JPH094916A - 空気調和機の室内ユニット - Google Patents

空気調和機の室内ユニット

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JPH094916A
JPH094916A JP7153395A JP15339595A JPH094916A JP H094916 A JPH094916 A JP H094916A JP 7153395 A JP7153395 A JP 7153395A JP 15339595 A JP15339595 A JP 15339595A JP H094916 A JPH094916 A JP H094916A
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louver
unit
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indoor unit
air
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Nobusuke Shirakawa
暢介 白川
Tetsuro Ozawa
哲朗 小澤
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Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ルーバーをユニット化するとともに、通風路か
ら容易に着脱自在な構成にして、メンテナンス作業性の
向上を図るとともに、送風機の耐久性の向上と、快適空
調に寄与する空気調和機の室内ユニットを提供する。 【構成】被空調室空気を吸込んで熱交換させ、熱交換し
た空気を送風する送風機7を備えたユニット本体1と、
上記送風機から吹出される熱交換空気を吹出し案内する
通風路13と、この通風路の端部に開口される熱交換空
気の吹出し口11と、この吹出し口に配置され、ここか
ら吹出される熱交換空気の方向を変更する縦ルーバーユ
ニット15とを具備し、上記縦ルーバーユニットは、通
風路に対して着脱自在に取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機を構成する
室内ユニットに係り、特に、通風路の吹出し口に備えら
れるルーバー構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に用いられる空気調和機は、被空
調室に配置される室内ユニットと、屋外に配置される室
外ユニットからなり、これらユニット相互を冷媒管およ
び電気配線で接続してなる。
【0003】特に室内ユニットは、吸込み口と吹出し口
を備えたユニット本体内に室内熱交換器と送風機とが配
置され、この送風機と上記吹出し口との間に通風路が形
成される。
【0004】そして、室内熱交換器に対する冷凍サイク
ル運転とともに送風機が作動し、吸込み口から被空調室
空気をユニット本体内に吸込んで室内熱交換器に導き、
ここで熱交換したあと、通風路を介して吹出し口から被
空調室へ送風するようになっている。
【0005】このような室内ユニットにおいて、特に上
記吹出し口には、ここから吹出される熱交換空気の風向
を変更するルーバーが備えられる。このルーバーは、普
通、ユニット本体から左右方向の風向を変更する縦ルー
バーと、上下方向の風向を変更する水平ルーバーの組合
わせ体から構成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、吸込み口と
熱交換器との間には、フィルタが着脱自在に取り付けら
れており、ユニット本体内に吸込まれる被空調室空気を
濾過している。ユーザは、適宜フィルタを取り外しし
て、捕捉した塵埃を除去する必要がある。
【0007】そのため、本来は、ユニット本体内部や、
熱交換器および送風機に塵埃が付着することはないが、
上記フィルタの濾過能力の低下があり、あるいは停止期
間中に吸込み口や吹出し口からユニット本体内へ侵入す
る塵埃もあって、長期の使用に亘ると熱交換器や送風機
に塵埃が付着し、滞積し易い。
【0008】したがって、定期的にユニット本体内部の
清掃をなす、メンテナンス作業が必要である。近時の室
内ユニットであれば、吸込み口に対向してグリルを備え
た前面パネルが、ユニット本体に対して取り外し自在も
しくは回動自在に取り付けられて、比較的容易に熱交換
器を露出でき、ここに付着した塵埃の除去が行える。
【0009】ところが、上記送風機は熱交換器の背面側
に配置されるところから、熱交換器を取り外ししない限
り送風機は露出しない。熱交換器を取り外しするには、
ここに接続される冷媒管も取り外ししなければならず、
実質的に不可能である。
【0010】一方、上記送風機は通風路端部に位置して
いるので、吹出し口から手を入れば、通風路を介して送
風機に接触でき、塵埃の除去作業が可能となる。しかし
ながら、吹出し口には水平ルーバーと縦ルーバーが設け
られており、各ルーバー相互に形成される隙間はごくわ
ずかでしかなく、この隙間から送風機の清掃をなすこと
は実質的に不可能である。
【0011】ただし、水平ルーバの場合は、多くても2
枚程度しかなく、かつこの両側端部に突設されるピンが
通風路側面部に設けられる枢支孔部に枢支されていると
ころから、取り外しにそれほど労力を必要としないです
む。
【0012】これに対して縦ルーバーは、水平ルーバー
よりもはるかに多い枚数から構成される上に、それぞれ
の上下端部が通風路上下面部に設けられる枢支孔部に枢
支されているところから、取り外しはほとんど不可能で
ある。
【0013】本発明は、上記事情に着目してなされたも
のであり、その目的とするところは、吹出し口に備えら
れ吹出し方向を変更するルーバーをユニット化するとと
もに通風路から容易に着脱自在な構成にして、メンテナ
ンス作業性の向上を図るとともに、送風機の耐久性の向
上と、快適空調に寄与する空気調和機の室内ユニットを
提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するた
め、本発明の空気調和機の室内ユニットは、請求項1と
して、被空調室空気を吸込んで熱交換させ、熱交換した
空気を送風する送風機を備えたユニット本体と、このユ
ニット本体内の上記送風機から吹出される熱交換空気を
吹出し案内する通風路と、この通風路の端部に形成され
る熱交換空気の吹出し口と、この吹出し口に配置され、
ここから吹出される熱交換空気の方向を変更するルーバ
ーユニットとを具備し、ルーバーユニットは、通風路に
対して着脱自在に取り付けたことを特徴とする。
【0015】請求項2として、請求項1記載の上記ルー
バーユニットは、ルーバーベースと、このルーバーベー
スに所定間隔を存して回動自在に枢支され風の左右方向
を変更する複数の縦ルーバーと、これら縦ルーバーと、
それぞれヒンジを介して連結され、各縦ルーバを一斉に
同一方向に回動変位する風向設定部とを備え、ルーバー
ベースは、通風路に対して着脱自在に取り付けられるこ
とを特徴とする。
【0016】請求項3として、請求項2記載の上記ルー
バーベースは、縦ルーバーの最大回動角度を規制する角
度規制用突起が一体に突設されることを特徴とする。請
求項4として、請求項2記載の上記ルーバーベースは、
通風路に形成される掛合部に掛止する爪部と、通風路に
形成される突起部に掛合する孔部とを備え、通風路と面
一状態に取り付けられることを特徴とする。
【0017】請求項5として、請求項4記載の上記通風
路に設けられる突起部の突出長さは、ルーバーベースの
板厚寸法と同一であることを特徴とする。請求項6とし
て、請求項1記載の上記ルーバーユニットを取り外しし
た状態で、上記送風機を停止する制御装置を備えたこと
を特徴とする。
【0018】請求項7として、請求項4および請求項5
記載の上記ルーバーベースの取り外しのため、通風路の
突起部を押し込んだ状態で、上記送風機への通電を遮断
する制御装置を備えたことを特徴とする。
【0019】
【作用】請求項1の発明では、ルーバーユニットを吹出
し口から容易に着脱でき、かつこれを取り外しすれば吹
出し口から手を入れて送風機に付着した塵埃を除去する
作業ができる。
【0020】請求項2の発明では、複数の縦ルーバーを
一度に取り外し、取り付けでき、着脱作業が容易とな
る。請求項3の発明では、縦ルーバーの最大回動角度を
規制する角度規制用突起をルーバーベースに一体に設け
たので、通風路に設けることよりも製作が容易となる。
【0021】請求項4の発明では、通風路の掛合部にル
ーバーベースの爪部を掛止し、通風路の突起部にルーバ
ーベースの孔部を掛合するので、ルーバーベースの着脱
が容易である。
【0022】請求項5の発明では、通風路の突起部は通
風路と面一状態になって、あえてさわってみなければ存
在がわからない。換言すれば、容易に取り外しができる
反面、間違えて外すことがない。
【0023】請求項6の発明では、運転中にルーバーユ
ニットを外すようなことがあっても、送風機の運転がた
だちに停止して、危険が防止される。請求項7の発明で
は、ルーバーユニットを取り外しすべく、通風路の突起
部を押した状態で送風機の運転が停止し、安全性が確保
される。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。図1に、空気調和機の室内ユニットを示す。
ユニット本体1は、前面パネル2と後板3とから構成さ
れるとともに、前面パネル2の前面には吸込みグリル4
aが着脱自在に配設される。そして、吸込みグリル4a
には前部吸込み口5aが開口され、前面パネル2の上面
側にはグリル4bが形成された上部吸込み口5bが開口
される。
【0025】ユニット本体1内には、前部,上部吸込み
口5a,5bと対向して室内熱交換器6が配置される。
この室内熱交換器6に覆われるようにして、室内送風機
7が配置される。
【0026】上記熱交換器6は、逆V字状に形成される
主熱交換器6Aと、直状で主熱交換器一部に沿って設け
られる補助熱交換器6Bとの組合わせ体からなる。そし
て、主熱交換器6Aの円弧状部が前面側に位置するとこ
ろから、この部分を前側熱交換器8aと呼び、後部に位
置する直状部を後側熱交換器8bと呼ぶ。
【0027】円弧状に形成される前側熱交換器8aは、
前部吸込口5aに対向する位置にある。前部から後部に
亘って斜め下方に傾斜する後側熱交換器8bは、補助熱
交換器6Bを介して上部吸込み口5bに対向する位置に
ある。
【0028】上記室内送風機7は、図示しないファンモ
ータと、このファンモータの回転軸に嵌着される横流フ
ァンとから構成される。ファンモータと横流ファンは、
互いにほとんど同一の直径の円形状をなす。
【0029】上記前部熱交換器8a下端部は前部ドレン
パン9に、後部熱交換器8b下端部は後板3に一体成形
された後部ドレンパン10に挿入される。これら前,後
部ドレンパン9,10は、図示しない連通路を介して連
通する。
【0030】前部ドレンパン9の下方には、ユニット本
体1の前面側下部に開口する吹出し口11が設けられ
る。この吹出し口11には、後述する風向変更装置Rが
設けられている。
【0031】上記後板3の上端部は上部吸込み口5bの
背面側端部に連結され、ここから後部ドレンパン10と
室内送風機7側部を介して、上記吹出し口11に亘るよ
うに延設される。
【0032】そして、上記室内送風機7の側部から吹出
し口11に亘る後板3一部と、前部ドレンパン9に一体
のノーズ12および前部ドレンパン9下面部とで通風路
13が形成される。
【0033】図2にも示すように、上記風向変更装置R
は、一対の水平ルーバー14,14および、ここでは2
組の縦ルーバユニット15,15との組合わせからな
る。上記水平ルーバー14は、吹出し口11の左右幅方
向に沿って、互いに平行に並べられ、その両側端部は通
風路13側面部に回動自在に枢支される。したがって、
水平ルーバー14の回動位置を設定することにより、吹
出し口11から吹出される風の上下方向の風向を変更で
きる。
【0034】これに対して上記縦ルーバーユニット15
は、吹出し口11の上下方向に亘り、かつこの左右幅方
向に所定間隔を存して複数枚の縦ルーバー17…を備え
ている。各ユニット15ごとの縦ルーバー17…は、後
述するように一斉に回動変位させられるようになってい
て、吹出し口11から吹出される風の左右方向の風向を
変更できる。
【0035】上記水平ルーバー14は、その両側端部が
通風路13に対して着脱自在である。そして、この発明
においては、縦ルーバーユニット15も通風路13に対
して容易に着脱自在な構成とした。
【0036】後述するように、水平ルーバ14と縦ルー
バーユニット15を取り外した状態で、吹出し口11か
ら送風機7を構成する横流ファンが露出する。このこと
から、吹出し口11から手を差し込んで、送風機7のメ
ンテナンス作業が行える。
【0037】図3および図4に、縦ルーバーユニット1
5の詳細を示す。この縦ルーバーユニット15は、通風
路13の上面壁に直接、着脱自在に取り付けられるルー
バーベース16と、このルーバーベース16に所定間隔
を存して回動自在に枢支され、風の左右方向を変更する
複数の縦ルーバー17…と、これら縦ルーバー17を、
それぞれヒンジ18を介して一体に連結し、各縦ルーバ
17を一斉に同一方向に回動変位する風向設定部19と
を備えている。
【0038】なお説明すれば、ルーバーベース16は、
左右方向に細長い矩形状の平板からなる。この上面側に
等間隔を存して複数のボス部16aが一体に突設され、
これらボス部に、上記縦ルーバ17の基端部に突設され
るピン部17c(ボス部16aとピン部17は、図1に
のみ示す)が遊挿され、縦ルーバー17がルーバーベー
ス16に回動自在に枢支される。
【0039】ルーバーベース16の長手方向に沿う一側
縁に、所定間隔を存して複数(ここでは4つ)の爪部2
0…が設けられる。これら爪部20は、山形状の受け部
20aおよび、一端部が受け部に一体に連結され、残り
部分が受け部端縁と平行な掛止爪20bとからなる。そ
して、爪部20下面がルーバーベース16上面と面一に
なるよう突設される。
【0040】ルーバーベース16の他側縁で、上記爪部
20とそれぞれが対向する位置に補助爪21…が一体に
突設される。これらの補助爪21も、その下面がルーバ
ーベース16の上面と面一になるよう形成される。
【0041】さらにルーバーベース16には、他側縁近
傍で、かつほぼ中央部に、横方向にに長い長孔からなる
孔部22が設けられている。また、左右両側部の縦ルー
バー17枢支部に、角度規制用突起23,23が一体に
設けられる。
【0042】図6に示すように、左右両側の縦ルーバー
17は、ルーバーベース16表面に摺接する基端部17
aが、小半径の半分円と、大半径の半分円に形成され、
これらの境界は段部となっている。
【0043】一方、ルーバーベース16の表面に一体に
設けられる上記角度規制用突起23は、円弧状に形成さ
れる。その内径側の曲率半径は、縦ルーバー基端部17
aの小半径と同一であり、外径側の曲率半径は大半径と
同一である。
【0044】そして、同図(B)に示すように、縦ルー
バー17がルーバーベース16の長手方向に対して直交
する方向にあるとき、角度規制用突起23の両側端は基
端部17aの両段部と均等な間隔を存するように設定さ
れる。
【0045】再び図3および図4に示すように、上記縦
ルーバー17には、ルーバーベース16の面方向と平行
な連結杆部17bが一体に設けられる。この連結杆部1
7bは、いわゆるP−Pヒンジとよばれる上記ヒンジ1
8を介して上記風向設定部19に一体に連結される。
【0046】したがって、ルーバーベース16は、全て
の縦ルーバー17(連結杆部17aを含む)および風向
案内部19とで、平行リンク機構と同一の構成となる。
風向設定部19のほぼ中央部には摘み部19aが一体に
設けられていて、この摘み部19aをもって風向案内部
19を長手方向に沿って移動操作することにより、縦ル
ーバー17…は同一方向に一斉に回動して、同一角度に
設定できるようになっている。
【0047】このようなルーバーユニット15を取り付
ける通風路13の壁面には、上記ルーバーベース16よ
りも補助爪21の長さ分(L)大きな形状面積と同一の
形状面積の凹陥部24が形成されている。上記凹陥部2
4の凹陥深さ寸法は、ルーバーベース16の板厚寸法と
一致する。
【0048】凹陥部24には、この長手方向に沿い所定
間隔を存して複数(ここでは4箇所)の掛止用窓部25
が開口される。これら掛止用窓部25は、幅寸法が長い
部分と、短い部分とが連設され、段付き矩形状をなす。
【0049】凹陥部24の長手方向中央部には、突起部
26が一体に設けられる。この突起部26は、突出高さ
寸法がルーバーベース16の板厚と同一に設定され、か
つルーバーベースに設けられる孔部22に挿入可能な面
積形状をなす。
【0050】そして、突起部26の両側部に一対のスリ
ット27,27が設けられていて、突起部26を押し上
げ付勢することにより、突起部26とともにスリット2
7,27相互間部位が容易に弾性変形するようになって
いる。
【0051】また、上記した掛止用窓部25相互間およ
び掛止用窓部25と突起部26との間には、矩形状もし
くは丸状の抜け孔部28…が設けられていて、ここには
ルーバーベース16を凹陥部24に取り付けた状態で、
掛止用窓部25に対向しない位置の縦ルーバー17を枢
支するボス部16aが位置するようになっている。
【0052】特に図5に示すように、上記突起部26の
裏面側に相当する位置に、マイクロスイッチである検知
スイッチ29が設けられている。この検知スイッチ29
は、上記送風機7を構成するファンモータ7Mの運転を
制御する制御回路30に電気的に接続されている。
【0053】検知スイッチ29がオフの状態で送風機フ
ァンモータ7Mの運転−停止になんらの関係もないが、
オンの状態では送風機が運転中であってもファンモータ
7Mへの通電を遮断する信号を出すように設定されてい
る。
【0054】しかして、冷凍サイクル運転にともなって
室内送風機7が駆動され、前,上部吸込み口5a,5b
から被空調室空気がユニット本体1内に吸込まれる。そ
して、前側熱交換器5aを流通して熱交換をなすととも
に、補助熱交換器6Bおよび後側熱交換器5bを流通し
て熱交換をなす。
【0055】これら熱交換器5a,5b,6Bと熱交換
した空気は、送風機7から通風路13へ案内され、さら
に風向変更装置Rで風向を設定された上、吹出し口11
から吹出されて被空調室の空気調和をなす。
【0056】風向変更装置Rを調整することにより、吹
出し口11から吹出される熱交換空気の吹出し方向を変
更することが可能である。すなわち、吹出し口11から
の吹出し方向を上下方向に調整する場合は、水平ルーバ
ー14,14をそれぞれ回動変位する。左右方向に調整
する場合は、縦ルーバーユニット15の摘み部19aを
スライド変位することにより、縦ルーバー17…が一斉
に同一方向に回動変位する。
【0057】図6に示すように、縦ルーバー17の最大
角度が規制される。同図(A)に示すように、風向設定
部19を図において左方向へ移動操作していくと縦ルー
バー17が時計回り方向に回動変位して、同方向に風向
を設定することができる。
【0058】さらに風向設定部19を同方向に移動して
いくと、ついには縦ルーバー17の基端部17aに形成
される一方の段部が角度規制用突起23の一方に側端部
に当接して、それ以上の回動が規制される。すなわち、
縦ルーバー17の最大風向変更角度となる。
【0059】同図(A)の状態から、風向設定部19を
図において右方向に移動操作すると縦ルーバー17が時
計回り方向に回動し、同図(B)に示すように、縦ルー
バー17の風向変更角度がゼロとなる。
【0060】さらに同方向への移動をなせば、ついには
同図(C)に示すように、縦ルーバー基端部17aの他
方の段部が角度規制用突起23の他方の側端部に当接し
て、それ以上の回動が規制され、縦ルーバー17の最大
風向変更角度となる。
【0061】このような角度規制突起23をルーバーベ
ース16に一体に突設したから、通風路13に同突起を
設けるものと比較して、金型構成が簡素ですみ、容易に
形成できる。
【0062】長期に使用に亘ると、特に送風機17を構
成する横流ファンに塵埃が付着する。そのまま放置して
いると、その塵埃が熱交換空気に混合して吹出される恐
れがあるので、必要に応じて塵埃を除去しなけばならな
い。
【0063】このときは、水平ルーバー14を取り外す
とともに、縦ルーバーユニット15を取り外す。縦ルー
バーユニット15の取り外しにあたっては、ルーバーベ
ース16の孔部22に挿入される突起部26を押し上げ
て、突起部26を孔部22から開放するとともに、ルー
バーベース16を爪部20に方向へスライドさせて、爪
部20の掛止爪20bを弾性変形させ、ルーバーベース
補助爪21を掛止用窓部25の掛合から外して、ルーバ
ーベース16を斜め状態とする。
【0064】さらに、通風路凹陥部24の掛止用窓部2
5からルーバーベース爪部20の掛合を外せば、縦ルー
バーユニット15の取り外しがなされる。すなわち、縦
ルーバーユニット15は通風路13から容易に取り外し
可能である。この状態で吹出し口11から送風機7の横
流ファンが露出するので、塵埃の除去作業が容易に行え
る。
【0065】なお、縦ルーバーユニット15の取り外し
にあたって、突起部26を押し上げた状態で、この裏面
側に配置されている検知スイッチ29に接触してオンと
なす。検知スイッチ29から制御回路30を介して送風
機7に停止信号が送られ、通電が遮断される。
【0066】したがって、たとえ空調運転中にメンテナ
ンス作業が行われ、縦ルーバーユニット15を取り外し
するようなことがあっても、自動的に送風機7の運転が
中止するから、安全性が確保される。
【0067】必要なメンテナンス作業終了後は、再び縦
ルーバーユニット15を通風路凹陥部24に取り付け
る。取り外し作業とは逆に、ルーバーベース爪部20を
凹陥部掛止用窓部25辺部に掛止し、ルーバーベース1
6を凹陥部24に嵌め込んで、ルーバーベース補助爪2
1を掛止用窓部25辺部に掛合すればよい。
【0068】このようにすれば、爪部20の掛止爪20
bの弾性により、ルーバーベース16が突起部26の方
向に押され、必然的に孔部22は突起部26に掛合さ
れ、縦ルーバーユニット15の取り外し作業と同様、こ
の取り付け作業も容易に行えることとなる。
【0069】なお、突起部26の突出高さ寸法をルーバ
ーベース16の板厚寸法と同一に設定したので、突起部
26先端面とルーバーベース16板面とが面一になる。
このことから、あえて接触しなければ突起部26の存在
が確認できない。すなわち、縦ルーバーユニット15の
取り外しのために意図して突起部26に接触しない限
り、間違えて突起部26に接触することを防止する。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明で
は、通風路端部に吹出し口を設け、この吹出し口に熱交
換空気の風向方向を変更するルーバーユニットを配置
し、このルーバーユニットを通風路に対して着脱自在に
取り付けたから、ルーバーユニットを吹出し口から容易
に着脱でき、かつルーバーユニットを取り外せば吹出し
口から手を入れて送風機に付着した塵埃を除去する作業
ができ、メンテナンス作業性の向上を図れる効果を奏す
る。
【0071】請求項2の発明では、ルーバーユニット
は、ルーバーベースと、複数の縦ルーバーと、ヒンジを
介して連結される風向設定部とを備え、上記ルーバーベ
ースをユニット本体に対して着脱自在に取り付けるよう
にしたから、複数の縦ルーバーを一度に取り外し、取り
付けが容易にでき、これらの作業性が向上する。
【0072】請求項3の発明では、ルーバーベースに、
縦ルーバーの最大回動角度を規制する角度規制用突起を
一体に突設したから、角度規制用突起を通風路に設ける
ことよりも容易に製作できる。
【0073】請求項4の発明では、ルーバーベースを、
通風路に形成される掛合部に掛止する爪部と、通風路に
形成される突起部に掛合する孔部とを備え、通風路と面
一状態に取り付けるようにしたから、ルーバーベースの
取り付けが容易であり、また取り外しも容易にできる。
【0074】請求項5の発明では、通風路に設けられる
突起部の突出長さを、ルーバーベースの板厚寸法と同一
としたから、通風路の突起部は通風路と面一状態になっ
て、あえて接触しなければ存在がわからない。換言すれ
ば、容易に取り外しができる反面、間違えて外すことを
防止する。
【0075】請求項6の発明では、ルーバーユニットを
取り外しした状態で、送風機を停止する制御装置を備え
たから、運転中にルーバーユニットを外すようなことが
あっても、送風機の運転がただちに停止して、危険が防
止される。
【0076】請求項7の発明では、ルーバーベースの取
り外しのため、通風路の突起部を押し込んだ状態で、送
風機への通電を遮断する制御装置を備えたから、安全性
を確保する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例を示す、空気調和機室内
ユニットの縦断面図。
【図2】同実施例の、室内ユニットと、水平ルーバーお
よび縦ルーバーユニットの分解した斜視図。
【図3】同実施例の、ユニット本体に対する縦ルーバー
ユニットの分解した斜視図。
【図4】同実施例の、ユニット本体に縦ルーバーユニッ
トを取り付けた状態の斜視図。
【図5】同実施例の、制御装置の構成図。
【図6】(A)ないし(C)は、同実施例の、角度規制
用突起に対する縦ルーバーの互いに異なる風向状態を説
明する図。
【符号の説明】
7…送風機、1…ユニット本体、13…通風路、7…吹
出し口、15…縦ルーバーユニット、16…ルーバーベ
ース、17…縦ルーバー、19…風向設定部、23…角
度規制用突起、25…掛止用窓部、20…爪部、26…
突起部、22…孔部、29…検知スイッチ、30…制御
回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被空調室空気を吸込んで熱交換させ、熱交
    換した空気を送風する送風機を備えたユニット本体と、 このユニット本体内の上記送風機から吹出される熱交換
    空気を吹出し案内する通風路と、 この通風路の端部に開口する熱交換空気の吹出し口と、 この吹出し口に配置され、ここから吹出される熱交換空
    気の方向を変更するルーバーユニットとを具備し、 上記ルーバーユニットは、通風路に対して着脱自在に取
    り付けたことを特徴とする空気調和機の室内ユニット。
  2. 【請求項2】上記ルーバーユニットは、 ルーバーベースと、 このルーバーベースに所定間隔を存して回動自在に枢支
    され、風の左右方向を変更する複数の縦ルーバーと、 これら縦ルーバーとそれぞれヒンジを介して連結され、
    各縦ルーバを一斉に同一方向に回動変位する風向設定部
    とを備え、 上記ルーバーベースは、上記通風路に対して着脱自在に
    取り付けられることを特徴とする請求項1記載の空気調
    和機の室内ユニット。
  3. 【請求項3】上記ルーバーベースは、上記縦ルーバーの
    最大回動角度を規制する角度規制用突起が一体に突設さ
    れることを特徴とする請求項2記載の空気調和機の室内
    ユニット。
  4. 【請求項4】上記ルーバーベースは、上記通風路に形成
    される掛合部に掛止する爪部と、通風路に形成される突
    起部に掛合する孔部とを備え、通風路と面一状態に取り
    付けられることを特徴とする請求項2記載の空気調和機
    の室内ユニット。
  5. 【請求項5】上記通風路に設けられる上記突起部の突出
    長さは、ルーバーベースの板厚寸法と同一であることを
    特徴とする請求項4記載の空気調和機の室内ユニット。
  6. 【請求項6】上記ルーバーユニットを取り外しした状態
    で、上記送風機を停止する制御装置を備えたことを特徴
    とする請求項1記載の空気調和機の室内ユニット。
  7. 【請求項7】上記ルーバーベースの取り外しのため、通
    風路の突起部が押し込まれた状態で、上記送風機への通
    電を遮断する制御装置を備えたことを特徴とする請求項
    4および請求項5記載の空気調和機の室内ユニット。
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