JPH0957796A - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

Info

Publication number
JPH0957796A
JPH0957796A JP22072995A JP22072995A JPH0957796A JP H0957796 A JPH0957796 A JP H0957796A JP 22072995 A JP22072995 A JP 22072995A JP 22072995 A JP22072995 A JP 22072995A JP H0957796 A JPH0957796 A JP H0957796A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
fixed
plate
slide block
injection molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22072995A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Fukuda
耕治 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bando Chemical Industries Ltd filed Critical Bando Chemical Industries Ltd
Priority to JP22072995A priority Critical patent/JPH0957796A/ja
Publication of JPH0957796A publication Critical patent/JPH0957796A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄肉部と横穴を有する成形品を成形するに際
して、成形サイクル(成形時間)は現状のままで成形品
に変形の生じない射出成形用金型を提供する。 【解決手段】 型締時には、横穴形成ピンを突設したコ
アブロック13を備えたスライドブロック12で成形品
を形成するコア部15を挟持・固定し、ロッキングピン
17をコアブロック13とスライドブロック12の間に
形成されるV字状溝18に嵌合する。型開き第一ステッ
プにおいて、V字状溝18からロッキングピン17を離
脱し、内蔵したスプリング14の弾発力によりコアブロ
ック13をシリンダ4中心線と直交する方向にスライド
ブロック12内をスライドさせ、型開き第二ステップに
おいて、アンギュラピン16によってスライドブロック
12をシリンダ4中心線と直交する方向にスライドさせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンパクトディス
ク等に記録された情報の読み取り装置を3次元方向に移
動可能に支持する支持体等に代表される、薄肉部と横穴
を有する成形品を成形するための射出成形用金型に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コンパクトディスクや光ディスク
等に記録された情報の読み取り装置を3次元方向に移動
可能に支持する支持体等に代表される、薄肉部と横穴を
有する成形品(例えば、図4に示すように、数箇所の薄
肉部31と2〜3箇所の横穴32を有するもの)を射出
成形によって得ようとする場合、図5に示すように、固
定側取付板33と固定側型板34と移動側型板35を有
する射出成形用金型において、固定側取付板33に設け
たスプルブッシュ36から金型のキャビティ内に溶融樹
脂を射出し、保圧・冷却を経て成形品の固化が完了した
後に型開きを開始し、固定側型板34と移動側型板35
の間が開くにつれ、移動側型板35のキャビティ内に成
形品を保持した状態で、移動側型板35上に設けられた
ガイド溝に沿って横穴形成ピン37を有するスライドブ
ロック38、38を溶融樹脂の射出方向と直交する方向
にスライドさせ、横穴形成ピン37を抜くという方法が
行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、成形品のヒ
ンジ部厚みが非常に薄く、しかも変形しやすい樹脂材料
であり、型開時、横穴形成ピン37の引き抜き(離型)
抵抗が大きいため、成形品の一部が変形してしまうとい
う問題があった。また、成形品の変形を抑えるために横
穴形成ピン37の引き抜き速度を極端に下げたり、ピン
表面を平滑にする等の手段を講じても、生産性が落ちる
だけで、その上変形のバラツキも出て満足な形状の成形
品は得られなかった。
【0004】本発明は従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、薄肉
部と横穴を有する成形品を成形するに際して、成形サイ
クル(成形時間)は現状のままで成形品に変形の生じな
い射出成形用金型を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、薄肉部と横穴を有する成形品を変形するこ
となく成形するための射出成形用金型であって、射出成
形機のシリンダから固定側取付板のスプルブッシュを経
て金型内に射出した溶融樹脂を、固定側型板と移動側型
板とで形成されるキャビティ内に充填して保圧・冷却後
に型開きをして成形品を取り出す射出成形用金型におい
て、型締時には、横穴形成ピンを突設し且つスプリング
を内蔵したコアブロックを備えたスライドブロックで成
形品を形成するコア部を挟持・固定するとともに固定側
取付板に一端を固定したロッキングピンの他端を上記コ
アブロックとスライドブロックの間に形成されるV字状
溝に嵌合し、型開き第一ステップにおいて、固定側型板
を固定側取付板より引き離してV字状溝からロッキング
ピンを離脱し、内蔵したスプリングの弾発力によりコア
ブロックを上記シリンダ中心線と直交する方向にスライ
ドブロック内をスライドさせ、型開き第二ステップにお
いて、移動側型板を移動させて固定側型板と移動側型板
とを離間することにより、固定側型板に設けたアンギュ
ラピンによってスライドブロックを上記シリンダ中心線
と直交する方向にスライド可能に構成したことを特徴と
している。
【0006】本発明において、薄肉部とは、屈曲により
ヒンジ性能を持たせる部分で他の部分より薄く、具体的
には0.05〜1.0mm程度の厚さの部分をいう。ま
た、横穴とは、射出成形機の射出シリンダ中心線に対し
て直交する方向の穴をいい、径に対して深さが3倍以上
のものをいう。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を、
図示例とともに説明する。図1は本発明の射出成形用金
型を含む射出成形機の型締時の断面を示し、図2は本発
明の射出成形用金型の型開時の第一ステップの断面を示
し、図3は本発明の射出成形用金型の型開時の第二ステ
ップの断面を示す。
【0008】図1において、1は射出成形機を構成する
射出機構、2は射出成形用金型である。3は樹脂材料を
投入するホッパー、4はヒータ5を有するシリンダ、6
はシリンダ4内の樹脂材料を移送するスクリューであ
り、該スクリュー6は油圧モータ7によって作動する。
【0009】8は固定側取付板、9は固定側型板、10
は移動側型板である。11は金型内で最初に溶融樹脂が
通過するスプルブッシュ、12は移動側型板に設けられ
たガイド溝(図示せず)に沿ってシリンダ4の中心線と
直交する方向にスライド可能なスライドブロックであ
る。13はスプリング14を内蔵したコアブロックで、
コアブロック13はスプリング14の弾発力によりスラ
イドブロック12内をシリンダ4の中心線と直交する方
向にスライド可能である。係るコアブロック13を収容
するスライドブロック12、12により成形品を形成す
るコア部15は挟持・固定されている。16は固定側型
板8に取り付けられたアンギュラピンであり、スライド
ブロック12を貫通しており、コア部15の両側に各1
個のアンギュラピンが設置されている。17はロッキン
グピンであり、一端を固定側取付板8に固定され、他端
はスライドブロック12とコアブロック13で形成され
るV字状溝18に嵌合している。
【0010】以上のように構成される射出成形機を用い
て射出成形する方法について、以下に説明する。
【0011】図1に示す射出成形機において、シリンダ
4からスプルブッシュ11を経て金型内に射出した溶融
樹脂をキャビティ19内に充填し、所定圧力で一定時間
保圧した後に冷却して成形品の固化が完了した後に型開
きをする。型開きは、第一ステップと第二ステップから
なる。すなわち、その第一ステップしては、図2に示す
ように、移動側取付板(図示せず)がシリンダから遠ざ
かる方向に後退すると、スプリング20の作用により、
固定側型板9が固定側取付板8から引き離されていき、
ロッキングピン17はスライドブロック12とコアブロ
ック13との間に形成されたV字状溝18から離脱す
る。ロッキングピン17がV字状溝18から離脱する
と、コアブロック13は内蔵するスプリング14の弾発
力によりスライドブロック12内をシリンダ4(図1参
照)の中心線と直交する方向にスライドし、横穴形成ピ
ン21が射出成形品から抜ける。また、この段階では、
成形品を形成するコア部15を取り巻く、固定側型板
9、スライドブロック12、移動側型板10は型締され
た状態にあり、アンギュラピン16も作動しないので、
成形品は固定されているので変形することはない。
【0012】次に、型開きの第二ステップは、図3に示
すように、移動側取付板(図示せず)を更にシリンダか
ら遠ざかる方向に後退させ、それと一体に固定されてい
る移動側型板10をシリンダから遠ざかる方向に移動さ
せると、スライドブロック12はアンギュラピン16に
ガイドされ固定側型板9より離れつつ、移動側型板10
上に設けられたガイド溝(図示せず)に沿ってシリンダ
4の中心線と直交する方向にスライドする。かくして、
成形品は型締状態から開放され、突出ピン(図示せず)
で軽く突くだけで図4に示すような形状の成形品を変形
も生じずに容易に取り出すことができる。
【0013】以上の一連の動作は、連鎖反応的に起こる
ので、従来法に比して成形サイクルが長くなることはな
い。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、薄肉部と横穴を有する
成形品を成形するに際して、成形サイクル(成形時間)
は現状のままで成形品に変形の生じない射出成形用金型
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出成形用金型を含む射出成形機の型
締時の断面図である。
【図2】本発明の射出成形用金型の型開時の第一ステッ
プの断面図である。
【図3】本発明の射出成形用金型の型開時の第二ステッ
プの断面図である。
【図4】薄肉部と横穴を有する成形品の一例を示す斜視
図である。
【図5】従来の射出成形用金型の断面図である。
【符号の説明】
1…射出機構 2…射出成形用金型 4…シリンダ 8…固定側取付板 9…固定側型板 10…移動側型板 11…スプルブッシュ 12…スライドブロック 13…コアブロック 14…スプリング 15…コア部 16…アンギュラピン 17…ロッキングピン 18…V字状溝 19…キャビティ 20…スプリング 21…横穴形成ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄肉部と横穴を有する成形品を変形する
    ことなく成形するための射出成形用金型であって、射出
    成形機のシリンダから固定側取付板のスプルブッシュを
    経て金型内に射出した溶融樹脂を、固定側型板と移動側
    型板とで形成されるキャビティ内に充填して保圧・冷却
    後に型開きをして成形品を取り出す射出成形用金型にお
    いて、型締時には、横穴形成ピンを突設し且つスプリン
    グを内蔵したコアブロックを備えたスライドブロックで
    成形品を形成するコア部を挟持・固定するとともに固定
    側取付板に一端を固定したロッキングピンの他端を上記
    コアブロックとスライドブロックの間に形成されるV字
    状溝に嵌合し、型開き第一ステップにおいて、固定側型
    板を固定側取付板より引き離してV字状溝からロッキン
    グピンを離脱し、内蔵したスプリングの弾発力によりコ
    アブロックを上記シリンダ中心線と直交する方向にスラ
    イドブロック内をスライドさせ、型開き第二ステップに
    おいて、移動側型板を移動させて固定側型板と移動側型
    板とを離間することにより、固定側型板に設けたアンギ
    ュラピンによってスライドブロックを上記シリンダ中心
    線と直交する方向にスライド可能に構成したことを特徴
    とする射出成形用金型。
JP22072995A 1995-08-29 1995-08-29 射出成形用金型 Pending JPH0957796A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22072995A JPH0957796A (ja) 1995-08-29 1995-08-29 射出成形用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22072995A JPH0957796A (ja) 1995-08-29 1995-08-29 射出成形用金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0957796A true JPH0957796A (ja) 1997-03-04

Family

ID=16755616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22072995A Pending JPH0957796A (ja) 1995-08-29 1995-08-29 射出成形用金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0957796A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8147238B1 (en) * 2010-12-03 2012-04-03 Cheng Uei Precision Industry Co., Ltd. Mold having sliders
CN108515672A (zh) * 2018-05-18 2018-09-11 绍兴振荣汽车零部件有限公司 侧抽注塑模具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8147238B1 (en) * 2010-12-03 2012-04-03 Cheng Uei Precision Industry Co., Ltd. Mold having sliders
CN108515672A (zh) * 2018-05-18 2018-09-11 绍兴振荣汽车零部件有限公司 侧抽注塑模具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1504874B1 (en) A mold for injection molding and a method of operating a mold
JP3849903B2 (ja) 成形金型及び成形方法
JPS6152779B2 (ja)
JP2867963B2 (ja) 樹脂成形装置
JPH0957796A (ja) 射出成形用金型
JPH10138298A (ja) 射出成形機
JPH09225969A (ja) 射出成形金型
JP2000301578A (ja) インサート成形装置およびその使用方法
JP2010105168A (ja) 多材射出成形装置および多材射出成形方法ならびに多材射出成形金型
JP3005211B1 (ja) 射出成形金型
JP2009113221A (ja) 射出成型用金型
CN212312666U (zh) 模具顶针板顶出机构
JP2014133353A (ja) モールド射出成形金型
JP3208758B2 (ja) 射出圧縮成形方法およびこの方法に用いる射出圧縮成形用金型装置
JP3168402B2 (ja) 射出成形金型装置
JP3189267B2 (ja) 成形用金型装置
JPH06847A (ja) 射出成形用金型装置
JPH09225967A (ja) 射出成形金型
JPH07237251A (ja) 射出成形金型
JPH09225968A (ja) プラスチックレンズ成形用の射出成形用金型
JPH08142145A (ja) 射出成形用金型及びそれを用いた射出圧縮成形法
JPH08142135A (ja) 射出成形用金型
JP3341582B2 (ja) 射出成形用金型
JPH1044162A (ja) 突き出し機構付き金型
JPH06344402A (ja) 射出圧縮成形用金型