JPH0954804A - 電子チェックシステム、電子機器、口座管理システム、電子投票システム、電子投票端末、表示システム、及び表示装置 - Google Patents

電子チェックシステム、電子機器、口座管理システム、電子投票システム、電子投票端末、表示システム、及び表示装置

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JPH0954804A
JPH0954804A JP20609295A JP20609295A JPH0954804A JP H0954804 A JPH0954804 A JP H0954804A JP 20609295 A JP20609295 A JP 20609295A JP 20609295 A JP20609295 A JP 20609295A JP H0954804 A JPH0954804 A JP H0954804A
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JP20609295A
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English (en)
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Narifumi Takahashi
成文 高橋
Akio Yoshikawa
明夫 吉川
Takao Shimizu
隆雄 清水
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N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Corp
Original Assignee
N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Communications Systems Corp
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Publication date
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投票、支払い、配当、換金等を簡易且つ確実
にネットワーク上で行うことができる公営競技用の電子
投票システムを提供する。 【解決手段】 電子投票システムは、銀行センタ14
と、投票センタ12と、複数の移動投票端末11とから
構成される。銀行センタ14は、口座から所定金額を引
き下ろして電子チェックを発行し、また、電子チェック
を受領して対応する口座に所定額を入金する。投票セン
タ12は、電子チェックを受領して、電子投票券を発券
し、当たりの投票券に電子チェックで配当する。各移動
投票端末11は、銀行センタ14に電子チェックの発行
を要求し、銀行センタ14より電子チェックを受領し、
電子チェックを用いて投票センタ12から電子投票券の
発券を受け、当たり投票券に対する配当を投票センタ1
2に要求し、配当を投票センタ12より電子チェックに
より受け、銀行センタ14により電子チェックを換金し
て口座に入金する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、公営競技等の投
票、それに伴う情報収集、及び、資金移動を遠隔地で操
作する技術に関する。また、この発明は、ネットワーク
上で金銭の授受に使用できる電子的なチェック(電子チ
ェック)及びそれを用いたシステムに関する。さらに、
この発明は、移動する物体を検出し、その擬似的な画像
を表示装置に表示する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】データ通信を用いて公営競技の投票を行
う電子投票システムの一例を図30と図31に示す。図
30は、電話機を用いて電子投票システムを構築した例
を示す。この構成では、電話投票センタが公衆回線網を
介して電話機からの投票を受け付け、中央センタが投票
処理、配当処理等を管理する。中央センタは銀行センタ
を介して加入者の銀行口座から投票料を引き出し、ま
た、各競技場からの情報に基づいて、当たり投票券に対
しては、銀行センタを介して配当金を対応する口座に振
り込む。
【0003】図31は、電話に代えてホームユース端末
等を用いて電子投票システムを構築した例を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】投票料の徴収及び配当
金の支払いを、要求の発生した時点で処理すると、投票
毎に、銀行口座の台帳ファイル(口座ファイル)を大量
に更新する必要があり、好ましくない。このため、従来
の電子投票システムは、口座ファイルに対するアクセス
をバッチ処理で行っている。バッチ処理であるため、口
座に保証金として投票に使用できない金額を預け、残高
不足を防止する必要があった。また、配当金は翌日にな
らないと口座に入金されないという問題がある。
【0005】従来の電子投票システムは、オッズ等の競
技前情報、競技結果等を報知することはできるが、レー
スの状況などをリアルタイムに表示することができなか
った。このため、利用者は自分が投票したレースの状況
及び結果をリアルタイムで知ることができなかった。ま
た、公衆回線網に投票用の端末が接続されているため、
自由に移動しながら、投票することは困難であった。
【0006】従来の電子投票システムのように、ネット
ワーク上の取引の決済方法としては、銀行口座からの引
き落とし或いは入金、又はクレジットカードへのチャー
ジ等が使用されている。しかし、これらの方法では、各
取引と銀行口座の入出金処理が密接に関連しており、ネ
ットワーク上で通常の金銭のように流通できるものは存
在しなかった。
【0007】この発明は上記実状に鑑みてなされたもの
で、取引に伴う金銭の支払い及び受領を簡単、確実に且
つ安全にネットワーク上で行うことができるシステムを
提供することを目的とする。また、この発明は、簡単に
投票することができる電子投票システムを提供すること
を他の目的とする。また、この発明は、競技状況等を容
易に表示することができるシステムを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかる電子チェックシステムは、入力手
段と、前記入力手段からの指示に応答し、電子チェック
の発行を要求する発行要求手段と、発行された電子チェ
ックを受信して記憶する記憶手段と、前記入力手段に応
答し、前記記憶手段に記憶された電子チェックを転送す
る転送手段と、他の転送手段からの電子チェックを受信
し、前記記憶手段に格納する受信手段と、前記入力手段
に応答し、前記記憶手段に記憶された電子チェックの換
金を要求する換金要求手段と、を備える複数の電子機器
と、前記発行要求手段からの電子チェックの発行要求に
従って、対応する口座から対応する額を引き落とし、対
応する額の電子チェックを発行する電子チェック発行手
段と、前記換金要求手段からの電子チェックの換金要求
に従って、対応する口座に指示された額を振り込む換金
手段と、を備える口座管理装置と、前記電子機器と口座
管理装置とを接続するネットワークと、を備えることを
特徴とする。
【0009】また、この発明の電子機器は、口座から金
額を引き落として対応する額の電子チェックを発行し、
電子チェックを受領して対応する額を口座に入金する口
座管理装置と、前記口座管理装置より電子チェックを受
領し、前記電子チェックの授受を相互に行う複数の電子
機器を備えるネットワークシステムにおいて使用可能な
電子機器であって、入力手段と、前記入力手段からの指
示に応答し、電子チェックの発行を前記口座管理装置に
要求する発行要求手段と、前記口座管理装置が発行した
電子チェックを受信して記憶する記憶手段と、前記入力
手段に応答し、前記記憶手段に記憶された電子チェック
を他の電子機器に転送する転送手段と、他の電子機器の
転送手段が転送した電子チェックを受信し、前記記憶手
段に格納する受信手段と、前記入力手段に応答し、前記
記憶手段に記憶された電子チェックを換金して指定の口
座に入金することを前記口座管理装置に要求する換金要
求手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】このような構成によれば、一般の小切手で
決済する場合のように、ネットワーク上で小切手(電子
チェック)を用いて決済を行うことができる。しかも、
電子チェックをネットワーク上で流通させることができ
る。
【0011】また、この発明に係る電子投票システム
は、口座から所定金額を引き下ろして電子チェックを発
行し、電子チェックを受領し、受領した電子チェックを
換金して対応する口座に入金する口座管理部と、電子チ
ェックと投票内容を受信して、電子投票券を発券し、当
たり投票券に対して電子チェックで配当する投票管理部
と、複数の端末と、から構成され、各前記端末は、前記
口座管理部に口座と金額を指定して電子チェックの発行
を要求し、前記口座管理部より電子チェックを受領し、
前記投票管理部に電子チェックと投票内容を指定して電
子投票券の発行を要求し、前記投票管理部より電子投票
券を受領し、前記投票管理部に電子投票券を指定して当
たり投票券に対する配当を要求し、前記口座管理部に電
子チェックと口座を指定して換金を要求する、ことを特
徴とする。
【0012】また、この発明の表示システムは、移動す
る物体の位置を検出し、検出位置を表す位置情報を出力
する位置検出手段と、前記位置検出手段により検出され
た位置情報を送信する手段と、を備える位置検出装置
と、前記位置検出手段に通信を介して接続され、前記位
置情報を受信する受信手段と、前記物体を表すシンボル
を前記位置情報に従って表示する表示手段と、を備移動
する物体の位置を検出し、検出位置を表す位置情報を出
力する位置検出手段と、前記位置検出手段により検出さ
れた位置情報を送信する手段と、を備える位置検出装置
と、前記位置検出手段に通信を介して接続され、前記位
置情報を受信する受信手段と、前記物体を表すシンボル
を前記位置情報に従って表示する表示手段と、を備える
表示装置と、える表示装置と、から構成されることを特
徴とする。
【0013】このような構成によれば、位置検出装置か
ら表示装置に転送される情報量は非常に少ない。このた
め、低伝送レートの通信回線を用いた場合でも、表示装
置側で移動物体の動きを再現して表示することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態にかかる電
子投票システムを図面を参照して説明する。この電子投
票システムの概念図を図1に示す。また、そのシステム
構成図を図2に示す。図示するように、この電子投票シ
ステムは、各利用者が保持する携帯型の移動投票端末1
1(111〜11n)と、投票センタ12と、中継センタ
13と、銀行センタ14と、情報提供センタ15と、F
M放送局16と、各場内投票所端末17と、場外投票所
端末18と、から構成され、投票システム運営会社19
により管理及び運営される。
【0015】移動投票端末11は、各利用者が投票、換
金等の処理を行うための携帯型のデータ処理端末であ
る。各移動投票端末11は、図3に示すように、アンテ
ナ111と、通信(図1の例ではPHS通信)を制御す
る通信処理部112と、FM多重放送を受信処理するF
M多重処理部113と、演算処理部114と、表示部1
15と、画面制御部116と、入力部117と、ICカ
ード31が装着されるICカード制御部118と、を備
える。
【0016】ICカード31は、図4に示すように、コ
マンド受信部201、処理振り分け部202、データ処
理部203、データ保存部204、コマンド送信部20
5、を備え、電子チェックの取得及び保持、投票、電子
投票券の保持、当たり投票券の配当処理、電子チェック
の換金等の処理を行う。
【0017】データ保存部204は、図5(A)に示す
構成の電子チェック保存用の電子チェック保存領域を有
する。電子チェック保存領域は複数のエントリを有し、
各エントリは、電子チェックを構成するチェック情報を
保存するチェック情報領域(電子チェックレコード)と
フラグ領域を備える。また、データ保存部204は、図
5(B)に示す構成の電子投票券保存用の電子投票券保
存領域を有する。電子投票券保存領域は複数のエントリ
を有し、各エントリは、電子投票の内容を示すデータを
保存する投票情報領域とフラグ領域を備える。なお、電
子チェック保存領域と電子投票券保存領域は、必要に応
じてその領域を確保してもよく、また、所定サイズの領
域を予め確保しても良い。
【0018】投票センタ12は、移動投票端末11、場
内投票所端末17及び場外投票所端末18から投票情報
及び競技結果等が送信され、オッズの計算、電子投票券
の発券、配当処理等を行う。また、投票センタ12は、
オッズ情報等をFM放送局16及び情報提供センタ15
に配信する等、投票管理部として機能する。中継センタ
13はカメラ20を備え、レース状況の画像を取得し、
この画像から座標情報を取得し、FM放送局16から座
標情報を配信する。銀行センタ14は、システム契約者
の口座ファイル(口座情報)を有し、移動投票端末11
及び投票センタ12からの要求に従って、電子チェック
(電子的小切手)を処理する等、口座管理部として機能
する。投票センタ12、中継センタ13、銀行センタ1
4等は、例えば、大型コンピュータ等により構成され
る。
【0019】情報提供センタ15は、レースの予想情報
等を有料で提供する。FM放送局16は、投票センタ1
2からの情報に基づいてオッズ情報等を放送し、中継セ
ンタ13からの情報に基づいてレース状況をFM多重放
送する。
【0020】場内投票所端末17は、場内投票所に設置
され、投票状況等を投票センタ12に送信する。場外投
票所端末18は、場外投票所に設置され、投票状況等を
投票センタ12に送信する。
【0021】投票システム運営会社19は、利用者と契
約し、移動投票端末11とICカード31を貸与すると
共にID番号、暗唱番号(パスワード)、暗号化のため
の公開鍵等を発行する。また、銀行と利用者間に契約を
行う。また、ネットワーク上で公開鍵の管理等も行う。
【0022】通信網21は、通常の公衆回線網、ISD
N網、無線通信網、専用回線網等を含む。
【0023】上記電子投票システムにおいては、概略的
に、以下の(1)〜(8)の手順により投票を行う。 (1) 電子投票システムの会員になる。 (2) 移動投票端末を用いて銀行口座の資金を電子チ
ェック(電子小切手)化する。 (3) FM多重放送で、レース前情報(オッズなど)
を入手する。 (4) 通信(図1ではPHS)を用いて予想情報を入
手する。予想情報に対しては電子チェックで支払う。 (5) 電子チェックを用いて投票を行い、電子投票券
を入手する。 (6) FM多重放送でレース状況をみる。 (7) レース結果より当たり投票券であれば、払戻を
依頼し、配当として電子チェックをもらう。 (8) 銀行(銀行センタ)へ電子チェックの換金要求
を行い、担当分の金額を指定の口座に入金する。
【0024】次に、上記の各手順について具体的に説明
する。 (1) 電子投票システムの会員になる。この電子投票
システムを利用可能とするために、利用希望者(以下、
A)は、投票システム運営会社19と契約する。この契
約により、投票システム運営会社19は、利用希望者A
に移動投票端末11と専用のICカード31を貸与す
る。この際、投票システム運営会社19は、ICカード
31の、データ保存部204に、発行者識別情報(ID
コード)、必要な暗号化鍵等を書き込む。これらの情報
は、投票センタ12にも登録される。さらに、利用者A
は、投票システム運営会社19を介して、電子チェック
を扱う銀行C(D,・・・)と契約を行い、口座を開く。
利用者Aの発行者識別情報、暗号化鍵等は銀行Cにも通
知され、口座情報と共に銀行センタ14に登録される。
【0025】(2) 移動投票端末11を用いて銀行口
座の資金を電子チェック化する。 (2−1) 電子チェック この電子投票システムにおける、金銭の授受には電子チ
ェックを用いる。このため、投票等に先駆け、利用者A
は、契約銀行(ここではC銀行とする)の自己の口座の
残高内の金額で、投票用の額を指定し、電子チェックを
ICカード31に書き込む。電子チェックは通常の投票
時に支払う金額と同様な扱いとし、投票時に投票センタ
12へ配送する。投票センタ12は、移動投票端末11
から送信された電子チェックを銀行Cに換金依頼し、対
応する金額を指定の口座に入金することができる。
【0026】(2−2) 電子チェックの発行要求 電子チェックの発行を銀行に要求する処理を図6及び図
7を参照して説明する。この場合、図6に示すように、
利用者Aは移動投票端末11から銀行Cの銀行センタ1
4に発呼し、直接又は通信網(移動通信網又は固定通信
網)を介して移動投票端末11と銀行センタ14を接続
する。
【0027】利用者Aは、入力部117を操作して、表
示部115に表示された種々のアイコンの中から電子チ
ェック発行要求用のアイコンを選択する。この選択はI
Cカード制御部118に通知される。ICカード制御部
118はICカード挿入要求を画面制御部116に渡
し、画面制御部116は、ICカード31の装着(挿
入)を促すメッセージを表示部115に表示する。この
メッセージに従って、利用者AはICカード31を挿入
する(S101)。ICカード制御部118は画面制御
部116を介してパスワード(暗証番号)の入力を促
す。入力部117からパスワードが入力されると、この
認証を行う。認証後、要求する電子チェック量(金
額)、口座番号等の情報を入力部117から入力する
(S102)。これらの情報はICカード制御部118
からICカード31に転送される(S103)。
【0028】ICカード制御部118からICカード3
1に転送された情報は、コマンド受信部201により受
信され、処理振り分け部202により、コマンドはデー
タ処理部203に供給され、電子チェック量等の情報は
データ保存部204に供給されて保存される。転送され
たデータに基づいて、ICカード31のデータ処理部2
03は、予め定められたプログラムに従って、発行要求
処理を行う(S104)。この発行要求処理において、
データ処理部203は、データ保存部204に予め設定
されている発行者の識別情報と要求データ(要求する電
子チェックの額)から、非対称暗号アルゴリズム(例え
ば、RSAをCBCモードで利用)を用いて電子サイン
(ディジタル署名)を生成する。
【0029】続いて、データ処理部203は、図8
(A)に示すように、電子チェックの発行要求コマンド
であることを示すコマンド識別ID、発行者Aの発行者
識別情報、要求データ、生成した電子サイン、Aの口座
を特定する口座情報からなる発行要求コマンド(銀行へ
電子チェックの発行を要求するコマンド)を生成する。
コマンド送信部205は、この発行要求コマンドを移動
投票端末11のICカード制御部118に送信する(S
105)。移動投票端末11は、ICカード31から返
送された発行要求コマンドを通信処理部112と通信網
21を介して銀行センタ14へ送信する(S105)。
【0030】ICカード31は移動投票端末11に発行
要求コマンドを送信し、要求データと電子サインをデー
タ保存部204内の電子チェック保存部(図5(A))
のチェック情報領域(電子チェックレコード)に保存
し、電子チェックの発行要求中を示す発行要求フラグを
対応するフラグ領域にセットする(S106)。
【0031】銀行センタ14は、受信した発行要求コマ
ンドに含まれる発行者識別情報(Aを表す)から暗号化
鍵(公開鍵)を特定し、この鍵を用いて発行者識別情報
と要求データから電子サインを生成し、生成した電子サ
インと受信した電子サインを比較する(S107)。電
子サインが一致しなければエラーとし、エラー処理を行
う。一致すれば、口座情報に基づいて口座ファイル14
1を検索し、Aの口座から要求された金額を引き出し、
口座ファイル141を更新する。
【0032】次に、要求データの電子サインを生成し、
さらに、各電子チェックに固有の発行番号を付与し、要
求データと電子サインと新たに発行した発行番号に基づ
いて電子サインを生成し、さらに、発行者識別情報(銀
行)を付して、図8(B)に示すチェック情報を生成す
る。このチェック情報が電子チェックの実体を構成す
る。この処理により、銀行Cは電子チェックを保証する
ことができる。さらに、電子サインの生成と共に発行ロ
グをログファイル142に生成して、保存する(S10
8)。
【0033】銀行センタ14は、チェック情報から電子
サインを新たに生成し、図8(C)に示すように、コマ
ンド識別ID、チェック情報、電子サインからなる発行
応答コマンドを生成する。銀行センタ14は、生成した
発行応答コマンドをAの移動投票端末11に返送する
(S109)。また、銀行センタ14は、送信した発行
応答コマンドを送信先と共に内部メモリに保存し、発行
応答中を示す発行応答中フラグをオンする。Aの移動投
票端末11に送信された発行応答コマンドは通信処理部
112に受信され、ICカード制御部118を介してI
Cカード31に送られる。
【0034】ICカード31のコマンド受信部201
は、この発行応答コマンドを受信し、処理振り分け部2
02は、受信コマンド識別IDをデータ処理部203に
供給し、チェック情報及び電子サインをデータ保存部2
04に記憶させる。データ処理部203は、供給された
コマンド識別IDから、受信データが発行応答コマンド
であることを判別し、発行応答処理に入る(S11
0)。
【0035】この発行応答処理において、データ処理部
203は、発行者(銀行)識別情報より、公開鍵を特定
し、チェック情報に基づいて電子サインを生成し、受信
した電子サインと比較する。一致していなければ、不正
な情報としてエラー処理を行う。一致していれば、受信
したチェック情報内の要求データ、電子サイン、発行番
号等と本人(A)の公開鍵から電子サインを生成し、受
信したチェック情報内の発行番号の後の電子サインと比
較する。一致していなければ、不正な情報としてエラー
とする。
【0036】電子サインが一致したら、データ保存部2
04の電子チェック保存領域(図5(A))内の発行要
求フラグがオンのチェック情報をサーチし、受信内容と
チェック情報内の要求データと電子サインが一致してい
るレコードに、受信したチェック情報を上書きし、発行
要求フラグをオフする。
【0037】発行応答処理(S110)が終了すると、
ICカード31は、Aを表す発行者識別情報と受信した
発行応答コマンドの終端に位置する電子サインから電子
サインを生成する。そして、図8(D)に示すように、
これらの情報からなる送達確認コマンドを生成し、移動
投票端末11と通信網21を介して銀行センタ14に送
信する(S111)。銀行センタ14は、送達確認コマ
ンドに応答して、送達確認処理を実行する(S11
2)。
【0038】まず、銀行センタ14は、受信した送達確
認コマンドに含まれるAの発行者識別情報からAの公開
鍵を特定して、発行者識別情報と「発行応答コマンドの
電子サイン」との電子サインを生成し、受信した送達確
認コマンドの終端に位置する電子サインと比較する。一
致した場合には、Aからの正当な送達確認コマンドとす
る。
【0039】次に、受信した送達確認コマンド中の「発
行応答コマンドの電子サイン」と、電子チェック発行時
に保存しておいた発行応答コマンドの電子サインが一致
するか否かを判別する。一致する場合には、電子チェッ
ク発行時に保存しておいた発行応答コマンドの送付先
と、受信した送達確認コマンドの発行者識別情報が一致
するか否かを判別する。一致する場合には、発行要求コ
マンド発行者からの送達確認コマンドであることが確認
できたことになる。発行応答中フラグをオフする。ま
た、これらの履歴はログファイル142にセーブされ
る。
【0040】なお、発行応答コマンドが複数記憶されて
いる場合には、発行応答中フラグがオンの発行応答コマ
ンドの各電子サインと受信した送達確認コマンド中の
「発行応答コマンドの電子サイン」を比較し、一致する
ものを判別する。次に、一致が判別された発行応答コマ
ンドの送付先と受信した送達確認コマンドの発行者識別
情報が一致するか否かを判別し、一致した場合に、該当
する発行応答中フラグをオフする。
【0041】また、ICカード31から移動投票端末1
1に発行情報が転送され(S113)、表示部115に
電子チェックに関する情報が確認のために表示され、最
後に、ICカード31が排出される(S114)。
【0042】このようにして、移動端末保有者は、ネッ
トワーク上で流通する小切手(電子チェック)を取得す
ることができる。
【0043】電子チェック発行処理において、回線断な
どの不具合が生じた場合、或いは故意に途中で発行処理
を中断した場合、以下のフラグ状況が発生する可能性が
ある。 (a) 電子チェック発行要求中フラグオン、発行応答
フラグオフ この状況は電子チェック発行要求コマンドが銀行センタ
14に届いていない場合に発生する。 (b) 電子チェック発行要求中フラグオン、発行応答
フラグオン この状況は発行応答コマンドがICカード31に届いて
いない場合に発生する。 (c) 電子チェック発行要求中フラグオフ、発行応答
フラグオン この状況は送達確認コマンドが銀行センタ14に届いて
いない場合に発生する。
【0044】これらの場合には、次のように対応するこ
とができる。(a)の場合、Aは銀行センタ14に問い
合わせることにより、再度処理を行うことができる。
(b)の場合、Aは銀行センタ14に問い合わせること
により、再度処理を行うことができる。また、銀行セン
タ14は自己の保持するデータからAの要求の内容を確
認することができる。(c)の場合、銀行センタ14は
電子チェック要求コマンド発行者に通達し、ICカード
31内の対応する電子チェック(チェック情報)を消去
する処理を実行する。
【0045】このようにして、電子チェック発行要求コ
マンド、発行応答コマンド、送達確認コマンドを通信し
ながら電子チェックの発行処理を行うので、どの段階で
トラブルが発生したかを確実に判別し、必要な手続きを
取ることができる。さらに、公開鍵に基づく電子サイン
を使用しているので、セキュリティを高めることができ
る。
【0046】(2−3) 電子チェック転送要求 上述の処理で発行された電子チェックを、ネットワーク
上でを他人に渡す(転送する)ことができる。以下、転
送処理について説明する。この場合、電子チェックの送
信側Aと電子チェックの受信側Bを図9に示すように接
続する。なお、図9では、信号線で接続された2つの移
動投票端末11間でチェックを転送しているが、1つの
移動投票端末11に2口のICカードR/Wスロットを
設け、一方のスロットのICカード31から他のスロッ
トのICカード41に電子チェックを転送してもよく、
1口のICカードR/Wスロットに交互にICカードを
挿入/排出することにより、ICカード間で電子チェッ
クを転送してもよい。また、接続線も、任意の種類のも
のを使用できる。
【0047】次に、A側からB側に電子チェックを転送
する場合の処理手順を図10を参照して説明する。
【0048】Aは、ICカード31を移動投票端末11
に挿入し(S201)、表示部115に表示された複数
のアイコンの中から転送処理のアイコンを選択する。続
いて、移動投票端末11から転送する電子チェックの量
と接続先(Bの移動投票端末)、パスワード等を入力す
る(S202)。移動投票端末11に入力された情報は
ICカード31に転送され(S203)、電子チェック
転送要求処理が行われる(S204)。
【0049】電子チェック転送要求処理において、IC
カード31は、入力された電子チェック量が電子チェッ
ク保存領域に存在するか判別し、足りなければエラーと
する(以下の説明では、理解を容易にするため、ICカ
ード31内の各部の動作の説明は省略する)。転送でき
るだけの電子チェックが存在すれば、チェック情報に基
づいて非対称暗号アルゴリズム(RSA等)を用いて電
子サインを生成し、図11(A)に示すように、コマン
ド識別ID、発行者識別情報、チェック情報、電子サイ
ンからなる転送要求コマンドを生成する。
【0050】続いて、ICカード31は、生成された転
送要求コマンドを移動投票端末11に送信する。移動投
票端末11は、ICカード31から送信された転送要求
コマンドをBの移動投票端末11へ送信する(S20
5)。また、ICカード31は、電子チェック保存領域
内の転送要求に使用した電子チェックに対応するフラグ
領域に、転送要求中を示す転送要求フラグをセット(オ
ン)する(S206)。
【0051】一方、Bは、自己の移動投票端末11にI
Cカード41を挿入し(S207)、入力部117から
電子チェック受信用のアイコンを選択する(S20
8)。この選択情報は、ICカード制御部118を介し
てICカード41に転送され(S209)、ICカード
41は電子チェック受信待ち状態となる。
【0052】Bの移動投票端末11は、転送要求コマン
ドを受信すると、これをICカード41に転送する。I
Cカード41は、受信した転送要求コマンド中の発行者
識別情報から公開鍵を特定し、この公開鍵と受信したチ
ェック情報を用いて電子サインを生成する。ICカード
41は、受信した電子サインと生成した電子サインを比
較する(S210)。両電子サインが一致しなければ、
エラーとし、エラー処理を行う。一致すれば、Aからの
正当な情報とする。
【0053】次に、受信した転送要求コマンドのチェッ
ク情報内の発行者識別情報(銀行)から特定した公開鍵
を用いてチェック情報中の要求データ、電子サイン、発
行番号のデータから電子サインを生成し、発行番号の後
ろに付加されている電子サインと比較する。電子サイン
が一致していなければ、電子チェックの発行元エラーと
する。一致していれば、正当な銀行が発行した電子チェ
ックであるとして、BのICカード41のデータ保存部
204内の電子チェック保存領域のチェック情報領域
(電子チェックレコード)にチェック情報を書き込む
(S211)。これにより、Aからの電子チェックを受
け取ることになる。さらに、対応するフラグ領域に転送
応答中フラグをセットし、電子チェックの送信先もセー
ブする。
【0054】ICカード41は、Aからの電子チェック
をデータ保存部204に書き込むと、書き込んだチェッ
ク情報に基づいて電子サインを生成し、図11(B)に
示すように、転送応答コマンドを示すコマンド識別ID
と、発行者Bを示す発行者識別情報と、チェック情報
と、電子サインとからなる転送応答コマンドを生成する
(S212)。ICカード41は、生成した転送応答コ
マンドを、Bの移動投票端末11とAの移動投票端末1
1を介してICカード31に転送する(S213)。
【0055】ICカード31は、コマンド識別IDか
ら、受信データが転送応答コマンドであると判別し、転
送応答処理を実行する(S214)。この転送応答処理
において、ICカード31は、発行者識別情報よりBの
公開鍵を特定し、入力されたチェック情報に基づいて、
電子サインを生成し、受信した電子サインと比較する。
一致していなければ、不正な情報としてエラーとする。
一致していれば、Bからの転送応答コマンドであること
が確認できる。次に、データ保存部204内の電子チェ
ック保存領域の転送要求フラグがオン状態の電子チェッ
クをサーチし、受信したチェック情報と一致している電
子チェックを消去し、同時に転送要求フラグをオフす
る。
【0056】転送応答処理(S214)が終了すると、
ICカード31は、Aを表す発行者識別情報と受信した
転送応答コマンドの終端に位置する電子サインから電子
サインを生成する。そして、図11(C)に示すよう
に、これらの情報からなる送達確認コマンドを生成し、
Aの移動投票端末11と通信網21とBの移動投票端末
11を介してICカード41に送信する(S215)。
ICカード41は、送達確認コマンドに応答して、送達
確認処理を実行する(S216)。
【0057】まず、ICカード41は、受信した送達確
認コマンドに含まれるAの発行者識別情報からAの公開
鍵を特定して、発行者識別情報と「転送応答コマンドの
電子サイン」との電子サインを生成し、受信した送達確
認の終端に位置する電子サインと比較する。一致した場
合には、Aからの正当な送達確認コマンドとする。そし
て、転送応答中フラグがオンされているチェック情報か
ら電子サインを生成し、これと受信した「転送応答コマ
ンドの電子サイン」とを比較することにより、受信した
「転送応答コマンドの電子サイン」が自己が生成したも
のであるか否かを判別する。両電子サインが一致する、
即ち、受信した転送応答コマンドが自己が生成したもの
であることを判別すると、転送応答コマンドの送信先と
受信した送達確認コマンド中の発行者識別情報が一致す
るか否かを判別し、一致すれば、正常として、対応する
転送応答中フラグをオフする。以上で転送処理が終了す
る。
【0058】また、ICカード31から移動投票端末1
1に転送情報が転送され(S217)、表示部115に
電子チェックに関する情報が確認のために表示され、最
後に、ICカード31が排出される(S218)。ま
た、ICカード41から移動投票端末11に受信情報が
転送され(S219)、表示部115に電子チェックに
関する情報が確認のために表示され、最後に、ICカー
ドが排出される(S220)。
【0059】このようにして、任意の金額の電子チェッ
クを、任意のICカードから他の任意のICカードに転
送することができる。
【0060】なお、電子チェック転送処理において、回
線断などの不具合が生じた場合、或いは故意に途中で発
行処理を中断した場合、以下のフラグ状況が発生する可
能性がある。 (a) 転送要求中フラグオン、転送応答フラグオフ この状況はICカード31からの転送要求コマンドがI
Cカード41に届いていない場合に発生する。 (b) 転送要求中フラグオン、転送応答フラグオン この状況はICカード41からの転送応答コマンドがI
Cカード31に届いていない場合に発生する。 (c) 転送要求中フラグオフ、転送応答フラグオン この状況は、ICカード31からの送達確認コマンドが
ICカード41に届いていない場合に発生する。
【0061】これらの場合には、次のように対応するこ
とができる。(a)と(b)の場合、転送要求側のAは
電子チェック発行元(銀行)に問い合わせることで、新
たな電子チェックを発行してもらう。また、先に転送さ
れた電子チェックを無効とする。また、電子チェック発
行元(銀行)より転送先Bに、ICカード41内の電子
チェック(チェック情報)を取り消す(消去する)処理
を依頼する。転送先Bは、ICカード41内に対応する
電子チェックが記憶されている場合には、対応する電子
チェックを消去する。なお、転送要求者(A)の依頼に
基づいて、電子チェック発行元(銀行)が転送先(B)
に電子チェックを直接送信してもよい。(c)の場合、
転送先(B)は電子チェック発行元(銀行)に問い合わ
せることで、新たな電子チェックを発行してもらう。
【0062】このようにして、転送要求コマンド、転送
応答コマンド、送達確認コマンドを通信しながら電子チ
ェックの転送を行うので、どの段階でトラブルが発生し
たかを確実に判別し、必要な手続きを取ることができ
る。また、同一の電子チェックを複数の者に送信する
等、電子チェックを悪用することを防止できる。さら
に、公開鍵に基づく電子サインを使用しているので、セ
キュリティを高めることができる。
【0063】(2−4) 電子チェックの換金要求 電子チェックの換金を銀行に要求する場合のシステム構
成は図6と同一である。この場合の動作を図12を参照
して説明する。まず、Aは移動投票端末11にICカー
ド31を挿入し、画面上で換金を要求するアイコンを選
択する(S301)。換金要求者Aは、移動投票端末1
1から銀行に換金を要求する電子チェック量(金額)、
Aの口座情報、暗証番号等を入力する(S302)。入
力データは、ICカード制御部118を介してICカー
ド31に転送され(S303)、ICカード31は換金
要求処理を実行する(S304)。
【0064】換金要求処理において、ICカード31
は、入力された量の電子チェックがICカード31内の
電子チェック格納領域に存在するか調べ、存在すれば、
その電子チェックを銀行に送信する事を決定する。次
に、送信する電子チェックから電子サインを生成する。
電子サインは、送信するチェック情報に基づいて非対称
暗号アルゴリズム(例えば、RSA)を用いて生成す
る。ICカード31は、図13(A)に示すように、コ
マンド識別ID、Aの発行者識別情報、チェック情報、
生成された電子サイン、入金先の口座情報、からなる換
金要求コマンドを生成し、移動投票端末11に転送す
る。図13(B)に、チェック情報のフォーマットを参
考のため示す(図8(B)のフォーマットと同一であ
る)。移動投票端末11は、ICカード31から転送さ
れた換金要求コマンドを銀行センタ14へ送信する(S
305)。
【0065】ICカード31は、移動投票端末11に換
金要求コマンドを転送すると同時に、電子チェック保存
領域内の当該電子チェックに換金要求中を示す換金要求
フラグをオンする(S306)。
【0066】銀行センタ14は、受信した換金要求コマ
ンドの発行者識別情報から公開鍵を特定し、発行者識別
情報(A)とチェック情報から電子サインを生成し、受
信した換金要求コマンドのチェック情報の後ろにある電
子サインと比較する(S307)。両電子サインが一致
しなければ、エラーとする。
【0067】一致すれば、次に、チェック情報内の発行
者識別情報(銀行)から公開鍵を特定し、要求データ、
電子サイン、発行番号の電子サインを生成し、発行番号
の次に位置する電子サインと比較する(S307)。一
致すれば、正当な銀行から発行された電子チェックであ
ることが確認できる。一致しなければ、エラー処理を行
う。
【0068】次に、受信した換金要求コマンド内の口座
情報に基づいて、口座ファイル141内のAの口座を検
索し、換金要求された金額をAの口座に入金し、ログフ
ァイル142に処理のログを保存する(S308)。銀
行センタ14は、入金処理後、入金処理したチェック情
報から電子サインを生成する。銀行センタ14は、図1
3(C)に示すように、換金応答コマンドを示すコマン
ド識別IDと、発行者識別情報(C銀行)、チェック情
報、生成した電子サインを含む換金応答コマンドを生成
し、Aの移動投票端末11に転送する(S309)。ま
た、この換金応答コマンドを換金応答中フラグと共にセ
ーブする。
【0069】Aの移動投票端末11に返却された換金応
答コマンドは、ICカード31に転送される。ICカー
ド31は、コマンド識別IDから受信データが換金応答
コマンドであることを判別し、換金応答処理を開始する
(S310)。まず、発行者識別情報より、公開鍵を特
定する。次に、受信したチェック情報に基づいて電子サ
インを生成し、受信した換金応答コマンド内の電子サイ
ンと比較する。一致していなければ、不正な情報として
エラーとする。一致していれば、正当な結果として、電
子チェック保存領域を検索し、換金要求フラグがオンの
電子チェックを索出し、受信したチェック情報と一致し
ているレコードを消去し、換金要求フラグをオフする。
【0070】換金応答処理終了後、ICカード31は、
Aを表す発行者識別情報と受信した発行応答コマンドの
終端に位置する電子サインから電子サインを生成する。
そして、図13(D)に示すように、これらの情報から
なる送達確認コマンドを生成し、移動投票端末11と通
信網21を介して銀行センタ14に送信する(S31
1)。銀行センタ14は、送達確認コマンドに応答し
て、送達確認処理を実行する(S312)。
【0071】まず、銀行センタ14は、受信した送達確
認コマンドに含まれるAの発行者識別情報からAの公開
鍵を特定して、発行者識別情報と「換金応答コマンドの
電子サイン」との電子サインを生成し、受信した送達確
認コマンドの終端に位置する電子サインと比較する。一
致した場合には、受信した到達確認コマンド中の「換金
応答コマンドの電子サイン」と、保存しておいた換金応
答コマンドの換金応答フラグがオンのものの電子サイン
を比較し、一致するものを特定する。一致するものが判
別されると、その換金応答コマンドの送信先と受信した
送達確認コマンド中の発行者識別情報とが一致するか否
かを判別し、一致すれば、正常とし、発行応答中フラグ
をオフする。また、これらの履歴はログファイル142
にセーブされる。
【0072】また、ICカード31は、換金情報を移動
投票端末11に転送する(S313)。移動投票端末1
1は、電子チェックに関する情報を確認のために表示
し、更に、ICカード31を排出する(S314)。
【0073】このようにして、電子チェックを必要に応
じて現金化し、自己の口座に入金することができる。
【0074】換金処理において、回線断などの不具合が
生じた場合、或いは故意に途中で発行処理を中断した場
合、以下のフラグ状況が発生する可能性がある。 (a) 換金要求中フラグオン、換金応答フラグオフ この状況は換金要求コマンドが銀行センタ14に届いて
いない場合に発生する。 (b) 換金要求中フラグオン、換金応答フラグオン この状況は換金応答コマンドが、銀行センタ14からI
Cカード31に届いていない場合に発生する。 (c) 換金要求中フラグオフ、換金応答フラグオン この状況は送達確認コマンドが銀行センタ14に届いて
いない場合に発生する。
【0075】これらの場合には、次のように対応するこ
とができる。(a)及び(b)の場合、Aは銀行センタ
14に問い合わせることにより、再度処理を行うことが
できる。或いは新たな電子チェックの発行を受けること
ができる。(c)の場合、銀行センタ14が送達確認コ
マンドを受け取らずに処理が終わってしまうことになる
ため、換金要求コマンド発行者に通達し、ICカード3
1内の電子チェック(チェック情報)を確認することに
より、一貫性(消去又は処理完了)を保つことができ
る。
【0076】このようにして、換金要求コマンド、換金
応答コマンド、送達確認コマンドを通信しながら電子チ
ェックの換金処理を行うので、どの段階でトラブルが発
生したかを確実に判別し、必要な手続きを取ることがで
きる。また、同一の電子チェックを複数の者に送信する
等、電子チェックを悪用することを防止できる。さら
に、公開鍵に基づく電子サインを使用しているので、セ
キュリティを高めることができる。
【0077】(2−5) 電子チェックの両替要求 電子チェックは、通常の小切手と同様に、他の金額の電
子チェックに両替することができる。電子チェックの両
替を銀行に要求する場合のシステム構成は図6と同一で
ある。なお、両替は銀行との間だけに限定するものでは
ない。電子チェック両替時の動作を図14を参照して説
明する。まず、両替要求者Aは、移動投票端末11にI
Cカード31を挿入し、画面上で両替処理のアイコンを
選択する(S401)。要求者Aは、移動投票端末11
から銀行に両替を要求する電子チェック量(金額)、両
替方法、暗証番号等を入力する(S402)。
【0078】両替方法としては、例えば、100円相当
の電子チェック1枚を10円相当の電子チェック10枚
にする場合の「くずす両替」と10円相当のチェック1
0枚を100円相当の電子チェック1枚にする場合の
「まとめる」両替の2通りがある。
【0079】入力データは、ICカード31に転送され
(S403)、ICカード31は、以下に説明する両替
要求処理を行う(S404)。ICカード31は、電子
チェック保存領域をサーチし、入力された電子チェック
量がICカード31内に存在するか調べる。存在すれ
ば、両替方法の妥当性をチェックする。両替対象の電子
チェック量がICカード31内に存在しない場合又は両
替方法が妥当でない場合、エラー処理を行う。両替対象
の電子チェック量がICカード31内に存在し、且つ、
両替方法が妥当な場合、両替要求コマンドを銀行センタ
14に送信することを決定する。
【0080】この場合、まず、両替方法とチェック情報
のデータに基づいて、非対称暗号アルゴリズム(例え
ば、RSA)を用いて、電子サインを生成する。ICカ
ード31は、生成した電子サイン、チェック情報等か
ら、図15(A)と(B)に示すフォーマットの両替要
求コマンドを生成し、移動投票端末11に転送する。な
お、図15(A)は電子チェックをくずす場合のフォー
マット、図15(B)は電子チェックをまとめる場合の
フォーマットを示す。
【0081】移動投票端末11は、ICカード31から
転送された両替要求コマンドを銀行センタ14へ送信す
る(S405)。ICカード31は、移動投票端末11
に両替要求コマンドを転送すると、電子チェック保存領
域内の該当する電子チェックのフラグ領域に両替要求中
を示す両替要求フラグをオンする(S406)。
【0082】銀行センタ14は、受信した両替要求コマ
ンドの発行者識別情報(A)から公開鍵を特定し、この
公開鍵を用いて、両替方法とチェック情報に基づいて、
電子サインを生成する。さらに、生成した電子サインと
受信した電子サインとを比較する(S407)。両電子
サインが一致しなければ、エラーとする。一致すれば、
図15(C)に示すように、チェック情報内の発行者識
別情報(銀行)から公開鍵を特定し、要求データ、電子
サイン、発行番号の電子サインを生成し、発行番号の次
にある電子サインと比較する(S407)。一致しなけ
れば、エラー処理を行う。一致すれば、正当な銀行から
発行された電子チェックであることが確認できる。ま
た、複数のチェック情報がある場合には、全てのチェッ
ク情報について同様に確認する。
【0083】電子サインが一致した場合、銀行センタ1
4は、入力された両替方法を確認し、新たなチェックを
用意する(S408)。指定された両替方法でチェック
が用意できない場合は、エラーとする。次に、両替方
法、要求時のチェック情報、及び両替結果のチェック情
報から電子サインを生成する(S409)。
【0084】次に、生成した電子サインを用いて、図1
5(D)又は(E)に示すフォーマットの両替応答コマ
ンドを生成し、移動投票端末11に送信する(S41
0)。さらに、送信した両替応答コマンドと送信先を内
部の記憶装置に記憶し、両替応答中フラグをセットす
る。また、銀行センタ14は、両替のログを取る(S4
11)。
【0085】Aの移動投票端末11に送信された両替応
答コマンドは、ICカード31に転送される。ICカー
ド31は、コマンド識別IDから、受信データが両替応
答コマンドであることを判別し、両替応答処理に入る
(S412)。この両替応答処理において、ICカード
31は、発行者識別情報より公開鍵を特定し、受信した
チェック情報をもとに電子サインを生成し、受信した電
子サインと比較する。一致しなければ、不正な情報とし
てエラーとする。一致していれば、正当な結果とする。
次に、電子チェック保存領域を検索し、両替要求フラグ
がオンの電子チェックを索出する。次に、新たなチェッ
ク情報が正当な電子チェックであるか否かを、各チェッ
ク情報内の電子サインを判別することにより判断する。
全てのチェック情報が正しい場合に、要求時のチェック
情報のレコードを消去し、両替要求中フラグをオフと
し、両替の結果得られた新たなチェック情報を書き込
む。
【0086】両替応答処理(S412)が完了すると、
ICカード31は、Aを表す発行者識別情報と受信した
両替応答コマンドの終端に位置する電子サインから電子
サインを生成する。そして、図15(F)に示すよう
に、これらの情報からなる送達確認コマンドを生成し、
Aの移動投票端末11と通信網21とBの移動投票端末
11を介してICカード41に送信する(S413)。
銀行センタ14は、送達確認コマンドに応答して、送達
確認処理を実行する(S414)。
【0087】まず、銀行センタ14は、受信した送達確
認に含まれるAの発行者識別情報からAの公開鍵を特定
して、発行者識別情報と両替応答コマンドの電子サイン
との電子サインを生成し、受信した送達確認の終端に位
置する電子サインと比較する。一致した場合には、Aか
らの正当な送達確認コマンドとする。そして、両替応答
中フラグがオンされている両替応答コマンドのチェック
情報から電子サインを生成し、これと受信した「両替応
答コマンドの電子サイン」とを比較することにより、受
信した「両替応答コマンドの電子サイン」が自己が生成
したものであるか否かを判別する。両電子サインが一致
する、即ち、受信した両替応答コマンドが自己が生成し
たものであることを判別すると、受信した送達確認コマ
ンドの発行者識別情報と両替応答コマンドの送信先が一
致するか否かを判別する。一致する場合には、対応する
両替応答中フラグをオフすると共にセーブしていた両替
応答コマンドを消去する。これらの履歴はログファイル
142にセーブされる。
【0088】両替応答処理(S412)が完了すると、
ICカード31は、両替に関する情報を移動投票端末1
1に転送する(S415)。移動投票端末11は、両替
結果、電子チェックの情報等を表示部115に表示し、
Aは両替結果等を確認する(S416)。続いて、IC
カードを排出する(S417)。このようにして、電子
チェックを任意に両替することができる。
【0089】電子チェック両替処理において、回線断な
どの不具合が生じた場合、或いは故意に途中で両替処理
を中断した場合、以下のフラグ状況が発生する可能性が
ある。 (a) 両替要求中フラグオン、両替応答中フラグオフ この状況は両替要求コマンドが銀行センタ14に届いて
いない場合に発生する。 (b) 両替要求中フラグオン、両替応答中フラグオン この状況は両替応答コマンドがICカード31に届いて
いない場合に発生する。 (c) 両替要求中フラグオフ、両替応答中フラグオン この状況は送達確認コマンドが銀行センタ14に届いて
いない場合に発生する。
【0090】これらの場合には、次のように対応するこ
とができる。(a)の場合、Aは銀行センタ14に問い
合わせることにより、再度処理を行うことができる。
(b)の場合、Aは銀行センタ14に問い合わせること
により、再度処理を行うことができる。また、銀行セン
タ14は自己の保持するデータからAの要求の内容を確
認することができる。(c)の場合、銀行センタ14は
電子チェック要求コマンドを発行者に通達し、ICカー
ド31内の電子チェックの内容を確認し、送達確認処理
を再度実行するよう要求できる。
【0091】このようにして、両替要求コマンド、両替
応答コマンド、送達確認コマンドを通信しながら電子チ
ェックの両替処理を行うので、何らかのトラブルが発生
しても、どの段階でトラブルが発生したかを判別し、必
要な手続きを取ることができる。また、両替要求中の電
子チェックを他の銀行に送信し、一つの電子チェックを
何度も両替すること等を防止することができる。さら
に、公開鍵に基づく電子サインを使用しているので、セ
キュリティを高めることができる。
【0092】(3) FM多重放送で、レース前情報
(オッズなど)を入手する。投票センタ12はオッズ情
報、レース情報等を通信網21を介してFM放送局16
に送信する。FM放送局16は投票センタからの情報
を、例えば、図16(A)と(B)に示すようなデータ
フォーマットで、FM多重放送に乗せて、配信する。移
動投票端末11はこのFM多重放送をFM多重処理部1
13を介して受信する。画面制御部116は、受信した
情報を、例えば、図17(A)、(B)に示すフォーマ
ットで、表示部115に表示させる。
【0093】(4) 情報提供センタより予想情報を入
手する。予想情報に対しては電子チェックで支払う。A
は情報提供センタ15に発呼し、予想情報を電子チェッ
クと交換に入手することができる。情報提供センタ15
は、移動投票端末11と同様のチェック処理機能を備え
ており、(2−5)で説明した電子チェックの転送要求
コマンドを受け、受信した電子チェックの見返りとし
て、レースの予想(出走枠予定、確率予想、コーナ状況
予想、1着及び2着の予想等)を利用者に送信する。情
報提供センタ15は、受領した電子チェックを前述の換
金処理により、現金化することができる。
【0094】(5) 電子チェックを用いて投票を行
い、電子投票券を入手する。 (5−1) 電子投票 利用者が電子チェックと共に投票センタ12へ投票を要
求すると、投票センタ12では、利用者に投票完了の証
明として、電子投票券を返送する。電子投票券は通常の
投票券と同様に60日間有効である。電子投票券は、レ
ースの結果、外れた場合は無効となる。また、当たった
電子投票券は、投票センタ12へ配当要求を行うことに
より、配当金相当額の電子チェックがICカード31に
配当される。配当された電子チェックは、前述の換金処
理により、指定の口座に入金可能である。また、配当さ
れた電子チェックを次回の投票に使用することも可能で
ある。
【0095】(5−2) 投票要求 次に、投票時の処理を図18及び図19を参照して説明
する。電子チェックを用いて投票センタ12に投票要求
する場合、図18に示すように、移動投票端末11と投
票センタ12とを通信網を介して接続する。投票要求者
Aは移動投票端末11にICカード31を挿入し(S5
01)、入力部117を操作して、投票要求用のアイコ
ンを選択する(S502)。
【0096】続いて、投票要求者Aは、投票を要求する
電子チェック量(投票額)と投票方法等を入力部117
から入力する(S503)。例えば、500円相当の電
子チェック量と、1−5に4000円、2−5に300
0円を入力する。入力データは、ICカード31に転送
され(S504)、ICカード31は投票要求処理を実
行する(S505)。ICカード31は、先ず、入力さ
れた電子チェック量が電子チェック保存領域に格納され
ているか否かを調べ、格納されていれば、投票方法の妥
当性をチェックする。電子チェックが格納されており、
且つ、投票方法が妥当な場合には、投票要求コマンドの
送信を決定する。他の場合には、エラー処理を行う。
【0097】次に、投票データに基づいて非対称暗号ア
ルゴリズム、例えば、RSAを用いて電子サインを生成
し、図20(B)に示すように、投票データと電子サイ
ンとから投票方法データを生成する。次に、投票方法デ
ータとチェック情報に基づいて非対称暗号アルゴリズ
ム、例えば、RSAを用いて電子サインを生成する。さ
らに、生成された電子サインをチェック情報に付加し
て、図20(A)に示すフォーマットの投票要求コマン
ドを生成し、これを移動投票端末11に送信する(S5
06)。移動投票端末11は、ICカード31から転送
された投票要求コマンドを投票センタ12へ送信する
(S506)。
【0098】ICカード31は、電子投票券保存領域の
投票情報領域に投票方法を保存し、フラグ領域に投票要
求中を示す投票要求フラグをオンし、更に、電子チェッ
ク保存領域の該当フラグ領域に転送要求フラグをオンす
る(S507)。
【0099】投票センタ12は、受信した投票要求コマ
ンドの発行者識別情報から、公開鍵を特定し、投票方法
とチェック情報に基づいて電子サインを生成し、受信し
た電子サインと比較する。電子サインが一致しなければ
エラーとする。一致すれば、同様に、投票方法内の投票
データ(図20(B)参照)から生成した電子サインと
投票データに付随する電子サインが一致するか否かを判
別する。一致しなければ、エラー処理を行う。さらに、
図20(C)に示すチェック情報内の発行者識別情報か
ら公開鍵を特定し、チェック情報内の要求データ、電子
サイン、発行番号の電子サインを生成し、発行番号の次
に位置する電子サインと一致するか否かを判別する。一
致すれば、正当な投票要求が、正当な投票データと正当
な電子チェックでなされたことが確認できる(ステップ
S508)。
【0100】次に、投票センタ12は、投票データに従
い投票券を発行できるか否か、投票内容の妥当性を判別
する(S509)。投票内容が妥当であれば、投票方法
と発行番号の電子サインを生成する。さらに、図20
(E)に示すように、発行者識別情報を付加して、投票
情報を作成する。投票情報が生成されたら、チェック情
報を保存し、投票情報とチェック情報に基づいて電子サ
インを生成し、図20(D)に示す投票応答コマンド
(実質的な電子投票券)を生成する(S510)。続い
て、この電子投票券を投票応答コマンドとして、Aの移
動投票端末11に送信する(S511)。この際、保存
したチェック情報に投票応答フラグをセットする。ま
た、投票応答コマンドを保存し、投票応答フラグをセッ
トする。更に、投票記録のログをログファイル122に
取る(S512)。
【0101】Aの移動投票端末11は、投票応答コマン
ドを受信すると、これをICカード31に転送する。I
Cカード31は、コマンド識別IDより、受信データが
投票応答コマンドであることを判別し、投票応答処理を
実行する(S513)。この投票応答処理において、I
Cカード31は、発行者識別情報より、公開鍵を特定
し、チェック情報に基づいて電子サインを生成し、受信
した電子サインと比較する。一致していなければ、不正
な情報としてエラーとする。一致していれば、正当な結
果とする。
【0102】次に、電子チェック保存領域を検索し、転
送要求フラグがオン状態にある電子チェックを索出し、
チェック情報が一致しているか否か判別する。一致して
いれば、投票情報の発行者識別番号から特定した投票情
報の電子サインが一致しているか否かチェックし、一致
していれば、本人の識別番号より特定した投票データの
電子サインが受信した投票データの電子サインと一致し
ているかを判別する。全てが一致している場合は、電子
投票券記憶領域内の投票要求フラグがオンのレコードを
サーチし、一致している投票情報のレコードに投票情報
を書き込む。また、転送要求フラグがオンでチェック情
報が一致しているチェック情報を消去し、各々の転送要
求フラグをオフする。
【0103】ICカード31は、Aを表す発行者識別情
報と受信した投票応答コマンドの終端に位置する電子サ
インから電子サインを生成する。そして、これらの情報
から、図15(F)に示す送達確認コマンドを生成し、
移動投票端末11と通信網21を介して投票センタ12
に送信する(S514)。投票センタ12は、送達確認
コマンドに応答して、送達確認処理を実行する(S51
5)。
【0104】まず、投票センタ12は、受信した送達確
認コマンドに含まれるAの発行者識別情報からAの公開
鍵を特定して、発行者識別情報と発行応答コマンドの電
子サインとの電子サインを生成し、受信した送達確認コ
マンドの終端に位置する電子サインと比較する。一致し
た場合には、Aからの正当な送達確認コマンドとして、
保存しておいた発行応答コマンドの中で、発行応答フラ
グがオンのものの電子サインと受信した送達確認コマン
ド中の「両替応答コマンドの電子サイン」とを比較し、
一致するものを特定する。一致するものを検出すると、
その電子投票券の送達先と受信した送達確認コマンド中
の発行者識別情報とが一致するか否かを判別し、投票要
求コマンド発行者からの送達確認コマンドであることを
確認する。これらが正常の場合には、対応する電子投票
券と対応するチェック情報に付された投票応答中フラグ
をオフする。これらの履歴はログファイル142にセー
ブされる。以上で、電子投票券の発行処理が終了する。
【0105】一方、投票応答処理終了後、ICカード3
1は、処理終了を示す情報を移動投票端末11に転送す
る(S516)。移動投票端末11は、投票内容、電子
チェックの情報等を確認する表示を行い(S517)、
更に、ICカード31を排出する(S518)。
【0106】投票処理において、回線断などの不具合が
生じた場合、或いは故意に途中で発行処理を中断した場
合、以下のフラグ状況が発生する可能性がある。 (a) 投票要求中フラグオン、投票応答中フラグオフ この状況は投票要求コマンドが投票センタ12に届いて
いない場合に発生する。 (b) 投票要求中フラグオン、投票応答中フラグオン この状況は投票応答コマンドがICカード31に届いて
いない場合に発生する。 (c) 投票要求中フラグオフ、投票応答フラグオン この状況は送達確認コマンドが投票センタ12に届いて
いない場合に発生する。
【0107】これらの場合には、次のように対応するこ
とができる。(a)の場合、Aは投票センタ12に問い
合わせることにより、再度処理を行うことができる。
(b)の場合、Aは投票センタ12に問い合わせること
により、再度処理を行うことができる。また、投票セン
タ12は自己の保持するデータからAの要求の内容を確
認することができる。(c)の場合、投票センタ12は
投票要求コマンド発行者に通達し、ICカード31内の
対応する投票情報を消去する(取り消す)処理を実行す
る。また、電子チェックなどはAに返却する。
【0108】このようにして、投票要求コマンド、投票
応答コマンド、送達確認コマンドを通信しながら電子投
票券の発行処理を行うので、トラブルが発生した場合で
も、どの段階でトラブルが発生したかを確実に判別し、
必要な手続きを取ることができる。さらに、公開鍵に基
づく電子サインを使用しているので、セキュリティを高
めることができる。
【0109】(6)FM多重放送でレース状況をみる。 (6−1) レース開催の時間になると、中継センタ1
3はカメラ20を介してレースの位置情報(競艇の場
合、各船の位置や方向)を取得し、取得した位置情報を
通信網21を経由してFM放送局16に送信する。FM
放送局16は、レース状況をFM多重放送として配信す
る。移動投票端末11はFM多重放送をFM多重処理部
113を介して受信し、表示部115にレース状況を図
27に示すように表示する。通常の通信回線を用いた場
合、伝送レートが低いため、画像情報等の大量のデータ
を送信することは困難である。そこで、この電子投票シ
ステムでは、次のようなレース状況取得方法とレース状
況再現方法を採用する。
【0110】(6−2) レース状況取得 レース状況は、移動する物体(競艇の場合は船舶、競馬
の場合は馬、競輪の場合は自転車)の位置と向きを検出
し、これを画面上でシュミレートすることにより行う。
以下に、位置検出方法と向き検出方法を説明する。 (A) 位置検出方法 まず、図21(A)に示すように、トラック或いはフィ
ールド上の移動物体の位置を位置検出装置により検出
し、これを図21(B)に示すような二次元空間上で表
す。
【0111】移動物体の位置を検出する方法としては、
例えば、以下の方法がある。 (i) 同期信号による位置検出方法 図22(A)に示すように、移動物体51に発光体52
及び無線受信部53からなる無線同期型発光装置を取り
付ける。無線受信部53は、所定のデータ(同期デー
タ)を受信すると、発光体52を一定期間発光させる。
一方、図22(B)に示す無線同期型位置検出装置は、
無線発信部54から同期データを切り替えながら、無線
信号を送信し、その時点での発光位置を発光体52の光
を透過する光帯域フィルタ55を介してカメラ56で取
り込む。画像処理部57は、カメラ56で取得した画像
を処理し、位置検出部58は、その画像から二次元座標
上の移動物体51の位置を検出する。
【0112】同期データを順次切り替えて出力し、各移
動物体51の発光体52を順次発光させることにより、
各移動物体51の位置を検出することができる。
【0113】(ii) 異なる通過帯域の光フィルタによ
る位置検出方法 図23(A)に示すように、移動物体51に一定時間間
隔または連続して、それぞれ異なった波長の光を発光す
る発光体61を取り付ける。一方、位置検出装置は、図
23(B)に示すように、通過帯域の異なる光帯域フィ
ルタ62を備え、通過帯域を変更しながら、移動物体5
1の画像をカメラ63で取り込む。画像処理部64は、
カメラ63で取得した画像を求め、位置検出部65はこ
の画像内の各移動物体51の位置を検出する。
【0114】(B) 進行方向検出機能 (i)移動物体の向きを検出する方法 図22(A)に示した無線同期型発光装置を移動物体5
1の前方と後方に取り付け、同期信号により前方と後方
の発光体をわずかに異なったタイミングで発光させる。
無線同期型位置検出装置で、対応する2つの発光位置を
検出し、図24(A)に示すように、後方発行位置の座
標から前方の発行位置の座標へのベクトルを向きとして
算出する。
【0115】(ii) 同時発光による向き検出方法 図24(B)に示すように、発光装置を移動物体51の
3点に取り付け、同一検出装置で3点の位置検出を行
い、3点の関係から移動物体51が位置検出を行った瞬
間にどちらの方向を向いているのかを検出する。検出
は、例えば、予め3点の位置を移動物体51に対して、
移動物体51の先頭を示す点(以後、先頭点)と、移動
物体51の先頭に対する右側を示す点(以後、右翼
点)、移動物体51の先頭に対する左側を示す点(以
後、左翼点)を決めておくことにより、算出できる。例
えば、図24(B)に示すように、移動物体51の先頭
点を頂点とする二等辺三角形を構成する3点に発光装置
を設置した場合に、3つの発光体の座標を検出した後、
先ず、2点間の距離が最も近い2点を特定する。次に、
その2点の中点の座標を計算する。そして、中点と残り
の1点のベクトルが、移動物体の向きになる。
【0116】(C) データ送信方法 このような方法により検出された各移動物体51の位置
を表す位置データと方向を表す方向データを通信網21
を介してFM放送局16に送信する。FM放送局16は
これらのデータをFM多重放送により放送する。送信デ
ータは位置を示すデータと方向を示すデータからなり、
データ量が少ない。従って、低伝送レートの通信回線を
用いる場合でも容易に送信することができる。
【0117】(D) 位置再現機能 移動投票端末11は、FM多重処理部113でこれらの
データを受信する。演算処理部114及び画面制御部1
16は、受信した位置データと方向データとに基づい
て、移動物体の動きをリアルタイムで且つダイナミック
に再現する。再現には、次の方法がある。
【0118】(i) 仮想体による再現方法 画面制御部116は図25に示す手順に従って移動物体
の位置と向きを再現する。まず、画面制御部116は、
競技場を特定し(S601)、仮想的な背景(仮想背
景)である特定された競技場の画像を表示部115に表
示する(S602)。次に、位置データと向きデータを
受信し(S603)、移動物体の画像を、受信した位置
データと向きデータに従って、図26に示すように描画
する(S604)。以後、順次、位置データと向きデー
タを受信する度に、仮想体を描画する。
【0119】(ii) 実写体による再現方法 目的の移動物体と静止物体を予め実写データとして移動
投票端末11側に送信または配布しておく。移動投票端
末11は、競技場を特定し(S601)、その実写画像
を表示部115に表示させる(S602)。続いて、位
置データ及び向きデータを受信し(S603)、受信し
た座標及び向きデータから、移動物体を表示する(S6
04)。そして、座標及び進行方向データを受信する度
に、この処理を繰り返す。
【0120】このようにして、図27に示すように、移
動投票端末11の表示部115にレース(例では、競
艇)が臨場感をもって表示される。従って、使用者は、
競技場に出向かなくても、移動投票端末11上でゲート
の状況及び結果を知ることができる。また、移動物体の
位置と向きを検出し、これらの情報に基づいてシンボル
を移動しているので、競艇のように、移動物体の向きと
その進行方向とが必ずしも一致しない場合等にも、適切
な表示を行うことができる。
【0121】(7) 当たり投票券であれば、投票セン
タに対し払戻を依頼し、配当として電子チェックを受け
取る。上述のように、Aはレース状況を移動投票端末1
1の表示部115上で確認し、レース結果から投票結果
を知ることができる。投票券が当たりの場合は、Aは投
票センタ12へ払戻要求を行う。投票センタ12は、A
からの払戻要求を確認し、正当な場合には、配当を電子
チェックで移動投票端末11に送信する。この電子チェ
ックはICカード31に格納される。
【0122】この払戻処理について図28を参照して説
明する。まず、払戻の要求者Aは、移動投票端末11に
ICカード31を挿入し(S701)、投票センタ12
に対する払戻要求のアイコンを選択する(S702)。
続いて、払戻を要求する投票情報を投票情報保存領域の
中から選択する(S703)。
【0123】入力された情報はICカード31に転送さ
れる(S704)。ICカード31は、転送された情報
を用いて、払戻要求処理を実行する(S705)。この
払戻要求処理において、ICカード31は、先ず選択さ
れた投票情報の妥当性(期限等)をチェックし、妥当性
があれば、その投票情報を投票センタ12に送信するこ
とを決定する。図29(A)に投票情報のフォーマット
を示す。続いて、送信する投票情報から電子サインを生
成する。この電子サインは、投票情報のデータに基づい
て、非対称暗号アルゴリズム、例えば、RSAを用いて
生成する。生成された電子サインは、投票情報に付加さ
れ、コマンド識別ID、発行者識別情報と共に、投票セ
ンタ12へ払戻を要求する払戻要求コマンドとして移動
投票端末11に転送される。払戻要求コマンドのフォー
マットを図29(A)に示す。また、図29(B)は払
戻要求コマンドに含まれている投票情報のフォーマット
を示す。
【0124】移動投票端末11は、ICカード31から
送信された払戻要求コマンドを投票センタ12へ転送す
る。また、ICカード31は、投票情報保存領域の該当
するフラグ領域に払戻要求中を示す払戻要求フラグをセ
ットする(S707)。
【0125】投票センタ12は、受信した払戻要求コマ
ンドの発行者識別情報からAの公開鍵を特定し、この公
開鍵を用いて、投票情報に基づいて電子サインを生成
し、受信した電子サインと比較する。両電子サインが一
致しなければエラーとし、エラー処理を行う。一方、両
電子サインが一致すれば、投票情報内の発行者識別情報
から公開鍵を特定し、投票データ、電子サイン、発行番
号の電子サインを生成する。次に、受信した投票情報内
の発行番号の次に位置する電子サインと一致するか否か
判別する。一致すれば、正当な払戻要求が正当な投票情
報で行われたことを確認できる(S708)。
【0126】次に、投票センタ12は、投票情報を確認
し(S709)、投票情報の妥当性(有効期限、当たり
か否か等)をレース結果等から確認する(S710)。
内容が妥当であれば、投票情報ファイル121の記憶内
容等に基づいて、投票情報に対する配当を計算し、相当
する電子チェックを1又は複数用意する(S711)。
更に、用意した電子チェックの量が記録された払戻方法
に関するデータを付加し、払戻方法、投票情報、チェッ
ク情報の電子サインを生成して付加し、図29(C)に
示す払戻応答コマンドを生成する。投票センタ12は、
生成した払戻応答コマンドを移動投票端末11に転送す
る(S712)。さらに、払戻応答コマンドを払戻応答
中フラグ、払戻先と共に保存する。また、投票センタ1
2は、発行した電子チェックのチェック情報、払戻方法
等のログをログファイル122に保存する(S71
3)。
【0127】Aの移動投票端末11に送信された払戻応
答コマンドは、ICカード31に転送される。ICカー
ド31は、コマンド識別IDから、受信データが払戻応
答コマンドであることを判別し、払戻応答処理を実行す
る(S714)。払戻応答処理において、ICカード3
1は、発行者識別情報より公開鍵を特定し、払戻方法、
投票情報、チェック情報に基づいて電子サインを生成
し、受信した電子サインと比較する。一致していなけれ
ば、不正な情報として、エラー処理を行う。これに対
し、一致していれば正当な情報とする。
【0128】ICメモリ31は、投票情報保存領域を検
索し、払戻要求フラグがオンの投票情報を索出し、受信
した投票情報と一致しているか判別する。一致していれ
ば、投票情報の発行者識別情報から公開鍵を特定し、こ
の公開鍵により投票データの電子サインを生成し、生成
した電子サインと投票情報内の電子サインが一致してい
るか否かを判別する。一致していれば、チェック情報内
の電子サインを確認する。全ての電子チェック内の電子
サインが一致している場合は、投票情報保存領域内の当
該投票情報を消去し、払戻要求フラグをオフとし、電子
チェック格納領域にチェック情報を書き込む。
【0129】払戻応答処理終了後、ICカード31は、
Aを表す発行者識別情報と受信した発行応答コマンドの
終端に位置する電子サインから電子サインを生成する。
そして、これらの情報からなる送達確認コマンドを図2
9(D)に示すフォーマットで生成し、移動投票端末1
1と通信網21を介して投票センタ12に送信する(S
715)。投票センタ12は、送達確認コマンドに応答
して、送達確認処理を実行する(S716)。
【0130】まず、投票センタ12は、受信した送達確
認コマンドに含まれるAの発行者識別情報からAの公開
鍵を特定して、発行者識別情報と「払戻応答コマンドの
電子サイン」との電子サインを生成し、受信した送達確
認コマンドの終端に位置する電子サインと比較する。一
致した場合には、Aからの正当な送達確認コマンドとし
て、保存しておいた払戻応答コマンドの中で、発行応答
フラグがオンのものの中から、その電子サインと受信し
た送達確認コマンド中の「払戻応答コマンドの電子サイ
ン」が一致するものを特定する。そして、受信した送達
確認コマンド中の発行者識別情報とその払戻応答コマン
ドの送達先が一致するか否かを判別し、払戻要求コマン
ド発行者からの送達確認コマンドであることを確認す
る。これらが正常の場合には、払戻応答中フラグをオフ
し、払戻応答コマンドを消去する。また、これらの履歴
はログファイル122にセーブされる。
【0131】また、ICカード31は、処理終了を示す
情報を移動投票端末11に転送する(S717)。移動
投票端末11は、電子チェックの情報等を確認する表示
を行い(S718)、その後、ICカード31を排出す
る(S719)。
【0132】上述の払戻処理において、回線断などの不
具合が生じた場合、或いは故意に途中で払戻処理を中断
した場合、以下のフラグ状況が発生する可能性がある。 (a) 払戻要求中フラグオン、払戻応答フラグオフ この状況は払戻要求コマンドが投票センタ12に届いて
いない場合に発生する。 (b) 払戻要求中フラグオン、発行応答フラグオン この状況は払戻応答コマンドがICカード31に届いて
いない場合に発生する。 (c) 払戻要求中フラグオフ、払戻応答フラグオン この状況は送達確認コマンドが銀行センタ14に届いて
いない場合に発生する。
【0133】これらの場合には、次のように対応するこ
とができる。(a)の場合、Aは投票センタ12に問い
合わせることにより、再度処理を行うことができる。
(b)の場合、Aは投票センタ12に問い合わせること
により、再度処理を行うことができる。また、投票セン
タ12は自己の保持するデータからAの要求の内容を確
認することができる。(c)の場合、投票センタ12は
払戻要求コマンド発行者に異常を通達し、ICカード3
1から送達確認コマンドを再度送信させることができ
る。
【0134】このようにして、払戻要求コマンド、払戻
応答コマンド、送達確認コマンドを通信しながら払戻処
理を行うので、トラブルが発生した場合でも、どの段階
でトラブルが発生したかを確実に判別し、必要な手続き
を取ることができる。さらに、公開鍵に基づく電子サイ
ンを使用しているので、セキュリティを高めることがで
きる。
【0135】(8)銀行へ電子チェックの換金要求を行
い、担当分の金額を指定の口座に入金する。ICカード
31内に格納された配当等の電子チェックは、上述の換
金処理により、現金化し、自己の口座に入金することが
できる。
【0136】以上説明したように、この発明の一実施形
態にかかる電子投票システムによれば、移動投票端末を
用いて、公営競技の移動投票、投票に伴う資金の移動、
情報の入手、レース状況の確認等を一元的に実施でき
る。従って、公営競技の開催地又は公営競技の場外発券
所に出向かなくても、出向いた場合と同様の情報の入
手、投票等を遠隔地で行うことができる。また、電子チ
ェックを使用しているので、入出金処理を迅速に行うこ
とが可能となる。しかも、電子チェックの発行及び換金
が適宜行われるので、銀行センタ14の負荷を抑えるこ
とができる。また、電子サインを用いて、電子チェック
の信頼性を確保している。また、移動物体の位置と方向
を判断して、移動投票端末に送信し、これらの情報から
移動投票端末側でレース状況を表示するように構成した
ので、低転送レートの通信回線を使用する場合でも、レ
ース状況を伝送することができる。
【0137】なお、この発明は上記実施形態に限定され
ず、種々の変形及び応用が可能である。例えば、電子チ
ェックは、いわゆるディジタルマネーとして種々の場面
で使用し、ネットワーク上で自由に流通させることが可
能である。例えば、いわゆるオンラインショッピング等
では、物品の購入代金を口座引き落とし、或いは、クレ
ジットカード等で決済しているが、電子チェックで支払
うことも可能である。電子チェックは、口座とのリンク
があまり強くなく、必要に応じて換金できるため、Aが
Bへの支払に使用した電子チェックをBがCへの支払に
使用するように、ネットワーク上でディジタルマネーと
して自由に流通させることができる。
【0138】上記説明では、電子チェックのセキュリテ
イ管理のため、公開鍵を用いる電子サイン(ディジタル
署名)を使用したが、ネットワーク上でセキュリテイ管
理を十分にできるならば、他の正当性の確保の方式を採
用することも可能である。
【0139】また、上記実施例では、何らかの処理を行
う場合に、セキュリティを高めるため、要求コマンド→
応答コマンド→送達確認コマンドを通信しながら、処理
を実行した。しかし、送達確認コマンドの授受を省略す
ることも可能である。また、セキュリテーを高めるため
に通信監視センタを設けるなど、セキュリティを高める
ための他の手法を採用してもよい。
【0140】また、この発明の電子投票システムは、競
艇、競馬、自転車競技等の公営競技に限らず、宝くじを
ネットワーク上で購入し、ネットワーク上で宝くじの一
種であるナンバーズを行い、当選金を受ける場合等にも
適用できる。さらに、銀行センタ等は口座の管理が可能
ならば、銀行である必要はない。さらに、中継センタ、
情報提供センタ等は必要に応じて設ければよい。
【0141】また、この発明の画像送信・表示方法はレ
ース情報を表示する場合に限定されず、あらゆる種類の
移動物体の簡易な表示方法として適用できる。
【0142】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の電子チ
ェックシステム、電子機器、口座管理システム、及び、
送金方法によれば、ネットワーク上での取引を電子チェ
ックを用いて決済することができ、電子チェックの信頼
性を確保することができる。また、この発明の電子投票
システム及び電子投票端末によれば、端末から簡単に投
票券の購入、配当の処理等を行うことができる。しか
も、電子チェックを決済に使用しているので、迅速且つ
確実な処理を行うことができる。また、この発明の表示
システム及び表示装置によれば、少ない伝送量で移動物
体の動きを示す動画を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る電子投票システム
の概念的な構成図である。
【図2】この発明の一実施形態に係る電子投票システム
のブロック図である。
【図3】移動投票端末の構成の一例を示すブロック図で
ある。
【図4】ICカードの構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図5】(A)は、ICカードのデータ保存部に確保さ
れる電子チェック保存領域の構成を示す図、(B)は、
ICカードのデータ保存部に確保される電子投票券保存
領域の構成を示す図である。
【図6】電子チェック発行時の、システム構成を示す図
である。
【図7】電子チェック発行時の、移動投票端末と銀行セ
ンタの動作及びその間のデータの授受を説明するための
ダイアグラムである。
【図8】(A)は、電子チェック発行時に、移動投票端
末から銀行センタに送信される発行要求コマンドのフォ
ーマットを示す図であり、(B)は、銀行の発行するチ
ェック情報の内容を示す図であり、(C)は、電子チェ
ック発行時に、銀行センタから移動投票端末に送信され
る発行応答コマンドのフォーマットを示す図である。
(D)は、電子チェック発行時に、移動投票端末から銀
行センタに送信される送達確認コマンドのフォーマット
を示す図である。
【図9】電子チェック転送時の、システム構成を示す図
である。
【図10】電子チェック転送時の、転送側移動投票端末
と受領側移動投票端末の動作及びその間のデータの授受
を説明するためのダイアグラムである。
【図11】(A)は、電子チェック転送時に、転送側移
動投票端末が発行する転送要求コマンドのフォーマット
を示す図であり、(B)は、電子チェック転送時に、受
領側移動投票端末が発行する転送応答コマンドのフォー
マットを示す図である。(C)は、電子チェック転送時
に、転送要求側から受信側に送信される送達確認コマン
ドのフォーマットを示す図である。
【図12】電子チェック換金時の、移動投票端末と銀行
センタの動作及びその間のデータの授受を説明するため
のダイアグラムである。
【図13】(A)は、電子チェック換金時に、移動投票
端末から銀行センタに送信される換金要求コマンドのフ
ォーマットを示す図であり、(B)は、チェック情報の
内容を示す図であり、(C)は、電子チェック換金時
に、銀行センタから移動投票端末に返送される換金応答
コマンドのフォーマットを示す図である。(D)は、電
子チェック換金時に、移動投票端末から銀行センタに送
信される送達確認コマンドのフォーマットを示す図であ
る。
【図14】電子チェック両替時の、移動投票端末と銀行
センタの動作及びその間のデータの授受を説明するため
のダイアグラムである。
【図15】(A)は、電子チェックをくずす両替を行う
時に、移動投票端末から銀行センタに送信される両替要
求コマンドのフォーマットを示す図であり、(B)は、
電子チェックをまとめる両替を行う時に、移動投票端末
から銀行センタに送信される両替要求コマンドのフォー
マットを示す図であり、(C)は、(A)と(B)に示
すチェック情報の内容を示す図であり、(D)は、電子
チェックをくずす両替を行う時に、銀行センタから移動
投票端末に送信される両替応答コマンドのフォーマット
を示す図であり、(E)は、電子チェックをまとめる両
替を行う時に、銀行センタから移動投票端末に送信され
る両替応答コマンドのフォーマットを示す図である。
(F)は、電子チェック両替時に、移動投票端末から銀
行センタに送信される送達確認コマンドのフォーマット
を示す図である。
【図16】(A)は、FM多重放送により配信されるレ
ース情報のフォーマットの一例を示す図であり、(B)
は、FM多重放送により配信されるオッズ情報のフォー
マットの一例を示す図である。
【図17】(A)は、移動投票端末に表示されるレース
情報の一例を示す図であり、(B)は、移動投票端末に
表示されるオッズ情報の一例を示す図である。
【図18】投票時のシステム構成を示す図である。
【図19】投票時の、移動投票端末と投票センタの動作
及びその間のデータの授受を説明するためのダイアグラ
ムである。
【図20】(A)は、投票時に、移動投票端末から投票
センタに送信される投票要求コマンドのフォーマットを
示す図であり、(B)は、(A)に示す投票方法データ
の内容を示す図であり、(C)は、(A)に示すチェッ
ク情報の内容を示す図であり、(D)は、投票時に、投
票センタから移動投票端末に送信される投票応答コマン
ドのフォーマットを示す図であり、(E)は、投票情報
のフォーマットを示す図である。(F)は、投票要求時
に、移動投票端末から投票センタに送信される送達確認
コマンドのフォーマットを示す図である。
【図21】(A)と(B)は、移動物体の位置と方向を
検出する方法を説明する図である。
【図22】(A)は、無線同期型発光装置を搭載した移
動物体を示す図であり、(B)は、無線同期型位置検出
装置の構成例を示す図である。
【図23】(A)は、自立発光装置を搭載した移動物体
を示す図であり、(B)は、自立型位置検出装置の構成
例を示す図である。
【図24】(A)と(B)は移動物体の向きを検出する
方法の一例を示す図である。
【図25】レース状況表示処理の一例を示すフローチャ
ートである。
【図26】移動物体のシンボルの表示方法を示す図であ
る。
【図27】レース状況の表示例を示す図である。
【図28】払戻時の、移動投票端末と投票センタの動作
及びその間のデータの授受を説明するためのダイアグラ
ムである。
【図29】(A)は、払戻時に、移動投票端末から投票
センタに送信される払戻要求コマンドのフォーマットを
示す図であり、(B)は、チェック情報のフォーマット
を示す図であり、(C)は、投票センタから移動投票端
末に送信される払戻応答コマンドのフォーマットを示す
図である。(D)は、払戻要求時に、移動投票端末から
投票センタに送信される送達確認コマンドのフォーマッ
トを示す図である。
【図30】従来の電子投票システムの構成例を示すブロ
ック図である。
【図31】従来の電子投票システムの構成例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
11・・・ 移動投票端末、12・・・投票センタ、13・・・中
継センタ、14・・・銀行センタ、15・・・情報提供セン
タ、16・・・FM放送局、17・・・場内投票所端末、18
・・・場外投票所端末、19・・・投票システム運営会社、2
0・・・カメラ、21・・・通信網、31、41・・・ICカー
ド、111・・・アンテナ、112・・・通信処理部、113
・・・FM多重処理部、114・・・演算処理部、115・・・
表示部、116・・・画面制御部、117・・・入力部、11
8・・・ICカード制御部、121・・・投票情報ファイル、
122・・・ログファイル、141・・・口座ファイル、14
2・・・ログファイル、201・・・コマンド受信部、202
・・・処理振り分け部、203・・・データ処理部、204・・
・データ保存部、205・・・コマンド送信部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力手段と、前記入力手段からの指示に応
    答し、電子チェックの発行を要求する発行要求手段と、
    発行された電子チェックを受信して記憶する記憶手段
    と、前記入力手段に応答し、前記記憶手段に記憶された
    電子チェックを転送する転送手段と、他の転送手段から
    の電子チェックを受信し、前記記憶手段に格納する受信
    手段と、前記入力手段に応答し、前記記憶手段に記憶さ
    れた電子チェックの換金を要求する換金要求手段と、を
    備える複数の電子機器と、 前記発行要求手段からの電子チェックの発行要求に従っ
    て、対応する口座から対応する額を引き落とし、対応す
    る額の電子チェックを発行する電子チェック発行手段
    と、前記換金要求手段からの電子チェックの換金要求に
    従って、対応する口座に指示された額を振り込む換金手
    段と、を備える口座管理装置と、 前記電子機器と口座管理装置とを接続するネットワーク
    と、 を備えることを特徴とする電子チェックシステム。
  2. 【請求項2】前記発行要求手段は、自己を特定するデー
    タと、金額を示す金額データと、電子サインと、口座を
    特定する口座データと、を含む発行要求を発生し、 前記電子チェック発行手段は、前記電子サインにより前
    記発行要求の正当性を確認し、正当と判断した際に、前
    記口座データにより特定される口座から前記金額データ
    により特定される金額を引き落とし、発行者を特定する
    データと、金額を特定するデータと、電子チェックの番
    号を示すデータと、電子サインとを含む電子チェックを
    発送し、 前記記憶手段は、受信した電子チェックの電子サインを
    用いてその正当性をチェックし、正当と判断した際に、
    受信した電子チェックを記憶する、 ことを特徴とする請求項1に記載の電子チェックシステ
    ム。
  3. 【請求項3】前記転送手段は、転送要求を示すデータ
    と、自己を特定するデータと、前記記憶手段に記憶され
    た電子チェックと、電子サインと、を含む転送要求を他
    の電子機器に送信し、他の電子機器の受信手段から、転
    送応答があった際に、転送応答の正当性を判別し、正当
    と判断した際に、前記記憶手段に記憶された電子チェッ
    クを消去し、 前記受信手段は、転送要求を受信した際に、その正当性
    をチェックし、正当と判断した際に、受信した転送要求
    に含まれる電子チェックを前記記憶手段に格納し、転送
    応答を返送する、 ことを特徴とする請求項1に記載の電子チェックシステ
    ム。
  4. 【請求項4】前記電子機器は、前記記憶手段に記憶され
    た電子チェックを特定し、該電子チェックの両替要求を
    発生する手段と、 両替された電子チェックを受信し、
    その正当性をチェックし、正当と判断された際に、前記
    記憶手段に記憶された両替対象の電子チェックを消去
    し、両替された電子チェックを前記記憶手段に格納する
    手段と、をさらに備え、 前記口座管理装置は、前記電子機器からの両替要求を受
    信し、その正当性をチェックし、正当と判断した際に、
    両替後の電子チェックを前記電子機器に返送する、 ことを特徴とする請求項1に記載の電子チェックシステ
    ム。
  5. 【請求項5】前記換金要求手段は、自己を特定するデー
    タと、電子チェックと、電子サインと、口座を特定する
    データと、を含む換金要求を発生し、換金応答を受信し
    た際にその正当性を判別し、正当と判断した際に、前記
    記憶手段に記憶された電子チェックを消去し、 前記換金手段は、前記換金要求の正当性を確認し、正当
    と判断した際に、前記口座に前記換金要求中の電子チェ
    ックに対応する金額を入金する、 ことを特徴とする請求項1に記載の電子チェックシステ
    ム。
  6. 【請求項6】前記電子機器は、受信部と、データ記憶部
    と、データ処理部と、送信部を備えるICカードを含
    む、 ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載
    の電子チェックシステム。
  7. 【請求項7】口座から金額を引き落として対応する額の
    電子チェックを発行し、電子チェックを受領して対応す
    る額を口座に入金する口座管理装置と、前記口座管理装
    置より電子チェックを受領し、前記電子チェックの授受
    を相互に行う複数の電子機器を備えるネットワークシス
    テムにおいて使用可能な電子機器であって、 入力手段と、前記入力手段からの指示に応答し、電子チ
    ェックの発行を前記口座管理装置に要求する発行要求手
    段と、前記口座管理装置が発行した電子チェックを受信
    して記憶する記憶手段と、前記入力手段に応答し、前記
    記憶手段に記憶された電子チェックを他の電子機器に転
    送する転送手段と、他の電子機器の転送手段が転送した
    電子チェックを受信し、前記記憶手段に格納する受信手
    段と、前記入力手段に応答し、前記記憶手段に記憶され
    た電子チェックを換金して指定の口座に入金することを
    前記口座管理装置に要求する換金要求手段と、 を備えることを特徴とする電子機器。
  8. 【請求項8】口座から金額を引き落として対応する額の
    電子チェックを発行し、電子チェックを受領して対応す
    る額を口座に入金する口座管理装置と、前記口座管理装
    置より電子チェックを受領し、前記電子チェックの授受
    を相互に行う複数の電子機器を備えるネットワークシス
    テムにおいて使用可能な口座管理装置であって、 各電子機器からの電子チェックの発行要求を受け、その
    正当性を判別し、正当と判断した際に、対応する口座か
    ら対応する金額を引き落とすと共に対応する額の電子チ
    ェックを前記電子機器に発行する手段と、 各電子機器からの換金要求を受け、その正当性を判別
    し、正当と判断された際に、対応する口座に対応する額
    を入金する手段と、 を備えることを特徴とする口座管理システム。
  9. 【請求項9】口座から所定金額を引き下ろして電子チェ
    ックを発行し、電子チェックを受領し、受領した電子チ
    ェックを換金して対応する口座に入金する口座管理部
    と、 電子チェックと投票内容を受信して、電子投票券を発券
    し、当たり投票券に対して電子チェックで配当する投票
    管理部と、 複数の端末と、から構成され、 各前記端末は、 前記口座管理部に口座と金額を指定して電子チェックの
    発行を要求し、前記口座管理部より電子チェックを受領
    し、前記投票管理部に電子チェックと投票内容を指定し
    て電子投票券の発行を要求し、前記投票管理部より電子
    投票券を受領し、前記投票管理部に電子投票券を指定し
    て当たり投票券に対する配当を要求し、前記口座管理部
    に電子チェックと口座を指定して換金を要求する、 ことを特徴とする電子投票システム。
  10. 【請求項10】電子投票券を発券すると共に当たり投票
    券の配当を処理する投票管理部と通信可能に構成された
    電子投票端末であって、 無線通信により、前記投票管理部に対し電子的投票券の
    発券を要求する要求手段と、 無線通信により、前記投票管理部が発券した電子的投票
    券を受領する手段と、 無線通信により、当たり投票券に対する配当を前記投票
    管理部に対して要求する配当要求手段と、 を備えることを特徴とする電子投票端末。
  11. 【請求項11】移動する物体の位置を検出し、検出位置
    を表す位置情報を出力する位置検出手段と、前記位置検
    出手段により検出された位置情報を送信する手段と、を
    備える位置検出装置と、 前記位置検出手段に通信を介して接続され、前記位置情
    報を受信する受信手段と、前記物体を表すシンボルを前
    記位置情報に従って表示する表示手段と、 移動する物体の位置を検出し、検出位置を表す位置情報
    を出力する位置検出手段と、前記位置検出手段により検
    出された位置情報を送信する手段と、を備える位置検出
    装置と、 前記位置検出手段に通信を介して接続され、前記位置情
    報を受信する受信手段と、前記物体を表すシンボルを前
    記位置情報に従って表示する表示手段と、を備える表示
    装置と、 から構成されることを特徴とする表示システム。
  12. 【請求項12】前記位置検出手段は、更に、前記物体の
    向きを検出し、向き情報を出力する向き検出手段を備
    え、 前記送信手段は、前記向き情報を送信する手段を含み、 前記表示手段は、前記物体を表すシンボルの向きを前記
    向き情報に従って制御して表示する、 ことを特徴とする請求項11に記載の表示システム。
  13. 【請求項13】物体の位置を表す位置情報を受信する受
    信手段と、 前記物体を表すシンボルを所定の背景上で前記位置情報
    に従って移動表示する表示手段と、 から構成されることを特徴とする表示装置。
  14. 【請求項14】前記受信手段は、更に、前記物体の向き
    を表す向き情報を受信し、 前記表示手段は、前記移動物体を表すシンボルを前記向
    き情報に従って向きを制御して表示する、 ことを特徴とする請求項13に記載の表示装置。
JP20609295A 1995-08-11 1995-08-11 電子チェックシステム、電子機器、口座管理システム、電子投票システム、電子投票端末、表示システム、及び表示装置 Pending JPH0954804A (ja)

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