JPH0955641A - 選局方法およびそれを使用した受信機 - Google Patents

選局方法およびそれを使用した受信機

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JPH0955641A
JPH0955641A JP20961395A JP20961395A JPH0955641A JP H0955641 A JPH0955641 A JP H0955641A JP 20961395 A JP20961395 A JP 20961395A JP 20961395 A JP20961395 A JP 20961395A JP H0955641 A JPH0955641 A JP H0955641A
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JP20961395A
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Akiko Terayama
晶子 寺山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】同じ信号を隣接した2つのチャネルで受信する
ことを防止すると共に、無駄なサーチを省いてサーチ時
間を短縮する。 【解決手段】複数のチャネルに夫々対応して受信領域が
設定され、所定チャネルの選局時にはそのチャネルの受
信領域を含むように設定されたサーチ領域をサーチして
信号を受信する。キー入力装置5の操作でオートプリセ
ット要求が出される場合、選局装置2は複数のチャネル
で連続してサーチして選局動作をし、制御装置4は信号
を受信する毎に選局データDFをプリセットメモリに記
憶させる。ここで、あるチャネルのサーチ領域が前のチ
ャネルのサーチ領域と重なる場合には、その重なり部分
をサーチの1ステップ分に制限する。サーチ領域の重な
り部分に存在する信号を隣接する2つのチャネルで受信
することを防止できる。また、隣接する2チャネルで重
複してサーチする部分が少なくなり、サーチ時間を短縮
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テレビ受像機等
に適用して好適な選局方法およびそれを使用した受信機
に関する。詳しくは、複数のチャネルで連続して選局す
る場合には隣接チャネルとの関係に応じてサーチ領域を
変動させることによって、隣接する2つのチャネルで同
じ信号が受信されることを防止すると共に、無駄なサー
チを省いてサーチ時間を短縮しようとした選局方法およ
びそれを使用した受信機に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばCATV(Cable Televisi
on)放送等を受信するためのテレビ受像機としてチャネ
ル選局を行う選局装置を有するものが提案されている。
チャネル選局では、そのチャネルの中心周波数に対して
正負の両方向に所定領域(サーチ領域)を設定し、その
中に存在する信号を受信するようにサーチをする。1つ
のチャネルで受信しなければいけない周波数の範囲(受
信領域)はチャネルプランによって決まり、サーチ領域
はその受信領域内の信号を確実に受信できるように設定
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】サーチ領域はその受信
領域の境界に存在する信号を確実に受信できるようにす
るため、例えば受信領域をサーチの1ステップ分だけ広
くした領域に設定される。この場合、隣り合ったチャネ
ルのサーチ領域が重なることがある。そのため、チャネ
ルを切り換えながら連続して選局していくとき、サーチ
領域の重なり部分に存在する信号を2つのチャネルで受
信し、例えばオートプリセット時に同一の局を2つのプ
リセットポジションにプリセットしてしまう等の不都合
があった。また、チャネルを切り換えながら連続して選
局していく場合、サーチ領域の重なり部分のために、無
駄なサーチ時間を費やすという不都合があった。
【0004】図11は、サーチ領域の設定例を示してい
る。fn,fn+1,fn+2はそれぞれnチャネル、n+1
チャネル、n+2チャネルの局部発振周波数の中心周波
数である。nチャネルの受信領域はfn−fa〜fn+fa
であり、n+1チャネルの受信領域はfn+1−fa〜f
n+1+faであり、n+2チャネルの受信領域はfn+2
a〜fn+2+faである。そして、fn+fa=fn+1−f
a、fn+1+fa>fn+2−faの関係があるものとする。
【0005】このとき、nチャネルのサーチ領域はfLn
(fn−fa−Δf)〜fHn(fn+fa+Δf)に設定さ
れ、n+1チャネルのサーチ領域はfLn+1(fn+1−fa
−Δf)〜fHn+1(fn+1+fa+Δf)に設定され、n
+2チャネルのサーチ領域はfLn+2(fn+2−fa−Δ
f)〜fHn+2(fn+2+fa+Δf)に設定される。Δf
はサーチの1ステップ分の周波数である。例えば、fa
=4MHz、Δfは0.28MHzである。このように
nチャネル、n+1チャネル、n+2チャネルのサーチ
領域が設定される場合、nチャネルとn+1チャネルの
サーチ領域に重なり部分Fnが生じ、またn+1チャネ
ルとn+2チャネルのサーチ領域に重なり部分Fn+1
生じる。
【0006】図11に示すようにサーチ領域が設定され
た場合のnチャネル、n+1チャネル、n+2チャネル
の連続した選局の動作を、図12を参照しながら説明す
る。なお、重なり部分Fnに信号S0が存在するものとす
る。nチャネルの選局では、局部発振周波数をfLnより
Δfずつ大きくすることでサーチしていき、重なり部分
nに存在する信号S0を受信した時点でサーチを停止
し、nチャネルにおける選局動作を終わる。
【0007】続く、n+1チャネルの選局では、局部発
振周波数をfLn+1よりΔfずつ大きくすることでサーチ
していき、重なり部分Fnに存在する信号S0を受信し、
さらに局部発振周波数をΔfずつ大きくしていきfHn+1
となった時点でサーチを停止し、n+1チャネルにおけ
る選局動作を終わる。続く、n+2チャネルの選局では
局部発振周波数をfLn+2よりΔfずつ大きくすることで
サーチしていきfHn+2となった時点でサーチを停止し、
n+2チャネルにおける選局動作を終わる。
【0008】この発明では、同じ信号を隣接した2つの
チャネルで受信することを防止すると共に、無駄なサー
チを省いてサーチ時間を短縮すことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数のチャ
ネルにそれぞれ対応して受信領域が設定され、所定チャ
ネルの選局時にはそのチャネルの受信領域を含むように
設定されたサーチ領域をサーチして信号を受信する選局
方法において、複数のチャネルで連続して選局する場合
には隣接チャネルとの関係に応じてサーチ領域を変動さ
せるものである。例えば、隣接チャネルとサーチ領域が
重なる場合にはその重なり部分をサーチの1ステップ分
に制限するものである。
【0010】また、この発明は、複数のチャネルにそれ
ぞれ対応して受信領域が設定され、所定チャネルの選局
時にはそのチャネルの受信領域を含むように設定された
サーチ領域をサーチして信号を受信する受信機におい
て、複数のチャネルで連続して選局して自動的に局をプ
リセットするオートプリセット機能を有し、複数のチャ
ネルで連続して選局する場合には隣接チャネルとの関係
に応じてサーチ領域を変動させる選局制御手段を備える
ものである。例えば、選局制御手段は、隣接チャネルと
サーチ領域が重なる場合にはその重なり部分をサーチの
1ステップ分に制限するものである。
【0011】あるチャネルのサーチ領域を設定する際、
サーチ領域を局部発振周波数の中心周波数に対して正負
の所定範囲に設定した場合に前のチャネルのサーチ領域
と重なるか否かを判定する。サーチ領域が重なるとき
は、前のサーチ領域との重なり部分が例えばサーチの1
ステップ分となるようにサーチ領域を設定する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態を説明する。図1は実施の形態として
のテレビ受像機100を示している。図1に示すテレビ
受像機100は、テレビ放送信号を受信するアンテナ1
と、このアンテナ1で受信される複数のテレビ放送信号
に対して選局動作をする選局装置2と、陰極管(CR
T:cathode-ray tube)や液晶表示装置(LCD:liqu
id crystal display)等を有して構成される表示装置3
と、マイクロコンピュータ(以下、「マイコン」とい
う)を備えてなる制御装置4と、キー入力装置5とを有
している。
【0013】選局装置2では制御装置4の制御によって
チャネル選局の動作が行われる。この場合、制御装置4
から選局装置2には局部発振周波数を制御するための周
波数データDFが供給される。例えば、選局装置2が周
波数シンセサイザ方式のものである場合、データDFは
PLL(phase lock loop)回路を構成する可変分周器
の分周比データである。また、選局装置2から制御装置
4にはテレビ放送信号の受信状態を示す受信判別信号S
Dが供給される。この受信判別信号SDは、例えば映像
中間周波信号を検出して得られる周知のAFT(automa
tic fine tuning)信号である。なお、選局装置2に
は、選局動作をして映像中間周波信号を得るための選局
回路の他に、映像中間周波信号を増幅するための映像中
間周波増幅回路、映像中間周波数信号を検波して映像信
号を得るための映像検波回路も備えている。
【0014】制御装置4は上述したように選局装置2の
動作を制御すると共に、システム全体の動作を制御する
ためのものである。ユーザ操作に基づいて、キー入力装
置5より制御装置4には、選局要求等のコマンドCMD
が供給される。表示装置3には選局装置2より出力され
る映像信号SVが供給され、この映像信号SVによる画
像が表示される。また、表示装置3には制御装置4より
チャネルやプリセットポジション等の表示用データDD
が供給される。表示装置3はOSD(on screen displa
y)回路を備えており、ユーザのキー入力装置5の操作
でプリセットポジション指定やチャネル指定等による選
局要求が出された場合に、それら指定されたプリセット
ポジションやチャネルが表示される。
【0015】以上の構成において、ユーザのキー入力装
置5の操作によってプリセットポジション指定による選
局要求が出された場合は、制御装置4より選局装置2に
指定されたプリセットポジションの周波数データDFが
供給され、局部発振周波数が指定されたプリセットポジ
ションのテレビ放送信号を受信するための周波数に制御
される。これにより、選局装置2では指定されたプリセ
ットポジションのテレビ放送信号が受信される。そし
て、表示装置3にはそのテレビ放送信号に係る映像信号
SVによる画像が表示される。このとき、制御装置4よ
り表示装置3には指定されたプリセットポジションと、
そのポジションのテレビ放送信号のチャネルを表示する
表示用データDDが供給され、表示装置3にプリセット
ポジションとチャネルがスーパーインポーズ表示され
る。
【0016】また、ユーザのキー入力装置5の操作によ
ってチャネル指定による選局要求が出された場合は、制
御装置4より選局装置2に指定されたチャネルのサーチ
領域をサーチするように順次変更された周波数データD
Fが供給される。そして、制御装置4は選局装置2より
供給される受信判別信号SDによってテレビ放送信号の
受信を確認した時点で周波数データDFの変更を止める
ため、そのテレビ放送信号の受信状態が保持され、表示
装置3にはそのテレビ放送信号に係る映像信号SVによ
る画像が表示される。このとき、制御装置4より表示装
置3には指定されたチャネルを表示する表示用データD
Dが供給され、表示装置3にチャネルがスーパーインポ
ーズ表示される。
【0017】また、ユーザのキー入力装置5の操作によ
って、オートプリセット要求が出された場合には、制御
装置4より選局装置2に最小値のチャネルから全てのチ
ャネルのサーチ領域をサーチするように順次変更された
周波数データDFが供給される。そして、制御装置4は
選局装置2より供給される受信判別信号SDによってテ
レビ放送信号の受信を確認する毎に、最小値のプリセッ
トポジションから順に対応させて周波数データDFをプ
リセットメモリに記憶させる。この場合、あるチャネル
でテレビ放送信号の受信が行われた後は、直ちに次のチ
ャネルのサーチ領域をサーチするように周波数データD
Fが変更される。なお、このオートプリセット動作でテ
レビ放送信号が受信される毎に、そのテレビ放送信号に
係る映像信号SVによる画像が表示装置3に表示される
と共に、表示用データDDによってプリセットポジショ
ンやチャネルが表示装置3にスーパーインポーズ表示さ
れる。
【0018】また、ユーザのキー入力装置5の操作によ
って、サーチ方向(アップ方向またはダウン方向)の指
定を伴ってセミオートサーチ要求が出された場合には、
制御装置4より選局装置2に現在の状態から指定された
サーチ方向にチャネルを順次切り換えてサーチするよう
に順次変更された周波数データDFが供給される。そし
て、制御装置4は選局装置2より供給される受信判別信
号SDによってテレビ放送信号の受信を確認した時点で
周波数データDFの変更を止めるため、そのテレビ放送
信号の受信状態が保持され、表示装置3にはそのテレビ
放送信号に係る映像信号SVによる画像が表示される。
このとき、制御装置4より表示装置3には受信されたテ
レビ放送信号のチャネルを表示する表示用データDDが
供給され、表示装置3にチャネルがスーパーインポーズ
表示される。
【0019】なお、上述せずも、選局装置2であるテレ
ビ放送信号が受信された状態で、ユーザのキー入力装置
5の操作でプリセットポジションの指定を伴ってプリセ
ット要求が出されると、制御装置4はそのプリセットポ
ジションに対応させて、受信されているテレビ放送信号
に係る周波数データDFをプリセットメモリに記憶させ
る。
【0020】上述したチャネル指定による選局要求、オ
ートプリセット要求、セミオートサーチ要求、すなわち
チャネル選局を要する要求がある場合、制御装置4は図
2のフローチャートに沿って制御動作を実行する。な
お、図面を簡単にするため、プリセットポジションやチ
ャネルの表示制御部分の動作は省略している。
【0021】すなわち、チャネル選局を要する要求があ
ると、ステップST1でオートプリセット要求であるか
否かを判定する。オートプリセット要求であるときは、
ステップST2でプリセットポジションおよびチャネル
を最小値に設定した後にステップST3に進む。一方、
オートプリセット要求でないときは、直接ステップST
3に進む。なお、セミオートサーチ要求であるときは現
在の状態から指定されたサーチ方向に隣接したチャネル
が最初のチャネルとなり、チャネル指定による選局要求
であるときは指定されたチャネルが最初のチャネルとな
る。
【0022】ステップST3では、最初のチャネルのサ
ーチ領域を従来通りに設定する。つまり、最初のチャネ
ルがnチャネルであって、その受信領域がfn−fa〜f
n+faである場合、サーチ領域をfLn(fn−fa−Δ
f)〜fHn(fn+fa+Δf)に設定する(図11参
照)。次に、ステップST4で選局モードにして、ステ
ップST5でサーチ処理をする。サーチ処理では、選局
装置2に供給する周波数データDFを順次1ステップず
つ変更し、選局装置2において設定されたチャネルのサ
ーチ領域がサーチされるように制御する。この場合、受
信判別信号SDによってテレビ放送信号の受信を確認し
た時点で周波数データDFの変更を止めて、選局装置2
におけるサーチ動作を停止させる。
【0023】次に、ステップST6でチャネルプリセッ
ト処理をした後に、ステップST7で選局モードか否か
を判定する。選局モードであるときはステップST5に
戻ってサーチ処理をする。一方、選局モードでないとき
は動作を終了する。
【0024】図3は、チャネルプリセット処理の動作を
示している。まず、ステップST11でオートプリセッ
ト要求か否かを判定する。オートプリセット要求である
ときは、ステップST12でステップST5のサーチ処
理によってテレビ放送信号を受信できたか否かを判定
し、受信できたときはステップST13でプリセットメ
モリにプリセットポジションに対応して周波数データD
Fを記憶させるプリセット処理をした後にステップST
14に進む。
【0025】ステップST14では全てのプリセットポ
ジションのプリセット処理が済んだか否かを判定する。
済んだときは、ステップST15で選局モードを解除し
てリターンする。一方、済んでいないときは、ステップ
ST16でプリセットポジションを1つ進めた後にステ
ップST17に進む。ステップST12で受信できてい
ないときは、直接ステップST17に進む。
【0026】ステップST17では全てのチャネルのサ
ーチが済んだか否かを判定する。済んだときは、ステッ
プST15で選局モードを解除してリターンする。一
方、済んでいないときは、ステップST18でチャネル
を1つだけアップさせた後に、ステップST19に進
む。ステップST19では、サーチ領域を従来通りに設
定した場合に前のチャネルのサーチ領域と重なるか否か
を判定する。サーチ領域が重ならないときは、ステップ
ST20でサーチ領域を従来通りに設定してリターンす
る(ステップST4参照)。一方、サーチ領域が重なる
ときは、ステップST21で前のチャネルのサーチ領域
との重なりがサーチの1ステップ分となるようにサーチ
領域を設定してリターンする。
【0027】例えば、nチャネルのサーチ領域がf
Ln(fn−fa−Δf)〜fHn(fn+fa+Δf)に設定
される場合、従来ではn+1チャネルのサーチ領域はf
Ln+1(f n+1−fa−Δf)〜fHn+1(fn+1+fa+Δ
f)に設定される。ここで、fn+1−fn=8MHz、f
a=4MHz、Δf=0.28MHzであるとすると、
従来通りの設定によるn+1チャネルのサーチ領域で
は、0.56MHzだけnチャネルのサーチ領域と重な
る(図5Aに図示)。このような場合、ステップST2
1では、nチャネルのサーチ領域との重なり部分がサー
チの1ステップ分である0.28MHzとなるように、
n+1チャネルのサーチ領域をfn+1−4MHz〜fn+1
+4.28MHzに設定する(図5Bに図示)。また、
n+1−fn=7MHz、fa=4MHz、Δf=0.2
8MHzであるとすると、従来通りの設定によるn+1
チャネルのサーチ領域では、1.56MHzだけnチャ
ネルのサーチ領域と重なる(図6Aに図示)。このよう
な場合、ステップST21では、nチャネルのサーチ領
域との重なりがサーチの1ステップ分である0.28M
Hzとなるように、n+1チャネルのサーチ領域をf
n+1−3MHz〜fn+1+4.28MHzに設定する(図
6Bに図示)。
【0028】図3に戻って、ステップST11でオート
プリセット要求でないときは、ステップST22でセミ
オートサーチ要求であるか否かを判定する。セミオート
サーチ要求であるときは、ステップST23でセミオー
トサーチ処理をしてリターンする。一方、セミオートサ
ーチ要求でないときは、チャネル指定による選局要求で
あることから、ステップST24で選局モードを解除し
てリターンする。
【0029】図4は、セミオートサーチ処理の動作を示
している。まず、ステップST31でステップST5の
サーチ処理によってテレビ放送信号を受信できたか否か
を判定する。受信できたときは、ステップST32で選
局モードを解除してリターンする。一方、受信できない
ときは、ステップST33に進む。
【0030】ステップST33では、指定されたサーチ
方向に全チャネルのサーチが済んだか否かを判定する。
済んだときは、ステップST32で選局モードを解除し
てリターンする。一方、済んでいないときは、ステップ
ST34で指定されたサーチ方向に応じてチャネルを1
つだけアップまたはダウンさせた後に、ステップST3
5に進む。
【0031】ステップST35では、サーチ領域を従来
通りに設定した場合に前のチャネルのサーチ領域と重な
るか否かを判定する。サーチ領域が重ならないときは、
ステップST36でサーチ領域を従来通りに設定してリ
ターンする。一方、サーチ領域が重なるときは、ステッ
プST37で前のチャネルのサーチ領域との重なりがサ
ーチの1ステップ分となるようにサーチ領域を設定して
リターンする。
【0032】以上説明したように、チャネル指定による
選局要求が出された場合は、指定されたチャネルのサー
チ領域をサーチし、テレビ放送信号が受信された時点で
サーチを停止し、そのテレビ放送信号の受信状態を保持
する。
【0033】また、オートプリセット要求が出された場
合は、最小値のチャネルから全てのチャネルのサーチ領
域をサーチし、テレビ放送信号が受信される毎に最小値
のプリセットポジションから順に対応させて周波数デー
タDFを選局データとしてプリセットメモリに記憶させ
る。この場合、あるチャネルでテレビ放送信号が受信さ
れた後は直ちに次のチャネルのサーチ領域をサーチする
状態に移行する。またこの場合、あるチャネルのサーチ
領域を設定する際に前のチャネルのサーチ領域と重なる
ときは、その重なり部分をサーチの1ステップ分に制限
する。
【0034】また、セミオートサーチ要求が出された場
合は、指定されたサーチ方向にチャネルを順次切り換え
てサーチし、テレビ放送信号が受信された時点でサーチ
を停止し、そのテレビ放送信号の受信状態を保持する。
この場合、あるチャネルのサーチ領域を設定する際に前
のチャネルのサーチ領域と重なるときは、その重なり部
分をサーチの1ステップ分に制限する。
【0035】図7は、本形態におけるサーチ領域の設定
例を示している。fn,fn+1,fn+ 2はそれぞれnチャ
ネル、n+1チャネル、n+2チャネルの局部発振周波
数の中心周波数である。nチャネルの受信領域はfn
a〜fn+faであり、n+1チャネルの受信領域はf
n+1−fa〜fn+1+faであり、n+2チャネルの受信領
域はfn+1+fa〜fn+2+faである。そして、fn+fa
=fn+1−fa、fn+1+fa>fn+2−faの関係があるも
のとする。
【0036】このとき、nチャネルのサーチ領域は
Ln′(fn−fa−Δf)〜fHn′(f n+fa+Δf)
に設定され、n+1チャネルのサーチ領域はfLn+1
(fn+1−fa)〜fHn+1′(fn+1+fa+Δf)に設定
され、n+2チャネルのサーチ領域はfLn+2′(fn+1
+fa)〜fHn+2′(fn+2+fa+Δf)に設定され
る。Δfはサーチの1ステップ分の周波数であり、例え
ばfa=4MHz、Δfは0.28MHzである。この
ようにnチャネル、n+1チャネル、n+2チャネルの
サーチ領域が設定される場合、nチャネルとn+1チャ
ネルのサーチ領域にサーチの1ステップ分の重なり部分
n′が生じ、またn+1チャネルとn+2チャネルの
サーチ領域にサーチの1ステップ分の重なり部分
n+1′が生じる。
【0037】図7に示すようにサーチ領域が設定された
場合のnチャネル、n+1チャネル、n+2チャネルの
連続した選局の動作を、図8を参照しながら説明する。
なお、fLn+1′(fn+1−fa)に信号S0が存在するも
のとする。nチャネルの選局では、局部発振周波数をf
Ln′よりΔfずつ大きくすることでサーチしていき、f
Ln+1′に存在する信号S0を受信した時点でサーチを停
止し、nチャネルにおける選局動作を終わる。
【0038】続く、n+1チャネルの選局では、局部発
振周波数をfLn+1′よりΔfずつ大きくすることでサー
チしていく。この場合、fLn+1′に存在する信号S0
n+1チャネルのサーチ領域の内側に存在しないので受
信されない。そして、局部発振周波数がfHn+1′となっ
た時点でサーチをを停止し、n+1チャネルにおける選
局動作を終わる。続く、n+2チャネルの選局では局部
発振周波数をfLn+2′よりΔfずつ大きくすることでサ
ーチしていきfHn+2′となった時点でサーチを停止し、
n+2チャネルにおける選局動作を終わる。
【0039】このように本形態においては、オートプリ
セット要求やセミオートサーチ要求が出された場合、あ
るチャネルのサーチ領域を設定する際に前のチャネルの
サーチ領域と重なる場合には、その重なり部分をサーチ
の1ステップ分に制限するため、従来のようにサーチ領
域の重なり部分に存在する信号を2つのチャネルで受信
するということを防止でき、例えばオートプリセット時
に同一の局を2つのプリセットポジションにプリセット
する等の不都合を回避できる。また、オートプリセット
要求やセミオートサーチ要求が出された場合、同様に前
のチャネルのサーチ領域との重なり部分をサーチの1ス
テップ分に制限するため、隣接する2チャネルで重複し
てサーチする部分を少なくでき、無駄なサーチを省くこ
とができ、サーチ時間の短縮を図ることができる。ま
た、オートプリセット要求が出された場合、あるチャネ
ルでテレビ放送信号が受信された後は直ちに次のチャネ
ルのサーチ領域をサーチする状態に移行するため、無駄
なサーチを省くことができ、さらにサーチ時間の短縮を
図ることができる。
【0040】なお、上述実施の形態では、サーチ領域の
最小周波数を状況に応じて変動させるようにしたもので
あるが、最小周波数の代わりに最大周波数を変動させる
こともできる。図9は、最大周波数を変動させるように
した場合のサーチ領域の設定例を示している。fn,f
n+1,fn+2はそれぞれnチャネル、n+1チャネル、n
+2チャネルの局部発振周波数の中心周波数である。n
チャネルの受信領域はfn−fa〜fn+faであり、n+
1チャネルの受信領域はfn+1−fa〜fn+2−faであ
り、n+2チャネルの受信領域はfn+2−fa〜である。
そして、fn+f a=fn+1−fa、fn+1+fa>fn+2
aの関係があるものとする。
【0041】このとき、nチャネルのサーチ領域は
Ln″(fn−fa−Δf)〜fHn″(f n+fa)に設定
され、n+1チャネルのサーチ領域はfLn+1″(fn+1
−fa−Δf)〜fHn+1″(fn+2−fa)に設定され、
n+2チャネルのサーチ領域はfLn +2″(fn+2−fa
Δf)〜に設定される。Δfはサーチの1ステップ分の
周波数であり、例えばfa=4MHz、Δfは0.28
MHzである。このようにnチャネル、n+1チャネ
ル、n+2チャネルのサーチ領域が設定される場合、n
チャネルとn+1チャネルのサーチ領域にサーチの1ス
テップ分の重なり部分F n″が生じ、またn+1チャネ
ルとn+2チャネルのサーチ領域にサーチの1ステップ
分の重なり部分Fn+1″が生じる。
【0042】図9に示すようにサーチ領域が設定された
場合のnチャネル、n+1チャネル、n+2チャネルの
連続した選局の動作を、図10を参照しながら説明す
る。なお、fHn″(fn+fa)に信号S0が存在するも
のとする。nチャネルの選局では、局部発振周波数をf
Ln″よりΔfずつ大きくすることでサーチしていき、局
部発振周波数がfHn″となった時点でサーチをを停止
し、nチャネルにおける選局動作を終わる。
【0043】続く、n+1チャネルの選局では、局部発
振周波数をfLn+1″よりΔfずつ大きくすることでサー
チしていき、fHn″に存在する信号S0を受信した時点
でサーチを停止し、n+1チャネルにおける選局動作を
終わる。続く、n+2チャネルの選局では局部発振周波
数をfLn+2″よりΔfずつ大きくすることでサーチして
いく。
【0044】連続選局においては、最小周波数を変動さ
せた方が時間が掛からない場合と、逆に最大周波数を変
動させた方が時間が掛からない場合とがある。最小周波
数を変動させる場合には、サーチ領域の重なり部分に存
在する信号は必ず前のチャネルで受信される(図8参
照)。そのため、サーチ領域の周波数の低い方からサー
チを開始して最大周波数近くになってようやく信号が受
信されることとなり、サーチに時間が掛かる。これに対
して、最大周波数を変動させる場合には、サーチ領域の
重なり部分に存在する信号は必ず後のチャネルで受信さ
れる(図10参照)。そのため、サーチ領域の周波数の
低い方からサーチを開始してすぐに信号が受信されるこ
ととなり、サーチの時間は短くて済む。
【0045】なお、上述実施の形態は、テレビ受像機に
適用したものであるが、この発明は複数のチャネルにそ
れぞれ対応して受信領域が設定され、所定チャネルの選
局時にはそのチャネルの受信領域を含むように設定され
たサーチ領域をサーチして信号を受信するその他の受信
機にも同様に適用できることは勿論である。
【0046】
【発明の効果】この発明によれば、複数のチャネルで連
続して選局する場合には隣接チャネルとの関係に応じて
サーチ領域を変動させるものである。例えば、サーチ領
域が隣接チャネルと重なる場合にはその重なり部分をサ
ーチの1ステップ分に制限するものである。したがっ
て、サーチ領域の重なり部分に存在する信号を隣接する
2つのチャネルで受信することを防止でき、例えばオー
トプリセット時に同一の局を2つのプリセットポジショ
ンにプリセットする等の不都合を回避できる。また、隣
接するチャネルのサーチ領域の重なり部分が例えばサー
チの1ステップ分に制限されるため、隣接する2チャネ
ルで重複してサーチする部分を少なくでき、無駄なサー
チを省くことができ、サーチ時間の短縮を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としてのテレビ受像機を示すブロッ
ク図である。
【図2】チャネル選局を要する要求がある場合の動作を
示すフローチャートである。
【図3】チャネルプリセット処理の動作を示すフローチ
ャートである。
【図4】セミオートサーチ処理の動作を示すフローチャ
ートである。
【図5】サーチ領域の設定動作を説明するための図であ
る。
【図6】サーチ領域の設定動作を説明するための図であ
る。
【図7】サーチ領域の設定例を示す図である。
【図8】図7に示すようにサーチ領域が設定された場合
の選局動作例を示す図である。
【図9】サーチ領域の設定例を示す図である。
【図10】図9に示すようにサーチ領域が設定された場
合の選局動作例を示す図である。
【図11】従来のサーチ領域の設定例を示す図である。
【図12】図11に示すようにサーチ領域が設定された
場合の選局動作例を示す図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 選局装置 3 表示装置 4 制御装置 5 キー入力装置 100 テレビ受像機

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のチャネルにそれぞれ対応して受信
    領域が設定され、所定チャネルの選局時にはそのチャネ
    ルの上記受信領域を含むように設定されたサーチ領域を
    サーチして信号を受信する選局方法において、 複数のチャネルで連続して選局する場合には隣接チャネ
    ルとの関係に応じて上記サーチ領域を変動させることを
    特徴とする選局方法。
  2. 【請求項2】 隣接チャネルとサーチ領域が重なる場合
    にはその重なり部分をサーチの1ステップ分に制限する
    ことを特徴とする請求項1に記載の選局方法。
  3. 【請求項3】 上記サーチ領域の最小周波数または最大
    周波数のいずれかを隣接チャネルとの関係に応じて変動
    させることを特徴とする請求項1に記載の選局方法。
  4. 【請求項4】 複数のチャネルにそれぞれ対応して受信
    領域が設定され、所定チャネルの選局時にはそのチャネ
    ルの上記受信領域を含むように設定されたサーチ領域を
    サーチして信号を受信する受信機において、 上記複数のチャネルで連続して選局して自動的に局をプ
    リセットするオートプリセット機能を有し、 上記複数のチャネルで連続して選局する場合には隣接チ
    ャネルとの関係に応じて上記サーチ領域を変動させる選
    局制御手段を備えることを特徴とする受信機。
  5. 【請求項5】 上記選局制御手段は、隣接チャネルとサ
    ーチ領域が重なる場合にはその重なり部分をサーチの1
    ステップ分に制限することを特徴とする請求項4に記載
    の受信機。
  6. 【請求項6】 上記選局制御手段は、上記サーチ領域の
    最小周波数または最大周波数のいずれかを隣接チャネル
    との関係に応じて変動させることを特徴とする請求項4
    に記載の受信機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1069680A2 (de) * 1999-07-13 2001-01-17 Philips Corporate Intellectual Property GmbH Tuner mit wenigstens einem ersten und einem zweiten Frequenzband
KR100437809B1 (ko) * 2002-08-07 2004-06-30 엘지전자 주식회사 티브이의 이전채널 구현장치 및 그 방법
KR100940152B1 (ko) * 2001-11-21 2010-02-03 톰슨 라이센싱 방송 채널 설치 방법 및 장치

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