JPH0967366A - 2,2−ジフルオロベンゾ[1.3]ジオキソールカルバルデヒド類の製造法 - Google Patents
2,2−ジフルオロベンゾ[1.3]ジオキソールカルバルデヒド類の製造法Info
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- JPH0967366A JPH0967366A JP8232634A JP23263496A JPH0967366A JP H0967366 A JPH0967366 A JP H0967366A JP 8232634 A JP8232634 A JP 8232634A JP 23263496 A JP23263496 A JP 23263496A JP H0967366 A JPH0967366 A JP H0967366A
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D317/00—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms
- C07D317/08—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms having the hetero atoms in positions 1 and 3
- C07D317/44—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms having the hetero atoms in positions 1 and 3 ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
- C07D317/46—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms having the hetero atoms in positions 1 and 3 ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems condensed with one six-membered ring
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造段階が少なく、収率が高く、入手し易く
取り扱いの容易な化学品を用い、廃棄しなければならな
い残留物が少ない、2,2−ジフルオロベンゾ[1.
3]ジオキソールカルバルデヒド類の製造法を提供する
こと。 【解決手段】 メチルベンゾ[1.3]ジオキソール類
を塩素化し、得られるジクロロメチル−2,2−ジクロ
ロベンゾ[1.3]ジオキソールをフッ化水素を用いて
フッ素化し、この方法により得られるジクロロメチル−
2,2−ジフルオロベンゾ[1.3]ジオキソールをカ
ルボン酸と反応させると、2,2−ジフルオロベンゾ
[1.3]ジオキソール−カルバルデヒド類が特に有利
な方法で製造される。
取り扱いの容易な化学品を用い、廃棄しなければならな
い残留物が少ない、2,2−ジフルオロベンゾ[1.
3]ジオキソールカルバルデヒド類の製造法を提供する
こと。 【解決手段】 メチルベンゾ[1.3]ジオキソール類
を塩素化し、得られるジクロロメチル−2,2−ジクロ
ロベンゾ[1.3]ジオキソールをフッ化水素を用いて
フッ素化し、この方法により得られるジクロロメチル−
2,2−ジフルオロベンゾ[1.3]ジオキソールをカ
ルボン酸と反応させると、2,2−ジフルオロベンゾ
[1.3]ジオキソール−カルバルデヒド類が特に有利
な方法で製造される。
Description
【0001】本発明はメチルベンゾ[1.3]ジオキソ
ール類からの2,2−ジフルオロベンゾ[1.3]ジオ
キソールカルバルデヒド類の製造のための特に有利な方
法に関する。
ール類からの2,2−ジフルオロベンゾ[1.3]ジオ
キソールカルバルデヒド類の製造のための特に有利な方
法に関する。
【0002】2,2−ジフルオロベンゾ[1.3]ジオ
キソールカルバルデヒド類は植物保護剤及び製薬学的活
性化合物のための既知の中間生成物である(EP−A
634 413、EP−A 606 843、DE−A
4 029 444、EP−A 333 658、U
S−A 5 344 944及びEP−A 29179
9を参照されたい)。
キソールカルバルデヒド類は植物保護剤及び製薬学的活
性化合物のための既知の中間生成物である(EP−A
634 413、EP−A 606 843、DE−A
4 029 444、EP−A 333 658、U
S−A 5 344 944及びEP−A 29179
9を参照されたい)。
【0003】今日までに2,2−ジフルオロベンゾ
[1.3]ジオキソールカルバルデヒド類の製造のため
の3つの方法が既知であり、それを2,2−ジフルオロ
ベンゾ[1.3]ジオキソール−4−カルバルデヒドの
製造を例にとって以下に示す。
[1.3]ジオキソールカルバルデヒド類の製造のため
の3つの方法が既知であり、それを2,2−ジフルオロ
ベンゾ[1.3]ジオキソール−4−カルバルデヒドの
製造を例にとって以下に示す。
【0004】方法1(EP−A 291 799及びU
S−A 5 344 944を参照されたい):
S−A 5 344 944を参照されたい):
【0005】
【化3】
【0006】PTCは相移動触媒を示し、NBSはN−
ブロモスクシンイミドを示し、HMTAはヘキサメチレ
ンテトラミン(=ウロトロピン)を示す。
ブロモスクシンイミドを示し、HMTAはヘキサメチレ
ンテトラミン(=ウロトロピン)を示す。
【0007】方法2(EP−A 333 658を参照
されたい):
されたい):
【0008】
【化4】
【0009】BuLiはブチルリチウムを示し、DMF
はジメチルホルムアミドを示す。
はジメチルホルムアミドを示す。
【0010】EP−A 333 658は最後の工程段
階(process stage)のみに関する。先立
って行われるべき工程段階は比較を容易にするために示
すものである。
階(process stage)のみに関する。先立
って行われるべき工程段階は比較を容易にするために示
すものである。
【0011】方法3(DE−A 4 133 155を
参照されたい):
参照されたい):
【0012】
【化5】
【0013】DMFはジメチルホルムアミドを示し、H
MTAはヘキサメチレンテトラミンを示す。
MTAはヘキサメチレンテトラミンを示す。
【0014】DE−A 4 133 155はベンゾ
[1.3]ジオキソ−4−カルバルデヒドの五塩化リン
との反応の後の方法のみに関する。先立って行われるべ
き工程段階は比較を容易にするために示すものである。
[1.3]ジオキソ−4−カルバルデヒドの五塩化リン
との反応の後の方法のみに関する。先立って行われるべ
き工程段階は比較を容易にするために示すものである。
【0015】2,2−ジフルオロベンゾ[1.3]ジオ
キソ−5−カルバルデヒドも方法1及び3により製造す
ることができる。方法2は4−カルバルデヒドの製造に
限られている。
キソ−5−カルバルデヒドも方法1及び3により製造す
ることができる。方法2は4−カルバルデヒドの製造に
限られている。
【0016】既知の方法の欠点は、それらが4又は5段
階を含み、達成される収率において常に満足できるもの
ではなく、いくつかの場合には入手しにくく取り扱いが
困難な高価な化学品を必要とすること、ならびに廃棄し
なければならない比較的大量の残留物が得られることで
ある。
階を含み、達成される収率において常に満足できるもの
ではなく、いくつかの場合には入手しにくく取り扱いが
困難な高価な化学品を必要とすること、ならびに廃棄し
なければならない比較的大量の残留物が得られることで
ある。
【0017】今回、式(I)
【0018】
【化6】
【0019】[式中、Xはフッ素及び/又は塩素を示
し、nは0又は1〜3の整数を示す]の2,2−ジフル
オロベンゾ[1.3]ジオキソールカルバルデヒド類の
製造法が見いだされ、それは式
し、nは0又は1〜3の整数を示す]の2,2−ジフル
オロベンゾ[1.3]ジオキソールカルバルデヒド類の
製造法が見いだされ、それは式
【0020】
【化7】
【0021】[式中、X及びnは式(I)の場合に示さ
れている意味を有する]のメチルベンゾ[1.3]ジオ
キソール類を塩素化し、得られるジクロロメチル−2,
2−ジクロロベンゾ[1.3]ジオキソールをフッ化水
素を用いてフッ素化し、この方法により得られるジクロ
ロメチル−2,2−ジフルオロベンゾ[1.3]ジオキ
ソールをカルボン酸と反応させることを特徴とする。
れている意味を有する]のメチルベンゾ[1.3]ジオ
キソール類を塩素化し、得られるジクロロメチル−2,
2−ジクロロベンゾ[1.3]ジオキソールをフッ化水
素を用いてフッ素化し、この方法により得られるジクロ
ロメチル−2,2−ジフルオロベンゾ[1.3]ジオキ
ソールをカルボン酸と反応させることを特徴とする。
【0022】本発明の方法は以下の式により例示するこ
とができる:
とができる:
【0023】
【化8】
【0024】場合により核においてフッ素化された、及
び/又は核において塩素化された4−メチル又は5−メ
チル−ベンゾ[1.3]−ジオキソール類を出発物質と
して用い、対応する2,2−ジフルオロベンゾ[1.
3]ジオキソール−4−又は−5−カルバルデヒド類を
製造することができる。
び/又は核において塩素化された4−メチル又は5−メ
チル−ベンゾ[1.3]−ジオキソール類を出発物質と
して用い、対応する2,2−ジフルオロベンゾ[1.
3]ジオキソール−4−又は−5−カルバルデヒド類を
製造することができる。
【0025】第1段階における塩素化のための可能な塩
素化剤は、例えば塩素、塩化リン類、例えばPCl3及
びPCl5、塩化スルフリル及びそれらの混合物であ
る。塩素が好ましい。塩素化剤は例えば式(II)のメ
チルベンゾ[1.3]ジオキソールの1モル当たり3.
5塩素化当量より多い量で用いることができる。この比
率は好ましくは4:1〜10:1、特に4.1:1〜
4.5:1である。
素化剤は、例えば塩素、塩化リン類、例えばPCl3及
びPCl5、塩化スルフリル及びそれらの混合物であ
る。塩素が好ましい。塩素化剤は例えば式(II)のメ
チルベンゾ[1.3]ジオキソールの1モル当たり3.
5塩素化当量より多い量で用いることができる。この比
率は好ましくは4:1〜10:1、特に4.1:1〜
4.5:1である。
【0026】塩素化温度は例えば0〜230℃の範囲内
であることができる。反応をラジカル開始剤を加えず
に、及びUV光の不在下で行う場合、60〜210℃、
特に80〜180℃の温度が好ましい。反応はラジカル
開始剤を加えて、又はUV光の存在下で行うのが好まし
い。その場合は40〜180℃、特に50〜160℃の
温度が好ましい。可能なラジカル開始剤は例えば:有機
過酸化物、例えば過酸化ベンゾイル(DBPO)及び脂
肪族アゾ化合物、例えばα,α’−アゾイソブチロニト
リル(AIBN)である。
であることができる。反応をラジカル開始剤を加えず
に、及びUV光の不在下で行う場合、60〜210℃、
特に80〜180℃の温度が好ましい。反応はラジカル
開始剤を加えて、又はUV光の存在下で行うのが好まし
い。その場合は40〜180℃、特に50〜160℃の
温度が好ましい。可能なラジカル開始剤は例えば:有機
過酸化物、例えば過酸化ベンゾイル(DBPO)及び脂
肪族アゾ化合物、例えばα,α’−アゾイソブチロニト
リル(AIBN)である。
【0027】ラジカル開始剤は、例えば0.1〜10モ
ル%の量で加えることができる。さらに塩素化を例えば
40〜100℃などの比較的低温で開始し、例えば12
0〜180℃などの比較的高温において反応を完了させ
るのが好ましい。塩素化は溶媒の存在下で、例えば過塩
素化炭化水素又はハロゲン化芳香族化合物、例えばクロ
ロベンゼンもしくはクロロベンゾトリフルオリドの存在
下で行うことができる。反応は溶媒を加えずに行うのが
好ましい。
ル%の量で加えることができる。さらに塩素化を例えば
40〜100℃などの比較的低温で開始し、例えば12
0〜180℃などの比較的高温において反応を完了させ
るのが好ましい。塩素化は溶媒の存在下で、例えば過塩
素化炭化水素又はハロゲン化芳香族化合物、例えばクロ
ロベンゼンもしくはクロロベンゾトリフルオリドの存在
下で行うことができる。反応は溶媒を加えずに行うのが
好ましい。
【0028】塩素化は最初に前駆物質を反応容器に導入
し、塩素化剤を量り込むことにより行うのが好ましい。
し、塩素化剤を量り込むことにより行うのが好ましい。
【0029】塩素化の後、一般に所望のジクロロメチル
−2,2−ジクロロベンゾ[1.3]ジオキソールに加
えて少量の対応するメチル化合物、対応するモノクロロ
メチル化合物及び対応するトリクロロメチル化合物を含
む混合物が存在する。この混合物は好ましくは減圧下に
おける蒸留により分離することができる。混合物の次亜
塩素化成分は塩素化に再循環させることができる。
−2,2−ジクロロベンゾ[1.3]ジオキソールに加
えて少量の対応するメチル化合物、対応するモノクロロ
メチル化合物及び対応するトリクロロメチル化合物を含
む混合物が存在する。この混合物は好ましくは減圧下に
おける蒸留により分離することができる。混合物の次亜
塩素化成分は塩素化に再循環させることができる。
【0030】第2段階のフッ素化において、例えば特定
のジクロロメチル−2,2−ジクロロベンゾ[1.3]
ジオキソールの1モル当たり少なくとも2モルのフッ化
水素を用いることができる。この量は好ましくは2〜4
0モル、特に5〜30モルである。温度は例えば−35
〜+180℃の範囲内であることができる。−25〜+
40℃、特に−20〜+15℃が好ましい。フッ素化は
溶媒の存在下で、例えば不活性脂肪族又は芳香族溶媒、
例えばメチレンクロリド及びニトロベンゼンの存在下で
行うことができる。反応は溶媒を加えずに行うのが好ま
しい。反応物を加える順序は特に重要ではない。0℃よ
り高い温度において、前駆物質を反応容器に導入し、フ
ッ化水素を量り込むのが好ましい。
のジクロロメチル−2,2−ジクロロベンゾ[1.3]
ジオキソールの1モル当たり少なくとも2モルのフッ化
水素を用いることができる。この量は好ましくは2〜4
0モル、特に5〜30モルである。温度は例えば−35
〜+180℃の範囲内であることができる。−25〜+
40℃、特に−20〜+15℃が好ましい。フッ素化は
溶媒の存在下で、例えば不活性脂肪族又は芳香族溶媒、
例えばメチレンクロリド及びニトロベンゼンの存在下で
行うことができる。反応は溶媒を加えずに行うのが好ま
しい。反応物を加える順序は特に重要ではない。0℃よ
り高い温度において、前駆物質を反応容器に導入し、フ
ッ化水素を量り込むのが好ましい。
【0031】フッ素化の後に存在する混合物は、例えば
最初に過剰のフッ化水素のほとんどを例えば真空中のス
トリッピングにより除去し、残る残留物を氷−水上に注
いで分離し、有機相を乾燥し、蒸留することにより仕上
げることができる。かくして第3段階を行うのに適した
ジクロロメチル−2,2−ジフルオロベンゾ[1.3]
ジオキソールが得られる。
最初に過剰のフッ化水素のほとんどを例えば真空中のス
トリッピングにより除去し、残る残留物を氷−水上に注
いで分離し、有機相を乾燥し、蒸留することにより仕上
げることができる。かくして第3段階を行うのに適した
ジクロロメチル−2,2−ジフルオロベンゾ[1.3]
ジオキソールが得られる。
【0032】カルボン酸との反応のために、多様なカル
ボン酸類のほとんどが可能である。カルボン酸類は飽和
又は不飽和、例えば芳香族であることができ、それらは
1−又は多塩基性であることができ、場合によりそれら
は置換基、例えば1つ又はそれ以上のハロゲン、ニト
ロ、カルボニル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシル
及び/又はシアノ置換基を含むことができる。場合によ
り1〜3個の上記の置換基を含むことができる直鎖状も
しくは分枝鎖状1−〜3−塩基性C1−C10−アルキル
−及び1−〜3−塩基性C6−C12−アリールカルボン
酸類が好ましい。挙げることができる個別の例は:蟻
酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、トリメチル酢
酸、フルオロ−、ジフルオロ−及びトリフルオロ酢酸、
クロロ−、ジクロロ−及びトリクロロ酢酸、クロロプロ
ピオン酸(α及びβ)、グリコール酸、乳酸、シアノ酢
酸、シュウ酸、コハク酸、マロン酸、マレイン酸、フマ
ル酸、安息香酸、ポリオール酸類、クロロ安息香酸類、
ニトロ安息香酸類、ヒドロキシ安息香酸類、フタル酸、
イソフタル酸及びテレフタル酸である。
ボン酸類のほとんどが可能である。カルボン酸類は飽和
又は不飽和、例えば芳香族であることができ、それらは
1−又は多塩基性であることができ、場合によりそれら
は置換基、例えば1つ又はそれ以上のハロゲン、ニト
ロ、カルボニル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシル
及び/又はシアノ置換基を含むことができる。場合によ
り1〜3個の上記の置換基を含むことができる直鎖状も
しくは分枝鎖状1−〜3−塩基性C1−C10−アルキル
−及び1−〜3−塩基性C6−C12−アリールカルボン
酸類が好ましい。挙げることができる個別の例は:蟻
酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、トリメチル酢
酸、フルオロ−、ジフルオロ−及びトリフルオロ酢酸、
クロロ−、ジクロロ−及びトリクロロ酢酸、クロロプロ
ピオン酸(α及びβ)、グリコール酸、乳酸、シアノ酢
酸、シュウ酸、コハク酸、マロン酸、マレイン酸、フマ
ル酸、安息香酸、ポリオール酸類、クロロ安息香酸類、
ニトロ安息香酸類、ヒドロキシ安息香酸類、フタル酸、
イソフタル酸及びテレフタル酸である。
【0033】蟻酸及びシュウ酸が特に好ましく、蟻酸が
特別に好ましい。2つ又はそれ以上のカルボン酸類の混
合物を用いることもできる。酸類は水を含むことができ
るが、無水であるのが好ましい。
特別に好ましい。2つ又はそれ以上のカルボン酸類の混
合物を用いることもできる。酸類は水を含むことができ
るが、無水であるのが好ましい。
【0034】カルボン酸類対、特定のジクロロメチル−
2,2−ジフルオロベンゾ[1.3]ジオキソールのモ
ル比は、例えば1:1〜50:1の範囲内にあることが
できる。この比率は好ましくは5:1〜30:1、特に
10:1〜25:1である。この反応は場合により水及
び/又は触媒の存在下で行うことができる。可能な触媒
は、例えば前駆物質に基づいて最高10モル%の量の金
属塩化物、例えば塩化アルミニウム(III)、ホウ素
(III)、鉄(III)、チタン(IV)及び亜鉛
(II)である。反応は触媒を用いずに行うのが好まし
い。反応は例えば0〜150℃の範囲内の温度で行うこ
とができる。20〜130℃、特に50〜110℃の温
度が好ましい。反応物はいずれの所望の順序で加えるこ
ともできる。反応を高温で行う場合、反応物を最初に一
緒にし、次いで反応温度にすることもできる。蟻酸が用
いられた場合、反応の後に存在する混合物は、例えば好
ましくは減圧下における蒸留により仕上げることがで
き、その間に過剰の蟻酸が最初に分離され、次いで製造
された特定の2,2−ジフルオロベンゾ[1.3]−ジ
オキソール−カルバルデヒドが分離される。シュウ酸が
用いられた場合、反応混合物を水上に注ぎ、生成される
有機相からの蒸留により生成物を得ることができる。他
の酸類が用いられる場合、類似の方法に従うことができ
る。
2,2−ジフルオロベンゾ[1.3]ジオキソールのモ
ル比は、例えば1:1〜50:1の範囲内にあることが
できる。この比率は好ましくは5:1〜30:1、特に
10:1〜25:1である。この反応は場合により水及
び/又は触媒の存在下で行うことができる。可能な触媒
は、例えば前駆物質に基づいて最高10モル%の量の金
属塩化物、例えば塩化アルミニウム(III)、ホウ素
(III)、鉄(III)、チタン(IV)及び亜鉛
(II)である。反応は触媒を用いずに行うのが好まし
い。反応は例えば0〜150℃の範囲内の温度で行うこ
とができる。20〜130℃、特に50〜110℃の温
度が好ましい。反応物はいずれの所望の順序で加えるこ
ともできる。反応を高温で行う場合、反応物を最初に一
緒にし、次いで反応温度にすることもできる。蟻酸が用
いられた場合、反応の後に存在する混合物は、例えば好
ましくは減圧下における蒸留により仕上げることがで
き、その間に過剰の蟻酸が最初に分離され、次いで製造
された特定の2,2−ジフルオロベンゾ[1.3]−ジ
オキソール−カルバルデヒドが分離される。シュウ酸が
用いられた場合、反応混合物を水上に注ぎ、生成される
有機相からの蒸留により生成物を得ることができる。他
の酸類が用いられる場合、類似の方法に従うことができ
る。
【0035】本発明の方法は複数の利点を有する:かく
してそれは既知の方法より反応段階が1〜2段階少な
い。ここで、分子の2つの非常に異なる部分、すなわち
メチレンジオキシ架橋のメチレン基及びフェニル環上の
メチル基を本発明の方法の第1段階で塩素化できること
は特に驚くべきことである。収率、用いられる化学品及
び廃棄しなければならない残留物に関し、カルボン酸と
のジクロロメチル−2,2−ジフルオロベンゾ[1.
3]ジオキソールの反応は、ヘキサメチレンテトラミン
/酢酸を用いた既知の反応より有意に有利である。ブチ
ルリチウムの困難な取り扱いは必要でない。本発明に従
って行われるべき塩素化を元素状塩素を用いて行うこと
ができるのも驚くべきことであり、なぜならば、先行技
術の対応する塩素化の場合、塩素化剤として五塩化リン
のみが挙げられているからである(上記の方法1及び3
を参照されたい)。
してそれは既知の方法より反応段階が1〜2段階少な
い。ここで、分子の2つの非常に異なる部分、すなわち
メチレンジオキシ架橋のメチレン基及びフェニル環上の
メチル基を本発明の方法の第1段階で塩素化できること
は特に驚くべきことである。収率、用いられる化学品及
び廃棄しなければならない残留物に関し、カルボン酸と
のジクロロメチル−2,2−ジフルオロベンゾ[1.
3]ジオキソールの反応は、ヘキサメチレンテトラミン
/酢酸を用いた既知の反応より有意に有利である。ブチ
ルリチウムの困難な取り扱いは必要でない。本発明に従
って行われるべき塩素化を元素状塩素を用いて行うこと
ができるのも驚くべきことであり、なぜならば、先行技
術の対応する塩素化の場合、塩素化剤として五塩化リン
のみが挙げられているからである(上記の方法1及び3
を参照されたい)。
【0036】
【実施例】以下に示すパーセンテージのデータは、他に
記載がなければ重量によるパーセンテージである。
記載がなければ重量によるパーセンテージである。
【0037】実施例1 (出発物質、4−メチルベンゾ[1.3]ジオキソール
の製造−本発明ではない)124gの3−メチルピロカ
テコール、255gのメチレンクロリド、233gの炭
酸ナトリウム及び1000mlのジメチルスルホキシド
の混合物を115℃で22時間撹拌した。次いで揮発性
成分のすべてを約2ミリバール下の真空中で、120〜
140℃において蒸留し、蒸留物を1000mlの水上
に注いだ。生成される有機相を分離し、水相をメチルt
ert−ブチルエーテルで抽出した。合わせた有機相を
水で洗浄し、乾燥し、濃縮した。かくしてガスクロマト
グラフィーにより決定される97.8%の純度の、10
4.2g(理論値の74.9%)の4−メチルベンゾ
[1.3]ジオキソールが得られた。
の製造−本発明ではない)124gの3−メチルピロカ
テコール、255gのメチレンクロリド、233gの炭
酸ナトリウム及び1000mlのジメチルスルホキシド
の混合物を115℃で22時間撹拌した。次いで揮発性
成分のすべてを約2ミリバール下の真空中で、120〜
140℃において蒸留し、蒸留物を1000mlの水上
に注いだ。生成される有機相を分離し、水相をメチルt
ert−ブチルエーテルで抽出した。合わせた有機相を
水で洗浄し、乾燥し、濃縮した。かくしてガスクロマト
グラフィーにより決定される97.8%の純度の、10
4.2g(理論値の74.9%)の4−メチルベンゾ
[1.3]ジオキソールが得られた。
【0038】炭酸ナトリウムの代わりに炭酸カリウムが
用いられた場合、事実上理論値の90%に収率を上げる
ことができた。
用いられた場合、事実上理論値の90%に収率を上げる
ことができた。
【0039】実施例2 (4−ジクロロメチル−2,2−ジクロロベンゾ[1.
3]ジオキソールの製造)102gの4−メチルベンゾ
[1.3]ジオキソール及び0.5gのAIBNを最初
に反応容器に導入し、混合物を撹拌しながら70℃に加
熱した。次いで114gの塩素を6時間かけて通過させ
た。ここで油浴温度を150℃に上げ、さらに114g
の塩素を18時間かけて通過させた。次いで混合物を室
温に冷ました。かくして得られた188gの粗生成物混
合物は以下の組成を有した:4%の4−メチル−2,2
−ジクロロベンゾ[1.3]ジオキソール、28%の4
−クロロメチル−2,2−ジクロロベンゾ[1.3]ジ
オキソール49%の4−ジクロロメチル−2,2−ジク
ロロベンゾ[1.3]ジオキソール及び5%の4−トリ
クロロメチル−2,2−ジクロロベンゾ[1.3]ジオ
キソール。
3]ジオキソールの製造)102gの4−メチルベンゾ
[1.3]ジオキソール及び0.5gのAIBNを最初
に反応容器に導入し、混合物を撹拌しながら70℃に加
熱した。次いで114gの塩素を6時間かけて通過させ
た。ここで油浴温度を150℃に上げ、さらに114g
の塩素を18時間かけて通過させた。次いで混合物を室
温に冷ました。かくして得られた188gの粗生成物混
合物は以下の組成を有した:4%の4−メチル−2,2
−ジクロロベンゾ[1.3]ジオキソール、28%の4
−クロロメチル−2,2−ジクロロベンゾ[1.3]ジ
オキソール49%の4−ジクロロメチル−2,2−ジク
ロロベンゾ[1.3]ジオキソール及び5%の4−トリ
クロロメチル−2,2−ジクロロベンゾ[1.3]ジオ
キソール。
【0040】この生成物混合物をカラム上の蒸留により
分離した。この操作の間に、4−ジクロロメチル−2,
2−ジクロロベンゾ[1.3]ジオキソールは0.35
〜0.45ミリバール下で99〜103℃の沸点におい
て通過した。4−メチル−及び4−クロロメチル−2,
2−ジクロロベンゾ[1.3]ジオキソールを同様に単
離し、塩素化の次のバッチに再循環させた。
分離した。この操作の間に、4−ジクロロメチル−2,
2−ジクロロベンゾ[1.3]ジオキソールは0.35
〜0.45ミリバール下で99〜103℃の沸点におい
て通過した。4−メチル−及び4−クロロメチル−2,
2−ジクロロベンゾ[1.3]ジオキソールを同様に単
離し、塩素化の次のバッチに再循環させた。
【0041】実施例3 (4−ジクロロメチル−2,2−ジフルオロベンゾ
[1.3]ジオキソールの製造)49.5gの4−ジク
ロロメチル−2,2−ジクロロベンゾ[1.3]ジオキ
ソールを−15℃において72gの無水フッ化水素に滴
下し、続いて混合物を−15℃において3時間撹拌し
た。次いでフッ化水素のほとんどを50ミリバール下の
真空中でストリッピングした。相の分離の後、有機相を
氷−水と共に振り、分離し、乾燥し、蒸留した。ガスク
ロマトグラフィーにより決定される97.7%の純度及
び22ミリバール下で97〜99℃の沸点を有する4
3.3g(理論値の97.5%)の4−ジクロロメチル
−2,2−ジフルオロベンゾ[1.3]ジオキソールが
得られた。
[1.3]ジオキソールの製造)49.5gの4−ジク
ロロメチル−2,2−ジクロロベンゾ[1.3]ジオキ
ソールを−15℃において72gの無水フッ化水素に滴
下し、続いて混合物を−15℃において3時間撹拌し
た。次いでフッ化水素のほとんどを50ミリバール下の
真空中でストリッピングした。相の分離の後、有機相を
氷−水と共に振り、分離し、乾燥し、蒸留した。ガスク
ロマトグラフィーにより決定される97.7%の純度及
び22ミリバール下で97〜99℃の沸点を有する4
3.3g(理論値の97.5%)の4−ジクロロメチル
−2,2−ジフルオロベンゾ[1.3]ジオキソールが
得られた。
【0042】実施例4 (2,2−ジフルオロベンゾ[1.3]ジオキソール−
4−カルバルデヒドの製造)48.2gの97.3%の
純度の4−ジクロロメチル−2,2−ジフルオロベンゾ
[1.3]ジオキソール及び230gの蟻酸の混合物を
100℃に加熱し、この温度で6時間撹拌した。続いて
過剰の蟻酸を最初に真空中で蒸留し、次いで2.3ミリ
バール下における70〜73℃の沸点及びガスクロマト
グラフィーにより決定される98.8%の純度を有する
28.6g(=理論値の78.1%)の2,2−ジフル
オロベンゾ[1.3]ジオキソール−4−カルバルデヒ
ドを集めた。
4−カルバルデヒドの製造)48.2gの97.3%の
純度の4−ジクロロメチル−2,2−ジフルオロベンゾ
[1.3]ジオキソール及び230gの蟻酸の混合物を
100℃に加熱し、この温度で6時間撹拌した。続いて
過剰の蟻酸を最初に真空中で蒸留し、次いで2.3ミリ
バール下における70〜73℃の沸点及びガスクロマト
グラフィーにより決定される98.8%の純度を有する
28.6g(=理論値の78.1%)の2,2−ジフル
オロベンゾ[1.3]ジオキソール−4−カルバルデヒ
ドを集めた。
【0043】本発明の主たる特徴及び態様は以下の通り
である。
である。
【0044】1.式
【0045】
【化9】
【0046】[式中、Xはフッ素及び/又は塩素を示
し、nは0又は1〜3の整数を示す]のメチルベンゾ
[1.3]ジオキソール類を塩素化し、得られるジクロ
ロメチル−2,2−ジクロロベンゾ[1.3]ジオキソ
ールをフッ化水素を用いてフッ素化し、この方法により
得られるジクロロメチル−2,2−ジフルオロベンゾ
[1.3]ジオキソールをカルボン酸と反応させること
を特徴とする式(I)
し、nは0又は1〜3の整数を示す]のメチルベンゾ
[1.3]ジオキソール類を塩素化し、得られるジクロ
ロメチル−2,2−ジクロロベンゾ[1.3]ジオキソ
ールをフッ化水素を用いてフッ素化し、この方法により
得られるジクロロメチル−2,2−ジフルオロベンゾ
[1.3]ジオキソールをカルボン酸と反応させること
を特徴とする式(I)
【0047】
【化10】
【0048】[式中、X及びnは式(II)の場合に示
されている意味を有する]の2,2−ジフルオロベンゾ
[1.3]ジオキソールカルバルデヒド類の製造法。
されている意味を有する]の2,2−ジフルオロベンゾ
[1.3]ジオキソールカルバルデヒド類の製造法。
【0049】2.式(II)のメチルベンゾ[1.3]
ジオキソールの1モル当たり3.5塩素化当量より多い
量の塩素、塩化リン類、塩化スルフリル又はそれらの混
合物を塩素化剤として用い、反応を0〜230℃の範囲
内の温度で行うことを特徴とする上記1項に記載の方
法。
ジオキソールの1モル当たり3.5塩素化当量より多い
量の塩素、塩化リン類、塩化スルフリル又はそれらの混
合物を塩素化剤として用い、反応を0〜230℃の範囲
内の温度で行うことを特徴とする上記1項に記載の方
法。
【0050】3.塩素化をラジカル開始剤を加えずに、
及びUV光の不在下で行い、反応を60〜210℃の温
度で行うことを特徴とする上記1及び2項に記載の方
法。
及びUV光の不在下で行い、反応を60〜210℃の温
度で行うことを特徴とする上記1及び2項に記載の方
法。
【0051】4.塩素化をラジカル開始剤を加えて、又
はUV光の存在下で行い、反応を40〜180℃におい
て行うことを特徴とする上記1及び2項に記載の方法。
はUV光の存在下で行い、反応を40〜180℃におい
て行うことを特徴とする上記1及び2項に記載の方法。
【0052】5.塩素化を40〜100℃の温度で開始
し、120〜180℃の温度で完了させることを特徴と
する上記1〜4項に記載の方法。
し、120〜180℃の温度で完了させることを特徴と
する上記1〜4項に記載の方法。
【0053】6.フッ素化においてジクロロメチル−
2,2−ジクロロベンゾ[1.3]ジオキソールの1モ
ル当たり少なくとも2モルのフッ化水素を用い、反応を
−35〜+180℃の範囲内の温度で行うことを特徴と
する上記1〜5項に記載の方法。
2,2−ジクロロベンゾ[1.3]ジオキソールの1モ
ル当たり少なくとも2モルのフッ化水素を用い、反応を
−35〜+180℃の範囲内の温度で行うことを特徴と
する上記1〜5項に記載の方法。
【0054】7.カルボン酸との反応において、ジクロ
ロメチル−2,2−ジフルオロベンゾ[1.3]ジオキ
ソールの1モル当たり1:1〜50:1モルの酸を用い
ることを特徴とする上記1〜6項に記載の方法。
ロメチル−2,2−ジフルオロベンゾ[1.3]ジオキ
ソールの1モル当たり1:1〜50:1モルの酸を用い
ることを特徴とする上記1〜6項に記載の方法。
【0055】8.反応を蟻酸及び/又はシュウ酸を用
い、0〜150℃の範囲内の温度において行うことを特
徴とする上記1〜7項に記載の方法。
い、0〜150℃の範囲内の温度において行うことを特
徴とする上記1〜7項に記載の方法。
Claims (1)
- 【請求項1】 式 【化1】 [式中、 Xはフッ素及び/又は塩素を示し、 nは0又は1〜3の整数を示す]のメチルベンゾ[1.
3]ジオキソール類を塩素化し、得られるジクロロメチ
ル−2,2−ジクロロベンゾ[1.3]ジオキソールを
フッ化水素を用いてフッ素化し、この方法により得られ
るジクロロメチル−2,2−ジフルオロベンゾ[1.
3]ジオキソールをカルボン酸と反応させることを特徴
とする式(I) 【化2】 [式中、 X及びnは式(II)の場合に示されている意味を有す
る]の2,2−ジフルオロベンゾ[1.3]ジオキソー
ルカルバルデヒド類の製造法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19530637A DE19530637A1 (de) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | Verfahren zur Herstellung von 2,2-Difluorbenzo[1.3]dioxolcarbaldehyden |
DE19530637.6 | 1995-08-21 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0967366A true JPH0967366A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=7769957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8232634A Pending JPH0967366A (ja) | 1995-08-21 | 1996-08-15 | 2,2−ジフルオロベンゾ[1.3]ジオキソールカルバルデヒド類の製造法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5637737A (ja) |
EP (1) | EP0759433B1 (ja) |
JP (1) | JPH0967366A (ja) |
CA (1) | CA2183491A1 (ja) |
DE (2) | DE19530637A1 (ja) |
ES (1) | ES2133183T3 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2013047749A1 (ja) * | 2011-09-29 | 2015-03-26 | 三井化学アグロ株式会社 | 4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン誘導体の製造方法 |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITMI20031563A1 (it) * | 2003-07-30 | 2005-01-31 | Miteni Spa | Processo di fluorurazione di eteri. |
DE102004024010A1 (de) * | 2004-05-14 | 2005-12-01 | Bayer Chemicals Ag | Verfahren zur Herstellung von Difluorbenzo-1,3-dioxol-5-carbonsäurederivaten |
WO2006108151A1 (en) * | 2005-04-06 | 2006-10-12 | Teva Pharmaceutical Industries Ltd. | Crystalline forms of pregabalin |
US7488846B2 (en) * | 2005-04-11 | 2009-02-10 | Teva Pharmaceuical Industries Ltd. | Pregabalin free of lactam and a process for preparation thereof |
EP1768950A2 (en) * | 2005-04-11 | 2007-04-04 | Teva Pharmaceutical Industries Ltd. | Process for making (s)-pregabalin |
KR20070118305A (ko) * | 2005-05-10 | 2007-12-14 | 테바 파마슈티컬 인더스트리즈 리미티드 | 3-카르바모일메틸-5-메틸 헥산산의 광학 분할 |
MX2007000525A (es) | 2005-05-10 | 2007-03-28 | Teva Pharma | Pregabalina libre de acido isobutilglutarico y un proceso para la preparacion de ella. |
ATE486841T1 (de) * | 2005-05-10 | 2010-11-15 | Teva Pharma | Verfahren zur herstellung von pregabalin und salzen daraus |
KR20080034205A (ko) * | 2005-09-19 | 2008-04-18 | 테바 파마슈티컬 인더스트리즈 리미티드 | (s)-프레가발린의 신규한 합성을 위한 주요 중간체인 키랄3-카르바모일메틸-5-메틸 헥산산 |
CA2646474A1 (en) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Teva Pharmaceutical Industries Ltd. | Processes for the synthesis of 3-isobutylglutaric acid |
WO2007139933A2 (en) * | 2006-05-24 | 2007-12-06 | Teva Pharmaceutical Industries Ltd. | Processes for the preparation of r-(+)-3-(carbamoyl methyl)-5-methylhexanoic acid and salts thereof |
KR20080036060A (ko) * | 2006-05-31 | 2008-04-24 | 테바 파마슈티컬 인더스트리즈 리미티드 | 프레가발린의 중간체의 제조에 효소 분할을 이용하는 방법 |
EP1912931A2 (en) * | 2006-05-31 | 2008-04-23 | Teva Pharmaceutical Industries Ltd. | Preparation of (s)-pregabalin-nitrile |
TW200846308A (en) * | 2007-03-22 | 2008-12-01 | Teva Pharma | Synthesis of (s)-(+)-3-(aminomethyl)-5-methyl hexanoic acid |
KR20090101462A (ko) * | 2007-10-03 | 2009-09-28 | 테바 파마슈티컬 인더스트리즈 리미티드 | 프레가발린-4-엘리미네이트, 프레가발린 5-엘리미네이트, 기준 마커 및 표준물로서의 이들의 용도, 및 이들을 낮은 수준으로 함유하는 프레가발린의 제조 방법 |
WO2009158343A1 (en) * | 2008-06-23 | 2009-12-30 | Teva Pharmaceutical Industries, Ltd. | Stereoselective enzymatic synthesis of (s) or (r)-iso-butyl-glutaric ester |
CN101851225B (zh) * | 2010-06-09 | 2012-08-08 | 山东铂源化学有限公司 | 一种咯菌腈中间体4-醛基-2,2-二氟苯并二恶茂的合成方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3716652A1 (de) * | 1987-05-19 | 1988-12-08 | Bayer Ag | Dioxyalkylenaryl-dihydropyridine, zwischenprodukte zu ihrer herstellung, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung |
US5194628A (en) * | 1988-03-18 | 1993-03-16 | Ciba-Geigy Corporation | Process for the preparation of substituted difluorobenzo-1,3-dioxoles |
CH687877A5 (de) * | 1988-03-18 | 1997-03-14 | Ciba Geigy Ag | 2,2-Difluorbenzo-1,3-dioxol-4-carbaldehyd. |
CH676119A5 (en) * | 1988-06-22 | 1990-12-14 | Ciba Geigy Ag | 2,2-Di:chloro-1,3-benzodioxole derivs. prodn. - by reacting 2-unsubstituted cpd. with chlorine and phosphorus tri:chloride, useful as pesticide intermediates |
DE4133155A1 (de) * | 1991-10-07 | 1993-04-08 | Bayer Ag | Verfahren zur herstellung von 2,2-difluorbenzo (1,3)-dioxol-carbaldehyden und neuen zwischenprodukten |
-
1995
- 1995-08-21 DE DE19530637A patent/DE19530637A1/de not_active Withdrawn
-
1996
- 1996-08-08 ES ES96112760T patent/ES2133183T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1996-08-08 DE DE59602230T patent/DE59602230D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1996-08-08 EP EP96112760A patent/EP0759433B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1996-08-14 US US08/696,670 patent/US5637737A/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-08-15 JP JP8232634A patent/JPH0967366A/ja active Pending
- 1996-08-16 CA CA002183491A patent/CA2183491A1/en not_active Abandoned
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2013047749A1 (ja) * | 2011-09-29 | 2015-03-26 | 三井化学アグロ株式会社 | 4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン誘導体の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE19530637A1 (de) | 1997-02-27 |
EP0759433A1 (de) | 1997-02-26 |
EP0759433B1 (de) | 1999-06-16 |
DE59602230D1 (de) | 1999-07-22 |
CA2183491A1 (en) | 1997-02-22 |
ES2133183T3 (es) | 1999-09-01 |
US5637737A (en) | 1997-06-10 |
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