以下、本発明の一実施形態に係る遊技機決済システム1を詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
本発明の実施形態に係る遊技機決済システム1は、少なくとも1つのコンピュータシステムによって実現されてよく、本発明の実施形態に係る遊技機決済方法は、遊技機決済システム1に含まれる少なくとも1つのコンピュータシステムによって実行されてよい。このとき、コンピュータシステムにおいては、本発明の一実施形態に係る遊技機決済プログラムがインストールされて実行されてよく、コンピュータシステムは、実行された遊技機決済プログラムの制御にしたがって本発明の実施形態に係る遊技機決済方法を実行してよい。上述した遊技機決済プログラムは、コンピュータシステムと結合して遊技機決済方法をコンピュータに実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
ここで、遊技機決済システム1の決済に用いられる決済手段について説明する。決済手段は、先払い型決済手段と、即時払い型決済手段と、後払い型決済手段と、を含んでよい。先払い型決済手段とは、先払い方式で決済を行う決済手段をいい、例えば、現金、プリペイドカード、キャッシュカード等が挙げられる。即時払い型決済手段とは、口座から即時に引き落としされる即時払い方式で決済を行う決済手段をいい、例えば、デビットカード等が挙げられる。後払い型決済手段とは、後払い方式で決済を行う決済方法をいい、例えば、クレジットカード等が挙げられる。クレジットカードは、カードとカード端末機のリーダ端子とが直接接触して通信を行う接触型ICカード、コイルが内蔵されたカードをカード端末機にかざすことでカードとカード端末機とで無線通信を行う非接触型ICカード、及び任意の情報を符号化可能な磁気ストライプを備える磁気カード、を含んでよい。
(遊技機決済システム1の全体構成)
図1は、本開示の一実施形態に係る遊技機決済システム1の全体構成の例を示した図である。図1の遊技機決済システム1は、管理サーバ100と、入金端末装置の一態様である台間機200と、入金端末装置の一態様である発券機300と、精算装置400と、遊技用記憶媒体500と、決済センタ600と、携帯端末700と、ネットワークNWと、を備える。このような図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、管理サーバの数、台間機の数、発券機の数、精算装置の数、遊技用記憶媒体の数、決済センタの数、及び携帯端末の数が図1のように限定されることはない。管理サーバ100、台間機200、発券機300、精算装置400、及び遊技用記憶媒体500は、遊技を提供する遊技店Sに設置されてよい。
管理サーバ100は、台間機200、発券機300、精算装置400、決済センタ600、及び携帯端末700と通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、管理サーバ100は、無線または有線通信方式を利用し、接続した台間機200、発券機300、精算装置400、決済センタ600、及び携帯端末700にサービス(一例として、遊技情報管理サービス)を提供する装置であってよい。
台間機200は、遊技を提供する複数の遊技機PMの間に設置され、利用客Cによる入金を受け付けて、プリペイド価値を付与したり、遊技に使用可能な遊技媒体(パチンコ玉、メダル等)を貸与及び払出したりする入金端末装置であり、無線または有線通信方式を利用し、管理サーバ100、発券機300、精算装置400、決済センタ600、及び携帯端末700と通信することができるコンピュータ装置によって実現されてよい。
ここで、プリペイド価値とは、遊技媒体を貸与可能かつ現金に精算(出金)可能な有価価値をいう。プリペイド価値は、現金、キャッシュカード、プリペイドカード等の先払い型決済手段、及びデビットカード等の即時払い型決済手段による入金により付与されることができる。プリペイド価値は、金額であってもよく、金額に対応する度数であってもよい。
また、貸与とは、利用客による入金と引き換えに遊技店が所有する遊技媒体を利用客に貸し出すことをいう。また、払出とは、遊技店から既に貸与されている遊技媒体や遊技により獲得した遊技媒体を遊技機に投入するために台間機から払い出す(排出する)ことをいう。
発券機300は、遊技店Sの入口付近や廊下等に設置され、利用客Cによる入金を受け付けて、プリペイド価値を付与および/または遊技媒体を貸与し、付与したプリペイド価値数および/または貸与した遊技媒体数を記憶した遊技用記憶媒体500を発券する入金端末装置であり、無線または有線通信方式を利用し、管理サーバ100、台間機200、精算装置400、決済センタ600、及び携帯端末700と通信することができるコンピュータ装置によって実現されてよい。
精算装置400は、遊技店Sの出口付近や廊下等に設置され、遊技機PMでの遊技後に付与されたプリペイド価値が残っていた場合に、遊技用記憶媒体500の挿入を受け付けて、遊技用記憶媒体500に記憶されているプリペイド価値を現金に精算(出金)する端末装置であり、無線または有線通信方式を利用し、管理サーバ100、台間機200、発券機300、決済センタ600、及び携帯端末700と通信することができるコンピュータ装置によって実現されてよい。
遊技用記憶媒体500は、遊技店Sを利用する利用客Cが持ち運ぶことができ、遊技に関する情報を記憶可能なデータメモリを備えたICチップを内蔵するカード型の記憶媒体である。また、遊技用記憶媒体500は、台間機200と発券機300とに内蔵及び排出されると共に、台間機200と発券機300と精算装置400とに挿入及び排出される。なお、遊技用記憶媒体500が備えるデータメモリの構造については後述する。
決済センタ600は、管理サーバ100、台間機200、発券機300、精算装置400、及び携帯端末700と通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、決済センタ600は、無線または有線通信方式を利用し、接続した管理サーバ100、台間機200、発券機300、精算装置400、及び携帯端末700にサービス(一例として、遊技機決済サービス)を提供する装置であってよい。
携帯端末700は、コンピュータ装置によって実現される携帯可能な端末であってよい。携帯端末700の例としては、スマートフォン、携帯電話、PC(personal computer)、ノート型PC、タブレット型PC、などがある。本発明の実施形態において、携帯端末700は、無線または有線通信方式を利用し、管理サーバ100、台間機200、発券機300、精算装置400、及び決済センタ600と通信することのできる多様な物理的なコンピュータ装置のうちの1つを意味してよい。なお、携帯端末700は、遊技店Sを利用する利用客Cが所有する端末であってもよく、遊技店Sが利用客Cに提供する端末であってもよい。
ネットワークNWは、通信方式が限定されることはなく、ネットワークNWが含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を利用する通信方式だけではなく、装置間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワークNWは、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワークNWは、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スターバスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
(管理サーバ100の機能構成)
図2は、図1の管理サーバ100の機能ブロック構成を示す図である。図2に示すように、管理サーバ100は、操作部110と、表示部120と、記憶部130と、通信部140と、制御部150と、を備える。
操作部110は、遊技店Sの管理者が操作入力するために用いられるユーザインタフェースであり、キーボード、マウス等の入力装置を備えてよく、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置を備えてもよい。また、操作部110は、管理サーバ100と1つの装置で構成されてもよく、2以上の装置で構成されてもよい。
表示部120は、遊技店Sの管理者から入力された入力内容や台間機200、発券機300、精算装置400、決済センタ600、及び携帯端末700からの送信内容を表示するために用いられるユーザインタフェースであり、ディスプレイ等の出力装置を備えてよく、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置を備えてもよい。また、表示部120は、管理サーバ100と1つの装置で構成されてもよく、2以上の装置で構成されてもよい。
記憶部130は、各種制御処理や制御部150内の各機能を実行するためのプログラム、 入力データ等を記憶するものであり、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成される。また、記憶部230は、管理データベース131を記憶する。さらに、記憶部130は、台間機200、発券機300、精算装置400、決済センタ600、及び携帯端末700と通信を行ったデータや、後述する各処理にて生成されたデータを一時的に記憶する。
管理データベース131には、図3に示すように、遊技用記憶媒体500を識別するカードIDと、更新IDと、更新日時と、プリペイド価値の付与数、使用数、所持数、及び精算数と、遊技媒体の貸与数、払出数、獲得数、所持数、及び景品交換数と、が格納されている。
ここで、プリペイド価値の付与数とは、現金等の先払い型決済手段を用いた入金により付与されたプリペイド価値の数である。プリペイド価値の使用数とは、遊技媒体の貸与に使用したプリペイド価値の数である。プリペイド価値の精算数とは、プリペイド価値を現金に精算(出金)した場合に、現金に精算したプリペイド価値の数である。プリペイド価値の所持数とは、プリペイド価値の付与数からプリペイド価値の使用数とプリペイド価値の精算数とを減算した数であり、利用客が使用可能及び精算可能に所持するプリペイド価値の数である。
次に、遊技媒体の貸与数とは、入金若しくはプリペイド価値の使用により貸与された遊技媒体の数である。遊技媒体の払出数とは、遊技のために遊技機に払出した遊技媒体の数である。遊技媒体の獲得数とは、遊技機での遊技により獲得した遊技媒体の数である。遊技媒体の景品交換数とは、所定の景品と交換した遊技媒体の数である。遊技媒体の所持数とは、遊技媒体の貸与数と遊技媒体の獲得数とを加算して遊技媒体の払出数と遊技媒体の景品交換数を減算した数であり、利用客が払出可能及び景品交換可能に所持する遊技媒体の数である。
図2に戻ると、通信部140は、台間機200、発券機300、精算装置400、決済センタ600、及び携帯端末700と有線または無線で通信を行うための通信インタフェースであり、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等の通信規約により通信が行われる。
制御部150は、記憶部130に記憶されているプログラムを実行することにより、管理サーバ100の全体の動作を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等から構成される。制御部150の機能として、遊技用記憶媒体管理部151と、入金可否判定部152と、プリペイド価値管理部153と、遊技媒体管理部154と、精算処理部155と、を備える。この遊技用記憶媒体管理部151、入金可否判定部152、プリペイド価値管理部153、遊技媒体管理部154、及び精算処理部155は、記憶部130に記憶されているプログラムにより起動されて管理サーバ100にて実行される。
遊技用記憶媒体管理部151は、遊技用記憶媒体500の管理を行う。例えば、遊技用記憶媒体管理部151は、台間機200から入金要求を受信した場合に、台間機200に遊技用記憶媒体500が挿入されているか否かを判定する。遊技用記憶媒体管理部151は、台間機200に遊技用記憶媒体500が挿入されていないと判定した場合には、遊技用記憶媒体500を新規発行するために遊技用記憶媒体500を識別するカードIDを発番し、台間機200に内蔵されている遊技用記憶媒体500を記録可能にセットすることを台間機200に指示する。遊技用記憶媒体管理部151は、台間機200に遊技用記憶媒体500が挿入されていると判定した場合には、台間機200に挿入されている遊技用記憶媒体500を識別するためにカードIDを取得する。同様に、遊技用記憶媒体管理部151は、発券機300から入金要求が送信された場合に、遊技用記憶媒体500を新規発行するために遊技用記憶媒体500を識別するカードIDを発番し、発券機300に内蔵されている遊技用記憶媒体500を記録可能にセットすることを発券機300に指示する。その他の処理として、遊技用記憶媒体管理部151は、台間機200から遊技用記憶媒体500の返却要否の判定要求を受信した場合、管理データベース131を参照し、プリペイド価値及び遊技媒体の所持数がゼロか否かを判定する。遊技用記憶媒体管理部151は、プリペイド価値及び遊技媒体の所持数がゼロでないと判定した場合には、遊技用記憶媒体500の返却(排出)を台間機200に指示し、プリペイド価値及び遊技媒体の所持数がゼロと判定した場合には、遊技用記憶媒体500の回収と初期化とを台間機200に指示する。
入金可否判定部152は、台間機200から入金要求を受信した場合であって、遊技用記憶媒体管理部151によって台間機200に遊技用記憶媒体500が挿入されていると判定された場合に、挿入されている遊技用記憶媒体500に対応するカードIDに紐づく管理データベース131を参照し、入金可能か否かを判定する。入金可否判定部152は、任意の判定基準を採用してよく、例えば、1日当りの入金限度額や決済方法毎の入金限度額に基づいて入金可否を判定してよい。入金可否判定部152は、入金不可能と判定した場合には、台間機200に入金不可を通知する。
プリペイド価値管理部153は、現金等の先払い型決済手段による入金要求を受信した場合であって、入金可否判定部152によって入金可能と判定された場合に、プリペイド価値の付与処理を台間機200又は発券機300に指示する。具体的には、プリペイド価値管理部153は、管理データベース131にアクセスし、遊技用記憶媒体管理部151が発番又は取得したカードIDに紐づくプリペイド価値の付与数を入金額に応じて加算更新し、加算更新したプリペイド価値の付与数を台間機200又は発券機300に送信する。
遊技媒体管理部154は、現金入金により貸与ボタン215が押下された場合又はクレジット入金により決済センタ600から決済完了通知を受信した場合に、入金額に応じた遊技媒体の貸与処理を台間機200又は発券機300に指示する。例えば、遊技媒体管理部154は、現金入金により貸与ボタン215が押下された場合であって、台間機200からプリペイド価値の使用数を取得した場合、取得したプリペイド価値の使用数を管理データベース131に加算更新すると共に、遊技媒体の貸与数及び払出数を加算更新して、加算更新した遊技媒体の貸与数及び払出数を台間機200又は発券機300に送信してよい。
精算処理部155は、精算装置400から精算処理要求情報を受信した場合に、受信した精算処理要求情報から遊技用記憶媒体500のカードIDを取得する。そして、精算処理部155は、管理データベース131にアクセスし、取得したカードIDに紐づくプリペイド価値の精算数に、プリペイド価値の所持数を格納し、格納したプリペイド価値の精算数に対応する金額の現金出金を精算装置400に指示する。さらに、精算処理部155は、取得したカードIDに紐づく遊技媒体の所持数がゼロか否かを判定する。精算処理部155は、取得したカードIDに紐づく遊技媒体の所持数がゼロと判定した場合には、遊技用記憶媒体500の回収と初期化とを精算装置400に指示する。精算処理部155は、取得したカードIDに紐づく遊技媒体の所持数がゼロでないと判定した場合には、遊技用記憶媒体500の最新情報の記録と排出とを精算装置400に指示する。
(台間機200の機能構成)
図4は、図1の台間機200の機能ブロック構成を示す図である。図4に示すように、台間機200は、入出力部210と、記憶部230と、通信部240と、制御部250と、を備える。
入出力部210は、遊技店Sの利用客Cが操作指示を入力するために用いられるユーザインタフェースである。入出力部210は、図4に示すように、紙幣識別機ユニット211と、遊技用記憶媒体リーダライタ212と、タッチスクリーン213と、テンキー214と、貸与ボタン215と、払出ボタン216と、返却ボタン217と、報知ランプ218と、を備える。
紙幣識別機ユニット211は、現金による入金を要求する利用客Cによって台間機200に挿入された紙幣を識別する。紙幣の識別方法は、公知の手段を用いてよい。
遊技用記憶媒体リーダライタ212は、遊技用記憶媒体500が記憶する情報を読み取ると共に、遊技用記憶媒体500への情報の記録(書き込み)を行う。遊技用記憶媒体500の読取方法及び記録方法は、公知の手段を用いてよい。
タッチスクリーン213は、後払い型決済手段(クレジットカード)による入金要求と入金額とを含む入金要求情報の入力を受け付ける。また、タッチスクリーン213は、管理データベース131に格納されるプリペイド価値及び遊技媒体の情報を表示する。
テンキー214は、金額や度数などの数値を入力するための入力装置である。テンキー214は、例えば、遊技媒体の貸与に使用するプリペイド価値の数が入力される。
貸与ボタン215は、付与されたプリペイド価値を使用して遊技媒体を貸与するための入力装置である。例えば、貸与ボタン215は、テンキー214により遊技媒体の貸与に使用するプリペイド価値の数が入力される前後に押下されてよい。
払出ボタン216は、貸与された遊技媒体又は遊技により獲得した遊技媒体を遊技機PMの上皿に払出するための入力装置である。払出された遊技媒体は遊技機PMでの遊技に使用することができる。
返却ボタン217は、遊技終了後に、遊技用記憶媒体500の返却(排出)を指示するための入力装置である。
報知ランプ218は、台間機200の状態を報知するための出力装置である。例えば、報知ランプ218は、台間機200の使用可否の状態を報知してもよい。
記憶部230は、各種制御処理や制御部250内の各機能を実行するためのプログラム、 入力データ等を記憶するものであり、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成される。また、記憶部230は、管理サーバ100、発券機300、精算装置400、決済センタ600、及び携帯端末700と通信を行ったデータや、後述する各処理にて生成されたデータを一時的に記憶する。
通信部240は、管理サーバ100、発券機300、精算装置400、決済センタ600、及び携帯端末700と有線または無線で通信を行うための通信インタフェースであり、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等の通信規約により通信が行われる。また、通信部240は、後払い型決済手段(クレジットカード)による決済に必要な決済手段情報(カード情報)を送受信する場合等、決済センタ600及び携帯端末700との通信を行う場合、SSL(Secure Sockets Layer)やTLS(Transport Layer Security)等の暗号化方式により暗号化して通信を行ってよい。
制御部250は、記憶部230に記憶されているプログラムを実行することにより、台間機200の全体の動作を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等から構成される。制御部250の機能として、現金入金要求情報取得部251と、後払い型入金要求情報取得部252と、コード生成読取部253と、プリペイド価値付与部254と、遊技媒体貸与部255と、遊技媒体払出部256と、返却要否判定要求部257と、遊技用記憶媒体記録部258と、遊技用記憶媒体排出部259と、遊技用記憶媒体初期化部260と、を備える。この現金入金要求情報取得部251、後払い型入金要求情報取得部252、コード生成読取部253、プリペイド価値付与部254、遊技媒体貸与部255、遊技媒体払出部256、返却要否判定要求部257、遊技用記憶媒体記録部258、遊技用記憶媒体排出部259、及び遊技用記憶媒体初期化部260は、記憶部230に記憶されているプログラムにより起動されて台間機200にて実行される。
現金入金要求情報取得部251は、台間機200へ現金の挿入があった場合、挿入された現金の入金額を紙幣識別機ユニット211から取得し、現金による入金要求と入金額とを含む入金要求情報を管理サーバ100に送信する。その他の処理として、現金入金要求情報取得部251は、管理サーバ100から入金不可の通知を受信した場合、挿入された現金を返却する。
後払い型入金要求情報取得部252は、後払い型決済手段(クレジットカード)による入金要求と入金額とを含む入金要求情報の入力を受け付けて、遊技店Sを利用する利用客Cによってタッチスクリーン213または/およびテンキー214が操作入力されることにより、入力された入金要求情報を管理サーバ100または/および決済センタ600に送信する。
コード生成読取部253は、台間機200と携帯端末700とを関連付けする処理の一端を担う。
第1実施例として、コード生成読取部253は、後払い型入金要求情報取得部252が取得した入金要求情報に対応する決済用コードQRを決済センタ600から受信し、入出力部210のタッチスクリーン213に読取可能に表示してよい。コード生成読取部253によって表示された決済用コードQRが携帯端末700によって読み取られることで、台間機200と携帯端末700とが関連付けされる。
第2実施例として、コード生成読取部253は、携帯端末700に表示されたクレジットカードのカード情報に関連付けられた決済用コードQRを読み取ってよい。例えば、コード生成読取部253は、台間機200に搭載したリーダを起動させ、台間機200のタッチスクリーン213に読み取り対象となる決済用コードQRに合わせるための枠をリーダの読取画像に重畳した状態で表示させ、表示させた枠が決済用コードQRに合致した場合に、決済用コードQRを読み取ってよい。携帯端末700に表示された決済用コードQRがコード生成読取部253によって読み取られることで、台間機200と携帯端末700とが関連付けされる。
ここで、決済用コードQRは、任意のコードを採用してよく、例えば、二次元コード、バーコード、及び識別番号等、を採用してよいが、これらに限定されないことは言うまでもない。
プリペイド価値付与部254は、現金等の先払い型決済手段による入金を受け付けた場合であって、管理サーバ100からプリペイド価値の付与を指示された場合に、プリペイド価値の付与処理を実行する。例えば、プリペイド価値付与部254は、管理サーバ100からプリペイド価値の付与数を受信し、入出力部210のタッチスクリーン213に加算表示させてよい。
遊技媒体貸与部255は、現金入金により貸与ボタン215が押下された場合であって管理サーバ100から遊技媒体の貸与が指示された場合、又は後払い型決済手段による決済(クレジットカード決済)が完了した場合であって管理サーバ100から遊技媒体の貸与が指示された場合に、入金額に応じた遊技媒体の貸与処理を実行する。例えば、遊技媒体貸与部255は、現金入金により貸与ボタン215が押下された場合に、テンキー214への入力によりプリペイド価値の使用数を取得し、取得したプリペイド価値の使用数を管理サーバ100に送信してよい。さらに、管理サーバ100から遊技媒体の貸与が指示された場合に、入出力部210のタッチスクリーン213にプリペイド価値数及び遊技媒体数を更新表示してよい。また、遊技媒体貸与部255は、クレジットカード決済が完了した場合であって管理サーバ100から遊技媒体の貸与が指示された場合に、管理サーバ100から遊技媒体の貸与数を受信し、受信した遊技媒体の貸与数を入出力部210のタッチスクリーン213に更新表示してよい。さらに、遊技媒体貸与部255は、後述する遊技媒体払出部256に遊技媒体の払出を指示してよい。係る場合、払出ボタン216の押下を必要とせずに、遊技媒体をスムーズに払出することができる。また、遊技媒体貸与部255は、後述する遊技媒体払出部256の機能を包含してもよい。
遊技媒体払出部256は、貸与ボタン215又は払出ボタン216が押下された場合に、貸与された遊技媒体を遊技機PMに払出する処理を実行する。例えば、遊技媒体払出部256は、払出ボタン216が押下された場合に、払出する遊技媒体の数を含む払出情報を管理サーバ100に送信し、遊技媒体の払出数を入出力部210のタッチスクリーン213に加算表示し、遊技媒体を台間機200から遊技機PMに投入可能に払出(排出)してよい。なお、遊技媒体を排出する排出機構は、公知の方法を採用してよい。
返却要否判定要求部257は、返却ボタン217が押下された場合に、遊技用記憶媒体500の返却要否の判定を管理サーバ100に要求する。
遊技用記憶媒体記録部258は、管理サーバ100から遊技用記憶媒体500の返却が必要と判定された場合に、台間機200に内蔵又は挿入され、かつ記録可能にセットされている遊技用記憶媒体500に、プリペイド価値数及び遊技媒体数に関する最新情報を遊技用記憶媒体リーダライタ212により記録する。
遊技用記憶媒体排出部259は、遊技用記憶媒体記録部258が遊技用記憶媒体500にプリペイド価値数及び遊技媒体数に関する情報を記録した場合に、記録した遊技用記憶媒体500を台間機200から排出する。
遊技用記憶媒体初期化部260は、管理サーバ100から遊技用記憶媒体500の返却が不要と判定された場合に、遊技用記憶媒体500を回収し、遊技用記憶媒体500に記憶されている情報を初期化する。
(発券機300の機能構成)
図5は、図1の発券機300の機能ブロック構成を示す図である。図5に示すように、発券機300は、入出力部310と、記憶部330と、通信部340と、制御部350と、を備える。
入出力部310は、遊技店Sの利用客Cが操作指示を入力するために用いられるユーザインタフェースである。入出力部310は、図5に示すように、紙幣識別機ユニット311と、硬貨識別機ユニット312と、遊技用記憶媒体リーダライタ313と、タッチスクリーン314と、テンキー315と、報知ランプ316と、を備える。
紙幣識別機ユニット311は、現金による入金を要求する利用客Cによって発券機300に挿入された紙幣を識別する。紙幣の識別方法は、公知の手段を用いてよい。
硬貨識別機ユニット312は、現金による入金を要求する利用客Cによって発券機300に投入された硬貨を識別する。硬貨の識別方法は、公知の手段を用いてよい。
遊技用記憶媒体リーダライタ313は、遊技用記憶媒体500が記憶する情報を読み取ると共に、遊技用記憶媒体500への情報の記録(書き込み)を行う。遊技用記憶媒体500の読取方法及び記録方法は、公知の手段を用いてよい。
タッチスクリーン314は、クレジットカードによる入金要求と入金額とを含む入金要求情報の入力を受け付ける。また、タッチスクリーン314は、管理データベース131に格納されるプリペイド価値及び遊技媒体の情報を表示する。
テンキー315は、金額や度数などの数値を入力するための入力装置である。テンキー315は、例えば、遊技用記憶媒体500に入金する入金額が入力されてよい。
報知ランプ316は、発券機300の状態を報知するための出力装置である。例えば、報知ランプ316は、発券機300の使用可否の状態を報知してもよい。
記憶部330は、各種制御処理や制御部350内の各機能を実行するためのプログラム、 入力データ等を記憶するものであり、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成される。また、記憶部330は、管理サーバ100、台間機200、精算装置400、決済センタ600、及び携帯端末700と通信を行ったデータや、後述する各処理にて生成されたデータを一時的に記憶する。
通信部340は、管理サーバ100、台間機200、精算装置400、決済センタ600、及び携帯端末700と有線または無線で通信を行うための通信インタフェースであり、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等の通信規約により通信が行われる。また、通信部340は、クレジットカード情報を送受信する場合等、決済センタ600及び携帯端末700との通信を行う場合、SSL(Secure Sockets Layer)やTLS(Transport Layer Security)等の暗号化方式により暗号化して通信を行ってよい。
制御部350は、記憶部330に記憶されているプログラムを実行することにより、発券機300の全体の動作を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等から構成される。制御部350の機能として、現金入金要求情報取得部351と、後払い型入金要求情報取得部352と、コード生成読取部353と、プリペイド価値付与部354と、遊技媒体貸与部355と、遊技用記憶媒体記録部356と、遊技用記憶媒体排出部357と、を備える。この現金入金要求情報取得部351、後払い型入金要求情報取得部352、コード生成読取部353、プリペイド価値付与部354、遊技媒体貸与部355、遊技用記憶媒体記録部356、及び遊技用記憶媒体排出部357は、記憶部330に記憶されているプログラムにより起動されて発券機300にて実行される。
現金入金要求情報取得部351は、発券機300へ紙幣の挿入または/および硬貨の投入があった場合、挿入された紙幣の入金額を紙幣識別機ユニット311から取得すると共に投入された硬貨の入金額を硬貨識別機ユニット312から取得し、現金による入金要求と入金額とを含む入金要求情報を管理サーバ100に送信する。その他の処理として、現金入金要求情報取得部351は、管理サーバ100から入金不可の通知を受信した場合、挿入された紙幣または/および投入された硬貨を返却する。
後払い型入金要求情報取得部352は、後払い型決済手段(クレジットカード)による入金要求と入金額とを含む入金要求情報の入力を受け付けて、遊技店Sを利用する利用客Cによってタッチスクリーン314または/およびテンキー315が操作入力されることにより、入力された入金要求情報を管理サーバ100または/および決済センタ600に送信する。
コード生成読取部353は、発券機300と携帯端末700とを関連付けする処理の一端を担う。
第1実施例として、コード生成読取部353は、後払い型入金要求情報取得部352が取得した入金要求情報に対応する決済用コードQRを決済センタ600から受信し、入出力部310のタッチスクリーン314に読取可能に表示してよい。コード生成読取部353によって表示された決済用コードQRが携帯端末700によって読み取られることで、発券機300と携帯端末700とが関連付けされる。
第2実施例として、コード生成読取部353は、携帯端末700に表示されたクレジットカードのカード情報に関連付けられた決済用コードQRを読み取ってよい。例えば、コード生成読取部353は、発券機300に搭載したリーダを起動させ、発券機300のタッチスクリーン314に読み取り対象となる決済用コードQRに合わせるための枠をリーダの読取画像に重畳した状態で表示させ、表示させた枠が決済用コードQRに合致した場合に、決済用コードQRを読み取ってよい。携帯端末700に表示された決済用コードQRがコード生成読取部353によって読み取られることで、発券機300と携帯端末700とが関連付けされる。
プリペイド価値付与部354は、現金等の先払い型決済手段による入金を受け付けた場合であって、管理サーバ100からプリペイド価値の付与を指示された場合に、プリペイド価値の付与処理を実行する。例えば、プリペイド価値付与部354は、管理サーバ100からプリペイド価値の付与数を受信し、受信したプリペイド価値の付与数を遊技用記憶媒体500に記録することを遊技用記憶媒体記録部356に指示してよい。さらに、プリペイド価値付与部354は、遊技用記憶媒体記録部356が記録した遊技用記憶媒体500を発券機300から排出することを遊技用記憶媒体排出部357に指示してよい。
遊技媒体貸与部355は、後払い型決済手段による決済(クレジットカード決済)が完了した場合であって、管理サーバ100から遊技媒体の貸与が指示された場合に、入金額に応じた遊技媒体の貸与処理を実行する。例えば、遊技媒体貸与部355は、管理サーバ100から遊技媒体の貸与数を受信し、受信した遊技媒体の貸与数を遊技用記憶媒体500に記録することを遊技用記憶媒体記録部356に指示してよい。さらに、遊技媒体貸与部355は、遊技用記憶媒体記録部356が記録した遊技用記憶媒体500を発券機300から排出することを遊技用記憶媒体排出部357に指示してよい。また、遊技媒体貸与部355は、遊技用記憶媒体記録部356、及び遊技用記憶媒体排出部357の機能を包含してもよい。
遊技用記憶媒体記録部356は、プリペイド価値付与部354が指示したプリペイド価値の付与数又は遊技媒体貸与部355が指示した遊技媒体の貸与数を、発券機300に内蔵されかつ記録可能にセットされた遊技用記憶媒体500に、遊技用記憶媒体リーダライタ313により記録する。
遊技用記憶媒体排出部357は、プリペイド価値付与部354又は遊技媒体貸与部355の指示により、遊技用記憶媒体記録部356が記録した遊技用記憶媒体500を発券機300から排出(発券)する。
(精算装置400の機能構成)
図6は、図1の精算装置400の機能ブロック構成を示す図である。図6に示すように、精算装置400は、入出力部410と、記憶部430と、通信部440と、制御部450と、を備える。
入出力部410は、遊技店Sの利用客Cが操作指示を入力するために用いられるユーザインタフェースである。入出力部410は、図6に示すように、遊技用記憶媒体リーダライタ411と、タッチスクリーン412と、テンキー413と、報知ランプ414と、を備える。
遊技用記憶媒体リーダライタ411は、遊技用記憶媒体500が記憶する情報を読み取ると共に、遊技用記憶媒体500への情報の記録(書き込み)を行う。遊技用記憶媒体500の読取方法及び記録方法は、公知の手段を用いてよい。
タッチスクリーン412は、遊技店Sの利用客Cからの精算要求の入力を受け付ける。また、タッチスクリーン412は、管理データベース131に格納されたプリペイド価値及び遊技媒体の情報を表示してよい。
テンキー413は、金額や度数などの数値を入力するための入力装置である。テンキー413は、例えば、遊技用記憶媒体500から出金するプリペイド価値数が入力されてよい。
報知ランプ414は、精算装置400の状態を報知するための出力装置である。例えば、報知ランプ414は、精算装置400の使用可否の状態を報知してもよい。
記憶部430は、各種制御処理や制御部450内の各機能を実行するためのプログラム、 入力データ等を記憶するものであり、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成される。また、記憶部430は、管理サーバ100、台間機200、発券機300、決済センタ600、及び携帯端末700と通信を行ったデータや、後述する各処理にて生成されたデータを一時的に記憶する。
通信部440は、管理サーバ100、台間機200、発券機300、決済センタ600、及び携帯端末700と有線または無線で通信を行うための通信インタフェースであり、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等の通信規約により通信が行われる。また、通信部440は、クレジットカード情報を送受信する場合等、決済センタ600及び携帯端末700との通信を行う場合、SSL(Secure Sockets Layer)やTLS(Transport Layer Security)等の暗号化方式により暗号化して通信を行ってよい。
制御部450は、記憶部430に記憶されているプログラムを実行することにより、精算装置400の全体の動作を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等から構成される。制御部450の機能として、精算処理要求部451と、現金出金部452と、遊技用記憶媒体初期化部453と、遊技用記憶媒体記録部454と、遊技用記憶媒体排出部455と、を備える。この精算処理要求部451、現金出金部452、遊技用記憶媒体初期化部453、遊技用記憶媒体記録部454、及び遊技用記憶媒体排出部455は、記憶部430に記憶されているプログラムにより起動されて精算装置400にて実行される。
精算処理要求部451は、利用客Cによる遊技用記憶媒体500の挿入を受け付ける。精算処理要求部451は、遊技用記憶媒体500が精算装置400に挿入された場合に、挿入された遊技用記憶媒体500を識別するカードIDを遊技用記憶媒体リーダライタ411で読み取る。そして、精算処理要求部451は、読み取ったカードIDと精算処理要求とを含む精算処理要求情報を管理サーバ100に送信する。
現金出金部452は、管理サーバ100の精算処理部155から現金出金の指示を受信した場合、プリペイド価値の精算数に対応する金額の現金を出金(返却)する。
遊技用記憶媒体初期化部453は、遊技用記憶媒体500の遊技媒体の所持数がゼロだった場合に、遊技用記憶媒体500を回収し、遊技用記憶媒体500に記憶されている情報を初期化する。
遊技用記憶媒体記録部454は、遊技用記憶媒体500の遊技媒体の所持数がゼロでなかった場合に、プリペイド価値の精算数を遊技用記憶媒体リーダライタ411により遊技用記憶媒体500に記録する。
遊技用記憶媒体排出部455は、遊技用記憶媒体記録部454がプリペイド価値の精算数を遊技用記憶媒体500に記録した場合に、記録した遊技用記憶媒体500を精算装置400から排出する。
(遊技用記憶媒体500のデータメモリ構造)
図7は、図1の遊技用記憶媒体500のデータメモリ構成を示す図である。図7に示すように、遊技用記憶媒体500は、カードIDと、最終更新日時と、プリペイド価値の付与数と、プリペイド価値の使用数と、プリペイド価値の精算数と、プリペイド価値の所持数と、遊技媒体の貸与数と、遊技媒体の払出数と、遊技媒体の獲得数と、遊技媒体の景品交換数と、遊技媒体の所持数と、を記憶する。
(決済センタ600の機能構成)
図8は、図1の決済センタ600の機能ブロック構成を示す図である。図8に示すように、決済センタ600は、操作部610と、表示部620と、記憶部630と、通信部640と、制御部650と、を備える。
操作部610は、決済センタ600の管理者が操作入力するために用いられるユーザインタフェースであり、キーボード、マウス等の入力装置を備えてよく、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置を備えてもよい。また、操作部610は、決済センタ600と1つの装置で構成されてもよく、2以上の装置で構成されてもよい。
表示部620は、決済センタ600の管理者から入力された入力内容や管理サーバ100、台間機200、発券機300、精算装置400、及び携帯端末700からの送信内容を表示するために用いられるユーザインタフェースであり、ディスプレイ等の出力装置を備えてよく、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置を備えてもよい。また、表示部620は、決済センタ600と1つの装置で構成されてもよく、2以上の装置で構成されてもよい。
記憶部630は、各種制御処理や制御部650内の各機能を実行するためのプログラム、 入力データ等を記憶するものであり、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成される。また、記憶部630は、取引データベース631と、ユーザデータベース632と、を記憶する。さらに、記憶部630は、管理サーバ100、台間機200、発券機300、精算装置400、及び携帯端末700と通信を行ったデータや、後述する各処理にて生成されたデータを一時的に記憶する。
取引データベース631には、図9に示すように、取引IDと、取引日時と、店舗IDと、装置IDと、決済額と、ユーザIDと、クレジットカード情報と、が格納されている。取引IDは、クレジットカード決済毎に発番される。取引日時は、クレジットカード決済処理が完了した日時が格納される。店舗IDは、クレジットカード決済が行われた店舗を識別する。装置IDは、店舗に複数の入金端末装置が設置されている場合にクレジットカード決済が行われた装置を識別する。決済額は、クレジットカード決済による入金額が格納される。ユーザIDは、クレジットカード決済を実行したユーザを識別する。クレジットカード情報は、決済に使用されたクレジットカードのカード情報が格納される。
ユーザデータベース632には、図10に示すように、ユーザIDと、ユーザ名と、クレジットカードIDと、クレジットカード情報と、当月請求額と、利用上限額と、が格納される。ユーザID及びユーザ名は、クレジットカード決済を利用するユーザを識別する。クレジットカードIDは、各ユーザが決済に使用するクレジットカードを識別する。クレジットカード情報には、ユーザが決済に使用するクレジットカード毎に決済に必要なカード情報が格納される。当月請求額は、当月のクレジットカードの決済額の合計額であり、当月請求額が利用上限額を超えると、決済処理が実行されないようにしてよい。
図8に戻ると、通信部640は、管理サーバ100、台間機200、発券機300、精算装置400、及び携帯端末700と有線または無線で通信を行うための通信インタフェースであり、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等の通信規約により通信が行われる。また、通信部640は、クレジットカード情報を送受信する場合等、台間機200、発券機300、及び携帯端末700との通信を行う場合、SSL(Secure Sockets Layer)やTLS(Transport Layer Security)等の暗号化方式により暗号化して通信を行ってよい。
制御部650は、記憶部630に記憶されているプログラムを実行することにより、決済センタ600の全体の動作を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等から構成される。制御部650の機能として、入金要求情報受信部651と、決済手段情報取得部652と、決済可否判定部653と、決済処理部654と、決済完了通知送信部655と、を備える。この入金要求情報受信部651、決済手段情報取得部652、決済可否判定部653、決済処理部654、及び決済完了通知送信部655は、記憶部630に記憶されているプログラムにより起動されて決済センタ600にて実行される。
入金要求情報受信部651は、後払い型決済手段(クレジットカード)による入金要求と入金額とを含む入金要求情報を管理サーバ100から受信する。入金要求情報受信部651は、クレジットカードによる入金要求情報が入力された台間機200又は発券機300から直接、当該入金情報を受信してもよい。
決済手段情報取得部652は、入金要求情報受信部651が後払い型決済手段(クレジットカード)による入金要求情報を受信した場合に、後払い型決済手段(クレジットカード)による決済に必要な決済手段情報(カード情報)を取得する。例えば、決済手段情報取得部652は、入金要求情報が入力された台間機200又は発券機300にクレジットカードのカード情報が直接入力されることで、決済処理に使用するクレジットカードのカード情報を取得してよい。
さらに、決済手段情報取得部652は、入金要求情報受信部651が後払い型決済手段(クレジットカード)による入金要求情報を取得した場合に、当該入金要求情報が入力された台間機200又は発券機300と、決済センタ600と通信可能な携帯端末700と、を関連付けして、関連付けされた携帯端末700から決済処理に使用するクレジットカードのカード情報を取得してよい。
第1実施例として、決済手段情報取得部652は、入金要求情報に対応する決済用コードQRを生成し、当該決済用コードQRを後払い型決済手段(クレジットカード)による入金要求情報が入力された台間機200又は発券機300に表示させてよい。台間機200又は発券機300に表示させた決済用コードQRを携帯端末700が読み取ることで、クレジットカードによる入金要求情報が入力された台間機200又は発券機300と、携帯端末700と、が関連付けされる。決済手段情報取得部652は、入金要求情報に対応する決済用コードQRを読み取った携帯端末700にクレジットカードのカード情報を入力する入力画面を送信することで、関連付けされた携帯端末700から決済処理に使用するクレジットカードのカード情報を取得することができる。なお、決済手段情報取得部652は、予めユーザ登録やクレジットカード登録がされている場合には、入力画面の送信を省略してよい。
第2実施例として、決済手段情報取得部652は、後払い型決済手段(クレジットカード)による入金要求情報が入力された台間機200又は発券機300に読取画面を表示させてよい。クレジットカードによる入金要求情報が入力された台間機200又は発券機300に読取画面が表示されることで、利用客Cは携帯端末700にクレジットカードのカード情報が関連付けられた決済用コードQRを表示させる。そして、表示させた決済用コードQRを台間機200又は発券機300の読取画面に読み取らせることで、決済処理に使用されるクレジットカードのカード情報を取得することができる。
決済可否判定部653は、決済手段情報取得部652が取得したクレジットカードのカード情報に基づいて、クレジットカード決済が可能か否かを判定する。例えば、決済可否判定部653は、クレジットカード会社に決済可能か否かを問い合わせることで、クレジットカード決済が可能か否かを判定してよい。また、決済可否判定部653は、取引データベース631を参照し、当月請求額が利用上限額を超えているか否かを判定することで、クレジットカード決済が可能か否かを判定してよい。決済可否判定部653は、クレジットカード決済が可能でないと判定した場合には、決済不可通知を携帯端末700及び管理サーバ100に送信する。なお、管理サーバ100は、受信した決済不可通知を入金要求情報が入力された台間機200又は発券機300に送信してよく、決済可否判定部653が直接、台間機200又は発券機300に決済不可通知を送信してもよい。
決済処理部654は、決済可否判定部653によってクレジットカード決済が可能と判定された場合に、決済手段情報取得部652が取得したカード情報と入金要求情報受信部651が取得した入金要求情報とに基づいてクレジットカード決済を実行する。
決済完了通知送信部655は、決済処理部654が実行したクレジットカード決済が完了した場合に、クレジットカード決済が完了したことを通知する決済完了通知を携帯端末700及び管理サーバ100に送信する。なお、管理サーバ100は、受信した決済完了通知を入金要求情報が入力された台間機200又は発券機300に送信してよく、決済完了通知送信部655が直接、台間機200又は発券機300に決済完了通知を送信してもよい。
(携帯端末700の機能構成)
図11は、図1の携帯端末700の機能ブロック構成を示す図である。図11に示すように、携帯端末700は、操作部710と、表示部720と、記憶部730と、通信部740と、制御部750と、を備える。
操作部710は、遊技店Sの利用客Cが操作入力するために用いられるユーザインタフェースであり、キーボード、マウス等の入力装置を備えてよく、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置を備えてもよい。
表示部720は、遊技店Sの利用客Cから入力された入力内容や管理サーバ100、台間機200、発券機300、精算装置400、及び決済センタ600からの送信内容を表示するために用いられるユーザインタフェースであり、ディスプレイ等の出力装置を備えてよく、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置を備えてもよい。
記憶部730は、各種制御処理や制御部750内の各機能を実行するためのプログラム、 入力データ等を記憶するものであり、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成される。また、記憶部630は、管理サーバ100、台間機200、発券機300、精算装置400、及び決済センタ600と通信を行ったデータや、後述する各処理にて生成されたデータを一時的に記憶する。
通信部740は、管理サーバ100、台間機200、発券機300、精算装置400、及び決済センタ600と有線または無線で通信を行うための通信インタフェースであり、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等の通信規約により通信が行われる。また、通信部740は、クレジットカード情報を送受信する場合等、台間機200、発券機300、及び決済センタ600との通信を行う場合、SSL(Secure Sockets Layer)やTLS(Transport Layer Security)等の暗号化方式により暗号化して通信を行ってよい。
制御部750は、記憶部730に記憶されているプログラムを実行することにより、携帯端末700の全体の動作を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等から構成される。制御部750の機能として、コード生成読取部751と、決済手段情報送信部752と、を備える。このコード生成読取部751、及び決済手段情報送信部752は、記憶部730に記憶されているプログラムにより起動されて携帯端末700にて実行される。
コード生成読取部751は、クレジットカードによる入金要求情報が入力された台間機200又は発券機300と、携帯端末700と、を関連付けする処理の一端を担う。
第1実施例として、コード生成読取部751は、入金要求情報が入力された台間機200又は発券機300に表示された入金要求情報に対応する決済用コードQRを読み取ってよい。例えば、コード生成読取部751は、携帯端末700に搭載されたカメラを起動させ、携帯端末700の表示部720に読み取り対象となる決済用コードQRに合わせるための枠をカメラの撮影画像に重畳した状態で表示させ、表示させた枠が決済用コードQRに合致した場合に、決済用コードQRを読み取ってよい。コード生成読取部751が入金要求情報に対応する決済用コードQRを読み取ることで、クレジットカードによる入金要求情報が入力された台間機200又は発券機300と携帯端末700とが関連付けされ、クレジットカードのカード情報を取得できる。
第2実施例として、コード生成読取部751は、決済に使用するクレジットカードのカード情報が関連付けられた決済用コードQRを携帯端末700の表示部720に表示させてよい。携帯端末700に表示した決済用コードQRを、入金要求情報が入力された台間機200又は発券機300が読み取ることで、入金要求情報が入力された台間機200又は発券機300と携帯端末700とが関連付けされ、クレジットカードのカード情報を取得できる。
決済手段情報送信部752は、決済処理に使用するクレジットカードのカード情報を決済センタ600に送信する。例えば、決済手段情報送信部752は、決済センタ600から受信したクレジットカードのカード情報を入力可能な入力画面を表示部720に表示し、表示した入力画面に入力されたクレジットカードのカード情報を決済センタ600に送信してよい。
(現金入金による遊技用記憶媒体の発券フロー)
次に、上記のように構成された遊技機決済システム1の動作を説明する。図12は、本発明の実施形態に係る遊技機決済システム1の現金入金による遊技用記憶媒体500の発券フローの例を示す図である。なお、本フローは現金のみならず、プリペイドカード、キャッシュカード等の先払い型決済手段、及びデビットカード等の即時払い型決済手段による入金の場合も適用されてよい。
ステップS101において、発券機300の現金入金要求情報取得部351は、紙幣の挿入または/および硬貨の投入により現金入金を受け付ける。
ステップS102において、発券機300の現金入金要求情報取得部351は、紙幣識別機ユニット311が識別した紙幣の種類と硬貨識別機ユニット312が識別した硬貨の種類とに基づいて、挿入された紙幣または/および投入された硬貨の入金額を取得する。
ステップS103において、発券機300の現金入金要求情報取得部351は、現金による入金要求と入金額とを含む入金要求情報を管理サーバ100に送信する。
ステップS104において、管理サーバ100の遊技用記憶媒体管理部151は、遊技用記憶媒体500を発行するために、遊技用記憶媒体500を識別するカードIDを発番する。遊技用記憶媒体管理部151は、発券機300に内蔵されている遊技用記憶媒体500を記録可能にセットすることを発券機300に指示してよい。
ステップS105において、管理サーバ100のプリペイド価値管理部153は、管理データベース131にアクセスし、遊技用記憶媒体管理部151が発番したカードIDに紐づくプリペイド価値の付与数を入金額に応じて加算更新し、加算更新したプリペイド価値の付与数を発券機300に送信することで、プリペイド価値の付与処理を発券機300に指示する。
ステップS106において、発券機300のプリペイド価値付与部354は、プリペイド価値の付与処理を実行する。具体的には、プリペイド価値付与部354は、管理サーバ100からプリペイド価値の付与数を受信し、受信したプリペイド価値の付与数を遊技用記憶媒体500に記録することを遊技用記憶媒体記録部356に指示する。発券機300の遊技用記憶媒体記録部356は、発券機300に内蔵されかつ記録可能にセットされた遊技用記憶媒体500にプリペイド価値の付与数を記録する。
ステップS107において、発券機300のプリペイド価値付与部354は、プリペイド価値の付与数を記録した遊技用記憶媒体500を発券機300から排出することを遊技用記憶媒体排出部357に指示する。発券機300の遊技用記憶媒体排出部357は、遊技用記憶媒体記録部356がプリペイド価値の付与数を記録した遊技用記憶媒体500を発券機300から発券(排出)する。発券された遊技用記憶媒体500は、台間機200に挿入されることで、付与されたプリペイド価値を遊技媒体の貸与に使用することができる。また、発券された遊技用記憶媒体500は、精算装置400に挿入されることで、付与されたプリペイド価値を現金に精算(出金)することができる。
(クレジットカード入金による遊技用記憶媒体の発券フロー)
図13は、本発明の実施形態に係る遊技機決済システム1のクレジットカード入金による遊技用記憶媒体500の発券フローの例を示す図である。なお、本フローはクレジットカードのみならず、クレジットカード以外の後払い型決済手段による入金の場合も適用されてよい。
ステップS201において、発券機300の後払い型入金要求情報取得部352は、クレジットカードによる入金要求の入力を受け付ける。遊技店Sを利用する利用客Cは、発券機300のタッチスクリーン314を操作入力することにより、クレジットカードによる入金ボタンを選択する。
ステップS202において、発券機300の後払い型入金要求情報取得部352は、クレジットカードによる入金要求が入力された場合、金額選択画面をタッチスクリーン314に表示して入金額の選択を受け付ける。後払い型入金要求情報取得部352は、テンキー315を介して入金額の入力を受け付けてもよい。
ステップS203において、発券機300の後払い型入金要求情報取得部352は、入力されたクレジットカードによる入金要求と入金額とを含む入金要求情報を管理サーバ100に送信する。なお、後払い型入金要求情報取得部352は、クレジットカードによる入金要求情報を決済センタ600に送信してもよい。
ステップS204において、管理サーバ100の遊技用記憶媒体管理部151は、発券機300からクレジットカードによる入金要求情報を受信すると、遊技用記憶媒体500を新規発行するために遊技用記憶媒体500を識別するカードIDを発番する。管理サーバ100の遊技用記憶媒体管理部151は、発券機300に内蔵されている遊技用記憶媒体500を記録可能にセットすることを発券機300に指示してよい。
ステップS205において、管理サーバ100の遊技用記憶媒体管理部151は、発券機300から受信したクレジットカードによる入金要求情報と発券機300を識別する装置IDとを決済センタ600に送信する。
ステップS206において、決済センタ600の入金要求情報受信部651は、管理サーバ100からクレジットカードによる入金要求情報と装置IDとを受信する。そして、決済センタ600の決済手段情報取得部652は、入金要求情報受信部651が受信したクレジットカードによる入金要求情報に対応する決済用コードQRを生成し、クレジットカードによる入金要求情報が入力された発券機300に決済用コードQRを送信する。なお、決済手段情報取得部652は、管理サーバ100を介して決済用コードQRを発券機300に送信してもよい。
ステップS207において、発券機300のコード生成読取部353は、決済センタ600からクレジットカードによる入金要求情報に対応する決済用コードQRを受信し、発券機300の入出力部310のタッチスクリーン314に読取可能に表示する。
ステップS208において、決済センタ600と通信可能な携帯端末700は、利用客Cによって決済用アプリケーションが起動される。そして、携帯端末700のコード生成読取部751は、携帯端末700に搭載されたカメラを起動させ、決済用コードQRを読み取る。決済用コードQRは、クレジットカードのカード情報を入力するための入力画面にアクセスするURL(Uniform Resource Locator)を含んでよい。
ステップS209において、決済センタ600の決済手段情報取得部652は、決済用コードQRを読み取った携帯端末700に、クレジットカードのカード情報を入力可能な入力画面を表示させる。
ステップS210において、携帯端末700の決済手段情報送信部752は、決済センタ600から受信したクレジットカードのカード情報を入力可能な入力画面を表示部720に表示し、表示した入力画面に入力されたクレジットカードのカード情報を決済センタ600に送信する。なお、決済手段情報送信部752は、予めクレジットカードのカード情報が登録されている場合には、入力画面の表示を省略し、予め登録されたクレジットカードのカード情報又は当該カード情報を識別する識別情報を決済センタ600に送信してよい。
ステップS211において、決済センタ600の決済可否判定部653は、決済手段情報取得部652が取得したクレジットカードのカード情報に基づいて、当該クレジットカードでクレジットカード決済が可能か否かを判定する。
ステップS212において、決済センタ600の決済可否判定部653は、クレジットカード決済が可能でないと判定した場合には、決済不可通知を携帯端末700及び管理サーバ100に送信し、処理を終了する。
ステップS213において、決済センタ600の決済処理部654は、決済可否判定部653によってクレジットカード決済が可能と判定された場合に、決済手段情報取得部652が取得したカード情報と入金要求情報受信部651が取得したクレジットカードによる入金要求情報とに基づいてクレジットカード決済を実行する。決済処理部654は、実行したクレジットカード決済の決済情報を取引データベース631及びユーザデータベース632に格納してよい。
ステップS214において、決済センタ600の決済完了通知送信部655は、決済処理部654が実行したクレジットカード決済が完了した場合に、クレジットカード決済が完了したことを通知する決済完了通知を携帯端末700及び管理サーバ100に送信する。
ステップS215において、管理サーバ100の遊技媒体管理部154は、決済センタ600から決済完了通知を受信した場合に、入金額に応じた遊技媒体の貸与処理を発券機300に指示する。具体的には、遊技媒体管理部154は、管理データベース131にアクセスし、遊技用記憶媒体管理部151が発番したカードIDに紐づく遊技媒体の貸与数をクレジットカードによる入金額に応じて加算更新し、加算更新した遊技媒体の貸与数を発券機300に送信する。
ステップS216において、発券機300の遊技媒体貸与部355は、入金額に応じた遊技媒体の貸与処理を実行する。具体的には、遊技媒体貸与部355は、管理サーバ100から遊技媒体の貸与数を受信し、受信した遊技媒体の貸与数を遊技用記憶媒体500に記録することを遊技用記憶媒体記録部356に指示する。発券機300の遊技用記憶媒体記録部356は、加算更新された遊技媒体の貸与数を、発券機300に内蔵されかつ記録可能にセットされた遊技用記憶媒体500に記録する。
ステップS217において、発券機300の遊技媒体貸与部355は、遊技用記憶媒体記録部356が記録した遊技用記憶媒体500を発券機300から排出することを遊技用記憶媒体排出部357に指示する。発券機300の遊技用記憶媒体排出部357は、遊技媒体の貸与数が記録された遊技用記憶媒体500を発券機300から発券(排出)する。発券された遊技用記憶媒体500は、台間機200に挿入することで、貸与された遊技媒体を遊技機PMに払出して遊技することができる。
(台間機200での現金による入金フロー)
図14は、本発明の実施形態に係る遊技機決済システム1の台間機200での現金による入金フローの例を示す図である。なお、本フローは現金のみならず、プリペイドカード、キャッシュカード等の先払い型決済手段、及びデビットカード等の即時払い型決済手段による入金の場合も適用されてよい。
ステップS301において、台間機200の現金入金要求情報取得部251は、紙幣の挿入により現金入金を受け付ける。
ステップS302において、台間機200の現金入金要求情報取得部251は、紙幣識別機ユニット211が識別した紙幣の種類に基づいて、挿入された紙幣の入金額を取得する。
ステップS303において、台間機200の現金入金要求情報取得部251は、現金による入金要求と入金額とを含む入金要求情報を管理サーバ100に送信する。
ステップS304において、管理サーバ100の遊技用記憶媒体管理部151は、台間機200から現金による入金要求情報を受信した場合に、台間機200に遊技用記憶媒体500が挿入されているか否かを台間機200に問い合わせることで判定する。
ステップS305において、管理サーバ100の遊技用記憶媒体管理部151は、台間機200に遊技用記憶媒体500が挿入されていないと判定した場合には、遊技用記憶媒体500を新規発行するために遊技用記憶媒体500を識別するカードIDを発番し、台間機200に内蔵されている遊技用記憶媒体500を記録可能にセットすることを台間機200に指示する。
ステップS306において、管理サーバ100の遊技用記憶媒体管理部151は、台間機200に遊技用記憶媒体500が挿入されていると判定した場合には、台間機200に挿入されている遊技用記憶媒体500を識別するためのカードIDを取得する。
ステップS307において、管理サーバ100の入金可否判定部152は、遊技用記憶媒体管理部151によって台間機200に遊技用記憶媒体500が挿入されていると判定された場合に、挿入されている遊技用記憶媒体500に対応するカードIDに紐づく管理データベース131を参照し、入金可能か否かを判定する。
ステップS308において、管理サーバ100の入金可否判定部152は、入金不可能と判定した場合には、台間機200に入金不可の通知を送信する。入金可否判定部152によって現金による入金に制限が設けられることで、遊技店Sの利用客Cの射幸心を煽らないようにすることができる。
ステップS309において、台間機200の現金入金要求情報取得部251は、管理サーバ100の入金可否判定部152から入金不可の通知を受信した場合、挿入された現金を返却する。
ステップS310において、管理サーバ100のプリペイド価値管理部153は、管理データベース131にアクセスし、遊技用記憶媒体管理部151が発番したカードIDに紐づくプリペイド価値の付与数を入金額に応じて加算更新し、加算更新したプリペイド価値の付与数を台間機200に送信することで、プリペイド価値の付与処理を実行する。
ステップS311において、台間機200のプリペイド価値付与部254は、管理サーバ100から加算更新されたプリペイド価値の付与数を受信し、入出力部210のタッチスクリーン213にプリペイド価値の付与数を加算表示する。プリペイド価値付与部254がプリペイド価値の付与数を加算表示することで、利用客Cにプリペイド価値が付与されたことを認識し易くすることができる。
ステップS312において、台間機200の遊技媒体貸与部255は、貸与ボタン215の押下を受け付ける。
ステップS313において、台間機200の遊技媒体貸与部255は、貸与ボタン215の押下を受け付けた場合に、テンキー214への入力によりプリペイド価値の使用数を取得し、取得したプリペイド価値の使用数を管理サーバ100に送信する。
ステップS314において、管理サーバ100の遊技媒体管理部154は、台間機200からプリペイド価値の使用数を受信した場合、管理データベース131にアクセスし、遊技用記憶媒体管理部151が発番又は取得したカードIDに紐づく遊技媒体の貸与数及び払出数とプリペイド価値の使用数とを貸与要求情報に基づき加算更新し、加算更新した遊技媒体の貸与数及び払出数とプリペイド価値の使用数とを台間機200に送信することで、遊技媒体の貸与処理を指示する。
ステップS315において、台間機200の遊技媒体貸与部255は、入金額に応じた遊技媒体の貸与処理を実行する。具体的には、管理サーバ100から加算更新した遊技媒体の貸与数及び払出数とプリペイド価値の使用数とを受信し、入出力部210のタッチスクリーン213に表示させる。なお、遊技媒体貸与部255は、は、遊技媒体の貸与数及び払出数とプリペイド価値の使用数とに代えて、遊技媒体の所持数とプリペイド価値の所持数とを入出力部210のタッチスクリーン213に表示させてもよい。
ステップS316において、台間機200の遊技媒体貸与部255は、遊技媒体払出部256に遊技媒体の払出を指示する。遊技媒体払出部256は、遊技媒体の払出数に相当する遊技媒体を台間機200から遊技機PMに払出(排出)する。遊技媒体が払出されることで、遊技機PMでの遊技の準備が整う。
以上のステップより、現金等の先払い型決済手段による入金の場合、まず入金額に応じて現金に精算(出金)可能なプリペイド価値が付与される。そして、付与されたプリペイド価値は、遊技媒体の貸与処理を経た後、最終的に遊技機に払出(排出)されることとなる。
(台間機200でのクレジットカードによる入金フロー)
図15は、本発明の実施形態に係る遊技機決済システム1の台間機200でのクレジットカードによる入金フローの例を示す図である。なお、本フローはクレジットカードのみならず、クレジットカード以外の後払い型決済手段による入金の場合も適用されてよい。
ステップS401において、台間機200の後払い型入金要求情報取得部252は、クレジットカードによる入金要求の入力を受け付ける。遊技店Sを利用する利用客Cは、台間機200のタッチスクリーン213を操作入力することにより、クレジットカードによる入金ボタンを選択する。
ステップS402において、台間機200の後払い型入金要求情報取得部252は、クレジットカードによる入金要求が入力された場合、金額選択画面をタッチスクリーン213に表示して入金額の選択を受け付ける。後払い型入金要求情報取得部252は、テンキー214を介して入金額の入力を受け付けてもよい。
ステップS403において、台間機200の後払い型入金要求情報取得部252は、入力されたクレジットカードによる入金要求と入金額とを含む入金要求情報を管理サーバ100に送信する。なお、後払い型入金要求情報取得部252は、入金要求情報を決済センタ600に送信してもよい。
ステップS404において、管理サーバ100の遊技用記憶媒体管理部151は、台間機200からクレジットカードによる入金要求情報を受信した場合に、台間機200に遊技用記憶媒体500が挿入されているか否かを台間機200に問い合わせることで判定する。
ステップS405において、管理サーバ100の遊技用記憶媒体管理部151は、台間機200に遊技用記憶媒体500が挿入されていないと判定した場合には、遊技用記憶媒体500を新規発行するために遊技用記憶媒体500を識別するカードIDを発番し、台間機200に内蔵されている遊技用記憶媒体500を記録可能にセットすることを台間機200に指示する。
ステップS406において、管理サーバ100の遊技用記憶媒体管理部151は、台間機200に遊技用記憶媒体500が挿入されていると判定した場合には、台間機200に挿入されている遊技用記憶媒体500を識別するためのカードIDを取得する。
ステップS407において、管理サーバ100の入金可否判定部152は、遊技用記憶媒体管理部151によって台間機200に遊技用記憶媒体500が挿入されていると判定された場合に、挿入されている遊技用記憶媒体500に対応するカードIDに紐づく管理データベース131を参照し、入金可能か否かを判定する。
ステップS408において、管理サーバ100の入金可否判定部152は、入金不可能と判定した場合には、台間機200に入金不可の通知を送信する。入金可否判定部152によってクレジットカードによる入金に制限が設けられることで、遊技店Sの利用客Cの射幸心を煽らないようにすることができる。
ステップS409において、管理サーバ100の遊技用記憶媒体管理部151は、台間機200から受信したクレジットカードによる入金要求情報と台間機200を識別する装置IDとを決済センタ600に送信する。
ステップS410において、決済センタ600の入金要求情報受信部651は、管理サーバ100からクレジットカードによる入金要求情報と装置IDとを受信する。そして、決済センタ600の決済手段情報取得部652は、入金要求情報受信部651が取得したクレジットカードによる入金要求情報に対応する決済用コードQRを生成し、クレジットカードによる入金要求情報が入力された台間機200に決済用コードQRを送信する。なお、決済手段情報取得部652は、管理サーバ100を介して決済用コードQRを台間機200に送信してもよい。
ステップS411において、台間機200のコード生成読取部253は、決済センタ600からクレジットカードによる入金要求情報に対応する決済用コードQRを受信し、台間機200の入出力部210のタッチスクリーン213に読取可能に表示する。
ステップS412において、携帯端末700は、利用客Cによって決済用アプリケーションが起動される。そして、携帯端末700のコード生成読取部751は、携帯端末700に搭載されたカメラを起動させ、決済用コードQRを読み取る。決済用コードQRは、クレジットカードのカード情報を入力するための入力画面にアクセスするURL(Uniform Resource Locator)を含んでよい。
ステップS413において、決済センタ600の決済手段情報取得部652は、決済用コードQRを読み取った携帯端末700に、クレジットカードのカード情報を入力可能な入力画面を表示させる。
ステップS414において、携帯端末700の決済手段情報送信部752は、決済センタ600から受信したクレジットカードのカード情報を入力可能な入力画面を表示部720に表示し、表示した入力画面に入力されたクレジットカードのカード情報を決済センタ600に送信する。なお、決済手段情報送信部752は、予めクレジットカードのカード情報が登録されている場合には、入力画面の表示を省略し、予め登録されたクレジットカードのカード情報を決済センタ600に送信してよい。
ステップS415において、決済センタ600の決済可否判定部653は、決済手段情報取得部652が取得したクレジットカードのカード情報に基づいて、当該クレジットカードでクレジットカード決済が可能か否かを判定する。
ステップS416において、決済センタ600の決済可否判定部653は、クレジットカード決済が可能でないと判定した場合には、決済不可通知を携帯端末700及び管理サーバ100に送信し、処理を終了する。
ステップS417において、決済センタ600の決済処理部654は、決済可否判定部653によってクレジットカード決済が可能と判定された場合に、決済手段情報取得部652が取得したカード情報と入金要求情報受信部651が取得したクレジットカードによる入金要求情報とに基づいてクレジットカード決済を実行する。決済処理部654は、実行したクレジットカード決済の決済情報を取引データベース631及びユーザデータベース632に格納する。
ステップS418において、決済センタ600の決済完了通知送信部655は、決済処理部654が実行したクレジットカード決済が完了した場合に、クレジットカード決済が完了したことを通知する決済完了通知を携帯端末700及び管理サーバ100に送信する。
ステップS419において、管理サーバ100の遊技媒体管理部154は、決済センタ600から決済完了通知を受信した場合に、遊技媒体の貸与処理を台間機200に指示する。具体的には、遊技媒体管理部154は、管理データベース131にアクセスし、遊技用記憶媒体管理部151が発番したカードIDに紐づく遊技媒体の貸与数をクレジットカードによる入金額に応じて加算更新し、加算更新した遊技媒体の貸与数を台間機200に送信する。
ステップS420において、台間機200の遊技媒体貸与部255は、入金額に応じた遊技媒体の貸与処理を実行する。具体的には、遊技媒体貸与部255は、管理サーバ100から加算更新された遊技媒体の貸与数を受信し、入出力部210のタッチスクリーン213に遊技媒体の貸与数を加算表示する。遊技媒体貸与部255が遊技媒体の貸与数を加算表示することで、利用客Cに遊技媒体が貸与されたことを実感し易くすることができる。
ステップS421において、台間機200の遊技媒体払出部256は、払出ボタン216の押下を受け付ける。
ステップS422において、台間機200の遊技媒体払出部256は、払出ボタン216の押下を受け付けた場合に、払出する遊技媒体の払出数を管理サーバ100に送信する。
ステップS423において、管理サーバ100の遊技媒体管理部154は、管理データベース131にアクセスし、遊技用記憶媒体管理部151が発番又は取得したカードIDに紐づく遊技媒体の払出数を加算更新し、加算更新した遊技媒体の払出数を台間機200に送信する。
ステップS424において、台間機200の遊技媒体払出部256は、遊技媒体の払出数を入出力部210のタッチスクリーン213に加算表示する。そして、台間機200の遊技媒体払出部256は、管理サーバ100から受信した遊技媒体の払出数の加算分に相当する遊技媒体を台間機200から遊技機PMに払出(排出)する。遊技媒体が払出されることで、遊技機PMでの遊技の準備が整う。
以上のステップより、クレジットカードによる入金の場合、現金による入金の場合と異なり、現金に精算(出金)可能なプリペイド価値が付与されず、直接遊技媒体が貸与されることができる。そして、最終的に貸与された遊技媒体が遊技機に払出(排出)されることができる。
(台間機200における遊技用記憶媒体500の返却フロー)
図16は、本発明の実施形態に係る遊技機決済システム1の台間機200における遊技用記憶媒体500の返却フローの例を示す図である。
ステップS501において、台間機200の返却要否判定要求部257は、返却ボタン217の押下を受け付ける。
ステップS502において、台間機200の返却要否判定要求部257は、返却ボタン217の押下を受け付けた場合、遊技用記憶媒体500の返却要否の判定要求を管理サーバ100に送信する。
ステップS503において、管理サーバ100の遊技用記憶媒体管理部151は、台間機200の返却要否判定要求部257から遊技用記憶媒体500の返却要否の判定要求を受信した場合、管理データベース131を参照し、遊技用記憶媒体500に紐づくカードIDのプリペイド価値及び遊技媒体の所持数がゼロか否かを判定する。
ステップS504において、管理サーバ100の遊技用記憶媒体管理部151は、遊技用記憶媒体500に紐づくカードIDのプリペイド価値及び遊技媒体の所持数がゼロでないと判定した場合には、管理データベース131の最新情報を台間機200に送信すると共に、遊技用記憶媒体500の返却(排出)を台間機200に指示する。
ステップS505において、台間機200の遊技用記憶媒体記録部258は、管理サーバ100から遊技用記憶媒体500の返却指示を受信した場合に、台間機200に内蔵又は挿入され、かつ記録可能にセットされている遊技用記憶媒体500に、プリペイド価値数及び遊技媒体数に関する最新情報を遊技用記憶媒体リーダライタ212により記録する。
ステップS506において、台間機200の遊技用記憶媒体排出部259は、プリペイド価値数及び遊技媒体数に関する最新情報を記録した遊技用記憶媒体500を台間機200から排出する。排出された遊技用記憶媒体500は、精算装置400での現金精算又は景品交換に用いることができる。
ステップS507において、管理サーバ100の遊技用記憶媒体管理部151は、遊技用記憶媒体500に紐づくカードIDのプリペイド価値及び遊技媒体の所持数がゼロと判定した場合に、遊技用記憶媒体500の回収と初期化とを台間機200に指示する。
ステップS508において、台間機200の遊技用記憶媒体初期化部260は、遊技用記憶媒体500を回収し、遊技用記憶媒体500に記憶されている情報を初期化する。
(精算装置400における遊技用記憶媒体500の精算フロー)
図17は、本発明の実施形態に係る遊技機決済システム1の精算装置400における遊技用記憶媒体500の精算フローの例を示す図である。
ステップS601において、精算装置400の精算処理要求部451は、遊技用記憶媒体500の挿入を受け付ける。
ステップS602において、遊技用記憶媒体500が精算装置400に挿入された場合に、精算装置400の遊技用記憶媒体リーダライタ411は、挿入された遊技用記憶媒体500のカードIDを読み取る。そして、精算装置400の精算処理要求部451は、遊技用記憶媒体リーダライタ411が読み取ったカードIDと精算処理要求とを含む精算処理要求情報を管理サーバ100に送信する。
ステップS603において、管理サーバ100の精算処理部155は、受信した精算処理要求情報からカードIDを取得し、管理データベース131にアクセスし、取得したカードIDに紐づくプリペイド価値の精算数に、プリペイド価値の所持数を格納し、格納したプリペイド価値の精算数に対応する金額の現金出金を精算装置400に指示する。
ステップS604において、精算装置400の現金出金部452は、プリペイド価値の精算数に対応する金額の現金を出金(返却)する。
ステップS605において、管理サーバ100の精算処理部155は、管理データベース131にアクセスし、取得したカードIDに紐づく遊技媒体の所持数がゼロか否かを判定する。
ステップS606において、管理サーバ100の精算処理部155は、取得したカードIDに紐づく遊技媒体の所持数がゼロと判定した場合には、遊技用記憶媒体500の回収と初期化とを精算装置400に指示する。
ステップS607において、精算装置400の遊技用記憶媒体初期化部453は、遊技用記憶媒体500を回収し、遊技用記憶媒体500に記憶されている情報を初期化する。
ステップS608において、管理サーバ100の精算処理部155は、取得したカードIDに紐づく遊技媒体の所持数がゼロでないと判定した場合には、遊技用記憶媒体500の最新情報の記録と排出とを精算装置400に指示する。
ステップS609において、精算装置400の遊技用記憶媒体記録部454は、プリペイド価値の精算数を遊技用記憶媒体リーダライタ411により遊技用記憶媒体500に記録する。そして、精算装置400の遊技用記憶媒体排出部455は、遊技用記憶媒体記録部454が記録した遊技用記憶媒体500を精算装置400から排出する。排出された遊技用記憶媒体500は、遊技媒体が記録されているため、景品交換に用いることができる。
以上のステップより、遊技用記憶媒体500の精算フローでは、遊技用記憶媒体500に記憶されているプリペイド価値のみが現金に精算されるため、遊技媒体が直接貸与されるクレジットカード入金では現金に精算(出金)されることがなく、クレジットカードの現金化を防ぐことができる。
(クレジットカード入金における台間機200の画面表示例)
次に、図18乃至図21を基に、クレジットカード入金における台間機200のタッチスクリーン213の表示例を説明する。
図18は、クレジットカードによる入金を要求する際の台間機200のタッチスクリーン213の例を示す図である。図18に示すように、タッチスクリーン213は、記録情報画面213Aと、クレジットカード入金ボタン213Bと、を少なくとも表示する。記録情報画面213Aは、プリペイド価値及び遊技媒体の数に関する情報を表示してよく、例えば、プリペイド価値の付与数、遊技媒体の貸与数、及び遊技媒体の払出数を表示してよい。クレジットカード入金ボタン213Bは、クレジットカードによる入金要求を受け付ける。クレジットカード入金ボタン213Bがタップされると、金額選択画面に遷移する。
図19は、クレジットカードによる入金額を選択する金額選択画面を表示する台間機200のタッチスクリーン213の例を示す図である。図19に示すように、タッチスクリーン213は、金額選択ボタン213C~213Eを表示する。各金額選択ボタン213C~213Eがタップされることで、入金額が選択される。
図20は、決済用コードQRを表示する台間機200のタッチスクリーン213の例を示す図である。図20に示すように、タッチスクリーン213には、クレジットカードによる入金要求と入金額とを含む入金要求情報に対応する決済用コードQRが表示される。
図21は、クレジットカード決済が完了した際の台間機200のタッチスクリーン213の例を示す図である。図21に示すように、タッチスクリーン213の記録情報画面213Aには、貸与された遊技媒体の貸与数が加算表示される。
(効果)
本実施形態に係る遊技機決済システム1は、後払い型決済手段(クレジットカード)による入金要求(クレジットカード入金ボタン213B)と入金額(金額選択ボタン213C~213E)とを含む入金要求情報を取得する入金要求情報取得部251、351と、入金要求情報取得部251、351が入金要求情報を取得した場合に、後払い型決済手段による決済に必要な決済手段情報(カード情報)を取得する決済手段情報取得部652と、決済手段情報取得部652が取得した決済手段情報と入金要求情報受信部651が取得した入金要求情報とに基づいて決済を実行する決済処理部654と、決済処理部654が実行した決済が完了した場合に、入金額に応じた遊技媒体の貸与処理を実行する遊技媒体貸与部255、355と、を備える。これにより、後払い型決済手段による入金では現金に精算可能なプリペイド価値が付与されず、景品交換可能な遊技媒体が貸与されるため、後払い型決済手段による現金化を防ぎつつ、後払い型決済手段を利用する新規顧客を獲得できる。
本実施形態に係る遊技機決済システム1は、遊技媒体貸与部255、355が貸与する遊技媒体の貸与数を少なくとも記憶可能な遊技用記憶媒体500をさらに備え、遊技媒体貸与部255、355は、決済処理部654が実行した決済が完了した場合に、入金額(金額選択ボタン213C~213E)に応じた遊技媒体の貸与数を遊技用記憶媒体500に記録する。これにより、後払い型決済手段による入金では現金に精算可能なプリペイド価値の付与数が遊技用記憶媒体に記録されず、景品交換可能な遊技媒体の貸与数が記録されるため、後払い型決済手段による現金化を確実に防ぎつつ、後払い型決済手段を利用する新規顧客を獲得できる。
本実施形態に係る遊技機決済システム1は、入金要求情報取得部251、351及び遊技媒体貸与部255、355を有する入金端末装置(台間機200、発券機300)と、決済手段情報取得部652及び決済処理部654を有する決済センタ600と、を含み、入金要求情報に対応する決済用コードQRを読取可能な携帯端末700と、をさらに備え、決済手段情報取得部652は、入金端末装置(台間機200、発券機300)から入金要求情報を取得した場合に、決済用コードQRを入金端末装置(台間機200、発券機300)に表示させ、決済用コードQRを読み取った携帯端末700から後払い型決済手段の決済手段情報を取得する。これにより、遊技店を利用する利用客が所有する携帯端末で後払い型決済手段による決済が行えるため、遊技店は後払い型決済手段の決済手段情報を読み取る読取装置等を導入する必要がなく、導入コストを抑えることができる。さらに、携帯端末を所持していれば遊技店の会員非会員を問わず後払い型決済手段による決済が行えるため、後払い型決済手段を利用する新規顧客をさらに獲得できる。
本実施形態に係る遊技機決済システム1は、入金要求情報取得部251、351及び前記遊技媒体貸与部255、355を有する入金端末装置(台間機200、発券機300)と、決済手段情報取得部652及び決済処理部654を有する決済センタ600と、を含み、後払い型決済手段の決済手段情報が関連付けられた決済用コードQRを表示可能な携帯端末700と、をさらに備え、決済手段情報取得部652は、入金端末装置(台間機200、発券機300)から入金要求情報を取得した場合に、決済用コードQRを読取可能な読取画面を入金端末装置(台間機200、発券機300)に表示させ、携帯端末700が表示した決済用コードQRを読取画面で読み取らせることで、クレジットカードのカード情報を取得する。これにより、遊技店を利用する利用客が所有する携帯端末で後払い型決済手段による決済が行えるため、遊技店は後払い型決済手段の決済手段情報を読み取る読取装置等を導入する必要がなく、導入コストを抑えることができる。さらに、携帯端末を所持していれば遊技店の会員非会員を問わず後払い型決済手段による決済が行えるため、後払い型決済手段を利用する新規顧客をさらに獲得できる。
最後に、本発明に係る遊技機決済システム1の変形例について説明する。
上記の実施形態では、決済用コードQRを介してクレジットカードによる決済に必要なカード情報を取得する遊技機決済システム1を例示したが、他にも、遊技機決済システム1は、クレジットカードが接触型ICカードである場合に、入金端末装置(台間機200、発券機300)に、直接クレジットカードが挿入されることで、決済に使用するクレジットカードのカード情報を取得してもよい。具体的には、遊技機決済システム1において、入金端末装置は、クレジットカードを挿入可能なカード端末機をさらに有し、決済センタ600の決済手段情報取得部652は、入金端末装置から入金要求情報を取得した場合に、前記クレジットカードが挿入された前記カード端末機から前記クレジットカードの前記カード情報を取得してもよい。
また、遊技機決済システム1は、クレジットカードが非接触型ICカードである場合に、当該クレジットカードが入金端末装置(台間機200、発券機300)にかざされることで、NFC(Near Field Communication)方式により決済に使用するクレジットカードのカード情報を取得してもよい。具体的には、遊技機決済システム1において、クレジットカードは、決済に必要なカード情報を記憶したICチップを有し、入金端末装置は、前記ICチップから前記カード情報を電磁的に読み取るリーダをさらに有し、決済センタ600の決済手段情報取得部652は、前記入金端末装置から入金要求情報を取得した場合に、前記ICチップを読み取った前記リーダから前記クレジットカードのカード情報を取得してもよい。
さらに、遊技機決済システム1は、携帯端末700が入金端末装置(台間機200、発券機300)にかざされることで、NFC(Near Field Communication)方式により、決済に使用するクレジットカードのカード情報を取得してもよい。具体的には、遊技機決済システム1において、携帯端末700は、クレジットカードによる決済に必要なカード情報を記憶するICチップをさらに備え、入金端末装置は、前記ICチップを電磁的に読取可能なリーダをさらに有し、決済センタ600の決済手段情報取得部652は、前記入金端末装置から入金要求情報を取得した場合に、前記ICチップを読み取った前記リーダから前記クレジットカードのカード情報を取得してもよい。
また、遊技機決済システム1は、オンライン経由で遠隔操作する場合にも適用しても良い。すなわち、遊技機を利用するユーザは、スマートフォン、携帯電話、PC、ノート型PC、タブレット型PCなどから、インターネットを介して遊技機決済システムの全体又は一部(例えば、遊技機、台間機、発券機、精算装置)を遠隔操作する場合にも適用しても良い。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。