JPH0951482A

JPH0951482A - カメラ一体型ビデオシステムのプリント回路基板およびプリント回路基板の電圧検査方法

Info

Publication number: JPH0951482A
Application number: JP7219437A
Authority: JP
Inventors: Makoto Takahashi; 誠高橋; Akihiro Nishiyama; 章宏西山; Toru Katsumoto; 徹勝本
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1995-08-07
Filing date: 1995-08-07
Publication date: 1997-02-18

Abstract

(57)【要約】【課題】システムの異なる２種類の回路が展開される
プリント基板について、その回路動作チェック用の治具
ランドの共通化を図ることにより、プリント基板の抜き
型、調整検査治具などを共通に扱えるようにして、混流
製造／生産を達成し、コストの低減化を図る。【解決手段】カメラ一体型ビデオシステムで使用する
プリント基板回路において、少なくとも１個のＣＣＤの
レンズ系入力処理回路および入出力端子と、３個のＣＣ
Ｄのレンズ系入力処理回路および入出力端子とを、同一
形状を有する別個のプリント基板２２，３２上にそれぞ
れ展開する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、カメラ一体型ビ
デオシステムで使用するプリント基板回路、詳しくは、
１個のＣＣＤを使用するカメラ一体型ビデオテープレコ
ーダと、３個のＣＣＤを使用するカメラ一体型ビデオテ
ープレコーダのように、異なる数のＣＣＤを使用するカ
メラ一体型ビデオシステムのプリント基板回路およびプ
リント回路基板の電圧検査方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のカメラ一体型ビデオシステムは、
大別すると、３個のＣＣＤを使用する業務用や家庭用の
高級システムと、１個のＣＣＤを使用する家庭用の一般
システムとの２種類がある。

【０００３】図５は、３個のＣＣＤを備えた業務用カメ
ラ一体型ビデオテープレコーダについて、そのレンズ系
入力処理回路の一例を示す機能ブロック図である。図の
符号において、１はレンズ、２はプリズム、３Ａ〜３Ｃ
はＣＣＤ素子、４Ａ〜４ＣはＣＣＤドライブＩＣチッ
プ、５はＳ／Ｈ（サンプルホールド）・ＡＧＣ回路部、
６Ａ〜６ＣはＡ／Ｄコンバータ、７はカメラ系信号処理
回路（Ｔ−ＣＯＲＥ）、８はレート変換回路（ＳＡＲ
Ａ）を示し、Ｒ，Ｇ，Ｂはそれぞれ赤，緑，青色系の信
号，Ｙは輝度信号を示す。

【０００４】３個のＣＣＤを備えたカメラ一体型ビデオ
テープレコーダは、この図５に示すように、レンズ１か
ら入射された光をプリズム２によって分光して、３系統
の赤色系のＣＣＤ素子３Ａ，緑色系のＣＣＤ素子３Ｂ，
青色系のＣＣＤ素子３Ｃへそれぞれ入射させる。３個の
ＣＣＤ素子３Ａ〜３Ｃは、それぞれ対応するＣＣＤドラ
イブＩＣチップ４Ａ〜４Ｃによって駆動される。

【０００５】これらＣＣＤ素子３Ａ〜３Ｃの出力は、サ
ンプルホールド・ＡＧＣ回路部５を通り、対応するＡ／
Ｄコンバータ６Ａ〜６Ｃでデジタル信号に変換されて、
赤，緑，青色系の信号Ｒ，Ｇ，Ｂが生成される。カメラ
系信号処理回路７は、入力されたこれら赤，緑，青色系
の信号Ｒ，Ｇ，Ｂを処理して輝度信号Ｙ、差信号Ｒ−
Ｙ，Ｂ−Ｙを生成し、次段のレート変換回路８により所
定のレートに変換する。

【０００６】レート変換された輝度信号Ｙ、差信号Ｒ−
Ｙ，Ｂ−Ｙは、図示されないビデオテープレコーダ処理
回路へ出力される。３個のＣＣＤを備えたカメラ一体型
ビデオテープレコーダのレンズ系入力処理回路は、この
図５のような構成であり、色再現性が良好で、しかも高
解像度である。なお、コストも高くなるので、業務用や
家庭用高級機種に採用される。そこで、ＣＣＤを１個だ
け使用した、比較的低コストの一般家庭用タイプの一般
カメラ一体型ビデオテープレコーダが開発されている。

【０００７】図６は、１個のＣＣＤを備えた家庭用一般
カメラ一体型ビデオテープレコーダについて、そのレン
ズ系入力処理回路の一例を示す機能ブロック図である。
図の符号は図５と同様であり、１３はＣＣＤ素子、１４
はＣＣＤドライブＩＣ、１５はＳ／Ｈ（サンプルホール
ド）・ＡＧＣ回路部、１６はＡ／Ｄコンバータ、１７は
カメラ系信号処理回路（ＣＯＲＥ）、１８はレート変換
回路を示す。

【０００８】この図６では、図５に対応するブロックに
は、対応する１０番台の符号を付けている。１個のＣＣ
Ｄを備えたタイプの場合、この図６からも明らかなよう
に、そのレンズ系入力処理回路は、図５に示した３個の
ＣＣＤによって、赤，緑，青の各色ごとに信号系を処理
する回路に比べて、単純である。

【０００９】そのため、部品点数も少なくて済み、サイ
ズも小型で、コストも低い。また、当然、消費電力も、
１〜１．５Ｗのように、３個のＣＣＤを使用する場合に
比べて、省電力である。このように、ＣＣＤを１個使用
するタイプと、３個使用するタイプとは、そのレンズ系
の入力部の構成が異なっている。

【００１０】しかし、図５のレート変換回路８と、図６
のレート変換回路１８に接続される後段の回路は、パワ
ーレベルに差がある点を除けば、同一である。ところ
が、従来の技術では、この図５と図６のように、１個と
３個のＣＣＤを使用するカメラ一体型ビデオシステム
は、それぞれ全く異なる回路システムとして取り扱われ
ており、別々の基板パターン設計が行われている。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】１個のＣＣＤと３個の
ＣＣＤのように、異なる数のＣＣＤを使用するカメラ一
体型ビデオテープレコーダでは、そのレンズ系入力処理
回路を構成するプリント基板回路については、それぞれ
別個独立に設計製造が行われている。そのため、２種類
のプリント基板回路に共通性がなく、殊にＩＣが異な
り、部品点数が異なる場合には、その形状、調整検査用
の治具ランド等も全く違うものになっていた。

【００１２】したがって、基板の抜き型がそれぞれ別々
に必要となり、また、調整検査用の治具もそれぞれ別々
になるという問題があり、それらに要する開発の手間も
大きくなっている。この発明では、このように、システ
ムの異なる２種類の回路が展開されるプリント基板につ
いて、その回路動作チェック用の治具ランドの共通化を
図ることにより、プリント基板の抜き型、調整検査治具
などを共通に扱えるようにして、混流製造／生産を達成
し、コストの低減化を実現する。

【００１３】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明では、カ
メラ一体型ビデオシステムで使用するプリント基板回路
において、少なくとも１個のＣＣＤのレンズ系入力処理
回路および入出力端子と、３個のＣＣＤのレンズ系入力
処理回路および入出力端子とを、同一形状を有する別個
のプリント基板上にそれぞれ展開するようにしている。

【００１４】請求項２の発明では、請求項１のプリント
基板回路において、同一形状を有するプリント基板上に
展開された１個または３個のＣＣＤのレンズ系入力処理
回路の種類は、種類を識別するための孔部の有無によっ
て判別を可能にしている。

【００１５】請求項３の発明では、請求項１のプリント
基板回路において、１個または３個のＣＣＤのレンズ系
入力処理回路および入出力端子がそれぞれ展開されたプ
リント基板は、同一種類のプリント基板が複数個連設さ
れた集合基板である。

【００１６】請求項４の発明は、カメラ一体型ビデオシ
ステムで使用するプリント基板回路であって、同一形状
を有するプリント基板上に展開された１個または３個の
ＣＣＤのレンズ系入力処理回路のプリント基板回路につ
いて、プリント基板に設けられた種類を識別するための
孔部の有無を検知するスイッチ手段と、スイッチ手段の
出力によってプリント基板回路上の回路への印加電圧を
切り換える電圧切り換え手段と、プリント基板回路上の
回路の各点の電圧を予め設定された順序に従って順次チ
ェックする電圧チェック手段とを備え、スイッチ手段の
出力によって被検査対象のプリント基板回路の種類を判
別し、判別された種類に応じた電圧を印加すると共に、
電圧チェック手段によってプリント基板回路上の回路の
各点を検査するようにしたプリント回路基板の電圧検査
方法である。

【００１７】

【発明の実施の形態】この発明のプリント回路基板と、
プリント回路基板の電圧検査方法について、図面を参照
しながら、その実施の形態を詳細に説明する。ここで述
べる実施の形態は、請求項１から請求項４の発明に対応
している。以下の説明では、３個のＣＣＤを使用するカ
メラ一体型ビデオテープレコーダを３ＣＣＤシステム、
１個のＣＣＤを使用するカメラ一体型ビデオテープレコ
ーダを１ＣＣＤシステムと呼ぶ。

【００１８】図１は、この発明のプリント回路基板につ
いて、そのレンズ系入力処理回路を構成するプリント基
板部材の構成と製造工程の一実施例を示す図で、(1) は
１ＣＣＤシステム、(2) は３ＣＣＤシステムのプリント
基板部材の斜視図である。図の符号において、２１は１
ＣＣＤシステムのプリント基板部材（集合基板）、２２
はそのプリント回路基板、２３はミシン目、２４は種類
判別用の孔部位置、３１は３ＣＣＤシステムのプリント
基板部材（集合基板）、３２はそのプリント回路基板、
３３はミシン目、３４は種類判別用の孔部位置を示す。

【００１９】この図１(1) には、１枚の１ＣＣＤシステ
ムのプリント基板部材（集合基板）２１上に、１個のプ
リント回路基板２２が形成された状態を示しているが、
実際は複数個のプリント回路基板２２が形成されてい
る。また、図１(2) には、１枚の３ＣＣＤシステムのプ
リント基板部材３１上に、１個のプリント回路基板３２
が形成された状態を示しているが、同様に、実際は複数
個のプリント回路基板３２が形成されている。

【００２０】この場合に、各プリント基板回路２２，３
２に搭載されるＩＣチップや回路パターンは、先の図６
と図５のように異なっているので、当然相違している。
そこで、搭載部品のレイアウトについて、チェックラン
ドが共通位置になるように、入出力端子の位置も併せて
同一にする。これらの点も含めて、各プリント基板回路
２２，３２の形状や、分離するためのミシン目２３，３
３も、同一形状とされている。このように、異なるシス
テムのレンズ系入力処理回路を、形状が全く同じ基板上
に展開し、その回路動作チェック用の治具ランドを共通
にする。

【００２１】なお、１ＣＣＤシステムで使用するプリン
ト回路基板２２は、３ＣＣＤシステムのプリント回路基
板３２に比べて小型であるから、３ＣＣＤシステムの回
路部品が搭載可能な基板を使用すると、スペース的に余
裕が生じる。そこで、１ＣＣＤシステムのプリント回路
基板２２には、相互干渉が生じない回路で、１ＣＣＤシ
ステムに固有の部品等を実装すれば、基板の有効利用が
可能になる。

【００２２】この場合に、１ＣＣＤシステムと３ＣＣＤ
システムとのレンズ系入力処理回路の非共通部分を、図
１に示したプリント回路基板２２，３２上に展開し、残
りの共通部分については、独立して他のプリント回路基
板上に展開する方法が理想的であるが、両者の共通部分
の一部まで含むことを妨げる理由はない。したがって、
この発明では、少なくとも１ＣＣＤシステムと３ＣＣＤ
システムとのレンズ系入力処理回路の非共通部分を含む
プリント回路基板は、全て包含する。

【００２３】これらのプリント基板回路２２，３２の製
造工程は、チッププレース、リフロー、基板割
り、調整検査の順序で行われる。この製造工程の内
で、のチッププレースと、のリフローは、プリント
基板回路２２，３２とでは、回路ごとに違うチップを取
り付けたりするので、別々に行う必要がある。

【００２４】しかし、この発明では、それに続いて行わ
れるの基板割りとの調整検査の工程については、共
通化を可能にしている。そのために、先の図１(1) と
(2) に示したように、１ＣＣＤシステムのプリント基板
回路２２と、ＣＣＤシステムのプリント基板回路３２に
ついて、チェックランドが共通位置になるように入出力
端子の位置決めを行うと共に、その全体の形状も同一に
している。さらに、１ＣＣＤシステムのプリント基板回
路２２をプリント基板部材２１から分離するためのミシ
ン目２３と、３ＣＣＤシステムのプリント基板回路３２
をプリント基板部材３１から分離するためのミシン目３
３についても、同様に、その形状を同一にする。

【００２５】以上のように、２種類のプリント基板回路
２２，３２について、入出力端子の位置や形状を同一に
することにより、の基板割りの工程において使用され
る割り治具等の金型（基板の抜き型）の共通化が実現さ
れる。ところで、同一形状にされた２種類のプリント基
板回路２２，３２は、その後に行われるの調整検査の
工程において、種類を識別する必要がある。そこで、先
の図１(1) と(2) において、種類判別用の孔部位置２
４，３４として示した位置に、一方のプリント基板回
路、例えばプリント基板回路２２のみに孔部を設ける。

【００２６】図２は、図１に示したプリント回路基板に
ついて、その種類判別用の孔部位置２４，３４による種
類判別処理を説明する一部切り欠き側面図で、(1) は１
ＣＣＤシステムのプリント回路基板２２、(2) は３ＣＣ
Ｄシステムのプリント回路基板３２である。図における
符号は図１と同様であり、４１はプッシュスイッチ、４
２は種類判別用の孔部位置２４に設けられた孔部を示
す。

【００２７】この図２(1) に示した１ＣＣＤシステムの
プリント回路基板２２には、先の図１(1) の種類判別用
の孔部位置２４に、孔部４２が設けられている。他方、
図２(2) に示した３ＣＣＤシステムのプリント回路基板
３２には、先の図１(2) の種類判別用の孔部位置３４
に、孔部が設けられていない。そのため、調整検査の工
程で、基板チェッカーにプッシュスイッチ４１を設けて
おけば、一方のプリント回路基板２２の場合には、図２
(1) のように、プッシュスイッチ４１がオフ状態を保持
し、他の種類のプリント回路基板３２の場合には、図２
(2) のように、プッシュスイッチ４１がオン状態にな
る。

【００２８】したがって、このプッシュスイッチ４１の
出力の変化によって、基板チェッカー上にセットされた
プリント回路基板の種類を正確に判別することができ
る。この場合に、１ＣＣＤシステムのプリント回路基板
２２と、３ＣＣＤシステムのプリント回路基板３２とで
は、作動電圧も一部異なるので、検査時に印加する電源
電圧も異なる個所が生じる。この場合には、プッシュス
イッチ４１の出力に応じて、基板チェッカーから印加す
る電源電圧を切り換えればよい。

【００２９】図３は、この発明のプリント回路基板の電
圧検査方法を実施する電圧チェック装置について、その
要部構成の一例を示す機能ブロック図である。図の符号
において、５１はプッシュスイッチ（図２の４１）の出
力状態検知部、５２は回路電圧取り出し部、５３は電圧
チェック装置制御部（ＣＰＵ）、５４は１ＣＣＤ／３Ｃ
ＣＤシステム用のチェックプログラム格納部、５５は１
ＣＣＤシステム用チェック電源部、５６は３ＣＣＤシス
テム用チェック電源部、５７は電源切り換えスイッチを
示す。

【００３０】プッシュスイッチの出力状態の検知部５１
は、先の図２(1) と(2) に示したように、プッシュスイ
ッチ４１の出力状態、オンオフを検知する手段である。
先の例では、一方の１ＣＣＤシステムのプリント回路基
板２２には、種類判別用の孔部位置２４に、孔部４２が
設れらけており、他方の３ＣＣＤシステムのプリント回
路基板３２には、孔部が設けられていない場合である。
この例の場合には、１ＣＣＤシステムのプリント回路基
板２２がセットされたときは、プッシュスイッチ４１の
出力はオフ状態であり、プッシュスイッチの出力状態検
知部５１によって、その種類が判別される。このプッシ
ュスイッチ４１の出力はオン状態のときも、同様であ
る。

【００３１】回路電圧取り出し部５２は、チェック時
に、測定する回路上の各部の印加電圧や動作電圧等を取
り出して、電圧チェック装置制御部５３へ伝える。電圧
チェック装置制御部５３は、ＣＰＵ（中央演算処理装
置）等からなり、プッシュスイッチの出力状態検知部５
１によって判別されたプリント回路基板の種類に応じ
て、電源切り換えスイッチ５７の接続状態を制御し、１
ＣＣＤシステム用チェック電源部５５あるいは３ＣＣＤ
システム用チェック電源部５６から印加電圧を供給す
る。

【００３２】また、１ＣＣＤ／３ＣＣＤシステム用のチ
ェックプログラム格納部５４から、対応する種類のチェ
ックプログラムを選択し、予め設定された順序でプリン
ト回路基板上の回路の各点をチェックする。チェック結
果については、図示しない表示画面上に可視表示しても
よいし、紙等にプリントアウトしてもよい。この図３の
電圧チェックは、次の図４のフローに示すような処理に
よって、電圧チェックを実行する。

【００３３】図４は、この発明のプリント回路基板の電
圧検査方法について、電圧チェック時の主要な処理の流
れを示すフローチャートである。図の符号において、Ｓ
１〜Ｓ８はステップを示す。

【００３４】ステップＳ１で、プリント回路基板を電圧
チェック装置にセットする。ステップＳ２で、プッシュ
スイッチ４１の出力状態によって、プリント回路基板が
１ＣＣＤシステム用であるか否か判定する。１ＣＣＤシ
ステム用のときは、ステップＳ３へ進み、電圧チェック
装置から供給される印加電圧を、１ＣＣＤシステム側に
切り換える。

【００３５】ステップＳ４で、１ＣＣＤシステム側のチ
ェックプログラムを選択して、プリント基板回路上の回
路の各点の電圧を順次チェックする。ステップＳ５で、
電圧チェックの結果に基いて、プリント基板回路の良否
を判定して、この図４のフローを終了する。また、先の
ステップＳ２で判定した結果、１ＣＣＤシステム用でな
いとき（３ＣＣＤシステム用のとき）は、ステップＳ６
へ進み、電圧チェック装置から供給される印加電圧を、
３ＣＣＤシステム側に切り換える。

【００３６】ステップＳ７で、３ＣＣＤシステム側のチ
ェックプログラムを選択して、プリント基板回路上の回
路の各点の電圧を順次チェックする。ステップＳ８で、
電圧チェックの結果に基いて、プリント基板回路の良否
を判定して、この図４のフローを終了する。このよう
に、基板チェッカーによる検査の順序や印加電圧等は、
ソフト的に処理されるので、プッシュスイッチ４１の出
力によるプリント回路基板の種類判別の機能は、極めて
有効である。

【００３７】この検査を、図１に示したように、各プリ
ント回路基板２２を１枚の１ＣＣＤシステムのプリント
基板部材２１から切り離し前に行う場合には、種類判別
用の孔部４２を、集合基体の切り捨て部分に設けること
も可能である。また、図２には、種類判別用として１個
の孔部４２だけを設ける場合を示したが、複数個の孔部
を設けると共に、各孔部に対応してプッシュスイッチ４
１も複数個設ければ、自動組み立てに際して必要とする
多くの情報が得られる。

【００３８】以上のように、この発明のプリント回路基
板によれば、割り治具等の金型の共通化が可能となり
（の工程）、また、調整検査治具の共通化も実現され
る（の工程）。その上、プリント回路基板の種類も、
自動的に判別可能であるから、いわゆる混流生産も可能
になる。

【００３９】

【発明の効果】請求項１のプリント回路基板では、少な
くとも１個のＣＣＤのレンズ系入力処理回路および入出
力端子と、３個のＣＣＤのレンズ系入力処理回路および
入出力端子とを、同一形状を有する別個のプリント基板
上に、それぞれ展開する。したがって、割り治具等の金
型の共通化が可能となり、コストダウンにも寄与する、
という効果が得られる。

【００４０】請求項２のプリント回路基板では、同一形
状を有する別個のプリント基板上にそれぞれ展開された
プリント回路基板の種類は、種類を識別するための孔部
の有無によって判別できるようにしている。したがっ
て、請求項１のプリント回路基板による効果に加えて、
調整検査治具の共通化も可能になり、併せて、混流生産
を行うこともできる。

【００４１】請求項３のプリント回路基板では、同一種
類のプリント基板は、複数個連設された集合基板で構成
しているので、連続製造を行うことが可能となり、大量
生産によるコストダウンも達成される。

【００４２】請求項４のプリント回路基板の電圧検査方
法では、同一形状を有する別個のプリント基板上にそれ
ぞれ展開されたプリント回路基板について、スイッチ手
段の出力によって被検査対象のプリント基板回路の種類
を判別し、判別された種類に応じた電圧を印加すると共
に、電圧チェック手段によってプリント基板回路上の回
路の各点を検査している。したがって、プリント回路基
板の電圧チェックを自動的に実行することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明のプリント回路基板について、そのレ
ンズ系入力処理回路を構成するプリント基板部材の構成
と製造工程の一実施例を示す図である。

【図２】図１に示したプリント回路基板について、その
種類判別用の孔部位置２４，３４による種類判別処理を
説明する一部切り欠き側面図である。

【図３】この発明のプリント回路基板の電圧検査方法を
実施する電圧チェック装置について、その要部構成の一
例を示す機能ブロック図である。

【図４】この発明のプリント回路基板の電圧検査方法に
ついて、電圧チェック時の主要な処理の流れを示すフロ
ーチャートである。

【図５】３個のＣＣＤを備えた業務用カメラ一体型ビデ
オテープレコーダについて、そのレンズ系入力処理回路
の一例を示す機能ブロック図である。

【図６】１個のＣＣＤを備えた家庭用一般カメラ一体型
ビデオテープレコーダについて、そのレンズ系入力処理
回路の一例を示す機能ブロック図である。

【符号の説明】

５１プッシュスイッチの出力状態検知部５２回路電圧取り出し部５３電圧チェック装置制御部５４１ＣＣＤ／３ＣＣＤシステム用のチェックプログ
ラム格納部５５１ＣＣＤシステム用チェック電源部５６３ＣＣＤシステム用チェック電源部５７電源切り換えスイッチ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】カメラ一体型ビデオシステムで使用する
プリント基板回路において、少なくとも１個のＣＣＤのレンズ系入力処理回路および
入出力端子と、３個のＣＣＤのレンズ系入力処理回路お
よび入出力端子とを、同一形状を有する別個のプリント
基板上にそれぞれ展開することを特徴とするプリント回
路基板。
【請求項２】請求項１のプリント基板回路において、上記同一形状を有するプリント基板上に展開された１個
または３個のＣＣＤのレンズ系入力処理回路の種類は、
種類を識別するための孔部の有無によって判別可能であ
ることを特徴とするプリント回路基板。
【請求項３】請求項１のプリント基板回路において、上記１個または３個のＣＣＤのレンズ系入力処理回路お
よび入出力端子がそれぞれ展開されたプリント基板は、
同一種類のプリント基板が複数個連設された集合基板で
あることを特徴とするプリント回路基板。
【請求項４】カメラ一体型ビデオシステムで使用する
プリント基板回路であって、同一形状を有するプリント
基板上に展開された１個または３個のＣＣＤのレンズ系
入力処理回路のプリント基板回路について、前記プリント基板に設けられた種類を識別するための孔
部の有無を検知するスイッチ手段と、前記スイッチ手段の出力によって前記プリント基板回路
上の回路への印加電圧を切り換える電圧切り換え手段
と、前記プリント基板回路上の回路の各点の電圧を予め設定
された順序に従って順次チェックする電圧チェック手段
とを備え、前記スイッチ手段の出力によって被検査対象のプリント
基板回路の種類を判別し、判別された種類に応じた電圧
を印加すると共に、前記電圧チェック手段によってプリ
ント基板回路上の回路の各点を検査することを特徴とす
るプリント回路基板の電圧検査方法。