JPH0966260A - 表面装飾法 - Google Patents

表面装飾法

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Publication number
JPH0966260A
JPH0966260A JP22312595A JP22312595A JPH0966260A JP H0966260 A JPH0966260 A JP H0966260A JP 22312595 A JP22312595 A JP 22312595A JP 22312595 A JP22312595 A JP 22312595A JP H0966260 A JPH0966260 A JP H0966260A
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JP
Japan
Prior art keywords
beads
base layer
color base
bead
coated
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP22312595A
Other languages
English (en)
Inventor
Hatsuo Sugiura
初男 杉浦
Shigeki Matsumura
茂樹 松村
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Publication of JPH0966260A publication Critical patent/JPH0966260A/ja
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】塗装面にビーズを一様に付着することにより、
ビーズが入射する光を反射し、ビーズの持つ装飾効果を
十分に発揮し、立体感と透明性の優れた装飾物が得られ
る表面塗装法を提供することにある。 【解決手段】ホイールカバー5の被塗装面5aに上方か
ら塗料を塗布し、カラーベース層27を形成し、このカ
ラーベース層27が半固化状態にある時、該カラーベー
ス層27を下に向け、敷き詰めたビーズ18にカラーベ
ース層27を押し当てることにより、該カラーベース層
27にビーズ18を付着し、このビーズ18を付着させ
たカラーベース層27にクリヤコーティングを塗布する
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動車の
ホイールカバーや計器盤等の装飾物の表面装飾法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のボデーは金属の防食と美観の目
的のために塗装され、自動車の外装は光沢を出して装飾
効果を発揮するためにパール塗装等を行っている。この
パール塗装は、基材に対してマイカ粒子を混入した塗料
をスプレーによって吹付け塗装してマイカ層を形成し、
このマイカ層の表面にクリヤコーティングを行ってクリ
ヤコート層を形成している。
【0003】このパール塗装は、光の入射によって塗料
に混入されたマイカ粒子が反射して真珠のような微妙な
色調を出すことから、自動車のボデーのフロントエンド
やリヤエンドの一部に採用され、また内装品としての計
器盤、ステアリングホイールの飾盤等に採用されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たパール塗装は、マイカ粒子が数μと微細であり、しか
も、塗料に混入されたマイカ粒子のうち表層のマイカ粒
子しか効果を発現しないために、立体感や透明性に劣
り、装飾効果が十分に発揮されていない。また、マイカ
粒子は塗料に混入された状態にあり、マイカ粒子の粒径
を大きくした場合にはムラができるという問題がある。
【0005】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、塗装面にビーズを一
様に付着することにより、ビーズの持つ装飾効果を十分
に発揮し、立体感と透明性の優れた装飾物が得られる表
面装飾法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、前述した目
的を達成するために、請求項1は、被装飾物の表面に上
方から塗料を塗布し、その塗装面が半固化状態で該塗装
面を下に向け、敷き詰めたビーズに前記塗装面を押し当
てることにより、該塗装面にビーズを付着し、このビー
ズを付着させた前記塗装面にクリヤコーティングを塗布
することを特徴とする。
【0007】請求項2は、前記ビーズの粒径は、1.0
〜2.8mmであることを特徴とする。請求項3は、前
記塗料は、ウレタン系、アクリル系もしくはポリエステ
ル系であることを特徴とする。
【0008】請求項4は、前記ビーズは、被塗装物の塗
装面に倣った形状のビーズホルダに敷き詰められている
ことを特徴とする。請求項5は、前記ビーズは、弾性シ
ート上に敷き詰められ、塗装面を押し当てることによ
り、塗装面の形状に倣って変形することを特徴とする。
【0009】請求項6は、被装飾物の塗装面にビーズを
密に敷き詰めた状態に付着してビーズ層を形成し、この
ビーズ層をクリヤコート層で被覆したことを特徴とする
ビーズ入り装飾物にある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1〜図3は第1の実施形態を
示し、図1は自動車のホイールカバーの表面装飾法の工
程を示す。1は第1の搬送ラインであり、この搬出側に
は第2の搬送ライン2が設けられている。第1の搬送ラ
イン1の下部には第3の搬送ライン3が設けられ、それ
ぞれ矢印方向に搬送するようになっている。
【0011】第1の搬送ライン1および第2の搬送ライ
ン2には搬送方向に所定間隔を存して固定治具4が配置
されており、これら固定治具4には被装飾物としてのホ
イールカバー5がその被塗装面5aを上にして支持され
ている。第1の搬送ライン1の搬入側6から搬出側7に
向って素材搬入工程8、脱脂工程9、プライマー塗布工
程10、カラーベース塗布工程11が設けられている。
【0012】一方、第3の搬送ライン3にはホイールカ
バー5の被塗装面5aの曲率に倣った半球凹面部12を
有するビーズホルダ13が搬送方向に所定間隔を存して
配置されている。第3の搬送ライン3の搬入側14には
ビーズ供給工程15が設けられ、搬出側16にはビーズ
ホルダ搬出部17が設けられている。
【0013】ビーズ供給工程15においては粒径が1.
0〜2.8mmのガラスもしくは樹脂のビーズ18がビ
ーズホルダ13の半球凹面部12の全面に均一に敷き詰
められてビーズホルダ搬出部17に搬送されるようにな
っている。
【0014】また、第1の搬送ライン1と第2の搬送ラ
イン2との間には反転機構を備えたビーズ付着装置19
が設けられている。このビーズ付着装置19には回転軸
20を軸心として180゜反転自在なケース21が設け
られており、このケース21の一端部には固定治具4を
支持して昇降可能な支持機構22が設けられ、他端部に
はビーズホルダ13が挿入可能な開口部23が設けられ
ている。さらに、ケース21の下方にはリフタ機構24
が設けられ、第3の搬送ライン3のビーズホルダ搬出部
17からビーズホルダ13を受け取ってケース21の内
部に搬入できるようになっている。
【0015】さらに、第2の搬送ライン2には搬送方向
にクリヤコーティング工程25および乾燥工程26が設
けられている。次に、図2および図3に基づいてホイー
ルカバー5の表面装飾法を説明する。第1の搬送ライン
1の素材搬入工程8においてホイールカバー5が固定治
具4に搬入されると、まず、脱脂工程9においてホイー
ルカバー5の被塗装面5aがリン酸塩等によって脱脂さ
れる。次に、プライマー塗布工程10においてホイール
カバー5の被塗装面5aにプライマーが吹付けられて塗
布された後、カラーベース塗布工程11において被塗装
面5aにウレタン系、アクリル系もしくはポリエステル
系の塗料が塗布される。したがって、ホイールカバー5
の被塗装面5aには塗装面としてのカラーベース層27
が形成される。
【0016】一方、第3の搬送ライン3のビーズ供給工
程15において半球凹面部12にビーズ18が全面に均
一に敷き詰められたビーズホルダ13はビーズホルダ搬
出部17に搬送される。
【0017】ビーズ付着装置19は第1の搬送ライン1
の搬出側7からカラーベース層27が形成されたホイー
ルカバー5を有する固定治具4が搬出されるのを待機し
ており、搬出される固定治具4はケース21の支持機構
22に支持される。次に、ケース21は回転軸20を軸
心として180゜反転し、固定治具4に支持されたカラ
ーベース層27が形成されたホイールカバー5は下向き
となり、ケース21の開口部23は下部に位置する。次
に、リフタ機構24が第3の搬送ライン3のビーズホル
ダ搬出部17から搬出されるビーズホルダ13を受け取
ってケース21の開口部23からケース21の内部に搬
入する。
【0018】したがって、ホイールカバー5のカラーベ
ース層27とビーズホルダ13の半球凹面部12に敷き
詰められたビーズ18が離間対向する。この状態で、支
持機構22が下降してホイールカバー5のカラーベース
層27がビーズホルダ13に敷き詰められたビーズ18
に押し付けられると、カラーベース層27は半固化状態
にあるため粘着作用があり、カラーベース層27の全面
にビーズ18が付着し、ビーズ層28が得られる。ここ
で、ホイールカバー5にカラーベース層27が形成され
た後、つまり塗料が塗布されてから3〜5分のセッティ
ング時間が望ましい。セッティング時間がこれより短い
と塗料が流れ落ち、長いと固化してビーズ18が付着し
ない。
【0019】ビーズ18の一様に付着が完了すると、リ
フタ機構24によってビーズホルダ13は下降してケー
ス21から退避し、ビーズ付着装置19のケース21は
回転軸20を軸心として180゜反転し、固定治具4に
支持されたビーズ18が付着されたビーズ層28を有す
るホイールカバー5は上向きとなり、第2の搬送ライン
2に移載される。そして、第2の搬送ライン2上のクリ
ヤコーティング工程25においてビーズ層28に2液ウ
レタン塗料等のクリヤコートが塗布され、クリヤコート
層29が形成されたのち、乾燥工程26において乾燥炉
により70〜80℃で、約30分間乾燥される。
【0020】このようにして得られたホイールカバー5
はその表面がクリアコート層29となり、その下層にビ
ーズ18が敷き詰められた層となり、表面にビーズ18
が浮き出して立体感があり、光の入射によってビーズ1
8が宝石のように反射して装飾効果のあるホイールカバ
ー5となる。ここで、ビーズ18の粒径と反転性(カラ
ーベース層に対するビーズの付着度合い)ついて説明す
ると、表1に示すとおりである。
【0021】
【表1】
【0022】表1に示すように、実験に使用したビーズ
は4種類、A(粒径0.25〜0.35mm)、B(粒
径0.6〜0.85mm)、C(粒径1.0〜1.4m
m)、D(2.0〜2.8mm)であり、セッティング
時間は、1分、3分、5分、10分としたところ、太い
枠で囲んだように、セッティング時間は、3〜5分が望
ましく、粒径が0.85mm以下になると、ビーズホル
ダ13からカラーベース層27にビーズ18が整然と反
転せず、付着にムラができる。また、粒径が3.0mm
以上のビーズは敷き詰めたときにビーズ相互間の隙間が
大きくなり、美観が損なわれる。
【0023】図4は第2の実施形態を示し、第1の実施
形態のビーズホルダ13に対して枠状に形成されたホル
ダ30に対してゴムシート、スポンジ等の弾性シート3
1の外周縁を固定して張設し、この弾性シート31の上
面に多数のビーズ18を敷き詰め、弾性シート31の上
方から被装飾物としてのホイールカバー5のカラーベー
ス層27を押し付けることにより、弾性シート31をホ
イールカバー5の形状に倣って変形させ、カラーベース
層27に均一にビーズ18を付着する方法である。
【0024】この方法は被装飾物がホイールカバーのよ
うに凸面形状の場合や平面形状の場合に限られるが、第
1の実施形態のビーズホルダ13に比べて廉価に提供で
きる。
【0025】なお、前記実施形態によれば、自動車のホ
イールカバーの表面装飾について説明したが、ステアリ
ングホイールの中央の飾り盤、計器盤、ガーニッシュ、
マーク、グリル等の装飾に適用できる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、塗装面にビーズを一様に付着することにより、ビー
ズが入射する光を反射し、ビーズの持つ装飾効果を十分
に発揮し、立体感と透明性の優れた装飾物が得られる。
さらに、ビーズ層はクリアコート層によって被覆される
ため、耐衝撃、耐摩耗性に優れているという効果があ
り、自動車の外装、内装部品に広く適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示すホイールカバ
ーの表面装飾工程の構成図。
【図2】同実施形態の表面装飾工程の説明図。
【図3】同実施形態によって得られたホイールカバーの
断面図。
【図4】この発明の第2の実施形態を示す説明図。
【符号の説明】
5…ホイールカバー(被装飾物) 5a…被塗装面 13…ビーズホルダ 18…ビーズ 27…カラーベース層 28…ビーズ層 29…クリヤコート層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被装飾物の表面に上方から塗料を塗布
    し、その塗装面が半固化状態にある時、該塗装面を下に
    向け、敷き詰めたビーズに前記塗装面を押し当てること
    により、該塗装面にビーズを付着し、このビーズを付着
    させた前記塗装面にクリヤコーティングを塗布すること
    を特徴とする表面装飾法。
  2. 【請求項2】 前記ビーズの粒径は、1.0〜2.8m
    mであることを特徴とする請求項1記載の表面装飾法。
  3. 【請求項3】 前記塗料は、ウレタン系、アクリル系も
    しくはポリエステル系であることを特徴とする請求項1
    記載の表面装飾法。
  4. 【請求項4】 前記ビーズは、被塗装物の塗装面に倣っ
    た形状のビーズホルダに敷き詰められていることを特徴
    とする請求項1記載の表面装飾法。
  5. 【請求項5】 前記ビーズは、弾性シート上に敷き詰め
    られ、塗装面を押し当てることにより、塗装面の形状に
    倣って変形することを特徴とする請求項1記載の表面装
    飾法。
  6. 【請求項6】 被装飾物の塗装面にビーズを密に敷き詰
    めた状態に付着してビーズ層を形成し、このビーズ層を
    クリヤコート層で被覆したことを特徴とするビーズ入り
    装飾物。
JP22312595A 1995-08-31 1995-08-31 表面装飾法 Withdrawn JPH0966260A (ja)

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JP (1) JPH0966260A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101596517A (zh) * 2009-06-26 2009-12-09 孟艟 一种硬体器物表面涂装装饰物及其生产方法
JP2011143349A (ja) * 2010-01-14 2011-07-28 Honda Net Nara:Kk 高意匠性塗膜構造及びその塗膜形成方法

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Effective date: 20021105