JPH0955238A - 端子装置 - Google Patents

端子装置

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JPH0955238A
JPH0955238A JP20461695A JP20461695A JPH0955238A JP H0955238 A JPH0955238 A JP H0955238A JP 20461695 A JP20461695 A JP 20461695A JP 20461695 A JP20461695 A JP 20461695A JP H0955238 A JPH0955238 A JP H0955238A
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JP
Japan
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electric wire
plate portion
release
case body
inclined plate
Prior art date
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JP20461695A
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English (en)
Inventor
Haruo Yamazaki
春男 山崎
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Shinko Seisakusho KK
Original Assignee
Shinko Seisakusho KK
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Publication date
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Publication of JPH0955238A publication Critical patent/JPH0955238A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鎖錠接続した電線の解除を容易にする。 【解決手段】 ケース体11に、鎖錠端子41を収納する。
鎖錠端子41の鎖錠接続部48に対向して、ケース体11に電
線挿入孔21を形成する。電線挿入孔21に隣接し、鎖錠端
子41の傾斜板部46に対向して、ケース体11にリリース孔
22を形成する。電線挿入孔21とリリース孔22との間に仕
切部31を形成する。リリース孔22の仕切部31側の面を、
垂直な仕切面32とし、この仕切面32に対向する面を、傾
斜した案内面部33とする。鎖錠接続部48に電線Wの芯線
W1を挿入した状態で、傾斜板部46の上面と、ケース体11
の案内面部33とが、ほぼ面一になるように、案内面部33
の傾斜角度を設定する。リリース孔22に挿入するリリー
ス部材として、電線Wの使用が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線が鎖錠接続さ
れる鎖錠端子を備えるとともに、接続した電線を解除可
能な端子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開平4−109563
号公報に記載された端子装置が知られている。この端子
装置は、プリント基板に取り付けられるもので、合成樹
脂製のケース体の内部に、金属板を屈曲形成してなる鎖
錠端子を嵌合して構成されている。そして、鎖錠端子に
は、側板部と、この側板部に対して傾斜した状態で弾性
的に当接する傾斜板部とが一体に形成されている。そし
て、ケース体に形成された電線挿入孔から電線を挿入す
ると、この電線は、鎖錠端子の側板部と傾斜板部との間
に挿入されて鎖錠接続され、電気的および機械的に接続
されるようになっている。また、ケース体には、電線挿
入孔に隣接して、ボタン用通孔が形成され、このボタン
用通孔に、リリースボタンが進退可能に支持されてい
る。そして、このリリースボタンを押動することによ
り、このリリースボタンに押圧された傾斜板部が側板部
から離間する方向に弾性変形し、接続した電線を引き抜
くことができるようになっている。
【0003】しかしながら、上記のようにリリースボタ
ンを設ける構成では、部品点数が増加し、製造コストの
低減などが困難である問題を有している。
【0004】また、リリースボタンに代えて、ケース体
にリリース孔を形成した構成が知られている。そして、
この構成では、リリース孔に硬質のピンなどの治具を挿
入することにより、この治具で傾斜板部を押圧して側板
部から離間させ、接続した電線を引き抜くことができる
ようになっている。
【0005】しかしながら、治具を挿入するリリース孔
を設けた構成では、リリース孔に挿入する専用の治具を
用意する必要があり、作業性の向上が困難である問題を
有している。この点、例えば、電線や軟質のピンなどを
リリース孔に挿入すると、このピンが電線とともに鎖錠
端子に鎖錠接続されてしまうおそれがある問題を有して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、電線の
接続を解除するリリースボタンを設ける構成では、部品
点数が増加し、製造コストの低減などが困難である問題
を有している。また、リリース孔に治具を挿入する構成
では、専用の治具を要するため作業性の向上が困難で、
不用意に電線やピンなどをリリース孔に挿入すると、こ
のピンが電線とともに鎖錠接続されてしまう問題を有し
ている。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、製造コストを低減できるとともに、作業性良く電
線の接続を解除できる端子装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の端子装置
は、側板部およびこの側板部に向かって傾斜した傾斜板
部を備え、これら側板部と傾斜板部の先端部との間に電
線を鎖錠接続する鎖錠接続部を設けた鎖錠端子と、この
鎖錠端子を収納し、前記鎖錠接続部に対向する電線挿入
孔、およびこの電線挿入孔に隣接して前記傾斜板部に対
向するリリース孔とを備えたケース体とを具備し、前記
ケース体には、前記リリース孔に面して、前記電線の鎖
錠接続時の前記傾斜板部とほぼ面一になる案内面部を設
けたものである。
【0009】そして、この構成では、電線挿入孔から電
線を挿入すると、この電線が側板部と傾斜板部の先端部
との間の鎖錠接続部に挟まれて鎖錠接続される。一方、
リリース孔にピン状のリリース部材を挿入すると、この
リリース部材は、傾斜板部を押動して側板部から離間さ
せ、電線の接続を解除する。この時、リリース部材は、
案内面部により傾斜板部に対して平行状に案内され、傾
斜板部に沿って進みながらこの傾斜板部を押動するの
で、リリース部材が傾斜板部の先端部に係止されにくく
なり、リリース部材が鎖錠接続部に鎖錠接続されにくく
なる。このため、リリース部材として、電線など軟質の
部材を用いることが可能になり、専用の治具が不要にな
って、作業性が向上する。また、リリースボタンなどの
部品が不要になり、製造コストの低減が可能になる。
【0010】請求項2記載の端子装置は、側板部および
この側板部に向かって傾斜した傾斜板部を備え、これら
側板部と傾斜板部の先端部との間に電線を鎖錠接続する
鎖錠接続部を設けた鎖錠端子と、この鎖錠端子を収納
し、前記鎖錠接続部に対向する電線挿入孔、およびこの
電線挿入孔に隣接して前記傾斜板部に対向するリリース
孔とを備えたケース体とを具備し、前記ケース体には、
前記リリース孔に面して、前記電線の鎖錠接続時の軸方
向に対して、5度以上45度以下の角度で傾斜した案内
面部を設けたものである。
【0011】そして、この構成では、電線挿入孔から電
線を挿入すると、この電線が側板部と傾斜板部の先端部
との間の鎖錠接続部に挟まれて鎖錠接続される。一方、
リリース孔にピン状のリリース部材を挿入すると、この
リリース部材は、傾斜板部を押動して側板部から離間さ
せ、電線の接続を解除する。この時、リリース部材は、
案内面部により、鎖錠接続された電線の軸方向に対して
所定の範囲で傾斜するように案内され、傾斜板部に沿っ
て進みやすくなる。そこで、リリース部材は、傾斜板部
に沿って進みながらこの傾斜板部を押動し、リリース部
材が傾斜板部の先端部に係止されにくくなって、リリー
ス部材が鎖錠接続部に鎖錠接続されにくくなる。このた
め、リリース部材として、電線など軟質の部材を用いる
ことが可能になり、専用の治具が不要になって、作業性
が向上する。また、リリースボタンなどの部品が不要に
なり、製造コストの低減が可能になる。なお、電線の鎖
錠接続時の軸方向に対して、案内面部が5度未満あるい
は45度を越える角度で傾斜すると、リリース部材を傾
斜板部に沿って挿入しにくくなり、作業性が悪くなる。
【0012】請求項3記載の端子装置は、請求項1また
は2記載の端子装置において、ケース体には、電線挿入
孔とリリース孔とを区画する仕切部が設けられ、この仕
切部には、リリース孔に面して、電線挿入孔の軸方向と
平行な仕切面が設けられたものである。そして、この構
成では、リリース孔に面する仕切面により、リリース部
材のリリース孔側への移動が防止され、電線の接続の解
除が円滑になる。また、電線挿入孔の軸方向と平行な仕
切面を設けた仕切部は、金型を用いて容易に形成され
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の端子装置の一実施
の形態を図面を参照して説明する。
【0014】図1ないし図5において、1は端子装置
で、この端子装置1は、プリント基板に実装されて、器
具内配線用の端子台(コネクタ)となるものである。そ
して、11はケース体で、このケース体(ハウジング)11
は、下面を開口した略箱状をなし、PBT(ポリブチレ
ンテレフタレート)などの絶縁性を有する合成樹脂にて
金型を用いて一体成形されている。また、このケース体
11の下部には、プリント基板に係合される略円柱状の係
止部12が突設されている。そして、この係止部12には、
長手方向に沿って溝部12a が形成されているとともに、
先端部近傍に径大部12b が形成され、ケース体11に形成
した円孔に圧入して係合されるようになっている。ま
た、ケース体11の上部には、ケース体11の上面と面一な
張出部13が突設されている。
【0015】また、このケース体11の内部は、左右方向
の略中央部に形成された隔壁部14により、左右一対の端
子収納室15,15に区画されている。そして、ケース体11
の上面には、左右の端子収納室15,15にそれぞれ臨ん
で、電線挿入孔21とリリース孔22とが前後に隣接して貫
通形成されている。また、各電線挿入孔21は、円孔状を
なし、下部が端子収納室15の前端部近傍に連通し、上部
にはテーパ状に拡開した電線案内部24が形成されている
とともに、ケース体11の上部には、この電線案内部24を
囲んで、円筒状をなす電線挿入口25が突設されている。
そして、電線挿入孔21は、図1に示すように、電線Wの
芯線W1が挿入可能な径寸法を有し、電線挿入口25は、電
線Wの被覆部W2が挿入可能な径寸法を有している。
【0016】一方、リリース孔22は、横断面矩形状をな
し、下部が各端子収納室15の中央部に連通し、一面が上
側に向かい傾斜して拡開するとともに、ケース体11の上
部には、このリリース孔22を囲んで、角筒状をなすリリ
ース用挿入口27が突設されている。すなわち、各電線挿
入孔21とリリース孔22との間には、それぞれ仕切部31が
形成され、この仕切部31に形成された、リリース孔22に
面する仕切面32と、この仕切面32に連続する両側面は、
それぞれ電線Wの挿入方向に対して平行であるのに対し
て、仕切面32に対向する面には、上側に向かって拡開す
るように傾斜した案内面部33が形成されている。
【0017】また、ケース体11の後面側には、各端子収
納室15に対して凹溝36が形成され、これら凹溝36の下端
部に、各端子収納室15に連通する係止孔37が形成されて
いる。
【0018】さらに、ケース体11の各端子収納室15の両
側面には、それぞれ単数あるいは複数の突条部38が形成
されている。
【0019】そして、このように形成されたケース体11
の各端子収納室15の内側に、それぞれ鎖錠端子41が嵌合
して収納されている。そして、各鎖錠端子(スプリング
ターミナル)41は、それぞれ銅合金の表面をすず(S
n)でコーティングした板材を、プレス加工などして一
体に形成されている。また、各鎖錠端子41には、底板部
43と、この底板部43の前後両端部から立ち上げられた側
板部としての前部側板部44および後部側板部45と、この
後部側板部45の上端部から前側下方に向かって屈曲され
た傾斜板部46と、前部側板部44の下端部から下方に延設
された接続片部47とが形成されている。
【0020】そして、接続片部47の下端部近傍には、接
続係合部47a が形成され、係止部12とともにケース体11
の下側に突出するようになっている。そして、この接続
係合部47a プリント基板に形成された通孔に係合すると
ともに、はんだ付けなどによりプリント基板上の回路に
電気的に接続されるようになっている。また、各鎖錠端
子41の前部側板部44および後部側板部45は、それぞれケ
ース体11の端子収納室15の内面に当接するとともに、後
部側板部45には、抜止片部45a が切り起こし形成されて
いる。そこで、ケース体11の端子収納室15に下側から鎖
錠端子41を挿入すると、この抜止片部45a がケース体11
の係止孔37に係合して、挿入された鎖錠端子41が抜け止
めして固定されるようになっている。
【0021】また、傾斜板部46は、後部側板部45の上端
部から弾性変形可能に屈曲されており、この傾斜板部46
の先端部46a は、前部側板部44に弾性的に当接するよう
になっている。そして、これら前部側板部44と傾斜板部
46の先端部46a との当接部分が、電線Wの芯線W1を鎖錠
接続する鎖錠接続部48になっている。
【0022】そして、図1に示すように、鎖錠接続部48
に電線Wの芯線W1を挿入した状態で、傾斜板部46の上面
と、ケース体11の案内面部33とが、ほぼ面一になるよう
に、案内面部33の傾斜角度が設定されている。
【0023】なお、本実施の形態に用いる電線Wは、銅
製の芯線W1を有し、この芯線W1の直径寸法は、0.8mm
〜1.02mmになっている。
【0024】次に、この端子装置1の作用を説明する。
【0025】まず、この端子装置1をプリント基板に実
装する。すなわち、ケース体11の係止部12をプリント基
板に係合して仮止めするとともに、各鎖錠端子41の接続
片部47を回路にはんだ付けなどして機械的に固定すると
ともに、回路に電気的に接続する。
【0026】そして、先端部の被覆部W2を剥がして芯線
W1を露出させた電線Wを、ケース体11の電線挿入口25か
ら電線挿入孔21に挿入する。すると、この芯線W1は、前
部側板部44と傾斜板部46の先端部46a との間に圧入さ
れ、すなわち、電線Wの芯線W1が鎖錠接続部48に鎖錠接
続されて、鎖錠端子41に電気的および機械的に接続され
るとともに、この鎖錠端子41を介してプリント基板の回
路に接続される。
【0027】また、誤って接続した場合などに、鎖錠接
続された電線Wを抜き取るには、例えば、リリース部材
として、電線Wを用いることができ、この電線Wをリリ
ース用挿入口27からリリース孔22に挿入する。すると、
この電線Wは、ケース体11の案内面部33により傾斜板部
46に対して平行状に案内され、傾斜板部46に沿って進み
ながらこの傾斜板部46を押動して、この傾斜板部46の先
端部を前部側板部44から離間させる。この状態で、鎖錠
接続が解除され、電線Wを引き抜くことができる。
【0028】そして、本実施の形態によれば、電線Wの
鎖錠接続を解除する際に、ピン状のリリース部材をリリ
ース用挿入口27からリリース孔22に挿入すると、リリー
ス部材はケース体11の案内面部33により傾斜板部46に対
して平行状に案内され、傾斜板部46に沿って進みながら
この傾斜板部46を押動して、この傾斜板部46の先端部を
前部側板部44から離間させ、電線Wの鎖錠接続を解除し
て、電線Wを引き抜くことができる。そこで、挿入した
リリース部材と傾斜板部46とのなす角が小さくなり、リ
リース部材が傾斜板部46の先端部46a に係止されにくく
なるため、このリリース部材を鎖錠接続部48に鎖錠接続
されにくくすることができる。このため、リリース部材
として、専用の治具などが不要になり、鎖錠接続される
電線Wと同じ電線Wなど軟質の部材を用いることがで
き、作業性を向上することができる。
【0029】また、ケース体11には、電線挿入孔21とリ
リース孔22とを区画する仕切部31を設け、この仕切部31
に、リリース孔22に面して、電線挿入孔21の軸方向と平
行な仕切面32を設けたため、この仕切面32により、リリ
ース部材の電線挿入孔21側への移動を防止し、電線Wの
鎖錠接続を円滑に解除できる。すなわち、この仕切部31
がない場合は、リリース孔22から挿入されたリリース部
材が電線挿入孔21側へ移動し、仮に前部側板部44に沿っ
て移動すると、傾斜板部46を移動させる力が小さくなる
とともに、電線挿入孔21から挿入された電線Wと同様の
角度で鎖錠接続部48に挿入されることになるため、リリ
ース部材に専用の変形の少ない硬質のピンなどを必要と
せず、作業性を向上することができる。
【0030】さらに、仕切面32を電線挿入孔21の軸方向
と平行に設けた仕切部31は、金型を用いて容易に樹脂に
て形成でき、製造コストを低減することができる。この
点、この仕切部31の仕切面32が案内面部33側に向かって
傾斜する構成では、この仕切面32に沿ってリリース部材
を挿入すると、傾斜板部46を移動させにくくなる。ま
た、仕切部31の仕切面32を案内面部33と同様の方向に向
けて傾斜させた構成では、金型を上下方向に抜く際にい
わゆるアンダーカット部が生じて製造コストが上昇する
問題を有している。
【0031】また、端子装置1に、リリースボタンなど
鎖錠接続を解除するための部材を設ける必要もなく、製
造コストを低減することができる。
【0032】なお、鎖錠端子41の傾斜板部46は、電線W
を挿入した状態で、挿入された電線Wの軸方向に対し
て、10度以上40度以下の範囲で、電線Wを確実に鎖
錠接続でき、特に、この角度が20度の際に、電線Wを
確実に鎖錠接続できるようになっている。そして、実験
の結果、このような10度以上40度以下の範囲で傾斜
した傾斜板部46に対して、ケース体11の案内面部33は、
図1に示す角度aのように、挿入された電線Wの軸方向
に対して、5度以上45度以下の範囲で傾斜させること
により、傾斜板部46に沿ってリリース部材を容易に挿入
でき、リリース部材として電線Wなどを用いた場合に
も、作業性良く鎖錠接続を解除することができる。すな
わち、この傾斜角度aが5度未満あるいは45度を越え
る場合には、リリース部材を傾斜板部46に沿って挿入し
にくくなり、鎖錠接続の解除作業が煩雑になる。さら
に、実験の結果、案内面部33の傾斜角度aを10度以上
40度以下の範囲にすることにより、さらに円滑に鎖錠
接続を解除することができる。
【0033】そして、実験の結果、挿入された電線Wの
軸方向に対して、傾斜板部46の角度および案内面部33の
傾斜角度aを同一として互いに面一にし、特に、いずれ
も20度として互いに面一にすることにより、電線挿入
孔21に挿入した電線Wを確実に鎖錠接続できるととも
に、リリース孔22に電線Wなどのリリース部材を挿入す
ることにより、電線挿入孔21に挿入した電線Wの鎖錠接
続を解除して容易に抜き取ることができることが分かっ
た。
【0034】またなお、上記の実施の形態では、1個の
端子装置1に2個の鎖錠端子41を設けた構成について説
明したが、例えば、1個の端子装置1に1個の鎖錠端子
41を設けても良く、あるいは、1個の端子装置1に4個
あるいは8個など多数の鎖錠端子41を設けることもでき
る。
【0035】また、プリント基板に実装されるものに限
られず、例えば、取付金具などに取り付けられる一般配
線器具の端子装置に適用することもできる。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の端子装置によれば、リリ
ース孔に面して、電線の鎖錠接続時の傾斜板部とほぼ面
一になる案内面部を設けたため、リリース孔にピン状の
リリース部材を挿入して電線の接続を解除する時に、リ
リース部材は、案内面部により傾斜板部に対して平行状
に案内され、傾斜板部に沿って進みながらこの傾斜板部
を押動して側板部から離間させるため、リリース部材と
傾斜板部とのなす角度が小さくなり、リリース部材が傾
斜板部の先端部に係止されにくくなって、リリース部材
を鎖錠接続部に鎖錠接続されにくくすることができる。
このため、リリース部材として、専用の治具などが不要
になり、電線など軟質の部材を用いることができ、作業
性を向上することができる。また、リリースボタンなど
の部品が不要になり、製造コストを低減することができ
る。
【0037】請求項2記載の端子装置によれば、ケース
体に、リリース孔に面して、電線の鎖錠接続時の軸方向
に対して、5度以上45度以下の角度で傾斜した案内面
部を設けたため、リリース孔にピン状のリリース部材を
挿入して電線の接続を解除する時に、リリース部材は、
案内面部により傾斜板部に沿って挿入しやすくなり、傾
斜板部に沿って進みながらこの傾斜板部を押動して側板
部から離間させることができる。そこで、リリース部材
と傾斜板部とのなす角度が小さくなり、リリース部材が
傾斜板部の先端部に係止されにくくなって、リリース部
材を鎖錠接続部に鎖錠接続されにくくすることができ
る。このため、リリース部材として、専用の治具などが
不要になり、電線など軟質の部材を用いることができ、
作業性を向上することができる。また、リリースボタン
などの部品が不要になり、製造コストを低減することが
できる。
【0038】請求項3記載の端子装置によれば、請求項
1または2記載の効果に加え、ケース体には、電線挿入
孔とリリース孔とを区画する仕切部を設け、この仕切部
に、リリース孔に面して、電線挿入孔の軸方向と平行な
仕切面を設けたため、リリース孔に面する仕切面によ
り、リリース部材の電線挿入孔側への移動を防止し、電
線の鎖錠接続を円滑に解除できる。また、電線挿入孔の
軸方向と平行な仕切面を設けた仕切部は、金型を用いて
容易に形成でき、製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の端子装置の一実施の形態を示す動作の
説明図である。
【図2】同上端子装置の断面図である。
【図3】同上端子装置の斜視図である。
【図4】同上端子装置のケース体の平面図である。
【図5】同上端子装置のケース体の底面図である。
【符号の説明】
1 端子装置 11 ケース体 21 電線挿入孔 22 リリース孔 31 仕切部 32 仕切面 33 案内面部 41 鎖錠端子 44 側板部としての前部側板部 46 傾斜板部 48 鎖錠接続部 W 電線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側板部およびこの側板部に向かって傾斜
    した傾斜板部を備え、これら側板部と傾斜板部の先端部
    との間に電線を鎖錠接続する鎖錠接続部を設けた鎖錠端
    子と、 この鎖錠端子を収納し、前記鎖錠接続部に対向する電線
    挿入孔、およびこの電線挿入孔に隣接して前記傾斜板部
    に対向するリリース孔とを備えたケース体とを具備し、 前記ケース体には、前記リリース孔に面して、前記電線
    の鎖錠接続時の前記傾斜板部とほぼ面一になる案内面部
    を設けたことを特徴とする端子装置。
  2. 【請求項2】 側板部およびこの側板部に向かって傾斜
    した傾斜板部を備え、これら側板部と傾斜板部の先端部
    との間に電線を鎖錠接続する鎖錠接続部を設けた鎖錠端
    子と、 この鎖錠端子を収納し、前記鎖錠接続部に対向する電線
    挿入孔、およびこの電線挿入孔に隣接して前記傾斜板部
    に対向するリリース孔とを備えたケース体とを具備し、 前記ケース体には、前記リリース孔に面して、前記電線
    の鎖錠接続時の軸方向に対して、5度以上45度以下の
    角度で傾斜した案内面部を設けたことを特徴とする端子
    装置。
  3. 【請求項3】 ケース体には、電線挿入孔とリリース孔
    とを区画する仕切部が設けられ、この仕切部には、リリ
    ース孔に面して、電線挿入孔の軸方向と平行な仕切面が
    設けられたことを特徴とする請求項1または2記載の端
    子装置。
JP20461695A 1995-08-10 1995-08-10 端子装置 Pending JPH0955238A (ja)

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