JPH0970757A - 両頭平面研削盤のドレッシング方法 - Google Patents

両頭平面研削盤のドレッシング方法

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JPH0970757A
JPH0970757A JP7227878A JP22787895A JPH0970757A JP H0970757 A JPH0970757 A JP H0970757A JP 7227878 A JP7227878 A JP 7227878A JP 22787895 A JP22787895 A JP 22787895A JP H0970757 A JPH0970757 A JP H0970757A
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JP
Japan
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grinding wheel
dresser
grindstone
outer peripheral
peripheral side
Prior art date
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JP7227878A
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English (en)
Inventor
Tatsushi Takezaki
達志 竹▲崎▼
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Daisho Seiki Corp
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Daisho Seiki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 段付き砥石面のドレッシング作業を容易に行
えるようにすると共に、ドレッサを簡素化できるように
することを課題としている。 【解決手段】 軸方向に対向する1対の回転砥石の各対
向面が、外周側砥石面43と、該外周側砥石面43から
段部45を介して相手砥石側へと張り出す内周側砥石面
44とから構成され、対向砥石面間を、砥石面と平行に
往復動するドレッサによりドレッシングする両頭平面研
削盤のドレス方法である。ドレッサとして軸方向の両側
に各砥石用に各1個の単石工具を有する単石ドレッサ8
を用い、該単石ドレッサ8を、径方向外部位置から段部
位置までの間を往復させることにより、外周側砥石面4
3をドレッシングした後、所定段差量に相当する距離だ
け両砥石を互いに離反する方向に軸方向に移動し、その
後、単石ドレッサ8を、段部位置から砥石中央部位置ま
での間を往復させることにより、内周側砥石面をドレッ
シングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は段付き対向砥石面
を有する両頭平面研削盤の砥石のドレッシング方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】図12は、段付き砥石面のドレッシング
に用いられる従来ドレッサの断面図であり、ドレスアー
ム50の両側に、各1対のマイクロボアー式ダイヤモン
ド工具51がアーム長さ方向に間隔をおいて取り付けら
れており、各ダイヤモンド工具51の突出量は、各側そ
れぞれ所定段差量dに相当する高低差を有するように微
調節されている。
【0003】かかる2段式の複石ドレッサを使用して、
図6に示すような段付き砥石4の外周側砥石面43と内
周側砥石面44とを同時にドレッシングしている。すな
わち、図12の工具段差dを所定段差量に調節し、図1
1に示すように、ドレスアーム50を径方向の外部位置
P0から中央部位置P2まで揺動させることにより、外
周側側砥石面43と、内周側砥石面44とを各ダイヤモ
ンド工具51により同時にドレッシングしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の2段式複石ドレ
ッサによる段付き砥石面のドレッシング方法では、段差
量の異なるワークを研削する場合には、その都度各種段
差量に合わせてダイヤモンド工具51の高低差を微調整
しなければならないが、かかる調節作業には、非常に時
間と手間がかかる。
【0005】また、左右各1対のダイヤモンド工具、す
なわち合計4つの工具51により、同時に4カ所をドレ
ッシングすることになるので、砥石による負荷が非常に
高くなり、ドレスアームの剛性を高く維持する必要があ
り、ドレスアーム自体が大形化し、ドレスアーム駆動用
に大きな動力が必要となる。
【0006】本願請求項1記載の発明の目的は、両頭平
面研削盤における段付き砥石面のドレッシング作業を、
単石工具を備えたドレッサにより、簡単かつ正確に行え
るようにすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、軸方向に対向する1対の回
転砥石の各対向面が、外周側砥石面と、該外周側砥石面
から段部を介して相手砥石側へと張り出す内周側砥石面
とから構成され、砥石面間を、砥石面と平行に往復動す
るドレッサによりドレッシングする両頭平面研削盤のド
レッシング方法において、ドレッサとして、ドレスアー
ムの両側に単石工具を備え、該ドレッサを、径方向外部
位置と段部に対応する中間位置の間を往復させることに
より、外周側砥石面をドレッシングし、次に所定段差量
に相当する距離だけ両砥石を互いに離反する方向に軸方
向に移動し、その後、単石ドレッサを、中間位置から砥
石中央部位置までの間を往復させることにより、内周側
砥石面をドレッシングすることを特徴としている。
【0008】すなわち、単石ドレッサを使用し、そのド
レスアームの往復範囲、両砥石面の間隔を制御すること
により、外周側砥石面と内周側砥石面とを、所定の段差
量を有するように順番にドレッシングする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本願発明が適用される両
頭平面研削盤の平面図であり、コラム1上に左右1対の
砥石台2を備え、各砥石台2には回転可能かつ軸方向移
動調節可能に回転主軸3が支持され、両回転主軸3の相
対向する端部に設けられたフランジ部3aに、軸方向に
対向する1対の回転砥石4が着脱可能に固定されてい
る。
【0010】砥石4の前側には、砥石4間を通過する回
転式ワークキャリヤ6が配置され、砥石4の後側には、
単石ドレッサ8が配置されている。
【0011】図3は砥石台2の縦断面図であり、砥石台
2内には、軸方向移動可能かつ回転不能にスライドケー
ス12が配置されており、該スライドケース12に軸受
13を介して回転主軸3が回転自在に支持され、回転主
軸3はスライドケース12に対して軸方向に固定され、
スライドケース12と一体的に軸方向移動するようにな
っている。
【0012】回転主軸3の軸方向端部は、スプライン係
合方式の伸縮軸継手機構15を介して駆動プーリ16に
連結し、該駆動プーリ16は、伝導ベルト17等を介し
て図示しない駆動モータに接続している。
【0013】スライドケース12の下側には、これを軸
方向に移動するためのボールねじ機構20が配置されて
いる。該ボールねじ機構20は、回転主軸3と平行に回
転自在に支持されたボールねじ21と、該ボールねじ2
1に螺合すると共に連結キー23によりスライドケース
12に軸方向に結合されたボールナット22とから構成
されている。
【0014】図4において、ボールねじ21の端部に固
着されたホイールギヤ24は、下側のウォーム軸25に
噛み合い、該ウォーム軸25の一端部には手動ハンドル
27が固定され、他端部には継手を介してサーボモータ
26が連動連結している。ボールナット22はスライド
ケース12と同様に回転不能に支持されており、サーボ
モータ26でボールねじ21を回転することにより、ボ
ールナット22と一体的にスライドケース12及び回転
主軸3を軸方向に移動するようになっている。
【0015】図5は、単石ドレッサ8の縦断面図であ
り、左右1対の軸受台30に軸受31を介して支持され
た揺動軸32にドレスアーム33が固着され、該ドレス
アーム33の先端部に設けられた左右1対の筒型ホルダ
ー36内に、それぞれダイヤモンド工具7が嵌合支持さ
れ、ロックボルト40により突出量調節自在に固定され
ている。
【0016】揺動軸32の一端部には、揺動角度検知機
構29が設けられ、図示しないコントローラに接続して
いる。揺動軸32の他端部には、ホイールギヤ41が固
着され、これに噛み合うウォーム軸42を介して図1の
サーボモータ39に連動連結しており、該サーボモータ
39はコントローラに接続し、コントローラの指示によ
り、所定の揺動回数、揺動間隔、揺動速度及び揺動範囲
で作動するように制御される。
【0017】図6において、回転砥石4の対向面は、外
周側砥石面43と、該外周側砥石面43から環状溝46
及び段部45を介して相手砥石側へと張り出す内周側砥
石面44とを備え、図2に示すように、研削ワークWと
して、段付き端面を有するコンロッド等の両端面を同時
に研削するのに用いられる。
【0018】上記単石ドレッサ8により、本願発明にし
たがって段付き砥石をドレッシングする方法を説明す
る。
【0019】図6において、まず、各外周側砥石面43
の全切込量あるいは1回の切込量を確保できる位置ま
で、両外周側砥石面43を軸方向に接近させる。
【0020】該状態で両砥石4を回転させ、図2のドレ
スアーム33を外部位置P0と段部45の環状溝46に
対応する中間位置P1との間で往復揺動させ、これによ
り外周側砥石面43を平面状にドレッシングする。ドレ
スアーム33の往復数は、図9に示すように、たとえば
3回行われる。
【0021】上記のように最初から図6の外周側砥石面
43の全切込量を確保して、その状態でドレスアーム3
3を数回往復させる方法の他に、たとえば、切込量を数
回に分け、最初に1回目の切込量を確保した位置まで接
近させ、ドレスアーム33の1往復ごとに順次微量に切
り込んでゆき、最終的に全切込量まで切り込む方法もあ
る。
【0022】外周側砥石面43をドレッシングした後
は、図7のように両回転砥石4を互いに離間する方向に
所定段差量d(または所定段差量+微量)だけ移動し、
該状態で、図8のように、ドレスアーム33を、中間位
置P1と中央部位置P2の間で数回往復させ、これによ
り、内周側砥石面44をドレッシングする。
【0023】この場合、最初に所定段差量dだけ一度に
移動させた場合には、該位置を保ちつつ、ドレスアーム
33を数回往復させる。
【0024】なお、上記段差量d+微量を移動する場合
には、一往復毎に順次切り込んでいき、最終的に所定切
込量まで切り込み、所定の段差量を確保する。
【0025】上記一連の工程は、自動、半自動あるいは
手動のいずれでも適用できる。自動の場合は、図9に示
すように、外周側砥石面位置調節工程S1、外部位置と
中間位置との間の往復動による外周側砥石面ドレッシン
グ工程、段差量調節工程S2及び中間位置と中央部位置
との間の内周側砥石面ドレッシング工程を順次自動で制
御するものである。
【0026】半自動の場合には、外周側砥石面位置調節
工程S1及び段差量調節工程S2を手動で行い、外周側
砥石面ドレッシング工程及び内周側砥石面ドレッシング
工程を自動とする。
【0027】手動の場合は、上記すべての工程を手動で
行う。
【0028】なお、単石ドレッサ8自体は、段差を有し
ない単なる平行砥石面のドレッシングにも適用できるこ
とはいうまでもない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本願発明によると、
単石工具7による往復動作の往復動範囲の制御と、回転
砥石自体の軸方向移動調節による段差量調節により、段
差付き対向砥石面をドレッシングするようにしているの
で、段差量の異なるワークを研削する場合において、2
段式複石工具を使用して内外両砥石面を同時にドレッシ
ングする場合に比べ、各ダイヤモンド工具等の高低差を
精密に微調節するという煩わしい作業を行う必要はな
く、各種段差量の段付き砥石に対し、簡単に段取り換え
及びドレッシング作業をすることができる。
【0030】単石工具により、外周側砥石面と、内周側
砥石面とを別々に、かつ順番にドレッシングするので、
2段式複石ドレッサを使用して上記内外両砥石面を同時
にドレッシングする方法に比べ、ドレスアームにかかる
砥石からの負荷を軽くすることができる。したがって、
ドレスアーム駆動用のモータを小形化できると共に、ド
レスアーム自体の剛性を高くする必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明を実施するための両頭平面研削盤の
平面図である。
【図2】 図1のII−II断面拡大図である。
【図3】 図1のIII−III断面拡大図である。
【図4】 図3のIV−IV断面図である。
【図5】 ドレッサの縦断面拡大図である。
【図6】 外周側砥石面のドレス工程を示す砥石の縦断
面図である。
【図7】 砥石面間隔調節工程を示す砥石の縦断面図で
ある。
【図8】 内周側砥石面のドレス工程を示す砥石の縦断
面図である。
【図9】 全自動ドレス作業における工具の作動軌跡で
ある。
【図10】 半自動ドレス作業における工具の作動軌跡
である。
【図11】 従来方法を示すドレッサの側面図である。
【図12】 図11のXII−XII断面図である。
【符号の説明】
3 回転主軸 7 単石工具 8 単石ドレッサ 33 ドレスアーム 43 外周側砥石面 44 内周側砥石面 45 段部 46 環状溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に対向する1対の回転砥石の各対
    向面が、外周側砥石面と、該外周側砥石面から段部を介
    して相手砥石側へと張り出す内周側砥石面とから構成さ
    れ、砥石面間を、砥石面と平行に往復動するドレッサに
    よりドレッシングする両頭平面研削盤のドレッシング方
    法において、ドレッサとして、ドレスアームの両側に単
    石工具を備え、該ドレッサを、径方向外部位置と段部に
    対応する中間位置の間を往復させることにより、外周側
    砥石面をドレッシングし、次に所定段差量に相当する距
    離だけ両砥石を互いに離反する方向に軸方向に移動し、
    その後、単石ドレッサを、中間位置から砥石中央部位置
    までの間を往復させることにより、内周側砥石面をドレ
    ッシングすることを特徴とする両頭平面研削盤のドレッ
    シング方法。
JP7227878A 1995-09-05 1995-09-05 両頭平面研削盤のドレッシング方法 Pending JPH0970757A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009279671A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 Daisho Seiki Kk 竪型両頭平面研削盤
DE102012024248A1 (de) * 2012-12-12 2014-06-12 Diskus Werke Schleiftechnik Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines mindestens eine Stufe aufweisenden Werkstücks
CN106944932A (zh) * 2017-05-02 2017-07-14 中国工程物理研究院机械制造工艺研究所 翻转修整器
CN113580011A (zh) * 2021-08-19 2021-11-02 宇环数控机床股份有限公司 一种双端面磨床修整装置
CN114918761A (zh) * 2022-07-05 2022-08-19 杭州宽泓机械有限公司 一种数控转盘式卧轴双端面磨床

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