JPH0963385A - グロメット - Google Patents
グロメットInfo
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- JPH0963385A JPH0963385A JP7214589A JP21458995A JPH0963385A JP H0963385 A JPH0963385 A JP H0963385A JP 7214589 A JP7214589 A JP 7214589A JP 21458995 A JP21458995 A JP 21458995A JP H0963385 A JPH0963385 A JP H0963385A
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- grommet
- lip
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- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
- Insulating Bodies (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
と、剛性材料からなるインナー部材(13)とを備え、
壁部(5)に設けたバーリング孔からなる貫通孔(5
a)に挿通するワイヤハーネス(W/H)に装着して貫
通孔に取付けるグロメットであって、アウター部材は、
一方を開口端(12b)、他端を閉鎖端(12c)とし
た短筒状であって、開口端の端縁の全周に径方向外向き
に突出するリップ部(14)を設けると共に、内周側に
径方向内向きに突出する環状の孔端当接部(15)を設
けている。インナー部材は、環状の枠体の全周に径方向
外向きに突出してアウター部材の嵌合溝(16)に嵌め
込まれるリップ押さえ部(19)を備えている。
Description
ル等の壁部に設けた貫通孔に挿通するワイヤハーネスに
装着してワイヤハーネスを保護及び防水するグロメット
に関するものであり、特に、弾性材料からなるアウター
部材と、剛性材料からなるインナー部材とを備えたグロ
メットにおける防水性の向上に関するものである。
に設けた貫通孔にワイヤハーネスを挿通する際に、ワイ
ヤハーネスを保護及び防水するための種々のグロメット
が提案されている。この種のグロメットとしては、例え
ば、全体がゴム等の弾性材料からなるものがある。しか
し、この弾性材料からなるグロメットは、貫通孔へ容易
に取付けることができず、また、取付後に外れやすいと
いう問題がある。
料からなるアウター部材1と、樹脂等の比較的硬質な材
料からなるインナー部材2を備えたグロメット3が提案
されている。(実開昭59−25115号公報参照)上
記アウター部材1は、ワイヤハーネスW/Hの外周に密
着する円筒状の小径部1aと、貫通孔5aを設けた壁部
5に密接して防水機能を果たす環状のリップ部1bとを
備え、上記小径部1a及びこの小径部1aから突出する
ワイヤハーネスW/Hの外周に粘着テープ6を巻き付け
ることにより、ワイヤハーネスW/H6に装着固定され
る。また、上記アウター部材1の内周側のリップ部1b
の近傍には、環状の嵌合溝1cを設けている。
ネスW/Hより大径の円筒部2aを備え、この円筒部2
aの一端にフランジ状のリップ押さえ部2bを設けてお
り、このリップ押さえ部2bをアウター部材1の嵌合溝
1cに内嵌することにより、インナー部材2がアウター
部材1に組付けられる。また、上記インナー部材2の円
筒部2aには、一対の係止爪2c,2cを設けており、
この係止爪2cを貫通孔5aの縁部に係止することによ
り、グロメット3が貫通孔5aに取付固定される。
体に組付けたインナー部材2を貫通孔5aに差し込め
ば、上記係止爪2c,2cとリップ押さえ部2bとの間
にアウター部材1と共に壁部5が挟持されるため、容易
に壁部5に取付けることができる。また、図中矢印Aで
示すようにグロメット3を引き抜こうとする力が作用し
た場合、この力は係止爪2c,2cにより支承されるた
め、貫通孔5aから容易に外れてしまうことがない。
ト3では、図中Bで示すリップ部1bが壁部5に押し付
けられて弾性的に変形している部分でのみ、アウター部
材1が壁部5に密接しているため、このリップ部1bに
外力等が作用して捲れ上がって、壁部5とリップ部1b
の間に間隙が生じるおそれがある。
に壁部5に押し付けられて弾性的に変形しているリップ
部1bには荷重F1が作用しており、この荷重F1の反
力としてリップ部1bから壁部5に荷重F2が作用して
いる。そのため、図9に示すように、円筒部2aの係止
爪2cを設けていない箇所では、上記荷重F2によりイ
ンナー部材2が撓んでリップ部1bの先端が壁部5に押
し付けられる力が弱まり、部分Bに隙間が発生するおそ
れがある。このようにリップ部1bと壁部との間に隙間
が生じると、壁部5で仕切られた外部Xから内部Yへ貫
通孔5aを介して水分が侵入するおそれがあり、防水性
が低下する。本発明は、かかる従来のグロメットにおけ
る問題に鑑み、グロメットの防水性の向上を図ることを
目的としてなされたものである。
らなるアウター部材と、剛性材料からなるインナー部材
とを備え、壁部に設けたバーリング孔からなる貫通孔に
挿通するワイヤハーネスに装着して貫通孔に取付けるグ
ロメットであって、上記アウター部材は、一方を開口
端、他端を閉鎖端とした短筒状であって、開口端の端縁
の全周に径方向外向きに突出するリップ部を設けると共
に、内周側に径方向内向きに突出する環状の孔端当接部
を設け、該孔端当接部と閉鎖端の内側部との間に環状の
嵌合溝を形成した大径部と、ワイヤハーネスの外周に密
接する小径筒部とを備え上記インナー部材は、環状の枠
体の全周に径方向外向きに突出して上記アウター部材の
嵌合溝に嵌め込まれるリップ押さえ部を備えると共に、
上記リップ押さえ部との間に壁部を挟持する係止爪を備
えることを特徴とするグロメットを提供するものであ
る。
周に上記アウター部材の孔端当接部の先端を係止する凹
状部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のグロメ
ットを提供するものである。
ヤハーネスに装着して貫通孔に取付けるグロメットであ
って、弾性材料からなり、端縁の全周にリップ部を設け
ると共に、内周側のリップ部の近傍に環状の嵌合溝を設
けた大径部と、ワイヤハーネスの外周に密接する小径筒
部とを備えるアウター部材と、剛性材料からなり、上記
アウター部材の嵌合溝に嵌め込まれるリップ押さえ部を
設けると共に、該リップ押さえ部との間に壁部を挟持す
る係止爪を外周の全体に設けたインナー部材とを備える
グロメットを提供するものである。
部材の外周に少なくとも2個以上設けたインナー部材を
壁部に固定保持するための固定用係止爪と、上記インナ
ー部材の外周の固定用係止爪を設けていない部分に設け
られ、係止代を固定用係止爪よりも小さく設定した補助
係止爪であることを特徴とする請求項3に記載のグロメ
ットを提供するものである。
孔に取付けると、アウター部材のリップ部が壁部に押し
付けられて密着すると共に、バーリング部の先端が孔端
部当接部に密着し、いわば二重シールの状態となる。
ンナー部材の凹状部に係止されているため、上記リップ
部と壁部の密着性や、バーリング部と孔端当接部との密
着性が高い。
の外周に係止爪を設けているため、壁部に押し付けられ
たリップ部が弾性的に撓むことによる荷重は、上記イン
ナー部材の外周の全体に設けた係止爪により支承される
ため、上記リップ部が撓むことによる荷重によりインナ
ー部材に撓みが生じない。
部材の外周のインナー部材を壁部に対して係止するため
の固定用係止爪を設けた部分以外に、係止代を固定用係
止爪の係止代よりも小さく設定した補助係止爪を設けて
いるため、これら固定用係止爪と補助係止爪とにより、
上記壁部に押し付けられたリップ部が弾性的に撓むこと
による荷重が支承され、インナー部材に撓みが生じな
い。
いて、本発明について詳細に説明する。図1に示すよう
に、本実施形態に係るグロメット10は、複数の電線1
1を束ねてなるワイヤハーネスW/Hを壁部5に設けた
貫通孔5aに挿通するときに、ワイヤハーネスW/Hに
装着して貫通孔5aに取付けるものであり、アウター部
材12と、このアウター部材12に組付けたインナー部
材13とを備えている。なお、本実施形態では、上記貫
通孔5aはバーリング孔であって、貫通孔5aの周囲に
環状の切起(バーリング部5b)が形成されている。
ストマー等の弾性材料からなり、図2(A),(B)に
示すように、全体として円錐筒状であって、ワイヤハー
ネスW/Hを挿通する挿通孔12aを軸線方向に設けて
いる。
12b、他端を閉鎖端12cとした短円筒状の大径筒部
12dを備え、この大径筒部12dに、蛇腹状筒部12
e、円錐状筒部12f、小径円筒部12g及び舌状部1
2hを軸線方向に直列に設けている。
は、上記貫通孔12aの径をワイヤハーネスW/Hの外
径よりも大きく設定して、ワイヤハーネスW/Hが遊挿
されるようにしている。また、大径筒部12dの開口端
12b側の端縁の全周には、径方向外向きに突出する楕
円環状状のリップ部14を設けている。このリップ部1
4は、図3に示すように、肉厚t1を基端部14a側か
ら先端部14b側に向けて徐々に薄くしている。また、
大径円筒部12dの内周側では、上記リップ部14の基
端部14aの付近から径方向内向きに突出する楕円環状
の孔端当接部15を設けている。この孔端当接部15
は、基端部15a側から先端部15bまで厚さが一定で
あり断面形状が矩形状である。上記閉鎖端12bと孔端
当接部15の間には、溝幅が一定の楕円環状溝からなる
嵌合溝16が形成されている。
て、ワイヤハーネスW/Hが遊挿状態で挿通される。上
記円錐状筒部12fは、蛇腹状円筒部12e側の径を大
きく設定しており、小径筒部12g側に向けて徐々に縮
径している。上記小径筒部12gでは、挿通孔12aの
径をワイヤハーネスW/Hの外径よりもわずかに小さく
設定しており、挿通孔12aに挿通されたワイヤハーネ
スW/Hの外周に、この小径筒部12gが密接して弾性
的に締め付けるようにしている。上記舌状部12hは、
上記小径円筒部12gを径方向に二分割した形状であっ
て、断面形状は半円状である。この舌状部12h及び舌
状部12hから突出した部分のワイヤハーネスW/Hに
は、粘着テープ17が巻き付けられており、この粘着テ
ープ17によりアウター部材12がワイヤハーネスW/
Hに固定される。
ン、ポリウレタン樹脂等の比較的硬質な材料(剛性材
料)からなり、図4(A),(B)に示すように、互い
に平行な一対の直線枠部13a,13aと、この直線枠
部13a,13aを連結する半円枠部13b,13bと
を備えた楕円環状であり、中央にワイヤハーネスW/H
が遊挿される挿入孔13cが形成されている。
部13a,13a及び半円枠部13b,13bの全周に
径方向外向きに突出する楕円環状のリップ押さえ部19
を設けている。図7に示すように、このリップ押さえ部
19は基端部19a側から先端部19b側まで厚さが一
定であり、断面形状が矩形状である。また、このリップ
押さえ部19の厚さは、上記アウター部材12の嵌合溝
16の溝幅とほぼ等しく設定している。
両端近傍には、コ字状の切込20a,20bを設け、こ
の切込20a,20bに囲まれた部分が固定用係止爪2
1a,21bを形成している。この固定用係止爪21
a,21bは、図5に示すような形状であり、切込20
a,20bの先端側にあたる基端部22を支点として撓
む矩形板状体である。この固定用係止爪21a,21b
の厚さt2は、上記基端部22側から先端部23側に向
けて徐々に厚くしており、先端部23側の端面が上記壁
部5に当接する係止面24を構成している
用係止爪19a,19bの間隔部分には、直線状の補助
係止爪26を設けている。この補助係止爪26は、上記
固定用係止21a,21bを形成するための切込20
a,20bの間に形成され、図6に示すように、矢印C
で示すインナー部材13の貫通孔5aへの挿入方向側の
先端から、他端側にむけて徐々に厚さt3を大きく設定
しており、他端側の端面が壁部5に当接する係止面27
を構成している。
には、円弧状の補助係止爪29a,29b,29c,2
9dを設けている。この補助係止爪29a〜29dは、
直線状の切込30a,30b,30c及び上記固定用保
持爪21a,21bを形成するための切込19a,19
bにより区画された円弧状である。補助係止爪29a〜
29dの断面形状は、上記図6に示す直線枠部13a,
13bに形成した補助係止爪26と同一の形状である。
24の先端は、図5中一点鎖線Rで示す壁部5に設けた
貫通孔5aの端縁よりも係止代E1の分だけ外側に位置
しており、この係止代E1の分だけ係止面24が壁部5
に当接する。一方、上記補助用係止爪26,29a〜2
9dの係止面27は、上記一点鎖線Rで示す貫通孔5a
の端縁よりも係止代E2の分だけ外側に位置しており、
この係止代E2の分だけ係止面27が壁部5に当接す
る。本実施形態では、固定用係止爪21a,21bの係
止代E1をアウター部材12に内嵌したインナー部材1
3を貫通孔5aに取付けた状態で維持できるように十分
大きく設定しているのに対して、補助用係止爪26,2
9a〜29dの係止代E2は、アウター部材12のリッ
プ部14が弾性的に変形することにる荷重F2を支承す
ることができる程度に小さく設定している。よって、補
助用係止爪26,29a〜296dの係止代E2は、固
定用係止爪19a,19bの係止代E1よりも小さい。
13に、固定用係止爪21a,21bを設けると共に、
インター部材13の固定用係止爪21a,21bを設け
ていない部分に補助係止爪26,29a〜29dを設け
ており、楕円環状のインナー部材13の外周の全体に係
止爪を設けている。
a及び半円枠体13b,13bの内周側の上記補助係止
爪26,29a〜29dを設けた部分には、リップ押さ
え部19と隣接して断面矩形状の凹状部33を設けてい
る。この凹状部33には、上記アウター部材の孔端当接
部15が収容される。
2の大径筒部12d内に嵌め込まれ、上記インナー部材
13のリップ押え部19が上記アウター部材12の嵌合
溝16に嵌まり込み、このリップ押え部19と嵌合溝1
6の係合により、インナー部材13はアウター部材12
に一体に組付けられる。この状態では、図7に示すよう
に、アウター部材12の孔端当接部15の先端部は、イ
ンナー部材13の凹状部33に収容されている。
W/Hに装着した後に、図1中矢印Cで示すようにイン
ナー部材13を壁部5に設けた貫通孔5aに挿入する
と、上記固定用係止爪21a,21bが基部20を支点
として図5中矢印Dで示す径方向内側に撓む。また、こ
の際、補助係止爪26,29a〜29dも図6中矢印D
で示す径方向内側に撓む。固定用係止爪21a,21b
及び補助係止爪26,29a〜29dの係止面24,2
7の部分が壁部5を通過すると、固定用係止爪21a,
21b及び補助係止爪26,29a〜29dはもとの形
状に復帰する。この際、上記図1に示すように、貫通孔
5aのバーリング部5bは、アウター部材12の孔端当
接部15と共に固定用係止爪21a,21bの係止面2
4とリップ押え部19の間に挟持され、この挟持力によ
り、インナー部材13及びインナー部材13を嵌合した
アウター部材12が貫通孔5aに取付固定される。ま
た、貫通孔5aのバーリング部5bは、図7に示すよう
に、アウター部材12の孔端当接部15と共に補助係止
爪26,29a〜29dの係止面27とリップ押え部2
8の間に挟持される。
に取付けた状態では、上記アウター部材12のリップ部
14は壁部5に押し付けられ、弾性的に撓んで壁部5に
密接した状態にあり、この部分Eで気密性が得られる。
また、貫通孔5のバーリング部5bが、アウター部材1
2の孔端当接部15と共に固定用係止爪21a,21b
及び補助係止爪26,29a〜29dの係止面24,2
7とリップ押え部19の間に挟持されるため、アウター
部材12の孔端当接部15にバーリング部5bの先端が
押し付けられている。よって、このバーリング部5bの
先端とアウター部材12の孔端当接部15の当接した部
分Gでも気密性が得られる。このように本実施形態で
は、上記部分Eと部分Gの2カ所で壁部5と弾性材料か
らなるアウター部材12が互いに密接している。
15の先端部分がインナー部材13の凹状部33に収容
されているため、図7中矢印Hで示す壁部5からリップ
部14に作用する力が大きい場合にも、孔端当接部15
が矢印Iで示す方向に変位してリップ押さえ部1から離
反することがない。
通孔5aに取付けた状態では、上記アウター部材12の
リップ部14は弾性的に撓んで壁部5に密着した状態に
あり、リップ部14には荷重F1が作用が作用してい
る。また、この荷重F1の反力としてリップ部14から
壁部5に荷重F2が作用している。本実施形態では、上
記のように固定用係止爪21a,21bを設けていない
部分には、補助係止爪26,29a〜29dを設けてい
るため、図7に示すように、上記荷重F2はこれら補助
係止爪26,29a〜29dの係止面27で係止され、
この荷重F2によりインナー部材13が撓むことがな
く、上記図8及び図9に示した従来のグロメットの場合
に発生するリップ部14と壁部5の間の隙間が生じるこ
とがない。一方、上記固定用係止爪21a,21bを設
けた部分では、上記荷重F2は固定用係止爪21a,2
1bの係止面24により係止され、この部分でもインナ
ー部材12が撓んで隙間が発生することがない。
固定用係止爪19a,19bを設けていない部分に補助
係止爪24,26a〜26dを設けているため、上記弾
性を有するアウター部材12のリップ部14が撓むこと
による生じる荷重F2により、インナー部材13が撓む
のを防止することができ、この撓みによってリップ部1
4と壁部5とが当接する部分Eに隙間が発生することが
ない。よって、本実施形態では、上記部分E及び部分G
で高い密着性が得られ、貫通孔5aを介して壁部5の外
部Xから内部Yへ水分が侵入するのを確実に防止するこ
とができ、防水性が優れている。
補助係止爪24,26a〜26dの係止代E2を上記固
定用係止爪19a,19bの係止代E1よりも小さく設
定しているため、インナー部材13の外周の全体に係止
爪を設けているにもかかわらず、比較的小さい力でイン
ナー部材13を容易に貫通孔5aに取付けることができ
る。
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上
記固定用係止爪は最低限2個以上設けていればよく、ま
た、補助用係止爪の個数も上記実施形態のものに限定さ
れず、インナー部材の上記固定用係止爪を設けていない
部分のほぼ全体に設けていればよい。
通孔に取付けると、アウター部材のリップ部が壁部に押
し付けられて密着すると共に、バーリング部の先端が孔
端部当接部に密着し、いわば二重シールの状態となるた
め、高い防水性を得ることができる。
ンナー部材の凹状部に係止されているため、上記リップ
部と壁部の密着性や、バーリング部と孔端当接部との密
着性が高く、防水性を一層向上することができる。
の外周に係止爪を設けているため、壁部に押し付けられ
たリップ部が弾性的に撓むことによる荷重は、上記イン
ナー部材の外周の全体に設けた係止爪により支承される
ため、上記リップ部が撓むことによる荷重によるインナ
ー部材の撓みを防止することができる。よって、請求項
1のグロメットでは、上記インナー部材の撓みによるリ
ップ部と壁部との間の間隙の発生を防止することがで
き、防水性を向上することができる。
部材の外周を壁部に対して係止するための固定用係止爪
を設けた部分以外に、係止代を固定用係止爪の係止代よ
りも小さく設定した補助係止爪を設けているため、これ
ら固定用係止爪と補助係止爪とにより、上記壁部に押し
付けられたリップ部が弾性的に撓むことによる荷重が支
承されるため、インナー部材に撓みを防止することがで
きる。よって、請求項2のグロメットでは、上記インナ
ー部材が撓むことによるリップ部と壁部との間の間隙の
発生を防止することができ、防水性を向上することがで
きる。また、請求項4のグロメットでは、上記補助係止
爪の係止代を上記固定用係止爪の係止代よりも小さく設
定しているため、インナー部材を比較的容易に貫通孔に
挿入することができる。
てワイヤハーネスを貫通孔に挿通した状態を示す断面図
である。
は(A)のII−II線での一部断面図である。
はインナー部材を示す側面図である。
る。
ある。
る。
の部分拡大断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 弾性材料からなるアウター部材と、剛性
材料からなるインナー部材とを備え、壁部に設けたバー
リング孔からなる貫通孔に挿通するワイヤハーネスに装
着して貫通孔に取付けるグロメットであって、 上記アウター部材は、一方を開口端、他端を閉鎖端とし
た短筒状であって、開口端の端縁の全周に径方向外向き
に突出するリップ部を設けると共に、内周側に径方向内
向きに突出する環状の孔端当接部を設け、該孔端当接部
と閉鎖端の内側部との間に環状の嵌合溝を形成した大径
部と、ワイヤハーネスの外周に密接する小径筒部とを備
え上記インナー部材は、環状の枠体の全周に径方向外向
きに突出して上記アウター部材の嵌合溝に嵌め込まれる
リップ押さえ部を備えると共に、上記リップ押さえ部と
の間に壁部を挟持する係止爪を備えることを特徴とする
グロメット。 - 【請求項2】 上記インナー部材の枠体の外周に上記ア
ウター部材の孔端当接部の先端を係止する凹状部を設け
たことを特徴とする請求項1に記載のグロメット。 - 【請求項3】 壁部の貫通孔に挿通するワイヤハーネス
に装着して貫通孔に取付けるグロメットであって、 弾性材料からなり、端縁の全周にリップ部を設けると共
に、内周側のリップ部の近傍に環状の嵌合溝を設けた大
径部と、ワイヤハーネスの外周に密接する小径筒部とを
備えるアウター部材と、 剛性材料からなり、上記アウター部材の嵌合溝に嵌め込
まれるリップ押さえ部を設けると共に、該リップ押さえ
部との間に壁部を挟持する係止爪を外周の全体に設けた
インナー部材とを備えるグロメット。 - 【請求項4】 上記係止爪は、上記インナー部材の外周
に少なくとも2個以上設けたインナー部材を壁部に固定
保持するための固定用係止爪と、上記インナー部材の外
周の固定用係止爪を設けていない部分に設けられ、係止
代を固定用係止爪よりも小さく設定した補助係止爪であ
ることを特徴とする請求項3に記載のグロメット。
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---|---|---|---|
JP21458995A JP3362999B2 (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | グロメット |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21458995A JP3362999B2 (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | グロメット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0963385A true JPH0963385A (ja) | 1997-03-07 |
JP3362999B2 JP3362999B2 (ja) | 2003-01-07 |
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JP21458995A Expired - Fee Related JP3362999B2 (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | グロメット |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3362999B2 (ja) |
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