JPH095505A - レンズシート、面光源及び表示装置 - Google Patents

レンズシート、面光源及び表示装置

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JPH095505A
JPH095505A JP7153262A JP15326295A JPH095505A JP H095505 A JPH095505 A JP H095505A JP 7153262 A JP7153262 A JP 7153262A JP 15326295 A JP15326295 A JP 15326295A JP H095505 A JPH095505 A JP H095505A
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sin
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prism
lens sheet
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Toshikazu Nishio
俊和 西尾
Hisanori Ishida
久憲 石田
Rika Andou
理加 安▲藤▼
Hiroshi Kojima
弘 小島
Noboru Masubuchi
暢 増淵
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 法線輝度を低下することなく、斜め方向の不
要光をなくすことを可能とする。 【構成】 透光性基材の出光側の面に、単位レンズ部1
0を1次元又は2次元的に多数配列したレンズ配列層を
有するレンズシート1であって、単位レンズ部10は、
出光側に凸状に形成されており、1方向又は直交する2
方向の断面形状が5角形であり、基部側の2辺のなす角
度θaが頂部側の2辺のなす角度θa’よりも急角度であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、出光側に凸状となるよ
うに単位レンズ部が配置されたレンズシート、そのレン
ズシートを用いた面光源及びその面光源をバックライト
として用いた透過型の表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置として、直下型又はエッジ
ライト型の拡散面光源を用いたものが知られている(特
開平5−173134号、特開平2−257188号、
実開平4−107201、特開平6−18707号、特
開平6−67178号等)。
【0003】図23は、エッジライト型の面光源の従来
例を示す図である。面光源100Aは、特開平5−17
3134号、実開平4−107201などに開示される
仕様のものであり、透光性基板101の一方の面に、光
等方拡散性層102が形成され、さらに、頂角αが90
度の二等辺三角柱プリズム線型配列レンズシート105
が積層されたものである。また、他方の面に反射層10
3が形成されており、側面に点状又は線状の光源104
が配置されたものである。また、面光源100Bは、特
開平6−18707号、特開平6−67178号等に開
示されている仕様のものであり、面光源100Aのレン
ズシート105の代わりに、頂角αが110度の二等辺
三角柱プリズム線型配列レンズシート106を積層した
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者の面光源100A
は、等方光拡散性層102により等方拡散された光がレ
ンズシート105のプリズム作用によって偏向されるの
で、光放出面の法線方向近傍に光エネルギーが集中し、
エネルギーの利用効率が高く、低消費電力で高輝度化が
可能である。しかし、図15の曲線(A)に示すよう
に、法線方向近傍の所定の角度範囲から一部の光が逸脱
する現象(透過光強度の角度分布におけるサイドロー
ブ)が発生し(A−1の部分参照)、斜方向に放出され
た光が近辺の作業者に対して不要光(迷光,ノイズ光)
となる、という問題があった。
【0005】後者の面光源100Bは、図15の曲線
(B)に示すように、サイドローブがなくなる又は小さ
くなる反面、法線輝度(光放出面の法線方向の輝度の意
味、以下同様)が25%程度低下してしまう、という問
題があった。
【0006】本発明の目的は、法線輝度を低下すること
なく、斜め方向の不要光をなくすことができるレンズシ
ート、面光源及び表示装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、透光性基材の出光側の面に、出
光側に凸状に形成された単位五角形プリズムを1次元又
は2次元的に多数配列したレンズ配列層を有するレンズ
シートであって、単位五角形プリズムの主切断面形状
は、頂角がθaである透光性基材に接する2つの急斜面
と、頂角がθa’である透光性基材に接しない2つの緩
斜面とを有し、単位五角形プリズムの屈折率をn1、単位
五角形プリズムの周辺雰囲気の屈折率をn0としたときに
頂角θa、θa’が、 θa < 90°+ (10/9)sin-1((1/√2)(n0/n1)) - (6/9)sin-1(n0/n1) かつ、 θa’≧ θa であることを特徴としている。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載のレン
ズシートにおいて、頂角θa’の範囲は、 θa’≧ 60°+ (4/3)sin-1(n0/n1) であることを特徴としている。
【0009】請求項3の発明は、透光性基材の出光側の
面に、出光側に凸状に形成された単位五角形プリズムを
1次元的又は2次元的に多数配列したレンズ配列層を有
するレンズシートであって、単位五角形プリズムの主切
断面形状は、頂角がθaである透光性基材に接する2つ
の急斜面と、頂角がθa’である透光性基材に接しない
2つの緩斜面とを有し、単位五角形プリズムの屈折率を
n1、単位五角形プリズムの周辺雰囲気の屈折率をn0、さ
らに2つの急斜面から射出されるサイドローブ光のプリ
ズム底面の法線から測った最大出射角をΘso,max、最小
出射角Θso,min、プリズム急斜面の底角をθbとしたと
きに頂角θa、θa’が、 θa < 90°+ (10/9)sin-1((1/√2)(n0/n1)) - (6/9)sin-1(n0/n1) かつ、 θa + 2sin-1(n0/n1) - EQ1 ≧ θa’≧ θa + 2sin-1(n0/n1) - EQ2 ただし、 EQ1 = 2sin-1((n0/n1)sin(Θso,min - θb)) EQ2 = 2sin-1((n0/n1)sin(Θso,max - θb)) であることを特徴としている。
【0010】請求項4の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のレンズシートにおいて、急斜面を含む単位五角
形プリズムの2つの急斜面から射出されるサイドローブ
光のプリズム底面の法線から測った最大出射角をΘ
so,max、最小出射角Θso,min、プリズム急斜面の底角を
θbとしたとしたときに、緩斜面の長さx1’と急斜面の
長さx2とが、 e/(c0 - 1) ≦ x1’/x2 ≦ e/(d0 - 1) ただし、 c0 = c1/c2 d0 = d1/d2 c1 = sin(90°- sin-1((n0/n1)sin(Θso,min - θb))) c2 = sin(90°+ sin-1((n0/n1)sin(Θso,min - θb)) - θa) d1 = sin(90°- sin-1((n0/n1)sin(Θso,max - θb))) d2 = sin(90°+ sin-1((n0/n1)sin(Θso,max - θb)) - θa) e = sin(θa/2)/sin(θa’/2) の関係を有することを特徴としている。
【0011】請求項5の発明は、透光性平板又は直方体
状の空洞からなる導光体と、導光体の裏面に少なくとも
部分的に設けた光反射層と、導光体の側端面のうち少な
くとも1面以上に隣接して設けられた点状又は線状の光
源と、導光体の表面側に配置される、請求項1から請求
項4のいずれかに記載のレンズシートと、レンズシート
の外部又は内部に積層される光等方拡散性層とを含み、
レンズシートの表面が拡散光放出面となることを特徴と
している。
【0012】請求項6の発明は、1以上の点状又は線状
の光源と、光源を包囲し、1面を開口部とし、かつ、そ
の開口部側内面を光反射面とした光源収納部と、光源収
納部の開口部側に配置される、請求項1から請求項4の
いずれかに記載のレンズシートと、レンズシートの外部
又は内部に積層される光等方拡散性層とを含み、レンズ
シートの表面が拡散光放出面となることを特徴としてい
る。
【0013】請求項7の発明は、透過型の表示素子と、
表示素子の背面に設けられた請求項5又は請求項6に記
載の面光源とを含むことを特徴としている。
【0014】
【作用】図1は、本発明によるレンズシートの単位五角
形プリズムの作用を説明する模式図である。本発明のレ
ンズシート1において、単位五角形プリズム10は、出
光側に凸状に形成されており、1方向又は直交する2方
向の断面(主切断面)形状が5角形である。この単位五
角形プリズム10は、5角柱プリズムが各々稜線方向に
互いに平行になるように、多数1次元的に配置されたも
のでもよいし、4角錐台に4角錐が積層された断面5角
形プリズムがアレイ状に、2次元的に配置されたもので
あってもよい。
【0015】この単位五角形プリズム10は、基部側
(透光性基材に接する側)の2面(急斜面)12,13
のなす角度(これは、図示のように、2面12,13の
仮想的延長線のなす角のうち、その5角形プリズムを見
込む角である)θaが頂部側(透光性基材に接しない
側)の2面(緩斜面)14,15のなす角度(即ち、頂
角)θa’よりも急角度(θa’>θa)である。従っ
て、急斜面12,13と、緩斜面14、15がそれぞれ
底面11となす角度を、θ1,θ2とすると、θ2<θ1
が成り立つ。ここで、急斜面12,13は、輝度を上げ
る機能を果たす部分であり、緩斜面14,15は、サイ
ドローブを押さえる機能を果たす部分である。
【0016】以下、本発明に係るレンズシートの作用を
示すために、まず、頂角がそれぞれ90°及び140°
である単位三角形プリズムにおいて、入射した光線が示
す挙動について説明する。次に、本発明に係る単位五角
形プリズムにおいて、入射した光線の挙動を示し、適正
な形状の単位五角形プリズムは、輝度向上とサイドロー
ブ光の発生防止を実現することを説明する。さらに、そ
のような機能を発揮するために、単位五角形プリズムが
満たすべき条件(図1における角度θa’及びθaが満た
すべき条件、及び、急斜面と緩斜面の長さの比)を導出
する手順について説明する。
【0017】図2は、頂角が90°の二等辺三角形プリ
ズム線型配列レンズシートの単位プリズムの構造及びこ
のレンズシートをエッジライト型面光源の導光板上に配
置した場合に、単位プリズム内に入射した光線の軌跡を
示した図である。
【0018】簡単のため、光線の軌跡は、以下の仮定の
もとに計算して求めている。 1) 空気の屈折率は、n0=1.0、プリズムの屈折率
は、n1=1.5とした。 2) プリズム底面への光線R1の入射角は、左回りに4
5.7°とした。 3) プリズム底面への光線R2、R3の入射角は、いず
れも右又は左回りに22.8°とした。 4) 線型配列レンズシートのうち、単位プリズム1個を
取り出してシミュレーションした。 5) 柱状プリズムの主切断面を考え、入射光線は、主切
断面内にあるものと仮定した。 6) プリズム底面を拡散光入射方向(図では下方向)と
して、光線の挙動を検討した。
【0019】また、単位プリズムの各外周面において、
反射又は屈折する光線の軌跡は、(a)反射の法則(入
射角θ、反射角θ’としたときに、θ=θ’)、(b)
屈折の法則(媒質1における屈折率n1、光線と媒質1と
2の界面の法線とのなす角をθ1、媒質2における屈折
率n2、出射光線とその法線とのなす角をθ2としたとき
に、n1sinθ1=n2sinθ2)に基づいて求めた。
【0020】図2において、追跡すべき光線としては、
導光板の裏面の光拡散反射層で反射され、プリズムに入
射する角度分布をもつ反射光のうち、代表的な3本であ
るR1、R2、R3を選んである。このうち、光線R2
は、プリズム内に入射する拡散光線のうちで、左から入
射して光放出面の法線方向に偏向されて出射するものを
代表する。光線R3は、プリズム内に入射する拡散光線
のうちで、右から入射して光放出面の法線方向に偏向さ
れて出射するものを代表する。
【0021】光線R1は、サイドローブ光の原因となる
光線である。特に、サイドローブ光の顕著な頂角90°
のレンズシートの場合に、サイドローブの主要因となる
のは、単位プリズムの斜面部内に臨界角以上の大きな角
度で入射し、全反射されて水平方向に偏向され、さらに
対向する斜面によって水平方向に偏向される光線であ
る。光線R1は、このような光線を代表するものであ
る。光線R1は、本来左右各1本づつ選ぶべきである
が、単位プリズムが左右対称であり、また、図が煩雑に
なるのを避けるために、右方からの1本のみによって代
表させてある。
【0022】図2に見られるように、光線R2は、光路
2→H2→I2に沿って進む。その結果、光線R2は、
単位プリズムを出射するときには、光放出面の法線nに
近い方向に偏向されており(法線nとなす角度は反時計
回りに3.8°である)、レンズシートの法線輝度を増
大することに寄与していることがわかる。同様に、光線
R3も、単位プリズムを通過する過程で光放出面の法線
に近い方向に偏向され(法線nとなす角度は時計回りに
3.8°である)、レンズシートの法線輝度の増大に寄
与している。
【0023】これに対して、光線R1は、A2→B2を経
て、プリズム内に入り、右斜面f2上のC2点で入射角
73.5°が臨界角41.8°以上であるために、全反
射する。その結果、左方向の水平近くまで偏向されて、
左斜面f1上の点D2に達する。そこで、空気中に出る
ときに、さらに水平方向に偏向されE2に至る。このと
きの光線R1(出射光)と、面光源の光放出面の法線n
とのなす角は70.7°であり、光線R1は、通常の表
示装置で使用される視野角(光放出面の法線に対して最
大±45°程度)を逸脱し、サイドローブ光となること
がわかる。ここで、光線R1の出射方向を実測されたサ
イドローブ光の出射方向と比較してみる。
【0024】図15は、各種プリズム線型配列シートに
おける透過光の輝度を角度の関数として測定した結果を
示す図である。測定は、エッジライト型面光源の表面に
光拡散透過シートを載せ、その上に前述の三角形プリズ
ム線型配列シートをプリズム面が外向き(導光板側と反
対向き)となるように設置して行っている。図中、実線
で描かれている曲線(A)は、頂角90°の三角形プリ
ズム線型配列シートについての測定結果であり、特に
(A−1)は、サイドローブ光の輝度を示している。図
15から分かるように、光線R1の出射角70.7°
は、実測されたサイドローブ光のピーク方向と光放出面
の法線とのなす角度68°と略一致する。
【0025】図3は、頂角が140°の三角形プリズム
線型配列レンズシートの単位プリズムの構造及びこのレ
ンズシートをエッジライト型面光源の導光板上に配置し
た場合に、単位プリズム内に入射した光線の軌跡を示し
た図である。図2においてサイドローブ光となっていた
光線R1は、単位プリズムの右斜面f2上の点C1で全
反射し、さらに、底面f3の点D1、左斜面f1の点E1
でも全反射し、F1→G1と進み底面側に戻される。従っ
て、この単位プリズムでは、サイドローブ光が発生しな
い。これは、実験によりレンズシートの透過光の輝度を
測定した結果と一致する(図15、破線(B)参照)。
ただし、実際の面光源においては、R1以外の光線も各
種存在するために、若干のサイドローブ光の発生があ
る。
【0026】一方、光線R2、R3は、いずれも図2の
場合と同様に、光放出面の法線nに近い方向に偏向され
る。なお、図が左右対称であることから、図中には、光
線R3のみを示してある。光線R3が法線nとなす角
は、12.5°であり、頂角が90°である場合の3.
8°と比較して、若干増大している。このことは、頂角
が140°の単位プリズムにおいて、法線方向輝度は、
やや低下し、視野角は、逆に増大することを意味してい
る。このことも、実験結果の傾向と一致するものである
(図15参照)。
【0027】図4は、本発明に係る五角形プリズム線型
配列レンズシートの単位プリズムの構造及びこのレンズ
シートをエッジライト型面光源の導光板上に配置した場
合に、単位プリズム内に入射した光線の軌跡を示した図
である。
【0028】図示した単位五角形プリズムでは、プリズ
ム下部の急斜面(f1、f2)は、頂角90°の単位三
角形プリズムと同様の形状となっている。従って、光線
R1は、A0→B0を経てプリズム内へ入り、斜面f2上
の点C0で全反射して左方向水平線近くまで偏向され
る。次に、光線R1は、プリズム上部の斜面f4上にあ
る点D0に到達する。ここで、プリズム上部の斜面f4
及びf5は、頂角140°の三角形プリズムと同様の形
状となっているため、光線R1の斜面f4への入射角
は、臨界角より大きい50°となる。このために、光線
R1は、点D0において全反射をし、底面f3上の点
0、さらにF0を経て導光板にフィードバックされる。
従って、光線R1は、サイドローブ光とならない。
【0029】上述の計算結果も、実測データによく一致
している(図15参照、曲線(C)に示す緩斜面の頂角
が108°である場合のデータである)。なお、実験に
おいては、図3でシミュレートしなかった各種の光線
が、面光源からプリズムへ照射されるために、サイドロ
ーブ光は、完全には消失していない。しかし、頂角90
°のプリズムにおいて測定されたサイドローブ光と比較
して、その輝度は、大幅に減少している。(図15
(C)のサイドローブ輝度は、図15(A)のサイドロ
ーブ輝度の58%となっている。)
【0030】図4において、光線R1は、プリズム内に
おいて2回全反射をした後に、底面f3を介して導光板
側へフィードバックされている。全反射の回数は、図3
に示した頂角140°の単位三角形プリズムの場合(3
回)と比較して少ない。また、光線R1がプリズム内を
進行する光路長は、図4における場合の方が、図3のお
ける場合より短い。従って、単位五角形プリズムでは、
導光板にフィードバックされるまでに光線が減衰する割
合は、小さく、導光板にフィードバックされた後に、導
光板裏面において拡散反射され、再度出力光としてプリ
ズムに入射する光線の割合は、大きい。
【0031】また、図4において、光線R3は、プリズ
ム内で屈折した結果、光放出面の法線nから3.8°の
方法に偏向、収束されて出射する。これは、図3に示し
た12.5°より小さく、本発明に係る五角形プリズム
の方がより法線方向に高密度に出力光を収束することを
示している。
【0032】図2〜図4のシミュレーションは、いずれ
もプリズム面が光放出面側(導光板と反対側)を向いて
いる場合についてされたものである。これに対して、図
5は、プリズム面が入射面側(導光板側)を向いている
場合のシミュレーションである。
【0033】図中、光線R1は、その光路がA3→B3
3→D3→E3であり、最後に導光板へフィードバック
されるので、サイドローブ光の原因とはならない。しか
し、この光線が若干左側へずれてプリズムに入射した場
合、すなわち、光線R1’の場合は、その光路がF3
3→H3→I3であり、プリズムの底面f3より光放出
面の法線nと64.0°の角度をなして出射する。従っ
て、光線R1’は、サイドローブ光の発生原因となって
いる。さらに、光線R2及びこれが若干右にずれてプリ
ズムに入射した光線R2’は、光放出面の法線nと3
5.5°、49.4°の角度をなして底面f3より出射
する。なお、光線R3に該当するものは、図示を省略し
てあるが、これは、光線R2と同様な挙動を示す。
【0034】このように、本発明に係る五角形プリズム
は、プリズム面を導光板方向へ向けて使用すると、プリ
ズム面を光放出方向へ向けた場合に比較して、法線輝度
が低下し、また、サイドローブ光が発生する。なお、実
測データにおいても、同様の傾向が得られている(図1
6参照)。
【0035】以上のシミュレーションから、導光板を用
いたエッジライト型面光源の場合に、本発明による5角
柱プリズム線型配列レンズシートは、プリズム面を光放
射面側(導光板と反対側)に向けることが、法線輝度を
高くする上で好ましいことが分かる。また、直下型の面
光源の場合においても、光透過拡散シートを通して、拡
散した光をプリズムに入射する態様の場合には、図2〜
図5と同様の作用機構により、プリズム面を光放出面側
(導光板と反対側)に向けることが、法線輝度を高く
し、サイドローブを低下させて必要十分な視野角を得る
上で好ましいことが分かる。
【0036】次に、サイドローブ光の発生について、図
6を用いて、さらに詳しく考察する。図6は、頂角がθ
aである二等辺三角柱プリズムの主切断面(二等辺三角
形PQJで表される単位プリズム)を示している。な
お、以下において特に断らない限り、頂角θaと、プリ
ズム/空気界面の臨界角θcは、 θa > 2θc (1) なる関係を有しているものとする。ただし、 θc=sin-1(n0/n1) (2) である。
【0037】光線R11、R12、R13は、プリズム
に底面f3から入射し、右斜面f2上の点Cにおいて全
反射する光線である。なお、斜面f2に対する入射角
が、臨界角θcより小さい光線は、光放出面の法線n方
向に屈折しながら斜面f2を透過し、サイドローブ光に
関与しない光線であるから、記述を省略する。
【0038】光線R11は、点Cにおける入射角θc11
が、臨界角θcより僅かに大きく、点Cにおいて全反射
した後、斜面f1上の点Dに入射角θd11で到達してい
る。ここで、式(1)の条件から、 θd11=θa - θc11>θc (3) である。従って、光線R11は、点Dにおいても全反射
する。その後、光線R11は、底面f3より導光板側に
フィードバックされるために、サイドローブ光にはなら
ない。
【0039】一方、光線R12は、点Cにおける入射角
θc12が、 θc12=θa - θc (4) である光線である。光線R12は、点Cにおいて全反射
した後に、斜面f1へ点Iにおいて入射する。このとき
の入射角θd12は、 θd12=θa - θc12=θc (5) である。従って、光線R12は、点Iに達した後に、斜
面f1に沿って点Jまで進み、点Jより底面側(導光
板)にフィードバックされるために、光線R11同様、
サイドローブ光にはならない。
【0040】光線R13は、点Cにおける入射角θc13
が θc13>θa - θc (6) であり、従って、斜面f1上の点Mにおける入射角θ
d13は、 θd13<θc (7) である。この結果、光線R13は、法線nに対して大き
な角度(図中、左水平方向に近い角度)で斜面f1より
出射し、サイドローブ光となる。これより、点Cにおい
て全反射し、かつ、角ICQ内を通過して斜面f1に達
する光線は、サイドローブ光になることが分かる。ここ
で、 角ICQ=90°- (θa- θc) (8) であるから、 θc13=(θa - θc) + k(90° - (θa - θc)) ただし、0<k<1、 (9) が導かれる。
【0041】図7は、図6と同じ頂角がθaである三角
柱プリズムの主切断面を示している。図中の光線R
1,max、R1,peak、R1,minは、それぞれ底面f3よりプ
リズムに入射し、斜面f2において、それぞれの入射角
θR,max、θR,peak、θR,minが式(9)を満すように全
反射している光線である。具体的には、 θR,min = (θa - θc) + (8/10)(90°- (θa - θc)) (10) θR,peak = (θa - θc) + (6/10)(90°- (θa - θc)) (11) θR,max = (θa - θc) + (4/10)(90°- (θa - θc)) (12) である。つまり、これら光線の斜面f2における反射角
は、サイドローブ光を反射し得る角度範囲(式(9))
をそれぞれ8/10、6/10、4/10に分割する角度であ
る。
【0042】このようにθR,max、θR,peak、θR,min
定めると、これらの光線が左斜面f1より出射するとき
の角度を底面f3の法線、すなわち、面光源の出光面の
法線nから測った値(サイドローブ出射角)Θso,min
Θso,peak、Θso,maxの具体的な値を頂角θa=90°の
場合について計算すると、それぞれ57.7°、70.
7°、84.7°となる。
【0043】これに対して、図15の曲線(A)に見ら
れるように、実測された頂角θa=90°の二等辺三角
柱プリズムのサイドローブ光の最小角方向は、Θso,min
=52°、光エネルギーが最大である方向(ピーク方
向)は、Θso,peak=68°、そして、最大角方法は、
Θso,max=82°である。これらの値は、上記計算値の
Θso,min、Θso,peak、Θso,maxとほぼ一致する。この
ことから、以下において光線R1,max、R1,peak、R
1,minは、それぞれ、光放出面の法線nから測った最小
角方向、ピーク方向、最大角方向のサイドローブ光を近
似するものとする。
【0044】次に、斜面f1から光線R1,max〜R1,min
が透過する領域を特定し、その領域をサイドローブ光が
生じない形状のプリズムに置き換えることについて記述
する。このようにすることにより、頂角θaの二等辺三
角柱プリズムにおいて、高出力輝度特性を最大限活かし
た上で、サイドローブ光を消去することが可能となる。
【0045】まず、斜面f1上で、サイドローブ光を放
出する領域を特定する方法について、図8を用いて説明
する。図8は、頂角がθa=90°である三角柱プリズ
ムの主切断面を示している。光線R11は、図7におけ
る最大輝度のサイドローブ光である光線R1,peakを表し
ており、そのサイドローブ出射角θsoは、70.7°で
ある。
【0046】光線R11は、光路E1→D1を経てプリズ
ムに入射し、右斜面f2上の点C1で全反射された後
に、左斜面f1上にある点P1からA1方向へ出射する。
いま、斜面F2上の反射点をC1、C2、・・・と漸次底
面f3の方向へ移動させると、光線は、R11、R1
2、・・・のように斜面f1上を次第に底辺f3の方向
へ移動する。光線R1cは、反射点が底辺f3と斜面f2
が交わる点Bcと極限的に殆ど一致しており、Ec→Bc
→Pc→Acと進行する光線である。このように、光線R
11〜光線R1cは、底面f3からプリズムに入射し、斜
面f1よりサイドローブ光として出射する。
【0047】次に、斜辺f1における出射点が、光線R
1cの出射点Pcより底辺f3側の点P3、P4であるサイ
ドローブ光として光線R13、R14が存在したと仮定
する。これら光線を遡行していくと、これら光線の底面
f3に入射する角は、臨界角θcを超過しているため
に、もはや底面f3の下方からプリズム内に入射せず、
例えば光路E3→G3→F3→P3→A3の様に、斜面f2
から入射し、底面f3で全反射するものでなければなら
ない。しかしながら、通常の面光源を使用し、プリズム
の底面f3が面光源側を向くように設置した場合には、
光線R13、R14に類する光線は、殆ど存在しない。
従って、プリズムの斜面f1において、点Pcとプリズ
ムの頂角の間から、事実上ほとんどのサイドローブ光が
出射することがわかる。
【0048】そこで、次に点Pcの位置を求める。上記
までは、サイドローブ出射角がθso,peakであるR
1,peakを例に取り上げたが、以下では、問題を一般化
し、サイドローブ出射角がθsoである光線R1cについて
考える。図9は、図8と同じ頂角がθaである三角柱プ
リズムの主切断面abcと、その断面内を横切り、頂点
cを通過している光線R1cを示した図である。
【0049】光線R1cが左斜面f1に入射する角θ
siは、屈折の法則からθsoを用いて、 θsi=sin-1((n0/n1)sinθso) (13) となる。ただし、図7からΘso,min〜Θso,maxは、例外
的に出光面の法線n(プリズム底面f3の法線に同じ)
から測っているが、屈折の法則に用いる角θsoは、出光
面f1の法線Nから測るため両者は、 θso,min = Θso,min - θb θso,peak = Θso,peak - θb θso,max = Θso,max - θb ・・・・・・(13a) 等の関係で結ばれる(ただし、θbは、三角形プリズム
主切断面の底角である)。一方、三角形aPccにおい
て、 角aPcc=90°- θsi (14a) 角Pcca=90°+ θsi - θa (14b) である。
【0050】一般に、三辺の長さがA、B、Cである三
角形のそれぞれの辺の対角をα、β、γとすれば、 (A + B)/(A - B) = (sinα + sinβ)/(sinα - sinβ) ・・・・・ (15) が成り立つ。そこで、面ca、aPc、Pcbの長さをそ
れぞれx、x1、x2とし、式(15)に、式(13)、
(14a)、(14b)を代入すれば、 x1 = (sin(90°+ θsi - θa)/sin(90°- θsi))・x (17) x2 = x - x1 =(1 - (sin(90°+ θsi ー θa)/sin(90°ー θsi)))・x ・・・・・(18) 従って、 x1/x2 = 1/((sin(90°ー θsi)/sin(90°+ θsi ー θa)) ー 1) ・・・・・(19a) を得る。これより、頂角がθaである二等辺三角柱プリ
ズムの主切断面abcの面ca及びabにおいて、 aPc1/bPc1=x1/x2 (20) 又は、 aPc2/cPc2=x1/x2 (21) のとなる点Pc1、Pc2を求め、三角形Pc1aPc2をサイ
ドローブ光を生じない、又は、サイドローブ光の光量を
低減する形状のプリズムに置換すれば良いことになる。
そのようにすることにより、出射角θsoないしはそれ以
上の角度のサイドローブ光の発生を抑制することが可能
となる。
【0051】式(19a)中のθsiは、式(13)に示
されるようにθsoに依存するため、上述のように定義さ
れる点Pcの位置は、サイドローブ光の出射角θsoをθ
so,min≦θso≦θso,maxのいずれに設定するかによって
変化する。すなわち、(19a)式をより厳密に記せ
ば、 1/(c0 - 1) ≦ x1/x2 ≦ 1/(d0 - 1) (21a) ただし、 c0 = c1/c2 d0 = d1/d2 c1 = sin(90°- sin-1((n0/n1)sinθso,min)) c2 = sin(90°+ sin-1((n0/n1)sinθso,min) - θa) d1 = sin(90°- sin-1((n0/n1)sinθso,max)) d2 = sin(90°+ sin-1((n0/n1)sinθso,max) - θa) となる。θsoをθso,maxに近い値として点Pcの位置を
求めた場合には、サイドローブ光の消去は完全なものと
なる。その反面、図7又は式(19a)から理解される
ように、点Pcと頂角aの間の距離x1は、より長くな
り、法線輝度に貢献する面の長さx2が短くなる。従っ
て、法線輝度が低下するとともに、拡散角(主ローブの
半値幅)も広がる。一般的には、これらの要求性能は、
θso=θso,peakとすることにより程良くバランスす
る。
【0052】続いて、サイドローブ光が出射しない、又
は、より低減されるプリズム形状を求める。図7又は図
15の曲線Aから明らかであるように、特に頂角θaが
90°の三角柱プリズムにおいてサイドローブ光の強度
が大きい。このサイドローブ光の強度は、頂角を次第に
増大させると、一定の角度において急激に低下する。以
下、この点について説明する。
【0053】図26は、空気の屈折率n0=1、プリズ
ムの屈折率n1=1.5のときに、頂角θa=90°の
プリズムにおいて、強度がピークになるサイドローブ光
1,peak、すなわち、底面f3に入射角45.7°で入
射する光線が、頂角θaの増加とともにその経路をどの
ように変化させるかを示した図である。図26から、頂
角θaが90°から漸次増大すると、サイドローブ光の
出射方向が次第に水平方向に傾いていくことが分かる。
これは、図7において、R1,min〜R1,maxの出射光線が
次第に反時計回りに回転していくことに相当している。
図26(B)に示すように、頂角θaの増大の結果、出
射光は隣接するプリズム(図中、左隣りのプリズム)の
斜面に当たり、一部は反射され、光放出面の法線n近傍
の出力光線R1R,peakになる。また、残りの出射光は、
透過、屈折して導光板又は光源側にフィードバックされ
る光線R1t,peakとなり、再利用される。このように、
θaの増大に伴い、サイドローブ光は次第に減少する。
また、さらにθaを増大させると、サイドローブ光は、
図3において示したようにプリズム斜面において全反射
し、導光板側にその全てがフィードバックされるため
に、完全に消失する。
【0054】次に、以上の過程を光線を追跡しながら説
明する。図7において容易に分かるいうに、頂角θa
90°から増大させると、サイドローブ光R1,min
R1,maxのうち、最も出射角の大きいR1,maxが、最初に
隣接するプリズムの斜面に接するようになる。そこで、
以下にサイドローブ光R1,maxに基づいて説明を進め
る。図24は、頂角θa=90°+αである三角柱プリ
ズムにおけるサイドローブ光の経路を示した図である。
ここでαは、0°<α<90°の関係を満たしており、
θa=90°+αとしたときに、図中の三角柱プリズム
において左斜面f1から出射したサイドローブ光R
1,max(図中、点Dから点Eに向かう光線)が底面f3
(図中、辺JI)と平行となる角度である。このような
角度関係が満たされれば、図26からも分かるように隣
接する単位プリズムの間の距離、または、R1,maxの出
射点の位置の如何によらずサイドローブ光R1,maxは、
必ず隣接する(左隣)のプリズム斜面に当たる。
【0055】また、頂角θaが90°+αとなるのにと
もない、底面f3と、斜面f1又はf2とのなす角θb
は、45°−(α/2)となる。これは、三角形の内角
の和が180°であること、二等辺三角形の両底角は相
等しいこと、及び、底辺が(α/2)減少したぶん斜面
f2及びその法線が反時計回りに(α/2)回転するこ
とに注目すれば初等幾何学的に容易に求められる。その
結果、左斜面f1のD点におけるサイドローブ光R
1,maxの入射角θsi,maxは、図24の三角形KDCの内
角の和が180°であることから、 θSi,max = (90°+ α) ー (θR,max ー α/2) = 90°ー θR,max + (3/2)α (21b) また、右斜面f2での全反射角θR,maxは、式(12)
より、 θR,max = ((90°+α)ーθc)+(4/10)(90°ー ((90°+α) ー θc)) = 90°+ (6/10)α ー (6/10)θc (21c) となる。
【0056】サイドローブ光R1,maxの斜面f1におけ
る出射角θso,maxとθR,maxは、点Dにおいて屈折の法
則により、以下のように関連づけられる。 n0sinθso,max = n1sin(90°ー θR,max + (3/2)α) (21d) 従って、 θso,max = sinー1((n1/n0)sin(90°ー θR,max+(3/2)α)) ・・・・・ (21e) となる。出射光線の方向(D→E)が底面f3と平行で
あるということは、サイドローブ光R1,maxが底面f3
の法線(面光源出光面の法線)nと直交することを意味
するから、図24より、 (45°ー α/2)+θso,max = 90° (21f) となる。従って、式(21e)及び(21f)より、 (45°ー α/2) + sin-1((n1/n0)sin(90°ー θR,max + (3/2)α)) = 90° ∴ sin-1((n1/n0)sin(90°ー θR,max + (3/2)α)) = 45°+ α/2 ・・・(21g)
【0057】式(21g)において両辺の正弦をとる
と、 (n1/n0)sin(90°ー θR,max + (3/2)α) = sin(45°+ α/2) ∴ sin(90°ー θR,max + (3/2)α) = (n0/n1)sin(45°+ α/2) ・・・(21h) を得る。
【0058】ここで、θa=90°+αは三角形の頂角であ
り、0°<θa<180°であるから、 0°< α < 90° ∴ 45°< (α/2) + 45°< 90° ∴ 1/√2 < sin((α/2) + 45°) < 1 (21i) となり、(21h)式の右辺は、 (1/√2)(n0/n1) < (n0/n1)sin(45°+ α/2) < n0/n1 ・・・・・(21j) となる。
【0059】従って、式(21h)及び(21j)よ
り、 (n0/n1) > sin(90°ー θR,max + (3/2)α) > (1/√2)(n0/n1) ・・・(21k) となる(なお、式(21k)の不等号は、式(21j)
における不等号とその向きを逆としている)。これに、
式(21c)のθR,maxを代入すると、 (n0/n1) > sin((6/10)θc + (9/10)α) > (1/√2)(n0/n1) ・・・(21m) となる。
【0060】一方、式(21m)の正弦の中の角度は、
元来図24の斜面f2の点Dにおける入射角θSi,max
あること、すなわち、 (6/10)θc+(9/10)α = 90°ー θR,max + (3/2)α = θSi,max (21n) であることを考慮すれば、 0°< (6/10)θc+(9/10)α < 90° (21p) となる。この区間において、逆正弦関数の主値は、1価
の単調増加関数であることから式(21m)の逆正弦を
とっても同じ不等号が成立し、 θc > (6/10)θc + (9/10)α > sin-1((1/√2)(n0/n1)) ・・・(21q) となる。ただし、臨界角の定義より、sin-1(n0/n1)=
θcとしている。式(21q)をαについて解くと、 α > (10/9)sin-1((1/√2)(n0/n1)) ー (6/9)θc (21r) となり、図24のような関係が成立するために頂角θ
a,maxは、 θa,max = 90°+ α > 90°+ (10/9)sin-1((1/√2)(n0/n1)) ー (6/9)θc ・・・(21s) という条件を満たさなければならないことが分かる。
【0061】頂角θaがさらに増加すると、順次サイド
ローブ光R1,peak、R1,minが底辺f3と平行になり、
サイドローブ光では無くなる。式(11)、(10)の
θR,peak、θR,minを用いて上記と同様の計算を行う
と、θa,peak、θa,minのそれぞれについて、 θa,peak > 90° + (10/11)sin-1((1/√2)(n0/n1)) ー (4/11)θc ・・・(21t) θa,min > 90°+ (10/13)sin-1((1/√2)(n0/n1)) ー (2/13)θc ・・・(21u) を得る。なお、ここでは、式(10)、(11)におい
て、90°を90°+αとして計算を行っている。
【0062】以上の結果をまとめると、頂角θa=90
°のときは、プリズムの左斜面f1から出射角θso,min
≦θ≦θso,maxの範囲でサイドローブ光R1,min〜R
1,peak〜R1,maxが全てそのまま出射される(図7)。
頂角θaを増加させると、出射サイドローブ光は、次第
に反時計回りに傾き、はじめに左斜面の下方から出る光
線が図26(B)に示されるように隣接プリズムで偏向
され始める。ただし、大部分の光は、そのまま出射す
る。頂角をθa,maxまで変化させると、まずサイドロー
ブ光のうち最大出射角のR1,maxが図24に示すように
斜面f1から出射した後にプリズム底面f3と平行にな
り、そして、図26(c)に示すように、出射光線が左
斜面f1における出射位置によらず隣接するプリズム斜
面で反射及び透過して向きを変えサイドローブ光でなく
なる。
【0063】さらに、θaが増加して、θa,peakに達す
ると、ピーク強度を与えるサイドローブ光R1,peakも左
斜面f1より出射した後に、底面f3に平行となりサイ
ドローブ光で無くなる。最後に、θaがθa,minに達する
と、最小出射角のサイドローブ光R1,minも同様にサイ
ドローブ光でなくなり、全てのサイドローブ光R1,min
〜R1,maxは、法線方向近傍に出射する反射光R1Rと導
光板(光源)側へフィードバックされる光線R1tとに変
換される。
【0064】θaをθa,minからなおいっそう増加させる
と、出射角の大きいサイドローブ光から順次左斜面f2
で全反射するようになる。そして、 θa > 60°+ (4/3)θc = 60°+ (4/3)sin-1(n0/n1) (21v) となると、全サイドローブ光は、左斜面f2において全
反射され、底面f3から導光板側へ戻る。図3は、n0
=1.0、n1=1.5のとき式(21v)を満たす三
角柱プリズムの例であり、頂角θa=140°である。
【0065】次に、式(21v)の導出方法について説
明する。図10は、頂角がθaである三角柱プリズムの
主切断面を示した図である。図中、光線R5は、光路C
→D(全反射)→Eに沿ってプリズム内を進行し、斜面
f1よりF方向へ出射角θsoで出射する光線である。
【0066】光線R5が斜面f1及び斜面f2にそれぞ
れ入射するときの角度をθsi及びθR1、また、点Cから
点Dに進行する光線が底面f3となす角度をθR2とする
と、 θsi < θc (22) θR1 = θa ー θsi (23) θR2 = (3/2)θa ー θsi ー 90° (24) なる関係が成り立つ。ここで、 θR2 = (3/2)θa ー θsi ー 90° > (3/2)θa ー θc ー 90° > θc (25) が満たされれば、斜面f1から出射し得る光線R5は、
底面f3から入射する光線ではなく、斜面f2よりプリ
ズム内に入射し、点Cにおいて全反射をする光線であ
る。
【0067】逆に、 θR2 < θc (26) であれば、光線R5は、底面f3よりプリズム内に入射
した光線である。既に説明したように、斜面f2よりプ
リズム内に入射する光線は、極く僅かである。従って、
式(22)及び(25)を同時に満たすように、頂角θ
aを定めることにより、底面f3よりプリズムに入射
し、その後にサイドローブ光となる光線の存在を防止す
ることが可能となる。このような条件を満たすθaは、
式(22)〜(25)より、次式のように与えられる。 θa > 60°+ (4/3)θc = θa,perfect (27)
【0068】すなわち、頂角θaが式(21u)のθ
a,minからさらに増加して、式(27)をも満たすよう
になると、サイドローブ光の出射が抑制されることは依
然として同じであるが、抑制されたサイドローブ光は、
全て斜面f1、f2において全反射され、導光板あるい
は光源側にフィードバックされ、出力光として利用され
なくなる。そのために、出力光の輝度(特に、光放出面
の法線方向nの輝度)は低下する。その代わり、頂角が
広くなった分だけ出力光の視野角(半値角)は広がり、
また、導光板にフィードバックされた光は導光板内部を
伝搬し、一部は再出力される。この結果、輝度の面分布
はより均一となる。
【0069】故に、特に高い法線輝度と少ないサイドロ
ーブを求める場合は、 90°+ (10/9)sin-1((1/√2)(n0/n1)) ー (6/9)θc < θa < 60°+ (4/3)θc (27a) また、出力光の視野角の広さ、及び、法線輝度の高さよ
りもサイドローブ光の除去と光放出面内の輝度分布の均
一化を求める場合は、 60°+ (4/3)θc < θa < 180° (27b) とすると良い。
【0070】図17は、代表的な材料について、屈折
率、臨界角、90°頂角の場合における最大出射角θ
max、強度がピークの方向θpeak、及び、最小出射角θ
minのサイドローブを生じる各々の光線に対してこれを
隣接斜面反射により抑止する緩斜面頂角θa,max、θ
a,peak、θa,max及び両斜面f1、f2においてサイド
ローブ原因光が全反射されて出射を抑制する緩斜面頂角
θRefを列挙した図である。ただし、空気の屈折率を
1.00として計算を行っている。
【0071】図11は、以上の説明に基づいて得られた
五角柱プリズムの主切断面を示した図である。プリズム
上部の緩斜面f4、f5は、頂角がθa’(θa’>θ
a,max)である二等辺三角形a’b’c’の斜辺の一部
である。プリズム下部の急斜面f1、f2は、頂角がθ
a(θa≦θa,max)である二等辺三角形abcの斜辺の
一部である。θa<θa,maxとしたのは、θa≧θa,max
すると、サイドローブ光は減少するものの、プリズムを
透過する光線(図2のR2、R3等)の屈折、収束が不
十分となり、出射光の法線輝度の低下、拡散角の増大な
ど、好ましくない結果を招くからである。また、急斜面
と緩斜面の長さの比は、後述の式(36)を満たしてい
る。なお、上記2つの斜面は、点Pc1、Pc2において階
段状の段差を生じないように接続してある。
【0072】図11に示すプリズムにおいて、底面f3
よりプリズムに入射した光線のうち、急斜面f1、f2
を透過するものは、光放出面の法線方向へ効率よく収束
するために、法線輝度は、向上する。また、例えば、緩
斜面f5において全反射し、緩斜面f4へ進行する光線
は、緩斜面f4を出射した後に左隣のプリズム斜面(f
5)で一部反射して出光面の法線方向に進行し、残りは
屈折して、底面f3へフィードバックされるために、サ
イドローブ光の発生原因となることがない。このよう
に、図11に示す五角柱プリズムは、低サイドローブ特
性と高法線輝度特性の両特性を合わせ持つプリズムであ
る。
【0073】しかしながら、図11に示すプリズムで
は、図中の光線R6のように、底面f3からプリズム内
に入射した後に、急斜面f2上の点Cにおいて全反射
し、緩斜面f4を透過してサイドローブ光となる光線が
存在し得る。つまり、光線R6は、点Cにおいて大きな
角度で全反射した場合に、緩斜面上の点Dに小さい入射
角で到達する。ここで、頂角θa’が十分に大きく取ら
れておらず、斜面f4の傾斜が急であれば、点Dへの光
線R6の入射角θsiは、臨界角θc未満となり、光線R
6は、斜面f4を透過する。実際に計算すると、例え
ば、点Bにおける光線R6の入射角θin=48.9°、
緩斜面の頂角θa’=120°と仮定した場合に、入射
角θsiは31°となり、光線R6は、射角θso=50°
で出射する。この出射光路R6は、左上方へ進行するも
のであり、すでに議論したように、その大部分は、左隣
りのプリズムで反射することなく、そのままサイドロー
ブ光となる。
【0074】このようなサイドローブ光は、以下のよう
にして求められる条件により防ぐことが可能である。す
なわち、図11に示した経路によりプリズムに入射する
光線を全て急斜面f4、f5において全反射させ、底面
f3へフィードバックするようにすればよいのである。
図12は、頂角がθa(<θa,max)である二等辺三角柱
プリズムの主切断面ABCを示した図である。図中、光
線R7は、右斜面f2において全反射した後に、左斜面
f1上の点Eに入射角θsi(<θc)で到達し、サイド
ローブ光としてプリズムから出射する光線である。
【0075】ここで、斜面f1を点Eを中心に時計方向
へ角度Δθだけ回転させると考える。これは、斜面f1
の傾斜をΔθだけ減少させることに相当する。逆にθsi
は、Δθだけ増大する。Δθが、θsi+Δθ≧θc、すな
わち、 Δθ ≧ θcーθsi (28) であれば、θsiは、臨界角θcより大きくなる。その結
果、光線R7は、斜面f1において全反射し、サイドロ
ーブ光となることを防ぐことが可能となる。
【0076】図13は、上述の考察をもとに形状を決定
した五角柱プリズムの主切断面を示した図である。五角
形A’Pc1BCPc2は、頂角θaの三角形ABCにおい
て、右斜辺CA(左斜辺AB)の一部分である辺Pc2
(辺Pc1A)を半時時計回り(時計回り)に式(28)
を満たす角度Δθだけ回転させ、2辺Pc1A、Pc2Aが
交わる点を新たに点A’としたものである。従って、五
角形A’Pc1BCPc2において、面Pc2A’(f5)及
びPc1A’(f4)は、緩斜面であり、面CPc2(f
2)及びPc1B(f1)は、急斜面である。
【0077】ここで、角ABCの角度(底角)をθb
すると、頂角θa’とθbの関係は、二等辺三角形の両底
辺が等しいことを考慮すると、 θb ー Δθ = (180°ー θa’)/2 (29) となる。従って、 θa’= 180°ー 2(θb ー Δθ) = θa + 2Δθ (30) である。さらに、式(13)と式(28)より、 θa’≧ θa + 2θc ー 2sin-1((n0/n1)sinθso) (31) が導かれる。θsoは、Θso,min〜Θso,maxと式(13
a)の関係にあることから、出射するサイドローブ光の
出射角がθso,min〜θso,maxの範囲を有することを考慮
すると、Θso,min−θb≦θso≦Θso,max−θbとなるか
ら、図13に示す五角柱プリズムは、 θa’≧ θa + 2sin-1(n0/n1) - 2sin-1((n0/n1)sin(Θso,max ー θb)) ・・・(32) より好ましくは、 θa’≧θa + 2sin-1(n0/n1) - 2sin-1((n0/n1)sin(Θso,min ー θb)) = θa,perfect (32a) なる条件を満たすことにより、底面f3より入射し、図
13の経路を進行する光線がサイドローブ光となること
を防止するようになる。しかしながら、θa’が大きす
ぎると、視野角が不必要に拡がり、法線輝度が低下して
好ましくない。従って、 θa + 2sin-1(n0/n1) - 2sin-1((n0/n1)sin(Θso,max ー θb)) ≦θa’≦θa,perfect (32aa) とすることが好ましい。図17に、θa,perfectの例を
示す。ただし、急斜面の頂角は、θa=90°、屈折率
は、n0=1、n1=1.5とする。
【0078】次に、上述のような五角柱プリズムにおけ
る緩斜面の長さx1'と急斜面の長さx2の比を求める。図
14は、五角柱プリズムの主切断面を示した図である。
主切断面ABPc1 C’Pc2は、頂角θaの二等辺三角形
ABCの臨界点Pc1、Pc2よりも上部を頂角θa
(θa’>θa)の二等辺三角形Pc1C’Pc2に置き換え
た形状を有している。図中のPc1C(Pc2C)は、式
(19a)中のx1に相当する。また、Pc1C’(P
c2C’)=x1’とする。
【0079】図から明らかなように、 Pc1C’’= Pc2C’’= x1sin(θa/2) (33) であり、また同時に、 Pc1C’’= Pc2C’’= x1’sin(θa’/2) (34) である。従って、式(33)及び式(34)より x1’= (sin(θa/2)/sin(θa’/2))・x1 (35) となる。
【0080】ここで、式(19a)と式(35)を比較
すると、次式を得ることができる。 x1’/x2 = e/(k0 - 1) (36) ただし、 k0 = k1/k2 k1 = sin(90°- sin-1((n0/n1)sinθso)) k2 = sin(90°+ sin-1((n0/n1)sinθso) - θa) e = sin(θa/2)/sin(θa’/2) 式(31)のときと同様に、θsoは、(Θso,min
θb)〜(Θso,max−θb)の範囲を有することを考慮す
れば、 e/(c0 - 1) ≦ x1’/x2 ≦ e/(d0 - 1) (37) ただし、 c0 = c1/c2 d0 = d1/d2 c1 = sin(90°- sin-1((n0/n1)sin(Θso,min ー θb))) c2 = sin(90°+ sin-1((n0/n1)sin(Θso,min ー θb)) - θa) d1 = sin(90°- sin-1((n0/n1)sin(Θso,max ー θb))) d2 = sin(90°+ sin-1((n0/n1)sin(Θso,max ー θb)) - θa) e = sin(θa/2)/sin(θa’/2) を得る。
【0081】図18は、急斜面の頂角θa=90°、臨
界角θc=41.8°(プリズムの屈折率n0=1.5、
空気の屈折率n1=1.0)、である場合について、緩斜
面の頂角θa’及び緩斜面と急斜面の長さの比x1’/x2
を算出した結果を示している。なお、除去すべきサイド
ローブ光の出射角は、それぞれ、出光面法線nから測っ
てΘso,max=84.7°、Θso,peak=70.7°、Θso,min=5
7.7°としてある。
【0082】最後に、頂角θaと臨界角θcの関係が、θ
a≦2θcのである場合について、本発明に係る単位五角
形プリズムの形状が満たすべき条件について、図6を用
いて説明する。この場合は、点Dにおける光線の入射角
θsiは、点Cにおける光線の入射角θRが僅かにθcを超
過した時点で、臨界角未満になる。従って、θR=θc
なる光線R12を用いて図8及び図9において説明した
計算を行い、臨界点Pcを求める。その他の計算等は、
上述したのと同様に行う。
【0083】
【実施例】
(レンズシートの実施例)以下、図面などを参照しなが
ら、実施例をあげて、さらに詳しく説明する。図19
は、本発明によるレンズシートの実施例を、比較例とと
もに示した図である。なお、図19(A)、(B)、
(C)、(D)の配置は、図2、図3、図4及び図5に
対応する。また、これらのレンズシートは、いずれも厚
さ50μmの透明な2軸延伸PET(ポリエチレンテレ
フタレート)シートの表面に、紫外線で架橋硬化させた
屈折率1.50のウレタンアクリレート樹脂を用いて成
形されたものである。
【0084】比較例1 図19(A)に示すように、頂角90°の3角形プリズ
ム線型配列レンズシート105を、後述するバックライ
ト上に積層したもの。プリズムの繰り返し周期は50μ
m、主断面内で頂角を挟む2辺の長さは各々36μmで
ある。
【0085】比較例2 図19(B)に示すように、頂角108°(θa,min
θa<θa,Ref)の3角形プリズム線型配列レンズシート
106を、後述するバックライト上に積層したもの。プ
リズムの繰り返し周期は50μm、主断面内で頂角を挟
む2辺の長さは各々27μmである。
【0086】実施例 図19(C)に示すように、基部側の辺が頂角90°、
頂部側の辺が頂角108°の5角形プリズム線型配列の
レンズシート1を、後述するバックライト上に、単位五
角形プリズムが観察側に向くように積層したもの。プリ
ズムの繰り返し周期は50μm、主断面内における急斜
面の辺長(図1のL1)は18μm、緩斜面の辺長(図
1のL2)は16μmである。
【0087】比較例3 図19(D)に示すように、基部側の辺が頂角90°、
頂部側の辺が頂角108°の実施例と同様の5角形プリ
ズム線型配列レンズシート1Bを、後述するバックライ
ト上に、単位五角形プリズムが光源側に向くように積層
したもの。
【0088】バックライトは、9.4インチの画面で、
厚さ4mmの導光板101であって、表面にサンドブラ
ストPETシートからなる光等方性拡散層102、裏面
に白色インキ印刷による散点パターン状の光拡散反射層
103を形成したもの用いて、長辺2灯式の約φ3cm
の冷陰極管(消費電力4ワット)からなる光源104を
使用した。この輝度測定は、レンズシート105,10
6,1,1Bの裏面にバックライトをおき、各レンズシ
ートの正面から30cmの位置に輝度計〔トプコンBM
−8(2°)〕を用いて行なった。なお、バックライト
の導光板上に何も載せない場合及び導光板上に光等方性
拡散層のみを載せた場合の法線輝度は、各々770〔c
d/cm2〕、968〔cd/cm2〕であった。
【0089】図15,図16は、上記実施例及び比較例
1〜比較例3のレンズシートの輝度測定を行なった結果
を示す線図である。比較例1は、図15の(A)に示す
ように、法線輝度が高いがサイドローブが大きく発生し
ていた。法線輝度の値は1244〔cd/cm2〕、半
値角は66°であり、サイドローブ/主ローブ(法線輝
度)の輝度比は0.23であった。比較例2は、図15
の(B)に示すように、サイドローブが殆どなくなって
いたが、法線輝度は1045〔cd/cm2〕と比較例
1と比べ16%程度低下していた。半値角は74°であ
り、比較例1と比べ視野角が広がったが、サイドローブ
は、サイドローブ/主ローブの輝度比=0.00(図1
5のグラフからの読み取り値)と大幅に低下した。実施
例は、図15の(C)に示すように、法線輝度が114
5〔cd/cm2〕、半値角が70°、サイドローブ/
主ローブの輝度比が0.14であり、法線輝度の低下は
少なく、視野角も広く、しかも、サイドローブも小さか
った。比較例3は、図16に示すように、法線輝度が4
35〔cd/cm2〕と低く、しかも、サイドローブ/
主ローブの輝度比=1.34と主ローブよりも大きなサ
イドローブが発生していた。また、半値角も125°と
大きく(ただし、サイドローブピーク輝度の1/2以上
を有する角度範囲として評価)、実用上不要な角度範囲
にまで光を放射している。
【0090】(エッジライト型の面光源の実施例)図2
0は、本発明による面光源の第1実施例(エッジライト
型)を示す斜視図である。第1実施例の面光源は、エッ
ジライト型のバックライト40の導光板41の上面に、
光等方拡散性層20及び本発明のレンズシート1が配置
されている。このバックライト40は、導光板41の下
面に、散点パターンの光拡散反射層42が形成されてお
り、導光板41の側端面の両側には、それぞれ線光源4
3,反射膜44,照明カバー45が設けられている。エ
ッジライト型の面光源は、薄型で光放出面が発熱しにく
い利点がある。
【0091】(直下型の面光源の実施例)図21は、本
発明による面光源の第2実施例(直下型)を示した断面
図である。第2実施例の面光源は、ケース31内に、蛍
光灯などの線光源32が設けられた直下型のバックライ
ト30の開口側に、光等方拡散性層20及び本発明のレ
ンズシート1を配置したものである。また、ケース31
の光源側内面は、光拡散反射面に加工されている。
【0092】(表示装置の実施例)図20,図21に示
した面光源は、公知の透過型の液晶表示素子の背面に配
置することによって、液晶表示装置として使用すること
ができる。また、透過型の液晶表示素子の他に、エレク
トロクロミック表示素子などの背面光源を必要とする素
子に適用することができる。
【0093】(レンズシートの他の実施例)図22は、
本発明によるレンズシートの他の実施例を示した図であ
る。図19(C)の実施例では、5角柱プリズムの単位
五角形プリズム10を1次元的に配置した例で説明した
が、図22に示すように、緩斜面の4角錐台の上に、急
斜面の4角錐が連設された単位五角形プリズム10’を
2次元的に配置したものであっても、同様の効果が得ら
れる。
【0094】また、前記各実施例では、斜面の左右の長
さが等しい例で説明したが、ラップトップ形のパソコン
の表示装置に使用するような場合には、単位五角形プリ
ズムが特定の方向に傾いていてもよい。即ち、両底角が
等しくない左右非対称な形状でもよい。さらに、必要に
応じ、特開平6−324205号公報等に開示されてい
るような高さが光りの波長以上の微小突起部からなる微
小凹凸を形成し、導光板との光学密着を防止することも
できる。
【0095】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、単位五角形プリズムが出光側に凸状に形成されて
おり、1方向又は直交する2方向の断面形状が5角形で
あるので、基部側のレンズの急斜面によって、光放出面
の法線方向の輝度を高めて、視野角を規制し、頂部側の
レンズの緩斜面によって、サイドローブの発生を抑制
し、高法線輝度を実現できるので、法線近傍の所定角度
に集光した明るい面発光が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレンズシートの単位五角形プリズ
ムを作用を説明する模式図。
【図2】三角形プリズム線形配列レンズシート(頂角9
0°)の単位レンズ部内に入射した光線を示した図。
【図3】三角形プリズム線形配列レンズシート(頂角1
40°)の単位レンズ部内に入射した光線を示した図。
【図4】本発明による五角形プリズム線形配列レンズシ
ートの単位レンズ部内に入射した光線を示した図。
【図5】五角形プリズム線形配列レンズシートのレンズ
部を入光側に向けて配置した場合の光線を示した図。
【図6】頂角θaの三角柱プリズムにおいて、サイドロ
ーブ光の発生原因について説明した図。
【図7】頂角θaの三角柱プリズムにおいて、最小角方
向、ピーク方向、最大角方向のサイドローブ光の軌跡を
示した図。
【図8】頂角θaの三角柱プリズムにおいて、光線が入
射する領域とサイドローブ光を放出する領域の関係を示
した図。
【図9】頂角θaの三角柱プリズムにおいて、サイドロ
ーブ光を放出する領域の長さx1と、放出しない領域の長
さx2の関係を示した図。
【図10】頂角θaの三角柱プリズムにおいて、底面f
3より入射し、斜面f1より出射角θsoで出射するサイ
ドローブ光の軌跡を示した図。
【図11】式(19a)及び(27)を満たす五角柱プ
リズムにおいて、サイドローブ光となる光線の軌跡を示
した図。
【図12】頂角θaの三角柱プリズムにおいて、斜面f
2において全反射し、斜面f1に到達した光線の斜面f
1への入射角θsiと斜面f1の傾きの関係を示した図。
【図13】式(31)を満たす五角柱プリズムの主切断
面形状を説明した図。
【図14】主切断面は、頂角θaの二等辺三角形ABC
の臨界点Pc1、Pc2よりも上部を頂角θa’(θa’>θ
a)の二等辺三角形Pc1C’Pc2に置き換えた形状を有
している五角柱プリズムの主切断面を示した図。
【図15】比較例1(A)、比較例2(B)及び実施例
(C)のレンズシートの輝度測定を行なった結果を示す
線図である。
【図16】比較例3のレンズシートの輝度測定を行なっ
た結果を示す線図である。
【図17】代表的な材料について、屈折率、臨界角、9
0°頂角の場合における最大出射角θmax、強度がピー
クの方向θpeak、及び、最小出射角θminのサイドロー
ブを生じる各々の光線に対してこれを隣接斜面反射によ
り抑止する緩斜面頂角θa,max、θa,peak、θa,max及び
両斜面f1、f2においてサイドローブ原因光が全反射
されて出射を抑制する緩斜面頂角θRefを列挙した図で
ある。
【図18】急斜面の頂角θa=90°、臨界角θc=4
1.8°(プリズムの屈折率n0=1.5、空気の屈折率
n1=1.0)、である場合について、緩斜面の頂角
θa’及び緩斜面と急斜面の長さの比x1’/x2を算出し
た結果を示した図である。
【図19】本発明によるレンズシートを設置したエッジ
ライト型面光源の実施例を、比較例とともに示した図で
ある。
【図20】本発明による面光源の第1実施例(エッジラ
イト型)を示す斜視図である。
【図21】本発明による面光源の第2実施例(直下型)
を示した断面図である。
【図22】本発明によるレンズシートの他の実施例を示
した図である。
【図23】エッジライト型の面光源の従来例を示す図で
ある。
【図24】頂角θa=90°+αである三角柱プリズム
におけるサイドローブ光の経路を示した図である。
【図25】頂角θa=90°+αである三角柱プリズム
におけるサイドローブ光の経路を示した図24とは異な
る図である。
【図26】空気の屈折率n0=1、プリズムの屈折率n
1=1.5のときに、三角柱プリズムの頂角と強度がピ
ークになるサイドローブ光R1,peakの経路との関係を示
した図である。
【符号の説明】
1、1’、1B レンズシート 10、10’ 単位五角形プリズム 31 ケース 32、43 線光源 40 バックライト 41、101 導光板 42、103 光拡散反射層 44 反射膜 45 照明カバー 102 光等方拡散層 105、106 レンズシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 弘 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 増淵 暢 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性基材の出光側の面に、出光側に凸
    状に形成された単位五角形プリズムを1次元又は2次元
    的に多数配列したレンズ配列層を有するレンズシートで
    あって、 前記単位五角形プリズムの主切断面形状は、 頂角がθaである前記透光性基材に接する2つの急斜面
    と、 頂角がθa’である前記透光性基材に接しない2つの緩
    斜面とを有し、 前記単位五角形プリズムの屈折率をn1、前記単位五角形
    プリズムの周辺雰囲気の屈折率をn0としたときに頂角θ
    a、θa’が、 θa < 90°+ (10/9)sin-1((1/√2)(n0/n1)) - (6/9)sin-1(n0/n1) かつ、 θa’≧ θa であることを特徴とするレンズシート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のレンズシートにおい
    て、 前記頂角θa’の範囲は、 θa’≧ 60°+ (4/3)sin-1(n0/n1) であることを特徴とするレンズシート。
  3. 【請求項3】 透光性基材の出光側の面に、出光側に凸
    状に形成された単位五角形プリズムを1次元的又は2次
    元的に多数配列したレンズ配列層を有するレンズシート
    であって、 前記単位五角形プリズムの主切断面形状は、 頂角がθaである前記透光性基材に接する2つの急斜面
    と、 頂角がθa’である前記透光性基材に接しない2つの緩
    斜面とを有し、 前記単位五角形プリズムの屈折率をn1、前記単位五角形
    プリズムの周辺雰囲気の屈折率をn0、さらに2つの急斜
    面から射出されるサイドローブ光のプリズム底面の法線
    から測った最大出射角をΘso,max、最小出射角
    Θso,min、プリズム急斜面の底角をθbとしたときに頂
    角θa、θa’が、 θa < 90°+ (10/9)sin-1((1/√2)(n0/n1)) - (6/9)sin-1(n0/n1) かつ、 θa + 2sin-1(n0/n1) - EQ1 ≧ θa’≧ θa + 2sin-1(n0/n1) - EQ2 ただし、 EQ1 = 2sin-1((n0/n1)sin(Θso,min - θb)) EQ2 = 2sin-1((n0/n1)sin(Θso,max - θb)) であることを特徴とするレンズシート。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載のレンズシ
    ートにおいて、前記急斜面を含む前記単位五角形プリズ
    ムの2つの急斜面から射出されるサイドローブ光のプリ
    ズム底面の法線から測った最大出射角をΘso,max、最小
    出射角Θso,min、プリズム急斜面の底角をθbとしたと
    したときに、 前記緩斜面の長さx1’と前記急斜面の長さx2とが、 e/(c0 - 1) ≦ x1’/x2 ≦ e/(d0 - 1) ただし、 c0 = c1/c2 d0 = d1/d2 c1 = sin(90°- sin-1((n0/n1)sin(Θso,min - θb))) c2 = sin(90°+ sin-1((n0/n1)sin(Θso,min - θb)) - θa) d1 = sin(90°- sin-1((n0/n1)sin(Θso,max - θb))) d2 = sin(90°+ sin-1((n0/n1)sin(Θso,max - θb)) - θa) e = sin(θa/2)/sin(θa’/2) の関係を有することを特徴とするレンズシート。
  5. 【請求項5】 透光性平板又は直方体状の空洞からなる
    導光体と、 前記導光体の裏面に少なくとも部分的に設けた光反射層
    と、 前記導光体の側端面のうち少なくとも1面以上に隣接し
    て設けられた点状又は線状の光源と、 前記導光体の表面側に配置される、前記請求項1から請
    求項4のいずれかに記載のレンズシートと、 前記レンズシートの外部又は内部に積層される光等方拡
    散性層とを含み、 前記レンズシートの表面が拡散光放出面となることを特
    徴とする面光源。
  6. 【請求項6】 1以上の点状又は線状の光源と、 前記光源を包囲し、1面を開口部とし、かつ、その開口
    部側内面を光反射面とした光源収納部と、 前記光源収納部の開口部側に配置される、前記請求項1
    から請求項4のいずれかに記載のレンズシートと、 前記レンズシートの外部又は内部に積層される光等方拡
    散性層とを含み、 前記レンズシートの表面が拡散光放出面となることを特
    徴とする面光源。
  7. 【請求項7】 透過型の表示素子と、 前記表示素子の背面に設けられた前記請求項5又は請求
    項6に記載の面光源とを含むことを特徴とする表示装
    置。
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