JPH0961663A - 光ファイバ用接続装置及び光ファイバ用接続プレート - Google Patents

光ファイバ用接続装置及び光ファイバ用接続プレート

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JPH0961663A
JPH0961663A JP21880295A JP21880295A JPH0961663A JP H0961663 A JPH0961663 A JP H0961663A JP 21880295 A JP21880295 A JP 21880295A JP 21880295 A JP21880295 A JP 21880295A JP H0961663 A JPH0961663 A JP H0961663A
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JP
Japan
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optical fiber
fiber core
core wire
substrate
tape
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Application number
JP21880295A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Hachiwaka
正義 八若
Takashi Kaneko
隆 金子
Hiroaki Murata
博昭 村田
Kazuo Imamura
一雄 今村
Koji Tsuji
貢司 辻
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1本のテープ形光ファイバ心線6bを複数本
の光ファイバ素線4、4に分岐する為の分岐部の構成を
容易に行なえる様にすると共に、分岐部の信頼性向上を
図る。 【構成】 1本のテープ形光ファイバ心線6bの端部を
第一コネクタ17に、複数本の光ファイバ素線4、4の
端部を第二コネクタ18、18に、それぞれ接続する。
第一、第二両コネクタ17、18同士の間に接続プレー
ト19を設ける。この接続プレート19に形成した光導
波路23、23により、テープ形光ファイバ心線6b及
び光ファイバ素線4、4を構成するガラスファイバ同士
を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係る光ファイバ用接続
プレートは、各種通信回線として利用されるテープ形光
ファイバ心線の接続を効率良く行なう為に利用する。
【0002】
【従来の技術】各種信号を伝達する為に光ファイバが広
く使用されている。光ファイバは、信号を伝達する為の
ガラスファイバの周囲に被覆を設ける事で、光ファイバ
素線或は光ファイバ心線とする。例えば光ファイバ素線
4は、図7に示す様な構造を有する。中心部には石英ガ
ラス等により造られたガラスファイバ1を配置し、この
ガラスファイバ1の周囲に、それぞれが紫外線硬化型樹
脂により造られた一次被覆層2及び二次被覆層3を設け
ている。又、図示は省略するが、シリコン樹脂製の一次
被覆層とポリアミド樹脂製の二次被覆層との間に緩衝層
を設けた光ファイバ心線もある。
【0003】電話交換機、LAN等、各種機器等で信号
伝達回路を構成するのに一般的には、上述の様に構成さ
れる光ファイバ素線或は光ファイバ心線を複数本束ねて
テープ状にしたテープ形光ファイバ心線を使用する。こ
のテープ形光ファイバ心線は図8に示す様に、例えばそ
れぞれが上記図7に示す様に構成された光ファイバ素線
4、4を幅方向に亙って互いに並列に設ける。そして、
これら複数本の光ファイバ素線4、4の周囲を、上記一
次被覆層2及び二次被覆層3(図7)と同様に紫外線硬
化型樹脂製の皮膜5により一括被覆して全体をテープ状
に形成する。尚すこの様に構成されるテープ形光ファイ
バ心線としては、例えば図8(A)に示す様に2本の光
ファイバ素線4、4を有するテープ形光ファイバ心線6
a、同図(B)に示す様に4本の光ファイバ素線4、4
を有するテープ形光ファイバ心線6b、同図(C)に示
す様に5本の光ファイバ素線4、4を有するテープ形光
ファイバ心線6c等が用意されている。
【0004】この様な複数本のテープ形光ファイバ心線
6a〜6cにより信号伝達回路を構成する場合、テープ
形光ファイバ心線6a〜6cの一端は複数本の光ファイ
バ素線4、4を一括して他のテープ形光ファイバ心線等
に接続し、他端は各光ファイバ素線4、4毎に他の光フ
ァイバ素線等に接続する。例えば、図8(B)に示す様
な4本の光ファイバ素線4、4を有するテープ形光ファ
イバ心線6bを内蔵したテープ形光ファイバコード36
により信号伝達回路を構成する為に、図9に示す様な分
岐ユニット7を使用する。この分岐ユニット7は、1本
のテープ形光ファイバコード36と、このテープ形光フ
ァイバコード36を構成する光ファイバ素線とは別個に
設けられた4本の光ファイバ素線4、4又は光ファイバ
心線とを含んで構成される。そして、これらテープ形光
ファイバコード36に内蔵したテープ形光ファイバ心線
6b及び光ファイバ素線4、4の一端には、それぞれコ
ネクタ8、9を接続している。又、テープ形光ファイバ
心線6bを構成する4本の光ファイバ素線の他端部と、
上記別個に設けられた4本の光ファイバ素線4、4の他
端部とは、分岐ダムと呼ばれる接続部10で接続してい
る。
【0005】上記各コネクタ8、9は、JIS C 5
981(日本規格協会発行のJISハンドブック8「電
子 試験方法・オプトエレクトロニクス編」参照)に規
定されているもので、例えば図10〜12に示す様な形
状を有する。この図10〜12は、10本の光ファイバ
素線を備えたテープ形光ファイバ心線の端部に接続する
為のコネクタ8aを示している。このコネクタ8aは、
ガラスファイバ1(図7)の端部を隙間なく挿入する為
の小通孔11、11と、後述する位置決めピン12、1
2を挿通する為の円孔13、13とを有する。
【0006】上述の様なコネクタ8aを使用してテープ
形光ファイバ心線6(図13〜14)の端部を他のテー
プ形光ファイバ心線6´(図13〜14)の端部と接続
するには、このテープ形光ファイバ心線6を構成する皮
膜5(図8)及び各光ファイバ素線の一次、二次両被覆
層2、3を除去し、ガラスファイバ1(図7)の端部を
露出させる。そして、この露出端を上記各小通孔11、
11に挿入し、各ガラスファイバの先端面を、上記コネ
クタ8aの接続面14に露出させる。各ガラスファイバ
は上記各小通孔11、11の内側に接着剤により固定す
る。又、各ガラスファイバの先端面で上記接続面14に
露出した部分は、この接続面14と共に研磨する。そし
て、この接続面14を、図13〜14に示す様に、接続
すべき他のテープ形光ファイバ心線6´の端部に接続し
た別のコネクタ8a´の接続面14´と突き合わせる。
又、これら両コネクタ8a、8a´に形成した円孔1
3、13に図19に示す様な位置決めピン12、12を
挿通し、上記両接続面14、14´に露出したガラスフ
ァイバの端面同士を整合させる。更に、この状態で上記
両コネクタ8a、8a´に、図16〜18に示す様な押
圧ばね15を外嵌して、上記両接続面14、14´同士
を押し付け合わせる。
【0007】尚、上記図9に示したテープ形光ファイバ
心線6b及び光ファイバ素線4、4の一端を接続するコ
ネクタ8、9に就いても、小通孔11、11の数(コネ
クタ8の場合には4個、コネクタ9の場合には1個)が
異なるものの、基本的構成は上記コネクタ8aと同じで
ある。又、これらコネクタ8a、位置決めピン12、押
圧ばね15の構造及び作用に就いては、当業者にとって
周知であるので、詳しい説明は省略する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図9に示す様な分岐ユ
ニット7を構成する場合に、テープ形光ファイバ心線6
bを構成する複数本の光ファイバ素線と、これとは別個
に設けられた複数本の光ファイバ素線4、4(図示の例
ではそれぞれ4本ずつ)とを接続するのに従来は、上記
テープ形光ファイバ心線6bを、1本ずつの光ファイバ
素線に解きほぐしていた。そして、各光ファイバ素線を
構成するガラスファイバの端部を、上記別個に設けられ
た複数本の光ファイバ素線4、4を構成するガラスファ
イバの端部に接続していた。そして、接続後に熱収縮性
樹脂により造られた補強チューブにより周囲を補強する
と共にカバーで覆って、図9に示す様な接続部10を構
成していた。
【0009】ところが、この様な接続部10を構成する
には、ガラスファイバを1本ずつ接続する為、接続作業
が面倒で時間を要する。又、接続作業自体、熟練を要
し、得られる接続部の品質を安定させる事が難しい。上
記テープ形光ファイバ心線6bと光ファイバ素線4、4
との接続を、図10〜15に示す様なコネクタ8aを利
用して行なえれば、上記接続部10を構成する手間と時
間とを軽減し、更に接続部の品質を安定させる事ができ
るが、このコネクタ8a自体は、同じ数の光ファイバ素
線4、4を備えたテープ形光ファイバ心線同士の接続に
しか使用できない為、上記課題に対処できない。本発明
の光ファイバ用接続装置及び光ファイバ用接続プレート
は、この様な事情に鑑みて発明したものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の光ファイバ用接
続装置及び光ファイバ用接続プレートのうち、請求項1
に記載した光ファイバ用接続装置は、例えば一次側に設
ける1個の第一コネクタと、例えば二次側に設ける複数
個の第二コネクタと、これら両コネクタ同士の間に設け
る接続プレートとを備える。このうちの第一コネクタ
は、互いに並列に設けられた複数本のガラスファイバを
束ねて成る第一テープ形光ファイバ心線の端部に接続さ
れる。又、この第一コネクタに設けた接続面には、上記
複数本のガラスファイバの端面を所定間隔で露出させ
る。又、上記複数個の第二コネクタは、第二テープ形光
ファイバ心線若しくは光ファイバ素線或は光ファイバ心
線の端部に、それぞれ接続される。第二テープ形光ファ
イバ心線及び光ファイバ素線或は光ファイバ心線は、合
わさって複数本である事が必須であるが、第二テープ形
光ファイバ心線、光ファイバ素線、光ファイバ心線のそ
れぞれは1本のみの場合もある。例えば、次の〜の
様な組み合わせが、本発明の態様として考えられる。 第二テープ形光ファイバ心線を複数本設け、光ファ
イバ素線及び光ファイバ心線を設けない。 光ファイバ素線或は光ファイバ心線を複数本設け、
第二テープ形光ファイバ心線を設けない。 第二テープ形光ファイバ心線及び光ファイバ素線或
は光ファイバ心線を、それぞれ1乃至複数本ずつ設け
る。
【0011】一般的には、第二コネクタは1本のガラス
ファイバを備えた光ファイバ素線或は光ファイバ心線の
端部に接続するが、第二テープ形光ファイバ心線の端部
に接続する事も考えられる。但し、この場合に於いて
も、第二テープ形光ファイバ心線を構成するガラスファ
イバの数は、上記第一テープ形光ファイバ心線を構成す
るガラスファイバの数よりも少ない。又、例えば一次側
となる第一テープ形光ファイバ心線を構成する、一次側
のガラスファイバの数と、例えば二次側となる第二テー
プ形光ファイバ心線、光ファイバ素線或は光ファイバ心
線を構成する、二次側のガラスファイバの数の合計と
は、互いに一致する事が一般的である。但し、上記接続
プレートに形成する光導波路を途中で分岐した場合に
は、二次側のガラスファイバの総数を、一次側のガラス
ファイバの数よりも多くする事もできる。
【0012】又、上記接続プレートは、基板の片面に光
導波路を形成して成る。この光導波路の数は、一般的に
は上記第一テープ形光ファイバ心線を構成するガラスフ
ァイバと同数とするが、上述の様に分岐した場合には、
分岐部よりも二次側部分では、上記第一テープ形光ファ
イバ心線を構成するガラスファイバの数よりも多くな
る。そして、この様な複数の光導波路の一端面は上記基
板の一端縁に、上記第一テープ形光ファイバ心線を構成
するガラスファイバの端面と同じく、上記所定間隔で配
置している。又、上記各光導波路の他端面は上記基板の
別の端縁に配置している。
【0013】又、上記基板と上記第一コネクタとの間に
は、上記第一テープ形光ファイバ心線を構成する複数本
のガラスファイバの端面と上記複数本の光導波路の一端
面とを整合させる為の第一位置決め手段を設けている。
又、上記基板と上記第二コネクタとの間には、上記第二
テープ形光ファイバ心線若しくは光ファイバ素線或は光
ファイバ心線を構成するガラスファイバの端面と上記各
光導波路の他端面とを整合させる為の第二位置決め手段
を設けている。これら各位置決め手段としては、例えば
前述のJIS C 5981に規定されている様な、円
孔と位置決めピンとの係合構造の他、例えばテーパ孔と
テーパピンとによる心合わせ構造等を採用できる。更
に、上記第一、第二両コネクタには、上記第一テープ形
光ファイバ心線を構成する複数本のガラスファイバの端
面及び上記第二テープ形光ファイバ心線若しくは光ファ
イバ素線或は光ファイバ心線を構成するガラスファイバ
の端面を上記各光導波路の端面に押圧する為の、押圧手
段を付設している。この押圧手段としては、例えば前述
のJIS C 5981に規定されている様な押圧ばね
の他、ねじとナットとを利用したクランプ機構等を採用
できる。
【0014】一方、請求項2に記載した光ファイバ用接
続プレートは、ガラス製の基板と、この基板の一方の側
縁から突出した1個の第一突出部と、上記基板の他方の
側縁で互いに離隔した位置から同方向に突出した複数個
の第二突出部と、上記基板の片面に形成された複数本の
光導波路とを備える。そして、各光導波路の一端面は上
記第一突出部の先端縁に所定間隔で配置されており、同
じく他端面は上記各第二突出部の先端縁に配置されてい
る。
【0015】
【作用】上述の様に構成される、本発明の光ファイバ用
接続装置及び光ファイバ用接続プレートによれば、第一
テープ形光ファイバ心線を構成する複数本の光ファイバ
素線と、これとは別個に設けられた複数本の光ファイバ
素線或は光ファイバ心線(又は第二テープ形光ファイバ
心線を構成する複数本の光ファイバ素線)とを、第一、
第二両コネクタと接続プレートとを介して接続できる。
これら第一、第二両コネクタと接続プレートとは、何れ
も量産可能な部品であり、特にコストが嵩む事はない。
又、各テープ形光ファイバ心線及び光ファイバ素線或は
光ファイバ心線を第一、第二両コネクタに接続する作業
は比較的容易である。従って、1本のテープ形光ファイ
バ心線を複数本のテープ形光ファイバ心線若しくは光フ
ァイバ素線或は光ファイバ心線に分岐する接続部を容易
に構成できる。この為、接続部の品質を安定させ、この
接続部の信頼性を向上させる事もできる。
【0016】
【実施例】図1〜4は本発明の第一実施例を示してい
る。本発明の光ファイバ用接続装置は、例えば図9に示
した分岐ユニット7の中間部に、接続部10に代えて設
ける。この接続装置16は、信号の送り側である一次側
に1個の第一コネクタ17を、信号の受取側である二次
側に複数個(図示の例では4個)の第二コネクタ18、
18を、それぞれ配置し、これら両コネクタ17、18
同士の間に接続プレート19を設ける事により構成され
ている。このうちの第一コネクタ17は、上記分岐ユニ
ット7を構成するコネクタ8(図9)と同様のものであ
って、互いに並列に設けられた4本のガラスファイバを
(備えた光ファイバ素線を)束ねて成るテープ形光ファ
イバ心線6bの端部に接続される。このテープ形光ファ
イバ心線6bが、第一テープ形光ファイバ心線である。
そして、この第一コネクタ17に設けた接続面20に
は、上記4本のガラスファイバの端面を所定間隔で露出
させている。又、上記4個の第二コネクタ18、18
は、それぞれ光ファイバ素線4、4の端部に、それぞれ
接続される。そして、これら各第二コネクタ18、18
に設けた接続面21、21に、上記各光ファイバ素線
4、4を構成するガラスファイバの端面を露出させてい
る。尚、これら第一、第二両コネクタ17、18の基本
構成は、前述の図10〜12に示したコネクタ8aと同
様である。勿論、上記ガラスファイバの端面で上記各接
続面20、21に露出した部分は研磨する事により、厳
密な平坦面(長さ方向に直角な場合は勿論、多少傾斜さ
せる場合もある。)としている。
【0017】又、上記接続プレート19は、図3に示す
様に、ガラス製の基板22の片面に4本の光導波路2
3、23を形成して成る。上記基板22の一方の側縁
(図1〜3の左側縁)の中央部には第一突出部24を、
この側縁から突出する状態で形成している。一方、上記
基板22の他方の側縁(図1〜3の右端縁)には4個の
第二突出部25、25を、互いに離隔した位置から同方
向に突出する状態で形成している。上記4本の光導波路
23、23の一端部(図1〜3の左端部)は、まとまっ
た状態(但し隣り合う光導波路23、23同士の間に所
定の間隔をあけた状態)で、上記第一突出部24の片面
中央部に導かれている。そして、これら各光導波路2
3、23の一端面は、上記第一突出部24の先端縁に所
定間隔で配置されている。又、上記4本の光導波路2
3、23の他端部(図1〜3の右端部)は、1本ずつ分
岐した状態で、上記各第二突出部25、25の片面中央
部に導かれている。そして、これら各光導波路23、2
3の他端面は、上記各第二突出部25、25の先端縁に
配置されている。
【0018】上記各光導波路23、23は、基板22の
片面に、石英ガラス膜として、この片面から僅かに突出
する状態で形成されるが、形成方法は特に限定しない。
例えば、出願人会社が平成6年4月に発行した、三菱電
線工業時報 別刷 No.87 の第66〜69頁に記載した
様な、LP−CVD法(低圧プラズマによる化学的気相
合成法)により、上記各光導波路23、23を形成する
事が可能である。但し、ガラス製基板の表面に光導波路
を形成する事は、上記文献の発行以前からも実施されて
おり、光導波路23、23の形成方法が上記LP−CV
D法に限定される事はない。何れにしても、これら各光
導波路23、23の両端面は、形成後に研磨する事によ
り、前記ガラスファイバの端面と密接自在な、厳密な平
坦面としている。
【0019】尚、上記基板22のうち、上記第一、第二
両突出部24、25を除いた、矩形の主部26の表裏両
面には、それぞれ補強板27a、27bを、接着、モー
ルド成形等により添着固定している。これら各補強板2
7a、27bは、合成樹脂等、割れにくい材料により造
る。尚、この材料は、基板22を構成するガラスと同程
度の線膨張率を有するものである事が望ましい。上記4
本の光導波路23、23は、上記基板22の片面(例え
ば図2の上面)とこの片面を覆う補強板27aとの間に
挟持されている。又、上記基板22の他面(例えば図2
の下面)を覆う補強板27bの厚さ方向中間部には、後
述する押圧ばね15aの中間部を包埋している。
【0020】又、上記基板22と上記第一コネクタ17
との間には、第一位置決め手段28を設けている。この
第一位置決め手段28は、前記テープ形光ファイバ心線
6bを構成し、前記第一コネクタ17の接続面20に露
出した4本のガラスファイバの端面と、上記第一突出部
24の先端縁に配置された4本の光導波路23、23の
一端面とを整合させる役目を有する。この第一位置決め
手段28を構成する為、上記基板22の一方の側縁部で
上記第一突出部24を両側から挟む位置には、1対のレ
セプタクル29、29を、接着等により固定している。
各レセプタクル29、29は、上記第一コネクタ17と
同様の合成樹脂により造られており、それぞれが位置決
めピン12、12を挿入自在な円孔30、30を有す
る。そして、上記第一コネクタ17に形成した円孔1
3、13と上記各レセプタクル29、29に形成した円
孔30、30とに位置決めピン12、12を挿通した状
態で、上記第一コネクタ17の接続面20に露出した4
本のガラスファイバの端面と、上記第一突出部24の先
端縁に配置された4本の光導波路23、23の一端面と
が整合する。
【0021】又、上記基板22と上記第二コネクタ1
8、18との間には、それぞれ第二位置決め手段31、
31を設けている。これら各第二位置決め手段31、3
1は、それぞれ前記光ファイバ素線4、4を構成するガ
ラスファイバの端面と上記各光導波路23、23の他端
面とを整合させる役目を有する。これら各第二位置決め
手段31、31を構成する為、上記基板22の他方の側
縁部で上記各第二突出部25、25を両側から挟む位置
には、それぞれ1対ずつのレセプタクル29a、29a
を、接着等により固定している。上述した第一位置決め
手段28と同様に、上記各第二コネクタ18、18に形
成した円孔13、13と上記各レセプタクル29a、2
9aに形成した円孔30、30とに位置決めピン12、
12を挿通した状態で、上記各第二コネクタ18、18
の接続面21、21に露出したガラスファイバの端面
と、上記各第二突出部25、25の先端縁に配置された
光導波路23、23の一端面とが整合する。
【0022】更に、上記第一、第二両コネクタ17、1
8の接続面20、21は、押圧手段を構成する押圧ばね
15aにより、前記接続プレート19の側縁に向け弾性
的に押圧している。前述した様に、中間部を補強板27
bに包埋された押圧ばね15aは、一端側(図1〜2の
左側)に1組の第一押圧部32を、他端側(図1〜2の
右側)に4組の第二押圧部33、33を、それぞれ備え
る。これら各押圧部32、33は、それぞれ1対ずつの
弾性片34、34から成り、これら各弾性片34、34
が、上記第一、第二両コネクタ17、18の一部で上記
接続面20、21と反対面に弾性的に当接している。従
ってこれら各接続面20、21は、上記押圧ばね15a
を構成する弾性片34、34の弾力により、上記接続プ
レート19の側縁に向け弾性的に押圧されている。この
結果、上記各接続面20、21に露出したガラスファイ
バの端面と上記各光導波路23、23の端面とが密に突
き合わされる。尚、これら互いに突き合わされる端面同
士の間には、これらガラスファイバ及び光導波路23、
23を構成する石英ガラスと同等の屈折率を有するマッ
チングオイルを塗布して、突き合わせ部分での損失の低
減を図っている。
【0023】上述の様に構成される、本発明の光ファイ
バ用接続装置によれば、テープ形光ファイバ心線6bを
構成する複数本の光ファイバ素線と、これとは別個に設
けられた複数本の光ファイバ素線4、4(或は光ファイ
バ心線)とを、第一、第二両コネクタ17、18と接続
プレート19とを介して接続できる。これら第一、第二
両コネクタ17、18と接続プレート19とは、何れも
量産可能な部品であり、特にコストが嵩む事はない。
又、上記テープ形光ファイバ心線6bを第一コネクタ1
7に接続する作業、並びに上記各光ファイバ素線4、4
を第二コネクタ18に接続する作業は比較的容易であ
る。従って、1本のテープ形光ファイバ心線6bを4本
の光ファイバ素線4、4に分岐する接続部を容易に構成
できる。
【0024】次に、図5〜6は本発明の第二実施例を示
している。本実施例の場合には、接続プレート19aを
構成するガラス製の基板22aに、上述した第一実施例
の様な第一、第二両突出部24、25を形成していな
い。即ち、これら両突出部24、25を有する基板22
(図1〜3)を得る為には、レーザカッタによる切断作
業等、面倒な加工作業が必要になる為、加工費が嵩むだ
けでなく、各突出部24、25が破損し易い為、歩留の
悪化によるコスト高も考えられる。そこで、本実施例の
場合には、基板22aとして、突出部を持たない、単な
る矩形のものを使用している。この為に本実施例の場合
には、上記基板22aの側縁で光導波路23、23の端
面の両側位置に、L字形のレセプタクル35、35を、
接着等により固定している。
【0025】第一コネクタ17に接続されたテープ形光
ファイバ心線6b(又は第二コネクタ18に接続された
光ファイバ素線4)を構成するガラスファイバの端部と
上記光導波路23、23の端部とを接続する場合には、
上記第一コネクタ17(又は第二コネクタ18)を上記
レセプタクル35、35の間に、基板22aの表裏方向
(図5の表裏方向、図6の上下方向)に変位させつつ挿
入する。そして、位置決めピン12、12により、ガラ
スファイバの端面と上記光導波路23、23の端面との
位置決めを図ると共に、図示を省略した押圧ばねによ
り、これら両端面同士を押し付け合わせる。この様な本
実施例の場合には、上記基板22aの製作の容易化と歩
留の向上とにより、接続プレート19a及びこの接続プ
レート19aを組み込んだ光ファイバ用接続装置の低廉
化を図れる。
【0026】
【発明の効果】本発明の光ファイバ用接続装置及び光フ
ァイバ用接続プレートは、以上に述べた通り構成され作
用するので、量産可能な部品を使用して1本のテープ形
光ファイバ心線を複数本のテープ形光ファイバ心線若し
くは光ファイバ素線或は光ファイバ心線に分岐する接続
部を容易に構成できる。この為、信号伝達回路を構成す
る為の分岐ユニットの組立作業の能率化を図って、この
信号伝達回路の低廉化、小型化、信頼性向上に寄与でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を、補強板を省略した状態
で示す拡大平面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】接続プレートの平面図。
【図4】接続プレートの一端縁に於ける光導波路の配置
状態を示す、図3の拡大B矢視図。
【図5】本発明の第二実施例を示す、図1のC部に相当
する拡大平面図。
【図6】図5の左方から見た図。
【図7】光ファイバ素線の端面図。
【図8】テープ形光ファイバ心線の形状の3例を示す端
面図。
【図9】本発明の対象となる接続装置が組み込まれる分
岐ユニットを示す斜視図。
【図10】コネクタの1例を示す拡大平面図。
【図11】図10の下方から見た図。
【図12】図11の右方から見た図。
【図13】コネクタ同士を接続する状態を示す拡大平面
図。
【図14】図13の下方から見た図。
【図15】図13のD−D断面図。
【図16】押圧ばねの平面図。
【図17】図16の下方から見た図。
【図18】図17の右方から見た図。
【図19】位置決めピンの側面図。
【符号の説明】
1 ガラスファイバ 2 一次被覆層 3 二次被覆層 4 光ファイバ素線 5 皮膜 6、6´、6a、6b、6c テープ形光ファイバ心線 7 分岐ユニット 8、8a、8a´、9 コネクタ 10 接続部 11 小通孔 12 位置決めピン 13 円孔 14、14´ 接続面 15、15a 押圧ばね 16 接続装置 17 第一コネクタ 18 第二コネクタ 19、19a 接続プレート 20、21 接続面 22、22a 基板 23 光導波路 24 第一突出部 25 第二突出部 26 主部 27a、27b 補強板 28 第一位置決め手段 29、29a レセプタクル 30 円孔 31 第二位置決め手段 32 第一押圧部 33 第二押圧部 34 弾性片 35 レセプタクル 36 テープ形光ファイバコード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今村 一雄 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電線 工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 辻 貢司 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電線 工業株式会社伊丹製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに並列に設けられた複数本のガラス
    ファイバを束ねて成る第一テープ形光ファイバ心線の端
    部に接続され、上記複数本のガラスファイバの端面を接
    続面に所定間隔で露出させた1個の第一コネクタと、上
    記第一テープ形光ファイバ心線を構成するガラスファイ
    バの数よりも少ないガラスファイバを含んで成る第二テ
    ープ形光ファイバ心線若しくは光ファイバ素線或は光フ
    ァイバ心線の端部にそれぞれ接続され、これら第二テー
    プ形光ファイバ心線若しくは光ファイバ素線或は光ファ
    イバ心線を構成するガラスファイバの端面をそれぞれの
    接続面に露出させた複数個の第二コネクタと、基板の片
    面に光導波路を形成した接続プレートとを備え、これら
    複数の光導波路の一端面は上記基板の一端縁に、上記第
    一テープ形光ファイバ心線を構成するガラスファイバの
    端面と同じく、上記所定間隔で配置されており、上記各
    光導波路の他端面は上記基板の別の端縁に配置されてお
    り、上記基板と上記第一コネクタとの間には、上記第一
    テープ形光ファイバ心線を構成する複数本のガラスファ
    イバの端面と上記複数本の光導波路の一端面とを整合さ
    せる為の第一位置決め手段が、上記基板と上記第二コネ
    クタとの間には、上記第二テープ形光ファイバ心線若し
    くは光ファイバ素線或は光ファイバ心線を構成するガラ
    スファイバの端面と上記各光導波路の他端面とを整合さ
    せる為の第二位置決め手段が、それぞれ設けられてお
    り、上記第一、第二両コネクタには、上記第一テープ形
    光ファイバ心線を構成する複数本のガラスファイバの端
    面及び上記第二テープ形光ファイバ心線若しくは光ファ
    イバ素線或は光ファイバ心線を構成するガラスファイバ
    の端面を上記各光導波路の端面に押圧する為の押圧手段
    が付設されている光ファイバ用接続装置。
  2. 【請求項2】 ガラス製の基板と、この基板の一方の側
    縁から突出した1個の第一突出部と、上記基板の他方の
    側縁で互いに離隔した位置から同方向に突出した複数個
    の第二突出部と、上記基板の片面に形成された複数本の
    光導波路とを備え、各光導波路の一端面は上記第一突出
    部の先端縁に所定間隔で配置されており、同じく他端面
    は上記各第二突出部の先端縁に配置されている光ファイ
    バ用接続プレート。
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