JPH0946119A - レドーム - Google Patents

レドーム

Info

Publication number
JPH0946119A
JPH0946119A JP19037295A JP19037295A JPH0946119A JP H0946119 A JPH0946119 A JP H0946119A JP 19037295 A JP19037295 A JP 19037295A JP 19037295 A JP19037295 A JP 19037295A JP H0946119 A JPH0946119 A JP H0946119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radome
core material
antenna
skin
inner skin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19037295A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kitamura
猛志 北村
Hiroyuki Uematsu
弘行 植松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP19037295A priority Critical patent/JPH0946119A/ja
Publication of JPH0946119A publication Critical patent/JPH0946119A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レドームの耐電力性能を向上させること。 【解決手段】 アンテナ1の外周に設けられ、アウター
スキン4とインナースキン3によりコア材料5を挟持し
てなるものにおいて、コア材料5のアンテナの送信電力
が集中する先端部を熱伝導性が良好なコア材料6で構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、送信アンテナを
風雨等から保護するレドームに係り、特に耐電力性能を
向上させたレドームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、例えば「解説アンテナの基礎
(東京電機大学出版局)217頁」に示された従来のレ
ドームを示す断面図である。図において、1は送信用ア
ンテナ、2はこの送信用アンテナ1を風雨等から保護す
るために送信アンテナ1の外側に設けたレドームであ
る。
【0003】次に動作について説明する。送信アンテナ
1から送信された電波は、送信アンテナ1の外側に設け
られたレドーム2を透過し空間へ放射されるが、電波が
レドーム2を透過する際にレドーム2の誘電体材料に固
有の誘電正接(tanδ)に比例した電力透過損失がレ
ドーム2内に発生し、レドーム2を発熱させる。
【0004】レドーム2は送信アンテナ1を風雨等から
保護するものであるため、それに耐えるだけの十分な機
械的強度が必要となる。機械的強度を増すために、例え
ばレドーム2の肉厚を厚くすると電気的にはレドーム2
での電力損失が大きくなって発熱するため送信電力が制
限される。このように、十分な機械的強度を有し、かつ
耐熱性の高いレドーム2が必要とされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のレドームは以上
のように構成されているので、一般的に誘電体を材料と
することが多いレドームにおいては、材料固有の耐熱性
能に限界があるため、送信する電波の最大送信電力を制
限しなければ必要十分な放射電力にレドームが耐え切れ
ず変形したり、変色するなどの問題点があった。この現
象は、外側は自然対流、風等により冷却され易い為、熱
の逃げにくいレドーム内側で顕著に見られる。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、送信する電波の最大送信電力の
制限を緩和できるレドーム、すなわち、耐電力性能を向
上させたレドームを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のレドームは、
アンテナの外周に設けられ、アウタースキンとインナー
スキンによりコア材料を挟持してなるものにおいて、コ
ア材料のアンテナの送信電力が集中する先端部を熱伝導
性が良好なコア材料で構成したことを特徴とする。
【0008】請求項2のレドームは、アンテナの外周に
設けられ、アウタースキンとインナースキンによりコア
材料を挟持してなるものにおいて、コア材料のアンテナ
の送信電力が集中する先端部を電波の透過損失が少ない
材料で構成したことを特徴とする。
【0009】請求項3のレドームは、アンテナの外周に
設けられ、アウタースキンとインナースキンによりコア
材料を挟持してなるものにおいて、インナースキンのア
ンテナの送信電力が集中する先端部に、送信電波の電界
の向き(偏波)と直交する方向に金属ワイヤーを設けた
ことを特徴とする。
【0010】請求項4のレドームは、アンテナの外周に
設けられ、アウタースキンとインナースキンによりコア
材料を挟持してなるものにおいて、アンテナの送信電力
が集中する先端部のインナースキン及びコア材料を切り
取った構成にしたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図につ
いて説明する。図1において、1は送信アンテナ、3は
レドーム2の内側スキン材料(インナースキン)、4は
レドーム2の外側スキン材料(アウタースキン)、5は
それらを固定し、レドーム2全体の強度を得る為のコア
材料(通常、紙を使用したハニカム材、発泡剤等が使用
される)、6はレドーム2の中央部に設けられ、熱伝導
の良いコア材料である。熱伝導性の良いコア材料として
は、例えば、フルオロカーボン社のフルオロロイHが使
用される。
【0012】次に動作について説明する。送信アンテナ
1より送信された電波はレドーム2の内側スキン材料
3、コア材料5、熱伝導の良いコア材料6、及びレドー
ム2の外側スキン材料4を通過し、空間へ送出される。
その時、各々のレドーム材料に固有の誘電正接(tan
δ)に比例した電力透過損失が発生し、各レドーム材料
を発熱させる。通常、レドーム2のスキン材料3,4は
誘電正接の大きな物質、コア材料5は誘電正接の小さな
物質が使用されることが多い(電気性能と強度の両立を
得る為に誘電正接の大きいスキン材料を薄くし、強度を
上げるためにハニカム材料とのサンドイッチ構造とす
る)。また、送信アンテナ1からの送信電力が最も集中
するのはアンテナ正面(レドーム先端)部である。すな
わち、レドーム2内側のスキン材料3、及びレドーム2
外側のスキン材料4のレドーム先端部が最も大きく発熱
する。
【0013】レドーム2内側スキン材料3の先端部で発
生した熱は、熱伝導の良いコア材料6により、発熱面積
を拡大しながら、レドーム2外側のスキン材料4に伝え
られ、レドーム2外側のスキン材料4で発生した熱と一
緒に、自然対流、風等により冷却される。
【0014】この実施の形態によれば、最も電力が集中
し、最も発熱するレドーム2先端付近のコア材料に熱伝
導の良い材料6を使用することにより、レドーム2内側
に発生した熱を周りのレドームや空間に効率良く放熱さ
せ、レドーム全体としての耐熱(耐電力)性能を向上さ
せることができる。
【0015】実施の形態2.上記実施の形態では、最も
電力が集中し、最も発熱するレドーム2先端付近のコア
材料に熱伝導の良い材料を使用することによりレドーム
2の耐電力性能を向上させたが、熱伝導の良い材料の代
りに、透過損失の少ないコア材料(ハニカム材)を使用
することによりレドーム2先端付近の発熱量を小さくし
ても、レドーム全体としての耐電力性能を向上させるこ
とができる。
【0016】実施の形態3.以下、この発明の実施の形
態3を図について説明する。図2において、符号1〜5
は図1と同一のものである。7はレドーム2の中央部内
側のスキン材料3に送信電波の電界の向き(偏波)と直
交する方向に格子状に配置された熱伝導性が優れた銅等
の金属ワイヤーである。
【0017】金属ワイヤー7により発熱面積を拡大さ
せ、レドーム2の内側のスキン材料3の先端部分に発生
した熱を金属ワイヤー7で先端部以外の箇所に伝導して
逃す。
【0018】この実施の形態によれば、レドーム2の内
側のスキン材料3の先端部分に発生した熱を、金属ワイ
ヤー7で他の部分に逃すして効率良く放熱させるので、
レドーム全体としての耐電圧性能を向上させることがで
きる。
【0019】実施の形態4.以下、この発明の実施の形
態4を図について説明する。図3に示すように、送信電
力が集中するレドーム2の内側のスキン材料3とコア材
料5の先端部分を切り取り、レドーム2の外側のスキン
材料4のみにする。
【0020】送信電力が集中して、発熱し易く冷却しに
くい部分を切り取ることにより、発生する熱を減少さ
せ、レドーム全体としての耐電力性能を向上させること
ができる。
【0021】
【発明の効果】請求項1のレドームは、アンテナの外周
に設けられ、アウタースキンとインナースキンによりコ
ア材料を挟持してなるものにおいて、コア材料のアンテ
ナの送信電力が集中する先端部を熱伝導性が良好なコア
材料で構成したので、レドームの耐電力性能を向上させ
る効果を奏する。
【0022】請求項2のレドームは、アンテナの外周に
設けられ、アウタースキンとインナースキンによりコア
材料を挟持してなるものにおいて、コア材料のアンテナ
の送信電力が集中する先端部を電波の透過損失が少ない
材料で構成したので、レドームの耐電力性能を向上させ
る効果を奏する。
【0023】請求項3のレドームは、アンテナの外周に
設けられ、アウタースキンとインナースキンによりコア
材料を挟持してなるものにおいて、インナースキンのア
ンテナの送信電力が集中する先端部に、送信電波の電界
の向き(偏波)と直交する方向に金属ワイヤーを設けた
ので、レドームの耐電力性能を向上させる効果を奏す
る。
【0024】請求項4のレドームは、アンテナの外周に
設けられ、アウタースキンとインナースキンによりコア
材料を挟持してなるものにおいて、アンテナの送信電力
が集中する先端部のインナースキン及びコア材料を切り
取った構成にしたので、レドームの耐電力性能を向上さ
せる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるレドームの断
面図である。
【図2】 この発明の実施の形態3によるレドームの断
面図である。
【図3】 この発明の実施の形態4によるレドームの断
面図である。
【図4】 従来のレドームの断面図である。
【符号の説明】
1 アンテナ、2 レドーム、3 内側スキン材料(イ
ンナースキン)、4外側スキン材料(アウタースキ
ン)、5 コア材料、6 熱伝導性の良いコア材料、7
金属ワイヤー。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナの外周に設けられ、アウタース
    キンとインナースキンによりコア材料を挟持してなるレ
    ドームにおいて、前記コア材料の前記アンテナの送信電
    力が集中する先端部を熱伝導性が良好なコア材料で構成
    したことを特徴とするレドーム。
  2. 【請求項2】 アンテナの外周に設けられ、アウタース
    キンとインナースキンによりコア材料を挟持してなるレ
    ドームにおいて、前記コア材料の前記アンテナの送信電
    力が集中する先端部を電波の透過損失が少ない材料で構
    成したことを特徴とするレドーム。
  3. 【請求項3】 アンテナの外周に設けられ、アウタース
    キンとインナースキンによりコア材料を挟持してなるレ
    ドームにおいて、前記インナースキンの前記アンテナの
    送信電力が集中する先端部に、送信電波の電界の向き
    (偏波)と直交する方向に金属ワイヤーを設けたことを
    特徴とするレドーム。
  4. 【請求項4】 アンテナの外周に設けられ、アウタース
    キンとインナースキンによりコア材料を挟持してなるレ
    ドームにおいて、前記アンテナの送信電力が集中する先
    端部の前記インナースキン及びコア材料を切り取った構
    成にしたことを特徴とするレドーム。
JP19037295A 1995-07-26 1995-07-26 レドーム Pending JPH0946119A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19037295A JPH0946119A (ja) 1995-07-26 1995-07-26 レドーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19037295A JPH0946119A (ja) 1995-07-26 1995-07-26 レドーム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0946119A true JPH0946119A (ja) 1997-02-14

Family

ID=16257087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19037295A Pending JPH0946119A (ja) 1995-07-26 1995-07-26 レドーム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0946119A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011135223A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Kawasaki Heavy Ind Ltd 飛行体用レドーム
EP2387108A1 (en) 2010-04-09 2011-11-16 Furuno Electric Company Limited Radome, antenna device and radar apparatus
WO2013003453A2 (en) * 2011-06-27 2013-01-03 Triton Systems, Inc. Insert for radomes and methods of manufacturing insert for radomes
CN106654568A (zh) * 2017-02-17 2017-05-10 京信通信***(中国)有限公司 一种天线罩以及天线

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011135223A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Kawasaki Heavy Ind Ltd 飛行体用レドーム
EP2387108A1 (en) 2010-04-09 2011-11-16 Furuno Electric Company Limited Radome, antenna device and radar apparatus
US8633865B2 (en) 2010-04-09 2014-01-21 Furuno Electric Company Limited Radome, antenna device and radar apparatus
WO2013003453A2 (en) * 2011-06-27 2013-01-03 Triton Systems, Inc. Insert for radomes and methods of manufacturing insert for radomes
WO2013003453A3 (en) * 2011-06-27 2013-03-14 Triton Systems, Inc. Insert for radomes and methods of manufacturing insert for radomes
CN106654568A (zh) * 2017-02-17 2017-05-10 京信通信***(中国)有限公司 一种天线罩以及天线
WO2018149220A1 (zh) * 2017-02-17 2018-08-23 京信通信***(中国)有限公司 一种天线罩以及天线

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3708544B2 (ja) 伝送線路網
WO2011004649A1 (ja) アンテナ装置
US20230176633A1 (en) Electronic device
JP2007067900A (ja) 広帯域アンテナ
Lee et al. Gain enhancement of microstrip antennas with overlaying parasitic directors
JPH0946119A (ja) レドーム
JP2003032007A (ja) 同軸給電管
JP2006140789A (ja) 無視認アンテナ
WO2005093906A1 (en) System for selectively blocking electromagnetic energy
CN210093208U (zh) 无线设备
JP6279189B2 (ja) 終端器及び高周波回路
GB2034153A (en) A voice coil assembly for a speaker
JP2000175295A (ja) スピ―カ―装置
JPH09129041A (ja) 同軸ケーブル
JP2643673B2 (ja) 大電力マイクロストリップ電力合成器
JP4061258B2 (ja) 携帯用無線端末
KR19990084408A (ko) 공기층이 포함된 다층 유전체를 이용한 평면 안테나
JP2003309419A (ja) グランドプレーンアンテナ
JPH07135401A (ja) 導波管スイッチ
JPS5915511Y2 (ja) レ−ザ放電管
JPH08124756A (ja) 放熱層を有する乾式変圧器
JP2009253253A (ja) 冷却フィン
EP0917238A1 (en) Dielectric resonator, dielectric filter using the dielectric resonator and dielectric duplexer
KR200288331Y1 (ko) 휴대용 무선통신기기의 헬리컬 안테나
JP2005244910A (ja) スペーサ