JPH09500580A - 冶金容器用の栓止め棒を吊上げ装置と結合する装置、該装置に適合した栓止め棒及び装置の製造法 - Google Patents

冶金容器用の栓止め棒を吊上げ装置と結合する装置、該装置に適合した栓止め棒及び装置の製造法

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JPH09500580A JP7504855A JP50485595A JPH09500580A JP H09500580 A JPH09500580 A JP H09500580A JP 7504855 A JP7504855 A JP 7504855A JP 50485595 A JP50485595 A JP 50485595A JP H09500580 A JPH09500580 A JP H09500580A
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Abstract

(57)【要約】 装置(100)は一端が吊上げ装置に把持され、他端が栓止め棒(2)の内側の縦方向リセス(8)に突入している支持体(10)を有する。栓止め棒(2)は縦方向リセス(8)を側方で拡径する組込み空間(17)を有し、該組込み空間(17)の、下方へ接続する側壁は湾曲状又はテーパ状に縦方向リセスに(8)へ移行する。支持体(10)は少なくとも1個のロック部材(14,24)を有し、該ロック部材(14,24)は、それが支持体(10)の横断面部から組込み空間(17)へ突出するように、縦方向リセスに(8)に挿入可能な組立補助棒(36)によって移動可能である。結合を解除するためには、端面(11)に支持されるナット(7)を緩めた後に、支持体(10)に沿って栓止め棒(2)を更に上方へ移動させるだけでよい。これによって、ロック部材(14,24)を自動的に支持体(10)の横断面部へ元に移動させ、栓止め棒(2)を支持体(10)から下方へ引き出すことができる。従って、組込み空間(17)を多岐に使用可能な挿入スリーブ(29)に形成することが可能であり、該挿入スリーブ(29)はセラミック製の栓止め棒材料の等圧でのプレスの際には共に押し込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】 冶金容器用の栓止め棒を吊上げ装置と結合する装置、該装置に適合した栓止め 棒及び装置の製造法 本発明は請求項1の上位概念に対応する種類の装置に関し、装置を製造するた めの方法も含む。 取鍋又はタンデッシュから金型への溶融金属の流れを制御するために耐火性の 栓止め棒を使用することは久しく知られている。使用のために、栓止め棒を、タ ンデッシュの外側に隣接する吊上げ装置によってその縦軸線に移動し、これによ って、タンデッシュの底部に設けられた出湯口(そこに栓止め棒が降下した状態 で係合し、湯を完全に流す)は多かれ少なかれ開かれる。溶融金属の流れはこれ によって制御可能である。この制御は原理的にはかなり容易であるが、鋼加工の 際に支配的である極端な条件が、材料と栓止め棒の技術的実施とに特別な要求を 突き付ける。従って、栓止め棒は数時間に亘って溶融金属の作用に耐えねばなら ない。又、栓止め棒は、製造工程中に栓止め棒に作用する激しい温度変化と、側 方に作用し、溶融金属の浮力によって引き起こされかつ強い曲げモーメントを栓 止め棒に印加する力とに耐えるのに適していなければならない。栓止め棒の破損 の結果、必然的に、出湯口を最早閉じることができなくなる。このことの結果と して、湯が制御なしに流れ出てしまう。従って、破損はかなり危険を意味する。 公知の以前の実施例(カール= エルンスト・マイヤー:雑誌『鋼鉄』、3号「 平炉鋼技術者が自分の仕事について知らねばならないこと」2版、シュタールア イゼン・ゲーエムーベーハー社、デュッセルドルフ、1963年を参照)では、 栓止め棒は一端にねじを備えた鋼棒からなる。該鋼棒には、後の使用の際にタン デッシュの出湯口に係合する実際のセラミック製の栓が螺着されている。栓の上 方では、端面において溝及びばねを介して係合し合い、かつ鋼棒を完全に被覆す る複数のセラミック製の栓用管(Stopfenrohre)は、栓止め棒の、栓に対向する側 から押し被されるので、タンデッシュに溶融鋼が充満し、栓止め棒が完全に降下 するとき、栓止め棒の、栓用管で被覆された部分が一定の長さで湯から突き出る 。鋼棒の上端で栓止め棒が吊上げ装置に支持されている。湯が鋼棒と直接に接触 すると、鋼棒が即座に溶けるので、複数の部分(栓、栓用管)で構成されるこの ような栓止め棒では、個々の部品間の結合が溶融鋼の侵入を防ぐことに特に注意 しなければならない。従って、結合箇所は追加的にセメントで接合されている。 準備された栓止め棒は使用前に乾燥炉の中で約100℃、約2日間乾燥する。 この以前の実施例の欠点は、栓止め棒の準備が現場でのかなり高い材料及び労 力のコストを必要とすることである。又、栓止め棒が、鋳込の際に生じる温度勾 配及び変動により容易に変形し易くなる。このことは容易に被覆の破損従って又 栓止め棒の破損に繋がる。こうした欠点と、以下の認識、すなわち例えばアルゴ ンのような不活性ガスを溶融鋼に導入する ことによって一方では非金属性不純物が非金属性不純物とガス泡との交換作用に より湯の液面に運ばれ、他方では鋳込工程中に酸化物形成が減少されるという認 識とから、一体的に製造されるセラミック製栓止め棒、すなわち同時に不活性ガ スを溶融鋼に導入する際に用いる栓止め棒が開発される。今日の鋼製造の際にほ ぼ独占的に用いられるこうした一体的な栓止め棒は、下端を貫通しない中心の縦 孔と、外側から該縦孔と連通しかつ不活性ガスを溶融鋼に導入するのに用いられ る接続孔とを有する。 この種の栓止め棒の製造は、通常、粉状で存在するセラミック製材料を等圧で プレスし、ブランクに形成することによってなされる。該ブランクは続いて仮焼 され、すなわち焼結すべく温度処理される。 栓止め棒を吊上げ装置と結合するため及びガス供給管を接続するため、通常、 鋼で製造された一体的な固定棒が用いられ、該固定棒は一定の領域に亘って上方 から栓止め棒に突入し、該栓止め棒と堅固に結合している。固定棒へはガス流路 が形成され、該ガス流路は一方では栓止め棒の縦孔と連通し、他方ではガス供給 管用の接続装置と連通している。この場合以下のことが重要である。すなわち、 固定棒と栓止め棒の間の結合によって大気が栓止め棒の内部従って又溶融鋼に達 しないことである。何故ならば、達すれば、溶融鋼が高まった酸化従って又鋼品 質の悪化に繋がるであろうからである。 セラミック製の栓止め棒と金属製の固定棒との間の結合の技術的実施は、特に 、結合に作用する高い温度的及び機械的 負荷のために問題となる。 一体的な栓止め棒と固定棒との間の結合を形成し、安全性と鋼の品質に関して 栓止め棒の持つ重要性に対応すべき種々の装置は既に知られている。 『製鋼』から公知の第1の装置では、固定棒に適合したセラミック製のねじ込 インサートによる結合が形成され、ねじ込インサートは等圧でのプレスにより栓 止め棒の上方領域に形成されたねじへ、上方から栓止め棒へ螺入可能である。こ の装置の欠点は、差し込まれたねじの領域では栓止め棒の壁の厚みが激しく減少 されていることにより、壁の厚みがこの領域で容易に破壊することである。更に 、この装置は、別個に製造されるセラミック製のねじ込インサートを使用するた め製造上コストが掛かる。 DE−PS4040189C1から公知の第2の装置では、固定棒が栓止め棒 に押し込められている領域では、2つの部品を貫通する横穴が形成されている。 栓止め棒を保持するためピンが横穴を通って押し込まれる。この装置では栓止め 棒及び固定棒は製造上簡単であるだけでなく、容易に分割可能であるが、栓止め 棒を持ち上げる際に生じる全体の負荷が、横穴を囲繞する材料に作用し、そのこ とにより、再度しばしば材料の破損が生じる。更に、気密の結合の形成が困難に なる。 同様に『製鋼』から公知の第3の装置では、ねじ穴は等圧でのプレスにより栓 止め棒の上端に形成されており、該上端へは、固定棒の、下端に備えられたねじ が直接に栓止め棒に 螺入される。この装置によって、原理的には、栓と固定棒との間の気密の結合が 可能であるが、セラミック及び鋼の種々の熱的な膨脹係数はねじに応力を形成さ せることになり、この結果、特にかなり高温では、栓止め棒が破壊することがあ る。 上記実施例の改良したものはEP0358535A2に記載した装置である。 この装置では、縦孔の上方領域では、金属製のねじ込ブシュが等圧にプレスされ ており、該ねじ込ブシュは、外側では、交互に設けられた円周溝及び円周ウェブ を介して、セラミック製の栓止め棒(材料)と噛み合っている。ねじ込ブシュの 上方には、縦孔の拡径により、栓止め棒に環状のシール面が形成されている。ね じ込ブシュへは、対応のねじを具備している固定棒が、ねじの上方に設けられた シールフランジが環状のシールシート(Dichtsitz)のシール面で支持するまで、 上方から螺入可能である。EP0358535A2では、シールフランジの上方 には、固定棒に雄ねじが具備されているのは、保持プレート及び締め付けられた ナットにより栓を閉めるためである。この実施例の欠点は、金属製のねじ込ブシ ュが仮焼の際に容易に酸化被膜が付くことであり、これによって固定棒の螺入が 困難となることがあることである。更に、特に高温の場合には、材料の種々の熱 的膨脹係数によるカウンタナットの緊締が、栓止め棒の環状のシール面への固定 棒のシールフランジの押圧力に対抗する結果、2つのシール面同士が取り外され る。又、この装置が製造の点でかなりコストが掛かる。かくして、特に、固定棒 に備えられたシールフランジと、ロックナットの締付に必要なねじとのためには 、少なくともシールフランジの外径を有するブランクから固定棒を機械加工で製 造することが必要である。これによって加工の際に表わされる材料の損失は50 %の範囲にある。材料の損失はかなりのコスト要素を意味する。何故ならば、固 定棒の耐用年数は、特に、最強の温度作用に晒される下方領域に即座に酸化被膜 が付くことにより、かなり短いからである。 従来技術に属してはいるが、まだ以前には発表されていない装置は、こうした 欠点を、固定棒を、栓止め棒に突入する下部と、吊上げ機構に取着可能な上部と に2分割することにより改善しようとする。固定棒の2つの部分を堅固かつ気密 に互いに結合することができる速動式カップリング手段により、この装置では、 磨耗した栓止め棒が固定棒の下部と容易に交換される。栓止め棒に突入する端部 に栓止め棒(材料)と係合する係合手段を有する固定棒の下部は、栓止め棒と共 に、等圧でプレスされ、続いて仮焼されるので、両部分は続いて取外し不能に結 合されている。栓止め棒の下部がこれによって一度の使用のためにのみ具備され ているにも拘らず、この装置では、以前の実施例と比較して、材料が節約される 。何故ならば、特に、固定棒の下部が高い熱的な負荷に晒されているので、下部 は短時間使用しても酸化被膜が付いてしまうからである。以前の実施例では、固 定棒の下方領域において一定の酸化被膜割合が達成された後では、固定棒全体を 新規のものと交換しなければならなかったが、固定棒の2分割 によって、よりコスト高に製造される上部はかなり長く使用される。 しかし、この装置では、固定棒の、栓止め棒に突入する下部と、栓止め棒とを 共にプレスした後には、栓止め棒の縦孔に追加的に何等の手段、すなわち常温の 栓止め棒を溶融金属に漬け又は栓止め棒を具備するタンデッシュに溶融金属を満 たすときに、熱で誘導された突然のガス膨脹によって生じる反動(Rueckstoss)を 軽減するのに適している手段を導入することができないことが欠点である。この ためには、実際には、完成した栓止め棒の縦方向リセスに嵌入され、かつ栓止め 棒の内部容量の少なくとも1部を満たす孔のあいたセラミック製のインサートが 適当であることが証明された。実際又、これらのインサートによって、内部容量 にあるガスの突然の収縮、例えば、栓止め棒をタンデッシュから部分的に引き出 して出湯口を開放するときに、栓止め棒の部分的な冷却によって生じることがあ る収縮が一度でも起これば、溶融金属が内部容量へ吸収されることが防止される 。 一方では磨耗した栓止め棒を作業員がわずかの操作で新しいのと交換すること ができ、他方では栓止め棒のデザインによって、仮焼後に、作用について既に記 述したインサートを、ガス容量の変化によって生起された作用を減少させるべく 、栓止め棒の縦方向リセスに嵌入できるように、上位概念に記載された装置を改 良する課題が本発明の基礎になっている。 この課題は請求項1に記載された本発明によって解決される。 請求項1の特徴によって、すなわち予め取り付けられたストッパを具備する支 持体用管を栓止め棒の縦方向リセスに押し込んで、支持体用管の内部容量と対応 する横穴にあるロック部材を、該ロック部材が栓止め棒に備えられた組込み空間 の上方の境界面を後方で把持するように、適当な手段によって移動することによ って、栓止め棒を、支持体用管として形成された固定棒に容易な方法で取り付け ることができる。組込み空間の側壁が下方に湾曲状又はテーパ状に縦方向リセス に移行することによって、栓止め棒を取り外すために、ストッパの取外し後に支 持体を栓止め棒へ一定の距離押し込むことによって、ロック部材を支持体の横断 面部に押し戻すことができる。この移動後に、栓止め棒を支持体から下方へ引き 出すことができる。 このロック部材から栓止め棒に印加された保持力をより良く配分するためには 、請求項2に記載の如く、組込み空間が挿入スリーブの内部容量に具備されてお り、該挿入スリーブは栓止め棒の等圧でのプレスの際に栓止め棒に共に押し込ま れることは利点である。 挿入スリーブが回転対称の回転体からなる(請求項3)ときは、挿入スリーブ を容易かつ安価に製造することができる。 保持力を栓止め棒の材料のより大きな面に配分するので、材料への荷重を軽減 することができるためには、請求項4に記載の如く、挿入スリーブに少なくとも 1個の外側の環状溝を備えることは利点である。 この措置は、特別な要求が挿入スリーブと栓止め棒との間 の特に良好な密閉作用を必要とするときは、同時に耐熱性のパッキングリングを 収容するために用いることができる。 挿入スリーブと支持体との間の相応に良好な密閉作用は、請求項6に記載のよ うに、挿入スリーブが縦方向リセスの一部を形成する自らの領域に少なくとも1 個の内側の環状溝を有し、そこには耐熱性のパッキングリングがあることによっ て達成される。しかし、請求項7によれば、支持体に、栓止め棒に突入する下方 領域に少なくとも1の外側の環状溝を備え、該環状溝は栓止め棒の縦方向リセス の側壁と協働する耐熱性のパッキングリングを有することが同様に可能である。 特別な密閉作用が全体として支持体と栓止め棒との間で必要でないときの使用 の場合、請求項8に記載の如く、上方の境界面が栓止め棒の製造の際に該栓止め 棒へ共に押し込められた支持リングによって形成されていることによっても、保 持力の十分な分配を容易かつ安価な方法で行なうことができる。 取着された栓止め棒の場合に例えば振動の作用によって自動的な移動を防止す ることができるために、請求項9に記載のように、上方の境界面がロック部材の 突起と協働するアンダカットを有することが利点である。 請求項10に記載のように、支持体が中心の縦孔を有するときは、支持体はガ ス供給の接続のため及び栓止め棒への組立とために特に適当である。 請求項11によれば、横穴は好ましくは半径方向の孔からなり、該孔は支持体 の縦軸線に対し直角方向に設けられ、縦 孔と連通している。 この実施例でロック部材としては好ましくは円筒状のボルトが用いられ、該ボ ルトの長さは支持体のほぼ半分の直径に対応する。押し込められた状態では、す なわち「ロック解除」位置では、ボルトはほぼ支持体の縦軸線まで該支持体の縦 孔に突入している。ボルトの「ロック」位置を、該位置が、ボルトの、縦孔の内 周面で終る位置への移動に対応するように、選択することが好ましい。支持体の 下端に、孔の直径を縮径する横断面狭幅部が具備され、支持体の縦孔に上方から 挿入可能なロックスリーブが横断面狭幅部に支持され、半径方向の孔を覆うこと (請求項13及び14)によって、ボルトを「ロック」位置で容易な方法で固定 することができる。 ロック部材と、横穴の、ロック部材を収容するために必要な構造との他の好ま しい実施例は請求項15及び16の内容であり、この実施例ではロックスリーブ を省略することができる。 請求項18に記載のように、ストッパが、栓止め棒の端面から上方に延びる支 持体の雄ねじに螺着されており、かつ加圧ディスクによって端面に支持されるナ ットによって形成されていることは特に利点となる。この構造によって、一方で はストッパの位置を組込み空間の上方の境界面の位置にある許容に適合させるこ とができ、他方では支持体に取着される栓止め棒を容易な方法でナットで堅固に 固定することができる。 実験は挿入スリーブ又は支持リングを金属材料で製造する ことが好都合であることを示した。挿入スリーブ又は支持リングが幾度も使用す べきであるときは、使用に応じて、低合金化された鋼又は高級鋼も、特に後者が 考慮の対象になる(請求項19及び20)。 ロック部材の「ロック解除」位置から「ロック」位置への移動を、請求項21 に記載のように、支持体の縦孔に挿入可能な組立補助棒によって行なうことがで きることは好ましい。該組立補助棒の挿入端は尖っているので、ロック部材の、 「ロック解除」位置では縦孔へ突入する長さだけ、ロック部材を外側に移動させ るのに適している。 ここまでの請求項の1に記載された装置を製造するために適当な方法は請求項 22の内容である。この場合、挿入スリーブ又は支持リングの、栓止め棒におけ る堅固な、取外し不能な、実質的に漏れないように作用する嵌合は、栓止め棒を 等圧でプレスする際に、挿入スリーブ又は支持リングを栓止め棒へ共に押し込み 、続いて栓止め棒と共に焼成することによって達成される。 請求項23の記載のように、支持リングの下方では間隔保持スリーブを等圧で のプレスの際に共に押し込め、該間隔保持スリーブは圧力安定性の材料、例えば プラスティック等からなり、該材料は続いての焼成の際に蒸発及び/又は燃焼す ることによって、支持リングの下方に必要な組込み空間を栓止め棒に形成するこ とができることは好ましい。 栓止め棒の押し込められた部分の間の、特に高温の際に発生する過剰の応力を 防止するために、請求項24に記載のよ うに、共通の等圧のプレスの前に、挿入スリーブ又は支持リングに、焼成の際に 蒸発する材料を塗布することは好都合である。 材料を節約するため従って又コストを節約するため、請求項25に記載のよう に、支持体に設けられる雄ねじを切削なしに支持体に形成することは特に好都合 である。 図面には本発明の実施例が略示されている。 図1は本発明の装置の第1の実施例の縦断面図、図2は組立補助棒の図、図3 は本発明の装置の第2の実施例の縦断面図、図4は本発明の装置の第3の実施例 の縦断面図、図5は金属成形品からなり、かつ図4に図示の実施例において組込 み空間を形成することができる異形挿入物の縦断面図及び図6は図4に図示の実 施例において組込み空間を形成することができる間隔保持スリーブの縦断面図で ある。 以下、「上」及び「下」が述べられるときは、その表示は、装置の、図1、3 及び4に示した吊り下げ状態の作動位置に関する。これらの図には、装置の縦軸 線の両側で、ロック部材の2つの異なった実施形が示されている。該実施形は通 常選択的に用いられる。しかし、本発明の装置内で2つの実施形とも用いること も原則的に可能である。 図面では全体として参照符号100が付された装置は縦方向に延びる金属製の 支持体10からなり、該支持体10の下方領域1は耐火性のセラミックの栓止め 棒2の縦方向リセス 8に突入している。支持体10は全長に亘って延びている中心の縦孔3を有し、 該縦孔3の直径は支持体10の外径の約30%である。支持体10はその外周面 5には上端4から下方領域1まで延びている雄ねじ6を有している。該雄ねじ6 は一方ではナット7の収容に用いられ、他方では支持体10を図面では図示され ない吊下げ装置に固定するために用いられる。ストッパ70を形成するナット7 は栓止め棒2の縦方向リセス8に挿入可能な支持体10の下方の領域1を区画し 、加圧ディスク9によって栓止め棒2の上端面11に支持される。支持体10の 下方領域1のほぼ中央には、装置の縦軸線Lに対し直角方向に延びる2つの半径 方向の孔12,13が支持体10に形成されている。孔12,13は横穴50, 50´を形成しており、縦軸線Lに対し直角方向に移動可能なロック部材60, 60´を収容するために用いられる。ロック部材60,60´は支持体10を栓 止め棒2に固定するために用いられる。図1,3及び4には、ロック部材60, 60´の、縦軸線Lの両側で異なった実施形が示されている。左側に示された実 施形では、ロック部材60´は円筒状のボルト14からなり、該ボルト14は孔 12にあり、該孔と共に摺動嵌合いを形成する。支持体10の外径のほぼ半分の 長さを有するボルト14の、縦孔3に向いた端部は、急勾配の、先が尖ったテー パ部15として形成されている。「ロック解除」位置では、ボルト14は全体と して支持体10の横断面部に留まり、ほぼ、孔12の外側の口から装置の縦軸線 Lまで延びているので、支持体10の下方領域1を栓止め棒2の 縦方向リセス8に挿入することができる。「ロック」位置では、ボルト14は、 ほぼ縦孔3の半分の直径だけ横断面部から突出しており、上方の境界面16を後 方で把持する。境界面16は装置の縦軸線Lに対し直角方向に整列されていて、 縦方向リセス8を拡径する組込み空間17に形成されている。該組込み空間17 は栓止め棒2の内部に具備されている。これによって、ボルト14のこの位置で は、支持体10は栓止め棒2から上方へ引き出せない。「ロック」位置から「ロ ック解除」位置へボルト14を移動させるであろう半径方向内側に向いた分力が ボルト14に作用することを、上方の境界面16をボルト14に支持することに よって防止するために、上方の境界面16はアンダカット18を具備している。 ボルト14を「ロック」位置で固定し続けるために用いられるのは、縦孔3に挿 入可能なロックスリーブ19であり、該ロックスリーブ19は支持体10の下端 20に具備された横断面狭幅部51に支持される。該横断面狭幅部51は支持体 10の下端20に取着された穴あきディスク21によって形成されており、該穴 あきディスク21の孔の直径22はほぼロックスリーブの内径23に対応する。 穴あきディスクはスポット溶接部35によって支持体10に固定され、該スポッ ト溶接部35は場合によっては外側からの力の作用によって、例えばハンマーで 打つことによって取り外すことができる。ロックスリーブ19は穴あきディスク 21から縦孔3内で上方に延びて、ロックスリーブ19の外周面が孔12を覆っ ているので、ボルト14はその「ロック」位置から移動しない。 図1,3及び4で縦軸線Lの右側に図示したロック部材60の実施形では、該 ロック部材60はボルト24からなる。 該ボルト24の、外側に向いた端部は平頭状の拡径部25を有している。ボルト 24の全長はボルト14に対応して支持体10のほぼ半分の直径であり、ボルト 24の、縦孔3に向いた側は、同様に、急勾配の、先が尖ったテーパ部26で終 了している。「ロック解除」位置では、孔13と共に摺動嵌合いを形成するボル ト24は完全に支持体10内へ押し込まれているので、平頭状の拡径部25は外 側から支持体10へ形成された斜角面27にある。「ロック」位置では、ボルト 24は、該ボルト24が平頭状の拡径部25の厚みをほぼ越えて支持体から突出 している位置にある。平頭状の拡径部25の、突出している斜めの環状面28は 、このとき、組込み空間17の上方の境界面16のアンダカット18と協働して いるので、ボルト24は「ロック」位置から自動的に移動することはできない。 支持体10の下部1を押し込めた後にボルト14,24を「ロック解除」位置 から「ロック」位置へ移動させるために、上方から支持体10の縦孔3に挿入可 能な図2に示されている組立補助棒36が用いられる。組立補助棒36は縦方向 に延びかつ上端にハンドル38を有する丸棒37からなる。組立補助棒36の下 端は先の尖ったテーパ部39を有する。該テーパ部39は、押し込む際に、支持 体10の横断面部にあるボルト14,24のテーパ部15,26と協働し、ボル ト14,24を外側へ移動させる。ボルト14,24はこの 「ロック」位置で上方の境界面16を後方で把持しているので、支持体10を栓 止め棒2から引き出すことができない。 続いてナット7を栓止め棒2の上端面11の方に締めることによって、支持体1 0をロックすることができる。これによって、堅固な嵌合が保証される。追加的 に密閉するために、図面に示されない密閉パッキングを、ナット7に合わさった ねじ山のピッチへ挿入することができる。 回転対称な組込み空間17は図1に示した実施例では挿入スリーブ29内に形 成されており、該挿入スリーブ29は金属製の材料で製造された回転体からなる 。組込み空間17は上方の境界面16から下方へ延びる円筒状の領域30を有す る。該領域30には、平坦にテーパ状に延びる領域31が下方へと続き、縦方向 リセス8に移行している。組込み空間17をこのように構成することによって、 ボルト14,24を、場合によってはロックスリーブ19の取外し後、ナット7 の取外し又はそれの上方への移動後に、自らの「ロック」位置から「ロック解除 」位置へ移動することができるのは、支持体を栓止め棒2の縦方向リセス8へ更 に押し込み、ボルト14,24を組込み空間17の平坦にテーパ状の領域31の 側壁を通って支持体10の横断面部に押し込むことによってである。この工程後 に支持体10を栓止め棒から上方に引き出すことができる。 組込み空間の上方の境界面の上方の領域32では、挿入スリーブは縦方向リセ ス8の一部分を形成している。この領域32には内側の環状溝33が挿入スリー ブ29に形成されて おり、耐熱性のパッキングリング34を収容するのに用いられる。パッキングリ ング34によって、挿入スリーブ29と支持体10との間の特別な用途の際に必 要な高い密閉作用を達成するこができる。 装置100の、図1に示した実施例では、挿入スリーブ29は円筒状の外形を 有している。栓止め棒2での捩れ防止に用いられるのは平らで外周面が縁取りさ れた平坦面40である。挿入スリーブ29は栓止め棒2と共通で等圧でプレスさ れるので、挿入スリーブ29の外周面は完全にセラミック製の栓止め棒材料によ って囲繞されている。 図3に示した実施例では、挿入スリーブ29´の外周面に、垂直方向の相互の 間隔を有する2つの環状溝41,42が追加的に形成されている。挿入スリーブ 29´のこうした構造によって、挿入スリーブ29´と栓止め棒2との間の追加 の結合面が形成されるので、栓止め棒材料に作用する表面負荷が図1に示した実 施例に比べて減少している。本実施例は、支持体10と栓止め棒2との間の特に 良好な密閉作用が必要であるようなような用途に特に適切である。何故ならば、 例えば上方の環状溝41へは、図3に示すように、耐熱性のパッキングリング4 3を挿入することができるからである。 特に良好な密閉作用を省略できるならば、図4に示した本発明の装置の安価に 製造可能な構造が好ましい。この実施例では、支持体10から栓止め棒材料に加 えられた保持力を分配するために、支持リング44のみが栓止め棒2に等圧で押 し込められている。支持リング44の下面45は上方の境界 面16を形成する。該境界面16は再度アンダカット18を有する。栓止め棒2 での支持リング44の捩れ防止に用いられるのは、図面に図示しない平らな平坦 面である。この実施例では、組込み空間17は2通りの方法で形成される。一方 では、支持リング44の下方で、金属成形品からなる異形挿入物(Kontureinsatz )46が等圧でプレスされ、該異形挿入物46の内部容量は組込み空間17の叙 述の形体を有する。他方では、支持リング44の下方での等圧でのプレスの際に 、耐圧の間隔保持スリーブ47を等圧で共にプレスすることも可能である。間隔 保持スリーブ47の外郭は組込み空間17の叙述の形体の「ネガ」に対応する。 すなわち、間隔保持スリーブ47は、等圧でのプレスの際に、組込み空間17を 直接に栓止め棒材料に成形する。こうした間隔保持スリーブ47は材料、例えば 耐圧性プラスティック等からなり、材料は続いての栓止め棒の熱処理、いわば「 焼成」の際に蒸発及び/又は燃焼する。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年3月16日 【補正内容】 請求の範囲 1.冶金容器用の耐火材料製の縦方向に延びる栓止め棒(2)を該栓止め棒用 の吊上げ装置と結合するための装置であって、 栓止め棒(2)と、 一端が前記吊上げ装置に把持され、他端が前記栓止め棒(2)の上端面(11 )から該栓止め棒(2)の内側の縦方向リセスに(8)に突入している支持体( 10)と、 該支持体を前記栓止め棒に着脱自在に取着するための手段と を有する装置において、 前記栓止め棒(2)は前記縦方向リセス(8)を側方で拡径する組込み空間( 17)を有し、該組込み空間(17)の上方の境界面(16)は前記栓止め棒( 2)の縦軸線に対し直角に延び、前記組込み空間(17)の、下方へ接続する側 壁は湾曲状又はテーパ状に前記縦方向リセスに(8)へ移行すること、 前記支持体(10)は少なくとも1個の横穴(50,50´)を有し、そこに はロック部材(60,60´)が前記支持体(10)の横断面部に完全に留まる か又は横断面部から突出しており、該ロック部材(60,60´)は前記上方の 境界面(16)を後方で把持するように、前記支持体(10)の縦軸線に対し直 角に移動可能であること、及び 前記支持体(10)には着脱可能なストッパ(70)が具備されており、前記 栓止め棒(2)の前記上端面(11)に 支持されていること、を特徴とする装置。 2.前記栓止め棒(2)は該栓止め棒(2)と堅固に結合された挿入スリーブ (29,29´)を有し、該挿入スリーブ(29,29´)の内部容量は前記組 込み空間(17)を形成し、該組込み空間(17)の上方は前記縦方向リセス( 8)の一部を形成すること、を特徴とする請求項1に記載の装置。 3.前記挿入スリーブ(29,29´)は回転対称の回転体からなること、を 特徴とする請求項2に記載の装置。 4.前記挿入スリーブ(29´)は少なくとも1個の外側の環状溝(41,4 2)を有すること、を特徴とする請求項2又は3に記載の装置。 5.少なくとも1の環状溝(41,42)へ耐熱性のパッキングリング(34 )が挿入されていること、を特徴とする請求項4に記載の装置。 6.前記挿入スリーブ(29,29´)は、該挿入スリーブ(29,29´) の、前記縦方向リセスの一部を形成する領域に、少なくとも1個の内側の環状溝 (33)を有し、そこには耐熱性のパッキングリング(34)があること、を特 徴とする請求項2乃至5の1に記載の装置。 7.前記支持体(10)はその下方領域に少なくとも1の外側の環状溝を有し 、該環状溝は前記栓止め棒の前記縦方向リセスの側壁と協働するパッキングを有 すること、を特徴とする請求項1乃至6の1に記載の装置。 8.前記上方の境界面(16)は、前記栓止め棒(2)の 製造の際に該栓止め棒(2)へ押し込められた支持リング(44)によって形成 されていること、を特徴とする請求項1に記載の装置。 9.前記上方の境界面(16)は前記ロック部材(60)の突起(61)と協 働するアンダカット(18)を有すること、を特徴とする請求項1乃至8の1に 記載の装置。 10.前記支持体(10)は中心の縦孔(3)を有すること、を特徴とする請 求項1乃至9の1に記載の装置。 11.前記横穴(50,50´)は半径方向の孔(12,13)からなり、該 孔(12,13)は前記支持体(10)の縦軸線に対し直角方向に設けられ、前 記縦孔(3)と連通していること、を特徴とする請求項10に記載の装置。 12.前記ロック部材(60´)は円筒状のボルト(14)からなり、該ボル ト(14)の長さは前記支持体(10)のほぼ半分の直径に対応すること、を特 徴とする請求項11に記載の装置。 13.前記支持体(10)の下端(20)には、前記孔(3)の直径を縮径す る横断面狭幅部(51)が具備されていること、を特徴とする請求項10乃至1 2の1に記載の装置。 14.前記支持体(10)の前記縦孔(3)に挿入可能なロックスリーブ(1 9)が具備されており、該ロックスリーブ(19)は前記横断面狭幅部(51) に支持され、前記半径方向の孔(12)を覆っていること、を特徴とする請求項 13に記載の装置。 15.前記横穴(50)は前記支持体の縦軸線に対し直角方向に設けられた半 径方向の孔(13)からなり、該孔(13)は前記縦孔(3)と連通し、外側に 平頭(27)を有すること、を特徴とする請求項10に記載の装置。 16.前記ロック部材(60)はボルト(24)からなり、該ボルト(24) の、外側に向いた端部は平頭状に拡径していること、を特徴とする請求項15に 記載の装置。 17.前記ロック部材(60,60)の、前記支持体(10)の内部容量に向 いた端部は先が尖っていること、を特徴とする請求項10乃至16の1に記載の 装置。 18.前記ストッパ(70)は、前記栓止め棒(2)の前記上端面(11)か ら上方に延びる前記支持体(10)の雄ねじ(6)に螺着されており、かつ加圧 ディスク(9)によって前記上端面(11)に支持されるナット(7)によって 形成されていること、を特徴とする請求項1乃至17の1に記載の装置。 19.前記挿入スリーブ(29)又は前記支持リング(44)は金属材料から 製造されること、を特徴とする請求項2乃至18の1に記載の装置。 20.前記挿入スリーブ(29)又は前記支持リング(44)は高級鋼から製 造されていること、を特徴とする請求項19に記載の装置。 21.前記ロック部材(60,60´)を移動させるために、前記支持体(1 0)の前記縦孔(3)に挿入可能であり、挿入される先の尖った端部を有する組 立補助棒(36)が具 備され、該組立補助棒(36)は、前記ロック部材(60,60´)の、前記縦 孔に向いた側に作用し、前記ロック部材(60,60´)を前記支持体(10) の横断面部から押し出すことができること、を特徴とする請求項10乃至20の 1に記載の装置。 22.前記栓止め棒(2)を等圧でプレスする際に、前記挿入スリーブ(29 )又は前記支持リング(44)を、前記栓止め棒(2)へ共に押し込むこと、及 び前記栓止め棒(2)を等圧でのプレスの後に前記挿入スリーブ(29)又は前 記支持リング(44)と共に焼成すること、を特徴とする請求項2乃至21の1 に記載の装置を製造する方法。 23.前記支持リング(44)の下方では間隔保持スリーブ(47)を等圧で のプレスの際に前記栓止め棒(2)へ共に押し込め、該間隔保持スリーブ(47 )は圧力安定性の材料、例えばプラスティック等からなり、材料は続いての焼成 の際に蒸発及び/又は燃焼すること、を特徴とする請求項22に記載の方法。 24.前記栓止め棒(2)と共通の等圧のプレスの前に、前記挿入スリーブ( 29)又は前記支持リング(44)に、焼成の際に蒸発する材料を塗布すること 、を特徴とする請求項22又は23に記載の方法。 25.前記支持体(10)に設けられる雄ねじ(6)を切削なしに前記支持体 (10)に形成すること、を特徴とする請求項18乃至21の1に記載の装置を 製造する方法。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 ラミック製の栓止め棒材料の等圧でのプレスの際には共 に押し込まれる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.冶金容器用の耐火材料製の縦方向に延びる栓止め棒(2)を該栓止め棒用 の吊上げ装置と結合するための装置であって、 一端が前記吊上げ装置に把持され、他端が前記栓止め棒(2)の上端面(11 )から該栓止め棒(2)の内側の縦方向リセスに(8)に突入している支持体( 10)と、 該支持体を前記栓止め棒に着脱自在に取着するための手段と を有する装置において、 前記栓止め棒(2)は前記縦方向リセス(8)を側方で拡径する組込み空間( 17)を有し、該組込み空間(17)の上方の境界面(16)は前記栓止め棒( 2)の縦軸線に対し直角に延び、前記組込み空間(17)の、下方へ接続する側 壁は湾曲状又はテーパ状に前記縦方向リセスに(8)へ移行すること、 前記支持体(10)は少なくとも1個の横穴(50,50´)を有し、そこに はロック部材(60,60´)が前記支持体(10)の横断面部に完全に留まる か又は横断面部から突出しており、前記上方の境界面(16)を後方で把持する ように、該ロック部材(60,60´)は前記支持体(10)の縦軸線に対し直 角に移動可能であること、及び 前記支持体(10)には着脱可能なストッパ(70)が具備されており、前記 栓止め棒(2)の前記上端面(11)に支持されていること、を特徴とする装置 。 2.前記栓止め棒(2)は該栓止め棒(2)と堅固に結合された挿入スリーブ (29,29´)を有し、該挿入スリーブ(29,29´)の内部容量は前記組 込み空間(17)を形成し、該組込み空間(17)の上方は前記縦方向リセス( 8)の一部を形成すること、を特徴とする請求項1に記載の装置。 3.前記挿入スリーブ(29,29´)は回転対称の回転体からなること、を 特徴とする請求項2に記載の装置。 4.前記挿入スリーブ(29´)は少なくとも1個の外側の環状溝(41,4 2)を有すること、を特徴とする請求項2又は3に記載の装置。 5.少なくとも1の環状溝(41,42)へ耐熱性のパッキングリング(34 )が挿入されていること、を特徴とする請求項4に記載の装置。 6.前記挿入スリーブ(29,29´)は、該挿入スリーブ(29,29´) の、前記縦方向リセスの一部を形成する領域に、少なくとも1個の内側の環状溝 (33)を有し、そこには耐熱性のパッキングリング(34)があること、を特 徴とする請求項2乃至5の1に記載の装置。 7.前記支持体(10)はその下方領域に少なくとも1の外側の環状溝を有し 、該環状溝は前記栓止め棒の前記縦方向リセスの側壁と協働するパッキングを有 すること、を特徴とする請求項1乃至6の1に記載の装置。 8.前記上方の境界面(16)は、前記栓止め棒(2)の製造の際に該栓止め 棒(2)へ押し込められた支持リング (44)によって形成されていること、を特徴とする請求項1に記載の装置。 9.前記上方の境界面(16)は前記ロック部材(60)の突起(61)と協 働するアンダカット(18)を有すること、を特徴とする請求項1乃至8の1に 記載の装置。 10.前記支持体(10)は中心の縦孔(3)を有すること、を特徴とする請 求項1乃至9の1に記載の装置。 11.前記横穴(50,50´)は半径方向の孔(12,13)からなり、該 孔(12,13)は前記支持体(10)の縦軸線に対し直角方向に設けられ、前 記縦孔(3)と連通していること、を特徴とする請求項10に記載の装置。 12.前記ロック部材(60´)は円筒状のボルト(14)からなり、該ボル ト(14)の長さは前記支持体(10)のほぼ半分の直径に対応すること、を特 徴とする請求項11に記載の装置。 13.前記支持体(10)の下端(20)には、前記孔(3)の直径を縮径す る横断面狭幅部(51)が具備されていること、を特徴とする請求項9乃至12 の1に記載の装置。 14.前記支持体(10)の前記縦孔(3)に挿入可能なロックスリーブ(1 9)が具備されており、該ロックスリーブ(19)は前記横断面狭幅部(51) に支持され、前記半径方向の孔(12)を覆っていること、を特徴とする請求項 13に記載の装置。 15.前記横穴(50)は前記支持体の縦軸線に対し直角 方向に設けられた半径方向の孔(13)からなり、該孔(13)は前記縦孔(3 )と連通し、外側に平頭(27)を有すること、を特徴とする請求項10に記載 の装置。 16.前記ロック部材(60)はボルト(24)からなり、該ボルト(24) の、外側に向いた端部は平頭状に拡径していること、を特徴とする請求項15に 記載の装置。 17.前記ロック部材(60,60´)の、前記支持体(10)の内部容量に 向いた端部は先が尖っていること、を特徴とする請求項10乃至16の1に記載 の装置。 18.前記ストッパ(70)は、前記栓止め棒(2)の前記上端面(11)か ら上方に延びる前記支持体(10)の雄ねじ(6)に螺着されており、かつ加圧 ディスク(9)によって前記上端面(11)に支持されるナット(7)によって 形成されていること、を特徴とする請求項1乃至17の1に記載の装置。 19.前記挿入スリーブ(29)又は前記支持リング(44)は金属材料から 製造されること、を特徴とする請求項1乃至18の1に記載の装置。 20.前記挿入スリーブ(29)又は前記支持リング(44)は高級鋼から製 造されていること、を特徴とする請求項19に記載の装置。 21.前記ロック部材(60,60´)を移動させるために、前記支持体(1 0)の前記縦孔(3)に挿入可能であり、挿入される先の尖った端部を有する組 立補助棒(36)が具備され、該組立補助棒(36)は、前記ロック部材(60 , 60´)の、前記縦孔に向いた側に作用し、前記ロック部材(60,60´)を 前記支持体(10)の横断面部から押し出すことができること、を特徴とする請 求項10乃至20の1に記載の装置。 22.前記栓止め棒(2)を等圧でプレスする際に、前記挿入スリーブ(29 )又は前記支持リング(44)を、前記栓止め棒(2)へ共に押し込むこと、及 び前記栓止め棒(2)を等圧でのプレスの後に前記挿入スリーブ(29)又は前 記支持リング(44)と共に焼成すること、を特徴とする請求項1乃至21の1 に記載の装置を製造する方法。 23.前記支持リング(44)の下方では間隔保持スリーブ(47)を等圧で のプレスの際に前記栓止め棒(2)へ共に押し込め、該間隔保持スリーブ(47 )は圧力安定性の材料、例えばプラスティックからなり、材料は続いての焼成の 際に蒸発及び/又は燃焼すること、を特徴とする請求項22に記載の方法。 24.前記栓止め棒(2)と共通の等圧のプレスの前に、前記挿入スリーブ( 29)又は前記支持リング(44)に、焼成の際に蒸発する材料を塗布すること 、を特徴とする請求項22又は23に記載の方法。 25.前記支持体(10)に設けられる雄ねじ(6)を切削なしに前記支持体 (10)に形成すること、を特徴とする請求項1乃至21の1に記載の装置を製 造する方法。
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