JPH0958296A - 自動変速機搭載車用pto制御装置 - Google Patents

自動変速機搭載車用pto制御装置

Info

Publication number
JPH0958296A
JPH0958296A JP23913795A JP23913795A JPH0958296A JP H0958296 A JPH0958296 A JP H0958296A JP 23913795 A JP23913795 A JP 23913795A JP 23913795 A JP23913795 A JP 23913795A JP H0958296 A JPH0958296 A JP H0958296A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pto
relay
switch
electromagnetic clutch
shift lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23913795A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3475599B2 (ja
Inventor
Taiji Okubo
大治 大久保
Akiyasu Hayashi
晃康 林
Masaru Shimizu
正流 清水
Yasushi Suganuma
康 菅沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP23913795A priority Critical patent/JP3475599B2/ja
Publication of JPH0958296A publication Critical patent/JPH0958296A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3475599B2 publication Critical patent/JP3475599B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、アイドル状態の時(アイドルリレー
5オン時)にPTO操作スイッチ11が誤操作によりオ
ンされると、PTOリレー10が作動してその接点10
−2がオンしていた。そのため、その後、シフトレバー
がPまたはNにされ、インヒビタースイッチ9のスイッ
チ9−1または9−3がオンにされると、電磁クラッチ
15が作動して、意図しないのに突然、架装装置に動力
が取り出されるということがあった。 【解決手段】 シフトレバーがPまたはNにされている
時にのみ閉成するスイッチング手段18を、PTOリレ
ーのリレーコイル10−1に直列に接続した。シフトレ
バーがPおよびN以外の位置にある時は、スイッチング
手段18はオフだから、うっかりPTO操作スイッチ1
1をオンしたとしても、PTOリレーは作動しない。そ
のため、後でシフトレバーがPまたはNにされたとして
も、PTOリレーには通電されず、電磁クラッチ15が
作動することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機搭載車
に搭載したポンプ等の架装装置への、動力取出しを制御
する自動変速機搭載車用PTO制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】車両によっては、クレーンとかポンプと
かといった、使用時に動力を必要とする架装装置を搭載
したものがある。このような車両では、架装装置を使用
する時には、走行用に使うエンジンより動力を取り出し
ているものが多い。その動力取出装置が、PTO装置
(PTO:Power Take Off)である。乗用車以外にも自
動変速機搭載車が普及してくるにつれ、前記のような架
装装置が搭載された自動変速機搭載車も増えてきてい
る。
【0003】図3は、自動変速機搭載車におけるPTO
装置及びその周辺を示すブロック図である。図3におい
て、11はPTO操作スイッチ、15は電磁クラッチ、
20はシフトレバー、21はシフトレバー位置検出装
置、22は電磁クラッチ制御装置、23はエンジン、2
4は動力取出機構、25は架装装置、26は自動変速装
置、27は駆動輪である。
【0004】エンジン23→自動変速装置26→駆動輪
27という系統は、言うまでもなく車両走行用の動力を
伝達する系統である。一方、エンジン23→動力取出機
構24→電磁クラッチ15→架装装置25という系統
は、架装装置25を作動させるための動力を伝達する系
統である。電磁クラッチ15が接続された時に動力が伝
達されるわけであるが、その制御は、電磁クラッチ制御
装置22によって行われる。
【0005】クレーン等の架装装置25は、車両が停止
しているとか、シフトレバーがP(パーキング・ポジシ
ョン)かN(ニュートラル・ポジション)にされている
とかといった、所定の条件が満たされた状態で作動させ
られる。シフトレバー位置検出装置21は、具体的には
インヒビタースイッチであるが、これは、シフトレバー
20がPかNか、あるいはそれ以外の位置にあるかを検
出して、電磁クラッチ制御装置22に知らせる。所定の
条件が整った段階でPTO操作スイッチ11をオンする
と、電磁クラッチ15を接続する信号が、電磁クラッチ
制御装置22から発せられる。
【0006】図2は、従来の自動変速機搭載車用PTO
制御装置の回路構成図である。符号は図3のものに対応
し、1はバッテリ、2はヒューズ、3はスタータスイッ
チ、4はアイドル検出スイッチ、5はアイドルリレー、
5−1はアイドルリレーコイル、5−2はアイドルリレ
ー接点、6はATコントローラ(AT:AutomaticTrans
mission)、7,8はダイオード、9はインヒビタース
イッチ、9−1〜9−3はスイッチ、10はPTOリレ
ー、10−1はPTOリレーコイル、10−2はPTO
リレー接点、12は電磁クラッチリレー、12−1は電
磁クラッチリレーコイル、12−2は電磁クラッチリレ
ー接点、13はPTOインジケータランプ、14はPT
Oインジケータリレー、14−1はPTOインジケータ
リレーコイル、14−2はPTOインジケータリレー接
点である。
【0007】アイドル検出スイッチ4は、エンジンがア
イドル状態となった時にオンされるスイッチである。ア
イドルリレー5は、アイドル状態が検出された時にアイ
ドルリレーコイル5−1に通電され、アイドルリレー接
点5−2がオンされるリレーである。インヒビタースイ
ッチ9は、複数個のスイッチから成り、シフトレバーの
シフト位置に応じてオンするスイッチである。例えば、
Pの位置にされた時には、スイッチ9−1がオンされ
る。同様に、RあるいはNの位置にされた時には、スイ
ッチ9−2あるいは9−3がオンされる。インヒビター
スイッチ9の各スイッチのオン信号は、ATコントロー
ラ6に伝えられ、図示しない自動変速機の制御に用いら
れる。P,Nに対応したスイッチ9−1,9−3は、逆
流阻止用として設けられているダイオード7,8を経た
後、一括してPTOリレー10に接続される。
【0008】PTOリレー10は、PTOリレーコイル
10−1に電流が流された場合、その通電立ち上がり時
にのみ、PTOリレー接点10−2が反対側へ(オフで
あったらオン側へ、オンであったらオフ側へ)倒される
リレーである。PTO操作スイッチ11は、押圧してい
る間のみオンし、押圧力がなくなればオフに復帰する、
いわゆる自己復帰形のスイッチである。PTOインジケ
ータランプ13は、電磁クラッチ15を介して動力が取
り出されていることを表示するランプである。
【0009】次に動作を説明する。電磁クラッチリレー
12がオンすると、バッテリ1→ヒューズ2→電磁クラ
ッチリレー接点12−2→電磁クラッチ15という経路
で電流が流れ、電磁クラッチ15が作動される。その結
果、エンジン側から架装装置側へ、動力が取り出され
る。電磁クラッチリレー12がオンされた時、同時にP
TOインジケータリレー14にも電流が流れるので、P
TOインジケータランプ13が点灯して、動力が取り出
されていることを表示する。
【0010】従って、電磁クラッチ15が、どのような
時に作動され、どのような時に作動されないかが分かれ
ば、このPTO制御装置の動作を理解することが出来
る。架装装置の使用開始は、車両を停止させ、エンジン
がアイドル状態となり、シフトレバーをPまたはNにし
た状態でなされる。エンジンは回転しているから、当然
のことながら、スタータスイッチ3の接点はON位置に
ある。アイドル状態であると、アイドル検出スイッチ4
がオンするから、アイドルリレーコイル5−1に通電さ
れ、アイドルリレー接点5−2はオンとなる。
【0011】シフトレバーがPまたはNにされると、イ
ンヒビタースイッチ9のスイッチ9−1または9−3が
オンとなるから、バッテリ1の電圧は、スタータスイッ
チ3およびインヒビタースイッチ9を経て、PTOリレ
ー接点10−2の両端に印加される。この状態で、PT
O操作スイッチ11をオンすると、バッテリ1→ヒュー
ズ2→スタータスイッチ3→アイドルリレー接点5−2
→PTOリレーコイル10−1→PTO操作スイッチ1
1という経路で通電され、その通電立ち上がり時にPT
Oリレー接点10−2がオンされる。PTOリレー接点
10−2がオンされると、電磁クラッチリレーコイル1
2−1に電流が流れるので、電磁クラッチリレー接点1
2−2がオンされる。その結果、前記したように、電磁
クラッチ15が作動する。
【0012】架装装置の使用が終了し、動力の取り出し
を停止しようとする場合は、エンジンをアイドル状態に
戻し、PTO操作スイッチ11をオンする。アイドル状
態に戻すことによって、アイドルリレー接点5−2はオ
ンとなるが、この状態でPTO操作スイッチ11をオン
すると、PTOリレーコイル10−1に電流が流れ、そ
の通電立ち上がり時にPTOリレー接点10−2がオフ
となり、電磁クラッチリレー12が消勢される。電磁ク
ラッチ15は作動を停止し、動力の伝達がなされなくな
る。
【0013】なお、PTO制御装置に関する従来の文献
としては、例えば、実開昭63−184126号公報,特開平3
−276827号公報等がある。実開昭63−184126号公報の技
術は、うっかりPTO操作スイッチをオンしたままで走
行し、信号等で停車している時にクラッチを接にし、ギ
ヤをN(ニュートラル)にすると、PTO用の電磁クラ
ッチが作動してしまうという欠点を解決したものであ
る。しかし、これは、クラッチペダルを持つ車両(即
ち、手動変速機の車両)に関するものであり、自動変速
機搭載車に関するものではなかった。
【0014】特開平3−276827号公報の技術は、PTO
装置の作動解除が手動スイッチによって行われている
と、オフするのを忘れて走行した場合、PTO装置が作
動してしまうという欠点を解決したものである。車速検
出手段を新たに設け、走行を始めたらPTO装置を自動
的にオフとするようにしている。特開平3−276827号公
報のPTO装置は、自動変速機搭載車に適用されたもの
ではあるが、架装装置のための動力はトルクコンバータ
の後ろの変速機から取り出しているので、ニュートラル
位置では動力を取り出せない。これに対し、前記した図
3,図2のものでは、トルクコンバータ(自動変速装
置)の前の段階で動力を取り出しているので、ニュート
ラル位置でも動力を取り出すことが出来、その点が相違
している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
(問題点)前記した従来の自動変速機搭載車用PTO制
御装置には、アイドル状態の時にPTO操作スイッチが
誤操作によりオンされると、その後、シフトレバーがP
またはNにされた段階で電磁クラッチが作動して、意図
しないのに突然、架装装置に動力が取り出されるという
問題点があった。
【0016】(問題点の説明)アイドル状態の時に、運
転室内でうっかりPTO操作スイッチに触れてしまうこ
とがあるが、そうすると、図2の回路において、アイド
ルリレー接点5−2がオンの時(アイドル状態ゆえ)
に、PTO操作スイッチ11をオンしたことになるわけ
であるから、PTOリレーコイル10−1に通電され、
PTOリレー接点10−2はオンされる(当初、架装装
置は作動されていなかったわけであるから、PTOリレ
ー接点10−2はオフであった)。
【0017】その時、シフトレバーがP,N以外の位置
(例えば、Rの位置)にあれば、インヒビタースイッチ
9のスイッチ9−1も9−3もオフしているから、PT
Oリレー接点10−2を経て、電磁クラッチリレーコイ
ル12−1に流れる電流はない。従って、電磁クラッチ
15は作動しない。しかし、その後の運転においてPま
たはNの位置にシフトされると、インヒビタースイッチ
9のスイッチ9−1または9−3がオンされるから、先
程、誤操作によりオンされているPTOリレー接点10
−2を通って、電磁クラッチリレーコイル12−1に電
流が流れ、電磁クラッチ15が作動する。ドライバーは
何ら意図していないのに、架装装置に動力が取り出さ
れ、突然、作動を開始することになる。
【0018】意図していない時に作動を開始すること自
体が危険であることの他、作動の準備が出来ていない状
態で動力がかけられることにより、PTO装置に関係す
る機械部品を劣化させたり破損させたりするという不都
合が発生する。例えば、架装装置が消防ポンプの場合、
それを作動させる前にはポンプに水を入れておくから、
作動させても水の抵抗のために回転が急激に上昇するこ
とはない。しかし、そのような準備をしていない時に作
動させられると、水の抵抗がないためにポンプの回転が
異常に上昇し、機械部品を劣化させたり破損させたりす
る。本発明は、以上のような問題点を解決することを課
題とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では、シフトレバーがパーキングまたはニュ
ートラルポジションにされた時に閉成するスイッチを有
するインヒビタースイッチと、PTOリレーコイルに対
して直列に、エンジンがアイドル状態となった時にオン
するアイドルリレーおよび自己復帰形のPTO操作スイ
ッチが接続され、該PTOリレーコイルに通電された時
にPTOリレー接点が反対側に倒されるPTOリレー
と、前記インヒビタースイッチおよび前記PTOリレー
を経て電磁クラッチリレーコイルへの通電がなされる電
磁クラッチリレーと、該電磁クラッチリレーが付勢され
た時に作動され、エンジンからの動力を架装装置に伝達
する電磁クラッチとを具える自動変速機搭載車用PTO
制御装置において、シフトレバーがパーキングまたはニ
ュートラルポジションにされている時にのみ閉成するス
イッチング手段を、前記PTOリレーコイルに直列に接
続することとした。
【0020】(解決する動作の概要)シフトレバーがP
およびN以外の位置にある時は、PTOリレーのリレー
コイルに直列に接続してあるスイッチング手段は、オフ
にされている。従って、誤操作によりうっかりPTO操
作スイッチをオンしたとしても、PTOリレーのリレー
コイルには通電されないからPTOリレーは作動せず、
そのリレー接点がオンとなることはない。そのため、そ
の後でシフトレバーがPまたはNにされたとしても、P
TOリレーには通電されず、架装装置へ動力を伝達する
電磁クラッチが作動することはない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の自動変速機
搭載車用PTO制御装置の回路構成図である。符号は図
2のものに対応し、16は第1常閉リレー、16−1は
第1常閉リレーコイル、16−2は第1常閉リレー接
点、17は第2常閉リレー、17−1は第2常閉リレー
コイル、17−2は第2常閉リレー接点、18はスイッ
チング手段である。図2と同じ符号のものは、同様の構
成を有し、同様の動作をするので、それらについての説
明は省略する。構成上、図2の従来例と相違する点は、
PTOリレーコイル10−1に対して直列に、スイッチ
ング手段18を新たに接続したという点である。
【0022】スイッチング手段18は、シフトレバーが
PまたはNにされている時にのみ閉成するスイッチング
手段であり、例えば、2つの常閉リレー16,17で構
成することが出来る。第2常閉リレー接点17−2は、
アイドルリレー接点5−2と、PTOリレーコイル10
−1との間というように、PTOリレー10の付勢電流
が流れる経路中に接続される。
【0023】第2常閉リレーコイル17−1の一方の端
子は、第1常閉リレー接点16−2を経てスタータスイ
ッチ3へ接続され、他方の端子はアースに接続される。
第1常閉リレーコイル16−1の一方の端子は、ダイオ
ード7,8を経てインヒビタースイッチ9のP,Nに対
応するスイッチ9−1,9−3に接続され、他方の端子
はアースに接続される。
【0024】次に、このスイッチング手段18の役割お
よび動作について説明する。スイッチング手段18の役
割は、シフトレバーがPまたはNにされていない限り、
PTO操作スイッチ11を操作したとしても、PTOリ
レー10は作動しないようにすることである。動作を、
シフトレバーがPまたはNにされている場合と、それ以
外の位置にされている場合とに分けて説明する。なお、
PTOリレー接点10−2は、当初、オフとなっている
とする。
【0025】(1)シフトレバーがPまたはNにされて
いる場合 シフトレバーがPまたはNにされていると、インヒビタ
ースイッチ9のスイッチ9−1または9−3がオンして
いるから、第1常閉リレーコイル16−1には、バッテ
リ1→スタータスイッチ3→インヒビタースイッチ9→
ダイオード7または8という経路で、電流が流れる。す
ると、第1常閉リレー接点16−2がオフとなり、第2
常閉リレーコイル17−1には電流が流れない。そのた
め、第2常閉リレー接点17−2はオンとなったままで
ある。
【0026】そのような場合、エンジンがアイドル状態
となっているときに(従って、アイドルリレー接点5−
2はオン)、PTO操作スイッチ11を押すと、PTO
リレーコイル10−1に電流が流れる。従って、PTO
リレー接点10−2はオンとなり、電磁クラッチリレー
コイル12−1には、バッテリ1→スタータスイッチ3
→インヒビタースイッチ9→ダイオード7または8→P
TOリレー接点10−2という経路で、電流が流れる。
このような動作は、PTO装置を使用しようとする場合
に行われる動作である。
【0027】(2)シフトレバーがPおよびN以外の位
置にされている場合 シフトレバーがPおよびN以外の位置(例えば、Rの位
置)にされていると、インヒビタースイッチ9のスイッ
チ9−1および9−3は、オフとなっている。そのた
め、第1常閉リレーコイル16−1には電流は流れず、
第1常閉リレー接点16−2はオンのままである。する
と、第2常閉リレーコイル17−1には、バッテリ1→
スタータスイッチ3→第1常閉リレー接点16−2とい
う経路で電流が流れ、第2常閉リレー接点17−2はオ
フとなる。
【0028】そのような場合で、且つエンジンがアイド
ル状態となっているときに(従って、アイドルリレー接
点5−2はオン)、誤操作によりうっかりPTO操作ス
イッチ11を押してしまったとしても、第2常閉リレー
接点17−2オフのため、PTOリレーコイル10−1
に電流が流れることはない。従って、PTOリレー接点
10−2はオフのままである。
【0029】この後、車両運転の必要上、仮にシフトレ
バーがPまたはNにされ、インヒビタースイッチ9のス
イッチ9−1または9−3がオンに変わったとしても、
電磁クラッチリレーコイル12−1に電流が流れること
はない(図2の従来例では、流れてしまっていた)。な
ぜなら、PTOリレー接点10−2が、オフとなってい
るからである。従って、意図しない時に突然、電磁クラ
ッチ15が作動し、架装装置への動力取り出しが開始さ
れるなどということはなくなる。
【0030】なお、上例では、スイッチング手段18
を、2つの常閉リレーを組み合わせて構成したが、トラ
ンジスタやサイリスタ等の電子的スイッチを用いて構成
することも、勿論可能である。
【0031】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の自動変速機搭
載車用PTO制御装置によれば、シフトレバーがPまた
はNにされている時にのみ閉成するスイッチング手段
を、PTOリレーのリレーコイルに直列に接続している
ので、シフトレバーがPおよびN以外の位置にある時
に、PTO操作スイッチをうっかりオンとしても、PT
Oリレーが作動することはない。そのため、その後でシ
フトレバーがPまたはNにされたとしても、PTOリレ
ーを通って電磁クラッチリレーに通電されることはな
く、電磁クラッチが作動することはない。従って、意図
しないのに突然、架装装置に動力が伝達され始めるとい
うことが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自動変速機搭載車用PTO制御装置
の回路構成図
【図2】 従来の自動変速機搭載車用PTO制御装置の
回路構成図
【図3】 自動変速機搭載車におけるPTO装置及びそ
の周辺を示すブロック図
【符号の説明】
1…バッテリ、2…ヒューズ、3…スタータスイッチ、
4…アイドル検出スイッチ、5…アイドルリレー、6…
ATコントローラ、7,8…ダイオード、9…インヒビ
タースイッチ、10…PTOリレー、11…PTO操作
スイッチ、12…電磁クラッチリレー、13…PTOイ
ンジケータランプ、14…PTOインジケータリレー、
15…電磁クラッチ、16…第1常閉リレー、17…第
2常閉リレー、18…スイッチング手段、20…シフト
レバー、21…シフトレバー位置検出装置、22…電磁
クラッチ制御装置、23…エンジン、24…動力取出機
構、25…架装装置、26…自動変速装置、27…駆動
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅沼 康 藤沢市土棚8番地 いすゞエンジニアリン グ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフトレバーがパーキングまたはニュー
    トラルポジションにされた時に閉成するスイッチを有す
    るインヒビタースイッチと、PTOリレーコイルに対し
    て直列に、エンジンがアイドル状態となった時にオンす
    るアイドルリレーおよび自己復帰形のPTO操作スイッ
    チが接続され、該PTOリレーコイルに通電された時に
    PTOリレー接点が反対側に倒されるPTOリレーと、
    前記インヒビタースイッチおよび前記PTOリレーを経
    て電磁クラッチリレーコイルへの通電がなされる電磁ク
    ラッチリレーと、該電磁クラッチリレーが付勢された時
    に作動され、エンジンからの動力を架装装置に伝達する
    電磁クラッチとを具える自動変速機搭載車用PTO制御
    装置において、シフトレバーがパーキングまたはニュー
    トラルポジションにされている時にのみ閉成するスイッ
    チング手段を、前記PTOリレーコイルに直列に接続し
    たことを特徴とする自動変速機搭載車用PTO制御装
    置。
JP23913795A 1995-08-24 1995-08-24 自動変速機搭載車用pto制御装置 Expired - Fee Related JP3475599B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23913795A JP3475599B2 (ja) 1995-08-24 1995-08-24 自動変速機搭載車用pto制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23913795A JP3475599B2 (ja) 1995-08-24 1995-08-24 自動変速機搭載車用pto制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0958296A true JPH0958296A (ja) 1997-03-04
JP3475599B2 JP3475599B2 (ja) 2003-12-08

Family

ID=17040327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23913795A Expired - Fee Related JP3475599B2 (ja) 1995-08-24 1995-08-24 自動変速機搭載車用pto制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3475599B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017226324A (ja) * 2016-06-22 2017-12-28 株式会社クボタ 作業機におけるpto軸の駆動装置
US10632841B2 (en) 2016-06-22 2020-04-28 Kubota Corporation Drive device for PTO shaft of working machine

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102240419B1 (ko) * 2017-08-28 2021-04-15 엘에스엠트론 주식회사 Pto 제어 장치가 구비된 농작업차량

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017226324A (ja) * 2016-06-22 2017-12-28 株式会社クボタ 作業機におけるpto軸の駆動装置
US10632841B2 (en) 2016-06-22 2020-04-28 Kubota Corporation Drive device for PTO shaft of working machine
US11472285B2 (en) 2016-06-22 2022-10-18 Kubota Corporation Drive device for PTO shaft of working machine

Also Published As

Publication number Publication date
JP3475599B2 (ja) 2003-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5541132B2 (ja) 車両用制御装置
EP3636501B1 (en) Automatic parking control method and automatic parking control apparatus for vehicles
JP2000515955A (ja) 自動車における制御装置の作動装置
US20050007246A1 (en) System and method of automatically activating vehicle hazard light in the event of engine stall
JPH1199889A (ja) 車両用電子式制御装置
KR100352072B1 (ko) 자동변속 차량의 급발진 제동장치 및 그 제어방법
JPH0958296A (ja) 自動変速機搭載車用pto制御装置
JP3362156B2 (ja) 車両の電圧制御装置
JP3475656B2 (ja) Pto制御装置
JPH10248104A (ja) 電気自動車の制御装置
JPH08175210A (ja) 前後輪駆動車両
JPH10246321A (ja) 車両の変速装置
JP3711894B2 (ja) エンジンの再始動制御装置
JP2536606B2 (ja) 車両のブレ―キエネルギ―回生装置
JP2002058105A (ja) 電気自動車の回生ブレーキ制御装置
JPH07117515A (ja) 農業用作業車の安全装置
KR100783864B1 (ko) 경사로 주차브레이크 자동작동장치의 안전차단장치
KR100428103B1 (ko) 자동차의 급발진 방지장치
KR100452192B1 (ko) 자동차의 급발진 방지장치
JP2574884Y2 (ja) スイッチ式自動車用オートチェンジのパーキング装置
KR100380614B1 (ko) 자동차의 자동 파킹장치
JPH11247745A (ja) 車両のスタータ制御装置
JP2000170566A (ja) 車両の発進補助装置
JPS6241862Y2 (ja)
JPH11151949A (ja) At(オートマチックトランスミッション)搭載車のエンジン制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090926

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090926

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100926

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees