共重合して得られる。エポ
キシ基含有不飽和モノマーとしては、グリシジルアクリ
ルレート、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジ
ルエーテル等がある。またアクリルモノマーとしては、
エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブ
チルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、
2−ヒドロキシエチルアクリレート、メチルメタクリレ
ート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリ
レート、2−エチルヘキシルメタクリレート、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリ
レート、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチ
ロールアクリルアミド、N−(n−ブトキシメチル)−
アクリルアミド等、またアクリルモノマー以外の不飽和
モノマーとしては、スチレン、α−メチルスチレン、ビ
ニルトルエン、シクロヘキシルビニルエーテル、アクリ
ロニトリル等が挙げられる。
【0010】上記エポキシ樹脂あるいはエポキシ基含有
アクリル樹脂のエポキシ基を、アミノ化するアミノ化剤
については、メチルアミン、エチルアミン、n−プロピ
ルアミン、イソプロピルアミン、モノエタノールアミ
ン、n−プロパノールアミン、イソプロパノールアミ
ン、ジエチルアミン、ジエタノールアミン、N−メチル
エタノールアミン、N−エチルエタノールアミン、エチ
レンジアミン、ジエチレントリアミン、ヒドロキシエチ
ルアミノエチルアミン、エチルアミノエチルアミン、メ
チルアミノプロピルアミン、ジメチルアミノプロピルア
ミン等あるいはこれらの混合物を挙げることができる。
これらの中で水酸基を有するアルカノールアミン類が特
に好ましい。また1級アミノ基をあらかじめケトンと反
応させてブロック化後、残りの活性水素とエポキシ基と
反応させてもよい。アミノ化の具体的な方法としては、
溶剤存在下もしくは溶剤不存在下に、通常50〜120
℃の温度で反応を行う。
【0011】エポキシ基不含アクリル樹脂については、
ジメチルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエ
チルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、ジエチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルア
ミノプロピルアクリルアミド、ジアリルアミン等のアミ
ノ基含有不飽和モノマーと上記アクリルモノマーおよび
必要に応じてアクリルモノマー以外の不飽和モノマー
を、重合開始剤の存在下で共重合して得られる。
【0012】ポリウレタン樹脂については、1分子当た
り2個のイソシアネート基を有するジイソシアネートと
1分子当たり2個の水酸基を有するジオールを反応さ
せ、末端イソシアネート基に3級アミノ基を有するアミ
ノアルコール等を反応させる方法、あるいは末端のイソ
シアネート基にグリシドール等を反応させたポリウレタ
ン樹脂のエポキシ基を、既述の方法によりアミノ化する
方法で得られる。
【0013】本発明で用いるポリイソシアネートは、芳
香族あるいは脂肪族(脂環式を含む)のポリイソシアネ
ートである。例示すると、2,4−または2,6−トリ
レンジイソシアネートあるいはこれらの混合物、p−フ
ェニレンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,
4’−ジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルイ
ソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネ
ート、m−あるいはp−キシリレンジイソシアネート、
1, 3あるいは1, 4−ビス−(イソシアネートメチ
ル)−シクロヘキサン、ビス−(イソシアネートメチ
ル)−ノルボルナン、3あるいは4−イソシアネートメ
チル−1−メチルシクロヘキシルイソシアネート、ジシ
クロヘキシルメタン−4, 4’−ジイソシアネート、m
−あるいはp−テトラメチルキシリレンジイソシアネー
ト、さらには上記イソシアネートのビュレット変性体あ
るいはイソシアヌレート変性体、あるいは上記イソシア
ネートのイソシアネート基の一部を、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,
4−シクロヘキサンジオール等の低分子ジオール、ポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ
テトラメチレングリコール、ポリラクトンジオール等の
オリゴマージオールで連結したポリイソシアネートある
いはこれらの混合物を挙げることができるが、これらに
限定されるものではない。
【0014】本発明において、上記に示すポリイソシア
ネートのイソシアネート基と反応するブロック化剤は、
(A)一般式R1 −NH−R2 で表される2級アミンお
よび(B)分子量80〜400、特に好ましくは分子量
100以上のモノアルコールおよびまたはモノカルボン
酸が用いられるが、(A)のR1 は炭素数1〜10を有
するアルキル基あるいはシクロアルキル基、R2 は炭素
数3〜10を有するアルキル基あるいはシクロアルキル
基を表し、場合によってはR1 およびR2 は共有環を形
成することができるものを表している。R1 としてはメ
チル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、
n−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、シ
クロヘキシル基、シクロヘキシル基のアルキル置換体等
が例示でき、R2 としてはn−プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル
基、シクロヘキシル基、シクロヘキシル基のアルキル置
換体等が例示できる。また共有環としては、−C5 10
−、−C4 8 −、−C24 OC2 4 −あるいはこ
れらのアルキル基置換体を例示できる。
【0015】具体的に本発明に使用する2級アミンを例
示すると、エチルイソプロピルアミン、ジ−n−プロピ
ルアミン、ジイソプロピルアミン、イソプロピル−te
rt−ブチルアミン、ジ−n−ブチルアミン、ジイソブ
チルアミン、ジシクロヘキシルアミン、ジ−(3,5,
5−トリメチルシクロヘキシル)アミン、ピペリジン、
2,6−ジメチルピペリジン、ピロリジン、2,5−ジ
メチルピロリジン、2,2,6,6−テトラメチルピペ
リジン、モルホリン、2,6−ジメチルモルホリン、イ
ソプロピルシクロヘキシルアミン等、あるいはこれらの
混合物があるが、これらに限定されるものではない。
【0016】一方上記(B)の化合物を例示すると、モ
ノアルコールについては、n−ブタノール、n−アミル
アルコール、イソアミルアルコール、4−メチル−2−
ペンタノール、3−メチルヘキサノール、5−メチルヘ
キサノール、2−エチルヘキサノール、3, 5, 5−ト
リメチルヘキサノール、カプリルアルコール、n−デシ
ルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコ
ール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、エチ
ルセロソルブ、ブチルセロソルブ、ヘキシルセロソル
ブ、エチルカルビトール、ブチルカルビトール、トリエ
チレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレング
リコールモノブチルエーテル等があり、またモノカルボ
ン酸については、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、n−バレリ
アン酸、カプロン酸、n−ヘプタン酸、カプリル酸、ペ
ラルゴン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ステアリン
酸、エレオステアリン酸等があるが、これらに限定され
るものではない。また上記モノアルコールおよびまたは
モノカルボン酸の混合物も使用できる。
【0017】ブロック化剤(A)および(B)の使用比
率については、(A)/(B)が当量比で95/5〜6
0/40が好ましい範囲であり、さらに好ましくは85
/15〜65/35である。ブロック剤(A)を単独で
使用した場合は、150℃下下(130℃)で焼き付け
は十分可能であるが、フロー性が不足のため塗膜の十分
な平滑性が得られない。特に厚膜での平滑性が不十分で
ある。膜厚が不均一な場合、膜厚の薄い部分から腐食が
進行し、耐食性の低下につながる。一方ブロック化剤
(B)を単独で使用した場合は、反応速度が遅いため高
温での焼き付けを必要とし、150℃以下での焼き付け
が不可能である。このようなことから、本発明において
は、ブロック剤(A)および(B)の併用が必須であ
り、ブロック剤(A)および(B)を併用することによ
り、初めて150℃ないしそれ以下の温度で十分焼き付
けが可能で、塗料安定性に優れ、焼き付け時の加熱減量
が少なく、特に厚膜での平滑性に優れ、かつ耐食性、耐
溶剤性、機械物性等において良好な塗膜性能を有する、
カチオン性電着塗料用樹脂組成物を得ることができる。
【0018】ポリイソシアネートとブロック化剤との反
応は、溶剤中あるいは溶剤なしの溶融体中で実施するこ
とができる。ブロック化剤が2級アミンの場合は、イソ
シアネート基と反応して尿素結合を形成し、モノアルコ
ールの場合は、ウレタン結合を形成し、モノカルボン酸
の場合は、主として脱炭酸反応によりアミド結合を形成
する。反応に使用する溶剤としては、ポリイソシアネー
トと反応しない溶剤、例えばアセトン、メチルエチケト
ン、メチルイソブトルケトン、シクロペンタノン、シク
ロヘキサノン、イソホロン等のケトン化合物、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、クロルベンゼン、ニトロベン
ゼン等の芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン等の環状エーテル化合物、クロロホルム、四塩化
炭素等のハロゲン化炭化水素を例示することができる。
反応温度については特に限定はないが、モノアルコール
あるいはモノカルボン酸については70〜130℃、2
級アミンについては30〜60℃が好ましい。反応順序
はモノアルコールあるいはモノカルボン酸を先に反応さ
せ、次に2級アミンを反応させるのがより好ましい。
【0019】またブロック化剤については、(A)2級
アミンおよび(B)モノアルコールあるいはモノカルボ
ン酸が必須成分であるが、部分的に他の公知のブロック
化剤を併用することも可能である。例示すると、メチル
アルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール等
の低分子アルコール類、アセトンオキシム、メチルエチ
ケトンオキシム、シクロヘキサノンオキシム等のオキシ
ム類、ε−カプロラクタム等のラクタム類、アセト酢酸
エチルエステル、マロン酸ジエチルエステル等の活性メ
チレン基含有化合物、フェノール、クレゾール、キシレ
ノール等のフェノール類がある。本発明に必須のブロッ
ク化剤とその他のブロック化剤の比率については、全ブ
ロック化剤中本発明に必須のブロッ化剤が当量で70%
以上が好ましく、80%以上はさらに好ましい。
【0020】本発明において、カチオン基を有する樹脂
(基剤樹脂)とブロック化ポリイソシアネート(硬化
剤)の配合比率は、重量比で90〜40/10〜60で
あり、好ましくは85〜50/15〜50、より好まし
くは80〜55/20〜45である。
【0021】酸で中和された本発明のカチオン性電着塗
料用組成物は、通常水に分散した状態で電着塗装に供せ
られる。また必要に応じて水以外の有機溶剤を併用する
ことも可能である。例を挙げると、イソプロパノール、
n−ブタノール、イソブタノール、2−エチルヘキサノ
ール、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセ
ロソルブ、ヘキシルセロソルブ、メトキシプロパノー
ル、フェノキシプロパノール、ブチルカルビトール、イ
ソホロン、トルエン、キシレン等がある。
【0022】本発明のカチオン性電着塗料用樹脂組成物
には、さらに必要に応じて通常の塗料添加物、例えば、
チタンホワイト、カーボンブラック、ベンガラ、黄鉛等
の着色顔料、カオリン、タルク、炭酸カルシュウム、マ
イカ、クレー、シリカ等の体質顔料、ストロンチュウム
クロメート、ジンククロメート、ケイ酸鉛、塩基性ケイ
酸鉛、クロム酸鉛、塩基性クロム酸鉛、リン酸鉛、鉛
丹、シアナミド鉛、亜鉛化鉛、硫酸鉛、塩基性硫酸鉛、
リンモリブデン酸アルミニウム、トリポリリン酸アルミ
ニウム、リン酸亜鉛、亜リン酸亜鉛、シアン化亜鉛、酸
化亜鉛等の防錆顔料、消泡剤、ハジキ防止剤、あるいは
硬化触媒等を含有することができる。またその他の樹
脂、例えばアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン
樹脂、ブタジエン系樹脂等を含有することができる。
【0023】本発明のカチオン性電着塗料用樹脂組成物
は、既知のカチオン電着塗装によって所望の基材表面に
塗装することができる。具体的には塗料の固形分濃度
は、好ましくは約5〜40重量%さらに好ましくは15
〜25%、PHは酸の使用量により5〜8に調整し、浴
温15〜35℃、負荷電圧100〜450Vの条件で被
塗物を陰極として塗装することができるが、この条件に
限定されるものではない。本発明の塗料用樹脂組成物か
ら得られる塗膜膜厚には特に制限はないが、硬化塗膜に
おいて5〜60μm、好ましくは10〜40μmが適当
である。
【0024】以下に製造例および実施例により本発明を
より具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるも
のではない。
【0025】
【実施例】
ブロック化ポリイソシアネートの製造 製造例1 硬化剤Aの製造 還流冷却器、温度計、撹拌機を取り付けた4口フラスコ
中に、イソシアネート当量140のポリメチレンポリフ
ェニルイソシアネート(日本ポリウレタン社製ミリオネ
ートMR−400)812g、イソホロン231g、キ
シレン533gを仕込み95℃まで昇温し、昇温後2−
エチルヘキサノール226gを仕込み、90〜100℃
で2時間保温した。その後35℃まで冷却し、温度を3
0〜40℃に保持して、ジ−n−ブチルアミン524g
を1時間かけて滴下し、滴下終了後1時間反応を続け
た。反応終了後ブチルセロソルブ277gを加え濃度調
整を行い、固形分60%の硬化剤Aを得た。
【0026】製造例2 硬化剤Bの製造 製造例1の2−エチルヘキサノールをデカノール229
g、ジ−n−ブチルアミンをジイソブチルアミン561
gにかえて同様の反応を行い、固形分60%の硬化剤B
を得た。
【0027】製造例3 硬化剤Cの製造 還流冷却器、温度計、撹拌機を取り付けた4口フラスコ
中に、イソシアネート当量140のポリメチレンポリフ
ェニルイソシアネート(日本ポリウレタン社製ミリオネ
ートMR−400)812g、メチルイソブチルケトン
757gを仕込み120℃まで昇温し、昇温後ラウリン
酸232gを仕込み、115〜125℃で4時間保温し
た。その後35℃まで冷却し、温度を30〜40℃に保
持して、2, 6−ジメチルピペリジン525gを1時間
かけて滴下し、滴下終了後1時間反応を続けた。反応終
了後ブチルセロソルブ289gを加え濃度調整を行い、
固形分60%の硬化剤Cを得た。
【0028】製造例4 硬化剤Dの製造 製造例3のラウリン酸をカプリル酸83.6g、デカノ
ール91.6gに2,6−ジメチルピペリジンをn−ジ
ブチルアミン598gにかえて同様の反応を行い、固形
分60%の硬化剤Dを得た。
【0029】製造例5 硬化剤Eの製造 還流冷却器、温度計、撹拌機を取り付けた4口フラスコ
中に、イソシアネート当量140のポリメチレンポリフ
ェニルイソシアネート(日本ポリウレタン社製ミリオネ
ートMR−400)812g、イソホロン249g、キ
シレン541gを仕込み40℃まで昇温する。昇温後温
度を40〜50℃に保持しながら、ジ−n−ブチルアミ
ン748gを1時間かけて滴下した。滴下終了後1時間
反応を続け、反応終了後ブチルセロソルブ249gを加
え濃度調整を行い、固形分60%の硬化剤Eを得た。
【0030】製造例6 硬化剤Fの製造 還流冷却器、温度計、撹拌機を取り付けた4口フラスコ
中に、イソホロン227、トルエン106g、ε−カプ
ロラクタム328gを仕込み、45℃まで昇温しε−カ
プロラクタムを溶解する。溶解後製造例1で使用したポ
リメチレンポリフェニルイソシアネート812gを1時
間かけて仕込み、40〜50℃で3時間反応させた。反
応後同温度を保持しながらブチルセロソルブ483gを
1時間かけて滴下し、滴下後90℃まで昇温して2時間
保温し固形分75%の硬化剤Fを得た。
【0031】製造例7 硬化剤Gの製造 製造例5のジ−n−ブチルアミンを2−エチルヘキサノ
ール753gに、反応温度を100〜110℃にかえて
同様の反応を行い、固形分60%の硬化剤Gを得た。
【0032】製造例8 基剤樹脂Aの製造 還流冷却器、温度計、撹拌機を取り付けた4口フラスコ
中に、エポキシ当量950のビスフェノールA型エポキ
シ樹脂(住友化学社製 スミエポキシESA−014)
1805g、メトキシプロパノール855gを仕込み、
90℃まで昇温する。次いで同温度を保持しながら、ジ
エタノールアミン190gを1時間かけて滴下し、滴下
後2時間保温して固形分70%の基剤樹脂Aを得た。
【0033】製造例9 基剤樹脂Bの製造 還流冷却器、温度計、撹拌機を取り付けた4口フラスコ
中に、エチルセロソルブ145g、ブチルセロソルブ1
45g、イソプロパノール110gを仕込み、105℃
まで昇温後環流下にブチルアクリレート450g、メチ
ルメタクリレート100g、スチレン150g、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート200g、ジメチルアミ
ノプロピルアクリルアミド100g、アゾビスイソブチ
ロニトリル30gの混合液を2時間かけて滴下し、滴下
後4時間保温して固形分70%の基剤樹脂Bを得た。
【0034】製造例10 基剤樹脂Cの製造 還流冷却器、温度計、撹拌機を取り付けた4口フラスコ
中に、エポキシ当量300のポリプロピレングリコール
ジグリシジルエーテル(三洋化成社製 グリシエールP
P−300P)600g、エポキシ当量187のビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂(東都化成社製 エポトート
YD−128)1122g、ビスフェノールA684
g、トリブチルアミン1.0gを仕込み、150℃まで
昇温する。その後150℃で6時間保持した後、メトキ
シプロパノール1111gを仕込み、80℃まで冷却し
た。次いで100℃まで昇温して、ジエタノールアミン
190gを仕込み、その後同温度で2時間保温して固形
分70%の基剤樹脂Cを得た。
【0035】製造例11 基剤樹脂Dの製造 還流冷却器、温度計、撹拌機を取り付けた4口フラスコ
中に、エポキシ当量150の1, 6−ヘキサンジオール
ジグリシジルエーテル(長瀬化成社製 デナコールEX
−212)600g、エポキシ当量187のビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂(東都化成社製 エポトートYD
−128)748g、ビスフェノールA684g、トリ
ブチルアミン0.81gを仕込み、150℃まで昇温す
る。その後150℃で6時間保持した後、メトキシプロ
パノール961gを仕込み、80℃まで冷却した。次い
で100℃まで昇温して、ジエタノールアミン190g
を仕込み、その後同温度で2時間保温して固形分70%
の基剤樹脂Dを得た。
【0036】製造例12 分散樹脂の製造 還流冷却器、温度計、撹拌機を取り付けた4口フラスコ
中に、エポキシ当量186のビスフェノールA型エポキ
シ樹脂(住友化学社製 スミエポキシELA−128)
372g、エポキシ当量475のビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂(住友化学社製 スミエポキシESA−01
1)950g、メトキシプロパノール695g、ジエタ
ノールアミン105g、ジエチルアミノプロピルアミン
195gを仕込み、温度を120℃まで昇温し、同温度
で3時間反応させて、固形分70%の分散樹脂を得た。
【0037】製造例13 顔料ペーストの製造 ステンレス製円筒容器に製造例12の分散樹脂286
g、ギ酸9.2g、脱イオン水983g、カーボンブラ
ック2.6g、酸化チタン300g、カオリン300
g、塩基性ケイ酸鉛50g、ブチルカルビトール40g
を仕込み、ディゾルバーで30分攪拌した後、横型サン
ドミルにて粒ゲージ粒度10μm以下になるまで分散
し、固形分45%の顔料ペーストを得た。
【0038】実施例1〜8、比較例1〜3 カチオン性電着塗料用樹脂組成物の水分散液の製造 表1に示す配合にてカチオン性電着塗料用クリヤー樹脂
を作製した。クリヤー樹脂作製に当たっては製造例8、
9、10、11の基剤樹脂、製造例1、2、3、4、
5、6、7の硬化剤およびフェノキシプロパノールを混
合し、脱イオン水とギ酸の混合液中に充分な攪拌下に等
速投入し、乳化させて電着塗料用クリヤー樹脂とした。
【0039】試験例1〜11 カチオン性電着塗料の製造および塗料評価 表2に示すように、ポリエチレン製容器に、実施例1〜
8および比較例1〜3で得たカチオン性電着塗料用クリ
ヤー樹脂3328gを仕込み、よく攪拌しながら製造例
13で得た顔料ペースト563gおよび硬化触媒ジブチ
ルチンオキサイド2.3gを投入し、充分に攪拌し混合
して電着塗料とした。
【0040】塗装方法 試験例1〜11で得たカチオン性電着塗料を焼き付け後
の平均膜厚が20μm(外観は30μm)になる条件下
で被塗物に塗装した。被塗物としては未処理の冷延鋼板
(150×70×0.8mm)を用いた。
【0041】試験方法 (1)浴液安定性 ○:試験例1〜11の塗料を室温で
2週間攪拌放置して凝集が認められなかったもの (2)加熱減量 105℃×3時間で乾燥した塗膜を1
60℃×20分焼き付けた後の重量減で評価 (3)硬化性 各温度で10分焼き付けた塗膜をエタノ
ール/アセトン重量比が1/1の混合溶剤で溶剤拭きを
行う。 ○:10回連続で塗膜に変化なし ×:10回以内に塗膜が一部溶解する (4)外観 150℃で20分焼き付けた塗膜を、2次
元表面粗度計を使用し平滑性を評価する。 中心線平均粗さ(Ra):数値が小さい程平滑性良好 (5)塩水噴霧試験 150℃×20分焼き付けた塗膜
を、JIS−Z−2731に規定される塩水噴霧試験法
に準じて試験を行った。電着塗装表面に素地に達する傷
をカッターナイフで入れ、500時間後の塗膜の剥離状
態および錆幅を評価する。 (6)温塩水浸漬試験 150℃×20分焼き付けた塗
装試験板を50℃、5%の食塩水に500時間浸漬した
後、試験板全体に対する塗膜剥離面積の割合を測定し、
%で表示する。 (7)耐衝撃性 Dupont式 1/2インチ1kg
での落下距離(cm)150℃×20分焼き付けた塗装
試験板を使用
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、基剤樹脂としてカチオ
ン基を有する樹脂を使用し、本発明のブロック化ポリイ
ソシアネートを硬化剤に使用することにより、150℃
ないしそれ以下の温度で十分焼き付けが可能で、塗料安
定性に優れ、焼き付け時の加熱減量が少なく、特に厚膜
での平滑性に優れ、かつ耐食性、耐溶剤性、機械物性等
において良好な塗膜性能を有する、カチオン性電着塗料
用樹脂組成物を提供することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カチオン基を有する樹脂(基剤樹脂)お
    よび、ブロック化ポリイソシアネート(硬化剤)を含有
    するカチオン性電着塗料用樹脂組成物において、ブロッ
    ク化剤として (A)一般式R1 −NH−R2 (式中R1 は炭素数1〜
    10を有するアルキル基あるいはシクロアルキル基、R
    2 は炭素数3〜10を有するアルキル基あるいはシクロ
    アルキル基を表し、場合によってはR1 およびR2 は共
    有環を形成することができる)で示される2級アミン、
    および (B)分子量80〜400のモノアルコールおよびまた
    はモノカルボン酸を用いてブロック化を行ったブロック
    化ポリイソシアネートを使用することを特徴とする、カ
    チオン性電着塗料用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 カチオン基を有する樹脂が、エポキシ樹
    脂にアミンを反応させて得られるアミン変性エポキシ樹
    脂をカチオン化した、カチオン性アミン変性エポキシ樹
    脂である請求項1記載のカチオン性電着塗料用樹脂組成
    物。
  3. 【請求項3】 カチオン基を有する樹脂が、ポリフェノ
    ールのグリシジルエーテル、ジオールのグリシジルエー
    テルおよびポリフェノールとを反応させて得られるエポ
    キシ樹脂に、アミンを反応させて得られるアミン変性エ
    ポキシ樹脂をカチオン化した、カチオン性アミン変性エ
    ポキシ樹脂である請求項1記載のカチオン性電着塗料用
    樹脂組成物。
JP8025925A 1995-06-27 1996-01-19 カチオン性電着塗料用樹脂組成物 Pending JPH0971740A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8025925A JPH0971740A (ja) 1995-06-27 1996-01-19 カチオン性電着塗料用樹脂組成物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-184723 1995-06-27
JP18472395 1995-06-27
JP8025925A JPH0971740A (ja) 1995-06-27 1996-01-19 カチオン性電着塗料用樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0971740A true JPH0971740A (ja) 1997-03-18

Family

ID=26363631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8025925A Pending JPH0971740A (ja) 1995-06-27 1996-01-19 カチオン性電着塗料用樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0971740A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009084567A (ja) * 2007-09-11 2009-04-23 Kansai Paint Co Ltd カチオン電着塗料組成物
KR101406145B1 (ko) * 2007-09-12 2014-06-12 주식회사 케이씨씨 차단된 폴리이소시아네이트 경화제의 제조방법, 및 그경화제를 포함하는 전착 도료용 양이온 수지 조성물 및전착 도료 조성물

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009084567A (ja) * 2007-09-11 2009-04-23 Kansai Paint Co Ltd カチオン電着塗料組成物
KR101406145B1 (ko) * 2007-09-12 2014-06-12 주식회사 케이씨씨 차단된 폴리이소시아네이트 경화제의 제조방법, 및 그경화제를 포함하는 전착 도료용 양이온 수지 조성물 및전착 도료 조성물

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4865704A (en) Non-autocrosslinking binder combination for water-dilutable lacquers
JP2002294165A (ja) カチオン電着塗料用ハジキ防止方法及びハジキ防止剤
US4686249A (en) Heat-hardenable binder mixture of amino resin and hydroxy epoxides
JPS6191201A (ja) 陰極電着による導電性表面のコーティング方法
JPS6241543B2 (ja)
JPH0710959B2 (ja) 水性電着ラツカーコーテイング組成物
CA2205695C (en) Resin composition for cationic electrodeposition coating
KR20040034738A (ko) 히드록실-카보네이트로 블로킹된 폴리이소시아네이트가교제를 함유하는 음극 전기코팅 조성물
JP3529418B2 (ja) 架橋した微小粒子を含んでなる電着塗装組成物
JP4088371B2 (ja) カチオン電着塗料組成物
US5380781A (en) Cationically electrodepositable fine particles derived from alkoxysilane-modified epoxy resins and cationic electrodeposition paint composition comprising the same
JP5558653B2 (ja) カチオン性電着塗料組成物
US5057556A (en) Coating compositions comprising non-gelled amine-epoxide reaction products
US4454264A (en) Heat curable aqueous lacquer coating composition, its use for electrical deposition, and a process of cathodic deposition onto an electrical conductive substrate
JP2002533521A (ja) 陰極電着組成物
JPH0971740A (ja) カチオン性電着塗料用樹脂組成物
JP2022183490A (ja) カチオン電着塗料組成物、電着塗装物および電着塗装物の製造方法
JPH07316477A (ja) カチオン性電着塗料用樹脂組成物
JP2013189524A (ja) カチオン性電着塗料組成物
JP5904662B2 (ja) カチオン型電着塗料組成物
JP3375736B2 (ja) カチオン性電着塗料用樹脂組成物
JPH09194770A (ja) カチオン性電着塗料用樹脂組成物
JP3995285B2 (ja) カチオン電着塗料用樹脂分散体の製造方法
JPH1043674A (ja) 自動車用複合塗膜の形成方法
JPH0418459A (ja) 鋳物製品用カチオン電着塗料組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040406