JP2002289287A - 共用コネクタ及びその製造方法 - Google Patents

共用コネクタ及びその製造方法

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JP2002289287A
JP2002289287A JP2001084720A JP2001084720A JP2002289287A JP 2002289287 A JP2002289287 A JP 2002289287A JP 2001084720 A JP2001084720 A JP 2001084720A JP 2001084720 A JP2001084720 A JP 2001084720A JP 2002289287 A JP2002289287 A JP 2002289287A
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R9/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, e.g. terminal strips or terminal blocks; Terminals or binding posts mounted upon a base or in a case; Bases therefor
    • H01R9/22Bases, e.g. strip, block, panel
    • H01R9/24Terminal blocks
    • H01R9/2491Terminal blocks structurally associated with plugs or sockets

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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板用とハーネス用の各コネクタの端子やハ
ウジングを共用化してコスト低減を図る。 【解決手段】 切断可能な絶縁性のプレート本体4に端
子5を配設し、プレート本体の前後両方に端子の電気接
触部6,6′を突出させて成る端子プレート3と、端子
プレートを内部に装着させる絶縁性のカバー38と、を
備えて、基板用コネクタとして機能する。カバー38の
後部に、相手端子56を収容した端子収容ブロック4
4′が合体されて、ハーネス用コネクタ37として機能
する。端子プレート3をカバー38内に係止手段52で
係止する。端子収容ブロック44′を係止手段45,4
9でカバー38に係止する。端子収容ブロック44′と
同じ相手側のコネクタをカバー38の前部側に嵌合接続
する。カバー38の係止アーム45と停止部46との間
に回路基板を保持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端子やコネクタハ
ウジング又はコネクタハウジングの一部を共用すること
で、ワイヤハーネスを相互に接続したり、回路基板を接
続したりすることができる共用コネクタ及びその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、ワイヤハーネスを相互に接続
するための従来のハーネス用コネクタ(ワイヤtoワイ
ヤ−コネクタ)の一形態、図13は、回路基板を接続す
るための従来の基板用コネクタをそれぞれ示すものであ
る。
【0003】図10のハーネス用コネクタ60は、図1
1のスペーサ63付きの雌型のコネクタハウジング62
と、図12の雄型の端子64とで構成される。スペーサ
63とコネクタハウジング62とは合成樹脂材を型成形
することで形成される。スペーサ63は図10の如く端
子64をコネクタハウジング62に後抜けなく係止する
ためのものである。
【0004】図11の如く、雌型のコネクタハウジング
62は前半にコネクタ嵌合室65を有し、コネクタ嵌合
室65の底壁(基壁)に端子挿通孔66を有し、後半に
端子挿通孔66に続く端子収容室67を有している。本
明細書ではコネクタ嵌合室65を有するコネクタハウジ
ングを雌型のコネクタハウジング62と言い、コネクタ
嵌合室65内に嵌合する側のコネクタハウジングを雄型
のコネクタハウジングと言う。コネクタハウジング62
は、端子収容室67に連通して端子挿入方向とは直交す
る方向にスペーサ挿入孔68を有している。スペーサ6
3は本形態で略L字状に形成され、端子収容部69の外
壁から外側に突出した状態で仮係止され、端子収容部6
9内に押し込んだ状態で本係止される。スペーサ63の
仮係止状態で電線付きの雄型の端子64(図10)が端
子収容室67内に挿入され、スペーサ63を押し込むこ
とで、端子64が係止される。
【0005】図12の雄型の端子64は銅合金やアルミ
合金といった導電金属板を打ち抜き及び折り曲げること
で形成され、前半にタブ状の電気接触部70、中間に係
止用の箱状部71、後半に電線接続部として前後一対の
圧着片72をそれぞれ有している。
【0006】図10の如くコネクタハウジング62内に
挿着された端子64のタブ状の電気接触部70がコネク
タ嵌合室65内に突出する。端子の中間の箱状部71の
後段部がスペーサ63で係止される。スペーサ63とは
別に端子64の他の孔部等を端子収容部69内の可撓性
の係止ランス(図示せず)で一次係止することが普通で
ある。
【0007】一方、図13の基板用コネクタ61は、合
成樹脂製の雌型のコネクタハウジング73と、コネクタ
ハウジング73の後部を貫通して配置される雄型の端子
75とで構成される。
【0008】図14の如く、コネクタハウジング73は
前半のコネクタ嵌合部76と後半の端子固定部77とで
構成され、端子固定部77内に、コネクタ嵌合室78に
連通する端子挿入孔79が設けられている。図15の如
く、端子75は前半にタブ状の電気接触部79、後半に
基板接続部80を一体に有し、中間に左右一対の停止突
部81を有している。端子75は導電金属板から打ち抜
き形成される。
【0009】図13の如くコネクタハウジング73の後
方ないし前方から端子75が端子挿入孔79に圧入固定
される。停止突部81は端子75の抜け出しを防止す
る。本形態の基板用コネクタ61は回路基板82上に垂
直に配置され、端子75の後端部である基板接続部80
が回路基板82を貫通して回路基板裏側のプリント回路
(図示せず)にハンダ付けされる。コネクタ嵌合室78
には相手側の雄型のコネクタ(図示せず)が嵌合接続さ
れる。雄型のコネクタ(図示せず)はワイヤハーネスに
接続されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の各コネクタ60,61とその製造方法(組立方法)
にあっては、ハーネス用コネクタ60の端子64と基板
用コネクタ61の端子75とが異なるために、二種類の
端子64,75を用意しなければならず、そのための成
形金型を別個に設定するために、多くのコストがかかる
と共に管理が大変であるという問題があった。
【0011】また、ハーネス用及び基板用の雌型のコネ
クタハウジング62,73に対する相手側の雄型のコネ
クタハウジングを成形するための金型も必要であり、雌
型と雄型の各コネクタハウジングの成形金型を合わせる
と、非常に多くの成形金型が必要となり、金型や管理に
多くのコストがかかるという問題があった。また、ハー
ネス用コネクタ60のコネクタハウジング62と基板用
コネクタ61のコネクタハウジング73とが相違するた
めに、上記同様に多くのコストがかかり、且つ管理も大
変であるという問題があった。
【0012】従来においては、一例として、ハーネス用
コネクタ60の端子64が1種類、基板用コネクタ61
の端子75が1種類、相手側の雄型のコネクタ(図示せ
ず)の端子が1種類、ハーネス用コネクタ60のコネク
タハウジング62とスペーサ63とで10種類、基板用
コネクタ61のコネクタハウジング73が5種類(スペ
ーサはない)、相手側の雄型のコネクタ(図示せず)の
コネクタハウジングとスペーサとが10種類で、総計2
8種類の成形金型が必要となる。
【0013】本発明は、上記した点に鑑み、ハーネス用
コネクタと基板用コネクタとで端子及び/又はコネクタ
ハウジングの種類を削減することができ、成形金型の製
造に要するコストや管理コスト等を低減させることので
きる共用コネクタ及びその製造方法を提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の共通コネクタは、切断可能な絶縁性
のプレート本体に端子が配設され、該プレート本体の前
後両方に該端子の電気接触部が突出されて成る端子プレ
ートと、該端子プレートを内部に装着させる絶縁性のカ
バーと、を備えて、基板用コネクタとして機能すること
を特徴とする。上記構成により、プレート本体を端子の
数に応じて適宜長さに切断することで、基板用コネクタ
とハーネス用コネクタとの両方に共用することができ
る。そして、基板用コネクタにおいて、端子の一方の電
気接触部を回路基板に接続し、他方の電気接触部を相手
側コネクタに接続させる。カバーは雌型のコネクタハウ
ジングとして作用する。
【0015】請求項2記載の共通コネクタは、切断可能
な絶縁性のプレート本体に端子が配設され、該プレート
本体の前後両方に該端子の電気接触部が突出されて成る
端子プレートと、該端子プレートを内部に装着させる絶
縁性のカバーと、後方の該電気接触部に対する相手端子
を収容し、該カバーの後部に合体される端子収容ブロッ
クとを備えて、ハーネス用コネクタとして機能すること
を特徴とする。上記構成により、プレート本体を端子の
数に応じて適宜長さに切断することで、基板用コネクタ
とハーネス用コネクタとの両方に共用することができ
る。そして、ハーネス用コネクタにおいて、端子収容ブ
ロックをカバーの後部に合体させることで、端子プレー
トの端子の一方の電気接触部が端子収容ブロック内の端
子に接続され、端子の他方の電気接触部に相手側コネク
タを接続可能となる。
【0016】請求項3記載の共通コネクタは、請求項1
記載の共用コネクタにおいて、前記カバーの後部に、相
手端子を収容した端子収容ブロックが合体されて、ハー
ネス用コネクタとして機能することを特徴とする。上記
構成により、端子収容ブロックをカバーの後部に合体さ
せることで、端子プレートの端子の一方の電気接触部が
端子収容ブロック内の端子に接続され、端子の他方の電
気接触部に相手側コネクタを接続可能となる。そして、
一種類のカバーを共用して基板用コネクタとハーネス用
コネクタとが形成可能となる。
【0017】請求項4記載の共用コネクタは、請求項1
〜3の何れか記載の共用コネクタにおいて、前記端子プ
レートが前記カバー内に係止手段で係止されることを特
徴とする。上記構成により、端子プレートを係止手段で
ワンタッチで簡単にカバーに固定させることができる。
【0018】請求項5記載の共用コネクタは、請求項2
〜4の何れか記載の共用コネクタにおいて、前記端子収
容ブロックが係止手段で前記カバーに係止されることを
特徴とする。上記構成により、端子収容ブロックを係止
手段でワンタッチで簡単にカバーに固定させることがで
きる。
【0019】請求項6記載の共用コネクタは、請求項2
〜5の何れか記載の共用コネクタにおいて、前記端子収
容ブロックと同じ相手側のコネクタを前記カバーの前部
側に嵌合可能であることを特徴とする。上記構成によ
り、端子収容ブロックと相手側のコネクタとが共用化さ
れ、端子収容ブロック本体とその内部に収容される端子
とが一種類で済む。相手側のコネクタはカバーの前部側
に挿入嵌合され、端子プレートの端子の他方の電気接触
部に接続される。
【0020】請求項7記載の共用コネクタは、請求項5
又は6記載の共通コネクタにおいて、前記カバーに、請
求項5記載の係止手段の一部である係止アームと、停止
部とが設けられ、前記端子収容ブロックを合体しない状
態で、該係止アームと該停止部との間に回路基板が保持
されて、基板用コネクタとして機能とすることを特徴と
する。上記構成により、カバーの係止アームと停止部と
の間に回路基板を板厚方向に挟持するようにワンタッチ
で固定することができる。
【0021】請求項8記載の共用コネクタの製造方法
は、絶縁性の横長のプレート本体に複数の端子を貫通し
て並列に配設し、所要な端子数を得るべく該プレート本
体を切断して絶縁性のカバーの内部に装着し、該カバー
内の前後両方に該端子の各電気接触部を突出させ、一方
の電気接触部を回路基板に接続可能として、基板用コネ
クタを得ることを特徴とする。上記構成により、プレー
ト本体を端子の数に応じて適宜長さに切断することで、
基板用コネクタとハーネス用コネクタとの両方に共用す
ることができる。そして、基板用コネクタにおいて、端
子の一方の電気接触部を回路基板に接続し、他方の電気
接触部を相手側コネクタに接続させる。カバーは雌型の
コネクタハウジングとして作用する。
【0022】請求項9記載の共通コネクタの製造方法
は、絶縁性の横長のプレート本体に複数の端子を貫通し
て並列に配設し、所要な端子数を得るべく該プレート本
体を切断して絶縁性のカバーの内部に装着し、該カバー
内の前後両方に該端子の各電気接触部を突出させ、一方
の電気接触部に対する接続用の端子を端子収容ブロック
本体内に挿着し、この端子収容ブロックを該カバーの後
部に合体させて、該一方の電気接触部と該接続用の端子
とを接続させることで、ハーネス用コネクタを得ること
を特徴とする。上記構成により、プレート本体を端子の
数に応じて適宜長さに切断することで、基板用コネクタ
とハーネス用コネクタとの両方に共用することができ
る。そして、ハーネス用コネクタにおいて、端子収容ブ
ロックをカバーの後部に合体させることで、端子プレー
トの端子の一方の電気接触部が端子収容ブロック内の端
子に接続され、端子の他方の電気接触部に相手側コネク
タを接続可能となる。
【0023】請求項10記載の共通コネクタの製造方法
は、請求項8記載の共通コネクタの製造方法において、
前記一方の電気接触部に対する接続用の端子を端子収容
ブロック本体内に挿着し、この端子収容ブロックを前記
カバーの後部に合体させて、該一方の電気接触部と該接
続用の端子とを接続させることで、ハーネス用コネクタ
を得ることを特徴とする。上記構成により、端子収容ブ
ロックをカバーの後部に合体させることで、端子プレー
トの端子の一方の電気接触部が端子収容ブロック内の端
子に接続され、端子の他方の電気接触部に相手側コネク
タを接続可能となる。そして、一種類のカバーを共用し
て基板用コネクタとハーネス用コネクタとが形成可能と
なる。
【0024】請求項11記載の共通コネクタの製造方法
は、請求項9又は10記載の共通コネクタの製造方法に
おいて、前記端子5の他方の電気接触部6側に接続させ
る相手側コネクタとして、前記端子収容ブロックと同じ
コネクタを用いることを特徴とする。上記構成により、
端子収容ブロックと相手側のコネクタとが共用化され、
端子収容ブロック本体とその内部に収容される端子とが
一種類で済む。相手側のコネクタはカバーの前部側に挿
入嵌合され、端子プレートの端子の他方の電気接触部に
接続される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。図1〜図4は、本発明に係る
共用コネクタであるハーネス用コネクタとその製造方法
の一実施形態、図1,図5,図6は同じく共用コネクタ
である基板用コネクタとその製造方法の一実施形態をそ
れぞれ示すものである。
【0026】このハーネス用コネクタ1(図4)と基板
用コネクタ2(図6)は図1の端子プレート3を適宜長
さに切断(キットカット)して共通使用することを特徴
としている。端子プレート3は合成樹脂製の絶縁性の横
長矩形状のプレート本体4と、プレート本体4を前後に
貫通してプレート本体4内に固定された雄型の端子5と
で構成されている。
【0027】雄型の端子5は例えば真直なタブ状ないし
ピン状に形成され、前後にタブ状ないしピン状の電気接
触部6,6′を有している。端子5の中間部7はプレー
ト本体4内にインサート成形ないしは圧入等の手段で固
定されている。隣接する各端子5の中間部7を連結片
(図示せず)で相互にジョイントさせることも可能であ
る。プレート本体4は隣接する各端子5の間で例えば鎖
線Aの如く切断される。その部分に切断を容易化するた
めのV字状に切欠(図示せず)を設けておいてもよい。
端子5は等ピッチで並列に配置されている。
【0028】図2は、ハーネス用コネクタ1(図4)に
使用する合成樹脂製の雌型のコネクタハウジングの一部
であるカバー8すなわちコネクタ嵌合部を示すものであ
り、内側に、前後(コネクタ嵌合離脱方向)に貫通した
コネクタ嵌合室9を有している。コネクタ嵌合室9とそ
の周壁10とでコネクタ嵌合部11が構成され、コネク
タ嵌合部11の上下の壁部10aの後端から左右各一対
の係止アーム(係止手段)12が後方に向けて突設され
ている。
【0029】この係止アーム12は図3の如くコネクタ
ハウジングの一部である合成樹脂製の端子収容ブロック
本体13を、カバー8であるコネクタ嵌合部に合体係止
させるためのものである。このように雌型のコネクタハ
ウジングは別体のカバー8と端子収容ブロック本体13
とで構成される。係止アーム12は上下方向の可撓性を
有し、先端に内向きの係止突起15を有している。係止
突起15は外端の傾斜状の摺接面15aと内端の垂直な
係止面15bとを有している。
【0030】また、図3の如くカバー8のコネクタ嵌合
室9の底部側の上下の内壁16に、前記端子プレート3
(図1)を係止固定させるための係止突起17が設けら
れている。各係止突起17は前後に位相ずれして配置さ
れ、前後の係止突起17の間に端子プレート3が板厚方
向に挟まれるように固定される。端子プレート3は所要
長さに切断された状態でカバー8内に係止されることは
言うまでもない。前側の係止突起17は前側の傾斜状の
摺接面と後側の垂直な係止面を有し、後側の係止突起1
7は後側の傾斜状の摺接面と前側の垂直な係止面を有し
ている。係止突起17の数は適宜設定される。端子プレ
ート3はカバー8の前側ないしは後側からコネクタ嵌合
室9の後部(奥側)に挿着され、係止突起17でガタ付
きなく係止される。
【0031】図3の端子収容ブロック本体13はカバー
8よりも縦横に幅狭な矩形ブロック状に形成され、前側
の壁部18に端子挿通孔19、上下の各壁部20に、係
止アーム15に対する各一対の係合突起(係止手段)2
1を有している。係合突起21に代えて係止手段として
係合凹部(図示せず)を設けることも可能である。係合
突起21は前側の傾斜状の摺接面と後側の垂直な係合面
とを有している。端子収容ブロック本体13の縦幅(上
下方向幅)と横幅(左右方向幅)はカバー8のコネクタ
嵌合室9の後部の縦幅と横幅よりも若干小さく設定され
る。
【0032】図3の如くカバー8の嵌合室9の端子プレ
ート装着部22のみを端子プレート3の大きさに合わせ
て幅狭に形成し、端子プレート3よりも前側の嵌合室9
aを相手側の雄側のコネクタ(図示せず)に合わせて幅
広に形成し、端子プレート3よりも後側の嵌合室9bを
端子収容ブロック本体13に合わせて幅広に形成するこ
とが好ましい。端子プレート3の上下幅を大きく設定し
た場合はカバー8の端子プレート装着部22は各嵌合室
9a,9bと同じ広さであってもよい。後側の嵌合室9
bを設けずに、係止アーム12のみで端子収容ブロック
本体13を保持することも可能である。
【0033】図4の如く、端子収容ブロック本体13の
内部には雌型の端子24が収容され、これにより端子収
容ブロック13′が構成される。端子収容ブロック1
3′はカバー8の後方から係止アーム12を外側に撓ま
せつつカバー8の後部開口からカバー8内に挿入され
る。図4の形態で端子収容ブロック本体13の前端面は
端子プレート3の後端面との間に少しの隙間を存してい
るが、係止突起17等に対する逃がし用の切欠(図示せ
ず)を端子収容ブロック本体13の前端部に設けて、端
子収容ブロック本体13の前端面を端子プレート3の後
端面に隙間なく当接させてもよい。
【0034】端子収容ブロック本体13の前端部がカバ
ー8の後側の嵌合室9bに挿入されつつ、端子収容ブロ
ック本体13の係合突起21が係止アーム12の係止突
起15に摺接して係止アーム12を外向きに撓ませて、
係止アーム12の復元と同時に係止突起15が係合突起
21の後側に当接係合する。係合突起21に代えて係合
凹部(図示せず)を用いた場合は、端子収容ブロック本
体13の前端が係止アーム12を外側に撓ませて挿入さ
れ、係止突起15が係合凹部(図示せず)に係合しつつ
係止アーム12が復元する。この際、端子プレート3の
後向きのタブ状ないしピン状の電気接触部6′は端子収
容ブロック本体13の前端の端子挿入孔19(図3)か
ら端子収容ブロック13′内に挿入される。
【0035】端子収容ブロック本体13は内側に端子収
容室23を有し、端子収容室23に臨んで可撓性の端子
係止ランス(図示せず)を有している。係止ランスに代
えてあるいは係止ランスと共に、従来同様の端子二次係
止用のスペーサ(図示せず)を用いることも可能であ
る。端子収容室23には電線付きの雌型の端子24が収
容される。雌型の端子24は前半に箱状ないし筒状の電
気接触部を有し、後半に電線接続部としての前後各一対
の圧着片を有している。雌型の端子24の電気接触部は
内側に弾性接触片(図示せず)を有している。
【0036】端子収容ブロック本体13をカバー8に合
体させた後、端子収容ブロック本体13内に雌型の端子
24を挿入するか、あるいは端子収容ブロック本体13
に雌型の端子24を挿着した後、端子収容ブロック1
3′をカバー8に合体させるかは、任意である。前者の
場合はコネクタ1の種類別にまとめて雌型の端子24を
効率良く挿入することができ、後者の場合はコネクタ1
の種類に関係なく、複数の同じ端子収容ブロック本体1
3に雌型の端子24を効率良く挿入することができる。
【0037】端子収容室23は一つの端子収容ブロック
本体13内に一以上、多くの場合は複数並列に配置され
る。端子プレート3(図1)の後方のタブ状ないしピン
状の電気接触部6′は雌型の端子24(図4)の箱状な
いし筒状の電気接触部内に挿入されて弾性接触する。端
子収容室23を上下多段に配置した場合は、端子プレー
ト3を積層して対応することが可能である。
【0038】また、端子収容ブロック13′はカバー8
のコネクタ嵌合室9に対する相手側の雄型のコネクタと
して共用することができる。そのため、相手側の雄型の
コネクタを成形する必要がなく、そのための成形金型が
不要となる。端子収容ブロック本体13の係合突起21
(図3)に対する逃がし兼案内用のガイド溝(図示せ
ず)をカバー8の内壁面に設けておくことで、係合突起
21との干渉が防止されると共にコネクタ嵌合がこじり
等なくスムーズに行われる。係合突起21に代えて係合
凹部を設けた場合は逃がし用のガイド溝(図示せず)を
設ける必要はない。
【0039】図1,図5,図6は基板用コネクタの製造
方法の一形態を工程順に示すものである。すなわち、図
1の端子プレートを鎖線Aの如く所要長さに切断して図
5の合成樹脂製のカバー27(図5)内に挿着すること
で、図6の基板用コネクタ2が簡単に構成される。
【0040】図5のカバー27はコネクタ嵌合部28の
後方に端子プレート収容部(端子プレート装着部)29
を一体に形成したものであり、前記ハーネス用コネクタ
1(図3)のカバー8から係止アーム12を排除した形
態に類似している。カバー27はコネクタハウジングと
して作用する。図5の端子プレート収容部29は端子プ
レート3(図1)の大きさに合わせてコネクタ嵌合部2
8よりも上下左右とも幅狭に形成されている。
【0041】図6の如く、カバー27のコネクタ嵌合室
30は段部31を経て後側の幅狭な端子プレート収容室
32に続き、端子プレート収容室32の上下の内壁面に
は、端子プレート3に対する係止突起(係止手段)33
が設けられている。係止突起33は前記したハーネス用
コネクタ1のカバー8(図3)におけると同様の形態で
ある。
【0042】カバー27の前側ないし後側から、適宜長
さに切断された端子プレート3が端子プレート収容部2
9内に挿入係止される。前記ハーネス用コネクタ1にお
いてもそうであるが、カバー27の後側から端子プレー
ト3を挿入した方が装着作業が容易である。端子プレー
ト3の雄型の端子5の後側の電気接触部6′の先端はカ
バー27の後部開口から外部に突出し、端子5の前側の
電気接触部6はコネクタ嵌合室30内に突出して位置す
る。
【0043】カバー27の端子プレート収容部29が回
路基板(図示せず)上に垂直にないし直角に配置され、
端子5の後側の電気接触部6′が回路基板を貫通して回
路基板の裏面側のプリント回路等にハンダ接続される。
その状態でコネクタ嵌合室30に相手側の雄型のコネク
タ(図示せず)が嵌合され、雄型のコネクタ内に雌型の
端子の電気接触部が端子5の前側の電気接触部6に弾性
接触する。
【0044】図4のハーネス用コネクタ1と図6の基板
用コネクタ2とではカバー8,27の形状は相違する
が、端子プレート3を共通して使用することができるの
で、端子成形用の金型が一種類で済み、金型コストを含
めた製造コストや管理コストが低減される。また、図4
と図6の各コネクタ1,2に対する相手側の雄型のコネ
クタとして図4の端子収容ブロック13を共用できるか
ら、これによっても金型コストを含めた製造コストや管
理コストが大幅に低減される。
【0045】一例として、ハーネス用コネクタ1と基板
用コネクタ2との雄型の端子5が共用で1種類、端子収
容ブロック13の雌型の端子24が1種類、ハーネス用
コネクタ1のカバー8が5種類、基板用コネクタ2のカ
バー27が5種類、端子収容ブロック13とそのスペー
サ(図示せず)とが10種類で、総計22種類の成形金
型で済み、従来の28種類に較べて6種類の成形金型が
削減される。これは各カバー8,27を5種類とした場
合であり、各カバー8,27を10種類とした場合に
は、従来二較べて11種類の成形金型が削減されること
になる。
【0046】図7〜図9は、本発明に係る共用コネクタ
及びその製造方法の第二の実施形態を示すものである。
この共用コネクタは、前述の図1の端子プレート3を共
用すると共に、基板用コネクタ36(図8)のコネクタ
ハウジングであるカバー38と、ハーネス用コネクタ3
7のカバー38とを共用したことを特徴とするものであ
る。
【0047】図7に共用の合成樹脂製のカバー38を示
す如く、カバー38は、上下左右の壁部(周壁)39で
囲まれて矩形筒状に形成され、前半と後半とに連通した
コネクタ嵌合部40,41を有し、中間に端子プレート
装着部42(図8)を有している。なお、明細書で「上
下左右」は説明の便宜上のものであり、コネクタの取付
姿勢等によって変更される。「前」はコネクタ嵌合方
向、「後」はコネクタ離脱方向と定義される。
【0048】前半のコネクタ嵌合部40はコネクタ嵌合
室43を有し、コネクタ嵌合室43の縦幅と横幅は後半
のコネクタ嵌合部41の内部空間(室にはなっていな
い)の縦幅と横幅に等しく設定され、各コネクタ嵌合部
40,41に同一の端子収容ブロック44′(図9)す
なわち雄型のコネクタを嵌合可能となっている。なお、
各コネクタ嵌合部40,41に別々の種類の雄型のコネ
クタ44′を嵌合させるようにすることも可能である。
【0049】図7の如く、カバー38の上下の壁部の後
端に可撓性の係止アーム(係止手段)45が後向きに一
体に突設され、カバー38の後端の四角部に停止壁又は
停止突部(停止部)46が係止アーム45よりも短く後
向きに一体に突設されている。係止アーム45は前述の
図4の実施形態と同様であり、内向きの係止突起47を
有し、係止突起47は後側の傾斜状の摺接面47aと前
側のほぼ垂直な係止面47bとを有している。停止壁4
6は縦断面L字状に直交して形成され、後端に垂直な停
止面46aを有している。停止面46aと係止アーム4
5の係止突起47との間の前後方向の水平距離は図8の
如く回路基板48の板厚よりも若干大きく設定されてい
る。
【0050】図7でカバー38の上下の壁部の内面の中
央には、相手側の雄型のコネクタ(図9のコネクタ4
4′と同様のもの)の係合突起49(係止手段)(図
9)をスムーズに案内させるためのガイド溝50が形成
されている。上側の壁部及び/又は下側の壁部に、相手
側の雄型のコネクタ44′の係合突起49に対する係止
突起を有する可撓性の係止アーム(図示せず)を一体に
形成することも可能である。各停止壁46の間及び停止
壁46と係止アーム45との間には矩形状の大きな隙間
が形成されている。
【0051】図8の如く、カバー38の中間部において
係止アーム45と停止壁46との各付根側に続いて壁部
39の内側にコネクタ嵌合直交方向の一対の基壁51が
一体に突出形成され、各基壁51の対向する壁面に、前
後に位相ずれして端子プレート3に対する係止突起(係
止手段)52が設けられて、前記端子プレート装着部4
2が構成されている。各係止突起52に間に端子プレー
ト3の絶縁樹脂製のプレート本体4が板厚方向に挟持固
定される。係止突起52を含む端子プレート装着部42
の構成は前記図3の実施形態と同様である。端子プレー
ト3の前後に雄型の端子5のタブ状の電気接触部6,
6′が同じ長さで突出され、一方の電気接触部6はコネ
クタ嵌合室43内に位置し、他方の電気接触部6′の先
端は停止壁46の先端と係止アーム45の先端との間に
位置する。
【0052】カバー38に端子プレート3が装着された
状態で、回路基板48が停止壁46と係止アーム45の
係止突起47との間に挟持固定される。一例として、回
路基板48にはアーム挿入孔53と端子挿入孔54とが
設けられており、一対の係止アーム45を各アーム挿入
孔53に挿入すると同時に、係止アーム45の爪状の係
止突起47が撓み、係止突起47が挿入孔53を通過し
た時点で復元して回路基板48を係止し、且つ端子5の
電気接触部6′が端子挿入孔54に貫通される。回路基
板48の裏面が係止突起45の係止面に当接し、回路基
板48の表面が停止壁46の先端の停止面46aに当接
する。これにより、回路基板48に基板用コネクタ36
が安定に且つ簡単に固定される。従来のようにカバー3
6をねじ等で回路基板48に固定する必要がないから、
部品コストや固定工数が低減される。
【0053】なお、アーム挿入孔53を設けず、両係止
アーム45の内幅にほぼ等しい幅の回路基板48を用い
ることも可能である。端子5の電気接触部6′の先端は
回路基板48の裏面側の回路導体(図示せず)に接続さ
れる。回路導体はプリント回路に限らず、バスバー回路
等であってもよい。接続手段はハンダに限らず、バスバ
ー側の雌型の端子(図示せず)との弾性接触であっても
よい。
【0054】図9は、図8と同じカバー38を用いてハ
ーネス用コネクタ37を構成した形態を示すものであ
る。図9の主要部は前記図4の形態とほぼ同様であり、
雄型のコネクタである端子収容ブロック44′をカバー
38の底部に挿入して係止アーム45でロックさせたも
のである。
【0055】停止壁46の板厚をアップして、端子収容
ブロック44′の挿入時に停止壁46をガイド壁として
作用させることもでき、その場合には、停止壁46がカ
バー38の底部に位置ずれなく端子収容ブロック44′
を案内し、停止壁46の内面がコネクタハウジングであ
る端子収容ブロック本体44の外壁を安定に支持する。
【0056】端子収容ブロック本体44の係合突起49
は係止アーム45を外側に撓ませてアーム内側に進入
し、復帰した係止アーム45の係止突起47の係止面に
係合突起49の係合面が当接する。端子収容ブロック本
体44の前端はカバー38の中間の基壁51の後面に当
接する。これらにより、カバー38の底部に端子収容ブ
ロック44がガタ付きなく安定に保持される。
【0057】また、端子プレート3の端子5の後側の電
気接触部6′は端子収容ブロック本体44の前端壁の端
子挿入孔55からブロック内の雌型の端子56の電気接
触部内に挿入され、電気接触部の弾性接触片に接触す
る。雌型の端子56は端子収容ブロック本体44の係止
ランスや二次係止用のスペーサ(図示せず)で係止され
る。雌型の端子56は電線57に圧着接続されている。
端子56の数は回路形態に応じて適宜設定される。端子
収容ブロック44と同じ雄型のコネクタ44がカバー3
8の前側のコネクタ嵌合室43に挿入される。これによ
り、端子収容ブロック44と雄型のコネクタ44との共
用化が図られる。図7〜図9の実施形態によれば、端子
プレート3はもとより、基板用コネクタ36のカバー3
8とハーネス用コネクタ37のカバー38との共用化が
達成される。
【0058】
【発明の効果】以上の如く、請求項1,2,8,9記載
の発明によれば、プレート本体を端子の数に応じて適宜
長さに切断することで、基板用コネクタとハーネス用コ
ネクタとの両方に共用することができるから、端子の成
形金型が一種類で済み、端子の成形金型コストが半減さ
れ、製造コストや管理コストが低減される。
【0059】また、請求項3,10記載の発明によれ
ば、請求項1,2,8,9記載の発明の効果に加えて、
一種類のカバーを共用して基板用コネクタとハーネス用
コネクタとを形成することができるから、カバーの成形
金型コストが半減され、製造コストや管理コストが大幅
に低減される。
【0060】また、請求項4記載の発明によれば、端子
プレートを係止手段でワンタッチで簡単にカバーに固定
させることができるから、構造が簡素化されると共に製
造工数が低減される。
【0061】また、請求項5記載の発明によれば、端子
収容ブロックを係止手段でワンタッチで簡単にカバーに
固定させることができるから、構造が簡素化されると共
に製造工数が低減される。
【0062】また、請求項6,11記載の発明によれ
ば、端子収容ブロックと相手側のコネクタとが共用化さ
れるから、端子収容ブロック本体と端子との成形金型が
一種類で済み、それらの成形金型コストが半減され、製
造コストや管理コストが低減される。
【0063】また、請求項7記載の発明によれば、カバ
ーの係止アームと停止部との間に回路基板をワンタッチ
で簡単に固定することができるから、組付工数が低減さ
れると共に組付用のボルト等が不要で部品コストが低減
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の共用コネクタで使用する端子プレート
の切断前の状態を示す斜視図である。
【図2】ハーネス用コネクタ(共用コネクタ)のカバー
の一形態を示す斜視図である。
【図3】同じくカバーに端子収容ブロックを合体させる
状態を示す一部を破断した分解斜視図である。
【図4】ハーネス用コネクタの一形態を示す破断した状
態の斜視図である。
【図5】基板用コネクタ(共用コネクタ)のカバーを示
す斜視図である。
【図6】基板用コネクタの一形態を示す破断した状態の
斜視図である。
【図7】共用コネクタのカバーの他の形態を示す斜視図
である。
【図8】同じくカバーを用いた基板用コネクタの一形態
を示す断面図である。
【図9】同じくカバーを用いたハーネス用コネクタの一
形態を示す断面図である。
【図10】従来のハーネス用コネクタの一形態を示す破
断した状態の斜視図である。
【図11】同じく従来のコネクタハウジングを示す破断
した状態の斜視図である。
【図12】同じく従来の端子を示す斜視図である。
【図13】従来の基板用コネクタの一形態を示す破断し
た状態の斜視図である。
【図14】同じく従来のコネクタハウジングを示す破断
した状態の斜視図である。
【図15】同じく従来の端子を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,37 ハーネス用コネクタ 2,36 基板用コネクタ 3 端子プレート 4 プレート本体 5 雄型の端子(端子) 6,6′ 電気接触部 8,27,38 カバー 12,45 係止アーム(係止手段) 13′,44′ 端子収容ブロック 21 係合突起(係止手段) 24,56 雌型の端子(端子) 33 係止突起(係止手段) 46 停止壁(停止部) 48 回路基板

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断可能な絶縁性のプレート本体に端子
    が配設され、該プレート本体の前後両方に該端子の電気
    接触部が突出されて成る端子プレートと、該端子プレー
    トを内部に装着させる絶縁性のカバーと、を備えて、基
    板用コネクタとして機能することを特徴とする共用コネ
    クタ。
  2. 【請求項2】 切断可能な絶縁性のプレート本体に端子
    が配設され、該プレート本体の前後両方に該端子の電気
    接触部が突出されて成る端子プレートと、該端子プレー
    トを内部に装着させる絶縁性のカバーと、後方の該電気
    接触部に対する相手端子を収容し、該カバーの後部に合
    体される端子収容ブロックとを備えて、ハーネス用コネ
    クタとして機能することを特徴とする共用コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記カバーの後部に、相手端子を収容し
    た端子収容ブロックが合体されて、ハーネス用コネクタ
    として機能することを特徴とする請求項1記載の共用コ
    ネクタ。
  4. 【請求項4】 前記端子プレートが前記カバー内に係止
    手段で係止されることを特徴とする請求項1〜3の何れ
    か記載の共用コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記端子収容ブロックが係止手段で前記
    カバーに係止されることを特徴とする請求項2〜4の何
    れか記載の共用コネクタ。
  6. 【請求項6】 前記端子収容ブロックと同じ相手側のコ
    ネクタを前記カバーの前部側に嵌合可能であることを特
    徴とする請求項2〜5の何れか記載の共用コネクタ。
  7. 【請求項7】 前記カバーに、請求項5記載の係止手段
    の一部である係止アームと、停止部とが設けられ、前記
    端子収容ブロックを合体しない状態で、該係止アームと
    該停止部との間に回路基板が保持されて、基板用コネク
    タとして機能とすることを特徴とする請求項5又は6記
    載の共通コネクタ。
  8. 【請求項8】 絶縁性の横長のプレート本体に複数の端
    子を貫通して並列に配設し、所要な端子数を得るべく該
    プレート本体を切断して絶縁性のカバーの内部に装着
    し、該カバー内の前後両方に該端子の各電気接触部を突
    出させ、一方の電気接触部を回路基板に接続可能とし
    て、基板用コネクタを得ることを特徴とする共通コネク
    タの製造方法。
  9. 【請求項9】 絶縁性の横長のプレート本体に複数の端
    子を貫通して並列に配設し、所要な端子数を得るべく該
    プレート本体を切断して絶縁性のカバーの内部に装着
    し、該カバー内の前後両方に該端子の各電気接触部を突
    出させ、一方の電気接触部に対する接続用の端子を端子
    収容ブロック本体内に挿着し、この端子収容ブロックを
    該カバーの後部に合体させて、該一方の電気接触部と該
    接続用の端子とを接続させることで、ハーネス用コネク
    タを得ることを特徴とする共通コネクタの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記一方の電気接触部に対する接続用
    の端子を端子収容ブロック本体内に挿着し、この端子収
    容ブロックを前記カバーの後部に合体させて、該一方の
    電気接触部と該接続用の端子とを接続させることで、ハ
    ーネス用コネクタを得ることを特徴とする請求項8記載
    の共通コネクタの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記端子の他方の電気接触部側に接続
    させる相手側コネクタとして、前記端子収容ブロックと
    同じコネクタを用いることを特徴とする請求項9又は1
    0記載の共通コネクタの製造方法。
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