JPH09508A - 磁気共鳴イメージング方法 - Google Patents

磁気共鳴イメージング方法

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JPH09508A
JPH09508A JP7156108A JP15610895A JPH09508A JP H09508 A JPH09508 A JP H09508A JP 7156108 A JP7156108 A JP 7156108A JP 15610895 A JP15610895 A JP 15610895A JP H09508 A JPH09508 A JP H09508A
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resonance imaging
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、エリアシングを解消できる磁
気共鳴イメージング方法を提供することである。 【構成】本発明は、1回の高周波励起パルスに続いて、
複数の高周波反転パルスを用いて複数のエコー信号を発
生させ、前記複数のエコー信号それぞれに異なる大きさ
の位相エンコードを施すという一連の操作を少なくとも
1回行う磁気共鳴イメージング方法において、第1の方
向に沿って勾配をもった第1の勾配磁場を高周波励起パ
ルスと共に印加し、第2の方向に沿って勾配をもった第
2の勾配磁場を高周波反転パルスと共に印加し、第2の
方向に有限の幅をもった第2の領域に存在する横磁化の
位相の進み遅れの関係を選択的に反転する操作を行うこ
とにより第1の領域と第2の領域との共通領域のみから
エコー信号を発生させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気共鳴イメージング
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、Spin Echo 法(SE
法)、Fast Spin Echo法(FSE法、RARE法ともい
う)、Gradient and Spin Echo法(GRASE法)、Ec
ho Planar Imagimg 法(EPI法)等がある。特にFS
E法、GRASE法、EPI法は、SE法に比べ短時間
で同等な画質の画像が得られるため、T1 強調画像、T
2強調画像等の通常検査(ルーチン検査)でも、一般的
に撮像時間が長いとされている3次元撮像が可能になり
つつある。この3次元撮像法を以下「3DFT」又は単
に「3D」と略す。
【0003】図15に3次元離散フーリエイメージング
の場合のK空間(空間周波数空間)上での各座標の定義
とデータを収集する範囲を示す。図16にいわゆるRamp
状のエンコード(Ge1)配列の3D−FSE法のパル
スシーケンスチャートを、図17、図18には図16の
パルスシーケンスによって得られるデータのK空間上で
の位置を示す。また、図19には同じく図16のパルス
シーケンスにおいて、撮像対象の磁化スピンのT2 緩和
によって各データの信号強度が変化する様子を模式的に
示し、図19(a)には第1の位相エンコード方向ke
1に沿った信号強度変化、図19(b)には第2の位相
エンコード方向ke2に沿った信号強度変化を示す。
【0004】図16で、90°は高周波励起パルスであ
り、 180°は高周波反転パルスである。Gsはスライス
方向の勾配磁場、Ge1は第1の位相エンコード方向の
勾配磁場、Geは第2の位相エンコード方向の勾配磁
場、Grはリードアウト方向の勾配磁場である。第2の
位相エンコード方向はスライス方向と等しく、実際はス
ライス方向の勾配磁場Gsの勾配磁場波形が重ね合わさ
れる。
【0005】この例ではエコー数5、第1の位相エンコ
ード方向のステップ数20、第2の位相エンコード方向
のステップ数21の場合を示している。両方の位相エン
コード方向の波形には複数の強度をもつ部分が、それぞ
れ9か所あるが、これは1ShotのシーケンスをTR
[秒]のくり返し周期で繰り返す毎に矢印に沿って強度
を変化させていくことを示す。高周波励起パルスの印加
から第5のエコーを取るまでの1回のシーケンスの実行
を“shot”と言うとすると、Ge1の波形は4通り
あり、Ge2の波形は21通りあるので、アベレージン
グ数が1であっても、1回の撮影には84shotが必
要である。
【0006】図17は、図16のパルスシーケンスによ
って得られたK空間上のデータのke2=0のものを示
したものである。左側のE1〜E5は、それぞれの実線
で囲まれた領域の中にあるエコーデータが何番目のエコ
ーのデータであるかを示したものであり、E1は1番目
のエコー、E2は2番目のエコー、E3は3番目のエコ
ー、E4は4番目のエコー、E5は5番目のエコーを示
している。図18は同様にkr=0のものを示したもの
である。図17,図18からわかる通り、異なるエコー
時間のエコーデータがke1方向に並んでいるため、図
19(a)のように撮像対象の磁化スピンのT2 緩和に
より、K空間上でke1方向に信号強度が変化すること
になる。
【0007】なお、1shot分のシーケンスの長さに
対して繰り返し時間TRが2倍以上長い場合は、スライ
ス方向のマトリクス数を増やす目的でマルチスラブ撮影
も可能である。
【0008】図20は図16の変形例で、いわゆるLow
Pass状のエンコード(Ge1)配列の3D−FSE法の
パルスシーケンスチャートを示す。図21、図22に
は、図20のパルスシーケンスによって得られるデータ
のK空間上での位置を示す。また、図23には、同じく
図20のパルスシーケンスにおいて、撮像対象の磁化ス
ピンのT2 緩和によって各データの信号強度が変化する
様子を模式的に示す。
【0009】図24に従来の3次元画像の再構成から表
示までの手順を模式的に示す。後述する折り返しアーチ
ファクトを避けるという目的から、第1の位相エンコー
ド方向のマトリクス数は一般に余り少なくできないた
め、撮影時間を極力短くするためには、折り返しアーチ
ファクトの問題のない第2の位相エンコード方向のマト
リクスを少なく設定する。したがって3次元画像データ
をリード方向及び第1の位相エンコード方向を含む面で
分割し、分割して得られた各断面の画像を第2の位相エ
ンコード方向の位置に応じて順に画面上に並べて表示し
たり、順に上書きして表示する。
【0010】このような従来の3DETには次のような
問題がある。 (a)RFコイルの感度領域に比べ撮像領域(Field of
View ; FOV)が小さく、しかも、そのRFコイルの
感度領域でFOV以外の部分に信号源となるものがある
と、離散フーリエ変換の性質上、エリアシング(折り返
しアーチファクト)が起こるという問題がある。
【0011】図25にこのエリアシングによるMR画像
の折り返し現象を模式的に示す。図25(a)は撮像対
象とFOVの関係を示した図であり、図25(b)は、
得られた再構成像を示す。この図に示す通り撮像対象が
位相エンコードの方向pe1又はpe2の方向にFOV
よりもはみ出しており、しかも、はみ出し部分がRFコ
イルの感度領域の中であるなら、再構成像では、エリア
シング(おり返し)がおこる。
【0012】このため、2つの異なる部位の画像が重っ
てしまい、画質が著しく劣化する。撮像断面、FOVの
位置あるいは方向を決める際、この問題を考慮する必要
があり、撮像条件の設定に手間がかかり、撮像時間自体
ものびてしまうという問題があった。
【0013】(b)画像のぼけの大きさ(程度)が画像
内の方向により異なる。図19、図23に示すようにT
2 緩和による信号強度の変化が大きいGpe1(ke
1)の方向には、画像のぼけが激しく、その程度が読み
だし勾配磁場方向Gr、第2位相エンコード方向Gpe
2と比べ大きいため、後処理として、いろいろな方向の
断面表示をした場合、画像の方向によりぼけの大きさが
異なり、使用上不都合である。
【0014】通常、FSE等の高速撮像法で3次元撮像
を行う場合、なるべく短時間にマトリクス数の多い撮像
を行いたいという要請により、非常にエコートレイン数
の長いパルスシーケンを用いる例が多い(例えば、12
8エコー)。このため、この問題は3次元撮像の場合特
に深刻であるといえる。
【0015】(c)3D撮像で、スライス方向のマトリ
クス数が比較的多い場合、マルチスラブ撮影を行うが、
非常にエコートレイン数の長いパルスシーケンスでは、
時間的制約により、マルチスラブ数があまり増やせな
い。
【0016】FSE,GRASEではRFの被爆の面か
らも同様にマルチスラブ数が制限される。このため、何
回かに分けて撮像するため、撮像時間が伸びてしまうと
いう問題がある。
【0017】(d)図26(a)に示すように撮像対象
に各種となる元素をもち、共鳴周波数の異なる2つの物
質、例えば水と脂肪がある場合に、図24のように画像
表示を行うと、ケミカルシフトによる共鳴周波数の差に
より図26(b)のようにそれぞれの物質の相対的な位
置関係が正しくなくなるという問題があり誤診につなが
る恐れがある。
【0018】(e)3D撮像の設定法及び表示法は、上
記の諸問題を考慮したり、数多くあるパラメータを巧み
に設定する必要があり、ある程度の経験を必要とし、ル
ーチン検査として、高いスループットを維持しつつ運用
するのは、難しい。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、エリアシングを解消できる磁気共鳴イメージング方
法を提供することである。本発明の第2の目的は、画像
の方向によるぼけの程度の相違を抑えることのできる3
次元撮像の磁気共鳴イメージング方法を提供することで
ある。本発明の第3の目的は、比較的短い撮像時間でマ
ルチスラブ数を増加させることのできる3次元撮像の磁
気共鳴イメージング方法を提供することである。本発明
の第4の目的は、ケミカルシフトによる物質間での相対
的な位置ずれを解消する3次元撮像の磁気共鳴イメージ
ング方法を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、1回
の高周波励起パルスに続いて、複数の高周波反転パルス
を用いて複数のエコー信号を発生させ、前記複数のエコ
ー信号それぞれに異なる大きさの位相エンコードを施す
という一連の操作を少なくとも1回行う磁気共鳴イメー
ジング方法において、第1の方向に沿って勾配をもった
第1の勾配磁場を前記高周波励起パルスと共に印加し、
前記第1の方向に有限の幅をもった第1の領域を選択的
に励起し、第2の方向に沿って勾配をもった第2の勾配
磁場を前記高周波反転パルスと共に印加し、前記第2の
方向に有限の幅をもった第2の領域に存在する横磁化の
位相の進み遅れの関係を選択的に反転する操作を行うこ
とにより、前記第1の領域と前記第2の領域との共通領
域のみから前記エコー信号を発生させることを特徴とす
る。
【0021】請求項7の発明は、1回の高周波励起パル
スに続いて、複数の高周波反転パルスを用いて複数のエ
コー信号を発生させ、前記複数のエコー信号それぞれに
異なる大きさの位相エンコードを施すという一連の操作
を複数回行う磁気共鳴イメージング方法において、K空
間においてリード方向の座標軸から等距離にあるエコー
信号どうしのエコー時間は同一であるように位相エンコ
ードが施されていることを特徴とする。
【0022】請求項8の発明は、1回の高周波励起パル
スに続いて、複数の高周波反転パルスを用いて複数のエ
コー信号を発生させ、前記複数のエコー信号それぞれに
異なる大きさの位相エンコードを施すという一連の操作
を複数回行う磁気共鳴イメージング方法において、エコ
ー時間が同一の複数のエコー信号はK空間上でのリード
方向の座標軸を中心軸とした円筒、長方形又は正方形の
断面をもった筒状の領域に配置されるよう位相エンコー
ドが施されていることを特徴とする。
【0023】
【作用】請求項1の発明によると、2方向に対して選択
励起を行うことにより、励起される領域、つまりエコー
信号が発生する領域が限定され、折り返しがなくなる。
また、撮像断面の位置あるいは方向の決定の際、折り返
しアーチファクトを考慮する必要がなくなり、リードの
方向やマルチスラブ数と1スラブ当りのマトリクス数等
設定する必要がなくって3D撮像の場合の条件設定が簡
素化する。さらに、撮像時間自体も短かくなる。
【0024】また、請求項4の発明によると、2つの位
相エンコード方向からなる面に関して2次元画像を構成
することにより、つまりリードアウト方向に沿って複数
の2次元画像を構成することにより、撮像時間をのばさ
ずにマトリクス数をふやすことができる。つまりデータ
サンプリングの間隔に従ってスライス枚数を増加するこ
とができる。また、マルチスラブ撮像が不要になり、撮
像を数回に分けて行う必要もなくなるので、RFの被爆
は減り、また撮像時間が短くなる。また、ケミカルシフ
トによる位置ずれが全くない画像が得られる。
【0025】請求項7の発明、請求項8の発明による
と、K空間においてリード方向の座標軸から等距離にあ
るエコー信号どうしのエコー時間は同一であるので、位
相エンコード方向を複数設定する3D撮像法であっても
2 緩和による画像のぼけが位相エンコード方向間で略
等しくなる。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による磁気共鳴
イメージング装置(MRI装置)の一実施例を説明す
る。図1に本実施例に係るMRI装置の構成を示す。一
般には、ホストコンピュータが用いられるパルスシーケ
ンス計算手段1で、後述するパルスシーケンスの高周波
パルスの印加タイミングや強度、各チャンネルの傾斜磁
場の波形等が計算される。パルスシーケンス計算手段1
の計算結果に応じて、シーケンスコントローラとしての
パルスシーケンス波形生成手段2において傾斜磁場パル
ス波形及び高周波パルス波形が生成される。これらの波
形は傾斜磁場電源3や高周波増幅器4により増幅され、
静磁場マグネット5によって発生している静磁場中に置
かれた傾斜磁場コイル6、高周波コイル7によって撮像
対象に印加される。撮像対象に含まれる核種となる元素
(主にプロトン)は、励起され、後述するパルスシーケ
ンスチャートに示すタイミングでエコー信号(微弱な高
周波信号)を発生する。このエコー信号は再び高周波コ
イル7により受信され、位相検波器8で検波、アナログ
ディジタル変換器(A/D変換器)9でデジタル値に変
換され、再構成計算手段10で再構成され、画像処理手
段11で画像処理され、例えばCRTディスプレイ等を
含む画像表示手段12で磁気共鳴画像としてビジュアル
に表示される。
【0027】図2に3D高速SE法(3次元高速スピン
エコー法)のパルスシーケンスチャートを示す。図2
は、従来の図16と対比して参照されたい。なお、ここ
では、3D高速SE法を一例に説明するが、3次元EP
I法、3次元GRASE法についても同様に適用するこ
とができる。3D高速SE法では、エコー信号には2方
向に関して位相エンコードが施される。その一方は第1
の位相エンコード方向Ge1、他方は第2の位相エンコ
ード方向Ge2である。第1の位相エンコード方向Ge
1と、第2の位相エンコード方向Ge2とはリード方向
Grに直交し、互いに平行でなく、直交するように設定
される。第2の位相エンコード方向Ge2はスライス方
向Gsと同じ方向であるとする。
【0028】図2に示す通り、高周波励起パルス(90
°パルス)は、第1の位相エンコード方向Ge1の勾配
磁場(第1の傾斜磁場)と共に印加される。このため、
第1の位相エンコード方向Ge1に有限な幅をもった領
域(第1の領域)内にある核種だけが励起され、横磁化
が発生する。1回の高周波励起パルスに続いて、従来と
同様に複数の高周波反転パルス(180°パルス)を繰
り返し印加しながら複数のエコー信号を発生させる。高
周波反転パルスは、第2の位相エンコード方向Ge2の
勾配磁場(第2の傾斜磁場)と共に印加される。これに
より、第2の位相エンコード方向Ge2に有限な幅をも
った領域(第2の領域)内の磁化スピンのみが位相反転
し、横磁化がリフォーカスする。
【0029】第1の領域と第2の領域との共通領域が第
1の位相エンコードの方向及び第2の位相エンコードの
方向の撮像領域内に収まるよう高周波励起パルスの周波
数帯域、高周波反転パルスの周波数帯域、第1の勾配磁
場の強度及び第2の勾配磁場の強度が調整される。
【0030】第1、第2の位相エンコード方向に関して
は、共通領域であり、リード方向に関しては、エコー信
号が位相検波器8の受信フィルタの帯域内の部分のみが
再構成後画像として現れる。このため、この共通領域外
にエコー信号を生ずる対象があり、また、その部分で
も、高周波コイル7の感度がある場合、従来法では現れ
ていた図25のようなエリアシングアーチファクトが現
れない。
【0031】したがって、スライス、エンコード方向の
マトリクス数を必要以上に多くする必要がなく、撮像時
間を短かくすることができる。なお、図3に3D高速S
E法の他のパルスシーケンスチャートを示す。図3は、
従来の図20と対比して参照されたい。
【0032】図4に3D高速SE法の他のパルスシーケ
ンスチャートを示す。図5(a)にke2=0のkr×
ke1の断面のデータ順序を、図5(b)にkr任意の
場合のke1×ke2の断面のデータ順序を示す。図6
及び図7に、各shotにおける各位相エンコード用勾
配磁場パルスの面積値(時間積分値)の対応関係を示
し、図6は1回目のshotから42回目のshotま
で、図7に43回目のshotから84回目のshot
までを示す。図8(a)にkrが任意の場合のke1方
向(ke2=0)の撮像対象のT2 緩和による信号強度
の変化の様子を示し、す。図8(b)にkrが任意の場
合のke2方向(ke1=0)の撮像対象のT2 緩和に
よる信号強度の変化の様子を示す。
【0033】図5(a),(b)のE1〜E5の領域は
図4に示す通りエコー時間TEの異なるE1〜E5のエ
コー信号がそれぞれ担当する。K空間のkr×ke1の
面及びke1×ke2の面においてリード方向の座標軸
に関して対称の位置にあるエコーデータどうしのエコー
時間は同一であるように位相エンコードが施される。ま
た、エコー時間TEの短いエコーデータほどK空間の中
心に近い位置に、またエコー時間TEの長いエコーデー
タほどK空間の周辺に配置されるように位相エンコード
を施す。K空間上でのそれぞれのエコーの担当する領域
内のデータはどのような順序で収集してもよい。それぞ
れのデータを何番目のshotでとるかについても、各
エコーの領域で独立に設定可能である。図6及び図7は
その1例で従来と同様、エコー数5、第1の位相エンコ
ード方向のステップ数20、第2の位相エンコード方向
のステップ数21の場合、図4のS11〜S25に示す
位相エンコード用勾配磁場の面積値(時間積分値)をど
のように各shot毎に変化させればよいかを示してい
る。
【0034】上述したような位相エンコードを施すこと
により、図8(a),(b)に示す通り、エコー信号の
振幅の変化の激しさ(程度)が2つの位相エンコード方
向のどちらも同程度となる。従来の図23(a),
(b)を比較参照されたい。本実施例の方が従来例よ
り、位相エンコード方向によるK空間上でのエコー信号
の振幅の変化の差が減少する。これは、画像のボケの程
度が各位相エンコード方向で同程度になることを意味
し、特に任意断面表示の際の画質が向上される。
【0035】次に他の位相エンコードの施し方を説明す
る。図9、図10、図11は、3種類の位相エンコード
の施し方によるke1×ke2面のデータ配列を示した
ものである。なお図10で斜線部分は、実際に収集せず
0という値を入れる部分である。図9は四角形の領域を
基本にしたもの、図10、図11は円形の領域を基本に
したものである。エコー時間が同一の複数のエコー信号
は、K空間上でのリード方向の座標軸を中心軸とした円
筒、長方形又は正方形の断面をもった筒状の領域に配置
されるよう位相エンコードが施される。また、K空間の
中心を含む領域を最もエコー時間TEの短かいエコーE
1のデータが担い、中心から遠い領域ほどTEの長いエ
コーE5(又はE4)のデータが担うように位相エンコ
ードが施される。つまりK空間の中心から周辺に向かっ
て、E1→E2→E3→E4→E5の順に例を示した。
逆にE5→E4→E3→E2→E1の順やE1→E2→
E5→E4→E3のように任意に順序を入れかえても良
い。
【0036】次に画像再構成の方法について図12を参
照して説明する。従来の図24を比較参照されたい。3
次元逆フーリエ変換等の再構成手法により3次元再構成
画像データが得られる。ここで重要なのは、同じリード
方向の位置をもつ2次元平面状のデータ毎に分割し、2
次元画像を第1、第2の位相エンコード方向ke1,k
e2に相当するxe1×xe2の面で構成し、リード方
向krに相当するxrの方向にマルチスライス化する点
にある。また、xrに沿って2次元画像を配列して表示
する。
【0037】このような表示方法を行なうと、第1位相
エンコードと第2位相エンコード方向に関して構成され
るため、換言するとリード方向(周波数エンコード方
向)に関しては2次元画像が構成されずマルチスライス
の方向とされるため、図26(c)に示されるように2
次元画像内でケミカルシフトによる水と脂肪等の異物質
間での位置ずれが生じない。また、静磁場の不均一性に
よる画像のひずみも生じない。
【0038】この表示方法を従来のマルチスライス撮像
を比較すると、従来のマルチスライス撮像法が1sho
tあたりのシーケンスの長さと繰り返し時間の関係上、
撮影時間によりスライス枚数が制限されていたのに対
し、本実施例は、データサンプリングの間隔を短かくす
れば原理上何枚でもスライスが増やせるという特徴をも
っている。例えば、heavy T2 強調のコントラストを目
的として、TR=4000msで1shotあたりのシ
ーケンスの長さが400msのパルスシーケンスを行う
場合、従来のマルチスライス撮像法で撮像を行うと、最
大10枚しかスライスがとれない。一方、本実施例のよ
うに撮像すると、スライスは、サンプリング間隔が設定
できさえすれば撮像時間は一定のままで任意の枚数のス
ライス(例えば、1024枚)が得られる。
【0039】ただし、1shotあたりのエコー数とs
hot数との積が2次元画像のxe1の横方向とxe2
の縦方向とのマトリクス数の積に等しくなければならな
い。この方法は縦、横方向のマトリクス数に比べて、ス
ライス枚数が多い場合、例えば棒状(角柱状)の撮像領
域を撮像する場合に特に向いているといえる。
【0040】次に画像処理について図13、図14を参
照して説明する。図中の長方形は、3次元画像を複数の
2次元画像に分割したもの(スライス)を横から見たも
のを模式的に示している。また、図中の矢印は、加算処
理、又は平均処理を示している。リード方向(リード方
向に相当するxr)に沿って隣接している複数の2次元
画像をフレーム間で加算又は平均する。図13(a)は
2フレーム間での加算又は平均処理を示す。加算又は平
均処理対象の画像の位置を、図13(b)に示すように
シフトすることができる。また、加算又は平均処理対象
の画像の枚数(フレーム数)を、図13(c)に示すよ
うに、調整することができる。図13(d)に示すよう
にシフト調整及び枚数調整を同時に行うことができる。
また、図14(a)乃至(c)に示すように、加算又は
平均処理対象の画像を重複させたり、その重複枚数を調
整することができる。これらの画像処理の調整量の変更
は変更されるたびに画像表示を行いなおしてもよい。本
発明は、上述した実施例に限定されることなく種々変形
して実施可能であるのは勿論である。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明によると、2方向に対し
て選択励起を行うことにより、励起される領域、つまり
エコー信号が発生する領域が限定され、折り返しがなく
なる。また、撮像断面の位置あるいは方向の決定の際、
折り返しアーチファクトを考慮する必要がなくなり、リ
ードの方向やマルチスラブ数と1スラブ当りのマトリク
ス数等設定する必要がなくって3D撮像の場合の条件設
定が簡素化する。さらに、撮像時間自体も短かくなる。
【0042】また、請求項4の発明によると、2つの位
相エンコード方向からなる面に関して2次元画像を構成
することにより、つまりリードアウト方向に沿って複数
の2次元画像を構成することにより、撮像時間をのばさ
ずにマトリクス数をふやすことができる。つまりデータ
サンプリングの間隔に従ってスライス枚数を増加するこ
とができる。また、マルチスラブ撮像が不要になり、撮
像を数回に分けて行う必要もなくなるので、RFの被爆
は減り、また撮像時間が短くなる。また、ケミカルシフ
トによる位置ずれが全くない画像が得られる。
【0043】請求項7の発明、請求項8の発明による
と、K空間においてリード方向の座標軸から等距離にあ
るエコー信号どうしのエコー時間は同一であるので、位
相エンコード方向を複数設定する3D撮像法であっても
2 緩和による画像のぼけが位相エンコード方向間で略
等しくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による磁気共鳴イメージング
装置の構成図。
【図2】本実施例による3D高速SE法のパルスシーケ
ンスチャートを示す図。
【図3】本実施例による3D高速SE法の他のパルスシ
ーケンスチャートを示す図。
【図4】本実施例による3D高速SE法のさらに他のパ
ルスシーケンスチャートを示す図。
【図5】ke2=0のkr×ke1の断面のデータ順
序、kr任意の場合のke1×ke2の断面のデータ配
列を示す図。
【図6】1回目のshotから42回目のshotまで
の各shotにおける各位相エンコード用勾配磁場パル
スの面積値(時間積分値)の対応関係を示す図。
【図7】43回目のshotから84回目のshotま
での各shotにおける各位相エンコード用勾配磁場パ
ルスの面積値(時間積分値)の対応関係を示す図。
【図8】krが任意の場合のke1方向(ke2=0)
の撮像対象のT2 緩和による信号強度の変化の様子と、
krが任意の場合のke2方向(ke1=0)の撮像対
象のT2 緩和による信号強度の変化の様子を示す図。
【図9】第1種の位相エンコードの施し方によるke1
×ke2面のデータ配列を示す図。
【図10】第2種の位相エンコードの施し方によるke
1×ke2面のデータ配列を示す図。
【図11】第3種の位相エンコードの施し方によるke
1×ke2面のデータ配列を示す図。
【図12】画像再構成方法についての説明図。
【図13】画像処理方法についての説明図。
【図14】他の画像処理方法についての説明図。
【図15】3D−FSE法でのK空間上での各座標の定
義とデータを収集する範囲を示す図。
【図16】従来のRamp状のエンコード(Ge1)配列の
3D−FSE法のパルスシーケンスチャートを示す図。
【図17】図16のパルスシーケンスによって得られる
データのK空間のkr×ke1面上での配置を示す図。
【図18】図16のパルスシーケンスによって得られる
データのK空間のke1×ke2面上での配置を示す
図。
【図19】図16のパルスシーケンスにおいて、撮像対
象の磁化スピンのT2 緩和によって各データの信号強度
が変化する様子を模式的に示す図。
【図20】従来のLow Pass状のエンコード(Ge1)配
列の3D−FSE法のパルスシーケンスチャートを示す
【図21】図20のパルスシーケンスによって得られる
データのK空間のkr×ke1面上での配置を示す図。
【図22】図20のパルスシーケンスによって得られる
データのK空間のke1×ke2面上での配置を示す
図。
【図23】図20のパルスシーケンスにおいて、撮像対
象の磁化スピンのT2 緩和によって各データの信号強度
が変化する様子を模式的に示す図。
【図24】従来の3次元画像の再構成から表示までの手
順を模式的に示す図。
【図25】エリアシングによるMR画像の折り返し現象
を模式的に示す図。
【図26】ケミカルシフトによる水と脂肪との位置ずれ
の説明図。
【符号の説明】
1…パルスシーケンス計算手段、2…パルスシーケンス
波形生成手段、3…傾斜磁場電源、 4…高
周波増幅器、5…静磁場マグネット、 6…傾斜
磁場コイル、7…高周波コイル、 8…位相
検波器、9…A/D変換器、 10…再構成計
算手段、11…画像処理計算手段、 12…画像表
示手段。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1回の高周波励起パルスに続いて、複数
    の高周波反転パルスを用いて複数のエコー信号を発生さ
    せ、前記複数のエコー信号それぞれに異なる大きさの位
    相エンコードを施すという一連の操作を少なくとも1回
    行う磁気共鳴イメージング方法において、 第1の方向に沿って勾配をもった第1の勾配磁場を前記
    高周波励起パルスと共に印加し、前記第1の方向に有限
    の幅をもった第1の領域を選択的に励起し、第2の方向
    に沿って勾配をもった第2の勾配磁場を前記高周波反転
    パルスと共に印加し、前記第2の方向に有限の幅をもっ
    た第2の領域に存在する横磁化の位相の進み遅れの関係
    を選択的に反転する操作を行うことにより、前記第1の
    領域と前記第2の領域との共通領域のみから前記エコー
    信号を発生させることを特徴とする磁気共鳴イメージン
    グ方法。
  2. 【請求項2】 前記エコー信号には複数の方向に関して
    位相エンコードが施されていることを特徴とする請求項
    1記載の磁気共鳴イメージング方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の方向と前記第2の方向とはそ
    れぞれリード方向に直交し、互いに平行でないことを特
    徴とする請求項2記載の磁気共鳴イメージング方法。
  4. 【請求項4】 前記複数のエコーデータから再構成され
    て得られる3次元データに基づいて、2つの位相エンコ
    ード方向からなる面に関して複数の2次元画像を構成す
    ることを特徴とする請求項3記載の磁気共鳴イメージン
    グ方法。
  5. 【請求項5】 前記2次元画像の断面方向の厚さを任意
    に変更するために、前記複数の2次元画像のうちリード
    方向に沿って隣接している複数の2次元画像をフレーム
    間で加算又は平均することを特徴とする請求項4記載の
    磁気共鳴イメージング方法。
  6. 【請求項6】 前記共通領域が前記位相エンコードの方
    向の撮像領域内に収まるよう前記高周波励起パルスの周
    波数帯域、前記高周波反転パルスの周波数帯域、前記第
    1の勾配磁場の強度及び前記第2の勾配磁場の強度が調
    整されることを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴イメ
    ージング方法。
  7. 【請求項7】 1回の高周波励起パルスに続いて、複数
    の高周波反転パルスを用いて複数のエコー信号を発生さ
    せ、前記複数のエコー信号それぞれに異なる大きさの位
    相エンコードを施すという一連の操作を複数回行う磁気
    共鳴イメージング方法において、 K空間においてリード方向の座標軸に関して対称の位置
    にあるエコーデータどうしのエコー時間は同一であるよ
    うに位相エンコードが施されていることを特徴とする磁
    気共鳴イメージング方法。
  8. 【請求項8】 1回の高周波励起パルスに続いて、複数
    の高周波反転パルスを用いて複数のエコー信号を発生さ
    せ、前記複数のエコー信号それぞれに異なる大きさの位
    相エンコードを施すという一連の操作を複数回行う磁気
    共鳴イメージング方法において、 エコー時間が同一の複数のエコー信号はK空間上でのリ
    ード方向の座標軸を中心軸とした円筒、長方形又は正方
    形の断面をもった筒状の領域に配置されるよう位相エン
    コードが施されていることを特徴とする磁気共鳴イメー
    ジング方法。
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