JP2009031787A - 光制御板、面光源装置及び透過型画像表示装置 - Google Patents

光制御板、面光源装置及び透過型画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 均一な輝度分布を有する平行光を、所定の角度範囲内に広げると共に、その角度範囲内で略均一な輝度角度分布を有する光として出射可能な光制御板、面面光源装置及び透過型画像表示装置を提供する。
【解決手段】 光制御板30Aは、略均一な輝度分布を有する平行光Fを所定方向に出射する面光源20の前方に配置されるものであり、断面が凹状又は/及び凸状の光路制御部31Aが設けられた光入射面30aと平坦な光出射面30bとを有し、光路制御部31Aの表面は、M個の平面部32A〜32Aから構成されており、各平面部の傾斜角度α〜α及びピッチ比L〜Lは、上記平行光Fを、上記所所定方向に対して−θmax以上θmax以内の出射角度範囲内に広げると共に、その出射角度範囲内で略均一な輝度角度分布を有する光として出射可能なように規定されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光制御板、面光源装置及び透過型画像表示装置に関するものである。
均一な輝度分布の平行光を照明光として出力する面光源装置としては、例えば、特許文献1に記載のものがある。この面光源装置は、ランプボックス内に相互に離間して配置された複数の光源の前方に光拡散板が配置されて構成されている。この光拡散板には、複数の光源側から光拡散板に入射する入射光を光拡散板の表面に対して略垂直方向の前方方向に向けて出射させ得る形状を備えた偏向構造部が設けられている。その結果、複数の光源から出力された光は、光拡散板を通過することによって、光拡散板の表面に対して略垂直方向の前方方向に導かれつつ、拡散されて均一な輝度分布の平行光を照明光として出力することが可能となっている。
特開2006―351519号公報
上記面光源装置では、前述したように、均一な輝度分布の平行光として出力することが可能であるが、この面光源装置の適用用途によっては、例えば画面ムラが生じる場合や適当な視野角を確保したい場合もある。このような場合、輝度の角度分布を制御し、かつ適切な範囲に平行光を広げることが求められる。このような要求を満たすためには、例えば、拡散板を重ねて出射光の角度分布を広げることも考えられるが、拡散の方向および出射光の角度分布の制御は困難であり、透過率の低下が生じる場合がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、均一な輝度分布を有する平行光を、所定の出射角度範囲内に広げると共に、その出射角度範囲内で略均一な輝度角度分布を有する光として出射可能な光制御板、面光源装置及び透過型画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る光制御板は、略均一な輝度分布を有する平行光を所定方向に出射する面光源に対して前記所定方向側に配置されると共に、前記所定方向に略直交するように配置される光制御板であって、面光源からの平行光が入射される光入射面と、光入射面に対向配置されており光入射面から入射された平行光が出射光として出射される平坦な光出射面と、を有し、光入射面には一方向に延在しており断面形状が凹状又は/及び凸状の光路制御部が設けられており、光路制御部の表面は、それぞれが一方向に延在している第1〜第Mの平面部(Mは2以上の整数)から構成されており、光制御板の屈折率をn、光入射面に対して面光源側の屈折率をn、光出射面に対して光入射面と反対側の屈折率をnとし、前記所定方向に対する出射光の出射角度範囲を−θmax以上θmax以下とし、平行光のうち第mの平面部(mは、1以上M以下の整数)を介して入射した光の光出射面からの前記所定方向に対する出射角度をθとし、出射角度θ方向の輝度をI(θ)とし、平行光に対する光制御板の透過率をTとしたとき、第mの平面部が光出射面に平行な面となす傾斜角度αが、
Figure 2009031787

ただし、
Figure 2009031787

Figure 2009031787

を満たし、第mの平面部のピッチ比Lが、
Figure 2009031787

ただし、
Figure 2009031787

を満たし、輝度I(θ)は出射角度範囲内において略一定であることを特徴とする。
この場合、光制御板の光入射面に断面形状が凹状又は/及び凸状の光路制御部が設けられているので、平行光のうち光路制御部の表面のうち異なる領域を介して入射した光は、その入射領域に応じた方向に屈折して光制御板内を伝搬した後、光出射面から出射されることになる。そのため、光路制御部の表面形状に応じて出射光の広がり及び輝度角度分布が制御されることになる。上記光制御板では、光路制御部の表面は第1〜第Mの平面部から構成されており、第1〜第Mの平面部は、式(1)〜式(3)を満たす傾斜角度を有している。そして、第mの平面部をとおった平行光は式(3)で規定される出射角度で出射されることから、第1〜第Mの平面部を有する光路制御部に入射した平行光は−θmax以上θmax以下の出射角度範囲内に広げられて出射される。また、第1〜第Mの平面部の傾斜角度に応じて第1〜第Mの平面部にそれぞれ入射される平行光の透過率は異なる一方、第1〜第Mの平面部をとおる平行光の量はピッチ比で制御される。そして、ピッチ比が式(4)及び式(5)を満たし且つ出射角度θm方向の輝度I(θ)は上記出射角度範囲内で略一定であることから、光出射面からは出射角度範囲内において輝度角度分布が一定の出射光が出射される。
上記構成の光制御板において、平行光におけるS偏光成分及びP偏光成分のエネルギーをE及びEとし、E/EをPとし、S偏光成分及びP偏光成分の光制御板に対する透過率をT及びTとしたとき、透過率Tは、
Figure 2009031787

を満たすことが好ましい。
この場合には、面光源から出射される平行光の偏光度を考慮した透過率Tを用いていることから輝度角度分布の均一性をより向上させることが可能である。
また、本発明は以下の光制御板にも係る。
すなわち、本発明は、略均一な輝度分布を有する平行光を所定方向に出射する面光源に対して所定方向側に配置されると共に、所定方向に略直交するように配置される光制御板であって、面光源からの平行光が入射される平坦な光入射面と、光入射面に対向配置されており光入射面から入射された平行光が出射光として出射される光出射面と、を有し、光出射面には一方向に延在しており断面形状が凹状又は/及び凸状の光路制御部が設けられており、光路制御部の表面は、それぞれが前記一方向に延在している第1〜第Mの平面部(Mは2以上の整数)から構成されており、光制御板の屈折率をn、光出射面に対して光入射面と反対側の屈折率をnとし、所定方向に対する出射光の出射角度範囲を−θmax以上θmax以下とし、出射光のうち第mの平面部(mは、1以上M以下の整数)から出射される光の所定方向に対する出射角度をθとし、出射角度θ方向の輝度をI(θ)とし、平行光に対する光制御板の透過率をTとしたとき、第mの平面部が光入射面と平行な面となす傾斜角度αが、
Figure 2009031787

ただし、
Figure 2009031787

を満たし、第mの平面部のピッチ比Lが、
Figure 2009031787

ただし、
Figure 2009031787

を満たし、輝度I(θm)は、出射角度範囲において略一定であることを特徴とする光制御板にも係る。
この場合、光制御板の光入射面は平坦であり平行光は光制御板に略垂直入射されることになる。そして光出射面に断面形状が凹状又は/及び凸状の光路制御部が設けられているので、平行光のうち光路制御部の表面の異なる領域をとおして出射された光は、その出射した位置に応じた方向に屈折して出射される。そのため、光路制御部の表面形状に応じて出射光の広がり及び輝度角度分布が制御されることになる。上記構成の光制御板では、光路制御部の表面は第1〜第Mの平面部から構成されており、第1〜第Mの平面部は、式(7)及び式(8)を満たす傾斜角度を有している。そして、第mの平面部をとおった平行光は式(8)で規定される出射角度で出射されることから、第1〜第Mの平面部を有する光路制御部を介して出射される平行光は−θmax以上θmax以下の出射角度範囲内に広げられた出射光として出射される。また、第1〜第Mの平面部の傾斜角度に応じて第1〜第Mの平面部からそれぞれ出射される平行光の透過率は異なる一方、第1〜第Mの平面部から出射される平行光の量はピッチ比で制御される。そして、ピッチ比が式(9)及び式(10)を満たし且つ出射角度θm方向の輝度I(θ)は上記出射角度範囲内で略一定であることから、光制御板からは出射角度範囲内において輝度角度分布が一定の出射光が出射される。
上記のように光出射面に光路制御部が設けられた光制御板の場合、上記平行光におけるS偏光成分及びP偏光成分のエネルギーをE及びEとし、E/EをPとし、S偏光成分及びP偏光成分の光制御板に対する透過率をT及びTとしたとき、透過率Tを、
Figure 2009031787

とすることが好ましい。
この場合にも、面光源から出射される平行光の偏光度を考慮した透過率Tを用いていることから輝度角度分布の均一性をより向上させることが可能である。
また、上述の何れの光制御板においても、光路制御部を複数有し、複数の光路制御部は、上記所定方向及び上記一方向に略直交する方向に配列されていることが好ましい。このように複数の光路制御部を設けることより、平行光をより確実に上記出射角度範囲内に広げられると共に、その出射角度範囲内における輝度角度分布の均一性を向上させることが可能である。
本発明に係る面光源装置は、略均一な輝度分布を有する平行光を所定方向に出射する面光源と、その面光源に対して前記所定方向側に配置されると共に、前記所定方向に略直交するように配置される本発明に係る光制御板と、を備えることを特徴とする。面光源から所定方向に出射された平行光は、光制御板を通過することで、上記出射角度範囲内に広げられた出射光であって、その出射角度範囲内において略均一な輝度角度分布を有する出射光になる。すなわち、面光源装置からは、−θmax以上θmax以下の角度広がりを有し、その出射角度範囲内で輝度角度分布が均一な光が出射されることになる。
また、本発明に係る透過型画像表示装置は、上記本発明に係る面光源装置と、その面光源装置に対して上記所定方向側に配置され面光源装置からの出射光が入射される透過型画像表示部と、を備えることを特徴とする。この構成では、面光源装置から出射される−θmax以上θmax以下の角度広がりを有し、その出射角度範囲内で輝度角度分布が均一な出射光が透過型画像表示部に入射されるので、例えば、画面ムラの抑制や、所定の視野角の確保が容易となる。
本発明の光制御板によれば、均一な輝度分布を有する平行光を、所定の角度範囲内に広げると共に、その角度範囲内で略均一な輝度角度分布を有する光として出射可能である。また、本発明の面光源装置によれば、所定の出射角度範囲内に広げられていると共に、その出射角度範囲内で略均一な輝度角度分布を有する光を出射可能である。更に、本発明の透過型画像表示装置によれば、所定の出射角度範囲内に広げられていると共に、その出射角度範囲内で略均一な輝度角度分布を有する光を透過型画像表示部に入射させることが可能であるので、画面ムラの抑制や、所定の視野角を確保することが可能である。
以下、図面を参照して本発明の光制御板、面光源装置及び透過型画像表示装置の実施形態について説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
図1は、本発明に係る透過型画像表示装置の一実施形態の構成を示す側面図である。図1では、透過型画像表示装置の各構成要素を模式的に示している。また、後述する面光源は、説明のために断面構成を示している。
透過型画像表示装置1は、液晶セル11の上下両面に偏光板12,13が積層されて構成される透過型画像表示部10を有し、その透過型画像表示部10の背面側(下側)に面光源装置40が設けられてなる液晶表示装置である。透過型画像表示装置1は液晶表示装置に限定されないが、ここでは、液晶表示装置として説明する。また、以下の説明では、図1に示すように、面光源装置40及び透過型画像表示部10が配列される方向(図1中、上方向)をy軸方向とし、紙面内においてy軸方向に直交する方向をz軸方向とし、z軸方向及びy軸方向に直交する方向をx軸方向とする。
透過型画像表示部10が有する液晶セル11及び偏光板12,13は、従来の液晶表示装置等の透過型画像表示装置で用いられているものを用いることができる。液晶セル11としては、90°ツイストのTN型液晶表示素子が例示される。また、上下一対の偏光板12,13は、互いにその透過軸を直交させる状態に配置され、またこれらの偏光板12,13の透過軸は、液晶セル11における液晶分子の配向方向と平行になるように配置されている。
面光源装置40は、面光源20と、面光源20上に設けられた光制御板30とを含んで構成されている。
面光源20は、均一な輝度分布を有する平行光を出射できるものであれば特にその構成は限定されず、例えば、特開2006―351519号公報に開示されている面光源の構成を採用できる。ここでは、図1に例示した面光源20について説明する。
面光源20は、上面側が開放された薄箱型のランプボックス21と、そのランプボックス21内に相互に離間して配置された複数の光源22と、ランプボックス21の開放面を塞ぐように載置されて固定された光拡散板23とを有する。
図2に示すように、光拡散板23の上面、すなわち、光源22と反対側の面は平坦であり、光拡散板23の光源22側の面には、図2の一点鎖線で囲んだ領域に示すように、光源22からの光をy軸方向に屈折させるように構成された偏向構造部24が設けられている。この偏向構造部24としては、図2に示すように、x軸方向に延在しており断面形状が略三角形の多数個のプリズム25が光拡散板23の光源22側の表面に一体成形されたものが例示される。各プリズム25の形状は、光源22からの光の向きがy軸方向に変えられるように、隣接する光源22間の間隔、光拡散板23の屈折率及び光源22と光拡散板23との距離に基づいて決定されている。具体的には、上記機能を有するように、各プリズム25の頂角を、隣接する光源22間の間隔、光拡散板23の屈折率及び光源22と光拡散板23との距離に基づいて決定している。
上記面光源20の構成では、複数の光源22からの光は、偏向構造部24を通過することによってy軸方向に偏向した後、光拡散板23内で拡散されながら光拡散板23の上面から出射される。光拡散板23の上面は平坦であることから、図1に示したように、略均一な輝度分布を有する平行光Fが上面の法線方向(所定方向)に面光源20から出力されることになる。以下の説明では、平行光Fは複数の互いに平行な光線fの集まりとして説明する。
図1に示したように、面光源20の上方(透過型画像表示部10側)には、光制御板30が設けられている。光制御板30は、面光源20から出射された平行光Fを、角度分布を制御して、所定の角度範囲内に広げられた出射光Fに変換するためのものである。以下の説明では、出射光Fも、図1に示すように、複数の光線fの集まりとして説明する。
光制御板30は、面光源20から出射された平行光Fが入射される光入射面30aと、光入射面30aに対向配置された光出射面30bとを有する板状体であり、光出射面30bがy軸方向と略直交するように配置されている。
光制御板30は、透明材料、例えば透明樹脂、透明ガラスからなる。透明樹脂としては、例えばポリカーボネート樹脂、ABS樹脂(アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体樹脂)、メタクリル樹脂、MS樹脂(メタクリル酸メチル−スチレン共重合体樹脂)、ポリスチレン樹脂、AS樹脂(アクリロニトリル-スチレン共重合体樹脂)、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂などが挙げられる。また、光制御板30の厚みは、通常は0.1mm〜15mm、好ましくは0.5mm〜10mm、より好ましくは1mm〜5mmである。この光制御板30には光拡散材が分散されていてもよい。
光制御板30の光入射面30a及び光出射面30bの何れか一方は平坦であり、他方には、x軸方向(一方向)に延在しており、そのx軸方向に直交する断面の形状が凹状又は/及び凸状の微細構造としての光路制御部31が、z軸方向全体にわたって複数設けられている。この光路制御部31は、平行光Fの輝度角度分布を制御して、所定の角度範囲内に広げるためのものである。
この光路制御部31の断面形状及び配置位置等に応じて光制御板30は種々の実施形態が可能となっている。以下、光制御板30の構成について詳述する。
図3は光制御板30の第1の実施形態の構成を模式的に示す側面図である。
図3に示した光制御板30Aでは、光入射面30aに、複数の光路制御部31Aがz軸方向全体にわたって密に形成されている。各光路制御部31Aは、x軸方向に延在しており断面形状が凹状の微細構造である。各光路制御部31Aの幅W、すなわち、z軸方向の長さは、10μm〜500μmが例示されるが、好ましくは10μm〜200μm、より好ましくは10μm〜100μmである。
図4及び図5を利用して光路制御部31Aの構成について説明する。図4及び図5は光制御板の一部拡大図であり、図5には、光路制御部31Aに入射する複数の光線fの光路の一例を模式的に示している。
図4及び図5に示すように、光路制御部31Aの表面はM個(Mは2以上の整数)の第1〜第Mの平面部32A〜32Aから構成されており、第1〜第Mの平面部32A〜32Aはそれぞれx軸方向に延在している。図4では、一例としてM=9の場合を示している。
第1〜第Mの平面部32A〜32Aは光出射面30bに平行な平面に対して平行であるか又は傾斜している。第1〜第Mの平面部32A〜32Aは、光制御板30Aから出射される出射光Fが、面光源20からの平行光Fの出射方向(すなわち、y軸方向)に対して−θmax以上θmax以下の出射角度範囲内で広がると共に、その出射角度範囲内における出射光Fの輝度角度分布が略一定になるように構成されている。
具体的には、第1〜第Mの平面部32A〜32Aは、第1〜第Mの平面部32A〜32Aが光出射面30bと平行な平面となす傾斜角度α〜α及びピッチ比L〜Lが所定の条件を満たすように構成されている。なお、図4に示したように、ピッチ比L〜Lは、各第1〜第Mの平面部32A〜32Aのz軸方向の長さに対応する。
各傾斜角度α〜α及びピッチ比L〜Lが満たすべき所定の条件について説明する。以下の説明では、光制御板30Aの屈折率をnとし、光制御板30Aに対して面光源20側で光入射面30aに接している媒質の屈折率をnとし、光制御板30Aに対して透過型画像表示部10側で光出射面30bに接している媒質の屈折率をnとする。すなわち、光制御板30Aを中間層として含む3層構造を仮定する。
また、平行光Fを構成する複数の光線fのうち第mの平面部32Aに入射する光線fに対応する光線fのy軸方向(所定方向)に対する出射角度をθとし、出射角度θ方向の出射光Fの輝度をI(θ)とする。なお、出射角度θは、面光源20からの平行光Fの出射方向(y軸方向)に対して図中右回り方向(時計回り)を正の方向とする。
この場合において、第mの平面部32Aの傾斜角度αは、
Figure 2009031787

を満たす。ただし、
Figure 2009031787

Figure 2009031787

である。式(13)から理解されるように、ξは、第mの平面部32Aへの入射により屈折した光線fの光出射面30bへの入射角である(図5参照)。
また、ピッチ比Lは、
Figure 2009031787

を満たす。ただし、
Figure 2009031787

である。式(16)中のTは平行光Fに対する光制御板30Aの透過率であり、平行光FのS偏光成分及びP偏光成分のエネルギーをE及びEとし、E/E=Pとし、S偏光成分及びP偏光成分に対する光制御板30Aの透過率をT及びTとすると、次式で表される。
Figure 2009031787

ただし、
Figure 2009031787

Figure 2009031787

である。式(18),(19)中のt ,t は、光線fの第mの平面部32Aへの入射位置におけるS偏光成分及びP偏光成分の透過率であり、t 、t は、光出射面30bにおける光線fの出射位置におけるS偏光成分及びP偏光成分の透過率であり、以下の式(20)〜式(23)で表される。
Figure 2009031787

Figure 2009031787

Figure 2009031787

Figure 2009031787

n=1.57、n=n=1.0、P=1.0、θmax=20°、−20°以上20°以下の各θmに対してI(θm)=1及びM=9とした場合に、上記式(12)〜式(23)を利用して算出した傾斜角度α〜α及びピッチ比L〜Lを表1に示す。
Figure 2009031787
次に、光制御板30Aの作製方法の一例について説明する。光制御板30Aを作製する場合には、各光路制御部31Aを構成する第1〜第Mの平面部32A〜32Aの傾斜角度α〜α及びピッチ比L〜Lを式(12)〜式(23)を基に決定する。そして、光制御板30Aとなるべき透明材料からなる板材の一方の表面に、予め決定した第1〜第Mの平面部32A〜32Aの傾斜角度α〜α及びピッチ比L〜Lを基に、例えば微細加工技術を用いて光路制御部31Aを形成して光制御板30Aとする。
このように式(12)〜式(23)を基に第1〜第Mの平面部32A〜32Aの傾斜角度α〜α及びピッチ比L〜Lを決定している光制御板30Aを面光源装置40に組み込む場合には、光路制御部31Aが形成されている側が面光源20側に位置するように光制御板30Aを配置して面光源装置40とする。
前述したように面光源20からは略均一な輝度分布を有しており面光束密度が一定の平行光Fが出射されるため、光制御板30Aには平行光Fが入射される。光制御板30Aの面光源20側には光路制御部31Aが複数形成されており、各光路制御部31Aの表面は第1〜第Mの平面部32A〜32Aから構成されている。
第1〜第Mの平面部32A〜32Aの傾斜角度α〜α及びピッチ比L〜Lは、式(12)〜式(23)を満たしているので、各第1〜第Mの平面部32A〜32Aに入射する各光線fは、それぞれ所定の出射角度で出射されるように第1〜第Mの平面部32A〜32Aで屈折する。その結果、図5に示したように、平行光Fのうち各光路制御部31Aに入射する部分の光は−θmax以上θmax以下の出射角度範囲でそれぞれ広げられ、結果として平行光Fがその出射角度範囲に広げられることになる。また、第1〜第Mの平面部32A〜32Aの傾斜角度α〜αが異なっていることから、各光線fの各第1〜第Mの平面部32A〜32Aへの入射角度も異なるので、平行光Fのうち第1〜第Mの平面部32A〜32Aに入射する光線f毎に透過率が異なる。一方、平行光Fのうち第1〜第Mの平面部32A〜32Aの各々に入射される部分の光の量は、式(15),(16)で規定されるピッチ比L〜Lで制御される。その結果、出射光Fの輝度角度分布が制御されることになる。そして、式(16)において輝度I(θm)は上記出射角度範囲内で一定であることから、出射光Fの輝度角度分布は、上記出射角度範囲内で一定となる。
すなわち、光制御板30Aでは、面光源20から出射される面光束密度が略一定の平行光Fを、−θmax以上θmax以下の出射角度範囲に広げ、その範囲内で輝度の角度分布が略一定である出射光Fとして出射することが可能である。
例えば、面光源20から出射される面光束密度一定の平行光Fを、透過型画像表示部10に対するバックライトとしてそのまま使用しようとすると、面光源20から出力される光が面光源20の前方側法線方向(y軸方向)に強く集光されていることにより、面光源20を大型の液晶テレビや、プロジェクションテレビなどに用いる場合には大域的な画面ムラが生じる場合もあり得る一方、小型テレビ、PCモニタに用いる場合には適当は視野角を確保できない場合もある。
これに対して、光制御板30Aを面光源20の前方に配置することで、面光源20から出射される平行光Fから、所定の出射角度範囲内で略一定の輝度角度分布を有する出射光Fを得ることができる。その結果、光制御板30A及びそれを含む面光源装置40を利用することで、透過型画像表示装置1の大型化を容易に図ることができ、また、視野角の確保も容易である。また、光制御板30Aには、微細構造としての光路制御部31Aが複数形成されていることから、面光束密度が略一定の平行光Fの光が入射され、その角度分布範囲が微小領域で広げられたとしても、透過型画像表示部10をほぼ面光束密度一定の光で照射することができる。そのため、透過型画像表示部10で明るさがほぼ均一な画像を表示可能である。
図3に示した光制御板30Aでは、光路制御部31Aの断面形状は凹状としたが、光路制御部31Aの形状は、この場合に限定されず、式(12)〜式(23)を満たす傾斜角度α〜α及びピッチ比L〜Lを有する第1〜第Mの平面部32A〜32Aから構成されていれば特に限定されない。例えば、図6(a)に示す光制御板30Bのように、断面形状が凸状の光路制御部31Bを有していても良い。また、図6(b)に示す光制御板30Cのように、断面形状が凹状の光路制御部31A及び断面形状が凸状の光路制御部31Bを共に含んでいるものとしてもよい。
次に、光制御板30の第2の実施形態について説明する。図7は光制御板30の第2の実施形態の構成を模式的に示す側面図である。
図7に示した光制御板30Dでは、光出射面30bに、光路制御部31Dが形成されている。光制御板30Dの構成は、光入射面30aが平坦で、光出射面30bに光路制御部31Dが設けられている点で、図3に示した光制御板30Aの構成と相違する。この点を中心にして、図8及び図9を利用して光制御板30Dについて説明する。図8及び図9は、図7示した光制御板の一部拡大図である。図9には、光路制御部31Dに入射する光線fの光路の一例を模式的に示している。
図8及び図9に示すように、光路制御部31Dの表面はM個(Mは2以上の整数)の第1〜第Mの平面部32D〜32Dから構成されており、第1〜第Mの平面部32D〜32Dはそれぞれx軸方向に延在している。図8では、一例としてM=9の場合を示している。第1〜第Mの平面部32D〜32Dは光入射面30aに平行な平面に対して平行であるか又は傾斜している。第1〜第Mの平面部32D〜32Dは、光制御板30Dから出射される出射光Fが、面光源20からの平行光Fの出射方向(すなわち、y軸方向)に対して−θmax以上θmax以下の出射角度範囲内で広がると共に、その出射角度範囲内における出射光Fの輝度角度分布が略一定になるように構成されている。
より具体的には、第1〜第Mの平面部32D〜32Dは、第1〜第Mの平面部32D〜32Dが光入射面30aに平行な平面となす各傾斜角度α〜α及びピッチ比L〜Lが式(24)〜式(32)を満たすように構成されている。なお、以下の式(24)〜(32)は、第m(mは1以上M以下の整数)の平面部32Dに対するものである。また、式中のn、n、及びθの定義は第1の実施形態の場合、すなわち、図4及び図5を利用して説明した場合と同様である。
先ず、第mの平面部32Dの傾斜角度αmは、
Figure 2009031787

を満たす。ただし、
Figure 2009031787

である。
また、第mの平面部32Dのピッチ比Lは、
Figure 2009031787

を満たす。ただし、
Figure 2009031787

である。本実施形態では、式(27)におけるTは、
Figure 2009031787

ただし、
Figure 2009031787

Figure 2009031787

Figure 2009031787

Figure 2009031787

を満たしている。
n=1.57、n=1.0、P=1.0、θmax=20°、−20°以上20°以下の各θmに対してI(θm)=1、M=9とした場合に、上記式(24)〜式(32)を利用して算出した傾斜角度α〜α及びピッチ比L〜Lを表2に示す。
Figure 2009031787
この光制御板30Dを作製する場合の作製方法の一例は、第1の実施形態の場合において式(12)〜式(23)の代わりに式(24)〜式(32)を基に傾斜角度α〜α及びピッチ比L〜Lを決定する点以外は、第1の実施形態の場合と同様である。
そして、式(24)〜式(32)を基に傾斜角度α〜α及びピッチ比L〜Lを決定している光制御板30Dを面光源装置40に組み込む場合には、光路制御部31Dが形成されている側が透過型画像表示部10側に位置するように光制御板30Dを配置して面光源装置40とする。
この光制御板30Dの作用・効果は、第1の実施形態の光制御板30Aの作用・効果と同様である。すなわち、光制御板30Dでは、面光源20から出射された面光束密度が略一定の平行光Fを、−θmax以上θmax以下の出射角度範囲に広げられており、その出射角度範囲内で輝度角度分布が略一定である出射光Fとして出射することが可能である。その結果、光制御板30D及びそれを含む面光源装置40を利用することで、透過型画像表示装置1の大型化を図ることができ、また、視野角の確保も容易である。また、光制御板30Dには、微細構造としての光路制御部31Dが複数形成されていることから、面光束密度が略一定の平行光Fの光が入射され、その角度分布範囲が微小領域で広げられたとしても、透過型画像表示部10をほぼ面光束密度一定の光で照射することができる。そのため、透過型画像表示部10で明るさがほぼ均一な画像を表示可能である。
図7に示した光制御板30Dでは、光路制御部31Dの断面形状は凹状としたが、これに限定されず、式(24)〜式(32)を満たす傾斜角度α〜α及びピッチ比L〜Lを有する第1〜第Mの平面部32D〜32Dから構成されていれば特に限定されない。例えば、図10(a)に示す光制御板30Eのように、断面形状が凸状の光路制御部31Eを有していても良い。また、図10(b)に示す光制御板30Fのように、断面形状が凹状の光路制御部31D及び断面形状が凸状の光路制御部31Eとを共に含んでいるものとしてもよい。
次に、光制御板30の作用・効果についてシミュレーション結果を基により詳細に説明する。シミュレーションを実施する際の光制御板30のモデルとしては、図3に示した光制御板30A及び図7に示した光制御板30Dを採用した。なお、シミュレーションでは、M=18001としている。シミュレーションは、面光源20からの平行光Fの出射方向(所定方向、y軸方向)に対する出射光Fの出射角度範囲における最大出射角度θmaxを10°、15°、20°、30°とした場合について実施した。また、シミュレーションでは、面光源20からの平行光Fの出射方向に対する−θmax以上θmax以下の任意の角度θに対してI(θ)を一定値としている。また、光制御板30A,30Dの屈折率nは1.57とし、前述した屈折率n,nはそれぞれ1.0としている。
また、比較のために、光制御板30A,30Dの構成において、光路制御部の表面の断面形状が、所定の半径を有する円弧である場合についてもシミュレーションを実施している。比較用の円弧は、光制御板30A,30Dの光路制御部31A,31Dの両端において接するように設定している。
図11〜図14は、それぞれ最大出射角度θmaxが10°、15°、20°及び30°の場合のシミュレーション結果を示す図である。横軸は角度θを示し、縦軸は相対輝度を示している。相対輝度は、第2の実施形態の光制御板30Dの場合のI(θ)が1となるように規格化した場合の輝度である。
各図中のグラフG2は、図3〜図5に示したように、光入射面30aに光路制御部31Aが形成されている場合の結果である。また、各図中のグラフG1は、図7〜図9に示したように、光出射面30bに光路制御部31Dが形成されている場合の結果である。図11及び図12では、グラフG1及びグラフG2はほぼ重なっている。また、各図中のグラフG4及びグラフG3は、前述した比較用の結果であり、それぞれ光入射面30a及び光出射面30b側に形成する光路制御部の表面の断面形状を円弧形状とした場合の結果である。
図11〜図14のシミュレーション結果から理解されるように、第1及び第2の実施形態の光路制御部31A,31Dが設けられている場合には、出射光Fの輝度角度分布は、所定の出射角度範囲内において一定である一方、上記のように円弧形状の場合には、出射光の輝度の角度分布は一定にならならず、図11〜図14においてθ=0近傍の輝度が高くなる分布を示すことが分かる。
すなわち、第1及び第2の実施形態の光路制御部31A,31Dを形成することによって、平行光Fを、所定の出射角度範囲で広げながら、その出射角度範囲内での輝度角度分布を略一定にできる。その結果、光制御板30A,30D及びそれを含む面光源装置40は、透過型画像表示装置1の大型化や、視野角確保が容易であることは前述したとおりである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、光制御板30が有する複数の光路制御部31は全ての同一の形状としているが、各光路制御部31が有する第1〜第Mの平面部が式(12)〜式(23)又は式(24)〜式(32)を満たせば光路制御部の形状及び大きさは異なっていても良い。
また、式(16)で使用する透過率Tを式(17)〜式(18)で規定しており、式(27)で使用する透過率Tを式(28)〜式(32)により規定している、すなわち、平行光FのP偏光成分及びS偏光成分のエネルギーを考慮して透過率Tを規定しているが、この場合に限定されない。例えば、面光源から出射される光の波長と光制御板の構成材料に応じて決まる理論的な透過率Tを利用することも可能である。なお、通常、透過率はP偏光成分及びS偏光成分に応じて異なるため、平行光FのP偏光成分及びS偏光成分のエネルギーを考慮して透過率Tを規定する方が、より所望の特性を有する出射光Fを得ることができるため好ましい。
更に、図4、図5、図8及び図9では、一例としてM=9の場合を図示しているが、第1〜第Mの平面部の数は9の数に限定されず、Mは2以上であれば、8以下であってもよいし、10以上であってもよい。Mの数が大きいほどより所望の特性を有する出射光Fを出射できるため好ましい。なお、Mの数が大きい、すなわち、平面部の数が多い場合には、各光路制御部31の表面形状はより滑らかになって曲面に近づくことになる。また、光路制御部31は光入射面30a又は光出射面30bに対して1つとすることも可能である。
また、これまでの説明では、光制御板30及びそれを含む面光源装置40は、透過型画像表示装置1に適用するとしたが、これに限定されず、一定範囲の角度広がりを有しており、その角度広がり内での輝度角度分布が一定の光による例えば照明などを要するものであれば好適に適用することが可能である。
本発明に係る透過型画像表示装置の一実施形態の構成を模式的に示す側面図である。 図1に示す面光源の一実施形態の構成を模式的に示す側面図である。 本発明に係る光制御板の第1の実施形態の構成を模式的に示す側面図である。 図3に示した光制御板の一部拡大図である。 図3に示した光制御板の一部拡大図である。 図3に示した光制御板の変形例の構成を模式的に示す側面図である。 本発明に係る光制御板の第2の実施形態の構成を模式的に示す側面図である。 図7に示した光制御板の一部拡大図である。 図7に示した光制御板の一部拡大図である。 図7に示した光制御板の変形例の構成を模式的に示す側面図である。 最大出射角度が10°の場合の輝度角度分布のシミュレーション結果を示すグラフである。 最大出射角度が15°の場合の輝度角度分布のシミュレーション結果を示すグラフである。 最大出射角度が20°の場合の輝度角度分布のシミュレーション結果を示すグラフである。 最大出射角度が30°の場合の輝度角度分布のシミュレーション結果を示すグラフである。
符号の説明
1…透過型画像表示装置、10…透過型画像表示部、20…面光源、30,30A,31B,31D,30E…光制御板、30a…光入射面、30b…光出射面、31,31A,31B,31D,31E…光路制御部、40…面光源装置、F…平行光、F…出射光、L〜L…ピッチ比、α〜α…各傾斜角度、32A〜32A,32D〜32D…第1〜第Mの平面部。

Claims (7)

  1. 略均一な輝度分布を有する平行光を所定方向に出射する面光源に対して前記所定方向側に配置されると共に、前記所定方向に略直交するように配置される光制御板であって、
    前記面光源からの前記平行光が入射される光入射面と、
    前記光入射面に対向配置されており前記光入射面から入射された前記平行光が出射光として出射される平坦な光出射面と、
    を有し、
    前記光入射面には一方向に延在しており断面形状が凹状又は/及び凸状の光路制御部が設けられており、
    前記光路制御部の表面は、それぞれが前記一方向に延在している第1〜第Mの平面部(Mは2以上の整数)から構成されており、
    前記光制御板の屈折率をn、前記光入射面に対して前記面光源側の屈折率をn、前記光出射面に対して前記光入射面と反対側の屈折率をnとし、前記所定方向に対する前記出射光の出射角度範囲を−θmax以上θmax以下とし、前記平行光のうち第mの平面部(mは、1以上M以下の整数)を介して入射した光の前記光出射面からの前記所定方向に対する出射角度をθとし、前記出射角度θ方向の輝度をI(θ)とし、前記平行光に対する前記光制御板の透過率をTとしたとき、
    前記第mの平面部が前記光出射面に平行な面となす傾斜角度αが、
    Figure 2009031787

    ただし、
    Figure 2009031787

    Figure 2009031787

    を満たし、
    前記第mの平面部のピッチ比Lが、
    Figure 2009031787

    ただし、
    Figure 2009031787

    を満たし、
    前記輝度I(θ)は前記出射角度範囲内において略一定であることを特徴とする光制御板。
  2. 前記平行光におけるS偏光成分及びP偏光成分のエネルギーをE及びEとし、E/EをPとし、
    前記S偏光成分及び前記P偏光成分の前記光制御板に対する透過率をT及びTとしたとき、
    前記透過率Tは、
    Figure 2009031787

    を満たすことを特徴とする請求項1に記載の光制御板。
  3. 略均一な輝度分布を有する平行光を所定方向に出射する面光源に対して前記所定方向側に配置されると共に、前記所定方向に略直交するように配置される光制御板であって、
    前記面光源からの前記平行光が入射される平坦な光入射面と、
    前記光入射面に対向配置されており前記光入射面から入射された前記平行光が出射光として出射される光出射面と、
    を有し、
    前記光出射面には一方向に延在しており断面形状が凹状又は/及び凸状の光路制御部が設けられており、
    前記光路制御部の表面は、それぞれが前記一方向に延在している第1〜第Mの平面部(Mは2以上の整数)から構成されており、
    前記光制御板の屈折率をn、前記光出射面に対して前記光入射面と反対側の屈折率をnとし、前記所定方向に対する前記出射光の出射角度範囲を−θmax以上θmax以下とし、前記出射光のうち第mの平面部(mは、1以上M以下の整数)から出射される光の前記所定方向に対する出射角度をθとし、前記出射角度θ方向の輝度をI(θ)とし、前記平行光に対する前記光制御板の透過率をTとしたとき、
    前記第mの平面部が前記光入射面と平行な面となす傾斜角度αが、
    Figure 2009031787

    ただし、
    Figure 2009031787

    を満たし、
    前記第mの平面部のピッチ比Lが、
    Figure 2009031787

    ただし、
    Figure 2009031787

    を満たし、
    前記輝度I(θm)は、前記出射角度範囲において略一定であることを特徴とする光制御板。
  4. 前記平行光におけるS偏光成分及びP偏光成分のエネルギーをE及びEとし、E/EをPとし、前記S偏光成分及び前記P偏光成分の前記光制御板に対する透過率をT及びTとしたとき、前記透過率Tを、
    Figure 2009031787

    とすることを特徴とする請求項3に記載の光制御板。
  5. 前記光路制御部を複数有し、
    複数の前記光路制御部は、前記所定方向及び前記一方向に略直交する方向に配列されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の光制御板。
  6. 略均一な輝度分布を有する平行光を所定方向に出射する面光源と、
    前記面光源に対して前記所定方向側に配置されると共に、前記所定方向に略直交するように配置される請求項1〜5の何れか一項に記載の光制御板と、
    を備えることを特徴とする面光源装置。
  7. 請求項6に記載の面光源装置と、
    前記面光源装置に対して前記所定方向側に配置されており前記面光源装置からの前記出射光が入射される透過型画像表示部と、
    を備えることを特徴とする透過型画像表示装置。
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