【発明の詳細な説明】
棒状石けんに関する改善 発明の分野
本発明は、改善された棒状石けん並びに該棒状石けんの製造方法に関する。
明細書において、用語“棒”は、棒、タブレット、スティック、ブロックまた
は他の三次元形状のいずれの形態にあろうと一般に固体を意味するよう意図され
ている。更に、用語“棒状石けん”は、脂肪酸石けんあるいは脂肪酸石けんと１
種またはそれ以上の合成洗剤との配合物を含む棒に関する。発明の背景
非常に長い間、棒状石けんは、脂肪のトリグリセリド成分を脂肪酸塩に転化し
、これらの“石けん”を棒状にすることにより、脂肪から製造されてきた。概説
は、Woolatt の「石けん、他の洗剤およびグリセリンの製造（The Manufacture
of Soaps,Other Detergents and Glycerine），ジョン．ウィレイ・アンド・サ
ンズ，１９８５」を参照されたい。
一般に、比較的長鎖の脂肪酸石けん、特に（牛脂およびパーム油から得られる
ような）比較的安価なＣ16およびＣ18の石け
んは、最終の棒状石けんに構造を付与し、水に曝された際該棒状石けんの崩壊を
防ぐかまたは遅延させる。比較的高価である比較的短鎖の、ラウリン脂肪から誘
導された（即ち、ラウリン酸塩）石けんおよび他の可溶性石けん（典型的には、
ヤシおよびパーム核油から得られるような石けん）は、組成物全体の起泡性に寄
与する。
棒状石けんの処方における一般的な問題は、実用的なコストで構造の付与（一
般に、比較的安価な牛脂／パーム成分から得られる）と起泡性の維持（一般に、
比較的高価なヤシ油成分から得られる）とのバランスを見つけることであった。
典型的な商業用処方物において、棒状石けんは、９０〜５０％の牛脂から得られ
る脂肪酸石けん（即ち、非ラウリン脂肪）並びに１０〜５０％のヤシから得られ
る脂肪酸石けん（即ち、ラウリン脂肪）を含有する。特に、牛脂が消費者に許容
され得る国々では、たいていの商業用石けん処方物は８０％の牛脂および２０％
のヤシ油からなる。牛脂が許容され得ない国々では、牛脂の代りにパーム油のよ
うな他の非ラウリン油および脂肪が用いられている。
脂肪酸石けんそれ自体に加えて、棒状化粧石けんは遊離脂肪
酸を含有し得る。遊離脂肪酸の添加は“過脂化”として知られており、そして５
〜１０％の遊離脂肪酸レベルでの過脂化が多量のなめらかな（クリーミーな）泡
を与えると知られている。他の過脂剤（Woolatt の前記文献の第２６７頁参照）
は、脂肪配合物における遊離脂肪酸の形成を促進することにより機能するクエン
酸および他の酸を含む。過脂酸を含む棒状石けんの公知の欠点は、水に長期間曝
された際に“マッシュ化”の増大がしばしば現われる、該棒状石けんの物理的安
定性の低下である。
化粧石けんの製造に適用される慣用の石けん製造方法は、文献に詳しく記載さ
れている。概略的には、該方法は次の通りである。慣用の“湿”石けんの製造方
法においては、脂肪即ち牛脂およびヤシ油の配合物をアルカリ（典型的には、Ｎ
ａＯＨ）の存在下でケン化してアルカリ性石けんとしての脂肪酸およびグリセロ
ールを生じる。該グリセロールをブラインで抽出すると、約７０％石けんおよび
３０％水性相を含有する希薄脂肪酸石けん溶液を生じる。この石けん溶液を、典
型的には熱交換機中で約１３０℃に加熱しそして真空下で乾燥することにより、
約１２％の含水率まで乾燥し、そして混和、押出しおよび型打ちを行って棒状に
することにより仕上げられる。
脂肪酸石けんを含有する組成物の欠点は、後で詳述するようないくつかの試験
により決定される性質である“刺激性（harshness ）”である。刺激性の問題に
対する公知の解決策は、石けんレベルを低減させ、その代りにいわゆる助界面活
性剤を使用することを含む。Megson等の米国特許第３５７６７４９号には、上記
したような棒状化粧石けんの過脂化が刺激性をやわらげるがその程度は助界面活
性剤の使用により得られる改善度ほど有意ではないと考えられると示唆されてい
る。過脂剤の場合と同様に、助界面活性剤の存在により、構造が劣化した棒状棒
状石けんが生じることが判明している。
英国特許第２００１０９８号（Colgate-Palmolive ：１９７８）には、過脂剤
添加棒状石けんが、主に高級脂肪酸のナトリウム石けんと小量の過脂化用高級脂
肪酸、水および４％まで、好ましくはより少量の高分子量ポリエチレングリコー
ルポリマーとからなる組成物から有利に製造され得ることが開示されている。か
かる組成物の利点は、その棒状石けんが濃厚ななめらかな泡を生じるがしかしそ
の棒状石けんは堅固でありかつ割れに対して抵抗性を有すると言われる。発明の簡単な記載
本発明者らは、少なくとも５％の比較的低分子量のポリアルキレングリコール
と脂肪酸とを１：３ないし３：１の比率にて含む棒状石けんが等量のヤシ基剤の
石けん分を有する棒状石けんと比べて驚くべく程改善された性質を示すというこ
とを知見した。
特に、ポリアルキレングリコールおよび脂肪酸の両方の存在が泡容積およびな
めらかさの両方をかなり増大させる一方、許容可能なマッシュ率および摩耗率を
維持する。更に、高分子量ポリアルキレングリコールの存在と関連した或る加工
困難性が避けられると確信される。発明の詳細な記載
従って、本発明は、
ａ）４４〜８６．５重量％の脂肪酸石けん、
ｂ）５〜３０重量％のポリアルキレングリコール、
ｃ）２．５〜２０重量％のＣ6 〜Ｃ22脂肪酸、および
ｄ）６〜２０重量％の水
からなり、ポリアルキレングリコール対Ｃ6 〜Ｃ22脂肪酸の比率が１：３ないし
３：１の範囲にある棒状石けんを提供する。
上記の処方範囲に含まれる棒状石けんは低刺激性および皮膚触感に関して改善
された性質を有すると確信される。各成分の好ましいレベルおよび性質に関する
更なる詳細は下記に与えられる。脂肪酸石けん
製品に基づいて４４〜８６．５重量％のレベルの脂肪酸石けんが本発明の必須
成分である。
好ましくは、脂肪酸石けんの平均鎖長はＣ12〜Ｃ22の範囲である。かかる脂肪
酸の給源は、動物性の脂肪／脂肪酸例えば牛脂や豚脂およびそれらから誘導され
た脂肪酸、並びに植物から誘導された油特にパーム油およびそれらのフラクショ
ンのようなパルミチン酸およびステアリン酸に富む脂肪／脂肪酸を含む。
脂肪酸が、ダイズ油、ヒマワリ油、米ぬか油、アマニ油、ナタネ油、ラッカセ
イ油、魚油等のような高不飽和度を有する脂肪酸を生じる油給源から誘導される
場合、それらの油原料は好ましくは、部分的にまたは完全に硬化された脂肪酸混
合物および／またはステアリンを生じるように硬化または分別される。
好ましくは、文化的理由のためにナッツ油または他の植物性代替品が用いられ
る場合を除いて、脂肪および脂肪酸の大部分
は牛脂から誘導される。
経済的理由のために、本発明の組成物は１０〜５０％のラウリン石けん即ちＣ16
未満の平均鎖長を有するものを含むことが好ましい。最も好ましい脂肪配合物
は、約８０％の牛脂および／またはパーム油と約２０％のヤシ油からなる。
本発明の好ましい具体例では、非ラウリン石けんの沃素価は１０〜５５の範囲
にあり、より好ましくは４５〜５５である。
一種の油またはむしろ該油から誘導された脂肪酸石けんが本発明による処方物
の成分として用いられ得るけれども、２種またはそれ以上の油の混合物および／
または脂肪酸組成物の使用は本発明により排除されず、そして実際にはより一般
的であろう。
好ましい石けんレベルは、製品に基づいて５０〜８０重量％、より好ましくは
５５〜７０重量％の範囲である。ポリアルキレングリコール
製品に基づいて５〜３０重量％のレベルの、ポリマーであるポリアルキレング
リコールが本発明組成物の必須成分である。
好ましくは、該ポリアルキレングリコールはポリエチレングリコール（ＰＥＧ
）である。
該ポリマーのより低いレベルでは本発明の低刺激性／皮膚触感が改善されず、
一方ポリマーのより高いレベルでは当該生成物の加工性が悪化する。ポリマーの
好ましいレベルは、製品に基づいて約７．５〜２５％、最も好ましくは９〜２０
％である。
典型的には、該ＰＥＧは１０００００ダルトン未満の分子量を有する。
好ましくは、該ポリエチレングリコールは１００〜１００００ダルトンの範囲
の分子量を有し、好ましくは４００〜５０００ダルトンである。好ましいＰＥＧ
は、水と混和性である。１００００を越える分子量を有するＰＥＧは、水溶性が
著しく劣り、その融点以上では非常に粘性な液体を形成する。こうなると、加工
が困難となる。製品は高分子量ＰＥＧと乾燥石けん基剤を乾式混合することによ
り製造され得ると考えられるが、これは所要の性質を達成するのに必要と確信さ
れる分子レベル混合を与えないであろう。低分子量ＰＥＧの利点は、それらが溶
融された液体としてまたは低粘性水溶液として添加され得ることである。ＰＥＧ
の添加は、乾燥した石けんまたは乾
燥前の湿潤石けんへの添加を含めて、石けんの製造過程のいかなる段階において
も行われ得る。過脂剤
製品に基づいて２．５〜２０重量％のレベルの脂肪酸が、本発明による組成物
の必須成分である。
上記レベルの遊離脂肪酸は、遊離脂肪酸それ自体の添加により、あるいは存在
する脂肪酸石けんの一部をプロトン化して遊離脂肪酸を形成させる非脂肪酸過脂
剤の添加により得られ得る。
適当な脂肪酸過脂剤は、牛脂、ヤシ、パームおよびパーム核の脂肪酸である。
他の脂肪酸も用いられ得るけれども、低融点脂肪酸、特にラウリン類が加工の容
易性のために好ましい。脂肪酸の好ましいレベルは、製品に基づいて５〜１５％
、最も好ましくは約１０％である。
上記に記載したように、遊離脂肪酸は、そのまま添加されるか、あるいは無機
酸または有機酸、好ましくはクエン酸のような非脂肪酸過脂剤の添加によりその
場で形成され得る。
過脂剤に加えて、本発明による処方物は、好ましくは脂肪アルコール、パラフ
ィンロウ、グリセロール、モノグリセライドおよびそれらの混合物からなる群か
ら選択される、１種または
それ以上の可塑剤を含み得る。合成活性剤
本発明の特定の具体例においては、本組成物は、製品に基づいて２０重量％以
下のレベル、好ましくは１０重量％以下のレベルの少なくとも１種の合成陰イオ
ン活性剤を更に含む。
好ましくは、合成陰イオン活性剤は下記のものからなる群から選択される。即
ち、アルキルサルフェート、アルキルエーテルサルフェート、α−オレフィンス
ルホネート、脂肪イセチオネート、アルキルグリセリルエーテルスルホネート、
モノアルキルグリセリルサルフェート、アルキルサルコシネート、アルキルタウ
ライド、アルキルスルホスクシネート、アルキルホスフェートおよびそれらの混
合物。陰イオン活性剤の中で好ましいものは、ナトリウムラウリルエーテルサル
フェート（ＳＬＥＳ）、α−オレフィンスルホネートおよびナトリウム脂肪イセ
チオネートである。ナトリウムラウリルエーテルサルフェート（ＳＬＥＳ）およ
びナトリウム脂肪イセチオネートが特に好ましい。
本発明の或る具体例では、組成物は低刺激性相乗活性剤を更に含む。
好ましくは、低刺激性相乗活性剤は、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤お
よびそれらの混合物から成る群から選択される。低刺激性相乗活性剤は、総活性
剤レベルの少なくとも５重量％のレベルにて存在すべきである。特に有用な組成
物は、総活性剤に基づいて５〜２５重量％、好ましくは８〜２０重量％、より好
ましくは９〜１８重量％の低刺激性相乗活性剤を含む。
適当な非イオン界面活性剤は、ポリエトキシ化アルコール、ポリエトキシ化ア
ルキルフェノール、アルキルポリグリコシド、ソルビタンエステル、ポリソルベ
ート、アルカノールアミド、ポロキサマーおよびそれらの混合物を含む。非イオ
ン界面活性剤の中で好ましいものは、ポリエトキシ化アルコール、特にアルキル
エトキシレートである。好ましいアルキルエトキシレートは、１０〜２５個の炭
素の平均アルキル鎖長および３〜２５０単位の平均エトキシレート含有量を有す
る。
適当な両性界面活性剤は、アミンオキシド、アミニミド、ベタイン、アミドベ
タインおよびスルホベタイン並びにそれらの混合物を含む。ココアミドプロピル
ベタインおよびテゴベタインが、潜在的ニトロソアミン先駆物質の含有量が低い
ため特に
好ましい。含水量
本発明の具体例において、棒状石けんの総含水量は棒状石けんの６〜２０重量
％の範囲にある。
好ましくは含水量は、８〜１７重量％、最も好ましくは９〜１５重量％である
。最終棒状石けん中の水の最も好ましいレベルは棒状石けんにとっての通常の水
含有量（棒の約１２％）であり、従ってこのレベルを達成するのに慣用の乾燥機
が用いられ得る。電解質含有量
本棒の電解質の含有量は変えられ得る。実用的には、電解質のレベルは、製品
に基づいて０〜１．５％であろう。この電解質のいくらかまたは全部は、当該技
術において公知である石けんの製造において典型的に用いられているケン化法か
らの残渣であり得る。電解質のレベルは製品の最終硬度にいくらかのわずかな影
響を及ぼし得ることも知られている。このレベルにより棒状石けんの硬度が改善
され、そして製造限度内で最終硬度を制御するのに用いられ得る。電解質含有量
は製品に基づいて０．２〜１．５重量％の間にあることが好ましい。
好ましい電解質は、０．５〜０．８％のレベルの塩化ナトリウムである。他の
電解質も、単独でまたは混合して用いられ得る。他の好ましい電解質の中には、
硫酸ナトリウムおよび炭酸ナトリウムがある。微量成分
上記の必須成分および任意成分に加えて、本発明の組成物は、次の任意成分の
１種またはそれ以上を含み得る。即ち、保存剤、香料、着色剤、乳白剤および蛍
光増白剤、モイスチャライザー、皮膚緩和剤、殺菌剤および他の薬効成分である
。
典型的な保存剤は、重金属、特に鉄および銅の触媒的悪影響を無くすかまたは
低減する物質を含む。これらは、好ましくは、ＥＤＴＡまたはＮＴＡのような有
機の金属イオン封鎖剤からなる。しかしながら、高レベルのＥＤＴＡは鉄との着
色された錯体を形成し得ることが知られており、それ故ＥＤＴＡとＥＨＤＰ（エ
タン−１−ヒドロキシ−１，１−二リン酸）との混合物を用いることが普通であ
る。保存剤の好ましいレベルは、一般に、製品に基づいて０．０１〜０．１重量
％の範囲にある。
典型的な乳白剤は、好ましくは製品に基づいて約０．２〜０．４重量％のレベ
ルの、二酸化チタンを含む。
典型的な柔軟剤／モイスチャライザー成分は、ステアリルアルコール、グリセ
リルモノラウレート、グリセリルモノリシノレエート、グリセリルモノステアレ
ート、プロパン−１，２−ジオール、ブタン−１，３−ジオール、ドコサン−１
，２−ジオール、ミンク油、セチルアルコール、イソプロピルイソステアレート
、ステアリン酸、イソブチルパルミテート、イソセチルステアレート、オレイル
アルコール、イソプロピルラウレート、ヘキシルラウレート、デシルオレエート
、オクタデカン−２−オール、イソセチルアルコール、エイコサニルアルコール
、ベヘニルアルコール、セチルパルミテート、ジメチルポリシロキサンのような
シリコーン油、ジ−ｎ−ブチルセバケート、イソプロピルミリステート、イソプ
ロピルパルミテート、イソプロピルステアレート、ブチルステアレート、ポリエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、ラノリン、カカオ脂、トウモロコ
シ油、綿実油、牛脂、豚脂、オリーブ油、パーム核油、ナタネ油、ベニバナ種子
油、ダイズ油、ヒマワリ油、オリーブ油、ゴマ油、ヤシ油、ラッカセイ油、ヒマ
シ油、アセチル化ラノリンアルコール、石油、鉱油、ブチルミリステート、イソ
ステアリン酸、パルミチン酸、イソプロピルリノレエート、ラウ
リルラクテート、ミリスチルラクテート、デシルオレエート、ミリスチルミリス
テートおよびそれらの混合物からなる群から選択される。
本発明による組成物に添加され得る好ましい電解質は、単純なナトリウムイセ
チオネート、好ましくは未置換のものである。これは、該組成物の０．１〜５０
重量％、好ましくは０．５重量〜２５重量％、より好ましくは２〜１５重量％と
して存在し得る。
本発明がより充分に理解され得るようにするために、本発明を以後非制限的例
により例示する。例 例１〜７
次の物質を用い、下記の表１に示す処方で本発明による製品を製造した。
ＴＳ：４６の沃素価を有する牛脂脂肪酸石けん（自家製）：牛脂対ヤシの比率を
表示
ＣＳ：未硬化ヤシ脂肪酸石けん：牛脂対ヤシの比率を表示
ＣＡ：ヤシ脂肪酸（過脂剤）：総脂肪分に対する量
ＳＴ：ステアリン酸（過脂剤）：総脂肪分に対する量
ＰＡ：ポリエチレングリコール（分子量６００）：総脂肪分に対する量
ＰＢ：ポリエチレングリコール（分子量４０００）：総脂肪分に対する量
表１に示す組成物を、次のようにして製造した。即ち、
（ａ）牛脂石けん（ＴＳ）およびヤシ石けん（ＣＳ）からなるニートソープを、
８５℃の温度において製造した。
（ｂ）工程（ａ）の生成物を、ＰＥＧ（ＰＡまたはＰＢ）および過脂剤（ＣＡま
たはＳＴ）と一緒にした。
（ｃ）工程（ｂ）の生成物を乾燥し、そして慣用のリボン混合機を用いて香料お
よび乳白剤を添加した。
（ｄ）工程（ｃ）の生成物を、慣用の装置を用いて混和、押出しおよび型打ちを
行って棒状にした。
別法として、適当な混合機例えばミルまたはＺ形ブレード混合機中の乾燥した
石けんチップにＰＥＧ（ＰＡまたはＰＢ）と過脂剤（ＣＡまたはＳＴ）の混合物
を添加して、生成物を製造し得る。
生成物の、泡容積（実測および評価）、なめらかさ（評価）、マッシュおよび
摩耗を評価した。
泡容積（ＬＶＭ）は、普通の消費者の習慣にほとんど近い手洗い法により測定
した。この試験には、２０人の経験を積んでいない志願者が参加した。各志願者
は、一対の外科用手袋をはめ、３０℃の温度の静水中で当該棒状石けんを泡立て
る。生じた泡の容積を、逆さにした目盛り付き採集漏斗の下にパネリストの手を
没することにより測定する。
更に、泡容積（ＬＶＥ）およびなめらかさを、相対的に評価した。記載された
数値は、得点が高くなるにつれて特性が高くなる順序を表す。
マッシュは、計量された棒状石けんを２０℃の蒸留水中に２時間浸し、重量の
増加を記録した。“マッシュ値”は、マッシュ状にされる表面の５０ｃｍ2 当た
りの重量の増加である。
摩耗は、制御された洗い流し処理操作の結果としての当該棒状石けんの重量減
（％）として測定した。パネリストは前もって計量された棒状石けんを規定のや
り方を用いて洗い流す。各石けんは各パネリストにより４日間毎日洗われる。こ
の期間後、当該棒状石けんを、２４時間乾かし、再び計量する。重量差が、百分
率摩耗率として表される。
例１は、慣用の８０／２０石けんを用いる比較例である。
上記の結果から、過脂化それ自体（例７）はなめらかさ、泡容積または摩耗に
対して有意的な効果を有さないということが分かる。マッシュは、予想通り増大
する。
例２および４は、慣用の８０／２０石けんへＰＥＧを添加した例を示す。摩耗
率は増大し、そして泡容積またはなめらかさに有意な変化はない。
例３、５および６は、ＰＥＧおよび過脂剤としての脂肪酸の両方の添加による
有効性を示す。各場合、泡容積およびなめらかさはかなり増大したが、許容可能
なマッシュ率および摩耗率度は維持された。例８〜１９
次の物質を用い、表２〜５に示す処方で本発明による製品を製造した。
石けん：８０／２０の牛脂／未硬化ヤシ脂肪酸石けん
ＣＡ：ヤシ脂肪酸（過脂剤）
ＰＥＧ：表に示す分子量を有するポリエチレン
表２〜４の組成物を、次のように製造した。即ち、
（ａ）牛脂およびヤシの石けんからなるニートソープを、８５
℃の温度において製造した。
（ｂ）ＰＥＧおよびＣＡを工程（ａ）の生成物に添加し、この混合物を空気乾燥
（Ａｉｒ）またはマゾニー（Mazzoni ）真空乾燥機（Ｍ）のいずれかにより乾燥
した。
（ｃ）次いで工程（ｂ）の生成物を微量成分と混合し、生生成物を混和、押出し
および型打ちした。
表２の生成物の加工性を評価した。加工性は、混和装置から型打ち装置まで該
生成物を満足的に輸送する加工装置の能力により評価した。
表中、
“ＤＢ”は、滑剤の使用により克服され得る、型打ち機のダイにわずかな閉塞が
あったことを指し、
押出しに関して“合格”は、ビレットの硬さが許容可能であったことを指す。
これらの結果は、高分子量ＰＥＧを用いて製造された生成物は混和可能でなか
ったことを実証している。
例１２〜１４において、加工に対するＰＥＧのレベルの効果を評価した。
各例の組成物の加工は、許容可能であることが認められた。
例１５〜１９において、加工に関するＣＡのレベルの効果を調べた。
例１６および１７の加工性は許容可能であったのに対して、例１８および１９
の組成物は軟らかさおよび粘着性の両方に問題があることが認められ、型打ち機
のダイに閉塞が生じた。しかしながら、この問題は、型打ち機の各面において潤
滑剤を用いることにより克服された。
脂肪酸を含有しない例１５は特に押出しおよび型打ちの段階において加工上重
大な問題があり、生じた棒状石けんは型打ち機のダイ表面において潤滑剤を用い
た場合でさえひどい割れおよび表面損傷を示した。BACKGROUND OF THE INVENTION Field of the Invention The improved invention relates soap bar to a process for the preparation of the improved soap bars and rod-shaped soap. In the specification, the term "stick" is generally intended to mean a solid, whether in the form of a stick, tablet, stick, block or other three-dimensional shape. Furthermore, the term "bar soap" relates to bars containing fatty acid soaps or blends of fatty acid soaps with one or more synthetic detergents. BACKGROUND OF THE INVENTION For a very long time bar soaps have been produced from fats by converting the triglyceride component of the fats into fatty acid salts and making these "soaps" bar. For a review, see Woolatt, "The Manufacture of Soaps, Other Detergents and Glycerine, John Willey and Sons, 1985". In general, relatively long chain fatty acid soaps, especially the relatively inexpensive C 16 and C 18 soaps (such as those obtained from beef tallow and palm oil), imparted structure to the final bar soap and were exposed to water. At the same time, it prevents or delays the collapse of the bar soap. The relatively expensive, relatively short chain, lauric fat-derived (ie, laurate) soaps and other soluble soaps (typically soaps such as those obtained from palm and palm kernel oils) Contributes to the foamability of the entire composition. Common problems in bar soap formulation include structure impartment (generally from relatively inexpensive beef tallow / palm ingredients) and foam retention (generally relatively expensive palm oil ingredients) at a practical cost. (Obtained from) and was to find the balance. In a typical commercial formulation, bar soaps contain 90-50% beef tallow fatty acid soaps (ie non-lauric fats) as well as 10-50% coconut fatty acid soaps (ie lauric fats). contains. Especially in countries where beef tallow is acceptable to consumers, most commercial soap formulations consist of 80% beef tallow and 20% coconut oil. In countries where beef tallow is unacceptable, other non-lauric oils and fats such as palm oil have been used in place of beef tallow. In addition to the fatty acid soap itself, the bar makeup soap may contain free fatty acids. The addition of free fatty acids is known as "perfatting", and superfabrication at free fatty acid levels of 5-10% is known to give large amounts of smooth (creamy) foam. Other superfatting agents (see page 267 of Woolatt, supra) include citric acid and other acids that function by promoting the formation of free fatty acids in fat formulations. A known drawback of bar soaps containing perfacic acid is the reduced physical stability of the bar soap, which often exhibits increased "mashing" upon prolonged exposure to water. Conventional soap production methods applied to the production of cosmetic soaps are well described in the literature. In general, the method is as follows. In a conventional process of making "wet" soaps, a blend of fat or beef tallow and coconut oil is saponified in the presence of an alkali (typically NaOH) to produce fatty acids and glycerol as alkaline soaps. Extraction of the glycerol with brine yields a dilute fatty acid soap solution containing about 70% soap and 30% aqueous phase. The soap solution is dried to a moisture content of about 12%, typically by heating to about 130 ° C. in a heat exchanger and drying under vacuum, and kneaded, extruded and stamped into bars. It is finished by doing. A disadvantage of compositions containing fatty acid soaps is "harshness", a property determined by several tests as detailed below. Known solutions to the problem of irritation include reducing the soap level and instead using so-called co-surfactants. In US Pat. No. 3,576,749 to Megson et al., It is considered that the superfatting of the bar-shaped cosmetic soap as described above softens the irritation, but the degree is not as significant as the degree of improvement obtained by using a cosurfactant. Has been suggested. As in the case of the superfatting agent, it has been found that the presence of the cosurfactant produces bar-shaped bar soap with a deteriorated structure. British Patent No. 2001098 (Colgate-Palmolive: 1978) describes a bar soap with a superfatting agent consisting mainly of sodium soap of higher fatty acids and a small amount of higher fatty acids for superfatting, water and up to 4%, preferably more. It is disclosed that it can be advantageously prepared from compositions consisting of small amounts of high molecular weight polyethylene glycol polymers. The advantage of such a composition is that the bar soap produces a thick, smooth foam, but the bar soap is said to be firm and resistant to cracking. BRIEF DESCRIPTION OF THE INVENTION The inventors have, a polyalkylene glycol and a fatty acid of at least 5% of a relatively low molecular weight 1: 3 to 3: soap soap bars of equal amounts of palm base comprising at 1 ratio It has been found that they exhibit surprisingly improved properties compared to bar soaps with minutes. In particular, the presence of both polyalkylene glycols and fatty acids significantly increases both foam volume and smoothness while maintaining acceptable mash and wear rates. Moreover, it is believed that certain process difficulties associated with the presence of high molecular weight polyalkylene glycols are avoided. DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION Accordingly, the present invention provides: a) 44-86.5% by weight fatty acid soap, b) 5-30% by weight polyalkylene glycol, c) 2.5-20% by weight C 6 -C. 22 fatty acids, and d) consists 6-20 wt% of water, the ratio of polyalkylene glycol to C 6 -C 22 fatty acid is 1: 3 to 3: providing a rod-shaped soap in the 1 range. It is believed that bar soaps falling within the above formulation range have mild properties and improved properties with respect to skin feel. Further details regarding the preferred levels and properties of each component are provided below. Fatty acid soaps at levels of 44-86.5% by weight, based on fatty acid soap products, are an essential ingredient of the present invention. Preferably, the average chain length of the fatty acid soap is in the range of C 12 -C 22. Sources of such fatty acids include animal fats / fatty acids such as beef tallow and lard and fatty acids derived therefrom, as well as fats rich in palmitic acid and stearic acid such as plant derived oils, especially palm oil and their fractions. / Contains fatty acids. When the fatty acids are derived from oil sources that produce fatty acids with high unsaturation, such as soybean oil, sunflower oil, rice bran oil, linseed oil, rapeseed oil, peanut oil, fish oil, etc., those oil sources are preferably , Hardened or fractionated to yield a partially or fully hardened fatty acid mixture and / or stearin. Preferably, the majority of fats and fatty acids are derived from beef tallow, unless nut oils or other botanical substitutes are used for cultural reasons. For economic reasons, the compositions of the present invention preferably include those having an average chain length of less than 10-50% lauric soaps i.e. C 16. The most preferred fat blend consists of about 80% beef tallow and / or palm oil and about 20% coconut oil. In a preferred embodiment of the invention, the iodine value of the non-lauric soap is in the range 10-55, more preferably 45-55. Although one oil or rather fatty acid soaps derived from said oil may be used as a component of the formulation according to the invention, the use of mixtures of two or more oils and / or fatty acid compositions is excluded by the present invention. No, and will be more common in practice. A preferred soap level is in the range of 50-80% by weight, more preferably 55-70% by weight, based on the product. The level of 5 to 30% by weight, based on the polyalkylene glycol product, of the polymer polyalkylene glycol is an essential component of the composition of the invention. Preferably, the polyalkylene glycol is polyethylene glycol (PEG). Lower levels of the polymer do not improve the mildness / skin feel of the present invention, while higher levels of polymer worsen the processability of the product. The preferred level of polymer is about 7.5-25%, most preferably 9-20%, based on the product. Typically, the PEG has a molecular weight of less than 100,000 daltons. Preferably, the polyethylene glycol has a molecular weight in the range of 100-10,000 daltons, preferably 400-5000 daltons. The preferred PEG is miscible with water. PEG having a molecular weight of more than 10,000 has significantly poor water solubility and forms a very viscous liquid above its melting point. If this happens, processing becomes difficult. It is believed that the product can be made by dry blending the high molecular weight PEG and dry soap base, but this will not give the molecular level blends believed to be necessary to achieve the required properties. The advantage of low molecular weight PEGs is that they can be added as a molten liquid or as a low viscosity aqueous solution. The addition of PEG can be done at any stage of the soap manufacturing process, including addition to dry soap or wet soap prior to drying. Superfatting 2.5 to 20 wt% of the level of fatty acid based on the product is an essential component of the composition according to the invention. The above levels of free fatty acids can be obtained by the addition of free fatty acids themselves or by the addition of non-fatty acid superfatting agents which protonate a portion of the fatty acid soaps present to form free fatty acids. Suitable fatty acid superfatting agents are beef tallow, palm, palm and palm kernel fatty acids. Although other fatty acids may be used, low melting point fatty acids, especially laurins, are preferred for ease of processing. The preferred level of fatty acids is 5-15%, most preferably about 10%, based on the product. As described above, the free fatty acids can be added neat or can be formed in situ by the addition of non-fatty acid superfatting agents such as inorganic or organic acids, preferably citric acid. In addition to a superfatting agent, the formulation according to the invention may comprise one or more plasticizers, preferably selected from the group consisting of fatty alcohols, paraffin wax, glycerol, monoglycerides and mixtures thereof. Synthetic Active Agents In certain embodiments of the invention, the composition further comprises at least one synthetic anionic active agent at a level of up to 20% by weight, preferably up to 10% by weight, based on the product. . Preferably, the synthetic anionic activator is selected from the group consisting of: That is, alkyl sulphates, alkyl ether sulphates, α-olefin sulphonates, fatty isethionates, alkyl glyceryl ether sulphonates, monoalkyl glyceryl sulphates, alkyl sarcosinates, alkyl taurides, alkyl sulphosuccinates, alkyl phosphates and mixtures thereof. Preferred among the anionic activators are sodium lauryl ether sulphate (SLES), α-olefin sulphonates and sodium fatty isethionates. Sodium lauryl ether sulphate (SLES) and sodium fatty isethionate are particularly preferred. In some embodiments of the present invention, the composition further comprises a mild synergistic agent. Preferably, the mild synergistic surfactant is selected from the group consisting of nonionic surfactants, amphoteric surfactants and mixtures thereof. The hypoallergenic synergistic activator should be present at a level of at least 5% by weight of the total activator level. Particularly useful compositions comprise 5-25% by weight, preferably 8-20% by weight, more preferably 9-18% by weight, of a hypoallergenic synergistic active agent, based on the total active agents. Suitable nonionic surfactants include polyethoxylated alcohols, polyethoxylated alkylphenols, alkyl polyglycosides, sorbitan esters, polysorbates, alkanolamides, poloxamers and mixtures thereof. Preferred among the nonionic surfactants are polyethoxylated alcohols, especially alkyl ethoxylates. Preferred alkyl ethoxylates have an average alkyl chain length of 10 to 25 carbons and an average ethoxylate content of 3 to 250 units. Suitable amphoteric surfactants include amine oxides, aminimids, betaines, amidobetaines and sulfobetaines and mixtures thereof. Cocoamidopropyl betaine and tegobetaine are particularly preferred due to their low content of potential nitrosamine precursors. Water Content In an embodiment of the present invention, the total water content of the bar soap is in the range of 6 to 20% by weight of the bar soap. Preferably the water content is 8 to 17% by weight, most preferably 9 to 15% by weight. The most preferred level of water in the final bar soap is the normal water content for bar soap (about 12% of bar), so conventional dryers can be used to achieve this level. Electrolyte Content The electrolyte content of the rod can be varied. In practice, the electrolyte level will be 0-1.5% based on the product. Some or all of this electrolyte can be the residue from the saponification process typically used in the manufacture of soaps known in the art. It is also known that the level of electrolyte can have some slight effect on the final hardness of the product. This level improves the hardness of bar soaps and can be used to control final hardness within manufacturing limits. The electrolyte content is preferably between 0.2 and 1.5% by weight, based on the product. The preferred electrolyte is sodium chloride at a level of 0.5-0.8%. Other electrolytes may be used alone or in admixture. Among other preferred electrolytes are sodium sulfate and sodium carbonate. Minor Components In addition to the essential and optional ingredients described above, the compositions of the present invention may include one or more of the following optional ingredients. That is, preservatives, fragrances, colorants, opacifiers and optical brighteners, moisturizers, emollients, bactericides and other medicinal ingredients. Typical preservatives include materials that eliminate or reduce the adverse catalytic effects of heavy metals, especially iron and copper. These preferably consist of organic sequestrants such as EDTA or NTA. However, it is known that high levels of EDTA can form a colored complex with iron, therefore using a mixture of EDTA and EHDP (ethane-1-hydroxy-1,1-diphosphate). Is normal. The preferred level of preservative is generally in the range of 0.01 to 0.1% by weight based on the product. A typical opacifier comprises titanium dioxide, preferably at a level of about 0.2-0.4% by weight based on the product. Typical softener / moisturizer components include stearyl alcohol, glyceryl monolaurate, glyceryl monoricinoleate, glyceryl monostearate, propane-1,2-diol, butane-1,3-diol, docosane-1, 2-diol, mink oil, cetyl alcohol, isopropyl isostearate, stearic acid, isobutyl palmitate, isocetyl stearate, oleyl alcohol, isopropyl laurate, hexyl laurate, decyl oleate, octadecane-2-ol, isocetyl. Alcohol, eicosanyl alcohol, behenyl alcohol, cetyl palmitate, silicone oil such as dimethyl polysiloxane, di-n-butyl sebacate, isopropyl myristate, isopropyl palmitate, Isopropyl stearate, butyl stearate, polyethylene glycol, triethylene glycol, lanolin, cacao butter, corn oil, cottonseed oil, beef tallow, lard, olive oil, palm kernel oil, rapeseed oil, safflower seed oil, soybean oil, sunflower oil, olive oil , Sesame oil, coconut oil, peanut oil, castor oil, acetylated lanolin alcohol, petroleum, mineral oil, butyl myristate, isostearic acid, palmitic acid, isopropyl linoleate, lauryl lactate, myristyl lactate, decyl oleate, myristyl myristate and Selected from the group consisting of mixtures thereof. A preferred electrolyte that can be added to the composition according to the invention is simple sodium isethionate, preferably unsubstituted. It may be present as 0.1-50% by weight of the composition, preferably 0.5-25% by weight, more preferably 2-15% by weight. In order that the invention may be more fully understood, it will be illustrated hereinafter by non-limiting examples. Examples Examples 1-7 using the following materials was prepared the product according to the invention in the formulations shown in Table 1 below. TS: Beef tallow fatty acid soap with an iodine value of 46 (homemade): Display the beef tallow to palm ratio CS: Unhardened palm fatty acid soap: Show the beef tallow to palm ratio CA: Palm fatty acid (superfatting agent): Total fat To ST: Stearic acid (superfatting agent): Amount to total fat PA: Polyethylene glycol (molecular weight 600): Amount to total fat PB: Polyethylene glycol (molecular weight 4000): Amount to total fat Composition shown in Table 1 The product was manufactured as follows. That is, (a) a neat soap composed of tallow soap (TS) and coconut soap (CS) was produced at a temperature of 85 ° C. (B) The product of step (a) was combined with PEG (PA or PB) and a superfatting agent (CA or ST). (C) The product of step (b) was dried and flavor and opacifier were added using a conventional ribbon mixer. (D) The product of step (c) was kneaded, extruded and stamped into rods using conventional equipment. Alternatively, a mixture of PEG (PA or PB) and superfatting agent (CA or ST) is added to dry soap chips in a suitable mixer such as a mill or Z-blade mixer to produce the product. obtain. The product was evaluated for foam volume (measured and rated), smoothness (rated), mash and wear. The foam volume (LVM) was measured by the hand-washing method, which approximates the usual consumer habits. The test was attended by 20 inexperienced volunteers. Each volunteer wears a pair of surgical gloves and whisks the bar soap in still water at a temperature of 30 ° C. The volume of foam generated is measured by immersing the panelist's hand under an inverted graduated collection funnel. In addition, foam volume (LVE) and smoothness were evaluated relatively. The numerical values listed represent the order in which the characteristics increase as the score increases. The mash soaked the weighed bar soap in distilled water at 20 ° C. for 2 hours and recorded the weight gain. "Mash value" is the increase in weight per 50 cm 2 of mashed surface. Wear was measured as the weight loss (%) of the bar soap as a result of a controlled flushing operation. Panelists wash off pre-measured bar soap using the prescribed procedure. Each soap is washed daily by each panelist for 4 days. After this period, the bar soap is dried for 24 hours and weighed again. The weight difference is expressed as a percentage wear rate. Example 1 is a comparative example using conventional 80/20 soap. From the above results, it can be seen that superfatting per se (Example 7) has no significant effect on smoothness, foam volume or wear. Mash grows as expected. Examples 2 and 4 show the addition of PEG to conventional 80/20 soap. The wear rate increases and there is no significant change in foam volume or smoothness. Examples 3, 5 and 6 show the effectiveness with the addition of both PEG and fatty acids as superfatting agents. In each case, foam volume and smoothness increased significantly, while maintaining acceptable mash and wear rates. Examples 8 to 19 The following materials were used to produce the products according to the invention in the formulations shown in Tables 2-5. Soap: 80/20 beef tallow / uncured coconut fatty acid soap CA: coconut fatty acid (superfatting agent) PEG: polyethylene having the molecular weights shown in the table The compositions of Tables 2-4 were prepared as follows. That is, (a) neat soap consisting of beef tallow and coconut soap was produced at a temperature of 85 ° C. (B) PEG and CA were added to the product of step (a) and the mixture was dried either by air drying (Air) or Mazzoni vacuum dryer (M). (C) The product of step (b) was then mixed with the minor components and the raw product was mixed, extruded and stamped. The processability of the products in Table 2 was evaluated. Workability was evaluated by the ability of the processing equipment to satisfactorily transport the product from the kneading equipment to the stamping equipment. In the table, "DB" indicates that there was a slight blockage in the die of the stamper that could be overcome by the use of lubricants, and "pass" for extrusion that the billet hardness was acceptable. Refers to. These results demonstrate that the products made with high molecular weight PEG were not miscible. In Examples 12-14, the effect of PEG level on processing was evaluated. Processing of the composition of each example was found to be acceptable. In Examples 15-19, the effect of the level of CA on processing was investigated. While the processability of Examples 16 and 17 was acceptable, the compositions of Examples 18 and 19 were found to be problematic in both softness and tackiness, resulting in die stamper die blockage. occured. However, this problem was overcome by the use of lubricants on each side of the stamping machine. Example 15 containing no fatty acids had significant processing problems, especially in the extrusion and stamping stages, and the resulting bar soap showed severe cracking and surface damage even on the die surface of the stamping machine, even with a lubricant. It was
【手続補正書】特許法第１８４条の８
【提出日】１９９５年６月５日
【補正内容】
請求の範囲
１．
ａ）４４〜８６．５重量％の脂肪酸石けん、
ｂ）５〜３０重量％のポリアルキレングリコール、
ｃ）２．５〜２０重量％のＣ6 〜Ｃ22脂肪酸、および
ｄ）６〜２０重量％の水
からなり、ポリアルキレングリコール対Ｃ6 〜Ｃ22脂肪酸の比率が１：３ないし
３：１の範囲にありかつポリアルキレングリコールが１０００００ダルトン未満
の分子量を有することを特徴とする棒状石けん。
２． ポリアルキレングリコールがポリエチレングリコールである、請求の範囲
第１項に記載の棒状石けん。
３． 脂肪酸石けんが１０〜５０％のラウリン石けんを含む、請求の範囲第１項
に記載の棒状石けん。
４． 非ラウリン石けんの沃素価が１０〜５５の範囲にある、請求の範囲第１項
に記載の棒状石けん。
５． ポリアルキレングリコールが７．５〜２５重量％のレベルにて存在する、
請求の範囲第１項に記載の棒状石けん。
６． ２０重量％以下の合成陰イオン活性剤を更に含む、請求の範囲第１項に記
載の棒状石けん。
７． 低刺激性の相乗活性成分を更に含む、請求の範囲第１項に記載の棒状石け
ん。
８． ０．２〜１．５重量％のレベルの電解質を更に含む、請求の範囲第１項に
記載の棒状石けん。
９． 遊離脂肪酸が遊離脂肪酸それ自体の添加によりあるいは遊離脂肪酸のその
場での形成により得られる、請求の範囲第１項に記載の棒状石けん。[Procedure amendment] Patent Law Article 184-8 [Submission date] June 5, 1995 [Amendment content] Claims 1. a) from 44 to 86.5% by weight of a fatty acid soap, b) 5 to 30 wt% of polyalkylene glycol, c) 2.5 to 20 wt% of C 6 -C 22 fatty acids, and d) having 6 to 20 wt% of consists of water, the ratio of polyalkylene glycol to C 6 -C 22 fatty acid is 1: 3 to 3: is in the first range and soap bar, characterized in that the polyalkylene glycol has a molecular weight of less than 100,000 daltons. 2. The bar soap according to claim 1, wherein the polyalkylene glycol is polyethylene glycol. 3. The bar soap according to claim 1, wherein the fatty acid soap contains 10 to 50% of lauric soap. 4. The bar soap according to claim 1, wherein the iodine value of the non-laurin soap is in the range of 10 to 55. 5. Bar soap according to claim 1, wherein the polyalkylene glycol is present at a level of 7.5 to 25% by weight. 6. The bar soap according to claim 1, further comprising 20% by weight or less of a synthetic anionic surfactant. 7. The bar soap according to claim 1, further comprising a hypoallergenic synergistically active ingredient. 8. The bar soap according to claim 1, further comprising an electrolyte at a level of 0.2 to 1.5% by weight. 9. Bar soap according to claim 1, wherein the free fatty acids are obtained by the addition of the free fatty acids themselves or by the in situ formation of the free fatty acids.
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フロントページの続き
(81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，
ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ
Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ
，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，
ＴＤ，ＴＧ)，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，
ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，Ｆ
Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ
，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，
ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，Ｓ
Ｅ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＺ，ＶＮ────────────────────────────────────────────────── ───
Continuation of front page
(81) Designated countries EP (AT, BE, CH, DE,
DK, ES, FR, GB, GR, IE, IT, LU, M
C, NL, PT, SE), OA (BF, BJ, CF, CG
, CI, CM, GA, GN, ML, MR, NE, SN,
TD, TG), AM, AT, AU, BB, BG, BR,
BY, CA, CH, CN, CZ, DE, DK, ES, F
I, GB, GE, HU, JP, KE, KG, KP, KR
, KZ, LK, LU, LV, MD, MG, MN, MW,
NL, NO, NZ, PL, PT, RO, RU, SD, S
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